JPH046637Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH046637Y2
JPH046637Y2 JP12063388U JP12063388U JPH046637Y2 JP H046637 Y2 JPH046637 Y2 JP H046637Y2 JP 12063388 U JP12063388 U JP 12063388U JP 12063388 U JP12063388 U JP 12063388U JP H046637 Y2 JPH046637 Y2 JP H046637Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet paper
toilet
storage device
partition wall
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12063388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0240291U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12063388U priority Critical patent/JPH046637Y2/ja
Publication of JPH0240291U publication Critical patent/JPH0240291U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH046637Y2 publication Critical patent/JPH046637Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は物品収容装置に関し、例えばトイレツ
トペーパ収容装置に関するものである。
ロ 従来技術 例えば、紙を巻回してなるトイレツトペーパを
保持するトイレツトペーパホルダは、トイレツト
ペーパをその中心軸上で保持する凹部が両側壁内
側に設けられていて、この凹部にトイレツトペー
パの中心軸に沿つて挿入された保持軸の両端を嵌
入させてトイレツトペーパを保持するようにして
いる。トイレツトペーパホルダに保持されたトイ
レツトペーパは、その外側端部から繰出して適宜
の長さに切断され、使用に供される。
上記の保持軸は、その両端の上記凹部への着脱
を可能ならしめるため、一方の端部が軸方向に移
動して軸長を短くでき、かつ、弾性手段によつて
軸長を所定の長さに自動的に戻すようになつてい
る。
1巻のトイレツトペーパが使用し尽されると、
保持軸をトイレツトペーパホルダから外し、別の
新しいトイレツトペーパを保持させるのである
が、これは以下のような手順によつてなされる。
先ず、背壁上端に揺動可能に取り付けられて切
断具を兼ねた蓋板を上方に押し上げておいて、保
持軸を側壁に押しつけることによりその軸長を短
くして側壁から外し、次いで、保持軸を別の新し
いトイレツトペーパの中心軸に沿う空間に挿入
し、次に、保持軸の一方の端部をトイレツトペー
パホルダの一方の側壁の凹部に嵌入させてから軸
長を短くしておいて他方の端部を他方の側壁の凹
部に向かわせ、軸長を元の長さに戻して保持軸の
両端が両側壁の凹部に夫々嵌入するようにする。
かくして、新しいトイレツトペーパがトイレツト
ペーパホルダに保持される。
しかし、上記のようなトイレツトペーパホルダ
では、一度に一巻のトイレツトペーパのみしか使
用できず、二巻以上のトイレツトペーパを使用す
る可能性についてはまつたく想像の外であつた。
ハ 考案の目的 本考案の目的は、異なる方向から長尺状体部分
を繰り出し、物品から分離して使用できるような
物品収容装置を提供することである。
ニ 考案の構成 本考案は、繰り出されるべき長尺状体を巻回し
てなる物品の収容装置であつて、物品収容部に収
容された前記物品から前記長尺状体部分を繰り出
すための複数の繰り出し口が装置本体の互いに相
異なる側面に設けられ、かつ前記の複数の繰り出
し口からそれぞれ繰り出された前記長尺状体部分
を前記物品から分離する分離手段が前記複数の繰
り出し口に対応してそれぞれ設けられている物品
収容装置に係るものである。
ホ 実施例 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図はトイレツトペーパ収容装置30を隔壁
10に取り付けた状態を示す平面図、第2図はト
イレツトペーパ収容装置のトイレ内の取り付け位
置を示す模式図、第3図はトイレツトペーパ収容
装置を示す斜視図、第4図は同じく正面図(前扉
を閉じた状態を示す。)、第5図は同じく正面図
(前扉を開いた状態を示す。)、第6図は同じく右
側面図、第7図はトイレツトペーパ繰り出し口及
びその周辺を拡大して示す拡大断面図(右側面方
向から見たもの、第4図の−線矢視断面に相
当する。)、第8図は本装置を隔壁に取り付けた状
態及び取り付け前の状態を示す側面図(取付け前
の装置は仮想線で示してある。)である。
本例のトイレツトペーパ収容装置は、まつたく
同様の構成、形状を有する直方体状の突出部1A
と1Bとを互いに背面を対向させた状態で配置
し、一体となしたものである。これら突出部1A
と1Bとは互いに点対称の関係にあり、第3図〜
第8図においては突出部1A側の正面及び右側面
側を図示してあるが、仮に突出部1Aと1Bとを
入れ替えても同様の図面が得られる。なお、第3
図においては、隔壁を図示省略してある。
突出部1A,1Bは、共に、直方体状の本体1
4、固定板部2,4及び可動性の扉部3、カバー
9とを有しており、扉部3は蝶番8を中心に左右
方向へ回動可能とされており、カバー9は蝶番8
を中心に上下方向へと回動可能とされている。第
6図に示すように、本体14背面には嵌合部13
延設されており、嵌合部13を互いに当設させた
状態で突出部1Aの本体内部空間と突出部1Bの
本体内部空間とが連結される。
第4図、第5図に示すように、突出部1A,1
Bの中央部には固定仕切り19が設けられてお
り、装置内部を左右に分けている。扉3はマグネ
ツト24により第4図に示すように本体14に固
定される。扉3を開くときには、扉3を一度本体
14側へ押せばよくこれによりマグネツト24が
前方へと突出し、扉3と本体14前面との間に隙
間が生じるので、この後に扉3を手前側へと引け
ばよい。なお、扉3に指先で把持するための把手
を付けてもよい。また、カバー9については蝶番
8で本体14に回動可能に固定されているのみで
あり、第4図の状態では鉛直方向に重力によつて
垂れ下つている。これを開けるときには、扉9の
先端部分を指先で把持して持ち上げればよい。な
お、第5図においては、扉9を垂直に持ち上げた
状態を示しており、指先等は図示省略している。
装置の内部の構成について更に述べる。
本例の装置の内部は、前述のように固定仕切り
19により左右に区分されており、仕切り19の
左右は点対称となつている。従つて、以下は仕切
り19の右側部分を中心に述べる。
第4図〜第6図に示すように、装置内部はトイ
レツトペーパ予備収容室(以下、予備収容室と呼
ぶことがある。)16A,36A及びトイレツト
ペーパ収容室(以下、収容室と呼ぶことがある。)
17Aの三段に構成されている。仕切り19の左
側も同様に、予備収容室16B,36B、収容室
17Bの三段に構成されている。予備収容室16
A,16Bと36A,36Bとの間は可動性仕切
り18により上下に区分されており、予備収容室
36A,36Bと収容室17A,17Bとの間も
可動性仕切り18により上下に区分されている。
可動性仕切り18の一端には角棒状の把手7が一
体に形成されており、第6図において左右方向に
スライド可能とされている。可動性仕切り18の
他端には係止部18aが設けられ、第6図におい
て左方に仕切り18をスライドされた際に、仕切
り18が装置から転落するのを防止している。
予備収容室、収容室共に突出部1A、嵌合部1
3、突出部1Bに亘つて形成されている。予備収
容室16A,36A、収容室17A共に突出部1
B側の壁部2を背面としており、また予備収容室
16Aの前面には扉3が設けられ、予備収容室3
6Aの前面には壁部4が設けられている。
次に、トイレツトペーパ供給の手順について述
べる。
まず、第4図の状態から、前述したように扉3
を開放して第5図の状態とし(但し、第5図では
扉3を図面において手前の方向に垂直にした状態
を示してある。)、予備収容室16Aに一点鎖線で
示すようにトイレツトペーパ巻回体5を収容す
る。この状態で、可動性仕切り18と、突出部1
Bの壁部2との間には空隙21が存在している
が、この空隙21はトイレツトペーパ巻回体5の
直径よりも小さく、よつてトイレツトペーパ巻回
体5が予備収容室36Aへと転落することはな
い。
次に、把手7を指先で把持し、第6図に一点鎖
線で示すように可動性仕切り18をスライドさせ
ると、供給口22が形成され、トイレツトペーパ
巻回体5は一点鎖線で示すように予備収容室36
Aへと落下する。次に、再び下側の把手7を指先
で把持し、二点鎖線で示すように仕切り18をス
ライドさせると、供給口22が形成され、トイレ
ツトペーパ巻回体5は二点鎖線で示すように収容
室17Aへと自然に落下する。トイレツトペーパ
巻回体5を予備収容室36Aに入れた段階で、予
備収容室16Aに新たに未使用のトイレツトペー
パ巻回体5を入れてもよい。なお、予備収容部1
6B,36B,17Bにおいても同様の操作手順
に従えばよく、またトイレツトペーパ巻回体は突
出部1B側から予備収容部16Bへと入れる。
次に、トイレツトペーパ収容部17Aとその周
辺について述べる。
第7図に示すように、トイレツトペーパ収容部
17Aの下部には固定仕切り39が設けられ、こ
の固定仕切り39の下方に延設された板状部48
下端に蝶番8を介して略くの字形の前蓋12が回
動可能に取り付けられている。この前蓋12は、
図示しないマグネツトにより、第7図に実線で示
す閉蓋状態で固定される。前蓋12を閉じた状態
で、収容部17Aの前面側には繰り出し口78が
形成される。収容部17A内には図面において時
計方向に巻回された状態でトイレツトペーパ巻回
体5が収容され(図中、5bは厚紙等からなる芯
材を表す。)、トイレツトペーパの長尺状部分が滑
り用の棒状部材20に当接しながら繰り出し口7
8より繰り出される。なお、図中、17aはトイ
レツトペーパ載置面である。繰り出し口78の上
側の前板(固定壁部)2Aには、蝶番8を介して
カバー9が開閉自在に取り付けられ、トイレツト
ペーパ繰り出し部分5aは前蓋12及びカバー9
により規制されつつ下方へと垂れ下つている。ト
イレツトペーパ使用時には、図示しない指先で繰
り出し部分5aの先端を把持し、矢印Dのよう引
つ張り、カバー9の先端部に設けられた歯(分離
手段)11に当接せしめて切断する。
前蓋12、カバー9はいずれも一点鎖線で示す
ように開放することができ、この状態で未使用、
使用中のトイレツトペーパ巻回体5又は使用後の
芯材5bを矢印で示すように取り出すことができ
る。
本例のトイレツトペーパ収容装置を隔壁10に
取り付ける際には、まず、第8図、第1図に示す
ように、隔壁10に長方形の貫通孔10bを設
け、この貫通孔10bの両側に突出部1Aと1B
とをそれぞれ背面を向い合わせた状態で配置し、
第8図に矢印で示すように、嵌合部13を貫通孔
10bに嵌合させ、突出部1Aと1Bとを一体化
させる。また、隔壁10には例えば4個のボルト
嵌合孔10aを設け、第5図に示すように突出部
1A側前面から4本のボルトを挿入して第8図、
第1図に示すようにボルト嵌合孔10aにそれぞ
れ嵌合させ、突出部1B側前面では図示省略した
ナツトを上記ボルトに嵌め込ませる。なお、第8
図、第1図において、25は嵌合部13の接触面
を表す。
このように、トイレツトペーパ収容装置30が
隔壁10に取り付けられた状態で、第1図に示す
ように隔壁10の両側にそれぞれ突出部1A,1
Bが露出することになる。
本例のトイレツトペーパ収容装置30は、例え
ば、第2図に示すように設置することができる。
すなわち、各トイレ33には入口31が設けら
れ、便器32が設置されている。各トイレ33の
隔壁10には上記の収容装置30が第1図、第8
図に示したような状態で取り付けられている(第
2図では、収容装置30を模式的に表現してあ
る。)。
第7図において、トイレツトペーパ載置面17
a上にトイレツトペーパ巻回体5を載置する際、
図面において反時計方向へと巻回した状態として
もよい。
トイレツトペーパ巻回体としては、芯材を有す
るものの他、芯材を有しないものも使用できる。
第8図に示すように隔壁にトイレツトペーパ収
容装置を取り付けるには、隔壁を作るときに予め
同時に取り付け用の貫通孔を設けておき、この貫
通孔に上記収容装置を取り付けてもよく、既にあ
る隔壁にあらためて貫通孔を設け、これに上記収
容装置を取り付けてもよい。更に、隔壁に上記収
容装置を予め取り付け終つた状態で販売し、この
隔壁を所定位置に設置してもよい。
第8図のように隔壁10に上記収容装置を取り
付ける際、隔壁10の厚みは例えば20〜50mm程度
のことが多い。しかし、隔壁10の厚みが嵌合部
13の厚みの和よりも大きいこともあり、図面に
おいて左右の嵌合部13を合わせて接触面25を
形成できない場合もある。この場合には、突出部
1A,1Bの背面を共に隔壁10に当接させ、嵌
合部13を非接触状態とする。これにより、トイ
レツトペーパ収容部、同予備収容部は共に、順次
突出部1A、嵌合部13、隔壁貫通孔10bの内
壁面、嵌合部13、突出部1Bにより形成される
ことになり、上記収容部、予備収容部内に隔壁貫
通孔10bの内壁面が露出する。この際、隔壁貫
通孔内壁面を露出させないよう、収容装置30の
地色と同色のテープを貼付して隠ぺいしてもよ
い。
本例によれば、以下の効果を奏しうる。
(a) トイレツトペーパ収容部からの繰り出し口を
2個設けており、かつこれら繰り出し口が互い
に対向する側面に設けられている。また、各々
の繰り出し口にトイレツトペーパ繰り出し部分
の分離手段が設けられている。従つて、装置本
体の突出部1A側からも突出部1B側からも同
時に、何らの制約なくトイレツトペーパ末端を
繰り出し、かつ分離して使用できる。これは、
従来のトイレツトペーパホルダと基本的に異質
の効果を奏するものといえる。
(b) 装置の両側面からトイレツトペーパ末端を分
離して使用できるので、装置の使用効率が高
く、例えば単独のトイレツトペーパホルダを2
個設けた場合と同様の機能を単一の装置により
提供できる。
(c) トイレツトペーパ収容装置を隔壁に取り付け
ており、かつ隔壁の両側にぞれぞれトイレツト
ペーパ繰り出し口、分離手段が設けられている
ので、隔壁の両側で同時に使用できる。
(d) 第2図に示すように、隔壁の両側をそれぞれ
個室トイレとしてあるので、単一の装置によつ
て二部屋で同時に使用できる。また、装置の取
り付けも二部屋で一度行えばよい。更に、トイ
レツトペーパ収容室16A,36A,17Aと
16B,36B,17Bとが固定仕切り19で
区分されているので、個室が閉状態に保たれ
る。
(e) 従来のトイレツトペーパホルダでは、当然隔
壁より少なくともトイレツトペーパ巻回体の径
の大きさだけ突出することになり、それだけ個
室面積を大きくする必要がある。これに対し、
本例のトイレツトペーパ収容装置では、収容
部、予備収容部16A,16B,36A,36
B,17A,17Bがそれぞれ突出部1A、嵌
合部13,13、突出部1Bに亘つて形成され
ている。従つて、収容部、予備収容部をトイレ
ツトペーパ巻回体を収容できるだけの大きさと
しても、装置が隔壁より突出した部分の幅はト
イレツトペーパ巻回体の径よりも遥かに小さく
できる。従つて、従来のトイレツトペーパホル
ダよりも場所をとらない。
(f) 隔壁を挟んで取り付ける方式のため、隔壁が
薄くても取り付けに支障がない。
(g) 従来のトイレツトペーパーホルダと異なり、
トイレツトペーパを保持する保持軸のような特
別の保持手段を必要とせず、把手を把んで前方
へと引つ張るだけで所定の収容部内へとトイレ
ツトペーパを供給することができる。従つて、
トイレツトペーパの供給が簡易、迅速に行え、
また眼の不自由な人等にも容易に行える。
(h) カバーとトイレツトペーパ巻回体外周面とが
直接接触しておらず、かつ従来のような保持軸
も存在しないので、トイレツトペーパの繰出し
時にも耳障りな音を発しない。
装置全体、又は少なくともカバー周辺をプラ
スチツク材料で成形すると、この効果は更に大
きくなる。
(i) 前面側のトイレツトペーパ繰出し口がトイレ
ツトペーパ本体よりも小さいので、繰出し時に
トイレツトペーパ本体が抜け出すおそれがな
い。
(j) 従来のトイレツトペーパホルダでは、予備の
トイレツトペーパをトイレ内の棚等に収納しな
くてはならず、不便であり、場所をとり、美感
も損ない、なおかつ予備のトイレツトペーパを
交換時に取り出さねばならず、面倒であつた。
これに対し、本例では、予備のトイレツトペ
ーパを複数個(この例では最高4個)収容で
き、場所をとらず、美感も損なわず、なおかつ
予備のトイレツトペーパを交換時に棚等から取
り出す必要もない。
(k) 従来のトイレツトペーパホルダと異なり、芯
を有しないトイレツトペーパも自由に使用で
き、またトイレツトペーパの形状等にも制約が
なく、汎用性が高い。
芯材を有しないトイレツトペーパを使用した
場合には、紙をすべて使用すると後に何も残ら
ないので、新しいトイレツトペーパを供給する
だけでよく、更に有利である。
(l) 第7図に一点鎖線で示すように、トイレツト
ペーパ収容部内のトイレツトペーパ巻回体を取
り出したり、又は別のトイレツトペーパを収容
部の前面側から直接収容することができる。従
つて、未使用又は使用中のトイレツトペーパの
入れ替えができる。
また、収容部内から芯を容易に取り出すこと
ができるため、芯を有するトイレツトペーパを
使用するのに便利であり、収容部内に芯が溜ま
るおそれもない。むろん、芯を有しないトイレ
ツトペーパも使用できる。
(m) 従来のトイレツトペーパホルダでは、ペーパ
を繰出す際に、トイレツトペーパを覆つている
前蓋を引き上げる必要があり、またトイレツト
ペーパの繰出し部分を切断する際に、一方の手
で金属性前蓋を押さえておく必要があつた。
これに対し、本例の装置では、トイレツトペ
ーパ末端がカバーに接触しているので、第7図
の状態でトイレツトペーパの繰出し部分を引
き、次いでこれを把んで引つ張ればよく、操作
が簡便である。
(n) 本例の装置は、第8図に示すように簡便に取
り付けることができる。
本考案の実施例は例えば以下のように種々変
更できる。
一つのトイレツトペーパ収容部に二つ以上の
トイレツトペーパ繰り出し口を設けることがで
きる。装置全体としてもトイレツトペーパ繰り
出し口は2個に限られず、3個以上のトイレツ
トペーパ繰り出し部をそれぞれ装置本体の各側
面に設けてもよい。これに応じて装置の平面的
形状を三角形、四角形等としてもよい。
トイレ個室の形状、配列は第2図のものに限
られず、平面長方形の個室の短い方の辺が接す
るように配置してもよい。上記のように、トイ
レツトペーパ繰り出し口を3つ以上(例えば4
つ)設けたときは、例えば4室の個室が接する
接辺にトイレツトペーパ収容装置を配置し、こ
れら4室の個室のそれぞれにトイレツトペーパ
繰り出し口が面するようにしてもよい。
例えば、装置、各収容部、予備収容部、トイ
レツトペーパ等の形状、寸法、構造等は種々変
更できる。トイレツトペーパの収容個数は、例
えば家族構成に応じて種々変更できる。一つの
トイレツトペーパ収容部に複数のトイレツトペ
ーパ巻回体を収容することもできる。
上記の例では、装置右側下部でトイレツトペ
ーパの繰り出しを行つているが、装置左側下部
で行つてもよく、他の位置で行つてもよい。
トイレツトペーパ収容部、同予備収容部の
他、他のトイレ関連物品を収容する物品収容部
を付属させてもよい。かかる物品としては、例
えば生理用品、芳香剤、防臭剤、防虫剤、防湿
剤、汚物入れ、便器清掃用のブラシ、ほうき、
薬品等を例示できる。この場合には、これらの
トイレ関連物品を収容するための物品収容具を
別に設ける必要がない。
第3図において、扉3、壁部4、カバー9等
を着色することにより、美感を更に向上させる
ことができ、収容されているトイレツトペーパ
が外から見えないようにすることができる。こ
のとき、例えば壁紙と同じ色に着色することも
できる。同様に壁部2を着色することもでき
る。第2図に示すように、隣接するトイレ個室
の隔壁にトイレツトペーパ収容装置を設置する
場合は、特に着色することが好ましいが、壁部
2を着色した場合は壁部4、扉3、カバー9等
は透明でも差し支えないとも考えられる。
本考案は、トイレツトペーパ収容装置以外に
も、繊維、ケーブル、サランラツプ、アルミホ
イル等の収容装置にも適用できる。
ヘ 考案の効果 本考案の物品収容装置によれば、物品収容部に
収容された物品から長尺状体部分を繰り出すため
の複数の繰り出し口が装置本体の互いに相異なる
側面に設けられているので、これら相異なる側面
からそれぞれ長尺状体部分を繰り出すことができ
る。かつ、長尺状体部分を物品から分離する分離
手段が複数の繰り出し口に対応してそれぞれ設け
られているので、本体の各側面からそれぞれ繰り
出された長尺状体部分を分離し、使用することが
できる。
更に、隔壁に装置を取り付けることにより、隔
壁により区分される各部に装置本体の互いに相異
なる側面を位置させることができる。これによ
り、隔壁により区分される各部において別個に長
尺状体部分を繰り出し、本体から分離し、使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すものであつて、第1図はト
イレツトペーパ収容装置を隔壁に取り付けた状態
を示す平面図、第2図はトイレツトペーパ収容装
置のトイレ内の取り付け位置を示す模式図、第3
図はトイレツトペーパ収容装置を示す斜視図、第
4図は同収容装置を示す正面図(前扉を閉じた状
態を示す。)、第5図は同収容装置を示す正面図
(前扉を開いた状態を示す。)、第6図は同収容装
置を示す右側面図、第7図はトイレツトペーパ繰
り出し口及びその周辺を拡大して示す拡大断面図
(第4図の−線矢視断面に相当する。)、第8
図は本装置を隔壁に取り付けた状態及び取り付け
前の状態を示す側面図である。 なお、図面に示す符号において、1A,1B…
…突出部、2,4……固定壁部、3……扉、5…
…トイレツトペーパ巻回体、5a……トイレツト
ペーパ繰り出し部分、9……カバー、10……隔
壁、11……歯、12……前蓋、13……嵌合
部、16A,16B,36A,36B……トイレ
ツトペーパ予備収容部、17A,17B……トイ
レツトペーパ収容部、17a……トイレツトペー
パ載置面、78……繰り出し口、22……トイレ
ツトペーパ供給口、30……トイレツトペーパ収
容装置、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 繰り出されるべき長尺状体を巻回してなる物品
    の収容装置であつて、物品収容部に収容された前
    記物品から前記長尺状体部分を繰り出すための複
    数の繰り出し口が装置本体の互いに相異なる側面
    に設けられ、かつ前記の複数の繰り出し口からそ
    れぞれ繰り出された前記長尺状体部分を前記物品
    から分離する分離手段が前記複数の繰り出し口に
    対応してそれぞれ設けられている物品収容装置。
JP12063388U 1988-09-13 1988-09-13 Expired JPH046637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12063388U JPH046637Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12063388U JPH046637Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0240291U JPH0240291U (ja) 1990-03-19
JPH046637Y2 true JPH046637Y2 (ja) 1992-02-24

Family

ID=31366915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12063388U Expired JPH046637Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH046637Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2614795B2 (ja) * 1991-12-24 1997-05-28 ニチアス株式会社 ディスクロール
JP5367288B2 (ja) * 2008-03-26 2013-12-11 株式会社エスミー 複数トイレ用ロールペーパー支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0240291U (ja) 1990-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2407553C (en) Moist tissue dispenser
US5897074A (en) Moist tissue dispenser having sealing arms
US3848822A (en) Dispensing device
USD349594S (en) Rolling cart with storage containments
JP4335553B2 (ja) ウェットシート収納容器
JPH046637Y2 (ja)
ES1061813U (es) Dispensador higienico mixto con portarrollos de papel higienico y portatoallitas humedas.
WO1998008763A1 (en) Hanging dispenser for moist tissue
US2775250A (en) Hygienic dental package
CN209884010U (zh) 一种家庭卫生用卷纸盒
JPH0439327Y2 (ja)
EP1283687A2 (en) Dispenser for moist tissue
JP3084797U (ja) 脂取り紙容器
JPS6132516Y2 (ja)
JPH01178790U (ja)
JP2002336160A (ja) ロールペーパーホルダー
JPH0628076Y2 (ja) トイレットペーパーホルダー
JPH0511831Y2 (ja)
JPH0319789Y2 (ja)
JPS6212386Y2 (ja)
JPH0755986Y2 (ja) 紙石鹸供給装置
JPS5921620B2 (ja) 洗面ユニツト用化粧棚
JPS6114874Y2 (ja)
JPH08917Y2 (ja) スツール
JPH02129088U (ja)