JPH0468258A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0468258A
JPH0468258A JP2178647A JP17864790A JPH0468258A JP H0468258 A JPH0468258 A JP H0468258A JP 2178647 A JP2178647 A JP 2178647A JP 17864790 A JP17864790 A JP 17864790A JP H0468258 A JPH0468258 A JP H0468258A
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air
temperature
outlet
opening area
distance
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JP2178647A
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Inventor
Masahiro Kobayashi
正博 小林
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吹出口の開口面積を可変に調節するようにし
た空気調和装置の運転制御装置に係り、特に空調の快適
性の向上対策に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば特開昭61−173045号公報、あ
るいは特開昭61−197938号公報に開示される如
く、空気調和装置の空調空気を吹出す吹出口の面積を調
節可能な構造にしておき、例えば暖房運転における低風
量時には、吹出口の開口面積を狭めることで風速を増大
させて床面まで温風を到達させることにより、空調の快
適感を維持しようとするものは公知の技術である。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ファンの風量を一定とし、人の吹出口からの
距離をXとすると、吹出口の開口面積の変化に対して温
風の到達距離(図中の曲線Na)及びXIの位置での空
調の快適感(図中の曲線gb)は、第9図に示すように
変化する。すなわち、人の吹出口からの距離Xiに対し
て、開口面積がある値(図中のAm)以上大きいときに
は、温風の吹出風速が小さいので、人に届かず快適性が
悪い(図中の領域■)。そして、開口面積がある値Am
に達すると快適性は急激に上昇するが、さらに開口面積
が減少すると、温風の風速が大きすぎて逆にドラフトを
生じ、快適性は低下する(図中の領域■)。ここで、こ
の領域■と■の境界になる値A−が人の吹出口からの距
離Xsにほぼ相当する値である。
このように、人の存在する位置に対−し、温風の到達距
離は空調の快適性に大きな影響を及ぼすものである。
しかるに、上記従来のもののように、単に低風量時に吹
出口の開口面積を低減するというだけでは、最適な快適
感を与える吹出空気の状態を実現することができず、あ
る状態ではかえって快適感を損ねる虞れがある。
本発明は、温風の到達距離が人の快適感に対して大きな
影響を与える点に着目し、ある温風の風量に対して温風
の到達距離を最適な値に制御しつる手段を講することに
より、空調の快適性の向上を図ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の解決手段は、温風の到
達距離と吹出口の開口面積との相関関係に基づき、温風
の到達距離が最適な値になるように吹出口の開口面積を
調節することにある。
具体的には、第1の解決手段は、第1図に示すように(
実線部分のみ)、ファン(5)により吸込まれた空気を
加熱して吹出口(2)から温風を吹出すようにした空気
調和装置を前提とする。
そして1.空気調和装置の運転制御装置として、吸込空
気の温度を検出する吸込態検出手段(Tbe)と、吹出
空気の温度を検出する吹出温検出手段(T ho)と、
上記吹出口(2)の開口面積を可変に調節する開口面積
調節手段(6)と、上記吹出温検出手段(T ho)の
出力を受け、吹出空気温度と設定吹出温度との差温に応
じて上記ファン(5)の風量を制御する風量制御手段(
51)と、上記吸込温検出手段(T he)及び吹出温
検出手段(Tho)の出力を受け、吹出空気温度と吸込
空気温度との温度差を演算する温度差演算手段(52)
と、該温度差演算手段(52)で演算される吸込空気温
度と吹出空気温度との温度差及び上記風量制御手段(5
1)で制御されるファン(5)の風量に基づき、吹出口
(2)の開口面積と温風の到達距離との相関関係を演算
する距離演算手段(53)と、該距離演算手段(53)
で求められた吹出口(2)の開口面積と温風の到達距離
との相関関係に基づいて、吹出口(5)の開口面積を増
減して、温風の到達距離が所定の目標値になるように上
記開口面積調節手段(6)を制御する開口面積制御手段
(54)とを設ける構成としたものである。
第2の解決手段は、第1図の破線部分に示すように、上
記第1の解決手段において、温風の到達距離の目標値を
外部入力により設定する外部設定手段(11a)を設け
たものである。
第3の解決手段は、第1図の点線部分に示すように、上
記第1の解決手段において、人の吹出口(2)からの距
離を検出する距離検出手段(U so)と、該距離検出
手段(U so)で検出された人の吹出口(2)からの
距離に応じて温風の到達距離の目標値を設定する目標設
定手段(55)とを設けたものである。
第4の解決手段は、上記第1.第2又は第3の解決手段
における開口面積調節手段(6)を吹出口(2)に配設
され、個別に傾きの変更自在な一対のルーバ(6a)、
  (6b)で構成する。
そして、第1図の一点鎖線部分に示すように、人の存在
位置を検出する位置検知手段(I fr)と、該位置検
知手段(Ifr)の出力を受け、温風の吹出方向が人の
方向に向くようルーバ(6a)。
(6b)の傾きを制御する吹出方向制御手段(56)と
を設けたものである。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、風量演算
手段(51)により、吹出温検出手段(T ho)で検
出される吹出空気温度と設定吹出温度との差温に応じて
ファン(5)の風量が制御される一方、温度差演算手段
(52)により、吹出空気温度と吸込空気温度との温度
差が演算される。
そして、距離演算手段(53)により、上記で求められ
たファン(5)の風量と温度差とに基づき、吹出口(2
)の開口面積と温風の到達距離との相関関係が演算され
、さらに、開口面積制御手段(54)により、その相関
関係に基づいて吹出口(2)の開口面積を増減させて、
温風の到達距離が所定の目標値になるよう開口面積調節
手段(6a)、  (6b)が制御される。
したがって、この開口面積の制御により、温風の到達距
離が人の快適感を最大にするように維持され、空調の快
適性が向上することになる。
請求項(aの発明では、上記請求項(1)の発明におい
て、外部設定手段(11a)により、作業場所等の条件
に応じて温風の到達距離の目標値が外部から設定される
ので、人の体感に即した温風が供給され、空調の快適性
がより向上することになる。
請求項(3)の発明では、目標設定手段(55)により
、距離検出手段(U so)で検出される人の吹出口(
2)からの距離に応じて、その都度適切な温風の到達距
離の目標値が設定されるので、人の移動時にも、快適な
温風が供給される。
請求項(4)の発明では、上記請求項(1)、 (2)
又は(3)の発明において、吹出方向制御手段(56)
により、位置検出手段(Ifr)で検出される人の位置
に応じて温風の吹出方向が制御されるので、空調の快適
感がさらに向上することになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、第2図以下の図面に基
づき説明する。
第2図は本発明の実施例に係る壁面設置形の空気調和装
置の室内機(1)の一部を示し、(1a)は室内機のケ
ーシングであって、該ケーシング(1a)には、室内空
気をケーシング(1a)内に取り入れるための吸込口(
図示せず)と、温風を室内に吹出すための吹出口(2)
とが設けられていて、上記吸込口から吹出口(2)に亘
って空気が流通する通風路(3)が形成されている。そ
して、該通風路(3)には、冷媒が循環する冷媒回路(
図示せず)に接続され、空気と冷媒との熱交換により吸
込まれた室内空気を加熱する室内熱交換器(4)と、送
風用ファン(5)とが配設されている。また、上記吹出
口(2)には、吹出口(2)の開口面積AOを調節する
開口面積調節手段としての一対のルーバ(6a)、  
(6b)が設けられている。該一対のルーバ(6a)、
  (6b)はいずれも水平軸回りに回動自在になされ
ていて、両者の傾きの関係により、吹出口(2)の開口
面積AOと温風の吹出方向とを調節するようになされて
いる。すなわち、上下ルーバ(6a)、  (6b)が
上方に回動して水平に近くなると温風を室内の水平方向
に吹出す一方、下方に回動すると温風を室内の床面方向
に近い角度で吹出すようになされている。また、上ルー
バ(6a)に対する下ルーバ(6b)の開き角により、
開口高さHOが決定され、吹出口(2)の開口面積AO
が定まるようになされている。
また、室内機(1)には、センサ類が配置されていて、
(T he)は吸込口に配置され、吸込空気温度Teを
検出する吸込温検出手段としての吸込温センサ、(Th
o)は吹出口(2)付近に配置され、吹出空気温度To
を検出する吹出温検出手段としての吹出温センサ、(I
 f’r)は室内機(1)のケーシング(1a)下面に
設置され、赤外線入力に基づき人の位置を検出する位置
検知手段としての赤外線センサであって、上記各センサ
の信号は室内機(1)の運転を制御するコントローラ(
10)に入力されている。そして、該コントローラ(1
0)により、各センサからの信号に応じて室内機(1)
及び室外機(図示せず)の各機器(例えば圧縮機等)の
運転を制御するようになされている。さらに、(11)
は上記コントローラ(10)に付設され、装置の運転条
件を設定するための条件設定器であって、該条件設定器
(11)は、第3図に示すように、使用者がその作業位
置に応じて温風の到達距離の目標値Xosを外部入力に
より変更設定する外部設定手段としての距離設定器(1
1a)を備えている。
次に、上記コントローラ(10)の制御内容について、
第4A図〜第4C図のフローチャートに基づき説明する
第4A図は圧縮機の容量制御のフローを示し、まず、ス
テップS1で、上記吸込センサ(T he)で検出され
る吸込空気温度値Teを入力し、ステップS2で、上記
吸込空気温度値Teを設定吸込温度Tesと比較して、
ステップS3で、吸込空気温度Teが設定吸込温度Te
sに収束するように圧縮機の運転周波数fを制御する。
次に、第4B図はファン(5)の風量制御のフローを示
し、ステップS4で、上記吹出温センサ(T ho)で
検出される吹出空気温度値Toを入力し、ステップS5
で、上記吹出空気温度値Toを設定吹出温度Tosと比
較して、ステップS6で、吹出空気温度TOが設定吹出
温度Tosに収束するようにファン(5)の回転数「つ
まりファン風量Fを制御する。
そして、第4C図は吹出口(2)の開口面積制御のフロ
ーを示し、ステップSl+で、上記で制御するファン(
5)の回転数rを入力し、ステップS12で、ファン(
5)の回転数rから風ff1Fを推定し、ステップS+
3で、上記ルーバ(6a)。
(6b)の傾きつまり各ルーバ(6a)、  (6b)
間の開口高さHoを計算上ある値に仮定して、開口面積
AOを決定し、ステップS)4で、式 V。
−F/A、に基づき吹田空気の風速(吹出風速)Voを
演算する。
一方、上記ステップSll〜S14のフローとは平行し
て、ステップSIS、SI6で、それぞれ吸込空気温度
Te及び吹出空気温度Toを入力し、ステップS17で
吸込空気温度Teと吹出空気温度T。
との温度差Δt□を演算しておく。
そして、ステップS18で、上記ステップSI4で求め
た吹出風速Voと、ステップS+7で求めた温度差Δt
□から、下記(1)式に基づき、温風の到達距離Xを演
算する。
Vx /Vo =JK (Ho /X)   11−1
. 6(Ar /v’K)  (Ho/X) ”211
13(1)ただし、Kは吹出口定数(鴇4 ) 、V 
xは吹出口(2)から距離X離れた場所における最大風
速、Arは温風が室内空気から受ける浮力に関するアル
キメデス数であって、該アルキメデス数Arは下記(2
)式 %式%(2) で表されるものである(但し、gは重力加速度(嘴9.
8)、βは気体熱膨張率(=1/300である)。すな
わち、最大風速v×が人の快適な空:Agを維持するに
必要なある値Vxoとなる距離Xoが到達距離の予測値
として求められる。
そして、ステップS+9で、距離設定器(11a)によ
り到達距離Xの目標値Xosを設定し、ステップSiで
、上記ステップSI8で求めた到達距離の予測値Xoと
、ステップSI9で変更設定した到達距離の目標値Xo
sとを比較して、両者が等しくなるまでは、上記ステッ
プSI3の制御に戻って上記フローを繰り返し、到達距
離の予測値Xoが設定値Xosに収束すると、ステップ
S2+で、ルーバ(6a)、  (6b)間の開口高さ
H,つまり開口面積AQを調節する指令信号を出力する
一方、ステップS22で、上記赤外線センサ(Irr)
で検出される人の位置を入力するとともに、ステップS
23で、上記ステップSI6で入力した吹田空気温度T
o  (アルキメデス数Arに関係するファクタ)と、
ステップS+9で入力した人の位置に関する情報とから
温風の吹出方向についての指令を出力する。
そして、上記ステップS2+での吹出口(2)の開口高
さHoについての指令と、ステップS23における吹出
方向についての指令とを総合して、ステップS24で上
下ルーバ(6a)、(6b)(7)傾きを決定し、ステ
ップS25で、各ルーバ(6a)。
(6b)に角度指令を出力する。
上記フローにおいて、ステップS5及びS6により、吹
出空気温度Toと設定吹出温度Tosとの差温に応じて
ファン(5)の風ff1Fを演算する風量演算手段(5
1)が構成され、ステップS+7により、吹出空気温度
Toと吸込空気温度Teとの温度差Δtoを演算する温
度差演算手段(52)が構成されている。また、ステッ
プS18により、上記温度差演算手段(52)で演算さ
れる吸込空気温度と吹出空気温度との温度差及び上記風
量制御手段(51)で制御されるファン(5)の風量に
基づき、吹出口(2)の開口面積と温風の到達距離との
相関関係を演算する距離演算手段(53)が構成され、
ステップSN、S2+及びS24.S25により、該距
離演算手段(53)で求められた吹出口(2)の開口面
積AQと温風の到達距離Xとの相関関係に基づいて、吹
出口(5)の開口面積を増減して、温風の到達距離Xが
所定の目標値XOSになるように上記開口面積調節手段
(6)を制御する開口面積制御手段(54)が構成され
ている。
また、請求項(4)の発明では、上記ステップS23〜
S25の制御により、温風の吹出方向が人の存在方向に
向くようルーバ(6a)、  (6b)の傾きを制御す
る吹出方向制御手段(56)が構成されている。
したがって、請求項(1)の発明では、風量演算手段(
51)により、吹出温センサ(吹出温検出手段)  (
Tho)で検出される吹出空気温度Toと設定吹出温度
Tosとの差温に応じてファン(5)の回転数つまり風
量Fが制御される一方、温度差演算手段(52)により
、吹出空気温度Toと吸込空気温度Teとの温度差Δt
oが演算される。
そして、距離演算手段(53)により、上記で求められ
たファン(5)の風ff1Fと温度差Δt。
とに基づき(上記実施例では(1)及び(2)式により
)、吹出口(2)の開口面積AOと温風の到達距離Xと
の相関関係が演算され、さらに、開口面積制御手段(5
4)により、その相関関係に基づいて吹出口(2)の開
口面積AOを増減させて、温風の到達路MXが所定の目
標値Xosになるよう上下ルーバ(開口面積調節手段)
(6a)、(6b)が制御される。
したがって、この開口面積AOの制御により、人の快適
感を最大にする温風の到達路MXO5が実現され、よっ
て、空調の快適感の向上を図ることができる。
なお、上記実施例では、温風の到達距離Xと吹出口(2
)の開口面積AOとの相関関係を(1)及び(2)式に
基づき求めたが、本発明は斯かる実施例に限定されるも
のではなく、上記各式を簡略化したものなど、他の式を
使用してもよいことはいうまでもない。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明にお
いて、距離設定器(外部設定手段)(lla)により、
作業場所等の条件に応じて温風の到達距離の目標値が外
部から設定されるので、人の体感に即した温風が供給さ
れ、空調の快適感がより向上することになる。
請求項(4)の発明では、吹出方向制御手段(56)に
より、赤外線センサ(位置検出手段)  (Uso)で
検出される人の位置に応じて、温風の吹出方向が制御さ
れるので、空調の快適感がさらに向上することになる。
ここで、上記の制御による温風の状態変化について、第
5図(a)〜(d)に基づき説明する。
第5図(a)は、圧縮機の容jl(運転周波数)fの時
間変化(図中の実線Ω1)と吸込空気温度Teの時間変
化(図中−点鎖線l12)とを示し、運転開始後、室内
が暖まって吸込空気温度Teが上昇すると、暖房負荷の
減少に伴ない圧縮機の運転周波数fが低下する。一方、
第5図(b)はファン(5)の回転数rの時間変化(図
中の実線p3)と吹出空気温度Toの時間変化(図中の
一点鎖線N4)とを示し、上記の圧縮機の運転周波数【
の低下に応じて冷媒の循環量が減少するので吹出空気温
度Toが低下し、それに応じて吹出空気温度Toを設定
値Tosに維持すべくファン(5)の回転数rが減少す
る。そして、第5図(c)は吹出口(2)の開口面ta
Aoの時間変化(図中の実線Ns)と温風の到達距離X
の時間変化(図中の一点鎖線N4)とを示し、上記のフ
ァン(5)の回転数rつまり風量Fの低下に伴ない吹出
風速VOが減少するので、温風の到達距離Xが短くなる
。ここで、開口面積制御手段(54)により、到達距A
iXを目標値Xosにするよう吹出口(2)の開口面m
Aoが制御されるので、到達距@Xが最適値Xosに維
持され、常に良好な快適感を維持することができるので
ある。
また、第5図(d)は、温風の吹出方向の時間変化を示
し、暖房運転開始時の室内がまだ暖まっていない間は、
吹出空気温度Toと吸込空気温度Teとの温度差Δto
が大きいので、アルキメデス数Arが大きく温風が上方
への浮力を受けることに鑑み、温風の吹出方向つまりル
ーバ(6a)。
(6b)の傾きを垂直に近く設定する一方、室内が暖ま
るにつれて温度差Δtoが減少することにともない温風
の吹出角度が水平方向に近付くようになる。すなわち、
より人の体感に即した空調が行われることになる。
次に、請求項(3)の発明に係る第2実施例について説
明する。
第6図は第2実施例における室内機(1)の構造を示し
、本実施例では、上記第1実施例における室内機(1)
の構成に加えて、超音波を利用して人の吹出口(2)か
らの距離Yを検出する距離検出手段としての超音波セン
サ(U so)が室内機(1)のケーシング(1a)下
面に設置されている。その他の構成は上記第1実施例と
同様である。
また、第7図はコントローラ(10)の制御内容を示し
、上記第1実施例における第4C図の制御に対応するも
のであって、ステップR11〜RI8で上記第1実施例
におけるステップ811〜SI8と略同様の制御を行う
が、ステップRI9では、上記第4C図のステップs+
9とは異なり、上記超音波センサ(U so)で検出し
た人の吹出口(2)からの距離X1を入力し、ステップ
S20で、この現在の距離X1に応じた適切な温風の到
達距離の目標値Xosを設定する。そして、ステップR
21〜R26で上記第1実施例のステップ520=S2
5と同様の制御を実行する。
上記フローにおいて、ステップR40により、人の吹出
口(2)からの距離に応じて温風の到達距離の目標値を
設定する目標設定手段(55)が構成されている。
したがって、請求項(3)の発明では、目標設定手段(
55)により、超音波センサ(距離検出手段)(U s
o)で検出される人の吹出口(2)からの距MYに応じ
て、その都度適切な温風の到達距離の目標値Xosが設
定されるので、上記請求項(1)の発明の効果をさらに
顕著に発揮することができる。
第8図(a)〜(C)は、それぞれ人の吹出口(2゛)
からの距離Yの時間変化(図中の実線Ng)、吹出口(
2)の開口面積AOの時間変化(図中の実線g9)、温
風の到達距離Xの時間変化(図中の一点鎖線i) 10
 )及び温風の吹出方向の時間変化(図中の一点鎖線g
11)を示し、時刻t1で距離がYlからY2に変化す
る(遠くなる)と、それに応じて到達距離の目標値Xo
sが高く変更されるので、吹出口(2)の開口面積が小
さくなるように絞られ、温風の到達距離Xが伸びる(第
8図(b)参照)とともに、その人の移動に応じて、空
調機(1)と人の角度が変化するので、温風の吹出方向
が水平方向に近く変更される(第8図(c)参照)。
すなわち、人の移動に伴なう吹出口(2)からの距NY
の変化をも考慮して、快適な空調が行われることになる
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、空
気調和装置の吹出口から吹出す温風の設定温度との差温
に応じてファン風量を決定し、このファン風量と吹出−
吸込温度の温度差とに基づき、吹出口の開口面積と温風
の到達距離との相関関係を演算するとともに、この相関
関係に基づいて、温風の到達距離が快適な値に相当する
目標値になるよう吹出口の開口面積を調節するようにし
たので、空調の快適性の向上を図ることができる。
請求項(aの発明によれば、上記請求項(1)の発明に
おいて、到達距離の目標値を使用者が外部入力により設
定するようにしたので、より人の体感に即した空調制御
を行うことができる。
請求項(3)の発明によれば、人の吹出口からの距離を
検出して、その距離に応じて温風の到達距離の目標値を
変更するようにしたので、人の移動時にも快適な温風を
供給することができる。
請求項(4)の発明によれば、上記請求項[11,(2
1又は(3)の発明において、人の位置を検出し、温風
の吹出方向を人の方向に向けるようにしたので、人の移
動に対応した温風の供給制御を行うことができ、よって
、空調の快適性の顕著な向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図〜第5図は本発明の第1実施例を示し、第2図は
空気調和装置の室内機の構造を部分的に示す縦断面図、
第3図は条件設定器の構成を部分的に示す正面図、第4
図はコントローラの制御内容を示し、第4A図は圧縮機
の運転周波数制御のフローを示すフローチャート図、第
4B図はファンの回転数制御のフローを示すフローチャ
ート図、第4C図はルーバの角度制御のフローを示すフ
ローチャート図、第5図は圧縮機の運転周波数と吸込空
気温度、ファン回転数と吹出空気温度、吹出口の開口面
積と温風の到達距離、及び温風の吹出方向の時間変化を
示す図、第6図〜第8図は第2実施例を示しζ第6図は
室内機の構成を部分的に示す縦断面図、第7図はコント
ローラによるルーバの角度制御のフローを示すフローチ
ャート図、第8図は人の吹出口からの距離、吹出口の開
口面積と到達距離、及び温風の吹出方向の時間変化を示
す図である。第9図は吹出口の開口面積の変化に対する
温風の到達距離及び快適性の変化を示す特性図である。 2  吹出口 5  ファン 6a 上ルーバ 6b 下ルーバ 11a  距離設定器 (外部設定手段) 51 風量制御手段 52 温度差演算手段 53 距離演算手段 54 開口面積制御手段 55 目標設定手段 56 吹出方向制御手段 The  吸込温センサ (吸込温検出手段) Tho  吹出温センサ If’r Us。 (吹出温検出手段) 赤外線センサ (位置検出手段) 超音波センサ (距離検出手段) 叫間 第 図 第 図 開口面積A 第9 図 第 時間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ファン(5)により吸込まれた空気を加熱して吹
    出口(2)から温風を吹出すようにした空気調和装置に
    おいて、 吸込空気の温度を検出する吸込温検出手段(The)と
    、 吹出空気の温度を検出する吹出温検出手段(Tho)と
    、 上記吹出口(2)の開口面積を可変に調節する開口面積
    調節手段(6)と、 上記吹出温検出手段(Tho)の出力を受け、吹出空気
    温度と設定吹出温度との差温に応じて上記ファン(5)
    の風量を制御する風量制御手段(51)と、 上記吸込温検出手段(The)及び吹出温検出手段(T
    ho)の出力を受け、吹出空気温度と吸込空気温度との
    温度差を演算する温度差演算手段(52)と、 該温度差演算手段(52)で演算される吸込空気温度と
    吹出空気温度との温度差及び上記風量制御手段(51)
    で制御されるファン(5)の風量に基づき、吹出口(2
    )の開口面積と温風の到達距離との相関関係を演算する
    距離演算手段(53)と、 該距離演算手段(53)で求められた吹出口(2)の開
    口面積と温風の到達距離との相関関係に基づいて、吹出
    口(5)の開口面積を増減して、温風の到達距離が所定
    の目標値になるように上記開口面積調節手段(6)を制
    御する開口面積制御手段(54)とを備えたことを特徴
    とする空気調和装置の運転制御装置。
  2. (2)上記請求項(1)の空気調和装置の運転制御装置
    において、 温風の到達距離の目標値を外部入力により設定する外部
    設定手段(11a)を備えたことを特徴とする空気調和
    装置の運転制御装置。
  3. (3)上記請求項(1)記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 人の吹出口(2)からの距離を検出する距離検出手段(
    Uso)と、 該距離検出手段(Uso)で検出された人の吹出口(2
    )からの距離に応じて温風の到達距離の目標値を設定す
    る目標設定手段(55)とを備えたことを特徴とする空
    気調和装置の運転制御装置。
  4. (4)上記請求項(1)、(2)又は(3)記載の空気
    調和装置の運転制御装置において、 開口面積調節手段(6)は吹出口(2)に配設され、個
    別に傾きの変更自在な一対のルーバ(6a)、(6b)
    であり、 人の存在位置を検出する位置検知手段(Ifr)と、 該位置検知手段(Ifr)の出力を受け、温風の吹出方
    向が人の方向に向くようルーバ(6a)、(6b)の傾
    きを制御する吹出方向制御手段(56)とを備えたこと
    を特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
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