JPH0465989A - マルチ映像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、住宅等の保安システムとして用いるマルチ
映像装置に関する。

（従来の技術） 一般に、住宅や会社などでは、保安上、出入口のドアを
開ける前に訪問者の素性を知りたいことが多い。

そこで、玄関等の出入口にテレビカメラを取り付け、テ
レビカメラの映像を通して訪問者をチエツクできるよう
にしたものがある。−例を第６図に示す。

図中１はテレビで、このテレビ１にアンテナ２およびテ
レビカメラ３が接続されている。

アンテナ２は商用放送の電波を受信するもので、住宅の
屋根やビルディングの屋上に取り付けられる。

テレビカメラ３は、住宅の玄関等に取り付けられ、訪問
者の姿を映像として捕らえるものである。

テレビ１は、商用放送受信用のチューナを内蔵しており
、商用放送の映像を画面に映し出す機能に加え、その画
面の一部にテレビカメラ３の捕らえた映像を重ねて映し
出す機能を備えている。

すなわち、住人は、テレビ１で商用放送を楽しみながら
、同時にテレビカメラ３が捕らえた映像をチエツクする
ことができる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記のように商用放送の映像信号および
テレビカメラの映像信号という２つの映像信号を扱うシ
ステムでは、専用に設計したテレビを用意しなければな
らず、導入コストが高いという欠点がある。

この発明は上記の事情を考慮したもので、その目的とす
るところは、専用設計のテレビを要することなく、市販
のテレビで商用放送の映像およびテレビカメラの映像を
それぞれ独立にあるいは合成して映し出すことができ、
商用放送の楽しみと保安チエツクの両立を低コストでし
かも容易に可能とするマルチ映像装置を提供することに
ある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明のマルチ映像装置は、商用放送を受信して映像
信号を抽出する受信手段と、テレビカメラと、このテレ
ビカメラの映像信号と上記受信手段の映像信号とを合成
する合成手段と、上記受信手段の映像信号、テレビカメ
ラの映像信号、および合成手段の映像信号のうち１つを
選択する手段と、この選択される映像信号の映像を画面
に映し出すテレビとを備える。

（作用） 受信手段によって得られる商用放送の映像およびテレビ
カメラで捕らえられる映像が、それぞれ独立に、あるい
は合成されて、テレビの画面に映し出される。

（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。なお、図面において第６図と同一部分には同一符
号を付している。

第１図および第２図において、５は市販のテレビで、商
用放送受信用のチューナを内蔵するとともに、離れた場
所からの操作が可能なワイヤレス式のリモートコントロ
ール装置（図示しない）を付属して備えている。

このテレビ５の映像信号入力端子にアダプタ１０が接続
され、そのアダプタ１０にアンテナ２およびテレビカメ
ラ３が接続される。

アンテナ２は商用放送の電波を受信するもので、住宅の
屋根やビルディングの屋上に取り付けられる。

テレビカメラ３は、住宅の玄関等に取り付けられ、訪問
者の姿を映像として捕らえるものである。

また、テレビカメラ３は、前面の呼出し釦４を有してお
り、この呼出し釦４の押圧時に呼出し信号を発するとと
もに、その呼出し釦４の押圧から一定時間だけ動作する
。

上記アダプタ１０は、放送信号受信部１１、チューナ部
１２、受信部１３、映像信号合成処理部１４、制御部１
８、送信部１９、およびテレビ電源検出部２０からなる
。

放送信号受信部１１は、アンテナ２の受信信号（ＲＦ倍
信号を増幅処理するものである。

チューナ部１２は、放送信号受信部１１で増幅された受
信信号から受信部１３の受信内容（チャンネル指定コー
ド）に応じた周波数の受信信号を選択し、その受信信号
から映像信号を抽出するものである。

受信部１３は、テレビ５のリモートコントロール装置か
ら発せられる赤外線光を受信するものである。この受信
内容は上記チューナ部１２に送られる。

ここで、放送信号受信部１１、チューナ部１２、および
受信部１３により、商用放送を受信して映像信号を抽出
する受信手段が構成されている。

映像信号合成処理部１４は、チューナ部１２の映像信号
に対し特定領域の映像を切捨てるべく信号処理を行なう
映像切捨部１５、テレビカメラ３の映像信号を圧縮処理
する映像圧縮部１６、この映像圧縮部１６から得られる
映像信号と映像切捨部１５から得られる映像信号とを合
成する映像合成部１７からなる。

送信部１９は、制御部１８の指令コードを赤外線光とし
てテレビ５に発するものである。

テレビ電源検出部２０は、たとえばテレビ５のスピーカ
の音を検知するセンサを有し、そのセンサがスピーカ音
を検知したときにテレビ５の電源がオンしていると判定
するものである。

制御部１８は、次の機能手段を備えている。

■テレビカメラ３から呼出し信号が入力されないとき、
テレビ電源検出部２０の検出結果が“テレビ電源オン”
ならば、チューナ部１２の映像信号を選択して出力する
機能手段。

■テレビカメラ３から呼出し信号が入力されたとき、テ
レビ電源検出部２ｏの検出結果が“テレビ電源オフ”な
らば、テレビ５に対する起動信号を送信部１９から送信
せしめるとともに、テレビカメラ３の映像信号を選択し
て出力する機能手段。

■テレビカメラ３から呼出し信号が入力されたとき、テ
レビ電源検出部２０の検出結果が“テレビ電源オン°な
らば、映像合成部１７の映像信号を選択して出力する機
能手段。

この制御部１８で選択出力される映像信号はテレビ５の
映像入力端子に送られる。

つぎに、上記の構成において第３図を参照しながら作用
を説明する。

テレビカメラ３から呼出し信号が発せられないとき、テ
レビ５の電源がオンしていれば、チューナ部１２で抽出
される商用放送の映像信号が選択され、それがテレビ５
に送られる。

したがって、アダプタ１０に向かってリモートコントロ
ール装置のチャンネル釦を押圧することにより、望みの
放送局の映像がテレビ５の画面全体に映し出される。

住宅の玄関を尋ねた訪問者がテレビカメラ３の呼出し釦
４を押圧すると、そのテレビカメラ３から呼出し信号が
発せられるとともに、テレビカメラ３の撮影動作が一定
時間行なわれる。この撮影動作により、訪問者の姿が映
像として捕らえられる。

上記呼出し信号が発せられると、テレビ５の電源がオン
しているかオフしているかの判別がなされ、オフならば
テレビ５に対し赤外線光による起動信号が送信される。

これにより、テレビ５の電源がオンとなる。

さらに、上記呼出し信号に応答してテレビカメラ３の映
像信号が選択され、それがテレビ５に送られる。

したがって、第４図に示すように、テレビカメラ３の捕
らえた訪問者の姿がテレビ５の画面全体に映し出される
。

一定時間が経過してテレビカメラ５の撮影動作が終了し
、テレビカメラ５の映像信号がなくなると、テレビ５に
対し赤外線光による停止信号が送信される。これにより
、テレビ５の電源がオフとなる。

また、住宅の玄関を尋ねた訪問者がテレビカメラ３の呼
出し釦４を押圧したとき、テレビ５の電源がすでにオン
していれば、呼出し信号に応答して映像合成部１７の映
像信号が選択され、それがテレビ５に送られる。

映像合成部１７の映像信号は、チューナ部１２の映像信
号とテレビカメラ３の映像信号とを合成処理したもので
ある。

したがって、アダプタ１ｏに向がってリモートコントロ
ール装置のチャンネル釦を押圧することにより、第５図
に示すように、望みの放送局の映像がテレビ５の画面全
体に映し出され、その画面の片隅にテレビカメラ３の捕
らえた訪問者の姿が縮小された状態で映し出される。

一定時間が経過してテレビカメラ５の撮影動作が終了し
、テレビカメラ５の映像信号がなくなると、映像合成部
１７の映像信号の選択が終了する。

ここで、テレビ５の電源がオンしたままであれば、チュ
ーナ部１２の映像信号が選択され、商用放送の映像がテ
レビ５の画面全体に映し出される。

こうして、従来のような専用設計のテレビを要すること
なく、市販のテレビ５で商用放送の映像およびテレビカ
メラ３の映像をそれぞれ独立にあるいは合成して映し出
すことができ、商用放送の楽しみと保安チエツクの両立
を低コストでしがち容易に達成することができる。

なお、上記実施例では、赤外線光受信用の受信部１３お
よび赤外線光送信用の送信部１９をアダプタ１０に設け
たが、その受信部１３および送信部１９をコード接続に
よってアダプタ１ｏの外に導出する構成とし、また送信
部１９についてはテレビ５の赤外線光受光部の近傍に取
り付ける構成としてもよい。

また、上記実施例では、テレビ電源検出部２０として、
テレビ５のスピーカ音を検知するものを用いたが、テレ
ビ５の高周波を検知するものを用いてもよい。

［発明の効果］ 以上述べたようにこの発明によれば、商用放送を受信し
て映像信号を抽出する受信手段と、テレビカメラと、こ
のテレビカメラの映像信号と上記受信手段の映像信号と
を合成する合成手段と、上記受信手段の映像信号、テレ
ビカメラの映像信号、および合成手段の映像信号のうち
１つを選択する手段と、この選択される映像信号の映像
を画面に映し出すテレビとを設けたので、専用設計のテ
レビを要することなく、市販のテレビで商用放送の映像
およびテレビカメラの映像をそれぞれ独立にあるいは合
成して映し出すことができ、商用放送の楽しみと保安チ
エツクの両立を低コストでしかも容易に可能とするマル
チ映像装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の要部の構成を示すブロッ
ク図、第２図は同実施例の全体的な構成を示す図、第３
図は同実施例の作用を説明するためのフローチャート、
第４図および第５図はそれぞれ同実施例のテレビ画面の
例を示す図、第６図は従来装置の構成を示す図である。 ２・・・アンテナ、３・・・テレビカメラ、５・・・テ
レビ、１０・・・アダプタ、１４・・・映像信号合成処
理部、１７・・・映像信号合成部、１８・・・制御部。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 商用放送を受信して映像信号を抽出する受信手段と、テ
   レビカメラと、このテレビカメラの映像信号と上記受信
   手段の映像信号とを合成する合成手段と、上記受信手段
   の映像信号、テレビカメラの映像信号、および合成手段
   の映像信号のうち１つを選択する手段と、この選択され
   る映像信号の映像を画面に映し出すテレビとを具備した
   ことを特徴とするマルチ映像装置。