JPH046814A - 油入コンデンサ - Google Patents

油入コンデンサ

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JPH046814A
JPH046814A JP10966190A JP10966190A JPH046814A JP H046814 A JPH046814 A JP H046814A JP 10966190 A JP10966190 A JP 10966190A JP 10966190 A JP10966190 A JP 10966190A JP H046814 A JPH046814 A JP H046814A
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JP
Japan
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oil
boiling heptane
alkyldiphenylmethane
polypropylene
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JP10966190A
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Sadayoshi Mukai
向井 貞喜
Masaru Kanba
勝 神庭
Yoshihisa Tanaka
義久 田中
Akira Ito
明 伊藤
Masahiro Akatsu
正浩 赤津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Kureha Corp
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は油入コンデンサに関する。
(従来の技術) 油入コンデンサにおいて、ポリプロピレンのフィルムと
アルミニュウム箔とを巻回してコンデンサ素子を構成し
、これに絶#油を含浸したものは、既によく知られてい
る。
しかしポリプロピレンは、例えば芳香族系絶縁油に対す
る溶解性が大きく、膨潤し易いので、小型化、長寿命化
を図ることは困難であった。
これを解決するために、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタ
クチック、ペンタッド分率が0.955以上、であり、
沸騰ヘプタン可溶部の含有量が9.0重量%以下である
ポリプロピレンより得られた2軸延伸粗面化ポリプロピ
レンフィルムのみよりなる誘電体層を有するコンデンサ
素子に、アルキルナフタレン、アルキルジフェニルエタ
ンなどの絶縁油を含浸させたコンデンサが別途提案され
ている。
(発明が解決しようとする課題) 前記した既提案のコンデンサによれば、フィルムの絶縁
油に対する溶解性は小さく、膨潤はほとんど生じないの
で、極めて都合がよい。
一方コンデンサにおいて、長期耐電圧特性、耐絶縁特性
について、安定した特性を得ることが強く求められてい
る。しかし前記した構成のコンデンサでは、こt、らの
要求を満足させることは極めて困難であった。
この発明は、ポリプロピレンフィルムの膨潤性を改善す
るとともに、耐絶縁特性、長期耐電圧特性、特に広巾の
コンデンサ素子についての特性を改善することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) この発明は、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチック、
ペンタッド分率が0.960以上、好ましくは0.96
5以上であり、沸騰ヘプタン可溶部の含有量が9.0重
量%以下、好ましくは8.0重量%以下であるポリプロ
ピレンより得られた2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィ
ルムのみよりなる誘電体層を有するコンデンサ素子に、
パラコールが465から480の範囲にあるアルキルジ
フェニールメタン組成物からなる絶縁油を含浸してなる
ことを特徴とする。
(作用) ポリプロピレンの沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチッ
ク、ペンタッド分率、及び沸騰ヘプタン可溶部の含有量
は、次のようにして定められる。
ポリプロピレン5gを沸騰キシレン500Illaに完
全に溶解させた後、20℃に降温し、4時間放置する。
その後、濾別し、20℃キシレン可溶部と不溶部とに分
離する。
次いで、20℃キシレン不溶部を更に沸騰ヘプタンで8
時間、ソックスレー抽呂器で抽出して、抽出残渣と抽出
物に分離する。この抽出残渣を沸騰ヘプタン不溶部とす
る。
この乾燥重量を測定に供した全ポリプロピレン重量から
減じた値を、全ポリプロピレン重量で除した値を重量百
分率で表わしたものが、沸騰ヘプタン可溶部の含有量で
ある。
アイソタクチック、ペンタッド゛分率とは、A。
ZambelliらによってMacromolecul
es 6.925(1973)に発表されている方法、
すなわち”C−NMRを使用して測定されるポリプロピ
レン分子鎖のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖
、換言すれば、プロピレンモノマー単位が5個連続して
メン結合した連鎖の中心にあるプロピレンモノマー単位
の分率である。
更にポリプロピレンより粗面化2軸延伸する方法は、通
常工業的に用いられる方法1例えばテンタ一方式、チュ
ーブラ一方式などの延伸機を用いることができる。
上述のような性質を有するポリプロピレンフィルムは、
絶縁油含浸性の良好な粗面化フィルムが得られ易いと言
うことが知られているが、含浸させる油によっては、得
られるコンデンサの耐電圧特性に著しい差異がある。
すなわち、含浸させる油のパラコールと化学構造によっ
て耐電圧が異なるものであり、本発明者らの研究によれ
ば、パラコールが465〜480の範囲のもの、また化
学構造的には、アルキルジフェニールメタンのものが好
ましいことが確認されている。
しかしアルキルジフェニールメタンには、単品でパラコ
ールが465〜480のものはない。このためこの発明
では、少なくとも2種のフルキルジフェニールメタンを
組合わせてパラコールが上記範囲の組成物とし、前述の
ポリプロピレンフィルムに含浸させて油入コンデンサを
作製することによって、油入コンデンサの特性を改善し
た。
なお絶縁油には必要により、エポキシ系安定剤。
フェノール系安定剤などを添加するようにしてもよい。
(実施例) メルトフローレイトが20、沸騰ヘプタン不溶部のアイ
ソタクチック、ペンタッド分率が0.965、沸騰ヘプ
タン可溶部の含有量が6.8重量%のポリプロピレンを
用いて2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムを得た。
このようにして得たフィルムのみで構成した、素子中2
00m+w及び800Iの誘電体を使用したコンデンサ
素子に、 (1)パラコール466の絶縁油(例えばベンジルトル
エン(以下単にBzTという。)/ベンジルキシレン(
以下単にBzXという。) = 8/2)を含有したも
の(供試番号1) (2)パラm1−)Li469(1)絶縁油(例えばB
zT/BzX=7/3)を含有したもの(供試番号2)
(3)パラコール472の絶縁油(例えばBzT/Bz
X=6/4)を含有したもの(供試番号3)(4) ハ
ーフ :I−)Li476(7)絶縁油(例えばBzT
/BzX=515)を含有したもの(供試番号4)(5
)パラコール479の絶縁油(例えばBzT/BzX=
4/6)を含有したもの(供試番号5)を製作した。
比較例1 メルトフローレイトが20、沸騰ヘプタン不溶部のアイ
ソタクチック、ペンタッド分率が0.965、沸騰ヘプ
タン可溶部の含有量が7.0重量%のポリプロピレンを
用いて2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムを得た。
このようにして得たフィルムのみで構成した。
素子中200+am及び800mmの誘電体を使用した
コンデンサ素子に。
(6)パラコール462の絶縁油(例えばBzT/Bz
X=9/1)を含有したもの(供試番号6)(7) ハ
ラ1−)Lt4B3(1)絶縁油(例えばBzT/Bz
X=3/7)を含有したもの(供試番号7)(8)パラ
コール458のBzTを含有したもの(供試番号8) (9)パラコール493のBzXを含有したもの(供試
番号9) (lO)パラコール538のフェニルキシリルエタンを
含有したもの(供試番号10) (11)パラコール550のジイソプロピルナフタリン
を含有したもの(供試番号11) を製作した。
比較例2 ポリプロピレンとしてメルトフローレイトが21、沸騰
ヘプタン不溶部のアイソタクチック、ペンタッド分率が
0.950.沸騰ヘプタン可溶部の含有量が11.2重
量%のポリプロピレンを用いて2軸延伸粗面化ポリプロ
ピレンフィルムを得た。
このようにして得たフィルムのみで構成した、素子中2
00mm及び800+a+sの誘電体を使用したコンデ
ンサ素子に、 (12)パー7 :]−/L/466(7)絶縁油(例
えばBzT/BzX=8/2)を含有したもの(供試番
号12)(13)パラコール469の絶縁油(例えばB
zT/BzX=7/3)を含有したもの(供試番号13
)(14)パラコール472のBzT/BzX=6/4
) を含有したもの(供試番号14) を製作した。
なお試験に供したコンデンサは、アルミニュウム箔電極
間に、22μ■厚さのフィルム3枚を設けてコンデンサ
素子を構成し、これをケースに収納後、加熱、減圧、乾
燥してから、所定の絶縁油を含浸して製作した。各コン
デンサの容量は50kVA。
定格は1φ3300Vである。
試験結果を次表及び図面に示す。なお表中においてDI
Vは部分放電開始電圧を、ACLは交流長時間耐電圧値
 (10s秒の耐電圧値)を示す、また加熱課電試験は
、90℃で定格電圧の1.5倍を印加して行なった。
上記の表から理解できるように、この発明の実施例であ
る供試番号]〜5のものは、広巾のコンデンサでも、狭
巾のコンデンサと同一のDIV、ACL特性が得られて
いる。これに対し比較例である供試番号6〜14のもの
は、広巾ではいずれも前記特性が低下している。すなわ
ちこの発明によって広巾のものでも、前記特性の低下は
なんら生じなかったことになる。
また図に示す加熱課電試験から、供試番号1〜5のもの
は課電日数が300日を超えても、破壊筒数がOである
のに対し、供試番号6〜14のものは、150日〜25
0日ですべてが破損してしまっているか、あるいは30
0日の課電で、残存率が67%または80%となってい
る。すなわちこの発明によるものは、長期にわたる寿命
が期待されることが理解される。
前記実施例及び比較例における各コンデンサ素子の膨潤
量は、何れのものも、80℃48時間後の厚さの増加は
、5.2〜6.1%であり、100℃48時間後の厚さ
の増加は、7.4〜8.6%であって、殆ど差はなかっ
た。
又油中加熱後の寸法変化(フィルムのマシン方向)も、
80℃48時間後テo、s−0.6%、100’c 4
8時間後で−1,0〜−1,5%であって、何れのもの
も殆ど差はなかった。
(発明の効果) 以上詳述したようにこの発明によれば、広巾。
狭巾のコンデンサ素子を問わず、部分放電開始電圧特性
および交流長時間耐電圧特性を向上させることができる
し、長寿命化も可能となり、フィルムの膨潤も僅がであ
るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例であるコンデンサの加熱課電
特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチック.ペンタッド
    分率が0.960以上で、沸騰ヘプタン可溶部の含有量
    が9.0重量%以下であるポリプロピレンより得られた
    2軸延伸粗面化ポリプロピレンフィルムのみよりなる誘
    電体層を有するコンデンサ素子に、 パラコールが465から480の範囲にあるアルキルジ
    フェニールメタン組成物からなる絶縁油を含浸してなる 油入コンデンサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0693278A (ja) * 1991-11-26 1994-04-05 Elf Atochem Sa ベンジルトルエンとベンジルキシレンとをベースとした組成物と、その誘電体としての利用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3127905A1 (de) * 1981-07-15 1983-02-03 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Impraegniermittel und ihre verwendung
JPS631734A (ja) * 1986-06-19 1988-01-06 Mazda Motor Corp 電子燃料噴射式エンジンの燃料制御装置

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