JPH0468519A - 荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム露光方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム露光方法

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JPH0468519A
JPH0468519A JP2181894A JP18189490A JPH0468519A JP H0468519 A JPH0468519 A JP H0468519A JP 2181894 A JP2181894 A JP 2181894A JP 18189490 A JP18189490 A JP 18189490A JP H0468519 A JPH0468519 A JP H0468519A
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charged particle
block
patterns
particle beam
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Yasushi Takahashi
靖 高橋
Juichi Sakamoto
坂本 樹一
Yoshihisa Daikyo
義久 大饗
Hiroshi Yasuda
洋 安田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [目 次] 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第10図) 発明が解決しようとする課題(第11図〜第16図)課
題を解決するための手段(第1図〜第3図)作用 実施例 (i)第1の実施例の説明(第4図〜第7図)(11)
第2の実施例の説明(第8図)(iii)第3の実施例
の説明(第9図)発明の効果 [概 要] 荷電粒子ビーム露光装置、特に複数のブロックパターン
が設けられたビーム通過部に矩形電子ビーム等を照射し
、半導体集積回路装置(以下LSIという)の屈曲配線
パターンを露光する装置に関し、 該LSIの屈曲配線パターン等を多種類の屈曲ブロック
パターンに依存して露光処理することなく、該ブロック
パターンの形状を工夫し、最少限のブロックパターンを
用いて、効率良く該配線パターンの露光処理をすること
を目的とし、その装置は、少なくとも、被露光対象に矩
形荷電粒子ビームを出射する荷電粒子発生手段と、前記
矩形荷電粒子ビームを偏向する偏向手段と、前記矩形荷
電粒子ビームを整形する複数のブロックパターンから成
るビーム整形手段と、前記ブロックパターンのビーム通
過部の一部を遮断するビーム遮断手段と、前記荷電粒子
発生手段、偏向手段ビーム整形手段及びビーム遮断手段
の入出力を制御する制御手段とを具備し、前記ブロック
パターン又は前記遮断されたビーム通過部以外のプロ。
クパターンを前記被露光対象にパターン露光することを
含み構成し、 前記装置において、前記ブロックパターンの一つが複数
のビーム通過部から成り、前記ビーム通過部の各長さが
順次増加する一定の関係に規定され、かつ、前記複数の
ビーム通過部が台形状に並べられていることを含み構成
する。
[産業上の利用分野] 本発明は、荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム
露光方法に関するものであり、更に詳しく言えば、複数
のブロックパターンが設けられたビーム通過マスクに矩
形電子ビームを照射し、LSIの屈曲配線パターンを露
光する装置及び方法に関するものである。
近年、LSIの高集積化、高密度化に伴い微細パターン
露光は、ホトリソグラフィに代わって、荷電粒子線を用
いる方法9例えば、電子ビームやX線によるパターン露
光に移行されつつある。
ところで、メモリセルのワード線、ビット線や排他論理
ゲート回路の配線パターンは、繰り返しパターンとなっ
ている。このため、ステンシルマスク(ビーム通過マス
ク)に設けられた複数のブロックパターンの一つを選択
し、それに矩形電子ビームを照射し、LSIの屈曲配線
パターンを露光するブロック露光方式が採用され、その
露光処理の効率向上が図られている。
しかし、LSIの屈曲配線パターン、例えば、コンタク
トホールや他のトランジスタ等の障害物を回避する迂回
配線パターンを露光処理する場合、多種類の屈曲ブロッ
クパターンが必要となる。また、給電点に対して階段状
に電源を供給する階段状給電配線パターンを露光処理す
る場合には、階段状のブロックパターンが必要となる。
これにより、屈曲ブロックパターンや階段状のブロック
パターン等がステンシルマスク(ビーム通過マスク)を
多く占有し、他の露光処理に必要な多種類のブロックパ
ターンの設置の妨げとなること、及びブロックパターン
の選択に多くの時間を要し、高速露光の妨げとなるとい
う問題がある。
そこで、LSIの屈曲配線パターン等を多種類の屈曲ブ
ロックパターンに依存して露光処理することなく、該ブ
ロックパターンの形状を工夫して、最少限のブロックパ
ターンを用いて、効率良く該配線パターンのブロック露
光処理をすることができる装置及び方法が望まれている
[従来の技術] 第10〜16図は、従来例に係る説明図である。
第10図は、従来例ムこ係る電子ビーム露光装置の構成
図である。
図において、矩形電子ビーム1aにより、半導体ウェハ
7にLSIのブロックパターンの露光処理をする装置は
、電子発生源1.偏向駆動回路2a、矩形整形アパーチ
ャ2b、第1.第2の偏向B2c、2d、ステンシルマ
スク3.マスク移動回路4.露光制御計軍機5及びステ
ージ駆動回路6から成る。
なお、ステンシルマスク3は、同図の破線円内図に示す
ように複数のブロックパターン3a〜3d・・・から成
り、例えば、LSIの屈曲配線パターンやコンタクトホ
ールパターン等の基本露光パターンが設けられている。
また、当該露光装置の機能は、電子発生f11から出射
された電子ビームが矩形整形アパーチャ2bにより矩形
電子ビーム1aに整形され、該矩形電子ビーム1aが偏
向駆動回路2aを介して、偏向器2cにより偏向される
。この偏向処理により、マスク移動回路4を介してステ
ンシルマスク3の一つのブロックパターン、例えば、屈
曲ブロックパターン3aが選択される。また、該ブロッ
クパターン3aを通過した矩形電子ビームIaが第2の
偏向器2dにより半導体ウェハ7で偏向走査される。こ
れにより、該ウェハ7にLSIの屈曲配線パターンを露
光処理することができる。
その後、半導体ウェハ7の被露光領域を変えるためにス
テージ駆動回路6によりステージ移動がされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来例によれば、第11〜16図に示すよう
に、LSIの屈曲配線パターンの露光処理をする場合に
、ステンシルマスク3に設けられた複数のブロックパタ
ーンB11−820の一つを選択し、それに矩形電子ビ
ーム1bの照射処理をし−Cいるにのため、LSIの屈
曲配線パターン専用のブロックパターンがステンシルマ
スク3に多く占有したり、その選択に多くの時間を要し
、高速露光の妨げとなることがある。
すなわち、第1の問題点を説明する第11図(a)にお
いて、迂回配線パターンのL1、L3の直線部分は、ス
テンシルマスク3のブロックパターンB14(第12図
参照)が選択されて、矩形電子ビームlbを照射処理す
ることにより露光処理される。
また、該配線パターンL2の屈曲部分は、ステンシルマ
スク3のブロックパターンB11 (’tR12図参照
)が選択されて、矩形電子ビーム1bを照射処理するこ
とにより露光処理される。
同様に、同図(b)、  (c)においては、迂回配線
パターンL2の屈曲部分は、ステンシルマスク3のブロ
ックパターンB12及びB13(第12図参照)がそれ
ぞれ選択されて、矩形電子ビーム1bを照射処理するこ
とにより露光処理される。なお、ブロックパターンB1
1〜B13は、L型屈曲パターンとクランク型屈曲パタ
ーンとの合成パターンである。
これにより、配線の長さや幅が制限されたブロックパタ
ーンB11〜B14の4種類が必要となる。
なお、このような迂回配線パターンは、メモリセルのワ
ード線、ビット線や排他論理和ゲート回路の配線がコン
タクトホールや他のトランジスタ等の障害物8を迂回す
るパターンに見られ、そのパターンは平行に同間隔を保
った状態で折れ曲がる繰り返しパターンとなっている。
第13図(a)、  (b)は、従来例に係る第2の問
題点を説明する階段状給電配線パターン図を示している
同図(a)において、階段状給電配線パターンの階段状
給電部9は、ステンシルマスク3のプロッタパターンB
15(第14図参照)が選択されて、矩形電子ビーム1
bを照射処理することにより露光処理される。
また、該給電配線パターンの平行線部L4は、ステンシ
ルマスク3のブロックパターンB17(第14図参照)
が選択されて、矩形電子ビーム1bを照射処理すること
により露光処理される。
同様に、同図(b)において、階段状給電部9とミラ一
対称パターンとなる部分は、ステンシルマスク3のブロ
ックパターン816(第14図参照)が選択されて、矩
形電子ビーム1bを照射処理することにより露光処理さ
れる。
これにより、ブロックパターンBI5〜BITの3種類
が必要となる。なお、このような階段状給電配線パター
ンは、多層配線の上下層間の接続点等に見られる。
第15図は、従来例に係る第3の問題点を説明する迂回
配線パターン図を示している。
同図(a)において、第1の問題点の迂回配線パターン
との相違点は、第3の問題点の迂回配線パターンの障害
物に沿う平行線部分L5が長いため、該配線パターンの
屈曲部L6〜L8にL型屈曲ブロックパターンB18〜
B20等を用いるものである。
これにより、LSIの屈曲配線パターン専用の屈曲ブロ
ックパターンB11−B10.  B17〜B20や階
段状のブロックパターンB15. 816等がステンシ
ルマスク3に多く占有し、他の露光処理に必要な多種類
のブロックパターンの設置の妨げとなったり、そのブロ
ックパターンの選択に多くの時間を要し、高速露光の妨
げとなるという問題がある。
本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創作されたもの
であり、LSIの屈曲配線パターン等を多種類の屈曲ブ
ロックパターンに依存して露光処理することなく、該ブ
ロックパターンの形状を工夫し、最少銀のブロックパタ
ーンを用いて、効率良く該配線パターンの露光処理をす
ることが可能となる荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒
子ビーム露光方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1.第2図は、本発明に係る荷電粒子ビーム露光装置
の原理図、第3図は、本発明に係る荷電粒子ビーム露光
方法の原理図をそれぞれ示している。
その露光装置は、第1図に示すように、少なくとも、被
露光対象16に矩形荷電粒子ビーム11aを出射する荷
電粒子発生手段11と、前記矩形荷電粒子ビーム11a
を偏向する偏向手段12と、前記矩形荷電粒子ビーム1
1aを整形する複数のブロックパターンBI  B2・
・・Bnから成るビーム整形手段I3と、前記ブロック
パターンB1.B2・・・Bnのビーム通過部H1,H
2・・・Hnの一部を遮断するビーム遮断手段14と、
前記荷電粒子発生手段11.偏向手段12. ビーム整
形手段13及びビーム遮断手段14の入出力を制御する
制御手段15とを具備し、前記ブロックパターンBIB
2・・・Bn又は前記遮断されたビーム通過部HIH2
・・・Hn以外のブロックパターンB1、B2・・・B
nを前記被露光対象16に露光することを特徴とし、 前記露光装置において、第2図(a)に示すように前記
ブロックパターンB1、B2・・・Bnの一つが複数の
ビーム通過部H1,H2・・・Hnから成り、前記ビー
ム通過部H1,H2・・・Hnの長さ21.12・・・
inが順次増加をする一定の関係11〈12〈・・・<
inに規定され、かつ、前記複数のビーム通過部H1,
H2・・・Hnが台形状に並べられていることを特徴と
し、 また、前記露光装置において、前記複数のビーム通過部
H1,H2・・・Hnの台形状の内部挟角θが所望する
屈曲パターンPNの折れ曲がり角φの1/2にされるこ
とを特徴とし、 さらに、前記露光装置において、第2図(b)に示すよ
うに前記ブロックパターンB1、B2・・・Bnは、少
なくとも、4種類のブロックパターン81〜B4から成
り、前記ブロックパターン81〜B4が、前記台形状に
並べられた複数のビーム通過部H1,H2・・・Hnを
90度づつ回転した4つの形状パターンから成ることを
特徴とし、前記露光装置において、第2図(c)に示す
ように前記4種類のブロックパターン81〜B4の複数
のビーム通過部H1,H2・・・Hnの最小長さ11は
、前記矩形荷電粒子ビーム11aの一辺の幅Wよりも長
くすることを特徴とし、 その露光方法は、第3図(a)に示すように前記台形状
のブロックパターンBiを用いて、被露光対象16にL
SIパターン露光をする方法であって、同図(b)にお
いて、まず、ステップP1で前記ブロックパターンBi
の一部を覆うビーム遮断処理をし、次いで、ステ、ブP
2で前記ビーム遮断処理されたブロックパターンB1に
荷電粒子ビーム11aを照射する第1の照射処理と、ス
テップP3で前記ブロックパターンBiの一部領域を選
択する選択処理をし、ステップP4で前記選択処理され
たブロックパターンBiの一部領域に荷電粒子ビーム1
1aを照射する第2の照射処理とに基づいて、ステップ
P5で複数の直線パターンPS及び屈曲パターンPCの
合成露光処理をすることを特徴とし、上記目的を達成す
る。
〔作 用〕
本発明の装置によれば、第1.2図に示すように、複数
のビーム通過部H1,H2・・・Hnが台形状に並べら
れ、その内部挟角θが所望する屈曲パターンPNの折れ
曲がり角φの1/2にされているブロックパターンB1
.B2・・・B4から成るビーム整形手段13と、ブロ
ックパターンB1、B2・・・B4のビーム通過部H1
,H2−・・Hnの一部を遮断するビーム遮断手段14
とが設けられている。
例えば、任意の配線パターンから折れ曲がり角φの屈曲
パターンPNを介して他の配線パターンに至る迂回配線
パターンを露光処理する場合、まず、荷電粒子発生手段
11から被露光対象16に矩形荷電粒子ビーム11aが
出射されると、偏向手段12により該矩形荷電粒子ビー
ム11aがビーム整形手段13に偏向される。この際に
、内部挟角θの台形状に並べられた複数のビーム通過部
HIH2・・・Hn、  これを第1のブロックパター
ンB1とすれば、該ブロックパターンB1を矩形荷電粒
子ビーム11aが通過する。これにより、整形された矩
形荷電粒子ビーム11aが被露光対象16に偏向照射さ
れ、内部挟角θの台形状に並べられ、かつ、その長さ1
、12・・・jl!nが順次増加をする一定の関係Nl
<1!2<・・・〈inに規定された複数の相位形パタ
ーンを被露光対象16に露光処理をすることができる。
次に、第1のブロックパターンB1を90度。
時計方向に回転した第2のブロックパターンB2が選択
され、該第2のブロックパターンB2のビーム通過部H
1,H2・・・Hnの一部がビーム遮断手段14により
遮断される。この一部遮断されたビーム通過部H1,H
2・・・Hnを矩形荷電粒子ビーム11aが通過する。
これにより、整形された矩形荷電粒子ビーム11aが被
露光対象16に偏向照射され、折れ曲がり角φの同一の
長さの屈曲パターンPNを被露光対象16に露光処理を
することができる。
さらに、第2のブロックパターンB2を、さらに90度
1時計方向に回転した第3のブロックバターンB3が選
択され、該第3のブロックパターンB3のビーム通過部
H1,H2・・・Hnを矩形荷電粒子ビーム11aが通
過する。これにより、整形された矩形荷電粒子ビーム1
1aが被露光対象16に偏向照射され、内部挟角θの台
形状に並べられ、かつ、その長さ11.12・・・in
が順次増加をする一定の関係11〈12〈・・・〈ln
に規定された複数の迂回配線パターンを先の屈曲パター
ンPNに合成露光処理をすることができる。
このため、4種類の台形状ブロックパターンB1−84
を用いて従来例と同様なLSIの屈曲配線パターンの露
光処理をすることが可能となる。
これにより、LSIの屈曲配線パターン専用の屈曲ブロ
ックパターンや階段状のブロックパターン等の設置数の
削減化を図ることが可能となる。
また、本発明の露光方法によれば、第3図(b)に示す
ようにステップPi、P2による第1の照射処理と、ス
テップP3.P4による第2の照射処理とに基づいて、
複数の直線パターンPL及び屈曲パターンPCの合成露
光処理をしている。
このため、少種類のブロックパターンB1〜B4を用い
て、従来例のような迂回配線パターンや階段状給電配線
パターンを効率良く、かつ、高速に露光処理することが
可能となる。
これにより、荷電粒子ビーム露光装置のスループット及
びブロック露光機能の向上を図ることが可能となる。
(実施例] 次に図を参照しながら本発明の実施例について説明をす
る。
第4〜9図は、本発明の実施例に係る荷電粒子ビーム装
置及び荷電粒子ビーム方法を説明する図である。
(i)第1の実施例の説明 第4図は、本発明の各実施例に係る電子ビーム露光装置
の構成図を示している。
図において、荷電粒子ビームの一実施例となる電子ビー
ムを用いた電子ビーム露光装置は、矩形電子ビーム発生
系21.第1の偏向系22A、第2の偏向系22B、ス
テンシルマスク23.ビーム遮断機構24及び露光制御
系25等から成る。
すなわち、21は荷電粒子発生手段11の一実施例とな
る矩形電子ビーム発注系であり、電子銃21A  グリ
ッド電極21B、アノード電極21C1矩形整形アパー
チヤ2LD、第1の電子レンズ21E及びアライメント
コイル21F等から成る。該矩形電子ビーム発生系21
の機能は、電子銃21Aで発生した電子ビーム21aを
グリッドtFj21 B及びアノード電極21Cを介し
て加速し、矩形整形アパーチャ21Dにより、該電子ビ
ーム21aを矩形状に整形し、それを第1の電子レンズ
21Eにより、適当な照射面積の矩形電子ビーム21a
を出射するものである。
22Aは偏向手段12の一部を構成する第1の偏向系で
あり、スリットデフレクタ221及び第2の電子レンズ
222等から成る。第1の偏向系22Aの機能は、ステ
ンシルマスク24に複数設けられたブロックパターン8
1〜Bnに矩形電子ヒーム21aを位置合わせするもの
である。
23は、ビーム整形手段13の一実施例となるステンシ
ルマスクであり、被露光対象16の一例となる半導体ウ
ェハ27に基本露光パターンを露光するブロックパター
ン81〜Bnが複数設けられている。なお、本発明の実
施例では、LSIの迂回配線パターンや階段状給電配線
パターンを露光するための特別のブロックパターン81
〜B4が設けられている。該プロ、クパターン81〜B
4については、第5図において詳述する。
24はビーム遮断手段14の一実施例となるビーム遮断
機構であり、ブロックパターン81〜Bnに位置合わせ
された矩形荷電粒子ビーム21aの一部を遮断するもの
である。なお、ビーム遮断機構24については、第6図
において詳述する。
22Bは偏向手段12の他の部分を構成する第2の偏向
系であり、第3〜第5の電子レンズ223〜225、ブ
ランキング偏向器226.アパーチャ227メインデフ
コイル228及びサブデフレクタ229等から成る。第
2の偏向系22Aの機能は、ステンシルマスク23で選
択された任意のブロックパターンBiを通過した矩形電
子ビーム21aを偏向するものである。これにより、半
導体ウェハ27にブロックパターンBiを通過した矩形
電子ビーム2】aに基づくパターンが露光処理される。
25は制御手段15の一実施例となる露光制御系であり
、データメモリ51.パターン制御コントローラ52.
第1〜第4のデジタル/アナログ変換増幅回路〔以下D
AC/AMPという)53,57゜510.511 、
遮断部駆動回路54.マスク移動回路55、ブランキン
グ制御回路56.シーケンスコントローラ5B、偏向制
御回路59.インターフェイス回路512.露光データ
記憶装置513及び中央演算処理装置(以下CPUとい
う)514等から成る。
露光制御系25の動作は、まず、露光データ記憶装置5
13からの露光データD1がCPU514゜インターフ
ェイス回路512を介して、データメモ’J 51及び
シーケンスコントローラ58に入力される。また、デー
タメモリ51からのパターンデータPDがパターン制御
コントローラ52を介して、DAC/AMP 53 、
遮断部駆動回路54及びマスク移動回路55に人力され
、これにより、第1の偏向系22Aのスリットデフレク
タ221.ステンシルマスク23及びビーム遮断機構2
4がそれぞれ駆動制御される。さらに、該パターンデー
タPDに基づいてブランキング制御回路56及びDAC
/A!IP57により、ブランキング偏向器226が駆
動制御される。
一方、シーケンスコントローラ58からの偏向データD
Dが偏向制御回路59とステージ駆動系26に入力され
る。また、偏向制御回路59からのX、Y偏向データD
X、DYがDAC/AMP 510,511に入力され
、これにより、第2の偏向系のメインデフコイル228
及びサブデフレクタ229等が駆動制御される。
なお、26はステージ駆動系であり、ステージ移動機構
26A、ステージ26B及びレーザ干渉計等から成る。
ステージ駆動系26の機能は、シーケンスコントローラ
58からのステージ駆動データSDに基づいて半導体ウ
ェハ27を載置したステージ26Bの駆動制御やその移
動位置の計測制御をするものである。
第5図(a)〜(c)は、本発明の各実施例に係るプロ
・2クパターンを説明する図であり、同図(a)は、そ
のビーム通過部の上面図を示している。
同図(a)において、H1〜Hnはビーム通過部であり
、ステンシルマスク23に設けられた一つのブロックパ
ターンBiに開口された複数の開口形状を示している0
本発明の実施例では、ビーム通過部H1〜HnがLSI
の迂回配線パターンや階段状給電配線パターンを露光す
るための特別のブロックパターン81〜B4を形成する
ものである。
すなわち、ビーム通過部H−Hnの一つの開口部は、幅
数μm、長さ数十μmの線状形を有し、その長さ11.
12・・・inが順次増加をする一定の関係11<12
<・・・<inに規定され、がっ、複数のビーム通過部
H1,H2・・・Hnが台形状に並べられるものである
また、台形状のプロ、クパターン81〜B4の内部挟角
θが所望する屈曲パターンPNの折れ曲がり角φの1/
2に規定されるものである。例えば、第11図(b)に
示すような任意の配線バタンから折れ曲がり角φ−90
度の屈曲パターンPNを介して他の配線パターンに至る
迂回配線パターンを露光処理する場合には、台形状の内
部挟角θを45度に規定する。
また、第5図(b)は、4つの台形状のブロックパター
ン81〜B4の基本形状を示している。
同図(b)において、B1は第1のブロックパターンで
あり、複数のビーム通過部H1,H2・・・Hnが台形
状に並べられたブロックパターンが、例えば、最長ビー
ム通過部Hnを電子ビーム光学系の座標Y軸に平行に設
けられていると仮定した場合、その上下部分に階段状パ
ターンが形成され、その中間部分に複数の平行線パター
ンが形成されるものである。
なお、82〜B4は第2〜第4のプロノクパタンであり
、第1のブロックパターンB】を時計方向に90.18
0 、270度回転させたブロックパターンをそれぞれ
示している。
また、第5図(c)は、台形状のブロックパターン81
〜B4と矩形電子ビーム21aとの関係を説明する上面
図である。
同図(C)において、Wは矩形電子ビーム21aの幅で
あり、台形状のブロックパターン81〜B4の複数のビ
ーム通過部H1,H2・・・Hnの最小長さ!1に対し
てw<421の関係にされるものである。これは、ビー
ム通過部H1,H2・・・Hnの中間部分の複数の平行
線パターンを使用して複数の直線配線パターンを露光す
るためである。例えば、当該露光装置の偏向系に基づき
矩形電子ビーム21aの最大幅w+waxが規定される
場合に、最小長さ11が最大幅wmaxに対してwma
x<11となるように、該長さ!1のビーム通過部H1
を形成するものである。
第6図(a)、(b)は、本発明の各実施例に係るビー
ム遮断機構を説明する図であり、同図(a)は、その上
面図を示している。
同図(a)において、ビーム遮断機構24は、4つの台
形状のブロックパターン81〜B4の直上に設けられ、
矩形電子ビーム21aの一部通過を阻止する一対のビー
ム一部遮断マスク24A、 24Bと、その駆動をする
X、  Y微少駆動機構24C(Y方向は不図示)から
成る。なお、本発明の実施例では、台形状の内部挟角θ
を45度に規定したために、ビーム一部遮断マスク23
Aのマスク角θmを45度の規定している。
同図(b)は、2つの台形状のブロックパターンB2.
B4とビーム遮断機構24により露光される配線パター
ンを示している。
同図(b)において、PNI、PN2は平行四辺形状パ
ターン群をそれぞれ示している。これは、台形状のブロ
ックパターンB2.B4上にX微少駆動機構24Cを介
して、ビーム一部遮断マスク24AをY軸に平行に移動
することにより露光される配線パターン群を示している
。なお、同様に、台形状のブロックパターンB1、B3
上にY微少駆動機構を介して、ビーム一部遮断マスク2
4BをY軸に平行に移動することにより90度回転した
配線パターン群が得られるものである。
このようにして、本発明の実施例に係る露光装置によれ
ば、第5図(a)〜(C)に示すように、複数のビーム
通過部H1,H2・・・Hnが台形状に並べられ、その
内部挟角θ−45度が所望する屈曲パターンPNの折れ
曲がり角φ−90度の1/2にされるブロックパターン
B1、B2・・・B4がら成るステンシルマスク23と
、ブロックパターンB1、B2・・・B4のビーム通過
部H1,H2・・・Hnの一部を遮断するビーム遮断機
構24が設けられている。
例えば、任意の配線パターンから折れ曲がり角φ−90
度の屈曲パターンPNを介して他の配線パターンに至る
迂回配線パターンを露光処理する場合、まず、矩形電子
発生形21がら半導体ウェハ27に矩形電子ビーム21
aが出射されると、第1の偏向系22Aにより該矩形電
子ビーム21aがステンシルマスク23に偏向される。
この際に、内部挟角θ−45度の台形状に並べられた複
数のビーム通過部H1,H2・・・Hnを有する第1の
ブロックパターンBlを矩形電子ビーム21aが通過す
る。これにより、整形された矩形電子ビーム21aが半
導体ウェハ27上に偏向照射され、内部挟角θ−45度
の台形状に並べられ、かつ、その長さN1.A2・・・
lnが順次増加をする一定の関係11<ff2<・・・
<jl!nに規定された複数の相似形パターンが露光処
理される。
次に、第1のブロックパターンB1を90度時計方向に
回転した第2のブロックパターンB2が選択され、該第
2のブロックパターンB2のビーム通過部H1,H2・
・・Hnの一部がビーム遮断機124により遮断される
。この一部遮断されたビーム通過部H1,H2・・・H
nを矩形電子ビーム21aが通過する。これにより、整
形された矩形電子ビーム21aが半導体ウェハ27上に
偏向照射され、折れ曲がり角φ=90度1かつ線分長同
一の屈曲パターンPNを該ウェハ27に露光処理をする
ことができる。
さらに、第2のフ゛ロンクパターンB2を、さらに90
度1時計方向に回転した第3のブロックパターンB3が
選択され、該第3のブロックパターンB3のビーム通過
部H1,H2・・・Hnを矩形電子ビーム21aが通過
する。これにより、整形された矩形電子ビーム21aが
半導体ウエノ飄27上に偏向照射され、内部挟角θ=4
5度の台形状に並べられ、かつ、その長さn1、f2・
・・inが順次増加をする一定の関係11〈I!2〈・
・・<flnに規定された複数の迂回配線パターンを先
の屈曲パタンPNに合成露光処理をすることができる。
このため、4種類の台形状ブロックパターンB1−84
を用いて従来例と同様なLSIの屈曲配線パターンの露
光処理をすることが可能となる。
これにより、LSIの屈曲配線パターン専用の屈曲ブロ
ックパターンや階段状のブロックパターン等の設置数の
削減化を図るこ5が可能となる。
次に、本発明の各実施例に係る電子ビーム露光方法につ
いて、当該装置の動作を補足しながら説明をする。
第7図(a)〜(f)は、本発明の第1の実施例に係る
迂回配線パターンの露光工程図であり、ブロックパター
ンB1〜B4及び矩形電子ビーム21aの偏向照射と半
導体ウェハ27に露光された配線パターンとの関係を示
している。
図において、例えば、第11回のような障害物8を迂回
する迂回配線パターンを露光処理する場合、まず、ステ
ンシルマスク23の第1のブロノクノぐターンBlの領
域選択処理をする。この際の領域選択処理は、パターン
制御コントローラ52からパターンデータPDがDAC
/AMP 53 、遮断部駆動回路54及びマスク移動
回路55に入力され、これにより、第1の偏向系22A
のスリットデフレクタ221.ステンシルマスク23及
びビーム遮断機構24がそれぞれ駆動制御されることに
より行われる。なお、ビーム遮断機構24のビーム一部
遮断マスク24Aはブロックパターン81〜B4の領域
外に退避されている。また、矩形電子ビーム21aはビ
ーム通過部H1,H2・・・Hnの中間部分に位置合わ
せされる(同図(a))。
次に、第2の偏向系22Bにより、矩形電子ビーム21
aをビーム通過部H1,H2・・・Hnの中間部分に位
置合わせした状態で偏向処理をする。この際に、パター
ンデータPDに基づいてブランキング制御回路56及び
DAC/AMP 57により、ブランキング偏向器22
6が駆動制御され、矩形電子ビーム21aが半導体ウェ
ハ27に到達する。一方、ソーケンスコントローラ58
からの偏向データDDが偏向制御回路59により信号処
理されてX、Y偏向データDX、DYとなって、DAC
/AI’IP 510,511に入力される。これによ
り、第2の偏向系のメインデフコイル228及びサブデ
フレクタ229等が矩形電子ビーム21aを偏向走査(
第2の照射処理)することにより、半導体ウェハ27上
に直線パターンPLを露光処理することができる(同図
(b))。
次いで、第1の偏向系により矩形電子ビーム21aを第
1のブロックパターンB1の階段状開口部に位置合わせ
をする。この際も、パターン制御コントローラ52から
パターンデータPDがDAC/AMP53及びマスク移
動回路55に入力され、これにより、第1の偏向系22
Aのスリットデフレクタ221及びステンシルマスク2
3がそれぞれ駆動制御されることにより行われる。これ
により、半導体ウェハ27上にその先端が階段形状をを
し、定の関係に規定された複数の配線パターンを露光処
理することができる(同図(C))。
さらに、ステンシルマスク23の第2のブロックパター
ンB2の領域選択処理をする。この際の領域選択処理は
、パターン制御コントローラ52からパターンデータP
DがDAC/AMP 53 、遮断部駆動回路54及び
マスク移動回路55に入力され、これにより、第1の偏
向系22Aのスリットデフレクタ221  ステンシル
マスク23及びビーム遮断機124がそれぞれ駆動制御
されることにより行われる。なお、ビーム遮断機構24
のビーム一部遮断マスク24AがブロックパターンB2
の一部の遮断処理をする。この遮断処理は、迂回配線パ
ターンの障害部8の長さに基づいて行われる。
これにより、第2の偏向系22Bを介して矩形電子ビー
ム21aを照射(第1の照射処理)することにより、半
導体ウェハ27上にその先端が90度に折れ曲がり、か
つ、折れ曲がり部分から一定の長さの階段形状を有した
複数の屈曲パターンPCを露光処理することができる(
同図(d))。
その後、第1の偏向系により矩形電子ビーム21aを第
3のブロックパターンB3の階段状開口部に位置合わせ
をする。この際も、パターン制御コントローラ52から
パターンデータPDがI)AC/AMP53及びマスク
移動回路55に入力される。また、第1の偏向系22A
のスリットデフレクタ221及びステンシルマスク23
がそれぞれ駆動制御される。これにより、半導体ウェハ
27上に先の複数の配線パターンに連続する一定の関係
に規定された複数の配線パターンを露光処理することが
できる(同図(e))。
次いで、第2の偏向系22Bにより、矩形電子ビーム2
1aを第3のブロックパターンB3のビームI過部H,
1,H2・・・Hnの中間部分に位置合わせした状態で
偏向処理をする。この際に、シーケンスコントローラ5
8からの偏向データDDが偏向制御回路59により信号
処理されてX、Y偏向データDX、DYとなって、DA
C/AMP 510,511に入力される。また、第2
の偏向系のメインデフコイル228及びサブデフレクタ
229等が矩形電子ビム21aを偏向走査(第2の照射
処理)する。
これにより、半導体ウェハ27上に先の複数の配線パタ
ーンに連続する直線パターンが合成露光処理され、第1
1図(a)に示すような迂回配線パターンを露光するこ
とが可能となる(同図(f))。
このようにして、本発明の第1の実施例に係る露光方法
によれば、第7図(d)に示した第1の照射処理と、同
図(a)〜(c)、  (e)、  (f)に示した第
2の照射処理とに基づいて、複数の直線パターンPL及
び屈曲パターンPCの合成露光処理をしている。
このため、4種類のブロックパターン81〜B4を用い
て、従来例のような迂回配線パターン(第11図(a)
〜(C)参照)を効率良く、かつ、高速に露光処理する
ことが可能となる。
これにより、電子ビーム露光装置のスルーブツト及びブ
ロック露光機能の向上を図ることが可能となる。
(11)第2の実施例の説明 第8図(a)〜(c)は、本発明の第2の実施例に係る
階段状給電配線パターンの露光工程図であり、ブロック
パターンB2.B4及び矩形電子ビーム21aの偏向照
射と半導体ウェハ27に露光された配線パターンとの関
係を示している。
図において、例えば、第13図のような階段状給電部9
に電源を供給する階段状給電配線パターンを露光処理す
る場合、まず、ステンシルマスク23の第2のブロック
パターンB2の領域選択処理をする。この際の領域選択
処理は、パターン制御コントローラ52からパターンデ
ータPDがDAC/AMP53.遮断部駆動回路54及
びマスク移動回路55に入力され、これにより、第1の
偏向系22Aのスリットデフレクタ221.ステンシル
マスク23及びビーム遮断機構24がそれぞれ駆動制御
されることにより行われる。なお、ビーム遮断機構24
のビーム一部遮断マスク24Aはブロックパターン81
〜B4の頭載外に退避されている。また、矩形電子ビー
ム21aはビーム通過部H1,H2・・・Hnの階段状
部分に位置合わせされる。
次に、この状態で、パターンデータPDに基づいてブラ
ンキング制御回路56及び[lAC/AMP 57によ
り、ブランキング偏向器226が駆動制御され、矩形電
子ビーム21aが半導体ウェハ27に到達する。一方、
ソーケンスコントローラ5日からの偏向データDDが偏
向制御回路59により信号処理されてX、Y偏向データ
DX、DYとなって、DAC/AMP 510,511
に入力される。これにより、第2の偏向系のメインデフ
コイル228及びサブデフレクタ229等が矩形電子ビ
ーム21aを偏向走査(第2の照射処理)することによ
り、半導体ウェハ27上に階段状給電配線パターンPS
を露光処理することができる(同図(a))。
次いで、第1の偏向系により矩形電子ビーム21aを第
2のブロックパターンB2のビーム通過部H1、H2・
・・Hnの中間部分に位置合わせをする。
この際も、パターン制御コントローラ52からパターン
データPDがDAC/AMP 53及びマスク移動回路
55に入力され、また、第1の偏向系22Aのスリット
デフレクタ221及びステンシルマスク23がそれぞれ
駆動制御される。これにより、半導体ウェハ27上に階
段状給電配線パターンPSから延在する複数の配線パタ
ーンを露光処理することができる(同図(b))。
なお、同図(c)は、階段状給電配線パターンPSのミ
ラ一対称パターンを示している。この際には、ステンシ
ルマスク23の第4のフ゛ロンクパターンB4の領域選
択処理がされ、同様に、パターン制御コントローラ52
からパターンデータPDがDAC/AMP 53 、遮
断部駆動回路54及びマスク移動回路55に入力される
。これにより、第1の偏向系22Aのスリットデフレク
タ221.ステンシルマスク23及びビーム遮断機構2
4がそれぞれ駆動制御される。なお、ビーム遮断機構2
4のビーム−mK断マスク24AはブロックパターンB
1〜B4の領域外に退避されている。また、矩形電子ビ
ーム21aはビーム通過部H1,H2・・・Hnの階段
状部分に位置合わせされる。
これにより、半導体ウェハ27上に階段状給電配線パタ
ーンPSから延在する複数の配線パタンを露光処理する
ことができる。
このようにして、本発明の第2の実施例に係る露光方法
によれば、第8図(a)〜(c)に示した第2の照射処
理に基づいて、複数の階段状給電配線パターンPSの露
光処理をしている。
このため、4つのブロックパターンB1−84の中の2
種類のブロックパターンB2.B4を用いて、従来例の
ような階段状給電配線パターンPS(第13図(a)〜
(c)参照)を効率良く、かつ、高速に露光処理するこ
とが可能となる。
これにより、電子ビーム露光装置のスループット及びブ
ロック露光機能の向上を図ることが可能となる。
(iii)第3の実施例の説明 第9図(a)〜(h)は、本発明の第3の実施例に係る
迂回配線パターンの露光工程図であり、ブロックパター
ン81〜B4及び矩形電子ビーム21aの偏向照射と半
導体ウェハ27に露光された配線パターンとの関係を示
している。
図において、第1の実施例と異なるは、第2の実施例で
は、第15図のような障害物8が大きく、その迂回部分
の配線パターンが長い場合である。
すなわち、平行線部分が長い場合の迂回配線パターンを
露光処理する場合、まず、第1の実施例に係る直線部分
や折れ曲がり部分の露光処理(露光工程図(a)〜(c
)参照)をして、半導体ウェハ27上にその先端が階段
形状を有し、一定の関係に規定された複数の配線パター
ンを露光処理する。なお、露光処理制御系の動作は、第
1の実施例と同様であるため説明を省略する(同図(a
)〜(c))。
さらに、ステンシルマスク23の第2のブロックパター
ンB2の領域選択処理をする。この際の領域選択処理は
、第2のブロックパターンB2の階段状部分が選択され
、パターン制御コントローラ52からパターンデータP
DがDAC/AMP 53やマスク移動回路55に入力
される。これにより、第1のブロックパターンBlによ
り露光された階段状部分のパターンに第2のブロックパ
ターンB2の階段状部分のパターンが第1の偏向系22
Aのスリットデフレクタ221.ステンシルマスク23
を介して位置合わせ処理される(同図(d)。
その後、第2の偏向系22Bにより矩形電子ビーム21
aを第2のブロックパターンB2の中間部分に位置合わ
せをする。この状態で偏向処理をすることにより、半導
体ウェハ27上に先の複数の折れ曲がりパターンから延
在する複数の配線パターンを露光処理することができる
(同図(e))。
次いで、例えば、第15図に示すような障害物8を迂回
して、「コ」の字型に配線をするものとすれば、第1の
偏向系22Aにより矩形電子ビーム21aを第2のブロ
ックパターンB2の階段状部分に位置合わせをする。こ
の状態で偏向処理をことにより、半導体ウェハ27上に
先の平行配線パターンに連続する複数の階段状の複数の
配線パターンを露光処理することができる(同図(r)
)。
さら番こ、第2のフロックパターンB2に換えて第3の
ブロックパターンB3の領域選択処理をする。この際の
領域選択処理は、第3のブロックパターンB3の階段状
部分が選択され、パターン制御コントローラ52からパ
ターンデータPDがDAC/AMP 53やマスク移動
回路55に入力される。
これにより、第2のプロ、クパターンB2により露光さ
れた階段状部分に第3のプロ、クパターンB3の階段状
部分が第1の偏向系22Aのスリ、トデフレクタ221
.ステンノルマスク23を介して位置合わせ処理される
。これに基づいて矩形電子ビーム21aが偏向照射処理
(第2の照射処理)される(同図(g)。
その後、第2の偏向系22B!こより矩形電子ビーム2
1aを第3のブロックパターンB3の中間部分に位置合
わせをする。この状態で偏向処理をことにより、半導体
ウェハ27上に先の複数の折れ曲がりパターンから延在
する複数の配線パターンを露光処理することができる(
同図(h))。
これにより、第15図に示すような障害物8を大きく迂
回する配線パターンを露光することが可能となる。
このようにして、本発明の第3の実施例に係る露光方法
によれば、第9図(a)〜(h)に示した第2の照射処
理に基づいて、複数の直線パターンPL及び屈曲パター
ンPCの合成露光処理をしている。
このため、4種類のブロックパターンB1〜B4を用い
て、従来例のような迂回配線パターン(第15図参照)
を効率良く、がっ、高速に露光処理することが可能とな
る。
これにより、電子ビーム露光装置のスルーブツト及びブ
ロック露光機能の向上を図ることが可能となる。
ナオ、本発明の実施例では4つのブロックパターン81
〜B4の中から一つのブロックパターンBiを選択して
露光処理をする方法について説明したが、その一つのブ
ロックパターンB1をマスク移動機構により、360度
回転制御ができれば、複数のビーム通過部H1〜Hnが
設けられた台形状のフロックパターンを一つに削減する
ことも可能である。
また、その一つのブロックパターンを台形状とせずに各
ビーム通過部H1〜Hnを平行に配置し、それを四辺形
状にして本発明の実施例に係るマスク角θm−45度の
ビーム遮断機構24により遮断制御することによっても
、第1〜第3の実施例と同様な露光処理をすることが可
能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば複数のビーム通過
部が台形状に並べられ、その内部挟角が所望する屈曲パ
ターンの折れ曲がり角の1/2にされるブロックパター
ンから成るビーム整形手段と、フロックパターンのビー
ム通過部の一部を遮断するビーム遮断手段とが設けられ
ている。
このため、任意の配線パターンから折れ曲がる屈曲パタ
ーンを介して他の配線パターンに至る迂回配線パターン
を露光処理する場合であっても、ビーム整形手段の領域
選択処理をすることにより、台形状に並べられ、かつ、
その長さが順次増加をする一定の関係に規定された複数
の相位形パターンを被露光対象に露光処理をすることが
できる。
このことで、従来例のようなLSIの屈曲配線パターン
専用の屈曲ブロックパターンや階段状のブロックパター
ン等の設置数の削減化を図ることが可能となる。
また、本発明の露光方法によれば、第1の照射処理と第
2の照射処理とに基づいて、複数の直線パターン及び屈
曲パターンの合成露光処理をしている。
このため、少種類のフロックパターンを用いて、従来例
のような迂回配線パターンや階段状給電配線パターンを
効率良く、かつ、高速に露光処理することが可能となる
これにより、荷電粒子ビーム露光装置のスルーブツト及
びブロック露光a能の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る荷電粒子ビーム露光装置の原理
図、 第2図は、本発明に係るブロックパターンの原理図、 第3図は、本発明に係る荷電粒子ビーム露光方法の原理
図、 第4図は、本発明の各実施例に係る電子ビーム露光装置
の構成図、 第5図は、本発明の各実施例に係るブロックパターンを
説明する図、 第6図は、本発明の各実施例に係るビーム遮断機構の説
明図、 第7図は、本発明の第1の実施例に係る迂回配線パター
ンの露光工程図、 第8図は、本発明の第2の実施例に係る階段状給電配線
パターンの露光工程図、 第9図は、本発明の第3の実施例に係る迂回配線パター
ンの露光工程図、 第10図は、従来例に係る電子ビーム露光装置の構成図
、 第11図は、従来例に係る第1の問題点を説明する迂回
配線パターン図、 第12図は、従来例に係る第1の問題点を説明するブロ
ックパターン図、 第13図は、従来例に係る第2の問題点を説明する迂回
配線パターン図、 第14図は、従来例に係る第2の問題点を説明するブロ
ックパターン図、 第15図は、従来例に係る第3の問題点を説明する迂回
配線パターン図、 第16図は、従来例に係る第3の問題点を説明するフ゛
ロンクパターン図である。 (符号の説明) 11・・・荷電粒子発生手段、 12・・・偏向手段、 13・・・ビーム整形手段、 14・・・ビーム遮断手段、 15・・・制御手段、 11a・・・荷電粒子ビーム、 81〜B4. 81〜Bn ン Hl−Hn・・・ビーム通過部、 θ・・・台形状の内部挟角、 φ・・・折れ曲がり角、 W・・・矩形荷電粒子ビームの幅。 B】・・・フロノクパタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも、被露光対象(16)に矩形荷電粒子
    ビーム(11a)を出射する荷電粒子発生手段(11)
    と、前記矩形荷電粒子ビーム(11a)を偏向する偏向
    手段(12)と、前記矩形荷電粒子ビーム(11a)を
    整形する複数のブロックパターン(B1、B2・・・B
    n)から成るビーム整形手段(13)と、前記ブロック
    パターン(B1、B2・・・Bn)のビーム通過部(H
    1、H2・・・Hn)の一部を遮断するビーム遮断手段
    (14)と、前記荷電粒子発生手段(11)、偏向手段
    (12)、ビーム整形手段(13)及びビーム遮断手段
    (14)の入出力を制御する制御手段(15)とを具備
    し、 前記ブロックパターン(B1、B2・・・Bn)又は前
    記遮断されたビーム通過部(H1、H2・・・Hn)以
    外のブロックパターン(B1、B2・・・Bn)を前記
    被露光対象(16)にパターン露光することを特徴とす
    る荷電粒子ビーム露光装置。
  2. (2)請求項1記載の荷電粒子ビーム露光装置において
    、前記ブロックパターン(B1、B2・・・Bn)の一
    つが複数のビーム通過部(H1、H2・・・Hn)から
    成り、前記ビーム通過部(H1、H2・・・Hn)の各
    長さ(l1、l2・・・ln)が順次増加する一定の関
    係(l1<l2<・・・<ln)に規定され、かつ、前
    記複数のビーム通過部(H1、H2・・・Hn)が台形
    状に並べられていることを特徴とする荷電粒子ビーム露
    光装置。
  3. (3)請求項2記載の荷電粒子ビーム露光装置において
    、前記複数のビーム通過部(H1、H2・・・Hn)の
    台形状の内部挟角(θ)が所望する屈曲パターン(PN
    )の折れ曲がり角(φ)の1/2にされることを特徴と
    する荷電粒子ビーム露光装置。
  4. (4)請求項1記載の荷電粒子ビーム露光装置において
    、前記ブロックパターン(B1、B2・・・Bn)は、
    少なくとも、4種類のブロックパターン(B1〜B4)
    から成り、前記ブロックパターン(B1〜B4)が、前
    記台形状に並べられた複数のビーム通過部(H1、H2
    ・・・Hn)を90度づつ回転した4つの形状を有して
    いることを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
  5. (5)請求項1記載の荷電粒子ビーム露光装置において
    、前記4種類のブロックパターン(B1〜B4)の複数
    のビーム通過部(H1、H2・・・Hn)の最小長さ(
    l1)は、前記矩形荷電粒子ビーム(11a)の一辺の
    幅(w)よりも長くすることを特徴とする荷電粒子ビー
    ム露光装置。
  6. (6)請求項1記載の台形状のブロックパターン(Bi
    )を用いて、被露光対象(16)にLSIパターン露光
    をする方法であって、 前記ブロックパターン(Bi)の一部を覆うビーム遮断
    処理をし、前記ビーム遮断処理されたブロックパターン
    (Bi)に荷電粒子ビーム(11a)を照射する第1の
    照射処理と、前記ブロックパターン(Bi)の一部領域
    を選択する選択処理をし、前記選択処理されたブロック
    パターン(Bi)の一部領域に荷電粒子ビーム(11a
    )を照射する第2の照射処理とに基づいて複数の直線パ
    ターン(PS)及び屈曲パターン(PC)の合成露光処
    理をすることを特徴とする荷電粒子ビーム露光方法。
JP2181894A 1990-07-06 1990-07-09 荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム露光方法 Pending JPH0468519A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006339469A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法、荷電粒子ビーム露光データ作成方法、荷電粒子ビーム露光データ作成プログラム、及び、ブロックマスク

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JP2006339469A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法、荷電粒子ビーム露光データ作成方法、荷電粒子ビーム露光データ作成プログラム、及び、ブロックマスク

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