JPH0465929A

JPH0465929A - 移動無線機

Info

Publication number: JPH0465929A
Application number: JP2174545A
Authority: JP
Inventors: Yoshihito Shimazaki; 良仁島崎
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1990-07-03
Filing date: 1990-07-03
Publication date: 1992-03-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、指向性の調整が可能な可変指向性アンテナと
受信状況に応じて前記可変指向性アンテナの指向性を調
整する指向性アンテナ制御部とを具備した移動無線機に
関するものである。

［従来の技術］第２図は、従来の移動無線機の構成を示したものである
。

この移動無線機は、例えば自動車等に搭載することによ
って、移動する自動車等と外部との間における送受信を
可能ならしめるもので、指向性の調整が可能な送受信用
の可変指向性アンテナ２１と受信状況に応じて前記可変
指向性アンテナ２１の指向性を調整する指向性アンテナ
制御部２３とを具備している。

そして、前記アンテナ２１が当該移動無線機を呼び出す
電波を受信すると、このアンテナ２１は受信した電波を
指向性アンテナ制御部２３へ出力する。

そして、前記指向性アンテナ制御部２３では、次の文献
ａに記載のＣＭＡ　（Ｃｏｎｓｔａｎｔ　Ｍｏｄｕｌｕ
ｓ＾Ｉｇｏｒｆｔｈｍ）などのアルゴリズムによる処理
を受信した電波に対して実施することによって、通信品
質を最適にする前記アンテナ２１の指向性を算出し、そ
の算出結果に基づいて、前記アンテナ２１の指向性を修
正する。

文献ａ：電子情報通信学会　無線通信システム時限研究
専門委員会編、「移動通信ワークショ、。

ブ（１９８８年３月１８日）」の２５〜３０頁に記載の
″ＣＭＡアダプティブアレーによる多重伝搬路歪の補償
” そして、指向性が決定された可変指向性アンテナ２１で
受信された電波は、送受共用部２へ出力され、該送受共
用部２によって受信波として分波されて受信部３へ出力
され、該受信部３によって復調される。

そして、受信部３によって復調された信号は、呼制御部
２２へ出力されて発呼情報であることが認識され、該呼
制御部２２によって送受１舌部６が接続されて、受信通
話が可能になる。

一方、当該移動無線機から送信通話する場合では、送受
話部６が受けた音声は、該送受話部６によって送信に可
能な信号に変換され、呼制御部２２を経て送信部４へ出
力され、送信部４によって変調される。そして、変調さ
れた信号は、送受共用部２を経て可変指向性アンテナ２
１に出力され、該アンテナ２１から無線伝送路へ電波と
して出力されることになる。

Ｅ発明が解決しようとする課Ｂ］トコろで、従来の移動無線機では、前述したように、可
変指向性アンテナ２１の指向性を決定するために前記指
向性アンテナ制御部２３においてはＣＭＡなどのアルゴ
リズムを使った処理を実施させているが、このＣＭＡな
どのアルゴリズムを使った処理には、演算処理量が膨大
になるという欠点があった。

そして、この欠点のために、従来の移動無線機では、指
向性アンテナ制御部２３における処理時間が長時間にな
り、その結果、無線伝送路の特性が短時間で変化する場
合には、前記アンテナ２１の指向性の修正が間に合わな
くなって、通話音声が小さくなったり、途切れたりする
という問題が生じていた。

マタ、アルゴリズムの演算処理をするために、指向性ア
ンテナ制御部２３０回路が大規模になるという問題もあ
った。

本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、指向性の
調整が可能な可変指向性アンテナと、受信状況に応じて
前記可変指向性アンテナの指向性を調整する指向性アン
テナ制御部とを具備した移動無線機であって、可変指向
性アンテナの指向性を決定するための処理を短時間で済
ませることができて、無線伝送路の特性が短時間で変化
する場合にも、前記可変指向性アンテナの指向性の修正
を適確に実施して、優れた通信品質を維持することがで
き、また、前記指向性アンテナ制御部における指向性決
定用の処理回路の大規模化を抑制することもできる移動
無線機を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］本発明に係る移動無線機は、指向性の調整が可能な可変
指向性アンテナと、受信状況に応じて前記可変指向性ア
ンテナの指向性を調整する指向性アンテナ制御部と、指
向性制御情報部と、当該移動無線機の移動速度を検出す
る速度検出部と、当該移動無線機の移動方向となる方位
を検出する方位検出部と、当該移動無線機の移動経路と
なる道路や構造物内の通路などのパターンを地理情報と
して記憶した地図情報部と、位置検出部とを具備した構
成をなしている。

そして、前記指向性制御情報部は、前記可変指向性アン
テナにおける指向性によって決定される通信品質が当該
移動無線機の存在位置に応じて最良の品位に保たれるよ
うに、移動無線機の存在位置毎に、前記指向性を決定す
る指向性制御情報を記憶させた構成をなしている。

また、前記位置検出部は、前記の速度検出部および方位
検出部の検出した情報と地図情報部に格納されている情
報に基づいて当該移動無線機の存在位置を検出して、検
出した位置情報を前記指向性アンテナ制御部に通知する
構成をなしている。

また、前記指向性アンテナ制御部においては、前記位置
検出部から位置情報の通知がなされると、その通知され
た位置情報に対して最良の通信品質を得る指向性制御情
報を前記指向性制御情報部から抽出して、この抽出した
指向性制御情報に従って前記可変指向性アンテナの指向
性を調整する構成をなしている。

［作用コ本発明に係る移動無線機は、当該移動無１機の移動速度
や移動の方位を検出し、検出した速度情報や方位情報に
基づいて求めた移動経路のパターンで地図情報部に格納
しておいたパターン情’Ｍを検索して当該移動無線機の
存在位置を認識し、認識した位置情報で指向性制御情報
部に格納している指向性制御情報を検索して、該当する
指向性制御情報を抽出し、抽出した指向性Ｍ１情報に基
づいて可変指向性アンテナの指向性を調整するものであ
る。

従って、可変指向性アンテナの指向性を決定するための
処理は、速度情報および方位情報などからの移動経路の
パターンの作成処理と単純なデータ検索処理となり、演
算処理量が膨大になるＣＭＡなどのアルゴリズムを使っ
た処理を必要としないため、可変指向性アンテナの指向
性を決定するための処理を短時間で済ませることができ
て、無線伝送路の特性が短時間で変化する場合にも、前
記可変指向性アンテナの指向性の修正を適確に実施して
、優れた通信品質を維持することができ、また、前記指
向性アンテナ制御部における指向性決定用の処理回路の
大規模化を抑制することもできる。

［実施例Ｊ第１図は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。

この一実施例の移動無線機は、例えば自動車等に搭載す
ることによって、移動する自動車等と外部との間におい
て無線通信の送受信を可能ならしめるもので、具体的に
は、送受信用の可変指向性アンテナｌ、送受共用部２、
受信部３、送信部４、制御部５、送受話部６、指向性ア
ンテナ制御部７、指向性制御情報部８、位置検出部９、
速度検出部１０、方位検出部１１、地図情報部１２など
から構成されている。

このような構成要素の内、可変指向性アンテナ１、送受
共用部２、受信部３、送信部４、制御部５、送受話部６
などは、いずれも、第２図において示した従来の移動無
線機のものと同様の機能のものである。

即ち、前記可変指向性アンテナ１は、指向性の調整が可
能で、電波を送受信するもので、機能的には、第２図に
おけるアンテナ２１と変わらない。

また、送受共用部２は、アンテナの受信した電波を受信
部３に送出する機能や、送信部４が出力した信号をアン
テナに送る機能を備えたものである。

また、受信部３は受信した信号を復調して出力する機能
を備え、送信部４は受信した信号を変調して出力する機
能を備えたものである。

また、制御部５は、前記受信部３の復調した信号を受け
て送受話部６に送ったり、あるいは、送受話部６が出力
した送信用の信号を送信部４に送る機能を有しており、
機能的には、第２図における呼制御部２２と変わらない
。

また、送受話部６は、受信した信号を音声等に変換した
り、入力音声を送信に可能な信号に変換する機能を備え
たものである。

以下、前記一実施例が特徴とする各構成要素７゜８，９
，１０，１１．１２と、一実施例の作用・効果とを詳細
に説明する。

前記指向性制御情報部８は、前記可変指向性アンテナｌ
における指向性によって決定される通信品質が当該移動
無線機の存在位置に応じて最良の品位に保たれるように
、移動無線機の存在位置毎に、前記指向性を決定する指
向性制御情報を記憶させたもので、当該指向性制御情報
部８を構成する記憶手段としては、ＲＯＭや、ＲＡＭや
、ＩＣカード等の記録媒体を利用することが考えられる
。

前記速度検出部１０は、当該移動無線機の移動速度を検
出し、検出した速度情報を前記位置検出部９に通知する
。

前記方位検出部１１は、地磁気センサなどで当該移動無
線機の移動方向となる方位（絶対方位）を検出し、検出
した方位情報を前記位置検出部９に通知する。

これらの速度検出Ｎ１０および方位検出部１１は、いず
れも、一定時間毎に、速度および方位を検出して、位置
検出部９に通知する。

前記地図情報部１２は、例えば、ＣＤ−ＲＯＭなとを記
憶媒体としたメモリ装置に、当該移動無線機の移動経路
となる道路や構造物内の通路などのパターンを地理情報
として記憶させたものである。

前記位置検出部９は、前記の速度検出部１０および方位
検出部１１の検出した情報と地図情報部１２に格納され
ている情報とを基にして、当該移動無線機の存在位置を
検出して、検出した位置情報を前記指向性アンテナ制御
部７に通知するものである。

この位置検出部９の動作を具体的に説明すると、次のよ
うである。

まず、速度検出部１０の検出した速度情報と方位検出部
１１の検出した方位情報に基づいて当該移動無線機の移
動経路のパターンを割り出し、次いで、その割り８した
パターンで、前記地図情報部１２に格納されているパタ
ーン情報を検索することによって、当該移動熱＃ｉＩ機
の存在位置を検出する。

前記位置検出部９が位置を検出する処理は、前述の検出
部１０．１１の動作に対応して、一定時間毎になされる
ものとする。

また、当該位置検出部９における処理を容易かつ迅速に
ならしめるため、当該移動無線機の初期の位置は、図示
路のキー人力部等から設定し得るものとする。

なお、当該移動無線機が自動車等に搭載された場合、前
記位置検出部９、速度検出部１０、方位検出ｓ１１、地
図情報部１２などは、運転者等に走行位置などを知らせ
るナビゲーションシステムとしても活用することができ
る。

前記指向性アンテナ制御部７は、当該移動無線機の受信
状況（存在位置）に応じて前記可変指向性アンテナｌの
指向性を調整するもので、前記位置検出部９から位置情
報の通知がなされると、その通知された位置情報で前記
指向性制御情報部８の情報を検索して、その通知された
位置情報に対して最良の通信品質を得る指向性制御情報
を前記指向性制御情報部８から抽出して、この抽出した
指向性制御情報に従って前記可変指向性アンテナ１の指
向性を調整する。

この制御部７が指向性を決定する処理は、前記検出部９
の検出動作に対応して、一定時間毎になされるものとす
る。

前述の如く指向性が決定された送受信用可変指向性アン
テナ１で受信された電波は、送受共用部２を経て受信部
３へ送られ、受信部３て復調されて制御部５へ出力され
る。そして、該制御部５が、受信部３から受けた復調信
号か認識して送受話部６を接続すると、受信通話が可能
になる。

一方、送信通話の場合は、送受話部６が入力音声を送信
に可能な信号に変換し、制御部５へ出力する。続いて、
制御部５は信号を送信部４へ出力し、送信部４はこの信
号を変調して送受共用部２へ出力する。送受信用可変指
向性アンテナ１は送受共用部２からの変調信号を受けて
無線伝送路へ電波を送出する。

以上に詳述したように、前記一実施例の移動無線機は、
まず、当該移動無線機の移動速度や移動の方位を検出し
、検出した速度情報や方位情報に基づいて求めた移動経
路のパターンで地図情報部に格納しておいたパターン情
報を検索して当該移動無線機の存在位置を認識し、認識
した位置情報で指向性制御情報部８に格納している指向
性制御情報を検索して、該当する指向性制御情報を抽出
し、抽出した指向性制御情報に基づいて可変指向性アン
テナ１の指向性を調整するものである。

従って、可変指向性アンテナ１の指向性を決定するため
の処理は、速度情報および方位情報などからの移動経路
のパターンの作成処理と単純なデータ検索処理となり、
演算処理量が膨大になるＣＭＡなどのアルゴリズムを使
った処理を必要としないため、可変指同性アンテナ１の
指向性を決定するための処理を短時間で済ませることが
できて、無線伝送路の特性が短時間で変化する場合にも
、前記可変指向性アンテナ１の指向性の修正を適確に実
施して、優れた通信品質を維持することができ、また、
前記指向性アンテナ制御部８における指向性決定用の処
理回路の大規模化を抑制することもてきる。

第３図は、本発明の他の実施例の構成を示すブロック図
である。

この第３図において、符号３１は受信用可変指向性アン
テナであり、３２は受話部である。なお、前述の第１図
および第２図に示した移動無線機と同一の要素には、同
一の符号を付している。

この第３図に示した他の実施例の移動無線機が、第１図
に示した一実施例のものと異なる点は、送信に関する機
能がなく、受信専用のものである点である。

この他の実施例の装置は、いわゆるボケ１．トベルのよ
うに機能させるもので、アンテナ３１の指向性を調整す
る方法等は、一実施例のものと同様であり、一実施例の
ものと同じ作用・効果を得ることができる。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように、本発明に係る移動無線
機は、当該移動無線機の移動速度や移動の方位を検出し
、検出した速度情報や方位情報に基ついて求めた移動経
路のパターンで地図情報部に格納しておいたパターン情
報を検索して当該移動無線機の存在位置を認識し、認識
した位置情報で指向性制御情報部に格納している指向性
制御情報を検索して、該当する指向性制御情報を抽出し
、抽出した指向性制御情報に基づいて可変指向性アンテ
ナの指向性を調整するものである。

従って、可変指向性アンテナの指向性を法定するための
処理は、速度情報および方位情報などからの移動経路の
パターンの作成処理と単純なデータ検索処理となり、演
算処理量が膨大になるＣＭＡなどのアルゴリズムを使っ
た処理を必要としないため、可変指向性アンテナの指向
性を決定するための処理を短時間で済ませることができ
て、無線伝送路の特性が短時間で変化する場合にも、前
記可変指向性アンテナの指向性の修正を適確に実施して
、優れた通信品質を維持することができ、また、前記指
向性アンテナ制御部における指向性決定用の処理回路の
大規模化を抑制することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
２図は従来の移動無線機の構成を示すブロック図、第３
図は本発明の他の実施例の構成を示すブロック図である
。１．３１・・・・・・可変指同性アンテナ、２・・・・
・・送受共用部、３・・・・・・受信部、４・・・・・
・送信部、５・・・・・制御部、６・・・・・・送受話
部、７・・・・指向性アンテナ制御部、８・・・・・・
指向性制御情報部、９・・・・・・位置検出部、ｌＯ・
・・・・速度検出部、１１・・・・・方位検出部、１２
・・・・・・地図情報部。

Claims

【特許請求の範囲】指向性の調整が可能な可変指向性アンテナと、受信状況
に応じて前記可変指向性アンテナの指向性を調整する指
向性アンテナ制御部とを具備した移動無線機であって、前記可変指向性アンテナにおける指向性によって決定さ
れる通信品質が当該移動無線機の存在位置に応じて最良
に保たれるように、移動無線機の存在位置毎に、前記指
向性を決定する指向性制御情報を記憶させた指向性制御
情報部と、当該移動無線機の移動速度を検出する速度検出部と、当該移動無線機の移動方向となる方位を検出する方位検
出部と、当該移動無線機の移動経路となる道路や構造物内の通路
などのパターンを地理情報として記憶した地図情報部と
、前記の速度検出部および方位検出部の検出した情報と地
図情報部に格納されている情報に基づいて当該移動無線
機の存在位置を検出して、検出した位置情報を前記指向
性アンテナ制御部に通知する位置検出部とを装備し、かつ、前記指向性アンテナ制御部においては、前記位置
検出部から位置情報の通知がなされると、その通知され
た位置情報に対して最良の通信品質を得る指向性制御情
報を前記指向性制御情報部から抽出して、この抽出した
指向性制御情報に従って前記可変指向性アンテナの指向
性を調整することを特徴とした移動無線機。