JPH0465474A - 艶消し水性塗料組成物 - Google Patents

艶消し水性塗料組成物

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JPH0465474A
JPH0465474A JP18028590A JP18028590A JPH0465474A JP H0465474 A JPH0465474 A JP H0465474A JP 18028590 A JP18028590 A JP 18028590A JP 18028590 A JP18028590 A JP 18028590A JP H0465474 A JPH0465474 A JP H0465474A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、!!消し水性塗料組成物に関する。
口従来技術及びその課!!!] 水性塗料は、水を媒体としているため、特に、作業環境
、危険性等に心配がないことから広く使用されている。
また、最近ユーザー・ニーズの多様化から落ち看いた雰
囲気をかもし出す艶消し塗膜が強く要望されている。
艶消し塗膜を形成する水性艶消し塗料に関する従来技術
としては、艶有り塗料に、艶消し剤成分として例えばシ
リカ系などの無機質顔料又はポリエチレンワックス水分
散液を配合したものが提案されている。しかしながら該
塗料は貯蔵又は塗装中に該艶消し剤成分が分離・凝集し
フィルター目のつまりゃ塗膜欠陥(例えばブツ、艶むら
)などの原因となったりするという問題点があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、上記した問題点を有さない艶消し塗料に
ついて、種々研究を重ねた結果、特に、性質の異なる架
橋剤を含有する2種類の水性液を混合した塗料が、貯蔵
安定性に優れ、しかも艶消し外観及び耐久性に優れた塗
膜を提供するものであることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
即ち、本発明はポリカルボン酸樹脂(以下「ポリカルボ
ン酸樹脂(a)」と略す、)及び水希釈量3.30以上
のアミノ樹脂(以下「アミノ樹脂(a)」と略す、)を
必須成分とする水性液(I)並びにポリカルボン酸樹脂
(以下「ポリカルボン酸樹脂樹脂(b)と略す、)と水
希釈量3.30未満のアミノ樹脂(以下「アミノ樹脂(
b)」と略す、)及び/又はブロックイソシアネート化
合物を必須成分とする水性液(n)の混合物を含有する
ことを特徴とする艶消し水性塗料組成物に関する。
本発明で使用する水性液(I)はポリカルボン酸樹脂(
a)及びアミノ樹脂(a)を含有する水性化物である。
ポリカルボン酸樹脂(a)は酸価的30〜200、好ま
しくは約40〜150、水酸基測的30〜200、好ま
しくは約50〜150.数平均分子量的10.000以
上の範囲のものが使用できる。該酸価が約30より小さ
くなるとアミノ樹脂(a)との相溶性が乏しくなり、塗
料の貯蔵安定性及び塗膜の艶消し外観が低下したりする
ので好ましくない。また酸価が約200より大きくなる
と塗膜の耐水性などが低下するので好ましくない。該水
酸基価が約30より小さくなると塗膜の硬化性が低下し
、他方、水酸基価が約200より大きくなると塗膜の耐
水性が低下するので好ましくない。また、該数平均分子
量が約10.000より小さくなると低光沢塗膜が得ら
れないので好ましくない。
上記ポリカルボン酸樹脂(a)の種類としては、特に制
限なしに従来から公知のものを適宜選択して使用するこ
とができるが、低光沢で物理的、化学的性質に優れた艶
消し塗膜が容易に得られることからビニル系重合体(a
)を用いることが望ましい。
ビニル系重合体(a)としては、例えば(1)エチレン
性不飽和カルボン酸、(2)水酸基含有アクリル系単量
体及び必要に応じて(3)その他ラジカル重合可能なビ
ニル系単量体を単量体成分とする共重合体が使用できる
。該単量体とじては、例えば(1)エチレン性不飽和カ
ルボン酸として、(メタ)アクリル酸、(無水)マレイ
ン酸、クロトン酸、フマル酸など: (2)水酸基含有
アクリル系単量体として、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル及び
これらの単量体をε−カプロラクトンなどのラクトン類
で変性したものなど、その他ラジカル重合可能なビニル
系単量体として。
(メタ)アクリル酸メチル、 (メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ノソブロビル、〔メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸エチル、ぐメタ
)アクリル酸ラウリルなどのアクリル酸又;;メタクリ
ル酸のアルキル(C1〜1.)エステル類、スチレン、
a−メチルスチレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香
族モノマー類、アクリル酸又はメタクリル酸のアミド化
合物類、アクリロニトリル又はメタクリロニトリル化合
物類などが使用できる。
また、ビニル系重合体(a)の単量体成分として、上記
単量体以外にアルコキシシラン基及び/又はヒドロキシ
シラン基含有モノ又はポリビニルシラン化合物、ポリビ
ニルシラン化合物以外のポリビニル化合物などのものを
、前記単量体と併用して、量基準で、通常、10重量%
以下、好ましくは0.1〜7重量%の範囲で使用できる
。これらの化合物を用いると、水性液(I)中にゲル粒
子が形成されるので、貯蔵安定性及び艶消し塗膜外観に
優れた塗料が得られるといった利点がある。該化合物と
しては、例えばモノ又はポリビニルシラン化合物として
、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−メタクリルオキシプロピルメチルジメトキシシラン、
2−スチリルエチルトリメトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニ〜 シトリス−β−メトキシエトキシシラン、ジビニルジメ
トキシシラン、ジビニルジー〇−メトキシエトキシシラ
ンなど;ポリビニル化合物として、(モノ又はポリ)エ
チレングリコールジ〔メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパン(ジ又はトリ)アクリレート、ペンタエリ
スリトール(ジ又はトリ又はテトラ)アクリレート、ネ
オペンチルグリコール(ジ又はトリ又はテトラ)アクリ
レートなどが使用できる。
また、ポリカルボン酸樹脂(a)と組合わせて使用する
アミノ樹脂(a)は水希釈量3.30以上、好ましくは
3.5〜8.0%の範囲のアミノ樹脂である。4寂金a
、ytyt7At:p拉須遁茨娑順V博2に+l。
本明細書における「水希釈量」は以下の方法で測定した
数値である。
試料5.0gを100−ビーカーにはかりとり、イソプ
ロピルアルコール5.0gを加えて溶かした後、25±
0.5℃の条件で内容物をかき混ぜながら精製水を滴加
し4号活字の上にビーカーを置き判読限界を終点とし、
精製水の滴加量(−)を測定した。
上記範囲の水希釈量を有するアミノ樹脂(a)は、例え
ばメラミン化合物を8発原料とし、このものとホルムア
ルデヒド、炭素数3以下の1価アルコール(例えばメチ
ルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール
など)及び必要に応じて炭素数4以上の1価アルコール
(例えばブチルアルコール、ペンチルアルコール、2−
エチルヘキシルアルコールなど)を上記水希釈量の範囲
内に入るように配合し、反応させたメラミン樹脂が好適
なものとして使用できる。
水性液(I)は、ポリカルボン酸樹脂(a)をアミノ樹
脂(a)と混合した混合物に中和剤を配合して中和物を
得たのち、得られたものを水中に分散化することによっ
て調製できる。
ポリカルボン酸樹脂(a)及びアミノ樹脂(a)との混
合割合は、通常、ポリカルボン酸樹脂(a)99〜40
重量%、好ましくは80〜50重量%、アミノ樹脂(a
)1〜60重量%、好ましくは20〜50重量%の範囲
である。
また、中和剤としてはアンモニア、トリエチルアミノ、
ジエチルアミノ、トリエタノールアミノ、ジェタノール
アミノなどが好適に使用できる。中和剤は、3J!A常
、カルボキシル基に対して約043〜1.5モル、好ま
しくは約04〜1.1モルの範囲になるように配合され
る。
水性液(I)は、通常、樹脂固形分が約5〜40重量%
、好ましくは約6〜30重量%の範囲を有することがで
きる。
また、水性液(I)には、必要に応じて体質顔料、着色
顔料、有機溶剤、各種塗料用添加剤などを配合すること
ができる。
本発明で使用する水性液(II )はポリカルボン酸樹
脂(b)とアミノ樹脂(b)及び/又はブロックイソシ
アネート化合物を含有する水性化物である。
ポリカルボン酸樹脂(b)は酸価的20〜150、好ま
しくは約25〜100、数平均分子量的5,000〜1
00.000の範囲のものが望ましい、該酸価が約20
より小さくなると水分散化が困難となり、他方、酸価が
約150より大きくなるとアミノ樹脂(b)との相溶性
が乏しくなり、塗料の貯蔵安定性及び塗膜の艶消し外観
が悪くなったりするので好ましくない。該数平均分子量
が約5.000より小さくなると塗膜性能が低下し、他
方、数平均分子量が約100.000より大きくなると
、低光沢の艶消し塗膜を得ることが困難となる。また、
ポリカルボン酸樹脂(b)の水酸基価は前記ポリカルボ
ン酸樹脂(a)に記載と同じ理由で約30〜200、好
ましくは約50〜150の範囲をもっことが望ましい。
更に、ポリカルボン酸樹脂(b)で用いる樹脂の種類と
しては、前記ポリカルボン酸樹脂(a)に記載と同様の
理由でビニル系重合体を用いることが望ましい。
該ビニル系重合体としては、例えば前記と同様のビニル
系単量体(a)を成分とする共重合体が使用できる。該
共重合体の中でも(1)エチレン性不飽和カルボン酸、
(2)水酸基含有アクリル系単量体、 (4)(メタ)
アクリル酸のC4アルキルエステル及び必要に応じて(
5)その他のラジカル重合可能なビニル系単量体を単量
体成分とするビニル系共重合体(b)を使用するのが望
ましい、(4)(メタ)アクリル酸の04アルキルエス
テルとしては、n−ブチル(メタ)アクリレート、 1
so−ブチル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、中
でもn−ブチルアクリレートを使用するのが望ましい、
該(4)の(メタ)アクリル酸のC4アルキルエステル
を用いると、均一でしかも手ざわり感触の良い、高級艶
消し感をもつ塗膜が得られるという利点がある。(4)
の(メタ)アクリル酸の04アルキルエステルの配合割
合は、前記分散液(j)のビニル系共重合体(a)で(
メタ)アクリル酸の04アルキルエステルを用いなかっ
た場合には、該ビニル系共重合体(b)成分中に(メタ
)アクリル酸の04アルキルエステルを単量体成分とし
て約10重量%以上、好ましくは約20〜80重量%の
範囲で配合するのが望ましく、また1分散液(I)のビ
ニル系共重合体(a)で(メタ)アクリル酸の04アル
キルエステルを用いた場合には、該ビニル系共重合体(
a)中の(メタ)アクリル酸の04アルキルエステル量
よりも多く配合するのが望ましい、(5)その他のラジ
カル重合可能なビニル系単量体としては、前記(3)そ
の他のラジカル重合可能なビニル系単量体において、(
メタ)アクリル酸の04アルキルエステルの単量体を除
く全てのものが使用できる。
ポリカルボン酸樹脂(b)と組合わせて使用すある。$
$74io:tbノS、iJζブエを芝=t7offb
でプ9フメ0曙I0上記範囲の水希釈量を有するアミノ
樹脂(b)は、例えばメラミン化合物を出発原料とし、
このものとホルムアルデヒド、前記炭素数4以上の1価
アルコール及び必要に応じて炭素数3以下の1価アルコ
ールとを上記水希釈率の範囲に入るように配合し、反応
させたメラミン樹脂が好適なものとして使用できる。
また、上記アミノ樹脂(b)とともに使用できるブロッ
クイソシアネート化合物としては、ポリイソシアネート
化合物をブロック化剤でブロックしたものである。また
、該ブロックイソシアネー更に好ましくは0〜2.80
の範囲のものを使用するのが望ましい、44e?’吋ス
之Mコ七疋昧4歿ダ所gすlf。
使用し得るポリイソシアネート化合物としては、例えば
ヘキサメチレンジイソシアネートもしくはトリメチルへ
キサメチレンジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシア
ネート類:水素添加キシリレンジイソシアネートもしく
はインホロンジイソシアネートの如き環状脂肪族ジイソ
シアネート類ニトリレンジイソシアネートもしくは4.
4′−ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香族
ジイソシアネート類の如き有機ジイソシアネートそれ自
体、またはこれらの各有機ジイソシアネートと多価アル
コール、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付
加物、あるいは上記した如き各有機ジイソシアネート同
志の重合体、更にはインシアネート・ビウレット体等が
挙げられるが、それらの代表的な市販品の例としては「
パーノックD−750、−800、DN−950、−9
70もしくは15−455J[以上、大日本インキ化学
工業■製品]、[デスモジュールL、NHL、ILもし
くはN3390j[西ドイツ国バイエル社製品]、[タ
ケネートD−102、−202、−LLONもしくは1
23NJ  [武田薬品工業■製品]、「コロネートL
、HL、EF(もしくは203J  [日本ポリウレタ
ン工業銖製品]または「デュラネート24A−90CX
J  [旭化成工業■製品]等が挙げられる。
ポリイソシアネートのブロック剤としては揮発性の低分
子活性水素化合物が用いられ、これらの例としてはメタ
ノール、エタノール、プロパツール、ブタノール、ヘキ
サノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、
エチレングリコールモノエチルエーテル(以下セロソル
ブと略記する)、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル(以下ブチルセロソルブと略記する)のような脂肪族
または芳香族モノアルコール、ジメチル−またはジエチ
ルアミノエタノールのようなヒドロキシ第3級アミノ、
アセトキシム、メチルエチルケトンオキシムのようなオ
キシム、アセチルアセトン、アセト酢酸エステル、マロ
ン酸エステルのような活性メチレン化合物、ε−カブロ
ラククムのようなラクタム、フェノール等を挙げること
ができる。これらのうち脂肪族モノアルコール、オキシ
ム、カプロラクタムが特に好ましい。
水性液(II)は、ポリカルボン酸樹脂(b)をアミノ
樹脂(b)及び/又はブロックイソシアネート化合物を
混合したものに中和剤を配合して中和物を得たのち、こ
のものを水中に分散化することにより調製できる。ポリ
カルボン酸樹脂(b)とアミノ樹脂(b)及び/又はブ
ロックイソシアネート化合物との配合割合はポリカルボ
ン酸樹脂(b)80〜30重量%、好ましくは70〜5
0重量%、アミノ樹脂(b)及び/又はブロックイソシ
アネート化合物20〜70重量%、好ましくは30〜5
0重量%の範囲である。また、中和剤は前記したと同様
のものを、前記した割合で配合できる。
水性液(II)は通常、樹脂固形分が約5〜40重量%
、好ましくは約6〜30重量%の範囲を有することがで
きる。
また、水性液(11)には、必要に応じて体質顔料、着
色顔料、有機渚剤、各種塗料用添加剤などを含有するこ
とができる。
本発明塗料組成物は、前記水性液(I)及び水性液(I
I)の混合物である。水性液(1)及び水性液(II)
は樹脂固形分換算で、水性液(I)30〜95重量%、
好ましくは50〜85重量%、水性液(II)5〜70
重量%、好ましくは15〜50重量%の範囲で配合する
ことができる。水性液(I)の配合割合が95重量%よ
り多くそして水性液(II)の配合割合が5重量%より
少ないと艶消し外観などが低下し、他方、水性液(I)
の配合割合が30重量%より少なくそして水性液(II
)の配合割合が70重量%より多いとハジキ、ヘコミな
どが低下するので好ましくない。
本発明塗料組成物はアルミニウム、アルミ合金、アルマ
イト、鉄鋼、鉄鋼の表面に亜鉛、スズ、クロム、アルミ
ニウム等をメツキしたメツキ鋼板、或いは鉄鋼板の表面
をクロム酸、リン酸で化学処理或いは陰極電解処理した
鋼板等の広範な金属素材に塗布できる。更に、上記金属
素材に直接もしくは従来公知の下塗り、中塗り塗料を塗
布した塗膜の素材に、本発明塗料組成物を上塗り塗料と
して塗布できる。
本発明塗料組成物は、上記素材の表面に例えばスプレー
塗装、静電スプレー塗装、刷毛塗装、浸漬塗装、ロール
コーテング、電@塗装等の手段により塗装できる。塗膜
膜厚は、通常、約5〜100IrIa、好ましくは約1
0〜80Pである。また、塗装物は約100℃〜200
℃、約10〜60分間焼付けで充分と思われる。
[作用及び発明の効果] 本発明で使用する水性液(I)及び水性液(II)は、
単独では艶有り塗膜となるが、両者を混合したものは、
水性液(1)及び水性液(II)中に含まれる硬化剤成
分の相溶性が十分でないこと及び水性液(1)及び水性
液(TI)の硬化速度がお互いに異なることなどの理由
により艶消し塗膜を形成すると推察される。
従来、相溶性の劣る樹脂を混合して艶消し塗膜を形成す
る塗料組成物は、塗料貯蔵安定性が必然的に悪くなるが
、本発明においては、水性液(I)及び水性液(II 
)中の硬化剤成分はポリカルボン酸樹脂により安定に分
散化されているので塗料貯蔵安定性に優れた効果を発揮
するものと考える。
[実施例] 次に実施例により本発明を更に詳細に説明する。実施例
、製造例及び比較例中の「部J及び「%」はそれぞれ重
量基準である。
ポリカルボン酸樹脂a−1製造例 反応容器中にイソプロピルアルコール66部を仕込み8
0″Cに保持した中へ、スチレン15部、メチルメタク
リレート40部、エチルアクリレート22部、ヒドロキ
シエチルアクリレート13部、アクリル酸10部及びア
ゾビスジメチルバレロニトリルl 0部の混合物を4時
間反応させて、固形分60%、数平均分子量30.00
0、酸価80、水酸基価62のアクリル系共重合体ワニ
スを得た。
ポリカルボン酸樹脂a−2製造例 単量体成分として、スチレン15部、メチルメタクリレ
ート40部、エチルアクリレート21部、γ−メタクリ
ロオキシブロビルトリメトキシシラン1部、ヒドロキシ
エチルアクリレート13部、アクリル酸10部を用いた
以外は前記樹脂a−1製造例と同様にして樹脂を製造し
た。固形分60%、数平均分子量30.000、酸価8
0、水酸基価62のアクリル系共重合体ワニスを得た。
ポリカルボン酸樹脂b−1製造例 単量体成分として、スチレン15部、メチルメタクリレ
ート40部、2−エチルへキシルアクリレート27部、
ヒドロキシエチルアクリレート13部、アクリル酸5部
を用いた以外は前記樹脂a−1製造例と同様にして樹脂
を製造した。固形分60%、数平均分子量30.000
、酸価38、水酸基価62のアクリル系共重合体ワニス
を得た。
ポリカルボン酸樹脂b−2製造例 前記樹脂b−i製造例において、2−エチルへキシルア
クリレートを1so−ブチルアクリレートに全量置き換
えた以外は樹脂b−1製造例と同様にして樹脂を製造し
た。固形分60%、数平均分子量30.000、酸価3
8、水酸基価62のアクリル系共重合体ワニスを得た。
水性液ニーの製造例 前記樹脂a−1ワニス116部、二カラツクMX−40
(三相ケミカル−社製、商品名、水希釈量4.0   
  メラミン樹脂)45部及びトリエチルアミノl、0
当量を混合し、次いで脱イオン水で希釈して固形分12
%の水性液を得た。
水性液■−■製造例 水性液ニー■製造例において、樹脂a−1ワニスを樹脂
a−2フェスに全量置き換えた以外は水性液ニー■製造
例と同様にして固形分12%の水性液を得た。
水性液II−■製造例 前記樹脂b−1ワニス116部、二カラツクMW−24
(三相ケミカル−社製、商品名、水希釈量2.5)45
部及びトリエチルアミノ10当量を混合し、次いで脱イ
オン水で希釈して固形分12%の水性液を得た。
水性液II−■製造例 水性液■−■製造例において、樹脂b−1ワニスを樹脂
b−2ワニスに全量置き換えた以外は水性液■−■製造
例と同様にして固形分12%の水性液を得た。
実施例1〜4 表−1に示す配合で水性液ニ及び水性液IIを混合した
ものを電着塗料組成物として!@塗装に供した。
このtlW塗料組成物をN@塗装試験装置に入れ606
3Sアルミニウム合金板にアルマイト処理を施したもの
(アルマイト皮膜厚9F+)を被塗物として、浴温22
℃で、硬化膜厚がIOFになる電圧で、3分間通電し塗
板を作成した。電着終了後これらの塗板を水洗し、18
0℃X30分で焼付硬化させた。
比較例1〜4 表−1に示す水性液を用いて実施例と同様にして塗板を
作成した。
比較例5 水性液■−■にアニオン性ワックス(商品名HYTEC
E、東邦化学社製)を、水性液中の樹脂100部に対し
てワックスを固形分で20部添加したものを塗料組成物
として用いた。
(塗料貯蔵安定性) 塗料を30℃雰囲気で一定期間静
置したのち、塗料の分離、凝集などの欠陥を観察した。
(艶消し塗膜外観) 目視でし察を行なった。
0・平滑性に優れた艶消し塗面で、艶むらがなくソフト
な感触を示すもの。
O:平滑性に優れた艶消し塗面で艷むらがないもの。
■・光沢が若干高いか又は艶むらが発生したもの。
Δ:光沢がボケる程度のもの。
×:光沢が高いもの。
(付着性)  ゴバン目カッターで塗面に1mmマスを
100個作り、その表面にセロファンテープを密着させ
て、強く引きはなした後、残った塗膜のゴバン目の数を
調べた。
(耐アルカリ性) 1% NaOH水溶液に20’07
2時間浸漬後塗膜のフクレ、白化、ハガレ等をし察した

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリカルボン酸樹脂及び水希釈量3.30以上の
    アミノ樹脂を必須成分とする水性液( I )並びにポリ
    カルボン酸樹脂と、水希釈量3.30未満のアミノ樹脂
    及び/又はブロックイソシアネート化合物を必須成分と
    する水性液(II)の混合物を含有することを特徴とする
    艶消し水性塗料組成物。
  2. (2)水性液(II)のポリカルボン酸樹脂がビニル系単
    量体の重合体であり、且つ、該重合体中に単量体成分と
    してブチル(メタ)アクリレートを含有する請求項1記
    載の塗料組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8086144B2 (en) 2008-11-27 2011-12-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developing apparatus and developer cartridge

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US8086144B2 (en) 2008-11-27 2011-12-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developing apparatus and developer cartridge
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