JPH0467510A - 電力ケーブル - Google Patents

電力ケーブル

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JPH0467510A
JPH0467510A JP17992990A JP17992990A JPH0467510A JP H0467510 A JPH0467510 A JP H0467510A JP 17992990 A JP17992990 A JP 17992990A JP 17992990 A JP17992990 A JP 17992990A JP H0467510 A JPH0467510 A JP H0467510A
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Takanori Yamazaki
孝則 山崎
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
Hideki Yagyu
柳生 秀樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エチレン系ポリマーの架橋物を絶縁体として
なる電力ケーブルの導体上あるいは絶縁体の外周に設け
られる半導電性組成物の改良に関するものである。
[従来の技術] 高圧用絶縁ケーブルの一般的構成は、図に示すように導
体1の上に内部半導電層2がその外周に絶縁体3が、そ
して当該絶縁体3の外周に外部半導電層4が設けられた
構成よりなる。
このような電力ケーブルの半導電層と絶縁体界面の平滑
性、密着性はケーブルの信頼性向上の上から重要であり
、界面不整が存在すると局部的に高電界が形成され、コ
ロナ放電や浸水時にトリー劣化が生し、ケーブルの電気
特性の低下につながる。 この問題に対し、従来から半
導電層の構造面と材料面の双方から検討がなされており
、ケバ立ちの多い半導電性布テープに代えて押出型半導
電層が開発されるに至った。押出型半導電層の材料とし
ては極性を有するエチレン−酢酸ビニル共重合体やエチ
レン−エチルアクリレート共重合体をベースとしたもの
が主に用いられている。
[発明が解決しようとする課題] 上記したような樹脂をベースとした半導電層の架橋には
、一般にジクミルパーオキサイド(D CP)や2,5
−ジメチル−2,5ジ(1−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン−3に代表されるパオキサイドが用いられており、こ
の押出成形は通常J、 30°C前後で行われている。
ところが、長時間押出成形を継続したり、成形温度を高
くし押出スピードの高速化を図ろうとすると、この架橋
剤だ()では、成形時に一部の架橋剤が分解を起こし、
スコーチ(焼け)が発生するため、破壊電圧を低下させ
るという問題があった。
本発明の目的は、上記したような従来技術の有する問題
点を解決し、架橋剤を含有した樹脂組成物で半導電層を
溶融成形する際のスコーチを防止し、それによって高温
での押出成形を可能にし、耐水トリー性を向上できる新
規な半導電性樹脂組成物を提供しようとするものである
[課題を解決するための手段] 本発明は、エチレン系ポリマー100重量部に対し、ジ
アルキルパーオキサイドと分子中に少(とも2個以上の
二重結合をもつ単環式炭化水素をそれぞれ0,01〜1
0重量部、あるいは、ジアルキルパーオキサイドと芳香
族α−メチルアルケニル単量体の不飽和二量体をそれぞ
れ0.01〜10重量部及び、それらのそれぞれに導電
性付与剤を添加してなるものである。
本発明において、分子中に少なくとも2個以上の二重結
合をもつ単環式炭化水素とは、例えば次式により表わさ
れるものである。
このような化合物としては、1,3−シクロへキサジエ
ン、1−メチルシクロへキサジエン、1゜4−ジメチル
−シクロへキサジエン、1−メチル4−イソプロピリデ
ン−シクロヘキセン、1−エチル−4−イソプロピリデ
ン−シクロヘキセン、1−メチル−4−イソブチリデン
−シクロヘキセン、1−エチル−4−イソブチリデン−
シクロヘキセン等を挙げることができる。
また、本発明において、芳香族α−メチルアルケニル単
量体とは、次式で表せるものである。
H3 C=CH2 ここに、Rはアリル基、アルカリル基、ハロゲン−置換
アリル基、またはハロゲン−置換アルカリル基である。
不飽和二量体には、α−メチルスチレン、パラメチル−
α−メチルスチレン、パラ−エチル−α−メチルスチレ
ン、パラ−イソプロピル−αメチルスチレン、メタ−エ
チル−α−メチルスチレン、メタ−メチル−α−メチル
スチレンなどの二量体が包含される。さらに、これら二
量体は、単独あるいは2種類以上の使用をしても良い。
上記したそれぞれの添架剤は、ジアルキルパーオキサイ
ドが、ラジカル分解をした時に水素ラジカルを供与する
ように作用して、成形時のスコーチを遅延する効果があ
るものと考えることができる。
なお、それぞれの添加量としては、0.01〜10重量
部が良く、これ未満てはその効果が不十分てあり、10
重量部を越えると架橋反応が著しく阻害され、また、半
導電層表面に析出し、絶縁性能を低下させてしまう。
これらの化−合物が添加されるポリマーとしては、低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、直鎖状極低密度ポリ
エチレンのようなポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン等のポリオレフィン、また、エチレン酢酸ビニル
共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチ
レン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体等が挙げられる。これらは、単独で使用
する他、必要に応してブレンドしても良い。
導電性付与剤としては導電性カーボンブラックが最適で
、アセチレンブラック、ファーネスブラックが使用でき
る。導電性付与剤は、樹脂100重量部に対して40重
量部以上上記することが導電性付与の点から好ましい。
本発明においては、適宜酸化防止剤や他の添加剤を加え
ることはなんら差支えない。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し説明する。
断面積60mm2の銅導体上に、第1および2表の各側
に示すような配合の半導電性組成物を押出被覆して内部
半導電層を形成し、続いて、低密度ポリエチレン(密度
0. 920 g/an3  メルトインデックス1.
 0 g/ 10m1n)100重量部、ジクミルパー
キサイド2.5重量部、酸化防止剤0.25重量部を配
合してなる樹脂組成物を押出被覆し、更にこの外周に内
部半導電層と同し組成の半導電性樹脂組成物を押出被覆
して外部半導電層を形成し、加熱架橋処理を行なって架
橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルを作製した。
上記のようにして作製したケーブルの押出加工性、浸水
課電試験について評価した結果を第1および2表の下欄
に示した。
なお、各評価は下記に基いて行なった。
押 出 加 工 性: ケーブルを145℃の押出温度
での押出外観、すなわち、 焼けの発生の有無で判定した。
交流破壊試験方法、 各試料を常温にて17kV/10
分後、5kV/10分 の割合で昇圧した。
ブ ル − ム: 電線を作製する前のペレ・ントを8
0℃恒温槽内に10時 間保持させた後、その表面を 観察することにより目視によ って評価した。
第 表 第 表 第1表かられかるように、実施例1〜5のものは、いず
れも押出加工性が良好であり、また、交流破壊電圧が高
い値を示している。これに対し、比較例1,2は、押出
加工性が悪く、交流破壊強度も小さい値を示している。
さらに、比較例3は押出加工性は良好だか、添加量が多
いため添加剤の析出が起こってしまう。
一方、第2表かられかるように、実施例6〜10のもの
は、いずれも押出加工性が良好であり、交流破壊電圧が
高い値を示している。これに対し、比較例4,5は、押
出加工性が悪く、交流破壊強度も小さい値を示している
。さらに、比較例6は押出加工性は良好だが、添加量が
多いため添加剤の析出が起こってしまっている。
[発明の効果コ 以上説明した通り、本発明によれば、架橋剤を含有した
樹脂組成物で半導電層を押出成形する際のスコーチを防
止し、また、高温での押出成形も可能な半導電性樹脂組
成物の提供を可能とするものであり、その工業的価値は
極めて高い。
【図面の簡単な説明】
図は電力ケーブルの内外半導電層の構成状況を示す断面
図である。 1・導体、 2 内部半導電層、 3、絶縁体、 4・外部半導電層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン系ポリマー100重量部に対し、ジアル
    キルパーオキサイドと分子中に少くとも2個以上の二重
    結合をもつ単環式炭化水素をそれぞれ0.01〜10重
    量部及び導電性付与剤を添加してなる電力ケーブル用半
    導電性樹脂組成物。
  2. (2)エチレン系ポリマー100重量部に対し、ジアル
    キルパーオキサイドと芳香族α−メチルアルケニル単量
    体の不飽和二量体をそれぞれ0.01〜10重量部及び
    導電性付与剤を添加してなる電力ケーブル用半導電性樹
    脂組成物。
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