JPH0466681B2 - - Google Patents

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JPH0466681B2
JPH0466681B2 JP58082442A JP8244283A JPH0466681B2 JP H0466681 B2 JPH0466681 B2 JP H0466681B2 JP 58082442 A JP58082442 A JP 58082442A JP 8244283 A JP8244283 A JP 8244283A JP H0466681 B2 JPH0466681 B2 JP H0466681B2
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JP
Japan
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latch
housing
cam
chainsaw
arm
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JP58082442A
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English (en)
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JPS58209507A (ja
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Efu Uesuto Jeemuzu
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Mcculloch Corp
Original Assignee
Mcculloch Corp
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Publication date
Application filed by Mcculloch Corp filed Critical Mcculloch Corp
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Publication of JPH0466681B2 publication Critical patent/JPH0466681B2/ja
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  • Dry Shavers And Clippers (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、チエーンソー、特にカツテイングチ
エーンブレーキシステムとを備えたチエーンソー
に関する。
ポータブルなチエーンソーは通常、駆動装置収
納用ハウジング、該ハウジングから前方へ突出し
たカツターバー(cutter bar)、及び該カツター
バーまわりを連続的に走行し、駆動装置により駆
動されるカツテイングチエーンを備えている。該
チエーンソーは、使用者が両手で把持して使用す
るように設計されている。使用者は一方の手で前
記ハウジングに装着された把持ハンドルを握り、
他方の手をスロツトルメカニズム駆動用引金を作
動させるためにハウジングに設けたコントロール
ハンドルに掛けるようにされている。
切断作業中、カツテイングチエーンは、カツタ
ーバーが上方へ蹴り上げられるような反撥力、い
わゆる「キツクバツク」を受けることがある。
通常この「キツクバツク」現象に備えて、「キ
ツクバツク」発生により作動し、使用者に接触す
る前にブレーキ作用によりチエーンを停止させ得
るチエーンブレーキが装備されている。
多くのチエーンソーは駆動装置とチエーン駆動
用スプロケツトとの間に遠心クラツチを備えてい
る。代表的なクラツチはアール.エル.コリンズ
(R.L.Collins)の米国特許第2947411号「遠心ク
ラツチアクチユエータ及びスプリングリテイナ
(Centrifugal Clutch Actuator and Spring
Retainer)」に開示されている。駆動用スプロケ
ツトは通常クラツチハウジングに結合されている
ので、多くのブレーキシステムでは該ハウジング
がブレーキドラムとして使用されている。
このようなブレーキシステムの例として、エイ
チ.イー.ムーア(H.E.Moore)の米国特許第
3739475号「チエーンソーの安全に関する方法及
び装置(Chain Saw Safety Method And
Apparatus)」が挙げられる。ムーアのブレーキ
システムには、各々の端部を回動可能に装着され
たブレーキシユーと結合され、チエーンソーハウ
ジングに回動可能に取付けられたヨーク(yoke)
が備えられている。該ブレーキシユは、ハウジン
グに装着されたラグに係合する傾斜した面を有し
ており、したがつて前記ヨークが回動せしめられ
たときに該ブレーキシユーはクラツチハウジング
の周面に押圧力をもつて接触する。前記ヨークは
プツシユロツド(push rod)により前方の把持
ハンドルに配設されたセーフテイバーに結合さ
れ、ブレーキシユーを収縮させる位置に向かつて
ばね付勢されている。チエーンソーに「キツクバ
ツク」が生じ使用者の手又は腕によりセーフテイ
バが打たれると、ブレーキシユーがクラツチドラ
ムに向けて移動せしめられて適切な楔作用を及ぼ
し、チエーンの走行を停止せしめる。
この構造はいくつかの欠点を有している。その
1つは、ブレーキシユが一旦係合すると楔として
作用するため引き戻しが困難であるということで
ある。また該ブレーキシステムはかなり重いとい
う欠点をも有している。ブレーキシユーを使用し
た他の例として、エイチ.イー.ムーア(H.E.
Moore)の米国特許第3793727号「チエーンソー
の安全に関する方法及び装置(Chain Saw
Safety Method And Appartus)」が挙げられ
る。
他に、例えばエル.グスタフソン(L.
Gustafsson)の米国特許第3776331号「パワーソ
ー用ブレーキ装置(Brake−Device For Power
Saw)」のように、可撓性ブレーキバンドを使用
した構造のものがある。該構造のものでは、可撓
性バンドが、一端をハウジングに固定されてクラ
ツチドラムにゆるく巻装されている。該バンド他
端は、ハウジングにおいて把持ハンドルの正面に
回動可能に装着されたレバーアームの一端部に直
接結合されている。該レバーには、ハウジングに
装着されたピンに係合するラツチが回動可能に結
合されている。前記レバーとハウジング間に配設
されたばねは、前記ラツチをラツチ係止位置に付
勢し、前記レバーを制動位置に付勢する。前記レ
バーが移動すると、ラツチはピンを越えて力を及
ぼされ、前記ばねは前記レバーを制動位置に向け
て付勢し続ける。この構造のものは前述のものよ
り簡易であるが、ブレーキアツセンブリーが非制
動位置にあるとき、前記ばねは前記ラツチをラツ
チ係止位置に付勢し、前記レバーを制動位置に付
勢する。したがつて、ばね強度を適切に選ぶのが
困難である。すなわち、該ばねの力が大きすぎる
と、セーフテイレバーをラツチ係止状態から元へ
戻すのが困難となり、該ばねの力が弱すぎると、
前記可撓性バンドにより発生する制動力が、チエ
ーンをできる限り早く停止させるのに十分でなく
なる。
したがつてばねは、セーフテイレバー(検知ア
ーム)が非制動位置にある時のみ該レバーを非制
動位置に付勢し、該レバーが制動位置にある時の
み該レバーを制動位置に付勢するようにするのが
好ましい。これにより、所望の位置に保持する力
が常に得られる。このような構造はエス.ヒルシ
ユコフ(S.Hirschkoff)の米国特許第3934345号
「中立点を境としてスナツプ挙動をするチエーン
ソーのセーフテイブレーキ及びその作動方法
(Snap−Acting Over Center Chain Saw
Safety Brake And Method Of Operation)」
に開示されている。これの代表的な構造に於いて
は、セーフテイハンドルはソーハウジング内に配
設され、作動位置に於いては可撓性ブレーキバン
ドをクラツチドラムとの摩擦接触状態に保持す
る。ガイドロツドは、一端を摺動及び回動自在に
ハウジングに取付けられ、他端を彎曲したスロツ
ト又は溝に取付けられている。該ロツドはセーフ
テイハンドルの方にばね付勢されている。スロツ
ト,ロツド及びハンドル回動軸線相互の位置関係
は次のようになつている。すなわち、セーフテイ
ハンドルが非制動位置にあるときは、スプリング
のスラスト角は、セーフテイハンドル回動軸線よ
り下にあつて該ハンドルを非制動位置に付勢し、
セーフテイハンドルが制動位置にある時は、スプ
リングのスラスト角は前記回動軸線より上にあつ
てセーフテイハンドルを制動位置に付勢するよう
な位置関係とされている。この構造に依れば、中
立点を境としてばね力が2方向のいずれかに作用
するというラツチ機構は達成されるが、重量が大
きくなり、製造コストは高くなる。
上に説明した構造はいずれも、キツクバツクの
間は使用者の腕、手又は他の部分によつて始動さ
せられるものである。しかし、キツクバツク時の
角加速度を感知し、使用者が手動でセーフテイレ
バーを動かす必要なしにチエーンを停止させるよ
うにする構造のものもある。その一例として、イ
ー.ジエー.バイデンセツト(E.J.Bidenset)の
米国特許第3923126号が挙げられる。この場合、
互いに連結されたガイドメンバーと第一のレバー
とを備えた慣性センサーは、ソーハウジング内に
回動自在に配されている。第一のレバーは、ハウ
ジング内に回動自在に配された第二のレバーと係
合し、これら2個のレバーは相互に接近する方向
にばね付勢されている。第二のレバーは、制動位
置にばね付勢されているブレーキバンドの端部に
接するアームを有している。キツクバツクが生じ
たとき、ガイドメンバーと第1のレバーとの慣性
力は、ブレーキバンドの端部が自由になるように
作用し、ブレーキが作動する。他の実施例では、
第二のレバーは可撓性ブレーキバンドの端部に直
接取り付けられており、第二のレバーの回転によ
りチエーンは直接制動せしめられる。
この構造は複雑であり、製造コストが高価とな
り、組立ての際に多大の注意を要する。ガイドメ
ンバーは、使用者の手又は腕が触れるとブレーキ
を始動させるセーフテイバーとしての役目も有し
ているので、トリガーレベルを適切に設定するの
は困難である。これは、キツクバツクによる慣性
力が、使用者により加えられる力よりも相当小さ
いためである。もしこの力のレベルが極めて小さ
いならば、ガイドメンバーへのちよつとした接触
により、チエーンソーのブレーキは絶えず作動し
続けることになろう。
他の関連あるチエーンソーブレーキシステム
は、ウルフ ヴイレイン ナスランド(Utf
Vithein Naslund)他の米国特許第3937306号
「チエーンソーの自動ブレーキアクチユエータ
(Automatic Brake Actuator For A Chain
Saw)」、エス.ヒルシユコフの同第3964333号
「ポータブルチエーンソーのセーフテイブレーキ
装置(Safety Braking Mechanism For A
Portable Chain Saw)」及びエム.ニコリツヒ
(M.Nikolich)の同第4121339号「チエーンソー
のセーフテイブレーキ装置(Safety Brake
Mechanism For Chain Saw)」に示されてい
る。
本発明の第一の目的は、コンパクトにして軽量
であり且つ信頼性の高い、ブレーキ装置を備えた
チエーンソーを提供することにある。
本発明の他の目的は、非制動位置及び制動位置
の2つの位置に対してセーフテイバーが付勢され
るブレーキ装置を備えたチエーンソーを提供する
ことにある。
本発明のさらに他の目的は、十分なブレーキ効
果を奏するのにセーフテイバーに要求される移動
量が小さくて済むブレーキ装置を備えたチエーン
ソーを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ブレーキ機能を手
動によつても自動的にも奏し得るブレーキ装置を
備えたチエーンソーを提供することにある。
本発明によれば、使用者を「キツクバツク」に
より危害から保護し得るセーフテイブレーキアツ
センブリーを得ることができる。一般に多くのチ
エーンソーは、把持ハンドルを有したハウジング
と、該ハウジングに収容されたエンジン又はモー
ターと、前記ハウジングから前方へ突出したサポ
ートバーに支持されたカツテイングチエーンと、
該カツテイングチエーン駆動用の回転力伝動装置
とを備えているが、本発明のセーフテイブレーキ
装置はさらに、前記ハウジングに回動可能に装着
された検知アーム又は装置を備えている。該検知
アームは、例えば前記ハウジングに装着されたピ
ン状の突出部材とすることができる。該検知アー
ムの一部はチエーンソー使用時に把持ハンドルの
正面に配置せしめられ、使用者の身体部分が打擲
すると第1ポジシヨンから第2ポジシヨンへ回転
移動するようにされている。可撓性ブレーキバン
ドが伝動装置又はブレーキドラムの周面に配設さ
れ、該バンドの一端は前記ハウジングに、他端は
前記検知アームに結合されている。該結合はピン
でされるのが望ましい。該ブレーキバンドは、前
記検知アームが第1ポジシヨンから第2ポジシヨ
ンへ移動する際に、ブレーキドラムに対し自由な
位置から該ブレーキドラムに摩擦制動を及ぼす位
置へ移動するように結合されている。ハウジング
に回動可能に装置されたラツチが検知バーの突出
部に係合するようにされている。付勢部材(又は
引張りばね)が第1の端部を該ラツチに結合さ
れ、これにより、該ラツチは、検知アームが第1
ポジシヨンにあるときは該アームを第1ポジシヨ
ンに、検知アームが第2ポジシヨンにあるときは
該アームを第2ポジシヨンに各々のポジシヨンへ
の復帰力を伴い切換え可能に保持するようにされ
ている。
したがつて、「キツクバツク」現象の発生等の
際、使用者の身体部分が検知アームを打擲する
と、検知アームは第1ポジシヨンから第2ポジシ
ヨンへ移動して、カツテイングチエーンが使用者
に接触する前にチエーンを停止せしめる。
さらにまた第2の実施例では、加速度検知アツ
センブリー又は装置を備えて、「キツクバツク」
によりチエーンソーに生じる加速度を検知するこ
ともできる。該加速度検知アツセンブリーは、カ
ム面を有すると共にハウジングに回動可能に装着
されたバーを備えるのが望ましい。この場合、前
述のラツチは、前記カム面に脱離可能に接触する
レバーを有する。これにより前記カム面がレバー
を回動せしめ、その結果、検知アームが第1ポジ
シヨンから第2ポジシヨンへ移動してチエーンを
停止せしめる。
さらに第3の実施例では、前述のものに代えて
ラツチ上に第1のピンが装着され、前記検知アー
ムは、前述のものとは異なり該第1のピンに係合
するU字状溝を備えた突出部を有している。この
例では、可撓性ブレーキバンドの第2の端部は、
前記ラツチ上に装着された第2のピンに結合され
る。
さらに第4の実施例では、前述の加速度検知ア
ツセンブリーを、前記第3の実施例のラツチメカ
ニズムと結合させることができる。
次に本発明を添附図面に示す実施例と共により
詳細に説明する。
第1図はポータブルチエーンソーの側面図、第
2図は第1図に示すチエーンソーの正面図を示し
ている。チエーンソー10は、通常使用される内
燃機関又はモーター(図示せず)を収容したハウ
ジング12を備えている。ハウジング12は、後
部に操作ハンドル14を、前面付近に把持ハンド
ル16を備えている。把持ハンドル16は上部及
び側部18,20,22を備えている。
ガイドバー又は支持部材24はハウジング12
から前方へ突出し、チエーンソー又はカツテイン
グチエーン26を外周に沿つて連続的に回動可能
に支持している。カツテイングチエーン26は内
燃機関により適切な駆動力又は回転伝動装置を経
て駆動される。伝動装置自体は本発明の構成要件
ではなく、したがつて、例えばエイチ.イー.ム
ーア(H.E.Moore)の米国特許第2947399号「遠
心力起動摩擦クラツチ(Centrifugally
Activated Friction Clutch)」及びアール.エ
ル.コリンズ(R.L.Collins)の米国特許第
3385411号「遠心クラツチアクチユエータ及びス
プリングリテイナ(Centrifugal Clutch
Actuator And Spring Retainer)」に記載され
たような、公知又は通常の伝動装置を使用するこ
とができる。
一般に、伝動装置はチエーンソスプロケツトを
有しており、該スプロケツトは内燃機関の駆動軸
により回転せしめられ、外周にはカツテイングチ
エーン26が巻装されている。チエーンスプロケ
ツトの回転により、カツテイングチエーンはガイ
ドバー24のまわりを連続的に回動せしめられ
る。
チエーンソー10の使用の際、使用者は一方の
手で操作ハンドル14を、他方の手で把持ハンド
ル16を掴む。把持ハンドル16は主にチエーン
ソー10を操り押圧するために使用され、操作ハ
ンドル14はチエーンソー10を安定化し、引き
金スロツトル28操作によりカツテイングチエー
ンの回動速度をコントロールするために使用され
る。使用者はカツテイングチエーンを適切に方向
付けるために把持ハンドル16の他の部分を掴む
こともできる。
前述のように、「キツクバツク」現象は前ぶれ
なく生ずることがある。キツクバツクの影響を最
小限にするために、本発明はブレーキシステムを
備えたチエーンソーを提供するものである。
本発明1実施例においては、セーフテイブレー
キシステム又は装置29は、枢軸31まわりに揺
動可能に取付けられた検知アーム又は装置30を
備えている。検知アーム30は一般に逆U字状メ
ンバーとされ(第2図参照)、垂直方向に延びる
側部32,33及び水平方向に延びる上部34を
有している。側部32は、ボルト36により端部
35をハウジング12に回動可能に装着されてお
り、軸31まわりに回動し得る。検知アーム30
は把持ハンドル16の前方に配設されている。他
方の側部33も、ハウジング12に回動可能に装
着されている。
換言すれば、検知アーム30は、使用者の上
肢、すなわち腕又は手に係合し得るように、把持
ハンドル16及びカツテイングチエーン26間に
配設されている。検知アーム30は少くとも、使
用者の身体部分により、打擲されることによつて
前方に回動して開くようにされているのが好まし
い。
第1図、第2図さらに第3図、第4図に示すよ
うに、検知アーム30は、ノツチ39を経てハウ
ジング12内に延びる突出部である固着されたピ
ン38を有している。
ブレーキアツセンブリー29は、可撓性あるブ
レーキバンド40を備え、該ブレーキバンド40
は第1の端部41を、ハウジング12に結合され
たピン42に繋留されている。ブレーキバンド4
0はブレーキドラム46の周面44に配置され第
2の端部47をピン38に結合されている。ブレ
ーキドラム46は、チエーンソー10の伝動装置
(図示せず)に連結された回転エレメントを備え、
これによりドラム46に加えられた制動力がカツ
テイングチエーンの走行速度を低下せしめるよう
にされている。例えば、ドラム46は内燃機関に
より駆動されるシヤフト48、或いはカツテイン
グチエーンを駆動するスプロケツトに連結するこ
とができる。或いはまた、遠心クラツチを使用し
ている場合は、クラツチのカツプ(cup)をブレ
ーキドラムとするのが望ましい(このような例は
前述のムーア及びコリンズの米国特許に示されて
いる)。いずれにせよ、チエーンソーのエンジン
及び伝動装置がカツテイングチエーンを回転させ
ると、ドラム46も回転する。制動力がドラム4
6に作用すると、該制動力はカツテイングチエー
ンの走行を停止させるように伝達される。しか
し、通常の運転状態においては、ブレーキドラム
46は自由に回転でき、カツテイングチエーン駆
動用伝動装置に負荷を与え制動したりすることは
ない。
ラツチ50がピン51により回動軸52まわり
に回動自在となるようにハウジング12に装着さ
れている。ラツチ50は検知アーム30に係合す
るようにされている。該係合は、ラツチ50のノ
ツチ54がピン38に係合することにより達成さ
れる(したがつて、ピン38は検知アームのラツ
チへの係合用部材として作用する)。付勢装置と
して使用される引張ばね60は、固定部64によ
り第1の端部62をハウジング12に装着され、
第2の端部66をラツチ50のノツチ67に係合
させている。
第3図及び第4図に示すように、検知アーム3
0が、ブレーキの作動していない第1ポジシヨン
にあるとき、ピン38は、ばね60の力が作用線
70(回動軸52に関しピン38と同じ側)に沿
つて作用するように、ラツチ50を位置決めす
る。したがつて、検知アーム30は復帰力を伴つ
て第1ポジシヨンに保持されている。ばね60
は、該ばね力の作用線70がピン51の回動軸5
2に関し当該位置と同じ側にある限り、検知アー
ム30を移動可能に第1ポジシヨンに保持する。
ブレーキバンド40がブレーキドラム46に摩擦
による制動力を及ぼしていないことは勿論であ
る。
第3図と同一方向から見た状態を示す第5図
は、検知アーム30が第2ポジシヨン又はブレー
キングポジシヨンにあることを示している。この
状態は、使用者が前述の「キツクバツク」現象が
生じている間に、身体部分により検知アームを打
擲して該検知アームを移動させたときに生じる。
検知アーム30が第1ポジシヨンから第2ポジシ
ヨンへ移動したとき、該検知アーム30に結合さ
れラツチ50のノツチ54と係合しているピン3
8はラツチ50を回動させる(第5図では反時計
回り方向に回動した状態が示されている)。ピン
38が移動すると、ブレーキバンド40はブレー
キドラム46の周面44と接触し、ブレーキドラ
ム44の回転を制してチエーン26の走行を停止
せしめる。同時に、ラツチ50は、ばね60の力
作用線70がラツチ50の回動軸52に関し前と
は反対側に移動する位置に移動する。この位置に
おいて、ばね60は検知アーム30を復帰力を伴
つて第2ポジシヨンに保持する。
検知アーム30を第1ポジシヨンに戻すには、
使用者は単にばね60の力に抗する力を検知アー
ム30に及ぼす操作をするだけでよい。
ブレーキシステム29は例えば、低コスト、高
い信頼性、軽量であること、並びにセーフテイア
ームが第1ポジシヨン及び第2ポジシヨンのいず
れにあつても検知アームを各々のポジシヨンへの
復帰力を伴つて保持するという多くの利点を備え
ているが、該ブレーキシステムは、さらに使用者
の身体部分がセーフテイアームを打つ必要のな
い、チエーン停止のための第2の装置を結合して
改良することができる。すなわち、第6図に示す
ように、「キツクバツク」により生じる加速度を
検知する加速度検知システム80を備えることが
できる。加速度検知システム又は加速度センサー
80は固定部材82によりハウジング12に回動
可能に結合された検知バー81を備えている。検
知バー81はカム面83と結合されている。検知
バー81は錘86を備えている。錘86は以下に
延べる理由により所定位置に固定可能とされてい
るが、検知アーム81に対し移動可能に取り付け
られるのが望ましい。錘86は、固定部材又は固
定ねじ87により検知バー81上の所定位置に選
択的に固定可能とすることができる。
したがつて、「キツクバツク」が生じる間、バ
ー81はその慣性により加速度に抗し、カム面8
3をチエーンソーに対し回動させる。これによ
り、ラツチ50′は、ばね60′の力作用線70が
回動軸52′に関し反対側へ移動する位置へ回動
する。その結果、スプリング60は、ラツチ5
0′を経て検知アーム30を第2ポジシヨンに該
ポジシヨンへの復帰力を伴つて保持し、ブレーキ
バンド40をブレーキドラム46の周面44に接
触せしめる。このように、加速度検知システム8
0を装着することにより、チエーンを停止させる
ために使用者の身体部分を検知アーム30に接触
させる必要がなくなる。さらに、錘86の重さ及
び回動軸から錘86までの距離を適切に選ぶこと
により、「キツクバツク」時の加速度の許容値を
種々設定することができる。
第7図は安全ブレーキシステムの第3の実施例
の側面図である。第7図及び第8図に示すよう
に、チエーンソー200は、前方の把持ハンドル
202とブレーキアツセンブリー203とを有し
たハウジング201を備えている。ブレーキアツ
センブリー203は、ハウジング201に装着さ
れると共に、第7図に示す第1ポジシヨンから第
8図に示す第2ポジシヨンへ回動軸205まわり
に回動可能な検知アーム204を備えている。検
知アーム204は前述のようにカム面に結合する
こともできるが、この実施例では、第1の溝20
8が設けられた端部207を有した部材206に
結合されている。ブレーキアツセンブリー203
は、さらに前述のものと異なるラツチ又はレバー
210を備えている。該レバー210は回動軸2
11まわりに回動可能となるようにハウジング2
00に装着されており、第1のピン214を備え
ている。第1のピン214は、検知アーム204
の部材206に設けられた第1の溝208に係合
している。可撓性ブレーキバンド216が、第1
の端部218をハウジング201に装着されたハ
ウジングピン220に繋留され、ブレーキドラム
224の周面222まわりに配設され、第2の端
部226をレバー210に装着された第2のピン
228に結合されている。
ばね230は第1の端部をハウジング201
に、第2の端部をレバー210の第2の溝に固定
されている。したがつて、第1図から第6図に示
したチエーンブレーキシステム29におけるよう
に、検知アーム204が第1ポジシヨン又は非制
動ポジシヨン(第7図参照)から第2ポジシヨン
(第8図参照)へ移動するとき、レバー210は、
部材206の溝208に係合した第1のピン21
4により反時計回りに回転せしめられ、チエーン
は停止する。この回転動作により、ばね230の
作用線240は、検知アーム204が第1ポジシ
ヨンにありブレーキバンド216がブレーキドラ
ム224周面から離れている位置から、第2ポジ
シヨンへ移動する。この移動があつたとき、ばね
230の作用線240は、レバー210の回動軸
211に関し反対側に位置している。したがつ
て、ばね230は、検知アーム204を第2ポジ
シヨンに保持し、ブレーキバンド216はドラム
224の周面222に接する。
本発明の第4の実施例を第9図に示す。該実施
例では、レバーアーム244が脱着可能にレバー
210に装着されており、該レバーアーム244
には脱着可能に加速度検知システム246が取付
けられている。該検知システム246は第6図に
示した加速度検知システム80と同様のものであ
り、同様の作動をする。すなわち、加速度検知シ
ステム246は固定部材250によりハウジング
201に回動可能に取付けられた検知バー248
を備えている。バー248は、レバーアーム24
4と接触するカム面252に結合されている。検
知バー248は、移動可能に係合して固定ねじ2
56により適切な位置に固定可能な錘254を備
えている。したがつて、「キツクバツク」が生じ
た時、バー248は慣性によつて加速度に抗し、
これによりカム面252はチエーンソーに対し回
動せしめられる。その結果、レバー210は、ば
ね230の作用線240が回動軸211とは反対
側に移動し、ばね230は、レバー210を介し
て検知アーム204を第2又は制動ポジシヨンへ
の復帰力をもつて該ポジシヨンに保持する。よつ
てブレーキバンド216はブレーキドラム224
の周面に接触せしめられる。このように加速度検
知システム246を装着することにより、使用者
はチエーンを停止させるのに身体部分を検知アー
ム204に接触させる必要がなくなる。前述のと
おり、錘の重量及び、回動軸から錘までの距離を
適切に選択することにより、「キツクバツク」の
許容値を種々に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は1
実施例チエーンソーの一部を示す側面図、第2図
は第1図に示すチエーンソーの正面図、第3図は
第1図に示すチエーンソーが非制動状態にある場
合の要部を示す側面図、第4図は第1図の4−4
線に沿う断面図、第5図は第1図に示すチエーン
ソーが制動状態にある場合の要部を示す側面図、
第6図は他の実施例チエーンソーの要部を示す側
面図、第7図はさらに他の実施例チエーンソーの
一部を示す側面図、第8図は第7図に示すチエー
ンソーが制動状態にある場合の要部を示す側面
図、第9図はさらに他の実施例チエーンソーの要
部を示す側面図である。 10……チエーンソー、12……ハウジング、
16……把持ハンドル、24……支持部材(支持
バー)、26……カツテイングチエーン、29…
…セーフテイブレーキ装置、30……検知アー
ム、38……突出部又はピン、40……可撓性ブ
レーキバンド、42……ピン、50,50′……
ラツチ、51……ピン、54……ノツチ(溝)6
0,60′……引張ばね(付勢装置)、67……ノ
ツチ(溝)、80……加速度検知システム、81
……検知バー(アーム)、83……カム面、86
……錘、87……固定ねじ(固定部材)、200
……チエーンソー、201……ハウジング、20
2……把持ハンドル、203……セーフテイブレ
ーキ装置、204……検知アーム、208……第
1の溝、210……ラツチ又はレバー、214…
…第1のピン、216……可撓性ブレーキバン
ド、220……ハウジングピン、228……第2
のピン、230……ばね(付勢装置)、236…
…第2の溝、246……加速度検知装置、248
……検知バー(アーム)、252……カム面、2
54……錘、256……固定ねじ(固定部材)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングと、該ハウジングに取付けられた
    把持ハンドルと、該ハウジングに装着されたモー
    タ装置と、カツテイングチエーンと、前記ハウジ
    ングから前方へ突出し、前記カツテイングチエー
    ンを連続回転可能に支持する支持バーと、前記カ
    ツテイングチエーンを駆動するための、前記モー
    タ装置に接続された回転力伝動装置と、前記カツ
    テイングチエーンを停止させるためのセーフテイ
    ブレーキ装置とを備えたチエーンソーにおいて、
    前記ブレーキ装置が、 a 前記ハウジングに回動可能に装着されて延
    び、途中に突出部を有し、先端部が前記チエー
    ンソーの運転中前記把持ハンドルの正面に位置
    し、且つ使用者の上肢の当接により第1ポジシ
    ヨンから第2ポジシヨンへと移動可能に配設さ
    れた検知アーム、 b 第1の端部が前記ハウジングに、第2の端部
    が前記突出部に各々結合された可撓性ブレーキ
    バンドにして、前記検知アームが前記第1ポジ
    シヨンから前記第2ポジシヨン移動したとき
    に、前記伝動装置と非接触の位置から該伝動装
    置に摩擦制動を及ぼす位置へ移動するように前
    記結合がされている該可撓性ブレーキバンド、 c 回転軸回りに回動可能に前記ハウジングに装
    着されると共に、前記検知アームの突出部に係
    合したラツチ、及び d 第1の端部を前記ハウジングに、第2の端部
    を前記ラツチに各々結合された付勢装置にし
    て、前記検知アームが前記第1ポジシヨンにあ
    るときに該検知アームを該第1ポジシヨンへ付
    勢し、前記検知アームが前記第2ポジシヨンに
    あるときに該検知アームを該第2ポジシヨンへ
    付勢する付勢装置、 を備えており、 前記ラツチは、前記突出部との係合に基づき前
    記検知アームと共に回動し、前記検知アームが前
    記第1ポジシヨンにあるときに第1回動位置にあ
    り、前記検知アームが前記第2ポジシヨンにある
    ときに第2回動位置にあり、該ラツチと前記付勢
    装置との結合位置は、該ラツチが前記第1回動位
    置にあるときに、前記付勢装置の第1の端部及び
    該ラツチの回動軸線を結ぶ直線に関して前記検知
    アームの突出部と同じ側にあり、該ラツチが前記
    第2回動位置にあるときに、前記直線に関して前
    記検知アームの突出部と反対側にあるように、決
    められていることを特徴とするチエーンソー。 2 前記突出部が、前記検知アーム上にピンを備
    え、前記ラツチが、該ピンを受入れるための第1
    の溝を備えている特許請求の範囲第1項に記載の
    チエーンソー。 3 前記可撓性ブレーキバンドの第2の端部が、
    前記ピンに結合されている特許請求の範囲第2項
    に記載のチエーンソー。 4 前記ラツチが、前記付勢装置に係合する第2
    の溝を備え、前記付勢装置の第2の端部が該第2
    の溝に係合している特許請求の範囲第3項に記載
    のチエーンソー。 5 ハウジングと、該ハウジングに取付けられた
    把持ハンドルと、該ハウジングに装着されたモー
    タ装置と、カツテイングチエーンと、前記ハウジ
    ングから前方へ突出し、前記カツテイングチエー
    ンを連続回転可能に支持する支持バーと、前記カ
    ツテイングチエーンを駆動するための、前記モー
    タ装置に接続された回転力伝動装置と、前記カツ
    テイングチエーンを停止させるためのセーフテイ
    ブレーキ装置とを備えたチエーンソーにおいて、
    前記ブレーキ装置が、 a 前記ハウジングに装着され、一部にカムを有
    し、チエーンソーに作用する加速度を検知して
    該加速度が所定値を越えると前記カムを第1カ
    ムポジシヨンから第2カムポジシヨンに動かす
    加速度検知装置、 b 前記カムと係脱可能に係合するレバーアーム
    と、ブレーキバンド係合用突出部とを有し、回
    転軸回りに回動可能に前記ハウジングに装着さ
    れており、前記カムの前記第1カムポジシヨン
    から第2カムポジシヨンへの移動に伴つて、前
    記レバーアームを前記カムに係合させる第1回
    動位置から、前記レバーアームを前記カムを離
    脱させる第2回動位置へ回動するラツチ、 c 第1の端部が前記ハウジングに、第2の端部
    が前記突出部に各々結合された可撓性ブレーキ
    バンドにして、前記カムが前記第1カムポジシ
    ヨンから前記第2カムポジシヨンへ移動し、こ
    れに伴つて前記ラツチが前記第1回動位置から
    前記第2回動位置に移動したときに、前記伝動
    装置と非接触の位置から該伝動装置に摩擦制動
    を及ぼす位置へ移動するように前記結合がされ
    ている該可撓性ブレーキバンド、 及び d 第1の端部を前記ハウジングに、第2の端部
    を前記ラツチに各々結合された付勢装置にし
    て、前記カムが前記第1カムポジシヨンにある
    ときに前記ラツチを前記第1回動位置へ付勢
    し、前記カムが前記第2カムポジシヨンにある
    ときに前記ラツチを前記第2回動位置へ付勢す
    る付勢装置、 を備えており、 前記ラツチと前記付勢装置との結合位置は、該
    ラツチが前記第1回動位置にあるときに、前記付
    勢装置の第1の端部及び該ラツチの回動軸線を結
    ぶ直線に関して前記ラツチの突出部と同じ側にあ
    り、該ラツチが前記第2回動位置にあるときに、
    前記直線に関して前記ラツチの突出部と反対側に
    あるように、決められていることを特徴とするチ
    エーンソー。 6 前記加速度検知装置が、前記カムと一体的に
    結合されたアームと、該アームに装着された錘と
    を備えている特許請求の範囲第5項に記載のチエ
    ーンソー。 7 前記錘が前記アーム上に移動可能に装着され
    ており、前記加速度検知装置は、該錘を所定の位
    置に固定するための固定部材を備えている特許請
    求の範囲請求項6に記載のチエーンソー。 8 前記ラツチの突出部がピンを備えており、前
    記可撓性ブレーキバンドの第2の端部が該ピンに
    係合している特許請求の範囲請求項5に記載のチ
    エーンソー。 9 前記ラツチが、前記付勢装置に係合する溝を
    備え、前記付勢装置の第2の端部が該第2の溝に
    係合している特許請求の範囲第5項に記載のチエ
    ーンソー。 10 ハウジングと、該ハウジングに取付けられ
    た把持ハンドルと、該ハウジングに装着されたモ
    ータ装置と、カツテイングチエーンと、前記ハウ
    ジングから前方へ突出し、前記カツテイングチエ
    ーンを連続回転可能に支持する支持バーと、前記
    カツテイングチエーンを駆動するための、前記モ
    ータ装置に接続された回転力伝動装置と、前記カ
    ツテイングチエーンを停止させるためのセーフテ
    イブレーキ装置とを備えたチエーンソーにおい
    て、前記ブレーキ装置が、 a 前記ハウジングに回動可能に装着されて延
    び、途中に突出部を有し、先端部が前記チエー
    ンソーの運転中前記把持ハンドルの正面に位置
    し、且つ使用者の上肢の当接により第1ポジシ
    ヨンから第2ポジシヨンへと移動可能に配設さ
    れた検知アームにして、前記突出部がラツチ係
    合用溝を有している検知アーム、 b 前記検知アームのラツチ係合用溝に係合する
    第1のピンと、ブレーキバンド係合用の第2の
    ピンとを有し、回転軸回りに回動可能に前記ハ
    ウジングに装着され、前記検知アームの第1ポ
    ジシヨンから第2ポジシヨンへの移動に伴つて
    第1回動位置から第2回動位置に回動するラツ
    チ、 c 第1の端部が前記ハウジングに、第2の端部
    が前記ラツチの第2のピンに各々結合された可
    撓性ブレーキバンドにして、前記検知アームが
    前記第1ポジシヨンから前記第2ポジシヨンへ
    移動し、これに伴つて前記ラツチが前記第1回
    動位置から前記第2回動位置に移動したとき
    に、前記伝動装置と非接触の位置から該伝動装
    置に摩擦制動を及ぼす位置へ移動するように前
    記結合がされている該可撓性ブレーキバンド、
    及び d 第1の端部を前記ハウジングに、第2の端部
    を前記ラツチに各々結合された付勢装置にし
    て、前記検知アームが前記第1ポジシヨンにあ
    るときに前記ラツチを前記第1回動位置へ付勢
    し、前記検知アームが前記第2ポジシヨンにあ
    るときに前記ラツチを前記第2回動位置へ付勢
    する付勢装置、 を備えており、 前記ラツチと前記付勢装置との結合位置は、該
    ラツチが前記第1回動位置にあるときに、前記付
    勢装置の第1の端部及び該ラツチの回動軸線を結
    ぶ直線に関して前記ブレーキバンド係合用の第2
    のピンと同じ側にあり、該ラツチが前記第2回動
    位置にあるときに、前記直線に関して前記第2の
    ピンと反対側にあるように、決められていること
    を特徴とするチエーンソー。 11 前記ラツチが、前記付勢装置に係合する第
    2の溝を備え、前記付勢装置の第2の端部が該第
    2の溝に係合している特許請求の範囲第10項に
    記載のチエーンソー。 12 ハウジングと、該ハウジングに取付けられ
    た把持ハンドルと、該ハウジングに装着されたモ
    ータ装置と、カツテイングチエーンと、前記ハウ
    ジングから前方へ突出し、前記カツテイングチエ
    ーンを連続回転可能に支持する支持バーと、前記
    カツテイングチエーンを駆動するための、前記モ
    ータ装置に接続された回転力伝動装置と、前記カ
    ツテイングチエーンを停止させるためのセーフテ
    イブレーキ装置とを備えたチエーンソーにおい
    て、前記ブレーキ装置が、 a 前記ハウジングに装着され、一部にカムを有
    し、チエーンソーに作用する加速度を検知して
    該加速度が所定値を越えると前記カムを第1カ
    ムポジシヨンから第2カムポジシヨンに動かす
    加速度検知装置、 b 前記ハウジングに回動可能に装着されて延
    び、途中に突出部を有し、先端部が前記チエー
    ンソーの運転中前記把持ハンドルの正面に位置
    し、且つ使用者の上肢の当接により第1ポジシ
    ヨンから第2ポジシヨンへと移動可能に配設さ
    れた検知アームにして、前記突出部がラツチ係
    合用溝を有している検知アーム、 c 前記検知アームのラツチ係合用溝に係合する
    第1のピンと、ブレーキバンド係合用の第2の
    ピンとを有し、回転軸回りに回動可能に前記ハ
    ウジングに装着されたラツチにして、前記カム
    と係脱可能に係合するレバーアームを有し、前
    記カムの前記第1カムポジシヨンから第2カム
    ポジシヨンへの移動に伴つて、前記レバーアー
    ムを前記カムに係合させる第1回動位置から、
    前記レバーアームを前記カムから離脱させる第
    2回動位置へ回動させると共に、前記検知アー
    ムを前記第1ポジシヨンから第2ポジシヨンに
    移動させるラツチ、 d 第1の端部が前記ハウジングに、第2の端部
    が前記ラツチの第2のピンに各々結合された可
    撓性ブレーキバンドにして、前記ラツチが前記
    第1回動位置から前記第2回動位置へ移動たと
    きに、前記伝動装置と非接触の位置から該伝動
    装置に摩擦制動を及ぼす位置へ移動するように
    前記結合がされている該可撓性ブレーキバン
    ド、 及び e 第1の端部を前記ハウジングに、第2の端部
    を前記ラツチに各々結合された付勢装置にし
    て、前記検知アームが前記第1ポジシヨンにあ
    り、前記カムが前記第1カムポジシヨンにある
    ときに前記ラツチを前記第1回動位置へ付勢
    し、前記検知アームが前記第2ポジシヨンにあ
    り前記カムが前記第2カムポジシヨンにあると
    きに前記ラツチを前記第2回動位置へ付勢する
    付勢装置、 を備えていることを特徴とするチエーンソー。 13 前記ラツチと前記付勢装置との結合位置
    は、該ラツチが前記第1回動位置にあるときに、
    前記付勢装置の第1の端部及び該ラツチの回動軸
    線を結ぶ直線に関して前記ラツチの第2のピンと
    同じ側にあり、該ラツチが前記第2回動位置にあ
    るときに、前記直線に関して前記ラツチの第2の
    ピンと反対側にあるように、決められている特許
    請求の範囲第12項に記載のチエーンソー。 14 前記ラツチが、前記付勢装置に係合する第
    2の溝を備え、前記付勢装置の第2の端部が該第
    2の溝に係合している特許請求の範囲第12項記
    載のチエーンソー。 15 前記加速度検知装置が、前記カムと一体的
    に結合されたアームと、該アームに装着された錘
    とを備えている特許請求の範囲第12項に記載の
    チエーンソー。 16 前記錘が前記アーム上に移動可能に装着さ
    れており、前記加速度検知装置は、該錘を所定の
    位置に固定するための固定部材を備えている特許
    請求の範囲請求項15に記載のチエーンソー。 17 ハウジングと、該ハウジングに取付けられ
    た把持ハンドルと、該ハウジングに装着されたモ
    ータ装置と、カツテイングチエーンと、前記ハウ
    ジングから前方へ突出し、前記カツテイングチエ
    ーンを連続回転可能に支持する支持バーと、前記
    カツテイングチエーンを駆動するための、前記モ
    ータ装置に接続された回転力伝動装置と、前記カ
    ツテイングチエーンを停止させるためのセーフテ
    イブレーキ装置とを備えたチエーンソーにおい
    て、前記ブレーキ装置が、 a 前記ハウジングに回動可能に装着されて延
    び、途中に突出部を有し、先端部が前記チエー
    ンソーの運転中前記把持ハンドルの正面に位置
    し、且つ使用者の上肢の当接により第1ポジシ
    ヨンから第2ポジシヨンへと移動可能に配設さ
    れた検知アーム、 b 前記ハウジングに装着され、一部にカムを有
    し、チエーンソーに作用する加速度を検知して
    該加速度が所定値を越えると前記カムを第1カ
    ムポジシヨンから第2カムポジシヨンに動かす
    加速度検知装置、 c 第1の端部が前記ハウジングに、第2の端部
    が前記突出部に各々結合された可撓性ブレーキ
    バンドにして、前記検知アームが前記第1ポジ
    シヨンから前記第2ポジシヨンへ移動したとき
    に、前記伝動装置と非接触の位置から該伝動装
    置に摩擦制動を及ぼす位置へ移動するように前
    記結合がされている該可撓性ブレーキバンド、 d 回転軸回りに回動可能に前記ハウジングに装
    着されると共に、前記検知アームの突出部に係
    合したラツチにして、前記カムと係脱可能に係
    合するレバーアームを有し、前記カムの前記第
    1カムポジシヨンから第2カムポジシヨンへの
    移動に伴つて、前記レバーアームを前記カムに
    係合させる第1回動位置から、前記レバーアー
    ムを前記カムから離脱させる第2回動位置へ回
    動させると共に、前記検知アームを前記第1ポ
    ジシヨンから第2ポジシヨンに移動させるラツ
    チ、及び e 第1の端部を前記ハウジングに、第2の端部
    を前記ラツチに各々結合された付勢装置にし
    て、前記検知アームが前記第1ポジシヨンにあ
    るときに該検知アームを該第1ポジシヨンへ付
    勢し、前記検知アームが前記第2ポジシヨンに
    あるときに該検知アームを該第2ポジシヨンへ
    付勢する付勢装置、 を備えていることを特徴とするチエーンソー。 18 前記ラツチと前記付勢装置との結合位置
    は、該ラツチが前記第1回動位置にあるときに、
    前記付勢装置の第1の端部及び該ラツチの回動軸
    線を結ぶ直線に関して前記検知アームの突出部と
    同じ側にあり、該ラツチが前記第2回動位置にあ
    るときに、前記直線に関して検知アームの突出部
    と反対側にあるように、決められている特許請求
    の範囲第17項に記載のチエーンソー。 19 前記突出部が、前記検知アーム上にピンを
    備え、前記ラツチが、該ピンを受入れるための第
    1の溝を備えている特許請求の範囲第18項に記
    載のチエーンソー。 20 前記可撓性ブレーキバンドの第2の端部
    が、前記ピンに結合されている特許請求の範囲第
    19項に記載のチエーンソー。 21 前記ラツチが、前記付勢装置に係合する第
    2の溝を備え、前記付勢装置の第2の端部が該第
    2の溝に係合している特許請求の範囲第20項に
    記載のチエーンソー。
JP8244283A 1982-05-10 1983-05-10 チエ−ンソ− Granted JPS58209507A (ja)

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US37681082A 1982-05-10 1982-05-10
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56104A (en) * 1979-06-02 1981-01-06 Stihl Andreas Power chain saw having dynamically working safety brake device
JPS5914321A (ja) * 1982-07-13 1984-01-25 関西電力株式会社 地絡相検出器の誤動作防止装置

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JPS56104A (en) * 1979-06-02 1981-01-06 Stihl Andreas Power chain saw having dynamically working safety brake device
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