JPH0464841A - 加湿装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、吸着材の吸着特性と脱着工程に着目し、これ
に、給気と換気の流れを加味し、しかも吸脱着時間を最
適に決めることにより実現できる、新規な加湿装置に関
するものである。

従来の技術 近年、加湿手段として給水の必要としない、加湿装置の
要望が高まってきている。

従来の加湿装置は、噴霧方式、超音波方式、加熱方式、
気化方式、遠心方式などの原理に基づくものが主であっ
た。

発明が解決しようとする課題 このような従来の加湿装置では、共通の課題と個々の課
題を有している。共通の課題とは加湿装置への給水を必
ず必要とする点であって、この給水のための手段は、施
工者および生活者に幾多の制約を生んでいる。また、個
々の方式においては、給水中の不純物による粉塵の発生
、カビやバクテリアの発生、水滴飛散および結露の発生
、などの問題があった。

本発明は上記課題を解決するもので給水の必要でない加
湿手段を存した加湿装置を提供することを目的とするも
のである。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、第１の手段は、給
気および換気用の送風部と、室内外を連通ずる給気通路
および換気通路と、吸着材と熱源機とから成る吸着部と
、給気の流れを室内と室外に切換えるだめの切換え部と
を備え、運転は、脱着工程から始まり、被吸着質が脱着
できた時点から吸着−脱着工程を繰り返し行い、吸着及
び脱着工程の時間をそれぞれ一定時間ごとに行う運転制
御部を設けたものである。第２の手段は、吸着材と熱源
機からなる吸着部は、吸脱着工程を行うことにより除加
湿するが、このときの吸着及び脱着時間はそれぞれ吸着
及び脱着速度曲線から得られる最高効率を確保できる時
間に設定することにある。第３手段は吸着材と熱源機か
らなる吸着部が、一定時間毎に繰り返される吸脱着工程
と、前記吸脱着工程が一定サイクル行われると、被吸着
質を完全に脱着する工程とから成るものである。

作用 本発明の加湿装置は、上記構成により、以下のように作
用する。まず、切換え部は、空気の流れを室外から室内
に流れるように設定される。そして、ヒータに通電され
、前記空気は温風となり、吸着部に供給される。この最
初の脱着工程は、被吸着質がほとんど脱着するまで行わ
れる。この状態が終了すると次は、吸着工程に移る。こ
のとき、吸気の流れは、切換え部によって室外から取り
入れられた後、吸着部を通過し、そのまま室外に排気さ
れる状態になっている。この条件下では、湿分を含む室
外空気は、吸着材に湿分を供給して、乾燥空気となり再
び大気に開放されることになる。

従って、室内には乾燥空気は流入しない。吸着工程は、
一定時間後、（ｌ！！着開始から破過にはいる前の最高
吸着効率までの時間）吸着能力が飽和の有無に係わらず
、脱着工程に切換ねる。また、切換え部は給気の流れを
室外から室内に供給することができるように動作する。

同時に、ヒータに通電が開始され、給気はこのヒータに
よって、温風となり吸着部と熱交換をした後、室内に供
給される。このとき、吸着部は再生熱を給気より受け、
逆に給気にそれまで吸着していた湿分を供給することが
可能となり加湿が可能となる。すなわち、室外空気の湿
分を吸着工程で、吸着部において濃縮し、この湿分を脱
着工程で室内に供給することができる。吸着と肌着は、
最高効率の時点で管理され　しかも時々吸着部から完全
に被吸着質を脱着するために、効率良く吸脱着が行える
。以上のように、本発明の加湿装置によれば、給水不要
かつ衛生的な加湿を効率良く実現できるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を図を参照しながら説明する。

図に示すように、加湿装置の本体１の室外側に給気口２
と換気口３を設け、内部に給気通路４と換気通路５を支
切板６により形成し、室内側には室内吹き出しロアに形
成し、前記給気道路４と換気通路５および室内吹き出し
ロアに連通ずる連通部には、給気流を前記換気通路５ま
たは室内吹き出しロア側に切換えるダンパーよりなる切
換え部８を設け、前記給気通路４内には脱着用ヒータよ
りなる熱源機９と吸着材よりなる吸着部ＪＯと給気と換
気のできる送風部１１と、前記切換え部８の切換えと、
前記送風部１１および熱源機９の制御ならびに吸着と脱
着工程の運転時間を制御する運転制御部１２を設けてい
る。

上記構成における加湿装置の動作を説明する。

最初に切換え部８は空気の流れを室外から室内に流れる
ように設定される。そして、送風部１１熱源機９に通電
され、室外から給気された外気は温風となり、吸着部１
０に供給される。この最初の脱着工程は吸着部１０から
湿分がほぼなくなるまで行われる。そして、この時点か
ら吸着工程に移り、切換え部８は給気通路４と換気通路
５を連通ずるように切換り、室外から室内に空気が流れ
るように設定され、室外空気は、吸着部１０を通過する
ときに、室外空気中に含有する湿分を前記吸着部１０に
供給する。そして、吸着部１０を通過した室外空気は、
乾燥空気となり換気通路５を通って大気に開放されるこ
とになる。このため、室内には乾燥空気は流入しない。

また、吸着工程から一定時間（吸着開始から破過にはい
る前の最高吸着効率までの時間）経過すると、切換え部
８は、給気の流れを室外から室内に供給することができ
るように切替わり、同時に熱源機９に通電が開始される
ように運転制御部１２により制御され、給気は前記熱源
機９によって、温風となり吸着部ＩＯと熱交換をした後
、室内に供給される。このとき吸着部ｌＯは再生熱を給
気より受け、給気にそれまで吸着していた湿分を室内に
供給することが可能となり、加湿が行われる。即ち、吸
着−脱着を効率良く繰り返すことで、全く水の入らない
加湿ができるものである。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明は、吸着材の
咬着特性と脱着工程に着目し、これに給気と換気の流れ
と、その時の吸脱着時間を制御することにより、次の効
果が得られる加湿装置を捷供できる。

１、　室外空気中の湿分を吸着材を用い濃縮し、同吸着
材の脱着工程で吸着した湿分を室内等の加湿に利用する
ため、加湿用の給水装置あるいは給水手段が要らない。

水入らずの加湿装置が実現できる。

２、　加湿に大気中の湿分を利用するため、給水による
加湿に比べ粉塵等の発生がない。

３、　脱着工程時、温風を吸着部に供給するため、カビ
やバクテリアの発生がなく極めて衛生的である。

４、　加湿が特に必要となる冬期、加湿温風を室内に供
給できる。また、同時に室外の新鮮空気を室内に供給で
きる。

５、　効率良く吸着−脱着ができる。即ち、効率良く加
湿ができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す加湿装置の縦断面図である
。 ４・・・・・・給気通路、訃・・・・・換気通路、８・
・・・・・切換え部、９・・・・・・熱源機、１０・・
・・・・吸着部、１１・・・・・・送風部、１２・・・
・・・運転制御部。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名０ｇ　気道
　距 侯　気道　路 ［刀　　デ艷　　ス５　部 杢懸　５ＦＩＡ　　ν閲 咀着部 送凪部 運転制御部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）給気および換気用の送風部と、室内外を連通する
   給気通路および換気通路と、吸着材と熱源機とから成る
   吸着部と、給気の流れを室内と室外に切換える切換え部
   とを備え、脱着工程から始まり、被吸着質が脱着できた
   時点から吸着−脱着工程を繰り返し行い、吸着及び脱着
   工程の時間をそれぞれ一定時間ごとに行う運転制御部を
   設けた加湿装置。
2. （２）吸着材と熱源機からなる吸着部より行われる吸脱
   着工程と、この吸脱着工程の吸着及び脱着時間をそれぞ
   れ吸着及び脱着速度曲線から得られる最高効率を確保で
   きる時間に設定した加湿装置。
3. （３）吸着材と熱源機からなる吸着部が、一定時間毎に
   繰り返される吸脱着工程と、前記吸脱着工程が一定サイ
   クル行われると、被吸着質を完全に脱着する工程とから
   成る加湿装置。