JPH0465501A - 母乳パツト等の液吸収体の製造方法とその装置 - Google Patents

母乳パツト等の液吸収体の製造方法とその装置

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JPH0465501A
JPH0465501A JP2172907A JP17290790A JPH0465501A JP H0465501 A JPH0465501 A JP H0465501A JP 2172907 A JP2172907 A JP 2172907A JP 17290790 A JP17290790 A JP 17290790A JP H0465501 A JPH0465501 A JP H0465501A
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breast milk
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liquid absorbent
pad
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Takao Sakata
坂田 多賀夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、母乳パット等、更に詳しくは、主として母乳
パット、その他液体を吸収するために適宜使用される液
吸収体の製造方法とその装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の母乳パットの製造方法としては、例えば
第6図(イ)に示す様に、母乳パット14の表面を形成
する液透過性の不織布15と裏面を形成する液不透過性
のポリフィルムラミネート紙16等のケーシング材を、
抜きプレス等により所望の大きさの形状に一旦切断し、
その後前記ケーシング材の内部に収納する解砕パルプ紙
17、薄葉紙18、高分子ポリマー給水紙19等を、上
記同様に抜きプレス等により所望の大きさの形状に切断
し、更に上記の如く切断された薄葉紙間18に解砕パル
プ紙17を介在させて、更に他の薄葉紙18間に高分子
ポリマー絵水紙19を介在したものを前記切断済の表裏
ケーシング材にて被覆した後、同図(ロ)の様に、該表
裏ケーシング材の当接面20をヒートシールする方法が
適宜用いられてなる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の母乳パットの製造方法に於い
ては、下記の樺な問題点があった。
即ち、上記の方法より生産される母乳パット14は、−
旦抜きプレス等により表裏のケーシング(15、16)
や内部に介在される解砕パルプ紙17、薄葉紙18、高
分子ポリマー絵本紙19等の各々を切断した後、更に前
記表裏のケーシング内(15,16)に適宜重層して介
在しなければならない。
よってその作業工程が非常に煩雑であることから生産効
率が悪く、其故に製品コストが増大するといった難儀な
問題が生じていた。
更に、従来の方法により生産される母乳パット14は、
その使用箇所が産後の女性の靴部に限定される。よって
、上記の樺に生産された母乳パット14は、その最終工
程時に適宜装着される靴部の形状に沿う樺に、立体的に
成形を行う必要がある。
従って、第7図に示す様に、従来の母乳パット14は、
完成時に於いて、ケーシングの一部位をそれぞれ重合す
る樺に折り重ねた後、接着剤21等を介して円錐状に立
体成形することで自己形状を靴部に沿う樺にしなければ
ならず、よって、その接層工程が大変煩雑である一方、
製品上に於いて絶対に必要不可欠であることから、何ら
かの改善が強く望まれていた。
即ち、本発明は上記の問題を全て解決するものであり、
母乳パットを生産する際に於い゛て、煩雑な切断作業も
成形工程もなく、又、生産効率よく藺草に、しかも低コ
ストで大量に母乳パットを製造することができる極めて
優れた母乳パット等の液吸収体の製造方法とその装置を
提供することを課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決するために、全く新しい母
乳パット等の液吸収体の製造方法とその装置を発明し、
以下の手段を講じたものである。
即ち、本発明は母乳パット等の液吸収体の製造方法とし
て、成形された芯材3aを、一方のカバーシート体8上
に載置して搬送し、その後搬送中の芯材3aと一方のカ
バーシート体8を加熱により溶融成形し、次に溶融成形
された芯材3a上に、予め予熱された他方のカバーシー
ト体11を搬送せしめて、該芯材3aを両カバーシート
体8.11にて被覆し、その後該芯材3aを内部に収納
すべく前記両カバーシート体8.11の周縁を接合せし
め、その後接合せしめたシート体8.11を切断して母
乳パット3C等の液吸収体を製造する方法にある。
又、上記母乳パット等の液吸収体の製造方法を実施する
ための装置として、本発明は、芯材の成形と該芯材の両
面側に、カバーを設けて母乳パット等の液吸収体を製造
する装置であって、前記芯材3aの成形装置3にて成形
された芯材3aを、一方のカバーシート体8上に載置し
た後に、その両方を同時に搬送する搬送装置2と、該搬
送装置2にて搬送中の前記芯材3aと一方のカバーシー
ト体8を加熱して該芯材3aを一方のカバーシート体8
と共に溶融成形する加熱装置4と、該加熱装置4にて溶
融成形された芯材3aに、予め予熱手段により予熱され
た他方のカバーシート体11を搬送し、且つ前記芯材3
aを両カバーシート体8,11にて被覆した後その周縁
を溶着する熱溶着装置6と、該熱溶着装置6にて一体的
に成形された芯材3aの周縁を切断するための切断装置
7とからなる構成にある。
(作用) 上記構成からなる母乳パット等の液吸収体の製造方法と
その装置に於いては、成形装置3により成形された芯材
3aを、一方のカバーシート体8上に載置して、その後
搬送装置2により搬送し、その後搬送中の芯材3aと一
方のカバーシート体8の両方を加熱装置4の熱風にて溶
融成形するために、該芯材3aは一方のカバーシート体
8に溶着されると同時に弾性を有して自己形状を保持す
ることになる。
次に、前記溶融成形された芯材3aを、他方のカバーシ
ート体11にて被覆して、その後該芯材3aを両カバー
シート体8.11内に収納すべく該両カバーシート体8
,11の周縁を熱溶l装置6にて溶着することで、該芯
材3aは自己形状を保持したままでカバーシート体’8
.II内に密封されることになる。
従って、該芯材3aが密封されたカバーシート体8.1
1の周縁を切断装置7により切断することで、自己形状
を保持する母乳パット3C等の液吸収体を製造すること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を母乳パットを製造する場合に
適用し、その具体的な構成を図面に従って説明する。
第1図に於いて、1は母乳パットの製造装置を示す。
2は母乳パットの表面を形成する不織布8の上面部に、
芯材成形装置3より成形された、解砕パルプに低溶融性
複合繊維を混合してなる混合パルプ層間に吸収性高分子
材と前記混合パルプとの混在層を介在した三層構造より
なる芯材3aを載!して搬送する搬送装置であり、駆動
ドラム2aと誘導ドラム2b、 2bを介して駆動する
無縁端メツシュベルトコンベアーを、前記芯材成形装置
3の芯材抽出口3bに摺接する様に、前記芯材成形装置
3の下方の位置に設けられてなる。
4は前記搬送装置2を介して搬送される芯材3aに熱風
をあてて該芯材3aを溶融成形するための加熱装置で、
該芯材3aを予め予熱するだめの遠赤外線ヒーター4C
を有する予備加熱装置4aと該予備加熱装置4aにて予
熱されて搬送される該芯材3aの上方に設けられた熱風
吹き出し口4dより該芯材3aの上方から熱風を吹きつ
け、且つ該吹きつけだ熱風を該芯材3aの下方より吸引
するだめの熱風吸引口4eとを有する熱風循環装′11
4bとから構成されて、該芯材3aの搬送部の所望の位
置に設けられてなる。
尚、第1図又は第2図(イ)に於いて、9は上記搬送装
置2を介して上記加熱装置4に搬送される上記芯材3a
が載置されて搬送される不織布8の下方より該芯材3a
の搬送に追従し、且つ該芯材3aが適用される靴部の形
状に沿う様に、予め所望の大きさに設定された細多孔の
弧状凸面部9aを有するパット成形型コンベアーで、前
記不織布8の搬送過程の所望の位!に設けられてなる。
10は上記パット成形型コンベアー9に対面共動じ、且
つ該芯材3aの上方より該芯材3aの外周縁を嵌入する
ためのガイド孔10aを有するガイドコンベアーで、上
記パット成形型コンベアー9との間に、前記不織布8を
介して搬送される芯材3aを狭装すべく所望の位置に設
けられてなる。
尚、第1図に於いて、5は上記加熱装置4にて溶融成形
されて搬送される芯材3aにポリフィルムラミネート紙
11を被覆してシールする直前に、予め該ポリフィルム
ラミネート紙11を予熱させるために設けられた遠赤外
線ヒーター5aからなる予熱装置で、上記ポリフィルム
ラミネート紙11を該芯材3aに搬送して被覆するため
に設けられたパット成形回転ドラム12の直前に設けら
れてなる。
尚、上記パット成形回転ドラム12は、第4図に示す様
に、上記遠赤外線ヒーター5aにより熱せられた前記ポ
リフィルムラミネート紙11を、前記成形回転ドラム1
2に設けられた、内部に吸引部121)を有する弧状凹
面部12a内に嗟薯させることで前記ポリフィルムラミ
ネート紙11を予め被覆する芯材3aの所望の形状に成
形しておくことができるものである。
6は上記パット成形回転ドラム12を介して嵌合被覆さ
れた前記芯材3aの周縁を熱着させるための熱溶l装置
で、第4図の様に上記パット成形回転ドラム12に隣接
し、且つ被覆された芯材3aの周縁を押圧する如く設け
られた凸状の押さえ面13aと該押さえ面13aの周面
にヒーター13bを有するヒ−ター回転ドラム13との
一対により構成されて前記パット製造装置1の後部に設
けられてなる。
7は上記熱溶着装置6により芯材3aが一体的に密封成
形された母乳パット材の周縁を切断することで母乳パッ
ト3Cを形成する切断装置で、前記芯材3aが一体的に
密封成形された母乳パット材シート体8.11を巻き取
るために、第5図の様に弧状凸面部7Cを有し、且つ該
弧状凸面部7Cを介して前記母乳パット材シート8.1
1を捲回するガイド回転ドラム7aと、該ガイド回転ド
ラム7aに隣接し、且つ該ガイド回転ドラム7aに設け
られた前記弧状凸面部7Cに歯合することで前記母乳パ
ット材シート8.IIの周縁を切断し、且つ該切断によ
り形成された母乳パット3Cを、内部に設けられた吸引
部7dからの吸引により吸着して搬送する弧状凹面部7
eを有する搬送回転ドラム7bとにより構成されて前記
熱溶着装置6の後方上部に隣接して設けられてなる。
7Cは上記の様に搬送回転ドラム7bの吸引により搬送
される前記母乳パット3Cを取り比すために設けられた
回転ドラムからなるパット排出装置で、吸引部7fを有
する突圧7−ム79による吸引により前記母乳パット3
Cを取り出す如く前記搬送回転ドラム7b+、:隣接し
て設けられてなる。
2dは母乳パット3C切断後のシート体8,11を巻き
取るための巻き取りドラムで上記母乳パット製造装置1
の最後部に設けられてなる。
本実施例に係る母乳パットの製造装置は、以上の構成か
らなるが、次に係る母乳パットの製造装置を用いて母乳
パットを製造する方法について説明する。
先ず、前記芯材成形装置3により成形した三層構造の芯
材3aを、搬送装置2のメツシュベルトコンベアーを介
して搬送される不織布8の上面部に載置させると、該芯
材3aは不織布8と同時に搬送されることになる。
次に、上記の様に不織布8により搬送される芯材3aの
不織布8の下方より、第2図(イ)に示す様に、該芯材
3aに追従する細多孔の弧状凸面部9aを有するパット
成形型コンベアー9と該パット成形型コンベアー9に対
面共動し、且つ該芯材3aの上方より該芯材3aを嵌入
するガイド孔10aを有するガイドコンベアー10によ
り前記不織布8と芯材3aを狭装して搬送させると、該
芯材3aはパット成形型コンベアー9の弧状凸面部9a
の成形型上に位置決めされて搬送されることになる。
その後、第2図(ロ)の様に前記成形型上に位置決めさ
れて搬送される芯材3aを加熱装置4内に通過させると
、該芯材3aは第3図(イ)に示す様に該加熱装置4の
予備加熱装置4aに設けられた遠赤外線ヒーター4Cに
て内部まで完全に予熱されることになる。
次に、上記の如く予熱された芯材3aを更に搬送させる
と該芯材3aは、上記加熱装置4の予備加熱装f4aの
後方に設けられた熱風循環装置4bを通過することにな
る。
従って、上記の様に熱風循環装置4bを通過する芯材3
aに、第3図(ロ)の様に該熱風循環装置4bに設けら
れた熱風吹き出し口4dより吹き出される熱風を上方よ
り吹きつけて、且つ前記芯材3aの下方に追従するパッ
ト成形型コンベアー9の細多孔の弧状凸面部9a側に設
けられた熱風吸引口4eより吸引させると、該芯材3a
はその自己形状を前記熱風を介して弾性を有−しつつ変
化させ、しかも溶融することで自己形状を保持すること
になる。
次に、上記の様に自己形状を弧状凸面部9aに沿って変
化した前記芯材3aに、第4図に示す様に予め遠赤外線
ヒーター5により予熱されたポリフィルムラミネート紙
11を、パット成形回転ドラム12に設けられてなる弧
状凹面部12a内の吸引部12bを介して吸着させると
、該ポリフィルムラミネート紙11はその形状を弧状凹
面部12aに沿って変化することになる。
次に、上記パット成形回転ドラム12の弧状凹面部12
aに沿って変化したポリフィルムラミネート紙11を、
搬送されてくる芯材3a上に被覆させて、且つ該ポリフ
ィルムラミネート紙11と前記芯材3aの不織布8との
周縁をヒーター回転ドラム13により熱溶着させると、
該芯材3aは、自己形状を保持すると同時に弾性を有し
たままで前記ポリフィルムラミネート紙11と不織布8
との間に介在され、且つ一体的に密封成形されることに
なる。
次に、上記の様に芯材3aがポリフィルムラミネート紙
11と不織布8とにより一体的に密封された母乳パット
材のシート体8.11の内側に、第5図に示す様に、切
断装置7のガイド回転ドラム7aに設けられてなる弧状
凸面部7Cを嵌入させて捲回し、且つ該ガイド回転ドラ
ム7aの弧状凸面部7Cに、前記隣接する搬送回転ドラ
ム7bに設けられた弧状凹面部7eを歯合させると、前
記母乳パット材の周縁はシート体8.11より切断され
ることになる。
尚、上記搬送回転ドラム7bに設けられた弧状凹面部7
eの内部には吸引部7dが設けられてなるために該吸引
部7dからの吸引により、前記切断された母乳パット3
Cは該搬送回転ドラム7bに設けられた弧状凹面部7e
に吸着されて搬送されることになる。
次に、上記の様に搬送回転ドラム7bにて搬送される母
乳パット3Cに、吸引部7fを有する突出7−ム79が
設けられたパット排出装置7Cの該突出7−ム79を当
接して再び吸引させると、該母乳パット3cは、前記該
搬送回転ドラム7bの弧状凹面部7eより離脱して該パ
ット排出装置7Cの該突出7−ム79に吸着されて取り
出されることになる。
更に、上記の様に母乳パット3Cが切断された後のシー
ト体8.11を、前記巻き取りドラム2dにより捲回さ
せると、不要になった該シート体8,11を巻き取って
収納することができる。
従って、上記と同様な手順を繰り返すことにより連続し
て母乳パット3Cを生産することができる。
尚、上記実施例に於いて、母乳パットを形成する芯材は
三層構造より形成されてなるが、要は、熱風を通過させ
ることにより内部を溶融させて自己形状を保持すると同
時に、弾性と液吸収性を有するものであれば該芯材に混
合される複合繊維、解砕パルプや吸収性窩分子材等の種
類や形成される層の組合せ等は限定されない。
更に、前記芯材と不織布を同時に搬送する搬送装置は、
駆動ドラムと誘導ドラムとにより構成されて、且つ無縁
端のメツシュベルトコンベアーを用いることで前記不織
布を搬送するが、該不織布を伸縮させず、且つ破断する
ことなく搬送させることかできるものであればその具体
的な構成は決して限定されるものではない。
尚、前記の様に搬送される芯材と不織布を溶融成形させ
るための加熱装置は、遠赤外線ヒーターを設けてなる予
備加熱装置と熱風を循環させる熱風循環装置とから構成
されてなるが、要は、加熱により前記芯材の内部を十分
に溶融状態にした後に自己形状を弾性を有して保持する
様に溶融成形させることができるものであれば、熱風循
環装置や予備加熱装置に適用される加熱手段の具体的な
構成等は決して限定されず、又その具体的な構成等も任
意に設計変更自在である。
更に、上記の様に加熱装置に搬送される芯材と不織布は
、該芯材の下方より追従するパット成形型コンベアーと
上方より該芯材を嵌入し、且つ該パット成形型コンベア
ーに対面共動するガイドコンベアーとの間に狭装されて
搬送されるが、要は加熱装置にて前記芯材が溶融成形さ
れる際に、該芯材がパット成形型上の所望の位置に載置
されて自己形状を変化することができる様に予め位置決
めさせることができるものであればその具体的な構成は
決して限定されるものではなく、任意に設計変更自在で
ある。
更に、上記の如く自己形状を変化させた芯材にポリフィ
ルムラミネート紙を熱着する熱溶着装置は、予め該ポリ
フィルムラミネート紙を予熱する遠赤外線ヒーターと該
予熱されたポリフィルムラミネート紙を前記芯材に被覆
するために弧状凹面部を有し、且つ吸引により予熱され
たポリフィルムラミネート紙を前記弧状凹面に沿って成
形するパット成形回転ドラムと、該パット成形回転ドラ
ムに隣接し前記芯材の不織布とポリフィルムラミネート
紙とを溶着させるヒーター回転ドラムとからなるが、前
記自己形状を変化させた芯材の外周縁を弾性を損なわせ
ずに一体的に成形することができるもので有れば具体的
なドラムの構成や形状、更には予熱手段の具体的な構成
等も限定されるものではない。
尚、上記の様に一体的に成形された母乳パットの周縁を
切断する切断装置は、一対の回転ドラムに設けられた弧
状凹面部と弧状凸面部を歯合させることで前記母乳パッ
トの周縁を切断し、且つ吸引を介して搬送し、しかも再
びパット排出装置の吸引により取り出す構成からなるが
、要は、一体的に成形された母乳パットの形状及び弾性
を損なうことなくその周縁を切断し、且つ取り出すこと
が出来るものであればその具体的な構成等これを問わな
い。
尚、本発明の対象はあくまでも母乳パットを主眼とする
ものであるが、形状等を適宜所望の対象体に合わせて成
形することにより、前記母乳パット以外の、例え゛ば、
失禁者等の要部に適用してもよく、要は液体を云収する
ために、適宜その形状を変化させて液吸収を行う用具等
に使用することができるものなら、その具体的な形状、
大きさ、又その適用範囲も決して限定されるものではな
い。
而して、本発明に於ける具体的な構成は全て本発明の意
図する範囲内で任意に設計変更自在である。
(発明の効果) 叙上の様に、本発明は、成形された芯材を、方のカバー
シート体上に載■して搬送し、その後搬送中の芯材と一
方のカバーシート体の両方を熱風にて溶融成形し、次に
溶融成形された芯材上に、予め予熱された他方のカバー
シート体を搬送し、その後該芯材を両カバーシート体に
て被フして、次に該芯材を内部に収納すべく前記両カバ
ーシート体の周縁を接合せしめ、その後接合せしめたシ
ート体を切断して母乳パット等の液吸収体を製造するこ
とから、その作業の連続化が図れ、しかも単位時間内の
生産効率か著しく向上する他、煩雑な成形工程も解消す
ることで大幅な作業性の向上と低コスト化が実現できる
という格別な効果を有するに至った。
更に、本発明に係る装置によれば、芯材の成形製!にて
成形された芯材を、一方のカバーシート体上に載置した
後に、その両方を同時に搬送する搬送装置と、該搬送装
置にて搬送中の前記芯材と一方のカバーシート体の両方
に熱風をあて芯材を一方のカバーシート体と共に溶融成
形する加熱装置と、該加熱装置にて溶融成形された芯材
に、予め他方のカバーシート体を予熱手段により予熱し
た後移送して、芯材を両力バ一体にて被覆して、その周
縁を熱着させる熱溶着装置と該熱溶着装置にて一体的に
成形された芯材の周縁を切り抜くための切断装置とから
なるために、上記の装置を介して製造された母乳パット
等の液吸収体は、弾性を有すると同時に自己形状をも保
持することから、簡単に適用される所望の形状に沿う様
に立体的に成形することができる。よって、その使用時
に於いて靴部やその他液吸収を行う任意の要部等への装
着感が極めて快適な母乳パット等の液吸収体を大量に製
造することができるという格別な効果をも有するに至っ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に於ける母乳パットの製造装置を示す平
面図。 第2図(イ)、(ロ)は芯材の搬送過程を示す要部断面
図。 第3図は芯材の溶融過程を示し、同図(イ)は予備加熱
時の要部断面図、同図(ロ)は熱風循環装置内での要部
断面図。 第4図は熱接着装置の要部断面図。 第5図は切断装置の要部断面図。 第6図乃至第7図は従来の母乳パットの構成を示す参考
図。 第8図は本発明に於ける母乳パットを示し、同図(イ)
は断面図、同図(ロ)は同図(イ)の斜視図。 1・・・母乳パット製造装置  2・・・搬送装置3・
・・芯材成形装置     3a・・・芯材3C・・・
母乳パット      4・・・加熱装置4a・・・予
備加熱装置(遠赤外線ヒーター)4b・・・熱風循環装

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.成形された芯材3aを、一方のカバーシート体8上
    に載置して搬送し、その後搬送中の芯材3aと一方のカ
    バーシート体8を加熱により溶融成形し、次に溶融成形
    された芯材3a上に、予め予熱された他方のカバーシー
    ト体11を搬送せしめて、該芯材3aを両カバーシート
    体8,11にて被覆し、その後該芯材3aを内部に収納
    すべく前記両カバーシート体8,11の周縁を接合せし
    め、その後接合せしめたシート体8,11を切断して母
    乳パット3c等の液吸収体を製造することを特徴とする
    母乳パット等の液吸収体の製造方法。
  2. 2.請求項1記載の母乳パット等の液吸収体の製造方法
    に於いて、前記芯材3aが、解砕パルプに低溶融性複合
    繊維を混合してなる混合パルプ層間に、吸収性高分子材
    と前記混合パルプとの混在層を介在する三層構造より形
    成されてなることを特徴とする母乳パット等の液吸収体
    の製造方法。
  3. 3.芯材の成形と該芯材の両面側に、カバーを設けて母
    乳パット等の液吸収体を製造する装置であって、前記芯
    材3aの成形装置3にて成形された芯材3aを、一方の
    カバーシート体8上に載置した後に、その両方を同時に
    搬送する搬送装置2と、該搬送装置2にて搬送中の前記
    芯材3aと一方のカバーシート体8を加熱して該芯材3
    aを一方のカバーシート体8と共に溶融成形する加熱装
    置4と、該加熱装置4にて溶融成形された芯材3aに、
    予め予熱手段により予熱された他方のカバーシート体1
    1を搬送し、且つ前記芯材3aを両カバーシート体8,
    11にて被覆した後その周縁を溶着する熱溶着装置6と
    、該熱溶着装置6にて一体的に成形された芯材3aの周
    縁を切断するための切断装置7とからなることを特徴と
    する母乳パット等の液吸収体の製造装置。
  4. 4.請求項3記載の母乳パット等の液吸収体の製造装置
    に於いて、前記搬送装置2には、芯材3aが載置された
    一方のカバーシート体8の下方に、該芯材3aの搬送に
    追従すべく多孔の弧状凸面体9aを有するパット成形型
    搬送体9が設けられ、しかも前記芯材3aの上方には、
    前記搬送体9の弧状凸面体9aに対面共動し、且つ該芯
    材3aを嵌入するためのガイド孔10aを有するガイド
    搬送体10が設けられ、しかも前記芯材3aと一方のカ
    バーシート体8は、前記下方のパット成形型搬送体9と
    上方のガイド搬送体10との間に狭装すべく搬送されて
    なることを特徴とする母乳パット等の液吸収体の製造装
    置。
  5. 5.請求項3又は4記載の母乳パット等の液吸収体の製
    造装置に於いて、加熱装置4には、発生する熱風を前記
    芯材3aの上方より吹きつけて、且つ一方のカバーシー
    ト体8の下方より吸引することで、該熱風を循環させる
    熱風循環手段が設けられてなることを特徴とする母乳パ
    ット等の液吸収体の製造装置。
  6. 6.請求項3乃至5記載の母乳パット等の液吸収体の製
    造装置に於いて、前記加熱装置4には、搬送中の芯材3
    aと一方のカバーシート体8を、予め予熱するための予
    備加熱手段が設けられてなることを特徴とする母乳パッ
    ト等の液吸収体の製造装置。
  7. 7.請求項6記載の予備加熱手段が、遠赤外線ヒーター
    にて構成されてなることを特徴とする母乳パット等の液
    吸収体の製造装置。
  8. 8.請求項3乃至7記載の母乳パット等の液吸収体の製
    造装置に於いて、前記他方のカバーシート体11を予め
    予熱する予熱手段が、遠赤外線ヒーターにて構成されて
    なるこを特徴とする母乳パット等の液吸収体の製造装置
  9. 9.請求項1乃至8記載の母乳パット等の液吸収体の製
    造装置に於いて、前記芯材3aを両カバーシート体8,
    11にて被覆したのち、その両方の周縁を溶着する熱溶
    着装置6は、前記他方のカバーシート体11を捲回して
    搬送すると同時に、内部に吸引部12bを有する弧状凹
    面体12aからの吸引を介して前記他方のカバーシート
    体11を前記芯材3aに被覆しうる形状に成形するパッ
    ト成形回転体12と、該パット成形回転体12に隣接し
    、且つ該パット成形回転体12の弧状凹面体12aに前
    記溶融成形された芯材3aと一方のカバーシート体8を
    嵌入させて両方のカバーシート体8,11の周縁を溶着
    するために、周面にヒーター13bを有する凸状の押面
    体13aが設けられたヒーター回転体13とにより構成
    されてなることを特徴とする母乳パット等の液吸収体の
    製造装置。
  10. 10.請求項3乃至9記載の母乳パット等の液吸収体の
    製造装置に於いて、前記切断装置7は、一体的に成形さ
    れた前記芯材3aが収納されてなる両方のカバーシート
    体8,11を捲回するために、前記芯材3aの内側に嵌
    入する弧状凸面体7cを有するガイド回転体7aと、該
    ガイド回転体7aに隣接し、且つ該ガイド回転体7aに
    設けられた弧状凸面体7cに歯合することで、前記一体
    的に成形された芯材3aの外周を切断すると同時に、該
    切断により形成された母乳パット3c等を一時的に吸着
    して搬送するために内部に吸引部7dが設けられた弧状
    凹面体7eを有する搬送回転体7bとにより構成されて
    なることを特徴とする母乳パット等の液吸収体の製造装
    置。
  11. 11.請求項3乃至10記載の母乳パット等の液吸収体
    の製造装置に於いて、前記切断装置7の一方を構成する
    搬送回転体7bには、該搬送回転体7bに隣接し、且つ
    該搬送回転体7bの弧状凹面体7eに吸着されて搬送さ
    れる母乳パット3c等を吸引により取り出すためのパッ
    ト排出装置7cが設けられてなることを特徴とする母乳
    パット等の液吸収体の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012184517A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Wacoal Corp カップ部を有する衣類およびその製造方法

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