JPH046814A - 油入コンデンサ - Google Patents
油入コンデンサInfo
- Publication number
- JPH046814A JPH046814A JP10966190A JP10966190A JPH046814A JP H046814 A JPH046814 A JP H046814A JP 10966190 A JP10966190 A JP 10966190A JP 10966190 A JP10966190 A JP 10966190A JP H046814 A JPH046814 A JP H046814A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- oil
- boiling heptane
- alkyldiphenylmethane
- polypropylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 title claims abstract description 31
- IMNFDUFMRHMDMM-UHFFFAOYSA-N N-Heptane Chemical compound CCCCCCC IMNFDUFMRHMDMM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 34
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims abstract description 19
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 9
- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 24
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 23
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 23
- 238000009413 insulation Methods 0.000 abstract description 6
- QWUWMCYKGHVNAV-UHFFFAOYSA-N 1,2-dihydrostilbene Chemical group C=1C=CC=CC=1CCC1=CC=CC=C1 QWUWMCYKGHVNAV-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- 230000002522 swelling effect Effects 0.000 abstract description 2
- VEAFKIYNHVBNIP-UHFFFAOYSA-N 1,3-Diphenylpropane Chemical compound C=1C=CC=CC=1CCCC1=CC=CC=C1 VEAFKIYNHVBNIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- IWPTVBMXQDKDBP-UHFFFAOYSA-N 1-benzyl-2,3,4-trimethylbenzene Chemical compound CC1=C(C)C(C)=CC=C1CC1=CC=CC=C1 IWPTVBMXQDKDBP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- IOXAUPNPMJKSKQ-UHFFFAOYSA-N 1-benzyl-2,3-dimethylbenzene Chemical group CC1=CC=CC(CC=2C=CC=CC=2)=C1C IOXAUPNPMJKSKQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- SDRUDDLXOBDDFO-UHFFFAOYSA-N 1-benzyl-2-propan-2-ylbenzene Chemical compound CC(C)C1=CC=CC=C1CC1=CC=CC=C1 SDRUDDLXOBDDFO-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- OFHBOPNRVWHESR-UHFFFAOYSA-N 1-methyl-2-(3-phenylpropyl)benzene Chemical compound CC1=CC=CC=C1CCCC1=CC=CC=C1 OFHBOPNRVWHESR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- JHHZQADGLDKIPM-UHFFFAOYSA-N hept-3-en-2-one Chemical compound CCCC=CC(C)=O JHHZQADGLDKIPM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N Acetaminophen Chemical compound CC(=O)NC1=CC=C(O)C=C1 RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 3
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 3
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 3
- CTQNGGLPUBDAKN-UHFFFAOYSA-N O-Xylene Chemical compound CC1=CC=CC=C1C CTQNGGLPUBDAKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000178 monomer Substances 0.000 description 2
- QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N propylene Natural products CC=C QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 125000004805 propylene group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([*:1])C([H])([H])[*:2] 0.000 description 2
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Chemical group 0.000 description 2
- 239000008096 xylene Substances 0.000 description 2
- IAUKWGFWINVWKS-UHFFFAOYSA-N 1,2-di(propan-2-yl)naphthalene Chemical compound C1=CC=CC2=C(C(C)C)C(C(C)C)=CC=C21 IAUKWGFWINVWKS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- GNPWYHFXSMINJQ-UHFFFAOYSA-N 1,2-dimethyl-3-(1-phenylethyl)benzene Chemical compound C=1C=CC(C)=C(C)C=1C(C)C1=CC=CC=C1 GNPWYHFXSMINJQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000001644 13C nuclear magnetic resonance spectroscopy Methods 0.000 description 1
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- 125000003118 aryl group Chemical group 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 1
- 229920002521 macromolecule Polymers 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N phenol group Chemical group C1(=CC=CC=C1)O ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は油入コンデンサに関する。
(従来の技術)
油入コンデンサにおいて、ポリプロピレンのフィルムと
アルミニュウム箔とを巻回してコンデンサ素子を構成し
、これに絶#油を含浸したものは、既によく知られてい
る。
アルミニュウム箔とを巻回してコンデンサ素子を構成し
、これに絶#油を含浸したものは、既によく知られてい
る。
しかしポリプロピレンは、例えば芳香族系絶縁油に対す
る溶解性が大きく、膨潤し易いので、小型化、長寿命化
を図ることは困難であった。
る溶解性が大きく、膨潤し易いので、小型化、長寿命化
を図ることは困難であった。
これを解決するために、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタ
クチック、ペンタッド分率が0.955以上、であり、
沸騰ヘプタン可溶部の含有量が9.0重量%以下である
ポリプロピレンより得られた2軸延伸粗面化ポリプロピ
レンフィルムのみよりなる誘電体層を有するコンデンサ
素子に、アルキルナフタレン、アルキルジフェニルエタ
ンなどの絶縁油を含浸させたコンデンサが別途提案され
ている。
クチック、ペンタッド分率が0.955以上、であり、
沸騰ヘプタン可溶部の含有量が9.0重量%以下である
ポリプロピレンより得られた2軸延伸粗面化ポリプロピ
レンフィルムのみよりなる誘電体層を有するコンデンサ
素子に、アルキルナフタレン、アルキルジフェニルエタ
ンなどの絶縁油を含浸させたコンデンサが別途提案され
ている。
(発明が解決しようとする課題)
前記した既提案のコンデンサによれば、フィルムの絶縁
油に対する溶解性は小さく、膨潤はほとんど生じないの
で、極めて都合がよい。
油に対する溶解性は小さく、膨潤はほとんど生じないの
で、極めて都合がよい。
一方コンデンサにおいて、長期耐電圧特性、耐絶縁特性
について、安定した特性を得ることが強く求められてい
る。しかし前記した構成のコンデンサでは、こt、らの
要求を満足させることは極めて困難であった。
について、安定した特性を得ることが強く求められてい
る。しかし前記した構成のコンデンサでは、こt、らの
要求を満足させることは極めて困難であった。
この発明は、ポリプロピレンフィルムの膨潤性を改善す
るとともに、耐絶縁特性、長期耐電圧特性、特に広巾の
コンデンサ素子についての特性を改善することを目的と
する。
るとともに、耐絶縁特性、長期耐電圧特性、特に広巾の
コンデンサ素子についての特性を改善することを目的と
する。
(課題を解決するための手段)
この発明は、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチック、
ペンタッド分率が0.960以上、好ましくは0.96
5以上であり、沸騰ヘプタン可溶部の含有量が9.0重
量%以下、好ましくは8.0重量%以下であるポリプロ
ピレンより得られた2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィ
ルムのみよりなる誘電体層を有するコンデンサ素子に、
パラコールが465から480の範囲にあるアルキルジ
フェニールメタン組成物からなる絶縁油を含浸してなる
ことを特徴とする。
ペンタッド分率が0.960以上、好ましくは0.96
5以上であり、沸騰ヘプタン可溶部の含有量が9.0重
量%以下、好ましくは8.0重量%以下であるポリプロ
ピレンより得られた2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィ
ルムのみよりなる誘電体層を有するコンデンサ素子に、
パラコールが465から480の範囲にあるアルキルジ
フェニールメタン組成物からなる絶縁油を含浸してなる
ことを特徴とする。
(作用)
ポリプロピレンの沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチッ
ク、ペンタッド分率、及び沸騰ヘプタン可溶部の含有量
は、次のようにして定められる。
ク、ペンタッド分率、及び沸騰ヘプタン可溶部の含有量
は、次のようにして定められる。
ポリプロピレン5gを沸騰キシレン500Illaに完
全に溶解させた後、20℃に降温し、4時間放置する。
全に溶解させた後、20℃に降温し、4時間放置する。
その後、濾別し、20℃キシレン可溶部と不溶部とに分
離する。
離する。
次いで、20℃キシレン不溶部を更に沸騰ヘプタンで8
時間、ソックスレー抽呂器で抽出して、抽出残渣と抽出
物に分離する。この抽出残渣を沸騰ヘプタン不溶部とす
る。
時間、ソックスレー抽呂器で抽出して、抽出残渣と抽出
物に分離する。この抽出残渣を沸騰ヘプタン不溶部とす
る。
この乾燥重量を測定に供した全ポリプロピレン重量から
減じた値を、全ポリプロピレン重量で除した値を重量百
分率で表わしたものが、沸騰ヘプタン可溶部の含有量で
ある。
減じた値を、全ポリプロピレン重量で除した値を重量百
分率で表わしたものが、沸騰ヘプタン可溶部の含有量で
ある。
アイソタクチック、ペンタッド゛分率とは、A。
ZambelliらによってMacromolecul
es 6.925(1973)に発表されている方法、
すなわち”C−NMRを使用して測定されるポリプロピ
レン分子鎖のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖
、換言すれば、プロピレンモノマー単位が5個連続して
メン結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位
の分率である。
es 6.925(1973)に発表されている方法、
すなわち”C−NMRを使用して測定されるポリプロピ
レン分子鎖のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖
、換言すれば、プロピレンモノマー単位が5個連続して
メン結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位
の分率である。
更にポリプロピレンより粗面化2軸延伸する方法は、通
常工業的に用いられる方法1例えばテンタ一方式、チュ
ーブラ一方式などの延伸機を用いることができる。
常工業的に用いられる方法1例えばテンタ一方式、チュ
ーブラ一方式などの延伸機を用いることができる。
上述のような性質を有するポリプロピレンフィルムは、
絶縁油含浸性の良好な粗面化フィルムが得られ易いと言
うことが知られているが、含浸させる油によっては、得
られるコンデンサの耐電圧特性に著しい差異がある。
絶縁油含浸性の良好な粗面化フィルムが得られ易いと言
うことが知られているが、含浸させる油によっては、得
られるコンデンサの耐電圧特性に著しい差異がある。
すなわち、含浸させる油のパラコールと化学構造によっ
て耐電圧が異なるものであり、本発明者らの研究によれ
ば、パラコールが465〜480の範囲のもの、また化
学構造的には、アルキルジフェニールメタンのものが好
ましいことが確認されている。
て耐電圧が異なるものであり、本発明者らの研究によれ
ば、パラコールが465〜480の範囲のもの、また化
学構造的には、アルキルジフェニールメタンのものが好
ましいことが確認されている。
しかしアルキルジフェニールメタンには、単品でパラコ
ールが465〜480のものはない。このためこの発明
では、少なくとも2種のフルキルジフェニールメタンを
組合わせてパラコールが上記範囲の組成物とし、前述の
ポリプロピレンフィルムに含浸させて油入コンデンサを
作製することによって、油入コンデンサの特性を改善し
た。
ールが465〜480のものはない。このためこの発明
では、少なくとも2種のフルキルジフェニールメタンを
組合わせてパラコールが上記範囲の組成物とし、前述の
ポリプロピレンフィルムに含浸させて油入コンデンサを
作製することによって、油入コンデンサの特性を改善し
た。
なお絶縁油には必要により、エポキシ系安定剤。
フェノール系安定剤などを添加するようにしてもよい。
(実施例)
メルトフローレイトが20、沸騰ヘプタン不溶部のアイ
ソタクチック、ペンタッド分率が0.965、沸騰ヘプ
タン可溶部の含有量が6.8重量%のポリプロピレンを
用いて2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムを得た。
ソタクチック、ペンタッド分率が0.965、沸騰ヘプ
タン可溶部の含有量が6.8重量%のポリプロピレンを
用いて2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムを得た。
このようにして得たフィルムのみで構成した、素子中2
00m+w及び800Iの誘電体を使用したコンデンサ
素子に、 (1)パラコール466の絶縁油(例えばベンジルトル
エン(以下単にBzTという。)/ベンジルキシレン(
以下単にBzXという。) = 8/2)を含有したも
の(供試番号1) (2)パラm1−)Li469(1)絶縁油(例えばB
zT/BzX=7/3)を含有したもの(供試番号2)
(3)パラコール472の絶縁油(例えばBzT/Bz
X=6/4)を含有したもの(供試番号3)(4) ハ
ーフ :I−)Li476(7)絶縁油(例えばBzT
/BzX=515)を含有したもの(供試番号4)(5
)パラコール479の絶縁油(例えばBzT/BzX=
4/6)を含有したもの(供試番号5)を製作した。
00m+w及び800Iの誘電体を使用したコンデンサ
素子に、 (1)パラコール466の絶縁油(例えばベンジルトル
エン(以下単にBzTという。)/ベンジルキシレン(
以下単にBzXという。) = 8/2)を含有したも
の(供試番号1) (2)パラm1−)Li469(1)絶縁油(例えばB
zT/BzX=7/3)を含有したもの(供試番号2)
(3)パラコール472の絶縁油(例えばBzT/Bz
X=6/4)を含有したもの(供試番号3)(4) ハ
ーフ :I−)Li476(7)絶縁油(例えばBzT
/BzX=515)を含有したもの(供試番号4)(5
)パラコール479の絶縁油(例えばBzT/BzX=
4/6)を含有したもの(供試番号5)を製作した。
比較例1
メルトフローレイトが20、沸騰ヘプタン不溶部のアイ
ソタクチック、ペンタッド分率が0.965、沸騰ヘプ
タン可溶部の含有量が7.0重量%のポリプロピレンを
用いて2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムを得た。
ソタクチック、ペンタッド分率が0.965、沸騰ヘプ
タン可溶部の含有量が7.0重量%のポリプロピレンを
用いて2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムを得た。
このようにして得たフィルムのみで構成した。
素子中200+am及び800mmの誘電体を使用した
コンデンサ素子に。
コンデンサ素子に。
(6)パラコール462の絶縁油(例えばBzT/Bz
X=9/1)を含有したもの(供試番号6)(7) ハ
ラ1−)Lt4B3(1)絶縁油(例えばBzT/Bz
X=3/7)を含有したもの(供試番号7)(8)パラ
コール458のBzTを含有したもの(供試番号8) (9)パラコール493のBzXを含有したもの(供試
番号9) (lO)パラコール538のフェニルキシリルエタンを
含有したもの(供試番号10) (11)パラコール550のジイソプロピルナフタリン
を含有したもの(供試番号11) を製作した。
X=9/1)を含有したもの(供試番号6)(7) ハ
ラ1−)Lt4B3(1)絶縁油(例えばBzT/Bz
X=3/7)を含有したもの(供試番号7)(8)パラ
コール458のBzTを含有したもの(供試番号8) (9)パラコール493のBzXを含有したもの(供試
番号9) (lO)パラコール538のフェニルキシリルエタンを
含有したもの(供試番号10) (11)パラコール550のジイソプロピルナフタリン
を含有したもの(供試番号11) を製作した。
比較例2
ポリプロピレンとしてメルトフローレイトが21、沸騰
ヘプタン不溶部のアイソタクチック、ペンタッド分率が
0.950.沸騰ヘプタン可溶部の含有量が11.2重
量%のポリプロピレンを用いて2軸延伸粗面化ポリプロ
ピレンフィルムを得た。
ヘプタン不溶部のアイソタクチック、ペンタッド分率が
0.950.沸騰ヘプタン可溶部の含有量が11.2重
量%のポリプロピレンを用いて2軸延伸粗面化ポリプロ
ピレンフィルムを得た。
このようにして得たフィルムのみで構成した、素子中2
00mm及び800+a+sの誘電体を使用したコンデ
ンサ素子に、 (12)パー7 :]−/L/466(7)絶縁油(例
えばBzT/BzX=8/2)を含有したもの(供試番
号12)(13)パラコール469の絶縁油(例えばB
zT/BzX=7/3)を含有したもの(供試番号13
)(14)パラコール472のBzT/BzX=6/4
) を含有したもの(供試番号14) を製作した。
00mm及び800+a+sの誘電体を使用したコンデ
ンサ素子に、 (12)パー7 :]−/L/466(7)絶縁油(例
えばBzT/BzX=8/2)を含有したもの(供試番
号12)(13)パラコール469の絶縁油(例えばB
zT/BzX=7/3)を含有したもの(供試番号13
)(14)パラコール472のBzT/BzX=6/4
) を含有したもの(供試番号14) を製作した。
なお試験に供したコンデンサは、アルミニュウム箔電極
間に、22μ■厚さのフィルム3枚を設けてコンデンサ
素子を構成し、これをケースに収納後、加熱、減圧、乾
燥してから、所定の絶縁油を含浸して製作した。各コン
デンサの容量は50kVA。
間に、22μ■厚さのフィルム3枚を設けてコンデンサ
素子を構成し、これをケースに収納後、加熱、減圧、乾
燥してから、所定の絶縁油を含浸して製作した。各コン
デンサの容量は50kVA。
定格は1φ3300Vである。
試験結果を次表及び図面に示す。なお表中においてDI
Vは部分放電開始電圧を、ACLは交流長時間耐電圧値
(10s秒の耐電圧値)を示す、また加熱課電試験は
、90℃で定格電圧の1.5倍を印加して行なった。
Vは部分放電開始電圧を、ACLは交流長時間耐電圧値
(10s秒の耐電圧値)を示す、また加熱課電試験は
、90℃で定格電圧の1.5倍を印加して行なった。
上記の表から理解できるように、この発明の実施例であ
る供試番号]〜5のものは、広巾のコンデンサでも、狭
巾のコンデンサと同一のDIV、ACL特性が得られて
いる。これに対し比較例である供試番号6〜14のもの
は、広巾ではいずれも前記特性が低下している。すなわ
ちこの発明によって広巾のものでも、前記特性の低下は
なんら生じなかったことになる。
る供試番号]〜5のものは、広巾のコンデンサでも、狭
巾のコンデンサと同一のDIV、ACL特性が得られて
いる。これに対し比較例である供試番号6〜14のもの
は、広巾ではいずれも前記特性が低下している。すなわ
ちこの発明によって広巾のものでも、前記特性の低下は
なんら生じなかったことになる。
また図に示す加熱課電試験から、供試番号1〜5のもの
は課電日数が300日を超えても、破壊筒数がOである
のに対し、供試番号6〜14のものは、150日〜25
0日ですべてが破損してしまっているか、あるいは30
0日の課電で、残存率が67%または80%となってい
る。すなわちこの発明によるものは、長期にわたる寿命
が期待されることが理解される。
は課電日数が300日を超えても、破壊筒数がOである
のに対し、供試番号6〜14のものは、150日〜25
0日ですべてが破損してしまっているか、あるいは30
0日の課電で、残存率が67%または80%となってい
る。すなわちこの発明によるものは、長期にわたる寿命
が期待されることが理解される。
前記実施例及び比較例における各コンデンサ素子の膨潤
量は、何れのものも、80℃48時間後の厚さの増加は
、5.2〜6.1%であり、100℃48時間後の厚さ
の増加は、7.4〜8.6%であって、殆ど差はなかっ
た。
量は、何れのものも、80℃48時間後の厚さの増加は
、5.2〜6.1%であり、100℃48時間後の厚さ
の増加は、7.4〜8.6%であって、殆ど差はなかっ
た。
又油中加熱後の寸法変化(フィルムのマシン方向)も、
80℃48時間後テo、s−0.6%、100’c 4
8時間後で−1,0〜−1,5%であって、何れのもの
も殆ど差はなかった。
80℃48時間後テo、s−0.6%、100’c 4
8時間後で−1,0〜−1,5%であって、何れのもの
も殆ど差はなかった。
(発明の効果)
以上詳述したようにこの発明によれば、広巾。
狭巾のコンデンサ素子を問わず、部分放電開始電圧特性
および交流長時間耐電圧特性を向上させることができる
し、長寿命化も可能となり、フィルムの膨潤も僅がであ
るといった効果を奏する。
および交流長時間耐電圧特性を向上させることができる
し、長寿命化も可能となり、フィルムの膨潤も僅がであ
るといった効果を奏する。
第1図はこの発明の実施例であるコンデンサの加熱課電
特性図である。
特性図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチック.ペンタッド
分率が0.960以上で、沸騰ヘプタン可溶部の含有量
が9.0重量%以下であるポリプロピレンより得られた
2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムのみよりなる誘
電体層を有するコンデンサ素子に、 パラコールが465から480の範囲にあるアルキルジ
フェニールメタン組成物からなる絶縁油を含浸してなる 油入コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2109661A JP2505054B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 油入コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2109661A JP2505054B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 油入コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH046814A true JPH046814A (ja) | 1992-01-10 |
JP2505054B2 JP2505054B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=14515956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2109661A Expired - Lifetime JP2505054B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 油入コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505054B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0693278A (ja) * | 1991-11-26 | 1994-04-05 | Elf Atochem Sa | ベンジルトルエンとベンジルキシレンとをベースとした組成物と、その誘電体としての利用 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3127905A1 (de) * | 1981-07-15 | 1983-02-03 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Impraegniermittel und ihre verwendung |
JPS631734A (ja) * | 1986-06-19 | 1988-01-06 | Mazda Motor Corp | 電子燃料噴射式エンジンの燃料制御装置 |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP2109661A patent/JP2505054B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3127905A1 (de) * | 1981-07-15 | 1983-02-03 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Impraegniermittel und ihre verwendung |
JPS631734A (ja) * | 1986-06-19 | 1988-01-06 | Mazda Motor Corp | 電子燃料噴射式エンジンの燃料制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0693278A (ja) * | 1991-11-26 | 1994-04-05 | Elf Atochem Sa | ベンジルトルエンとベンジルキシレンとをベースとした組成物と、その誘電体としての利用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2505054B2 (ja) | 1996-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE69714022T2 (de) | Polypropylenfolie und kondensator hergestellt durch verwendung derselben als dielektrikum | |
JP3752747B2 (ja) | コンデンサー | |
DE112013002736B4 (de) | Metall-Kunststoff-Kondensatoren | |
DE60219305T2 (de) | Dielektrisches fluidum | |
JPH046814A (ja) | 油入コンデンサ | |
JPS6214564B2 (ja) | ||
JP3338547B2 (ja) | 金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサ | |
JP2001250738A (ja) | コンデンサ用ポリプロピレンフィルム及びそれを用いたコンデンサ | |
US3483452A (en) | Capacitors with polypropylene film and liquid dielectrics | |
Umemura et al. | Dielectric behavior of solid/liquid insulation system | |
JP3269709B2 (ja) | 偏平型コンデンサ用金属化ポリプロピレンフィルム | |
JPH046815A (ja) | 油入コンデンサ | |
CA1245312A (en) | Impregnated capacitor | |
JPS631735B2 (ja) | ||
JPS631734B2 (ja) | ||
US4716084A (en) | Oil-impregnated capacitor | |
JP2586005B2 (ja) | 油含浸型コンデンサ− | |
JPS6224886B2 (ja) | ||
JP2586007B2 (ja) | コンデンサ− | |
EP0141656B1 (en) | Impregnated capacitor | |
JPS5952485B2 (ja) | 電気用物品 | |
JP3018693B2 (ja) | 油入コンデンサ | |
JPH0370111A (ja) | 巻込み型コンデンサ | |
JPH11260662A (ja) | 油含浸コンデンサ用ポリプロピレンフィルム及びそれからなるコンデンサ | |
JPS5860521A (ja) | コンデンサ− |