JPH0467750A - 回転電機用外扇カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はカバー本体と筒状体との結合体から成る回転
電機の外扇カバーに関するものである。

［従来の技術］ 第６図は従来の外扉カバーが電動機に取付けられた状態
を示す部分断面図であり、図において（１）は冷却風吸
込窓を有する外扉カバー、（２）は電動機のシャフト（
５）に取付けられ、これが回転することにより電動機の
外表面に沿って冷却風を流すための外扉ファンで上記外
扇カバー（１）内に収容されている。そしてこの外扇カ
バー（１）は電動機のブラケット（３）に嵌挿状態にね
しく４）で固定され、これと電動機のフレーム（６）と
の間に風路（Ａ）を形成している。

第７図はブレーキ付電動機に従来の外扇カバーを取付け
た状態を示す部分断面図であり、この場合はブレーキ（
７）がブラケット（３）の外側に取付けられ、外扇ファ
ン（２）はブレーキ内を貫通させたシャフト（５）の突
出端に取付けられている。この第７図のように外扇ファ
ン（２）がブレーキ（７）の外側に取付く場合の外扉カ
バー（１）は上記ブレーキ（７）がない場合よりも当然
深絞りにする必要がある。

第８図は第７図のようにブレーキが付く場合であり、例
えば外扉カバー（１）を深絞りにした場合は全型代が高
価になるため、ブレーキ無しの場合に使用している絞り
深さの浅い外扇カバー（１）にその都度別途筒状体（８
）を嵌込み、接合部を溶接した従来の代替品である。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の回転電機の外扉カバーは以上のように構成されて
いるので、ブレーキの有無により外扇カバーの深さを変
える必要があり、またブレーキの種類によっても絞り深
さを変えねばならない。ためにプレス金型も数種類準備
しなければならず、またブレーキを使用しない外扇カバ
ーに筒状体を継ぎ足す方式では、使用されるブレーキの
種類に応じてその都度別個の長さの筒状体の溶接作業を
必要とするという問題点があった。

この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で、標準サイズのカバー本体と、一種類の筒状体を使用
し、しかも溶接作業無しで外扇カバーの深さを変えられ
るようにすることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明の場合は、冷却風吸込み窓を有し外扉ファンを
収容するキャップ状のカバー本体と、筒状体とを溶接無
しで縦つなぎに連結して深さの異なる外扉カバーを得る
ようにしている。

［作　用］ 二の発明の場合は、冷却風吸込み窓を有し外扇ファンを
収容するキャップ状の絞り深さの浅い標準サイズのカバ
ー本体に、筒状体を溶接無しで縦つなぎに所要数だけ連
結することにより種々の深さの外扇カバーを得る。

［実施例］ 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち第
１図（イ）（ロ）において（１）は冷却風吸込窓（１ｄ
）を有し、外扇カバーを収容するキャップ状のカバー本
体、（１ｂ）はこのカバー本体の拡径開口部、（１ａ）
はこの拡径開口部に設けた連結穴である。

また第２図の（８）は筒状体であり、（８ｂ）は上記カ
バー本体の拡径開口部（１ｂ）と全く同一形状で同一内
径の外側の拡径開口部で、内側端部の小径部（８ｃ）が
上記カバー本体（１）の拡径開口部（１ｂ）に嵌着され
るようになっている。

さらに第３図は第１図のカバー本体（１）の拡径開口部
（１ｂ）に筒状体（８）の小径部（８ｃ）を嵌挿しリベ
ット（９）で両者を連結固定した状態を示す要部を断面
で示した正面図である。

また第４図は全く同一構成のもう１つの筒状体（８）を
つなぎ足し３個一連に連結した状態を一部断面で示した
正面図である。

より具体的に説明すると、第１図において冷却風吸込み
窓（ｌｄ）を有し、外扇ファンを収容するキャップ状の
カバー本体（１）の拡径開口部（ｌｂ）は、カバー本体
（１）の外径φＤよりも大きな外径（φυ＋２ｔ）に成
形しており、当該拡径開口部（ｌｂ）に筒状体（８）の
連結穴（１ａ）を複数個設けている。

次に第２図に示す筒状体（８）はカバー本体（１）と同
一外径φＤ、同一板厚（１）を有し、さらにその外側端
はカバー本体（１）の拡径開口部（ｉｂ）と同様に外径
φＤよりも大きな外径（φＤ＋２ｔ）に形成した拡径開
口部（８ｂ）を成しており、両端部にはそ九ぞれ連結穴
（８ａ）が複数設けられている。

以上のように構成されたカバー本体（１）の拡径開口部
（１ｂ）に筒状体（８）の小径部（８ｃ）を嵌挿し、リ
ベット（９）で連結して第３図に示すように深さの深い
外扉カバーが形成される。

また外扇カバーの深さをさらに深くする場合は第３図の
ように連結した外扇カバーの筒状体（８）の外側端の拡
径開口部（８ｂ）に予め準備された同一形状寸法のもう
１個の筒状体（８）の小径部（８ｃ）を嵌挿し同様にリ
ベット（９）で腋部を連結すればよい。

さらに第５図はリベット（９）を使用しない連結手段の
他の実施例であり、この場合はカバー本体（１）におけ
る拡径開口部（１ｂ）の内周面全周に凹溝（１ｃ）を形
成するとともに、これに筒状体（８）における小径部（
８ｃ）の外周面全周に設けた凸部（８ｄ）を嵌込むこと
により、カバー本体（１）と筒状体（８）とを連結する
ようにしている。ただしこの場合には筒状体（８）の拡
径開口部（８ｂ）の内周面全周には上記カバー本体（１
）の拡径開口部（１ｂ）の内周面全周に設けた凹溝（１
ｃ）と同一寸法の凹溝（８ｃ）が設けられるものである
。

［発明の効果］ この発明の回転電機用外扇カバーは以上のように構成し
ているので、ブレーキの使用の有無やブレーキの種類に
よって、異なる深さの外扇カバーが数種類必要な場合に
おいても、標準サイズのカバー本体とこれに連結される
筒状体の連結個数の増減により簡単に対応することがで
き、所望の深さの外扉カバーが安価にかつ容易に得られ
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）（ロ）、第２図、第３図、第４図および第
５図はこの発明の回転電機用外扇カバーの各実施例を示
す図で、第１図（イ）はカバー本体の断面図、第１図（
ロ）は縮少されたその左側面図、第２図は筒状体の断面
図、第３図および第４図はカバー本体と筒状体との連結
状態を一部断面で示す正面図、第５図はカバー本体と筒
状体との連結手段の他の実施例を示す部分断面図、第６
図、第７図および第８図は従来の外扉カバーを示す断面
図である。 なお図中（１）はカバー本体、（１ｂ）は拡径開口部、
（ｌｄ）は冷却風吸込窓、（２）は外扇ファン、（８）
は筒状体、（８ｂ）は拡径開口部、（８ｃ）は小径部で
−ある。 二鳳−−−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷却風吸込窓を有し外扇ファンを収容するキャップ状の
   カバー本体の拡径開口部に、この拡径開口部の内径と同
   一内径の拡径開口部をその外側端部に形成させた筒状体
   における内側端部の小径部を嵌挿固定させて成る回転電
   機用外扇カバー。