JPH046473Y2 - - Google Patents

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JPH046473Y2
JPH046473Y2 JP18946086U JP18946086U JPH046473Y2 JP H046473 Y2 JPH046473 Y2 JP H046473Y2 JP 18946086 U JP18946086 U JP 18946086U JP 18946086 U JP18946086 U JP 18946086U JP H046473 Y2 JPH046473 Y2 JP H046473Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は扉と網戸とを内外二重に枢支するとき
の蝶番に係り、ことに、既設の扉を有する開口部
に網戸を設置するに当り、扉と網戸とをそれぞれ
単独に、または一体として開閉するように網戸を
後付けするときに使用する蝶番において、扉の枢
動軸芯と網戸の軸芯とを合致させるようにした調
節可能な蝶番に関するものである。
[従来の技術] 住居建築などにおいて、開口部に網戸を設置す
ることが行われるが、出入口にあつては扉との関
連は特に配慮を要する。例えば扉が外開きで網戸
が内開きの場合には、作動空間を大きく必要とす
るけれども、そのぞれの建具の機能は独立であつ
て相互の問題はない。両者を同方向に開閉すると
きには、季節によつて単独にまたは一体として開
閉するため、両者の吊元における蝶番の軸芯を合
致させる必要がある。このために、同軸を企図し
た蝶番が提供されているが、既設の扉を有する開
口部に、新たに網戸を追加して設置する場合に
は、新設と同様に改造する場合を除き、扉の蝶番
と異なる位置で網戸の蝶番を出入口枠に取付ける
ことになるから、それらの蝶番は少なくとも上下
の関係で軸芯が一致していなければならない。蝶
番の枢軸の持出し寸法は、出入口の枠回りの仕上
げ寸法によつて段階的に大小の差のあるものが選
ばれ、しかもこれらの規格寸法は製造各社によつ
てそれぞれに相異するものである。従つて、出入
口に既設の扉があるときに、任意の扉に対して網
戸を付加するときには、網戸の蝶番の選択は難事
の1つとされていた。従来は、このような要望の
あるときには少なくとも3種類ほどの持出し寸法
の異なる蝶番を用意しておき、現地の状況に合わ
せて適寸に近いものを選んで取付けに対応してい
た。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の後付け網戸における問題点の第1は、前
述のような3枚1組の製品を用意し、その1つを
採用したときに、他の2種のものは使用されるこ
とがなく、顧客には全く不用品であるものに費用
の負担を生じ、販売業者や施工者にとつても他の
組合わせへの管理が煩わしく、遊休材となるか、
廃棄処分することなどとされていた。
選択した蝶番で現地の状況に対応するには、蝶
番の羽根のうち、枠側に設ける取付孔を持出し方
向に長孔として、その範囲で軸芯合致の調節を行
う。しかし、建具側にあつては、一般に扉と網戸
の蝶番の持出し寸法に大小の差を生じ、網戸蝶番
の持出し寸法が大きいときには、通常のマグネツ
トを使用した両建具の一体の開閉が吊元の衝接に
よつて離され、逆に小さいときには吊元側同志が
せり合つて開閉作動が重くなつたり、蝶番の構造
全体に無理な力が加わつたりする。従つて、扉と
網戸の軸芯を合致させるときには、網戸の取付け
は一般的な寸法仕様以外では扉と一体の連動作動
が望めないものであつて、このような後付け網戸
に採用される蝶番が望まれていた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の網戸用蝶番は、上述のような実情に対
して研究した結果開発されたものであつて、枠側
羽根では取付ネジ孔を水平の長孔とし、網戸側羽
根では枢軸を巻込むナツクル部を長円形として枢
軸を遊嵌し、この蝶番を先行する扉の蝶番の持出
し枢軸と同寸法に調節可能として目的を達成する
ことを要旨としている。そして、枢軸を遊嵌した
ときの残余の空間には、ナツクル部内面と枢軸と
に接するような形状にしたスペイサーを挿入して
段階的に持出し寸法を選択し、扉の蝶支とは別個
に網戸を後付けするものでありながら、扉の枢軸
と整合する位置で網戸の作動を行わせることを特
徴としている。これによつて、本考案の蝶番は、
新設の場合はもちろん、既設扉の任意の形式に対
応して、数種の蝶番を用意することなく、唯1種
の蝶番として極めて有用に提供されるものになつ
たのである。
[実施例] 本考案の網戸用蝶番を好適な実施例について図
面に基づいて詳細に説明する。第1図において、
1は本考案の蝶番の全体を示し、2は出入口の枠
側に固定される2枚の枠側羽根、3は網戸の建具
に固定される網戸側羽根、4は上記3枚の羽根の
各基端部に係着され、これらを枢着する枢軸であ
る。蝶番1は上下2枚の枠側羽根2,2を基端部
に枢軸4を巻込んで形成したナツクル部21,2
1によつて枢着し、これらの中間に、網戸側羽根
3を基端部に枢軸4を遊嵌するように巻込み形成
した水平断面が長円形のナツクル部31を介在さ
せて枢着し、枢動自在の蝶番1の本体を形成して
いる。11はリングである。枠側羽根2の上下の
幅の和は網戸側羽根の幅と等しいかそれ以上の寸
法とするのが常法である。枠側羽根2のナツクル
部21を除く平板部分は取付部22であつて、上
下の中間位置に水平方向の長孔23が穿設してあ
り、代表的に示す取付ネジ24によつてこの枠側
羽根2を出入口縦枠Fに取付け固定する。この長
さは固定して取付けられる扉Dに使用される蝶番
の平均的な寸法に対応させる。
次に、網戸側羽根3は、そのナツクル部31を
除く支持部32を、ナツクル部31につづく持出
し部33とその先端を直角方向に折曲した網戸取
付部34とで形成し、網戸取付部34の先端近く
に取付孔35が設けてあり、その外面に新設され
る網戸Nを固定する。取付部34の外面の位置を
定める持出し部33の長さは、枢軸4の軸芯41
の持出し寸法と扉Dの平均的な見込み厚さで定ま
り、軸芯41がナツクル部31の中央部にあると
きを基準にして網戸Nが扉Dと平行に一体化して
連動するように決定される。
枢軸4は一般の蝶番で周知のとおりの軸材であ
つて、断面は円形であり、枠側羽根2と網戸側羽
根3のそれぞれのナツクル部21,31,21に
挿通され、頂部に頭部42を有し、下端部43は
かしめまたはナツト溶着などで抜け止めを形成し
ておく。
以上は製品としてのこの蝶番の本体部分であ
り、本考案ではこの本体に、別体のスペイサー5
が付加されている。このスペイサー5は第2図に
詳細に示されており、51は軸部、52は頭部で
あり、網戸側羽根3のナツクル部31に遊嵌され
た枢軸4が占める部分の残余の空間部36に上方
から挿込んで使用するのもである。従つて、この
スペイサー5はその軸部51がナツクル部31の
内面と枢軸4の外周曲面に接するように形成され
ている。具体的には、スペイサー5の断面は、枢
軸4の直径と等しい距離を隔てた平行な2辺5
3,53と、これらの端縁をつなぐ半円形の凸形
曲線54と、これに対向する同径の半円形の凹形
曲線55とで囲まれる大略D字形に形成される。
このスペイサー5の長さは、ナツクル部31とほ
ぼ等長とし、挿入しやすくするために下端外面を
そぎおとし、頭部52は凹曲面55以外の部分で
フランジ状に突出させて抜け止めを形成すると共
に、凹曲面55の上方では他のスペイサー5のフ
ランジに対応する凹欠部56を設ける。軸部51
は図示のように中空とするときには硬い材料を用
い、あるいは中実の杆体とすることもできる。こ
の詳細構成には後述のような設計変更が可能であ
る。
[作用] 本考案の後付け網戸用蝶番の作用をその使用方
法によつて説明する。第1図3に示すように、出
入口枠Fに既設の扉Dが蝶番Hによつて取付けら
れているときに、後付けによつて網戸Nを設置
し、網戸Nと扉Dとを一体に開閉できるようにす
るには、網戸Nの蝶番1はその枢軸4の軸芯41
を蝶番Hの枢動軸芯と上下に整合させる必要があ
る。そこで蝶番1の枠側羽根2を長孔23と取付
ネジ24との調節によつて出入口枠Fに固定し、
網戸側羽根3のナツクル部31と枢軸4との遊嵌
状態を検討する。扉Dが標準的な仕様によつて既
設されているときには、取付ネジ24は長孔23
のほぼ中央に位置し、枢軸4もナツクル部31の
長円形のほぼ中央に位置する。そこで、空間部3
6にスペイサー5を凹曲面55を枢軸4に向けて
挿入し、他方の空間部36に2本目のスペイサー
5を挿入すれば、蝶番1の取付けが終了し、網戸
側羽根3の取付部34の外面(例えば屋内側)に
は網戸Nが取付け可能となる。もちろん、網戸N
の取付けを先行させたのちにスペイサー5を挿入
しても良く、蝶番1を網戸Nに取付けたのちに、
取付ネジ24によつて出入口枠Fに最終取付けし
ても良い。そして、扉Dと網戸Nとは単独にも、
通常のようにマグネツトによる吸着の一体として
も、閉鎖の位置とD1,D2の開放の位置の間で自
由に開閉できる。
既設扉Dの仕様の差によつて、蝶番Hの軸芯の
持出し長さが大きいとき、または小さいときに
は、本考案の網戸用蝶番1の取付けは、それぞれ
第3図の1,2図のようになる。1の場合には、
枢軸4は網戸側羽根3のナツクル部31の外方端
寄りに挿通されており、空間部36が内方に大き
くなるから、スペイサー5は同方向に2本重ねて
挿入し、枢軸の位置をa図のように定めることに
なる。2の場合には、枢軸4はナツクル部31の
内方端寄りに挿通されており、空間部36が外方
に大きくなるから、スペイサー5はb図のように
挿入され、扉Dの小さい持出し寸法に対応するよ
うになる。ただし、2の例は極端な場合であつ
て、扉Dがもともと、180°開放D2できても、網戸
Nは90°D1以上で出入口枠Fの位置でナツクル部
31の回動を制限されることがある。
スペイサー5を枢軸4の片側だけに使用すると
きには、平行面53を長くして2本分の長さを持
つ1本のスペイサー5Cとしたものを使用するこ
とができる。このときには、頭部52の凹欠部5
6が不要となる。また、ナツクル部31の長円形
断面を短くして2段階用とするときんにもこのよ
うな単一のスペイサー5Cだけによる調節が行わ
れることは明らかである。
要するに、単一のスペイサー5を使用するとき
には、ナツクル部内の枢軸の位置を内端、外端寄
りに定め、2本を使用するときには、内端、中
央、外端の3通りの位置を定めることができる。
さらに、スペイサーの凸、凹の曲面間の厚さをそ
の使用本数に対応させて各種の可変範囲を得るよ
うな設計変更も随意である。
[考案の効果] 本考案の網戸用蝶番は、網戸側羽根のナツクル
部を枢軸が遊嵌するように長円形に形成し、空間
部にスペイサーを挿入して固定し、そのときの態
様によつて併設または既設の扉と共軸に枢動でき
るような調節を可能にしたから、枠側羽根に設け
た長孔による取付けと相まつて、ただ1個の蝶番
を使用するだけで、先行の扉の各種の仕様に対し
て、これと共働する網戸の建込みができる。従つ
て、市販品の各種既設扉に対応するような数種の
蝶番を用意するときの各方面の経済的損失を排除
することができ、最も煩わしい現地の先行状況調
査が不要となる。また、本考案の蝶番は、網戸を
取付けた状態においても軸芯位置の変更が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の網戸用蝶番の実施例を示すも
のであつて、第1図は本考案の蝶番の立面図、平
面図であり、1は蝶番取付状態の正面図、2は開
口部外面からの側面図、3は取付出入口枠と既設
扉と網戸とを含み、平均的な仕様における状態を
示す平面図である。第2図は蝶番本体とは別体の
スペイサーの正面図と上面、水平断面とを示す説
明図、第3図は第1図3に対応する扉の他の仕様
に対する平面図で、1は扉の蝶番軸芯の持出しが
長い場合、2は短い場合の説明図である。 1……蝶番、2……枠側羽根、3……網戸側羽
根、4……枢軸、5……スペイサー、F……出入
口枠、D……扉、N……網戸、21,31……巻
込み部、ナツクル部、22,34……取付部、2
3……長孔、41……軸芯、51……軸部、52
……頭部、53……平行面、54……凸形の半円
形、55……凹形の半円形。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 扉を有する開口部に網戸を設置するときに用
    いる蝶番において、出入口枠に固着される枠側
    羽根は枠材への取付ネジ孔を水平の長孔に形成
    して巻込み部に挿通される枢軸の持出し長さを
    調節自在にしてあり、網戸に固着される網戸側
    羽根の巻込み部は水平断面を長円形に形成して
    枢軸を遊嵌してあり、枢軸を挿通して両羽根を
    枢着したときの残余の空間内には別体のスペイ
    サーを挿入してあり、このスペイサーの形状
    と、巻込み部への挿入位置と、向きと、本数に
    よつて枢軸の持出し長さを調節可能に固定する
    ように構成してあることを特徴とする網戸用蝶
    番。 (2) スペイサーは杆状の軸部と抜け止めとなる頭
    部とからなり、軸部の断面形状が、4辺形の1
    対の対向辺を平行にするとともにこれらに隣接
    する他の対向辺が枢軸と同半径の凸形と凹形の
    半円形に形成した大略D字形であり、スペイサ
    ーの頭部は、前記凹曲面以外の面から突出する
    フランジ状に形成してあることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の網戸用蝶
    番。 (3) スペイサーは1本または2本使用するもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の網戸用蝶番。
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JPS6394281U JPS6394281U (ja) 1988-06-17
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