JPH0465445A - ポリクロロプレンゴム組成物 - Google Patents

ポリクロロプレンゴム組成物

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Publication number
JPH0465445A
JPH0465445A JP17733090A JP17733090A JPH0465445A JP H0465445 A JPH0465445 A JP H0465445A JP 17733090 A JP17733090 A JP 17733090A JP 17733090 A JP17733090 A JP 17733090A JP H0465445 A JPH0465445 A JP H0465445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polychloroprene rubber
rubber composition
weight
parts
carbon black
Prior art date
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Pending
Application number
JP17733090A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Takano
高野 敬二
Hiroshi Uchida
寛 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、加硫剤と、加硫促進剤と、充填剤と、補助剤
とを含むポリクロロプレンゴム組成物、特にキャブタイ
ヤケーブル等のシース材料に用いるポリクロロプレンゴ
ム組成物に関する。
(従来の技術) ポリクロロプレンゴムは、耐油性、耐薬品性等にバラン
ス良く優れたゴムで、キャブタイヤケーブル等のシース
材料として広く一般に使用されている。例えば、キャブ
タイヤケーブルは、主として仮設現場用ケーブルとして
使用されるので、使用中は凸凹した地上を引き廻された
りしてとかく外傷を受は易く、また保管中はリール箱に
巻入れ、使用時に繰り出して敷設する等繰り返し曲げと
引っ張りを受けることが多い。従って、キャブクイヤケ
−プルのシース材料には高い機械的強度が要求されてい
る。
上述の機械的強度の要求に答えるために、従来のポリク
ロロプレンゴムでは、補強材としてカーボンブランク、
ホワイトカーボンと呼称される珪酸又は珪酸塩、又はハ
ードクレー等が、加硫剤及びその他の添加剤と共に添加
されている。一般には最も大きい補強効果を奏するカー
ボンブラ、りが使用されている。
カーボンブラックを添加すると、加硫したポリクロロプ
レンゴムの引張応力、引張強度、耐磨耗性、引裂き強さ
等の機械的強度が向上する。しかしながら、カーボンブ
ランクの高充填は、混練作業時において未加硫ゴムでの
ムーニー粘度の上昇による耐スコーチ性の悪化等の問題
を発生させる。
更に、近年、キャブタイヤケーブルのポリクロロプレン
ゴムシース材料にも電気絶縁性が要求されている。カー
ボンブラックの高充填はゴム組成物に導電性を生じ電気
絶縁性を低下させるので、この点からもカーボンブラン
クの高充填は好ましくない。
カーボンブラックの高充填により生じる上述の如き問題
を避けるため、カーボンブランクの添加量を減少すると
、組成物の耐スコーチ性及び電気絶縁性は向上するが、
反面機械的強度が低下する。
更に、押出物の形状維持性も悪くなるために、押し出し
加工による製作上でも問題が生じる。
以上の問題は、カーボンブランクの添加量についての2
律背反的課題で、この背反する課題を解決したポリクロ
ロプレンゴム組成物は従来存在していなかった。換言す
れば、従来技術では、高い機械的強度を有するポリクロ
ロプレンゴム組成物は、耐スコーチ性と電気絶縁性の面
で劣り、一方耐スコーチ性と電気絶縁性を向上させよう
とすると、機械的強度が低下すると共に押出物の形状保
持性が低下するという問題があった。
(発明が解決しようとする課B) 本発明の目的は、以上の2律背反的課題を解決して、良
好な押し出し加工性を維持すると同時に高い耐外傷性及
び耐磨耗性並びに良好な電気絶縁性を有するポリクロロ
プレンゴム組成物を提供することにある。
(課題を解決するだめの手段) この目的を達成するために、本発明に係るポリクロロプ
レンゴム組成物は、次の特徴を有している。即ち、その
母体がポリクロロプレンゴム100重量部に対して、微
粒子フェノールホルムアルデヒド樹脂10〜50重量部
と、平均粒径85mμ以下のカーボンブラック10〜5
0重量部とを配合したものであることを特徴とするポリ
クロロプレンゴム組成物である。
本発明において用いるポリクロロプレンゴムは、2−ク
ロル−1,3ブタジエンの重合体であって、広範囲に工
業的に利用されている合成エラストマーである。一般に
市販されているポリクロロプレンゴムのいずれをも原料
として使用できるが、昭和電工(株)、及びデュポン社
から販売されいる商品名ネオプレンTW、又はトーン(
株)から販売されている商品名スカイプレンE−33が
好適である。
微粒子フェノールホルムアルデヒド樹脂は、ポリクロロ
プレンゴムの機械的強度を向上させ、かつ押出物の形状
保持性を付与するために添加される。熱熔融タイプ、及
び熱硬化タイプのいずれのタイプの微粒子フェノールホ
ルムアルデヒド樹脂でも使用できるが、好適には、分子
量が10,000以上の鐘紡(株)から商品名ヘルパー
ルR−800、又はS−890で販売されているものを
使用する。
微粒子フェノールホルムアルデヒド樹脂の配合量は、ポ
リクロロプレンゴム100重量部に対し10〜50重量
部である。10重量部以下の配合では、得られる組成物
は、その機械的強度が所定の値より低く、かつ押出物の
形状保持性も悪くて添加の効果が薄く、50重量部以上
添加しても効果はそれほど上がらず却って伸びが低下す
る等の問題が生しる。
本発明において、ポリクロロプレンゴムに添加するカー
ボンブランクは、平均粒径85mμ以下のカーボンブラ
ンクである。平均粒径が85mμ以上のものであると添
加による補強効果が生しない。
配合量シよ、10〜50重量部で、10重量部以下の配
合では添加による補強効果が薄く、50重量部以上では
電気絶縁性が低下する。平均粒径が85mμのカーボン
ブランクの市販品の例として、三菱化成(株)から販売
されている平均粒径22〜30mμの商品名ダイアブラ
ックSH1及び旭カーボン社から販売されている平均粒
径49〜84mμの旭#55等が好適である。
本発明に係るポリクロロプレンゴム組成物の母体には、
更に加硫剤、イオウ系の加硫促進剤、老化防止側、軟化
剤、充填剤等を必要量添加する。
加硫剤には、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化鉛等が
あるが、好適には酸化亜鉛と酸化マグ矛シウムとを併用
する。
加硫促進剤としては、川口化学(株)から商品名アクセ
ル22として販売されているエチレンチオウレア、入内
新興(株)から商品名ツクキラーTTとして販売されて
いるテトラメチルチウラムジスルフィド等が好適である
老化防止剤としては、通常のポリクロロプレンゴムに用
いる老化防止剤のいずれをも使用することができるが、
好適には、入内新興(株)から商品名ツクラックNEC
として販売されているジブチルジチオカルバミン酸ニッ
ケルを使用する。
充填剤としては、ハードクレー、タルク、炭酸カルシウ
ム等を用いるが、好適には米国バンダービルト社から商
品名デキシクレーとして販売されているハードクレーを
使用する。
軟化剤としては、通常ポリクロロプレンゴムに使用する
軟化剤のいずれをも使用できるが、好適にはケンリッチ
ケミカル社から商品名ケンフレックスAとし販売されて
いるアルキルナフタレン樹脂を使用する。
(実施例) 本発明を実施例に基づき以下に更に詳細に説明する。
表1の実施例、比較例、及び従来例の各々に示す組成(
重量部)に基づいて、各成分原料をバンバリーミキサ−
により充分に混練し、実施例1から5、比較例1から5
、並びに従来例1及び2にそれぞれ示すポリクロロプレ
ンゴム組成物を製造した。
製造した各ポリクロロプレンゴム組成物の物理的性状を
以下に記載するように測定し、表2にその結果を示した
各製造組成物を20分間加硫し成形温度150°C1成
形圧力150 kg/cm”の条件で、厚さ2mmのシ
ートに成形した。成形したシートからJIS K 63
01に従い3号ダンベル片を採取し、引張強さ試験と永
久伸び試験を行い、引張強さと伸びを測定した。
電気絶縁性については、JISに6911に従い、試験
片を採取し、体積抵抗率を測定した。
耐スコーチ性については1、JIS K 6300に従
いムーニー・スコーチ試験を行った。125°Cスモー
ルローター(に5125°C)で未加硫ゴムのムーニー
、スコーチタイムの5ポイントアップ時間(t、)を測
定し、耐スコーチ性を判定した。この時間があまり短い
と、保存時及び押し出し時にスコーチの問題が発生する
押出物の形状保持性については、次のように未加硫ゴム
変形率を測定し、変形率の大小によりこれを判定した。
変形率が30%を越えるようであると、押出に際し、変
形又は垂れ下がり等の問題が生しる。試験は、混練直後
の練生地から10mmx10mm X 10mm厚さの
試片を採取し、100g/cm2の荷重を100°Cの
温度の下で10分間負荷し、負荷をかける前後の厚さを
測定た。結果の変形率は原品からの厚さの変化率で表し
た。即ち、変形率を次の式で示すことができる。
変形率=(原厚−負荷をかけた時の厚さ)÷(原厚)X
100 電線摩耗性について、次のように摩耗量を測定した。5
.5 mm”の導体上に製造したポリクロロプレンゴム
組成物を3n+n+厚さで被覆し、150°Cで20分
間加硫した後、30cmの長さの試料を採取し、JIS
 K 3005  磁石摩耗試験機で摩耗試験を行い、
400rpm後の摩耗量(cc)を測定した。
表1の比較例1から5及び従来例1及び2に示すポリク
ロロプレンゴム組成物についても、以上に記載した実施
例に対する試験と同し試験を行い、その結果を表2に対
比して表示した。
表2から判るとおり、実施例1から5は、未加硫ゴム変
形性が小さく、引っ張り強さ、及び伸びが大である。更
に、電気絶縁性も高く、摩耗性は小さい。これに対し、
比較例は、いずれかの特性が実施例に比べて劣り、カー
ボンブランクを多量に添加した従来例1は、耐スコーチ
性、及び電気絶縁性で劣り、カーボンブラックを減量し
た従来例2は、耐スコーチ性、及び電気絶縁性は要求を
満足しているが未加硫ゴム変形性が大きく、押出物の形
状保持性が劣る。
(発明の効果) 上述の本発明に係る実施例と、比較例及び従来例の性状
試験結果の比較から明白のように、本発明のポリクロロ
プレンゴム組成物によれば、押出物の形状保持性、即ち
押出加工性を損なうことなく、機械的強度と、耐スコー
チ性と、電気絶縁性のいずれも共に高いと言う従来に無
かったポリクロロプレンゴム組成物成形品が得られてい
る。即ち、この本発明に係るポリクロロプレンコム組成
物をシース材料に使用するならば、使用中の被覆の損傷
の程度が従来型より遥かに低く、かつ電気絶縁性が良好
で漏電事故の少ないキャブタイヤケーブル等を被覆工程
の生産効率を落とすことなく生産することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、加硫剤と、加硫促進剤と、充填剤と、補助剤とを含
    むポリクロロプレンゴム組成物において、その母体が、
    ポリクロロプレンゴム100重量部に対して、微粒子フ
    ェノールホルムアルデヒド樹脂10〜50重量部と、平
    均粒径85mμ以下のカーボンブラック10〜50重量
    部とを配合したものであることを特徴とするポリクロロ
    プレンゴム組成物。
JP17733090A 1990-07-06 1990-07-06 ポリクロロプレンゴム組成物 Pending JPH0465445A (ja)

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JPH0465445A true JPH0465445A (ja) 1992-03-02

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JP (1) JPH0465445A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060837A1 (ja) * 2007-11-07 2009-05-14 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha ポリクロロプレンエラストマー組成物
CN109096691A (zh) * 2018-08-17 2018-12-28 佛山朝鸿新材料科技有限公司 一种耐磨电缆护套料

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060837A1 (ja) * 2007-11-07 2009-05-14 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha ポリクロロプレンエラストマー組成物
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