JPH0466664A - 窒素含有センダスト用スパッタリングターゲット - Google Patents

窒素含有センダスト用スパッタリングターゲット

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JPH0466664A
JPH0466664A JP2178000A JP17800090A JPH0466664A JP H0466664 A JPH0466664 A JP H0466664A JP 2178000 A JP2178000 A JP 2178000A JP 17800090 A JP17800090 A JP 17800090A JP H0466664 A JPH0466664 A JP H0466664A
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sendust
nitrogen
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寶地戸 雄幸
Hiroshi Sato
宏 佐藤
Minoru Kojima
穣 小島
Koichi Tanaka
耕一 田中
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Kojundo Kagaku Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スパッタ蒸着法を用いて磁性薄膜を形成する
スパッタリングターゲットに関する。
(従来の技術) 磁性材料として要求される特性は、保磁力と残留磁気と
が小さく、したがって、ヒステリシス損が小さいこと、
飽和磁気の値が大きいこと、電気抵抗率が大きいこと、
透磁率が大きいこと、透磁率が一定であること、周波数
特性がよいこと、機械的並びに電磁的衝撃に対して安定
であること等であり、使用目的に応じて種々な磁性材料
が用いられている。
近年、真空成膜技術の発展により磁性薄膜の研究開発が
盛んになっている。
例えば、8ミリビデオのテープにはCo−Ni磁性薄膜
が用いられている。この場合、Co約80%、Ni約2
0%の組成が代表的であり、成膜時に少量の酸素を入れ
るので、薄膜を分析すればCo−N1−Q系である。成
膜方法は一般に真空蒸着法が使用されている。
また、スパッタ蒸着法は真空蒸着法に比較し、ターゲッ
ト組成が比較的忠実に成膜された組成に移行するという
特徴があるため、ハードディスク用磁性薄膜としてCo
−Ni磁性薄膜がスバッタ蒸着法で製造されている。
また、垂直記録用媒体としてCo−Cr薄膜をフレキシ
ブルベース上に成膜し、フロッピーディスクとしての実
用化研究も行われており、光磁気用磁性薄膜としてFe
−Co−Tb系薄膜をスパッタ蒸着法で成膜する研究も
行われている。
また、Niを35〜80%含むFe−Ni合金を総称し
てパーマロイといい、パーマロイは高透磁率、低ヒステ
リス損という特徴をもっている。
パーマロイに第三元素としてMo、Cr、Cuなどを添
加し、Fe−Ni2元系合金で表われる規則格子変態を
抑えたものをスーパーマロイといい、透磁率が極めて大
きい。これらの薄膜は主に磁気ヘッド、磁気センサー等
に使用されている。
さらに、高透磁率磁性材料の中でパーマロイと並んで重
要なものはセンダストである。センダストはFe−5i
−A1合金で1932年増本、山水らにより発明され、
透磁率も大きく、また、ヒステリス損が小さい特徴をも
っている。この合金組成と初透磁率の関係は、Si9.
62%、A15.38%、残りFeの組成で鋭く極大を
示す。
このようにセンダストは高透磁率の性質のほかに耐摩耗
性をもっているため、スパッタ蒸着法で成膜し磁気ヘッ
ドに使用する研究が現在行われている。
さらに、センダストをスパッタ蒸着法で成膜する場合、
成膜時に少量の窒素を入れて反応性スパッタを行い、膜
組成をF e−9i −A l −N系にすることによ
り、残留磁化率が減少する、周波数特性が向上する、膜
硬度が大きくなる等の膜特性の向上がみられるという報
告がある。
しかし、この反応性スパッタ法では窒素の吹き込み位置
や窒素量等十分に制御を要する欠点がある。
また、反応性スパッタ法では薄膜中のグレインが成長し
過ぎて周波数特性が出しにくい欠点がある。
(解決しようとする問題点) 本発明は、膜組成をF e−3i −A 1−N系にす
る場合、センダストの成膜時に窒素を入れる反応性スパ
ッタ法ではなく、センダストのスパッタリングターゲッ
ト自体に必要量の窒素を含有せしめ、このターゲットを
スパッタすることにより、F e−9i −A l −
N系の磁性薄膜をうるセンダスト用スパッタリングター
ゲットを提供しようとするものである。
(問題を解決するための手段) 通常、センダスト用スパッタリングターゲットは、F 
e 、S l s A lの各々を所定量溶融して製造
している。しかし、この溶融法では窒素を主成分として
合金内に閉じ込めることはできない。
本発明は、粉末焼結法を用いセンダストのスパッタリン
グターゲット内に窒素を必要量閉じ込めたものである。
すなわち、センダスト組成のF e、 S l、 Al
の各粉末の混合物あるいは該組成の二種の合金粉末に他
種の金属粉末を混ぜた混合物あるいはセンダストの合金
粉末に、Fe、Si、A1等の窒化物のうち少なくとも
一種の粉末を混合し焼結して製造したスパッタリングタ
ーゲットである。
したがって、本発明になるスパッタリングターゲットは
必ず所定量の窒素を含有し、スパッタリングに際して原
子レベルで蒸着され上記のようにターゲット組成は比較
的忠実に膜組成に移行するため、本発明になるスパッタ
リングターゲットを用いれば、センダスト薄膜中には必
要量の窒素が必ず含有される。
スパッタリングターゲット中の窒素含有量は、0.01
〜3wt%であることが好ましい。
Fe、Si、Al等の窒化物にはFe5N。
Fea N、Fea N、Fe2N5Fex N、Al
N、 S j 3 N4等の粉末を用いることができる
粉末焼結法は静水圧加熱焼結法(以下HIP法という)
、ホットプレス法、静水圧加圧成形法(以下CIP法と
いう)と雰囲気焼成法との組み合Fe5S i−Alお
よびFeaNの粉末をFe:Si :Alが84.5:
10:5.5wt%、Nが0.1wt%になるよう計量
し、ポールミルを用いて混合した。
次に、HIP法を用いて焼結し、でき上がったインゴッ
トを放電加工を用いて6“φX5mmtのスパッタリン
グターゲットを製作した。ターゲットの焼結密度は約7
g/ccであった。
さらに、該ターゲットを用いてスパッタ蒸着法でFe−
51−Al −N系薄膜を成膜した。
このターゲットおよび薄膜中の窒素を分析した結果、タ
ーゲット中には窒素が均一に0.1wt%含有しており
、薄膜中には均一に0.095w七%含有していること
がわかった。
(実施例2) Fe、SI、AlおよびFe+Nの粉末をFe:Si:
Alが84.5: 10:5.5wt%、Nが0.19
wt%になるよう計量し、ボールミルを用いて混合した
次に、ホットプレス法を用いて焼結し、でき上ったイン
ゴットを加工して6“φX5mmtのスパッタリングタ
ーゲットを作製した。ターゲットの焼結密度は約6.5
g/ccであった。
さらに、該ターゲットを用いてスパッタ蒸着法でFe−
5i−Al−N系薄膜を成膜した。
このターゲットおよび薄膜中の窒素を分析した結果、タ
ーゲット中には窒素が均一に0.11w七%含有してお
り、薄膜中には均一に0.09wt%含有していること
がわかった。
(実施例3) ガスアトマイズ法を用いてFe:Si:Alが83、O
: 11.5 :5.5wt%のセンダスト合金粉末を
作製した。この粉末の平均粒径は22μであった。
この合金粉末に5j3N4粉末をNが0.1w1%にな
るよう計量し、ボールミルを用いて混合した。次に、パ
ラフィンを用いて造粒し、約200mmφX6mmtに
成形し、さらに、CIP法を用いて成形した。次に、A
r+N2雰囲気中で約1270℃で焼結した。でき上が
ったインゴットを加工して6“φX3mmtのスパッタ
リングターゲットを製作した。ターゲットの焼結密度は
約6.9g/ccであった。
さらに、該ターゲットを用いてスパッタ蒸着法でF e
−9i −A I −N系薄膜を成膜した。
このターゲットおよび薄膜中の窒素を分析した結果、タ
ーゲット中には窒素が均一に0.1wt%含有しており
、薄膜中には均一に0.1wt%含有していることがわ
かった。
上記の何れの実施例においても、ターゲット中の窒素含
有量の分析は抽出炉酸素窒素分析装置を用い、薄膜中の
窒素含有量の分析は二次イオン質量分析装置を用いた。
(発明の効果) 本発明によれば、Fe−5i−Al−N系センダスト薄
膜を成膜する場合、スパッタリングターゲット自体に必
要量の窒素を含有しているため、反応性スパッタ法のよ
うに種々な条件を制御する必要がなく、均一で正確な組
成の薄膜を成膜できる特徴がある。
また、形成した膜は残留磁化率、周波数特性、膜硬度等
の膜特性が極めて向上する特徴がある。
さらに、スパッタ蒸着法における工程が簡素化されるた
め、成膜コストが下がる利点がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)センダスト組成のFe、Si、Alの各粉末の混
    合物あるいは該組成の二種の合金粉末に他種の金属粉末
    を混ぜた混合物あるいはセンダストの合金粉末に、Fe
    、Si、Alの窒化物のうち少なくとも一種の粉末を混
    合し焼結して製造したことを特徴とする窒素含有センダ
    スト用スパッタリングターゲット。
  2. (2)窒素含有量が0.01〜3wt%である特許請求
    の範囲第1項記載の窒素含有センダスト用スパッタリン
    グターゲット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006307345A (ja) * 2006-05-08 2006-11-09 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd スパッタリングターゲット
JP2009120862A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Mitsubishi Materials Corp Cu−In−Ga三元系焼結合金スパッタリングターゲットおよびその製造方法
US20090242393A1 (en) * 2006-01-13 2009-10-01 Nippon Mining & Metals Co., Ltd. Nonmagnetic Material Particle Dispersed Ferromagnetic Material Sputtering Target

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