JPH0467149A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JPH0467149A
JPH0467149A JP17962690A JP17962690A JPH0467149A JP H0467149 A JPH0467149 A JP H0467149A JP 17962690 A JP17962690 A JP 17962690A JP 17962690 A JP17962690 A JP 17962690A JP H0467149 A JPH0467149 A JP H0467149A
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は半導体装置の製造方法におけるリソグラフィー
工程に係わり、特にパターンの形成方法に関する。
(従来の技fIIIり 最近の半導体技術の進歩には著しいものがありその進歩
とともに半導体装置の高速化および高集積化が進められ
てきている。これに伴い回路パターンの微細化の必要性
は高くなる一方であり、高精度のパターン形成が要求さ
れるようになってきている。
現在、レジストパターンをマスクとしてRIE(反応性
イオンエツチング)により素子等が形成された下地の半
導体基板を加工する方法がパターン形成プロセスに用い
られている。
このため微細な回路パターンを形成するには、微細なレ
ジストパターンを高アスペクト比でかつ寸法精度良く形
成することが要求される。
このレジストパターンの形成プロセスには単層レジスト
プロセスと多層レジストプロセスとがある。
前者の単層レジストプロセスは、素子等の形成された半
導体基板上にレジスト層を1層設け、これを露光、現像
によりパターニングしてレジストパターンを形成する方
法である。ところで、一般に素子等が形成された半導体
基板表面は段差が存在する。この段差を平坦化するため
、ある程度の厚み(1,n以上)を有するレジスト層を
形成するがある。また、レジスト層により露光光は吸収
され、レジスト層の膜厚が増加すると、ランバートの法
則に従ってレジスト層底部における光強度は減少し、こ
のため解像度が劣化するという問題もある。
この問題を解決する手法として多層レジストプロセスが
ある。この多層レジストプロセスは素子等の形成された
半導体基板上に複数のレジスト層を重ねて設け、最上要
覧形成されたパターンを上から順にパターニングしてい
くレジストパターンの形成方法である。
例えば3層レジストプロセスでは、半導体基板上に2〜
3p厚で平坦化層を形成し、この半導体基板表面の段差
を平坦化した後、この平坦化層の上に中間層1例えばS
 OG (Spin on glass)層。
さらにその上に露光光に対して感度の良い感光性樹脂層
を形成する。この後、パターン露光により、前記感光性
樹脂層をパターニングし、これをマスクとしてフッ素原
子を含むガス等を用いた異方性エツチングによりパター
ンを中間層に転写する。
さらに、この中間層のパターンをマスクにして酸素ガス
による異方性エツチングを行ってパターンを形成する。
この3層レジストプロセスでは、下層の平坦化層により
半導体基板表面の段差を平坦化し、さらに中間層により
上下のレジスト層を分離するため、上層の感光性樹脂層
の役割は露光による高解像のパターニングのみにある。
前述したように、レジ性樹脂層は薄く形成される場合が
多い。
しかしながら感光性樹脂層を薄膜化すると次の問題が生
ずる。すなわち、薄膜化された感光性樹脂層を現像する
場合、現像時間が短くなり現像時間に対するマージンも
小さくなるので、同一ウニー八面内及び異なるウェーハ
間で現像された感光性樹脂層の膜厚や寸法精度のばらつ
きが大きくなってしまう。又、薄膜ゆえに後のエツチン
グ工程に対して耐性が劣化する等の問題が生じる。
従って、パターンの膜厚の減少を抑えることが。
必要であるがその方法として例えば現像液に対する表面
難溶化法がある。表面難溶化法を説明するための工程断
面図を第10図に示す。
この表面難溶化法では、まず基板91上に感光性樹脂層
92を形成した後(第10図(a))、この樹脂層92
の表面を有機アルカリ現像液に晒す(第10図(b))
。この時、感光性樹脂層92に含まれる樹脂が有機アル
カリ現像液に対して可溶性であるため、アルカリ現像液
に溶出し、この樹脂層92の表面部分92aの膜減りが
起こる。 また、前記樹脂92に含まれる感光剤はこの
樹脂層92表面に凝縮する。この感光剤は一般にアルカ
リ現像液に難溶性であり、前記樹脂層92の表面には難
溶化層93が形成される。
なおこの難溶化層93は感光性樹脂層92表面より80
0Å以下の領域に形成され、樹脂層92の内部は通常の
感光性樹脂層と変わらない8次に、マスク94を介して
放射線95を照射し、照射部分96が易溶化層に変化す
る(第10図(C))、またこの照射部分96を易溶化
層に変化させるためには1通常露光量より多くの露光量
を必要とするため、残存した難溶化層93の下部の露光
部近傍で露光滲みが生じる。
97の点線はこの樹脂層93の内部における露光部と非
露光部の境界線である。従って前記樹脂層93を現像す
ると表面の難溶化層93は現像液に対して非常に安定で
ほとんど膜減りを起こさないが、放射線照射領域96は
易溶化層であるため現像除去される。この際、非露光部
表面の難溶化層93は現像されないが、その下部の露光
部近傍は、前述したように滲みが生じているため、露光
部より侵入した現像液に対し徐々に溶解し、結果的に境
界線97まで現像が容易に進む。従って、現像が進むに
従って難溶化層93の下部で、横方向に現像が進み、そ
の結果パターンの形状は上部にひさしが付いた状態にな
り形状が劣化してしまう(第10図(d))。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように、多層レジストプロセスにおいて、焦
点深度を広く確保し解像度を上げるため感光性樹脂層は
薄膜化して形成される場合が多いが、従来のプロセスに
より薄膜化した感光性樹脂層を現像する場合、現像に関
する時間は短くなり現像時間に対するマージンも小さく
なるので、同一ウェーハ面内及び異なるウェー11間で
感光性樹脂層の膜厚や寸法精度のばらつきが大きくなっ
てしまう問題があった。
このような問題に対処するために、パターンの膜厚の減
少を押さえる方法として表面難溶化法が知られているが
、難溶化層は感光性樹脂層の表面にしか形成されず、現
像を行った場合、上部にひさしが付いた形状のパターン
が生じ、全体のノ(ターン形状としては、劣化してしま
う。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、前述した問
題を解決したパターンの形成方法を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
(11題を解決するための手段) 前述した問題を解決するため、本願筒1の発明は基体上
に感光性樹脂の薄膜を形成する工程と、この感光性樹脂
の薄膜の表面をアルカリ現像液にさらすことにより、前
記感光性樹脂の薄膜の全体をアルカリ難溶化する工程と
、前記難溶化した感光性樹脂の薄膜をパターン露光する
工程と、その後現像することにより感光性樹脂層のパタ
ーンを形成する工程と、このパターン上に選択的に堆積
層を形成する工程とを含むことを特徴とするパターン形
成方法を提供する。
また本願筒2の発明は、基体上に感光性樹脂の薄膜を形
成する工程と、この感光性樹脂の薄膜をパターン露光す
る工程と、その後、テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイドを主成分とする2、15%乃至2.38%の
濃度の有機アルカリ現像液又はコリンを主成分とする2
、57%乃至3.15%の濃度の有機アルカリ現像液で
現像を行い、感光性樹脂のパターンを形成する工程とを
含むパターン形成方法を提供する。
(作用) 本願筒1の発明であれば、基体上に感光性樹脂の薄膜を
形成し、この薄膜の表面をアルカリ現像液にさらすこと
により前記薄膜全体をアルカリ難溶化した後、前E1m
溶化した薄膜をパターン露光し、その後現像により前記
薄膜をパターンに加工するので、高精度の薄膜パターン
を形成することができる。さらに、現像に要する時間を
長くすることができ現像時間に対するマージンを大きく
とることができる。従って、同一ウェーハ面内及び異な
るウェーハ間で前記感光性樹脂層の膜厚や寸法精度のば
らつきが生じることはない。その後、この薄膜パターン
上に選択的に堆噸層を形成することにより、後のエツチ
ング工程に対して十分な耐性を有し寸法精度のすぐれた
パターンを形成することができる。
本願筒2の発明であれば、基体上に感光性樹脂の薄膜を
形成し、この感光性樹脂の薄膜をパターン露光した後、
比較的低濃度の現像液を用いて前記パターン露光された
感光性樹脂の薄膜を現像し、パターンに加工するので、
現像時間に対するマージンを大きくとることができ、十
分なエツチング耐性を有する寸法精度のすぐれたパター
ンを形成することができる。
(実施例) 以下本発明によるパターン形成方法の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。
第1の実施例 第1図は本願筒1の発明の一実施例を示す工程断面図で
ある。シリコン基板1にノボラック系樹脂と感光剤であ
るナフトキノンジアジド誘導体を有するg線用ポジ型フ
ォトレジストをスピンコードし、200℃、30分のベ
ーキングを行い、膜厚2.0−の平坦化層2を形成した
。次にこの平坦化層2の上にSOGをスピンコードし2
00℃、15分のベーキングを行った膜厚0.2虜の中
間層3を形成した。さらにこの中間層3の上にg線用ポ
ジ型フォトレジストを膜厚1000人で塗布し感光性樹
脂層4を形成した(第1図(a))。
次に前記感光性樹脂層4を、テトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド(TMAH)を2.38%含むアル
カリ現像液に30秒晒した。この時感光性樹脂層4のう
ち表面層4aが400人溶出し、感光性樹脂層4の残り
の膜厚は600人となり、全体が難溶化層(4b)とな
った(第1図(b))。
次にマスク5を介して露光光6としてg線(波長436
nm)を200mJ/aJの露光エネルギーで照射した
(第1図(C))。7は照射領域である。次に感光性樹
脂層4bの表面に対し、テトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイド(TMAH)の2.38%現像液(有機
アルカリ現像液)を用いて、30秒のデイツプ現像を行
い、感光性樹脂パターン4Cを形成した(第1図(d)
)。なおこの時、パターン寸法のリニアリティーは、マ
スク寸法±10%の精度で0.35gmのパターンまで
得られた。比較のため感光性樹脂層の膜厚を1.5−と
厚くする他は条件を同じにしてパターン形成を行ったが
、この場合と比べて解像度が0.151上昇することを
確認した。この実施例のように感光性樹脂層をアルカリ
現像液に晒しその厚みを800Å以下とした場合、感光
性樹脂層全体が難溶化層となり、現像の際にパターン上
部にひさしが生じること無く、また膜減りも抑えられて
いることから現像時間に対するマージンも増大する。
下地の極く薄いエツチングの場合には、これをマスクに
することも考えられるが、通常は以下の工程を行うこと
が望ましい。すなわち、パターン4cの形成された基板
1を真空引き可能なチャンバー(図示しない)の中に配
置し、このチャンバーを真空引きしながらスチレンモノ
マーを気体状態でチャンバー内に導入した。
次に、X e −Hgランプ8を全面照射しながら、前
記スチレンモノマーを感光性樹脂パターン4b上に選択
的にグラフト重合させグラフト重合層9を形成した(第
1図(e))。この時、前記重合層9のラインアンドス
ペースは前述した0、35/jII+を保っており、 
この重合層9により膜厚は0.5.に増加してエツチン
グ耐性の十分な膜厚となった。
次に、重合層9をマスクにして中間層3、平坦化層2を
順々に異方的にエツチングしていき、多層レジストパタ
ーンを形成した。
これにより、従来よりもパターン形状の改善された多層
レジストパターンを得ることができた。
第2の実施例 次に本願筒1の発明によるパターンの形成方法の第2の
実施例を第1図を用いて説明する。
まず、シリコン基板1にノボラック系樹脂とナフトキノ
ンジアジド(感光剤)とを含むg線用ポジ型フォトレジ
ストをスピンコードし、200℃、30分のベーキング
を行い、膜厚1.6譚の平坦化層2を形成した。この平
坦化層2の上にSOGをスピンコードし、200℃、1
5分のベーキングを行って膜厚0.1μsの中間層3を
形成した後、 この中間層3の上にマクダミド社製PR
1024を膜厚800人で塗布し感光性樹脂層4を形成
した(第1図(a))。
次に、この感光性樹脂層4をテトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド(TMAH)2.38%現像液に3
0秒晒し、感光性樹脂層4の膜厚を420人とするとと
もに、感光性樹脂層4全体を難溶化層4bとした(第1
図(b))。次に前記感光性樹脂層4に対して、マスク
5を介して露光光6としてKrFエキシマレーザの24
8n園の波長の光6を露光しく第1図(C))、現像を
行って0.25.cmのライン&スペースを有するパタ
ーン4Cを精度よく得た(第1図(d))、さらに、前
述した第1の実施例と同様に感光性樹脂パターン4c上
にスチレンモノマーをグラフト重合させた後(第1図(
e))、エツチングを行ってレジストパターンを形成し
た。
この実施例によっても、従来よりもパターン形状の改善
された多層レジストパターンを得ることができた。
第3の実施例 第2図は本願第1の発明によるパターンの形成方法の第
3の実施例を示す工程断面図である。
以下の図において第1図と同一の部分には同一の符号を
付して示し詳細な説明は省略する。
まず第1.2の実施例と同様にシリコン基板1Cr 上に平坦化層2、中間層(S#零層)3を形成した後、
g線用ポジ型フォトレジストを膜厚1200人で塗布し
感光性樹脂層21を形成した(第2図(a))。
次に前記感光性樹脂層21の表面全体に対し、放射線2
2として水銀ランプのg線を45mJ、/ajの露光エ
ネルギーで照射した(第2図(b))。なお、21aは
g線照射領域を示し、この領域は感光性樹脂層21の表
面部分に形成される。次にこの感光性樹脂層21の表面
をテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TM
AH)2.38%の現像液に30秒晒した。 この時感
光性樹脂層21のうち表面から550人以内の部分(2
1b)が溶出し、感光性樹脂層21の膜厚は650人と
なって、この層全体が難溶化層21亙となった(第2図
(C))。
この実施例のように、有機アルカリ現像液に晒す前にg
線等の放射線22を感光性樹脂層21の表面に対して弱
く照射すると、有機アルカリ現像液に晒した段階で感光
した感光剤が溶出し、それに伴いこの感光した感光剤の
回りの樹脂も溶呂する。
また、感光していない感光剤の多くは表面に凝縮する。
この結果感光性樹脂層21の表面では、放射線の照射を
行わず、有機アルカリ現像液に晒しただけの場合と比べ
て、有機アルカリ現像液に対して可溶性の樹脂が少なく
なり、且つ有機アルカリ現像液に対して難溶性の感光剤
がより多く凝縮し、より強固な難溶化層が形成される。
次に、露光光6として、水銀ランプのg線をマスク5を
介して550mJ/aJの露光エネルギーで照射した(
第2図(d))。さらに、感光性樹脂層21c〜表面に
テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMA
H)2.38%現像液を晒して30秒のデイツプ現像を
行い、感光性樹脂パターン21dを形成した(第2図(
e))。なお、パターン寸法のリニアリティーはマスク
寸法±10%の精度で0.354のパターンまで得られ
、感光性樹脂層の膜厚を1.5−とする他は同じ条件で
パターニングした場合と比べて、解像度が0.15gm
上昇することを確認した。
その後、先の実施例と同様にパターン21d上に選択的
にスチレンモノマーをグラフト重合させ、エツチング工
程を経て、はぼ同様の精度で多層レジストパターンを形
成できた(第2図(f))。
次に、第3図を用いて本願発明の実施例の効果について
説明する。すなわち、同図は、横軸に露光量の尺度とし
て露光時間をとり、縦軸に初期(未現像)の感光性樹脂
層の膜厚(do)に対する現像終了後の膜厚(dl)の
割合(相対膜厚)をとった時の■従来の現像処理(0)
、■本願第1及び第2喜 の実施例有機アルカリ現像液処理(Δ)、及び■本願第
3の実施例(有機アルカリ現像液処理の前に放射線照射
を行う場合)(ロ)それぞれの特性図を示すものである
。ここで露光後の現像時間は一定とした。
この図において露光量(時間)を増加していったときの
相対膜厚の急峻な立ち下りを示す部分の傾き(γ値と呼
ぶ)に着目すると、■、■、■でそれぞれ3.02.3
.74.14.9となり、■は■よりも大きく、■は■
よりも極めて大きな値となっている。
このγ値が大きい程、所定の露光量に対して震光部と非
露光部での相対膜厚の差が大きくなるゝ6つまり震光部
はより現像され易く、非露光部はより現像され難くなる
。従って、得られるパターンは側壁の立った良好な形状
のパターンが得られるのであり、これにより本願第3の
実施例(ロ)が極めて優れていることがわかる。また、
本願第1及び第2の実施例(Δ)の場合であっても、従
来(0)よりは改善されることがわかった。
第4の実施例 第4図は、本願第1の発明によるパターンの形成方法に
よる第4の実施例を示す工程断面図である。
まず第1の実施例と同様にシリコン基板1上に平坦化層
2、中間層3 (S00層)を形成した後、g線用ポジ
用レジストを膜厚1200人で塗布して感光性樹脂層3
1を形成する(第4図(a))。次にマスク32を用い
て感光性樹脂層31のパターン形成領域31aに対して
水銀ランプのg線33を453fo+J/cd の露光
エネルギーで照射した(第4図(b))。これにより、
前記実施例と同様に強固な難溶化層を形成することが可
能となる。
次にこの感光性樹脂層31の表面をテトラアンモニウム
ハイドロオキサイド(TMAH)2.38%の現像液に
30秒晒した。この時感光性樹脂層31のうち31bに
相当する部分が溶出した。すなわちパターン形成領域で
は600人溶出してこの領域全体が難溶化する一方、パ
ターン形成領域外では200人溶出した。その結果感光
性樹脂層31cに示すようにパターン形成領域外が突呂
した形状となる(第4図(C))。
次に、露光光6として水銀ランプのg線をマスク5を介
して550mJ/ aJの露光エネルギーで照射した。
さらに、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド
(TMAH)2.38%現像液に感光性樹脂層31cの
表面を晒して、30秒のデイツプ現像を行いパターン3
1dを形成した。なお、パターン寸法のリニアティーは
マスク寸法±10%の精度で0.35amのパターンま
で得られ、感光性樹脂層の膜厚を1.5uM とした場
合と比べて解像度が0.151上ング工程を経て同じ精
度でレジストパターンを形成できた。
また、この実施例で得られたパターンは、第3の実施例
と同様に第1及び第2の実施例で得られたパターンと比
べて、側壁に立った良好な形状のものが得られた。
第5の実施例 第5図は本願第1の発明によるパターン形成方法の第5
の実施例を示す工程断面図である。
シリコン基板41上にシリコン酸化膜42を膜厚100
0人で形成し、さらにその上にg線用ポジ型フォトレジ
ストを膜厚800人で塗布して感光性樹脂層43を形成
した(第5図(a))。
次にテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(T
MAH)2.38%現像液に感光性樹脂層43を30秒
、晒して表面部分43aを溶出し層全体を難溶化層43
bとした(第5図(b))。この時の感光性樹脂層の膜
厚は350人であった。さらに前記難溶化した感光性樹
脂膜43bに対してマスク5を介して水銀ランプのg線
を照射しく第5図(C))、現像を行って0.354の
ラインアンドスペースのパターン43cを精度よく得た
く第5図(d))。この後、パターン43c上にスチレ
ンモノマーをグラフト重合させ。
同じ精度でレジストパターンを形成できた(第5図(e
))。
なお、前述した第1乃至第5の実施例において感光性樹
脂層にi線用ポジ型レジストを用い、表面全体の露光及
びパターン露光に水銀ランプのi線(波長365nm)
を用いた場合には、いずれもパターン寸法のリニアティ
ーはマスク寸法±10%の精度で0.30μsのパター
ンまで得られた。なお、g線用感光性樹脂層、ill用
感光性樹脂層いずれの場合においても、 水銀ランプの
300nm以上の波長の光を用いて表面全体の露光を行
うことができ、この場合も同様の効果が得られた。
第6の実施例 以下、本願第2の発明によるパターンの形成方法の実施
例を説明する。
第6図は本願第2の発明によるパターンの形成方法の一
実施例を説明するための工程断面図である。まず、シリ
コン基板61上にポジ型レジスト(東京応化工業社製)
を300Orpmで回転塗布して、180℃で20分間
ベーキングし、膜厚2.0−の平坦化層62を形成した
0次にこの平坦化層62上にSOGを塗布し、200℃
で15分間ベーキングし、酸化シリコンに変化させて中
間層63を形成した。さらに、この中間層63上にi線
用ポジ型レジスト(日本合成ゴム社製)を400Orp
mで回転塗布し、90℃でベーキングして、膜厚0.5
−の感光性樹脂層64を形成した(第6図(a))。
次に、第6図(b)に示すようにこの感光性樹脂層64
の表面に対して、マスク5を介して露光光6として水銀
ランプのi線を照射した。ここで、7は照射領域を示す
。次に第6[(C)に示すように、テトラメチルアンモ
ニウムハイドロオキサイド(TM、AH)を2.24%
含有する低濃度の有機アルカリ現像液を用いて、パドル
式で45秒間現像を行い、側壁が垂直に近い感光性樹脂
層パターン64を0.35u!nのラインアンドスペー
スで形成した。
なお、現像液濃度及び現像時間の組み合わせを2.31
%及び38sec、 2.38%及び30secとして
も寸法精度の高い良好なパターンを得ることが出来た。
さらにまた、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イド(TMAH)の濃度を2.15%乃至2.24%で
行っても良好なパターンを得ることが出来た。
又、この実施例において現像液温度は23℃とした。
本願節2の発明の実施例の現像液濃度と現像時間は、第
7図の特性図に基づき設定した。すなわち、この図にお
いて、斜線で示す範囲、すなわち2.15%乃至2.3
8%の現像液濃度が現像時間に対するマージンを拡大で
きる◆適当な濃度を示している。つまり、2.15%以
下の現像液濃度では、現像時間がかかり過ぎたり、濃度
が薄すぎることにより露光部と非露光部の現像選択性が
低下しパターン形状の劣化が生じるので、適用が難しい
ことがわかった。従って、第7図の斜線の部分が1本願
第2の発明の実施例の適用範囲である。
また、この実施例においである濃度での最適現像時間と
γ値との関係を第8図に示す。この図かられかるように
、現像液濃度2.24%、2.31%、2.38%の順
に高γ値を示した。しかもこの順にパターン形状は良好
だった。また、現像液濃度が2.24%では現像時間4
5sec、2.31%では38sec。
2.38%では30secがγ値の極大値を与えている
この現像時間を中心として、±12%程度の現像マージ
ンが確認できた。また各濃度でのγ値の極大値は濃度が
低くなるほど大きくなっており、この極大値しこ対応す
る現像時間は濃度が高くなるほど短くなっている。さら
に、各濃度での極大値は、はぼ直線上でシフトしている
以上の検討を行った結果、現像液濃度は2.15%乃至
2.38%、より好ましくは、2.24%乃至2.38
%の範囲で設定することが効果的で、また現像時間は現
像液濃度2.24%では45sec、 2.31%では
38sec。
2.38%では30secが最高であった。
以上、述べたように本願節2の発明の実施例によれば現
像液濃度を通常より低くすることにより、感光性樹脂層
の現像速度が小さくなり、その現像に要する時間を延長
できるので、現像時間に対するマージンを大きくとるこ
とができ1寸法精度のすぐれたパターンを形成すること
ができる。また、パターンの膜厚は十分厚くエツチング
耐性も十分である。
尚、上記した現像条件は前述した第1の実施例乃至第5
の実施例のg線用レジストでもほぼ同様の条件であり、
これらの実施例でも適用可能である。
第7の実施例 第9図は本願節2の発明によるパターンの形成方法の他
の実施例を示す工程断面図である。現像時間及び現像液
濃度は、第6の実施例と同様とした。
まず第9図(a)に示すように、第6の実施例と同様に
してシリコン基板61上に平坦化層62.中間層63、
感光性樹脂層71からなる多層レジスト層をこの順に形
成した。
次に、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(
TMAH)を2.38%含有する有機アルカリ現像液に
感光性樹脂層71の表面を30秒間浸し、水洗すること
により、第9図(b)に示すように。
感光性樹脂層71表面に難溶化層71aを形成した。
なお、この時感光性樹脂層71は、その表面部分71b
が溶呂することにより膜減りして難溶化層71cとなっ
た。
次に第9図(c)に示すように、露光光6として水銀ラ
ンプのi線をマスク5を介してパターン照射した後、テ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH
)を2.24%含有する有機アルカリ現像液を用い、パ
ドル式で感光性樹脂層71cの表面を45秒間現像する
ことにより、第9図(d)に示すように非露光部の残存
したパターン71eを形成した。この場合前記難溶化層
71aのため、感光性樹脂パターン71cの膜減りを防
ぐことができ。
パターン寸法0.35.の形状がより良好なパターンを
得ることができた。なおこの実施例においても、現像液
濃度及び現像時間の組み合わせを2.31%及び38s
ec、2.38%及び30secとして良好なパターン
を得ることができた。また、テトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド(TMAH)の濃度を2.15%乃
至2.24%で行っても良好なパターンを得ることが出
来た。
第8の実施例 次に本願第2の発明によるパターンの形成方法の他の実
施例を第6図を用いて説明する。
第6の実施例と同様に、シリコン基板61上に平坦化6
2、中間層63、感光性樹脂層64からなる多層レジス
ト層を形成した後(第6図(a))、水銀ランプの1線
をパターン露光しく第6図(b))。定在波による形状
の劣化を軽減するために、110℃で2分間ベーキング
する。次にテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイ
ド(TMAH)2.24%の有機アルカリ現像液で45
秒間現像することにより良好な形状のパターンを得るこ
とができた(第6図(C))。なお、現像液濃度及び現
像時間の組み合わせを2.31%及び38sec、2.
38%及び30secとしても良好なパターンを得るこ
とができた。また、テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイド(TMAH)の濃度を2.15%乃至2.2
4%で行っても良好なパターンを得ることが出来た。
第9の実施例 次に本願第2の発明によるパターンの形成方法のさらに
他の実施例を第6図及び第9図を用いて説明する。
第6の実施例と同様に、シリコン基板61上に平坦化層
62、中間層63、感光性樹脂層64からなる多層レジ
スト層を形成した後(第6図(a))、水銀ランプのi
線をパターン露光した(第6図(b))、次にコリンを
2.95%含む有機アルカリ現像液で45秒現像するこ
とにより、パターン寸法0.35μsの良好なパターン
を得ることができた(第6図(C))。なおこの実施例
の条件で第7の実施例のように、i線露光前に3.15
%のコリン溶液に30sec浸してから水洗する(第9
図(b))ことにより、パターンの膜減りが少ない良好
なパターンを得ることができた。また、第8の実施例の
ようにi線露光後に110℃で2分間ベーキングするこ
とにより良好なパターンを得ることができた。またこの
実施例のようにコリンを含む現像液の場合には、コリン
の濃度を2.57%乃至3.15%で行うと、良好なパ
ターンを得ることができた。
なお本発明は前述した実施例に限られるものではなく、
特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々変形して実施す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によるパターンの形成方法であ
れば、現像時間に対するマージンを大きくとることがで
き、十分なエツチング耐性を有する寸法精度のすぐれた
パターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願第1の発明によるパターンの形成方法の一
実施例を示す工程断面図、第2図、第4図、第5図は本
願第1の発明によるパターンの形成方法の他の実施例を
示す工程断面図、第3図はγ値特性を示す特性図、第6
図は本願第2の発明によるパターンの形成方法の一実施
例を示す工程断面図、第7図は前記第6図の一実施例に
おける現像液濃度とその濃度での最適現像時間との関係
を示す特性図、第8図は前記第6図の一実施例における
現像液濃度での最適現像時間とγ値との関係を示す特性
図、第9図は本願第2の発明によるパターンの形成方法
の他の実施例を示す工程断面図、第10図は従来の表面
難溶化法を説明するための工程断面図である。 1 、41.61・・・シリコン基板、2.62・・・
平坦化層、   3,63・・・中間層、4 、21.
31.43.64.71.92・・・感光性樹脂層、4
a、 21b、 31b、 43a、 71b−感光性
樹脂層4の表面層(溶呂層) 4b、 21c、 31c、 43b−難溶化層、4c
、 21d、 31d、 43c、 71cm感光性樹
脂パターン、5.32.94・・マスク、  6,33
・・・露光光、7 、21a、 96−照射領域、 8
− Xe −Hgランプ、9・・・グラフト重合層、 
 22.95・・・放射線。 31a・・・パターン形成領域、42・・・シリコン酸
化膜、71a、 93・・・難溶化層、   91・・
・基板、92a・・・感光性樹脂層92の表面部分、9
7・・露光部と非露光部の境界線。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 第 図 ■従シ遁す文引役トた桿も(r=3.02)實光恰関(
msec) 第3図 第 図 1.90 2.75  2,242,262.31 2.38現イ
象デn〔■(で−=ヲl Ot、)第 図 第 図 第 図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に感光性樹脂の薄膜を形成する工程と、こ
    の感光性樹脂の薄膜の表面をアルカリ現像液にさらすこ
    とにより、前記感光性樹脂の薄膜の全体をアルカリ難溶
    化する工程と、前記難溶化した感光性樹脂の薄膜をパタ
    ーン露光する工程と、その後現像することにより感光性
    樹脂のパターンを形成する工程と、このパターン上に選
    択的に堆積層を形成する工程とを含むことを特徴とする
    パターン形成方法。
  2. (2)前記感光性樹脂の薄膜を形成した後、この感光性
    樹脂の薄膜のパターン形成予定領域を含む表面部分に対
    して放射線を照射することを特徴とする請求項(1)記
    載のパターン形成方法。
  3. (3)前記パターン上に形成する堆積層は、グラフト重
    合により形成したレジスト層であることを特徴とする請
    求項(1)記載のパターン形成方法。
  4. (4)前記現像時の感光性樹脂の薄膜の厚みは800Å
    以下としたことを特徴とする請求項(1)記載のパター
    ン形成方法。
  5. (5)基体上に感光性樹脂の薄膜を形成する工程と、こ
    の感光性樹脂の薄膜をパターン露光する工程と、その後
    、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドを主成
    分とする2.15%乃至2.38%の濃度の有機アルカ
    リ現像液又はコリンを主成分とする2.57%乃至3.
    15%の濃度の有機アルカリ現像液で現像を行い、感光
    性樹脂のパターンを形成する工程とを含むパターン形成
    方法。
  6. (6)前記現像時の感光性樹脂の薄膜の厚みは800Å
    以下とし、前記形成されたパターン上に選択的に堆積層
    を形成する工程を含むことを特徴とする請求項(5)記
    載のパターン形成方法。
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JP2004336072A (ja) * 1998-07-29 2004-11-25 Sony Chem Corp フレキシブル基板製造方法

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