JPH046835Y2 - - Google Patents
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- JPH046835Y2 JPH046835Y2 JP19732486U JP19732486U JPH046835Y2 JP H046835 Y2 JPH046835 Y2 JP H046835Y2 JP 19732486 U JP19732486 U JP 19732486U JP 19732486 U JP19732486 U JP 19732486U JP H046835 Y2 JPH046835 Y2 JP H046835Y2
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- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、帯状に形成された鋼板、アルミニユ
ウム板あるいは鋼板等の金属板の表面に対して、
防錆油、潤滑油等の塗油剤を静電塗着させて均一
な薄油膜を形成させる静電塗油装置に関する。
ウム板あるいは鋼板等の金属板の表面に対して、
防錆油、潤滑油等の塗油剤を静電塗着させて均一
な薄油膜を形成させる静電塗油装置に関する。
この種の静電塗油装置は、被塗油物となる帯状
の金属板が連続的に搬送される塗油チヤンバ内
に、通常D.C.(−)80〜(−)120Kv程度の高電
圧が印加され且つ約20000〜50000rpm程度で高速
回転駆動されるカツプ状体に塗油剤を供給して静
電霧化する静電塗油機が設置され、カツプ状体を
陰極とし、接地された金属板を陽極として両極間
に静電場を形成し、カツプ状体から帯電されて放
射せられた塗油剤粒子を反対極である金属板の表
面に静電吸引力により吸引させて静電塗着させる
ように成されている。
の金属板が連続的に搬送される塗油チヤンバ内
に、通常D.C.(−)80〜(−)120Kv程度の高電
圧が印加され且つ約20000〜50000rpm程度で高速
回転駆動されるカツプ状体に塗油剤を供給して静
電霧化する静電塗油機が設置され、カツプ状体を
陰極とし、接地された金属板を陽極として両極間
に静電場を形成し、カツプ状体から帯電されて放
射せられた塗油剤粒子を反対極である金属板の表
面に静電吸引力により吸引させて静電塗着させる
ように成されている。
ところで、このようにして塗油剤が塗着される
帯状鋼板の製造最終工程においては、その表面に
形成された油膜の上から直接印刷を施すことが行
われており、この場合には印刷インキの載りを良
くするために油膜を非常に薄く且つ均一に形成し
なければならない。
帯状鋼板の製造最終工程においては、その表面に
形成された油膜の上から直接印刷を施すことが行
われており、この場合には印刷インキの載りを良
くするために油膜を非常に薄く且つ均一に形成し
なければならない。
このためには、カツプ状体の回転数を出来るだ
け高く設定すると共に、当該カツプ状体に供給す
る塗油剤の量を極めて微少な一定量(例えば、約
0.5c.c./min程度)に制御し、カツプ状体から静
電霧化して放出される塗油剤粒子の粒径を極めて
小さくする必要がある。
け高く設定すると共に、当該カツプ状体に供給す
る塗油剤の量を極めて微少な一定量(例えば、約
0.5c.c./min程度)に制御し、カツプ状体から静
電霧化して放出される塗油剤粒子の粒径を極めて
小さくする必要がある。
しかし、塗油剤粒子の微粒化程度を上げると、
これが油煙となつて塗油チヤンバ内に浮遊し、静
電塗油機の本体や静電塗油機に接続される高電圧
ケーブル、塗油剤供給ホース、エアホース等の配
線、配管類に付着して液滴を形成し、この塗油剤
の液滴が高電圧の影響を受けて比較的粗大な塗油
剤粒子となつて飛び出し、被塗油物となる帯状鋼
板の表面に吸着されてオイル・スポツトと称する
油膜厚部(塗油不良)を生ずる。
これが油煙となつて塗油チヤンバ内に浮遊し、静
電塗油機の本体や静電塗油機に接続される高電圧
ケーブル、塗油剤供給ホース、エアホース等の配
線、配管類に付着して液滴を形成し、この塗油剤
の液滴が高電圧の影響を受けて比較的粗大な塗油
剤粒子となつて飛び出し、被塗油物となる帯状鋼
板の表面に吸着されてオイル・スポツトと称する
油膜厚部(塗油不良)を生ずる。
このオイル・スポツトが生ずると、帯状鋼板の
表面に印刷を施す際に部分的に印刷インキの載り
が悪くなるという弊害を生ずる。
表面に印刷を施す際に部分的に印刷インキの載り
が悪くなるという弊害を生ずる。
そこで、従来においては、第3図に示す如く塗
油チヤンバ1内に設置された静電塗油機2にその
本体2aを覆うカバー3が外装された静電塗油装
置を使用し、静電塗油機2の本体2aや静電塗油
機2に接続された配線、配管類(図示せず)をカ
バー3内に収容するようにしている(実開昭61−
87553号公報参照)。
油チヤンバ1内に設置された静電塗油機2にその
本体2aを覆うカバー3が外装された静電塗油装
置を使用し、静電塗油機2の本体2aや静電塗油
機2に接続された配線、配管類(図示せず)をカ
バー3内に収容するようにしている(実開昭61−
87553号公報参照)。
即ち、第3図は従来の静電塗油装置を示す正面
図であつて、ガイドローラ4及び5により支持さ
れて垂直方向に所定速度で連続的に搬送される帯
状鋼板等の金属板6を搬入出する搬入口7及び搬
出口8が上下に開口形成された塗油チヤンバ1内
に、金属板6を挟んで左右に夫々各二台の静電塗
油機2,2が上下に設置されている。
図であつて、ガイドローラ4及び5により支持さ
れて垂直方向に所定速度で連続的に搬送される帯
状鋼板等の金属板6を搬入出する搬入口7及び搬
出口8が上下に開口形成された塗油チヤンバ1内
に、金属板6を挟んで左右に夫々各二台の静電塗
油機2,2が上下に設置されている。
各静電塗油機2は、高電圧が印加され且つ高速
回転駆動されるカツプ状体9を金属板6に対向さ
せて水平に配され、その後端が絶縁支持部材10
を介して支持フレーム11に固定されている。
回転駆動されるカツプ状体9を金属板6に対向さ
せて水平に配され、その後端が絶縁支持部材10
を介して支持フレーム11に固定されている。
カバー3は、截頭円錐状部3aと、円筒状部3
bとから成り、円筒状部3bの下面には截頭円錐
状部3aの下面と連続する傾斜面12aを有する
直角三角形状の塗油剤誘導板12が突設されてい
る。
bとから成り、円筒状部3bの下面には截頭円錐
状部3aの下面と連続する傾斜面12aを有する
直角三角形状の塗油剤誘導板12が突設されてい
る。
また、図示は省略するが、静電塗油機2の本体
2aに接続される高電圧ケーブル、塗油剤供給ホ
ース等は、総てカバー3の後端側から当該カバー
3内に挿通されて収容されている。
2aに接続される高電圧ケーブル、塗油剤供給ホ
ース等は、総てカバー3の後端側から当該カバー
3内に挿通されて収容されている。
しかして、各静電塗油機2のカツプ状体9から
静電霧化して放出された塗油剤粒子の一部が、油
煙となつて塗油チヤンバ1内を浮遊しても、これ
が静電塗油機2の本体2aや当該静電塗油機2に
接続された配線、配管類に付着することがなく、
これらを収容するカバー3の表面に付着して当該
カバー3の周面を伝つてその下面側に移行する。
静電霧化して放出された塗油剤粒子の一部が、油
煙となつて塗油チヤンバ1内を浮遊しても、これ
が静電塗油機2の本体2aや当該静電塗油機2に
接続された配線、配管類に付着することがなく、
これらを収容するカバー3の表面に付着して当該
カバー3の周面を伝つてその下面側に移行する。
そして、カバー3の截頭円錐状部3aから円筒
状部3bを伝つて塗油剤誘導板12に移行し、該
誘導板12の後端部からその下方に配設された傾
斜板13上に滴下した後、該傾斜板13を伝つて
その後端部から塗油チヤンバ1の底部に滴下し、
ドレン管14を通じて回収されるように成されて
いる。
状部3bを伝つて塗油剤誘導板12に移行し、該
誘導板12の後端部からその下方に配設された傾
斜板13上に滴下した後、該傾斜板13を伝つて
その後端部から塗油チヤンバ1の底部に滴下し、
ドレン管14を通じて回収されるように成されて
いる。
しかしながら、本考案者らの実験によると、こ
の場合には電気的に先鋭なカバー3の円筒状部3
bの後端部、塗油剤誘導板12の後端部あるいは
傾斜板13の前端部等に形成される塗油剤の液滴
が高電圧の影響を受けて金属板6方向に飛び出し
たり、傾斜板13の後端部から離脱して滴下中の
液滴が高電圧の影響を受けて金属板6に吸引され
ることがあつた。
の場合には電気的に先鋭なカバー3の円筒状部3
bの後端部、塗油剤誘導板12の後端部あるいは
傾斜板13の前端部等に形成される塗油剤の液滴
が高電圧の影響を受けて金属板6方向に飛び出し
たり、傾斜板13の後端部から離脱して滴下中の
液滴が高電圧の影響を受けて金属板6に吸引され
ることがあつた。
そこで本考案は、静電塗油機に接続される高電
圧ケーブル、塗油剤供給ホース等の配線、配管類
を収容して当該静電塗油機本体を覆うカバーの後
端部に塗油剤の液滴が形成されたり、当該液摘が
カバーの後端部から離脱して滴下することのない
静電塗油装置を提供することを目的とする。
圧ケーブル、塗油剤供給ホース等の配線、配管類
を収容して当該静電塗油機本体を覆うカバーの後
端部に塗油剤の液滴が形成されたり、当該液摘が
カバーの後端部から離脱して滴下することのない
静電塗油装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案は、被塗油
物となる帯状の金属板が連続的に搬送される塗油
チヤンバ内に、高電圧が印加され且つ高速回転駆
動されるカツプ状体に塗油剤を供給して静電霧化
する静電塗油機が設置され、当該静電塗油機に接
続された配線、配管類が静電塗油機本体を覆うカ
バー内に収容された静電塗油装置において、前期
カバーがその表面に付着した塗油剤を当該カバー
の後端側に移行させ得る形状に成形されると共
に、前期塗油チヤンバの内壁を形成する壁板が前
期カバーの後端部に当接するように配設され、当
該壁板には前期配線、配管類を挿通する透孔が前
期カバー内に連通して穿設されていることを特徴
とする。
物となる帯状の金属板が連続的に搬送される塗油
チヤンバ内に、高電圧が印加され且つ高速回転駆
動されるカツプ状体に塗油剤を供給して静電霧化
する静電塗油機が設置され、当該静電塗油機に接
続された配線、配管類が静電塗油機本体を覆うカ
バー内に収容された静電塗油装置において、前期
カバーがその表面に付着した塗油剤を当該カバー
の後端側に移行させ得る形状に成形されると共
に、前期塗油チヤンバの内壁を形成する壁板が前
期カバーの後端部に当接するように配設され、当
該壁板には前期配線、配管類を挿通する透孔が前
期カバー内に連通して穿設されていることを特徴
とする。
本考案によれば、静電塗油機本体を覆うカバー
の後端部に塗油チヤンバの内壁を形成する壁板が
当接されているから、カバーの表面に付着してそ
の後端側に移行した塗油剤が当該カバーの後端部
からそのまま壁板に移行する。したがつて、電気
的に先鋭なカバーの後端部に塗油剤の液滴が形成
されたり、当該後端部から塗油剤の液滴が離脱し
て滴下することがなく、カバーに付着した塗油剤
の液滴が比較的粗大な粒子となつて飛び出し被塗
油物に塗着することを確実に防止することができ
る。
の後端部に塗油チヤンバの内壁を形成する壁板が
当接されているから、カバーの表面に付着してそ
の後端側に移行した塗油剤が当該カバーの後端部
からそのまま壁板に移行する。したがつて、電気
的に先鋭なカバーの後端部に塗油剤の液滴が形成
されたり、当該後端部から塗油剤の液滴が離脱し
て滴下することがなく、カバーに付着した塗油剤
の液滴が比較的粗大な粒子となつて飛び出し被塗
油物に塗着することを確実に防止することができ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案による静電塗油装置の一例を示
す正面図、第2図はそのA−A線矢示図である。
す正面図、第2図はそのA−A線矢示図である。
なお、第3図との共通部分については同一符号
を付して詳細説明は省略する。
を付して詳細説明は省略する。
本実施例においては、第3図に示す場合と同様
に、被塗油物となる帯状の金属板6が連続的に搬
送される塗油チヤンバ1内に、高電圧が印加され
且つ高速回転駆動されるカツプ状体9に塗油剤を
供給して静電霧化する静電塗油機2が設置され、
静電塗油機2に接続される高電圧ケーブル15、
塗油剤供給ホース16あるいはエアモータ用のエ
アホース17等の配線、配管類が静電塗油機2の
本体2aを覆うカバー3内に収容されている。
に、被塗油物となる帯状の金属板6が連続的に搬
送される塗油チヤンバ1内に、高電圧が印加され
且つ高速回転駆動されるカツプ状体9に塗油剤を
供給して静電霧化する静電塗油機2が設置され、
静電塗油機2に接続される高電圧ケーブル15、
塗油剤供給ホース16あるいはエアモータ用のエ
アホース17等の配線、配管類が静電塗油機2の
本体2aを覆うカバー3内に収容されている。
また、このカバー3は、截頭円錐状部3a及び
円筒状部3bと、円筒状部3bの下面側に突設さ
れた直角三角形状の塗油剤誘導部3cとから成
り、当該カバー3の表面に付着した塗油剤をその
後端側に移行させ得る形状に成形されている。
円筒状部3bと、円筒状部3bの下面側に突設さ
れた直角三角形状の塗油剤誘導部3cとから成
り、当該カバー3の表面に付着した塗油剤をその
後端側に移行させ得る形状に成形されている。
そして、塗油チヤンバ1内には、その内壁を形
成する壁板18がカバー3の後端部に当接するよ
うに配設され、当該壁板18には高電圧ケーブル
15、塗油剤供給ホース16及びエアホース17
等を挿通する透孔19がカバー3内に連通して形
成されている。
成する壁板18がカバー3の後端部に当接するよ
うに配設され、当該壁板18には高電圧ケーブル
15、塗油剤供給ホース16及びエアホース17
等を挿通する透孔19がカバー3内に連通して形
成されている。
また、壁板18に当接されるカバー3の後端部
周縁には、第1図及び第2図に示すように、壁板
18の表面に摺接するフランジ20が突設されて
いる。
周縁には、第1図及び第2図に示すように、壁板
18の表面に摺接するフランジ20が突設されて
いる。
なお、壁板18に穿設された透孔19は、静電
塗油機2を支持フレーム11に固定する絶縁支持
部材10を支持フレーム11に対して上下及び左
右方向に一定距離だけ移動調節させ得る開口径に
選定されて、被塗油物となる金属板6の大きさに
応じて静電塗油機2の設置位置を多少調節し得る
ようになされている。
塗油機2を支持フレーム11に固定する絶縁支持
部材10を支持フレーム11に対して上下及び左
右方向に一定距離だけ移動調節させ得る開口径に
選定されて、被塗油物となる金属板6の大きさに
応じて静電塗油機2の設置位置を多少調節し得る
ようになされている。
また、カバー3の後端部に形成されたフランジ
20は、絶縁支持部材10を透孔19内で所望の
位置に移動させても当該透孔19の開口部を閉塞
し得る大きさに選定される。
20は、絶縁支持部材10を透孔19内で所望の
位置に移動させても当該透孔19の開口部を閉塞
し得る大きさに選定される。
また、カバー3もしくは壁板18は、静電塗油
機2と塗油チヤンバ1との間を電気的に絶縁して
カツプ状体9の電圧降下を防止するために、少な
くとも何れか一方が塩化ビニル樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂あるいはフツ素樹脂等の絶縁性
材料で成形されている。
機2と塗油チヤンバ1との間を電気的に絶縁して
カツプ状体9の電圧降下を防止するために、少な
くとも何れか一方が塩化ビニル樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂あるいはフツ素樹脂等の絶縁性
材料で成形されている。
しかして、まず各静電塗油機2のカツプ状体9
に高電圧ケーブル15を介してD.C(−)80〜
(−)120Kv程度の高電圧を印加すると共に、当
該カツプ状体9をエアホース17からの高圧エア
で回転駆動されるエアモータで約20000〜
50000rpm程度に高速回転駆動させ、帯状の金属
板6を矢印F方向に所定速度で連続的に搬送させ
ると同時に、塗油剤供給ホース16を通じて送給
される防錆油等の塗油剤を各カツプ状体9内に例
えば0.5〜1c.c./min程度で供給する。
に高電圧ケーブル15を介してD.C(−)80〜
(−)120Kv程度の高電圧を印加すると共に、当
該カツプ状体9をエアホース17からの高圧エア
で回転駆動されるエアモータで約20000〜
50000rpm程度に高速回転駆動させ、帯状の金属
板6を矢印F方向に所定速度で連続的に搬送させ
ると同時に、塗油剤供給ホース16を通じて送給
される防錆油等の塗油剤を各カツプ状体9内に例
えば0.5〜1c.c./min程度で供給する。
これにより、各静電塗油機2のカツプ状体9を
陰極とし、接地した金属6を陽極として両極間に
静電場が作られ、カツプ状体9から帯電せられて
放射された塗油剤の微粒子が反対極である金属板
6の表面に静電吸引力で吸着されて極薄の油膜が
形成される。
陰極とし、接地した金属6を陽極として両極間に
静電場が作られ、カツプ状体9から帯電せられて
放射された塗油剤の微粒子が反対極である金属板
6の表面に静電吸引力で吸着されて極薄の油膜が
形成される。
このとき、各カツプ状体9から静電霧化して放
射された塗油剤粒子の一部が、油煙となつて塗油
チヤンバ1内に浮遊し、静電塗油機2の本体2a
を覆うカバー3の表面に付着する。
射された塗油剤粒子の一部が、油煙となつて塗油
チヤンバ1内に浮遊し、静電塗油機2の本体2a
を覆うカバー3の表面に付着する。
そして、カバー3の表面に付着した塗油剤の量
が一定以上に達すると、付着した塗油剤が自重に
よりカバー3の周面を伝つて下面側に流下し、更
に塗油剤誘導部3cの下面を伝つてカバー3の後
端側に移行する。
が一定以上に達すると、付着した塗油剤が自重に
よりカバー3の周面を伝つて下面側に流下し、更
に塗油剤誘導部3cの下面を伝つてカバー3の後
端側に移行する。
このようにしてカバー3の後端側に移行した塗
油剤は、当該カバー3の後端部が当接せられた壁
板18に移行し、当該壁板18の表面を伝つて塗
油チヤンバ1の底部側に流下する。
油剤は、当該カバー3の後端部が当接せられた壁
板18に移行し、当該壁板18の表面を伝つて塗
油チヤンバ1の底部側に流下する。
そして、塗油チヤンバ1の底部に設けられたド
レン管14を通じて回収されることとなる。
レン管14を通じて回収されることとなる。
以上のように、本考案によれば、各静電塗油機
2に接続される高電圧ケーブル15、塗油剤供給
ホース16及びエアホース17等がカバー3内に
収容されているから、これら配線、配管類に塗油
剤が付着して液滴が形成されることがない。
2に接続される高電圧ケーブル15、塗油剤供給
ホース16及びエアホース17等がカバー3内に
収容されているから、これら配線、配管類に塗油
剤が付着して液滴が形成されることがない。
また、カバー3はその表面に付着した塗油剤を
後端側に移行させ得る形状に成形されると共に、
当該カバー3の後端部が塗油チヤンバ1の内壁を
形成する壁板18に当接されているから、カバー
3の表面に付着した塗油剤が電気滴に先鋭な当該
カバー3の後端部に液滴を形成することがなく、
したがつて従来のようにカバー3に付着した塗油
剤が液滴を形成して比較的粗大な塗油剤粒子とな
つて飛び出し、そのまま金属板6の表面に吸着さ
れてオイル・スポツトを生ずる弊害が確実に防止
される。
後端側に移行させ得る形状に成形されると共に、
当該カバー3の後端部が塗油チヤンバ1の内壁を
形成する壁板18に当接されているから、カバー
3の表面に付着した塗油剤が電気滴に先鋭な当該
カバー3の後端部に液滴を形成することがなく、
したがつて従来のようにカバー3に付着した塗油
剤が液滴を形成して比較的粗大な塗油剤粒子とな
つて飛び出し、そのまま金属板6の表面に吸着さ
れてオイル・スポツトを生ずる弊害が確実に防止
される。
また、塗油チヤンバ1内で各静電塗油機2,2
…に接続される配線、配管類は、壁板18の裏面
側から透孔19を通つてカバー3内に収容するこ
とができるから、当該カバー3内に収容されなか
つた部分についても塗油剤の付着が防止され、配
線、配管類に塗油剤の液滴が形成されることが皆
無となる。
…に接続される配線、配管類は、壁板18の裏面
側から透孔19を通つてカバー3内に収容するこ
とができるから、当該カバー3内に収容されなか
つた部分についても塗油剤の付着が防止され、配
線、配管類に塗油剤の液滴が形成されることが皆
無となる。
なお、上記実施例においては、各静電塗油機2
を水平に設置して被塗油物となる金属板6を垂直
方向に搬送させる場合について示したが、これに
限らず、金属板6を水平方向に搬送させると共に
その下面側に対向して各静電塗油機2を垂直に設
置する場合であつても良い。
を水平に設置して被塗油物となる金属板6を垂直
方向に搬送させる場合について示したが、これに
限らず、金属板6を水平方向に搬送させると共に
その下面側に対向して各静電塗油機2を垂直に設
置する場合であつても良い。
以上述べたように、本考案によれば、静電塗油
機本体を覆うカバーの表面に付着した塗油剤が電
気的に先鋭な当該カバーの後端部に液滴を形成し
たり、当該後端部から塗油剤の液滴が離脱して液
下することがないという優れた効果があり、従来
のようにカバーの表面に付着した塗油剤の液滴が
高電圧の影響を受けて比較的粗大な粒子となつて
飛び出し、被塗油物となる金属板の表面に塗油不
良を生じさせることを確実に防止できる。
機本体を覆うカバーの表面に付着した塗油剤が電
気的に先鋭な当該カバーの後端部に液滴を形成し
たり、当該後端部から塗油剤の液滴が離脱して液
下することがないという優れた効果があり、従来
のようにカバーの表面に付着した塗油剤の液滴が
高電圧の影響を受けて比較的粗大な粒子となつて
飛び出し、被塗油物となる金属板の表面に塗油不
良を生じさせることを確実に防止できる。
第1図は本考案による静電塗油装置の一例を示
す正面図、第2図はそのA−A線矢示図、第3図
は従来技術となる静電塗油装置を示す正面図。 符号の説明、1……塗油チヤンバ、2……静電
塗油機、2a……静電塗油機の本体、3……カバ
ー、6……金属板、9……カツプ状体、15……
高電圧ケーブル、16……塗油剤供給ホース、1
7……エアホース、18……壁板、19……透
孔。
す正面図、第2図はそのA−A線矢示図、第3図
は従来技術となる静電塗油装置を示す正面図。 符号の説明、1……塗油チヤンバ、2……静電
塗油機、2a……静電塗油機の本体、3……カバ
ー、6……金属板、9……カツプ状体、15……
高電圧ケーブル、16……塗油剤供給ホース、1
7……エアホース、18……壁板、19……透
孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被塗油物となる帯状の金属板が連続的に搬送
される塗油チヤンバ内に、高電圧が印加され且
つ高速回転駆動されるカツプ状体に塗油剤を供
給して静電霧化する静電塗油機が設置され、当
該静電塗油機に接続された配線、配管類が静電
塗油機本体を覆うカバー内に収容された静電塗
油装置において、前記カバーがその表面に付着
した塗油剤を当該カバーの後端側に移行させ得
る形状に成形されると共に、前記塗油チヤンバ
の内壁を形成する壁板が前記カバーの後端部に
当接するように配設され、当該壁板には前期配
線、配管類を挿通する透孔が前記カバー内に連
通して穿設されていることを特徴とする静電塗
油装置。 (2) 前記カバーもしくは壁板が絶縁性材で形成さ
れている前記実用新案登録請求の範囲第1項記
載の静電塗油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19732486U JPH046835Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19732486U JPH046835Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63103765U JPS63103765U (ja) | 1988-07-05 |
JPH046835Y2 true JPH046835Y2 (ja) | 1992-02-25 |
Family
ID=31156951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19732486U Expired JPH046835Y2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046835Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107523887B (zh) * | 2017-10-20 | 2019-04-05 | 上海工程技术大学 | 环形静电喷丝机构以及静电喷丝装置 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP19732486U patent/JPH046835Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63103765U (ja) | 1988-07-05 |
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