JPH0464270B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0464270B2
JPH0464270B2 JP63329933A JP32993388A JPH0464270B2 JP H0464270 B2 JPH0464270 B2 JP H0464270B2 JP 63329933 A JP63329933 A JP 63329933A JP 32993388 A JP32993388 A JP 32993388A JP H0464270 B2 JPH0464270 B2 JP H0464270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display
light receiving
vein
receiving means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63329933A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02172472A (ja
Inventor
Takashi Oono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akai Electric Co Ltd
Original Assignee
Akai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akai Electric Co Ltd filed Critical Akai Electric Co Ltd
Priority to JP63329933A priority Critical patent/JPH02172472A/ja
Publication of JPH02172472A publication Critical patent/JPH02172472A/ja
Publication of JPH0464270B2 publication Critical patent/JPH0464270B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、静脈の位置および方向を簡単な操作
で正確かつ迅速に確認できるようにした静脈探査
装置に関するものである。
(従来の技術) 医師または看護婦が患者に対して静脈注射や点
滴を行なうためには、まず注射針やカテーテルを
穿刺する患者の静脈の正確な位置と方向を確認で
きなければならない。そして、内腕関節付近は比
較的に脂肪層が薄く、静脈の確認が比較的容易で
ある。そこで、通常、上腕部をゴムバンド等で絞
めて静脈の血行を停止させ、静脈を血圧により浮
き出させてより正確な位置の確認がなされる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、脂肪層が厚いほど静脈の位置を確認
することが困難であり、上記ゴムバンド等を用い
ても確認できない場合もある。このように単にゴ
ムバンドで上腕部を絞めただけでは静脈の位置が
確認できないときには、従来では腕を温めたり針
先で静脈を探る方法が採用されるが、熟練度を要
求されるとともに患者に大きな苦痛を与えるとい
う不具合があつた。さらに、入院患者に対して夜
間に行なわれる定期的処置のさいには、薄暗がり
の中で行なうために一層の困難さが伴なう。ま
た、緊急に処置を行なうときにも困難が伴なう。
本発明は、上記した従来の静脈の位置の確認に
関する事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作
で正確かつ迅速に静脈の位置と方向を確認できる
静脈探査装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明の静脈探
査装置は、以下のごとく構成されている。
まず、本発明の静脈探査装置は、皮膚を透過す
るとともに静脈内の血液によつて吸光される波長
光を狭い範囲に照射する発光手段およびこの発光
手段を挟んで両横側に配置されて反射光を受光す
る2つの受光手段からなる光学的検出手段を、筐
体の先端部に前記発光手段が前後方向に一列とな
るように複数組配列し、これらの複数組の光学的
検出手段の前記2つの受光手段の受光量に応じた
出力を比較してその差に応じた信号を出力する比
較手段をそれぞれに設け、いづれか1つの比較手
段の出力に応じて前記2つの受光手段のいずれの
受光量が弱いかまたは同じかを表示する表示手段
を設けるとともに、他の比較手段の出力の大小の
レベルを反転して表示するレベル表示手段を設け
て構成されている。そして、前記複数組の光学的
検出手段で、前記2つの受光手段の受光量が同じ
ときに、前記レベル表示手段でレベル表示がなさ
れるように構成しても良い。
また、本発明の静脈探査装置を、皮膚を透過す
るとともに静脈内の血液によつて吸光される波長
光を狭い範囲に照射す発光手段およびこの発光手
段を挟んで両横側に配置されて反射光を受光する
2つの受光手段からなる光学的検出手段を、筐体
の先端部に前記発光手段が前後方向に一列となる
ように複数組配列し、これらの複数組の光学的検
出手段の前記2つの受光手段の受光量に応じた出
力を比較してその差に応じた信号を出力する比較
手段をそれぞれに設け、これらの比較手段の出力
に応じて前記2つの受光手段のいずれの受光量が
弱いかまたは同じかを表示する表示手段をそれぞ
れに設けて構成しても良い。さらに、それぞれの
前記表示手段が、前記2つの受光手段の受光量が
同じであることを表示する1つの表示素子と、こ
の同じであることを表示する表示素子を挟んで両
横側に前記受光手段のいずれの受光量が弱いかを
表示する2つの表示素子とを配置し、これらの表
示素子の列が前記筐体の外周壁に前記同じである
ことを表示する表示素子が一列となるように配列
して構成しても良い。
そして、本発明の皮膚を透過するとともに静脈
内の血液によつて吸光される波長光を狭い範囲に
照射する1つの発光手段およびこの発光手段を中
心に狭んで対向するように放射状に配置されて反
射光を受光する複数対の受光手段とからなる光学
的検出手段を設け、前記対向する対の受光手段の
受光量に応じた出力を比較する比較手段をそれぞ
れに設け、これらの比較手段の出力に応じて前記
対の受光手段の受光量が相違するきに2つの表示
素子の一方を点灯し他方を消灯していずれの受光
量が弱いか表示するとともに受光量が同じときに
双方の表示素子を点灯する検出表示手段を前記受
光手段の対の個数だけ設けて構成しても良い。そ
してさらに、前記いずれかの対の受光手段の受光
量が同じときに点灯する中央表示手段を設け、こ
の中央表示手段に含まれる表示素子を中心とし
て、前記検出表示手段の前記2つの表示素子を対
向するように放射状で筐体の外周壁に配置して構
成しても良い。
(作用) まず、発光手段から照射された光は、皮膚を透
過して静脈内の血液で吸光される。また、静脈に
照射されずに血液で吸光されない光は、脂肪層等
の他の人体組織により一部反射され、その反射光
が再度皮膚を透過して受光手段により受光され
る。そして、静脈に対する2つの受光手段の位置
によつて、反射光の光量が変化し、静脈の位置に
対して本装置がずれていれば2つの受光手段の受
光量が相違するとともに、受光量が強くなり、ま
た静脈の位置に対して本装置が一致していれば2
つの受光手段の受光量は同じであり、受光量が最
小となる。そこで、1組の光学的検出手段の2つ
の受光手段の受光量が同じかいずれが弱いかを表
示手段で表示すれば静脈に対する位置ずれが判別
でき、静脈の位置に本装置を容易に一致させ得
る。また、他の組の受光量の差の大小のレベルを
反転してレベル表示手段でレベル表示すれば、表
示レベルが最大となるように本装置の方向を調整
することで、静脈の方向に本装置の方向を容易に
一致させ得る。そして、1組の光学的検出手段の
2つの受光量が同じときに、他の組の光学的検出
手段の受光量のレベル表示をするならば、静脈の
位置に対して本装置が一致したときにはじめて方
向を示すレベル表示がなされる。
また、複数組の光学的検出手段に2つの受光手
段の受光量が同じかいずれが弱いかを表示する表
示手段をそれぞれに設けるならば、すべての表示
手段で2つの受光量が同じであることが表示され
たときに、静脈の位置と方向に対して、本装置の
位置と方向が一致する。そして、表示手段に含ま
れる同じ受光量であることを表示する表示素子を
挟んで両横側にいずれの受光量が弱いかを表示す
る2つの表示素子を配置し、これらの表示素子の
列を複数配列することで、表示素子の点灯および
消灯の状況によつて静脈の位置と方向に対する本
装置の位置と方向が映像的に示される。
そして、1つの発光手段を中心に挟んで対向す
るように放射状に配置された複数対の受光手段を
設け、対の受光手段の受光量が相違すると2つの
表示素子の一方を点灯させ他方を消灯させるとと
もに同じときに双方の表示素子を点灯させる検出
表示手段をそれぞれに設ければ、静脈の位置と方
向に一致した対の受光手段に対応した検出表示手
段の双方の表示素子が点灯される。そして、いず
れかの対の受光手段の受光量が同じときに点灯す
る中央表示手段の表示素子を中心とし、それぞれ
の検出表示手段の2つの表示素子を対向するよう
に放射状で筐体の外周壁に配置すれば、静脈の位
置と方向に対する本装置の位置と方向が、中央表
示手段および検出表示手段の点灯および消灯状態
によつて映像的に表示される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図ないし第9図を
参照して説明する。第1図は、本発明の静脈探査
装置の一実施例のブロツク回路図であり、第2図
は、第1図の一点鎖線内の具体的回路図であり、
第3図は、本発明の静脈探査装置の外観斜視図で
あり、第4図は、第3図の筐体先端部分のA−A
矢視断面図であり、第5図は、第3図の筐体先端
部分のB矢視図であり、第6図ないし第9図は、
静脈に対する第1図に示す本装置の位置によつて
表示がそれぞれ異なることを示す図である。
まず、第3図ないし第5図において、本発明の
静脈探査装置は、小型で携帯できる細長い筐体1
の先端部に、赤色ないし赤外線領域の波長光
(700nm〜2000nm)を発光するLEDまたはランプ
等の3つの発光素子2,2,2が先端前方を照射
するように中央に前後方向に配列される。また、
筐体1の先端部で発光素子2,2,2をそれぞれ
挟んで両横側に、赤色ないし赤外線領域の波長光
を受光するフオトトランジスタまたはフオトダイ
オード等の3対の受光素子3,3…が配列され
る。そして、発光素子2,2,2および受光素子
3,3…は、それぞれに図示しない光学レンズを
備え、発光素子2,2,2は、狭い範囲をスポツ
ト的に照射し、受光素子3,3…は、所定方向か
らの反射光のみを受光するよう図られる。これら
の3対の受光素子3,3…は、発光素子2,2,
2の照射方向に対して交差するように光軸に若干
の角度を持たせて、静脈以外の他の組織にる反射
光のみを効率良く受光できるように配置される。
なお、発光素子2とその両横側の対の受光素子
3,3により1組の光学的検出手段が形成され、
前後方向に配列された3組の光学的検出手段はそ
れぞれに隔壁1a,1aによつて双互の影響が少
なくするように隔てられている。
そして、筐体1には、駆動電源用の電池4が容
易に交換し得るように収納される。また、筐体1
の外周壁には、電池4の駆動電源を供給制御する
ための電源操作スイツチ5と、本装置と静脈との
位置の関係を表示する表示手段としてのLEDま
たはランプ等の表示素子6,6,6と、方向の関
係を表示するレベル表示素子群7が配置される。
さらに、筐体1の先端部の外周壁中央に本装置の
中心を示す矢印8が刻印されるとともに、本装置
をポケツトやカルテ等に挟むためのクリツプ9が
設けられる。そしてさらに、筐体1は、樹脂等に
より形成されるとともに防水構造とされ、容易に
洗浄および消毒できるように構成される。
次に、第1図により本装置の回路を説明する。
第1図において、筐体1の先端部に配置された発
光素子2,2,2を含んで第1ないし第3の発光
手段10〜12が設けられる。また、発光素子
2,2,2を挟んで配列された受光素子3,3…
を含んで第1ないし第6の受光手段13〜18が
設けられる。そして、第1と第2,第3と第4,
第5と第6の受光手段13〜18の出力が、それ
ぞれ第1ないし第3の比較手段19〜21に与え
られて差に応じた出力がそれぞれ第1ないし第3
のローパスフイルタ22〜24に与えられる。さ
らに、筐体1の前側に配列された受光素子3,3
に対応する第1のローパスフイルタ22の出力
は、第1のウインドコンパレータ25と開閉手段
28に与えられる。また、筐体1の中央に配列さ
れた受光素子3,3に対応する第2のローパスフ
イルタ23の出力は、第2のウインドコンパレー
タ26と表示手段29に与えられる。この第2の
ウインドコンパレータ26の出力も表示手段29
に与えられる。さらに、筐体1の後側に配列され
た受光素子3,3に対応する第3のローパスフイ
ルタ24の出力は、第3のウイインドコンパレー
タ27と開閉手段28に与えられる。そして、第
1と第3のウインドコンパレータ25,27の出
力がアンド回路30にそれぞれ与えられ、その出
力が開閉手段28に制御信号として与えられる。
この開閉手段28に与えられた第1と第3のロー
パスフイルタ22,24の出力は、加算手段31
で加算され、さらに反転増幅手段32で反転増幅
される。そして、この反転増幅出力が、A/D変
換手段33でデジタル値に変換されてレベル表示
駆動手段34に与えられ適宜にレベル表示素子群
7のLED等を点灯または消灯制御する。なお、
加算手段31と反転増幅手段32とA/D変換手
段33とレベル表示駆動手段34およびレベル表
示素子群7によりレベル表示手段35が形成され
る。また、開閉手段28が開成状態にあつては、
反転増幅手段32に高いレベルの入力が与えられ
出力が零となるように適宜に構成されている。
次に、第1図で一点鎖線で囲まれたブロツク回
路の具体的回路を第2図を参照して説明する。
第2図において、第2の発光手段11に含まれ
る発光素子2としてのLED50のアノードと第
3と第4の受光手段15,16に含まれる受光素
子3,3としてのフオトトトランジスタ51,5
2のコレクタが電圧+Vに接続される。そして、
LED50のカソードは抵抗を介して接地される。
また、フオトトランジスタ51,52のエミツタ
は、それぞれトランジスタ53,54のベースに
接続される。これらのトランジスタ53,54の
コレクタは電圧+Vに接続される。一方のトラン
ジスタ53のエミツタは、抵抗を介して接地され
るとともに、別の抵抗を介して差動アンプ55の
一入力端子に接続される。また、他方のトランジ
スタ54のエミツタは、抵抗を介して接地される
とともに、別の抵抗を介して差動アンプ55の+
入力端子に接続される。この差動アンプ55の+
入力端子は、電圧+Vと−Vが両端に接続された
オフセツト調整用の可変抵抗器の摺動子が接続さ
れる。また、差動アンプ55の−入力端子と出力
端子は、帰還抵抗を介して接続される。この差動
アンプ55を含んで第2の比較手段20が構成さ
れる。
さらに、差動アンプ55の出力端子は、5Hzを
遮断周数とする第2のローパスフイルタ23に接
続される。そして、この第2のローパスフイルタ
23の出力端子は、抵抗を介して表示手段29に
含まれる表示素子6,6としての逆並列接続され
たLED56,57の一端に接続され、これらの
LED56,57の他端は接地される。
また、第2のローパスフイルタ23の出力端子
は、2つの差動アンプ58,59の−入力端子と
+入力端子にそれぞれ接続される。これらの差動
アンプ58,59の他方の+入力端子と−入力端
子は、電圧+Vと−Vが両端に接続された検出増
幅調整用の可変抵抗器の摺動子がそれぞれ接続さ
れる。そして、2つの差動アンプ58,59の出
力端子は、ダイオード60,61をそれぞれ順方
向に介して接続され、その接続点がさらに抵抗を
介してトランジスタ62のベーに接続される。こ
のトランジスタ62のベースは抵抗を介して接地
され、エミツタも接地され、コレクタは抵抗を介
して電圧+Vに接続されるとともに、別の抵抗を
介して表示手段29に含まれる表示素子6として
のLED63のアノードに接続される。LED63
のカソードは接地される。なお、差動アンプ5
8,59とダイオード60,61およびトランジ
スタ62を含んで第2のウインドコンパレータ2
6が構成される。また、LED63を中心にして
左右にLED56,57が配置されて表示手段2
9が構成される。
そして、第1図に示す第1と第3の発光手段1
0,12と第1と第2と第5と第6の受光手段1
3,14,17,18と第1と第3の比較手段1
9,21と第1と第3のローパスフイルタ22,
24および第1と第3のウインドコンパレータ2
5,27の構成は、第2図に示すものと同じであ
る。
かかる構成からなる本発明の静脈探査装置の動
作を、以下説明する。
まず、筐体1の先端部を例えば内腕関節付近の
静脈70上と思われる皮膚に当接して、電源操作
スイツチ5を投入する。すると、発光素子2,
2,2としてのLED50から赤色ないし赤外線
領域の波長光が皮膚にスポツト的に照射され、皮
膚を透過して静脈70または他の組織を照射す
る。ここで、静脈70内を流れる血液に含まれる
還元ヘモグロビンによつて照射された照射光が吸
光される。また、他の組織に照射された照射光は
反射されて、再び皮膚を透過して受光素子3,3
としてのフオトトランジスタ51,52に受光さ
れる。
ところで、皮膚に照射される光は、波長によつ
て皮膚を透過しまたは吸収され、さらに表面で反
射される性質が著しく相違する。そして、近紫外
光では角質層での吸収が大きく、また可視光では
皮膚の表面での反射が大きい。さらに、赤色ない
し赤外線領域の波長光(700nm〜2000nm)は比
較的に皮膚による吸収および反射が少なく、真皮
を透過し易い。そして、波長が比較的大きい赤外
線(3000nm)程度になると、再び角質層での吸
収が大きくなる。ところで、赤色ないし赤外線領
域の波長光に対して、脂肪層等の他の人体組織は
反射特性を有するが、静脈70内の血液は特異な
吸光特性を有する。このために、赤色ないし赤外
線領域の波長光を照射することで、静脈70と他
の組織からの反射光の光量の差が最も大きくな
る。
そこで、仮に本装置の中央の発光素子2の位置
が第6図aのごとく、静脈70から若干左にずれ
ており、右側のフオトトランジスタ51の受光量
が、左側のフオトトランジスタ52の受光量より
大幅に小さいと、差動アンプ55から大きなプラ
ス電圧が出力され、第2のローパスフイルタ23
を介して第2のウインドコンパレータ26と表示
素子6,6としてのLED56,57に与えられ
る。ここで、出力電圧の絶対値が大きいため第2
のウインドコンパレータ26のトランジスタ62
のコレクタは“L”レベルであつてLED63は
点灯しない。また、第2のローパスフイルタ2の
出力がプラス電圧であるので、順方向電圧が与え
られる右側に配置された一方のLED56のみが、
第6図bのごとく、点灯される。そして、この右
側に配置されたLED56の点灯により、本装置
が静脈70から若干左にずれていることが確認で
きる。ここで、第1と第3の比較手段19,21
からも大きな電圧が出力され、第1と第3のウイ
ンドコンパレータ25,27の出力は“L”レベ
ルであり、アンド回路30からは“L”レベルが
出力され、開閉手段28は開成状態のままであ
り、レベル表示手段35は駆動されず、第6図c
のごとく、レベル表示素子群7は点灯されない。
そこで、第7図aのごとく、本装置を右側に若
干移動して中央の発光素子2の位置と静脈70と
位置が一致すると、2つのフオトトランジスタ5
1,52の受光量は等しく、差動アンプ55から
は零または極めて小さい出力電圧が出力される。
このために、第2のローパスフイルタ23からも
零または極めて小さい出力電圧が出力される。そ
して、LED56,57は印加される電圧が零ま
たは小さ過ぎて点灯しない。また、第2のウイン
ドコンパレータ26のトランジスタ62のコレク
タは“H”レベルとなり、表示素子6としての中
央に配置されたLED63に順方向電圧が与えら
れて、第7図bのごとく、点灯する。この中央に
配置されたLED63の点灯により、本装置の中
央の発光素子2が静脈70上の位置にあることが
簡単に確認できる。ここで、本装置の中央の発光
素子2の位置が静脈70上の位置と一致している
が、本装置の向きと静脈70の向きが一致しなけ
れば、筐体1の前側と後側に配列された発光素子
2,2の位置は静脈70上の位置からずれてい
る。そこで、第1と第3の比較手段19,21か
らは大きな電圧が出力され、第1と第3のウイン
ドコンパレータ25,27の出力は“L”レベル
である。そして、アンド回路30からは、“L”
レベルが出力され、開閉手段28は開成状態のま
まであり、レベル表示素子群7は点灯されない。
さらに、第8図aのごとく、本装置を静脈70
からさらに若干右側に移動させれば、左側のフオ
トトランジスタ52の受光量が、右側のフオトト
ランジスタ51の受光量より大幅に小さくなる。
このために、差動アンプ55から大きなマイナス
電圧が出力され、第2のローパスフイルタ23を
介して第2のウインドコンパレータ26とLED
56,57に与えられる。ここで、出力電圧の絶
対値が大きいために、第2のウインドコンパレー
タ26のトランジスタ62のコレクタは“L”レ
ベルで、LED63は点灯しない。また、第2の
ローパスフイルタ23の出力がマイナス電圧であ
るので、順方向電圧が与えられる左側に配置され
た他方のLED57のみが、第8図bのごとく、
点灯される。そして、この左側に配置された
LED57の点灯により、本装置の中央の発光素
子2の位置が静脈70から若干右にずれているこ
とが確認できる。ここで、第1と第3のウインド
コンパレータ25,27の出力は“L”レベルで
あり、開閉手段28は閉成状態のままでレベル表
示素子群7は、第8図cのごとく、点灯されな
い。
ところで、第7図bのごとく、中央に配置され
たLED63が点灯された状態で、本装置の方向
を調整して、第9図aのごとく、静脈70の方向
と本装置の方向が一致したとする。すると、筐体
1の前側と後側にそれぞれ配置された発光素子
2,2は、静脈70上の位置となり、第1と第2
の受光手段13,14および第5と第6の受光手
段17,18はそれぞれに受光量が等しくなると
ともに受光量が弱くなり、第1と第3の比較手段
19,21からは零または極めて小さい出力電圧
が出力される。このため第1と第3のローパスフ
イルタ22,24からも零または極めて小さい出
力電圧が出力される。そこで、第1と第3のウイ
ンドコンパレータ25,27の出力は“H”レベ
ルとなり、アンド回路30は“H”レベルを出力
とする。このために、開閉手段28が閉成状態と
される。そして、第1と第3のローパスフイルタ
22,24の出力が加算手段31で加算される。
この加算出力は、反転増幅手段32で反転される
とともにA/D変換手段33でデジタル値に変換
される。このデジタル値に応じてレベル表示駆動
手段34は、レベル表示素子群7を駆動して、第
9図cのごとく、いくつかのLED等を点灯させ
る。ここで、本装置の方向が静脈70の方向とよ
り正確に一致すれば、受光量がより弱くなり、第
1と第3の比較手段19,21から出力される電
圧はより一層零に近すぎ、加算手段31の加算出
力が小さくなり、反転されてレベル表示素子群7
のLEDの点灯個数が増加する。
このように、本装置を静脈70を横切るように
移動させてまず中央に配置されたLED63が点
灯する位置で停止させ、つぎに本装置の方向を調
整してレベル表示素子群7のLEDの点灯個数の
最も多い方向で停止することで、本装置の矢印8
の下に本装置の前後方向に静脈70が確認でき
る。
なお、第1ないし第3のローパスフイルタ22
〜24は商用周波電圧で点灯される室内照明灯等
の外来光が雑音として出力されるのを防止するよ
うに作用する。
第10図ないし第15図は、本発明の静脈探査
装置の他の実施例を示す図である。第10図は、
本発明の静脈探査装置の他の実施例のブロツク回
路図であり、第11図は、第10図の他の実施例
の静脈探査装置の外観斜視図であり、第12図な
いし第15図は、静脈に対する第10図に示す本
装置の位置および方向によつて表示がそれぞれ異
なることを示す図である。第10図ないし第15
図において、第1図ないし第9図と同一部材等に
は同一符号を付けて重複する設明を省略する。
まず、第10図において、第1のローパスフイ
ルタ22の出力が、第1のウインドコンパレータ
25に与えられるとともに、第2の表示手段80
の逆並列接続されたLED81,82に与えられ
る。そして、第1のウインドコンパレータ25の
出力が、第2の表示手段80の別のLED83に
与えられる。同様に、第3のローパスフイルタ2
4の出力が、第3のウインドコンパレータ27に
与えられるとともに、第3の表示手段84の逆並
列接続されたLED85,86に与えられる。そ
して、第3のウインドコンパレータ27の出力
が、第3の表示手段84の別のLED87に与え
られる。なお、第10図において、第1図におけ
る開閉手段28およびレベル表示手段35等は設
けられていない。
そして、表示手段29および第2と第3の表示
手段80,84のLED56,57,63,81
〜83,85〜87は、第11図に示すごとく、
筐体1の外周壁にマトリツクス状に配列される。
すなわち、表示手段29の第3と第4の受光手段
15,16が同じ受光量のときに点灯するLED
63を中心に上からみて右横側に右側の第3の受
光手段15の受光量が弱いときに点灯するLED
56が配置され、左横側に左側の第4の受光手段
16の受光量が弱いときに点灯するLED57が
配置される。また、第2の表示手段80の第1と
第2の受光手段13,14が同じ受光量で点灯す
るLED83がLED63より筐体1の先端側に配
置され、このLED83を中心に右横側に右側の
第1の受光手段13の受光量が弱いときに点灯す
るLED81が配置され、左横側に左側の第2の
受光手段14の受光量が弱いときに点灯する
LED82が配置される。さらに、第3の表示手
段84の第5と第6の受光手段17,18が同じ
受光量で点灯するLED87がLED63より筐体
1の後端側に一列に配置され、このLED87を
中心に右横側に右側の第5の受光手段17の受光
量が少ないときに点灯するLED85が配置され、
左横側に左側の第6の受光手段18の受光量が少
ないときに点灯するLED86が配置される。
かかる構成において、筐体1の先端部を例えば
内腕関節付近の静脈70上と思われる皮膚に当接
して電源操作スイツチ5を投入する。すると、仮
に本装置が第12図aのごとく、静脈70から若
干左にずれていれば、右側の第1と第3および第
5の受光手段13,15,17の受光量が弱く、
第12図bのごとく、右側に配置されたLED8
1,56,85が点灯する。また、本装置が、第
13図aのごとく、静脈70から若干左でしかも
方向が静脈70と一致しないならば、静脈70上
の第1の受光手段13の受光量のみが弱くなり、
第2の表示手段80の右側に配置されたLED8
1のみが点灯される。さらに、本装置を若干右に
移動して、第14図aのごとく、静脈70上に中
心は一致しているが方向が一致していらいなら
ば、第3と第4の受光手段15,16の受光量は
同じとなり、表示手段29の中心のLED63が
点灯されるとともに、静脈70上の第2と第5の
受光手段14,17の受光量が弱くなつて第2の
表示手段80の左側に配置されたLED82と第
3の表示手段84の右側に配置されたLED85
が、第1図bのごとく点灯される。そしてさら
に、第15図aのごとく、本装置の方向を調整し
て静脈70に位置と方向の双方を一致させれば、
第1と第2,第3と第4,第5と第6の受光手段
13〜18は、受光量がそれぞれ同じであり、表
示手段29および第2と第3の表示手段80,8
4のそれぞれの中心のLED63,83,87が、
第15図bのごとく点灯される。
このように、表示手段29および第2と第3の
表示手段80,84のLED56,57,63〜
83,85〜87をマトリツクス状に配列するこ
とで、静脈70に対する本装置の位置と方向が映
像的に表示される。そして、第15図bのごとき
点灯状態に本装置の位置と方向を調整すること
で、矢印8の下に矢印8の方向で静脈70が走つ
ていることが容易に確認し得る。
第16ないし第22図は、本発明の静脈探査装
置のさらに他の実施例を示す図である。第16図
は、本発明の静脈探査装置のさらに他の実施例の
ブロツク回路図であり、第17図は、第16図の
静脈探査装置の外観斜視図であり、第18図は、
第17図の筐体先端部のC矢視図であり、第19
図ないし第22図は、静脈に対する第16図に示
す本装置の位置および方向によつて表示がそれぞ
れ異なることを示す図である。第17図ないし第
22図において、第1図ないし第15図と同一部
材には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
まず、第17図および第18図において、筐体
1の先端部の中央に発光素子90が配置され、こ
の発光素子90を中心に挟んで対向するように放
射状で4対の受光素子子91〜98が配置され
る。これらの受光素子91〜98および発光素子
90によつて光学的検出手段が構成されている。
そして、筐体1の外周壁に1つのLED99を中
心に挟んで対向するように放射状で8個のLED
100〜107が配置される。
次に、第16図により本装置のブロツク回路を
説明する。中央に配置された発光素子90を含む
第4の発光手段108と、受光素子91〜98を
それぞれに含む第4ないし第11の受光手段109
〜116とが設けられる。そして、第4の受光手
段109の出力とこれと対となる第8の受光手段
113の出力が第4の比較手段117で比較さ
れ、その差に応じた出力が第4のローパスフイル
タ118に与えらえる。また、第5の受光手段1
10の出力とこれと対になる第9の受光手段11
4の出力が第5の比較手段119で比較され、そ
の差に応じた出力が第5のローパスフイルタ12
0に与えられる。そして、第6の受光手段111
の出力とこれと対となる第10の受光手段115の
出力が第6の比較手段121で比較され、その差
に応じた出力が第6のローパスフイルタ122に
与えられる。そしてさらに、第7の受光手段11
2の出力とこれと対となる第11の受光手段116
の出力が第7の比較手段123で比較され、その
差に応じた出力が第7のローパスフイルタ124
に与えられる。
そして、第4のローパスフイルタ118の出力
が、第4のウインドコンパレータ125と第4の
切換手段126の常閉接点に与えられる。この第
4の切換手段126は、第4のウインドコンパレ
ータ125の“H”レベルの出力で常開接点に切
り換えられ、共通接点の出力が逆並列接続された
LED100,104を含む第4の検出表示手段
127に与えられる。また、第5のローパスフイ
ルタ120の出力が、第5のウインドコンパレー
タ128と第5の切換手段129の常閉接点に与
えられる。この第5の切換手段129は、第5の
ウインドコンパレータ128の“H”レベルの出
力で常開接点に切り換えられ、共通接点の出力が
逆並列接続されたLED101,105を含む第
5の検出表示手段130に与えられる。そして、
第6のローパスフイルタ122の出力が、第6の
ウインドコンパレータ131と第6の切換手段1
32の常閉接点に与えられる。この第6の切換手
段132は、第6のウインドコンパレータ131
の“H”レベルの出力で常開接点に切り換えら
れ、共通接点の出力が逆並列接続したLED10
2,106を含む第6の検出表示手段133に与
えられる。そしてさらに、第7のローパスフイル
タ124の出力が、第7のウインドコンパレータ
134と第7の切換手段135の常閉接点に与え
られる。この第7の切換手段135は、第7のウ
インドコンパレータ134の“H”レベルの出力
で常開接点に切り換えられ、共通接点の出力が逆
並列接続されたLED103,107を含む第7
の検出表示手段136に与えられる。これらの第
4ないし第7の切換手段126,129,13
2,135の常開接点には、それぞれ交流電圧が
与えられる。さらに、第4ないし第7のウインド
コンパレータ125,128,131,134の
出力がオア回路137に与えられ、その出力が中
心に配置されるLED99を含む中央表示手段1
38に与えれる。
かかる構成において、第19図aのごとく、静
脈70に対して本装置が若干左にずれていて、第
5ないし第7の受光手段110〜112が静脈7
0の上にあり受光量が弱いとすれば、第5ないし
第7の比較手段119,121,123からプラ
ス電圧がそれぞれ出力され、第19図bのごと
く、LED101,102,103が点灯される。
そして、第4ないし第7のウインドコンパレータ
125,128,131,134からは“L”レ
ベルが出力され、第4ないし第7の切換手段12
6,129,132,135は切り換えられず、
また中央表示手段138のLED99も点灯しな
い。また、第20図aのごとく、静脈70上に、
第5の受光手段110のみが位置するならば、第
20図bのごとく、LED101のみが点灯する。
そして、第21図aのごとく、静脈70上に本装
置の位置が一致しているが方向がずれていて、静
脈70に第7と第11の受光手段112,116が
位置すれば、第7と第11の受光手段112,11
6の受光量は弱くしかも同じであり、第7の比較
手段123から零または極めて小さい電圧が出力
され、第7のローパスフイルタ12を介して第7
のウインドコンパレータ134に与えられて
“H”レベルが出される。このために、第7の切
換手段135が切り換えられ、第7の検出表示手
段136に交流電圧が与えられてLED103,
107がともに点灯される。また、第7のウイン
ドコンパレータ134の“H”レベルの出力で中
央表示手段138のLED99も点灯されて、第
21図bのごとき点灯状態となる。そこで、第2
2図aのごとく、本装置の方向を調整して第4と
第8の受光手段109,113が静脈70上に位
置するようにすれば、こんどは第4の比較手段1
17から零または極めて小さい電圧が出力されて
第4のウインドコンパレータ125から“H”レ
ベルが出力される。このため、第4の切換手段1
26が切り換えられ、第4の検出表示手段127
に交流電圧が与えられてLED100,104が
ともに点灯される。また、第4のウインドコンパ
レータ125の“H”レベルの出力で中央表示手
段138のLED99も点灯されて、第22図b
のごとき点灯状態となる。
なお、第22図aの状態で、例えば、第5と第
9の受光手段110,114は静脈70からほぼ
同じ量だけずれており、受光量は強いがほぼ同じ
はずである。しかし、静脈70の両側の組織構造
は僅かながら相違し、この相違により受光量が強
いために幾分の差が生じる。そこで、第5の比較
手段119から小さい電圧が出力されるが、第5
の検出表示手段130のLED101,105を
点灯するには小さ過ぎる。しかも、第5のウイン
ドコンパレータ128で検出するには大き過ぎ
て、中央表示手段138のLED99を点灯する
こともできない。これは、第22図aの第6と第
10および第7と第11の受光手段111,112,
115,116でも同様である。
このように、LED99〜107により、静脈
70に対する本装置の位置と方向が映像的に表示
される。
なお、上記実施例では、筐体1内に駆動用電源
としての電池4を収納したが、これに限られず、
商用周波電圧を駆動用電源としても良いことは勿
論である。
(発明の効果) 本発明の静脈探査装置は、以上説明したように
構成されているので、以下に記載するような優れ
た効果を奏する。
発光手段とこれを挟んで両横側に配置された2
つの受光手段からなる光学的検出手段を、前後一
列となるように複数組配列したので、本装置を静
脈を横切るように皮膚上を移動させれば、1つの
光学的検出手段の出力から静脈に対して本装置が
いずれにずれているかまたは一致しているか容易
に確認でき、しかも他の光学的検出手段の出力か
ら静脈に対する方向がレベルの大小によつて表示
される。したがつて、患者に何んら苦痛を与える
ことなしに、静脈の位置と方向が容易に確認でき
る。そして、静脈上に本装置の位置が一致したと
きに、方向を示すレベル表示がなされれば、位置
がずれている状態で不必要なレベル表示がなされ
ず、表示手段の見誤りや電池の不必要な消耗がな
い。
また、発光手段とこれを挟んで両横側に配置さ
れた2つの受光手段からなる光学的検出手段を、
前後一列となるように複数組配列し、これらの光
学的検出手段の出力に応じていずれの受光量が弱
いかまたは同じかをそれぞれ表示手段で表示する
ならば、すべての表示素子で同じ受光量となつた
ことが表示されると、静脈に対して本装置の位置
と方向が一致したことが確認できる。そして、表
示手段を受光手段に対応させるようにマトリツク
ス状に配列すれば、静脈に対する本装置の位置と
方向が映像的に表示され、静脈の確認が容易であ
る。
そして、1つの受光手段を中心に複数の対の受
光手段を放射状に配置し、2つの受光手段の受光
量が相違すると一方を点灯させ他方を消灯させる
とともに同じときに双方を点灯させる検出表示手
段を設ければ、これらの検出表示手段の点灯状態
によつて静脈に対する本装置の位置と方向が確認
し得る。そして、いずれかの対の受光手段の受光
量が同じときに点灯する中央表示手段を設け、そ
の表示素子を中心に、これを挟んで放射状に検出
表示手段の表示素子を設けるならば、これらの表
示素子の点灯状態で静脈の位置と方向が映像的に
示され、静脈の確認が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の静脈探査装置の一実施例の
ブロツク回路図であり、第2図は、第1図の一点
鎖線内の具体的回路図であり、第3図は、本発明
の静脈探査装置の外観斜視図であり、第4図は、
第3図の筐体先端部分のA−A矢視断面図であ
り、第5図は、第3図の筐体先端部分のB矢視図
であり、第6図ないし第9図は、静脈に対する第
1図に示す本装置の位置によつて表示がそれぞれ
異なることを示す図であり、第10図は、本発明
の静脈探査装置の他の実施例のブロツク回路図で
あり、第11図は、第10図の他の実施例の静脈
探査装置の外観斜視図であり、第12図ないし第
15図は、静脈に対する第10図に示す本装置の
位置および方向によつて表示がそれぞれ異なるこ
とを示す図であり、第16図は、本発明の静脈探
査装置のさらに他の実施例のブロツク回路図であ
り、第17図は、第16図の静脈探査装置の外観
斜視図であり、第18図は、第17図の筐体先端
部のC矢視図であり、第19図ないし第22図
は、静脈に対する第16図に示す本装置の位置お
よび方向によつて表示がそれぞれ異なることを示
す図である。 10,11,12,108……発光手段、1
3,14,15,16,17,18,110,1
11,112,113,114,115,116
……受光手段、19,20,21,117,11
9,121,123……比較手段、25,26,
27,125,128,131,134……ウイ
ンドコンパレータ、29,80,84……表示手
段、35……レベル表示手段、56,57,6
3,81,82,83,85,86,87,9
9,100,101,102,103,104,
105,106,107……LED、70……静
脈、126,129,132,135……切換手
段、127,130,133,136……検出表
示手段、138……中央表示手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 皮膚を透過するとともに静脈内の血液によつ
    て吸光される波長光を狭い範囲に照射する発光手
    段およびこの発光手段を挟んで両横側に配置され
    て反射光を受光する2つの受光手段からなる光学
    的検出手段を、筐体の先端部に前記発光手段が前
    後方向に一列となるように複数組配列し、これら
    の複数組の光学的検出手段の前記2つの受光手段
    の受光量に応じた出力を比較してその差に応じた
    信号を出力する比較手段をそれぞれに設け、いず
    れか1つの比較手段の出力に応じて前記2つの受
    光手段のいずれの受光量が弱いかまたは同じかを
    表示する表示手段を設けるとともに、他の比較手
    段の出力の大小のレベルを反転して表示するレベ
    ル表示手段を設けて構成したことを特徴とする静
    脈探査装置。 2 請求項1記載の静脈探査装置において、前記
    複数組の光学的検出手段で、前記2つの受光手段
    の受光量が同じときに、前記レベル表示手段でレ
    ベル表示がなされるように構成したことを特徴と
    する静脈探査装置。 3 皮膚を透過するとともに静脈内の血液によつ
    て吸光される波長光を狭い範囲に照射する発光手
    段およびこの発光手段を挟んで両横側に配置され
    て反射光を受光する2つの受光手段からなる光学
    的検出手段を、筐体の先端部に前記発光手段が前
    後方向に一列となるように複数組配列し、これら
    の複数組の光学的検出手段の前記2つの受光手段
    の受光量に応じた出力を比較してその差に応じた
    信号を出力する比較手段をそれぞれに設け、これ
    らの比較手段の出力に応じて前記2つの受光手段
    のいずれの受光量が弱いかまたは同じかを表示す
    る表示手段をそれぞれに設けて構成したことを特
    徴とする静脈探査装置。 4 請求項3記載の静脈探査装置において、それ
    ぞれの前記表示手段が、前記2つの受光手段の受
    光量が同じであることを表示する1つの表示素子
    と、この同じであることを表示する表示素子を挾
    んで両横側に前記受光手段のいずれの受光量が弱
    いかを表示する2つの表示素子とを配置し、これ
    らの表示素子の列が前記筐体の外周壁に前記同じ
    であることを表示する表示素子が一列となるよう
    に配列して構成したことを特徴とする静脈探査装
    置。 5 皮膚を透過するとともに静脈内の血液によつ
    て吸光される波長光を狭い範囲に照射する1つの
    発光手段およびこの発光手段を中心に挟んで対向
    するように放射状に配置されて反射光を受光する
    複数対の受光手段とからなる光学的検出手段を設
    け、前記対向する対の受光手段の受光量に応じた
    出力を比較してその差に応じた信号を出力する比
    較手段をそれぞれに設け、これらの比較手段の出
    力に応じて前記対の受光手段の受光量が相違する
    ときに2つの表示素子の一方を点灯し他方を消灯
    していずれの受光量が弱いか表示するとともに受
    光量が同じときに双方の表示素子を点灯する検出
    表示手段を前記受光手段の対の個数だけ設けて構
    成したことを特徴とする静脈探査装置。 6 請求項5記載の静脈探査装置において、前記
    いずれかの対の受光手段の受光量が同じときに点
    灯する中央表示手段を設け、この中央表示手段に
    含まれる表示素子を中心として、前記検出表示手
    段の前記2つの表示素子を対向するように放射状
    で筐体の外周壁に配置して構成したことを特徴と
    する静脈探査装置。
JP63329933A 1988-12-26 1988-12-26 静脈探査装置 Granted JPH02172472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63329933A JPH02172472A (ja) 1988-12-26 1988-12-26 静脈探査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63329933A JPH02172472A (ja) 1988-12-26 1988-12-26 静脈探査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02172472A JPH02172472A (ja) 1990-07-04
JPH0464270B2 true JPH0464270B2 (ja) 1992-10-14

Family

ID=18226898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63329933A Granted JPH02172472A (ja) 1988-12-26 1988-12-26 静脈探査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02172472A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8078263B2 (en) 2000-01-19 2011-12-13 Christie Medical Holdings, Inc. Projection of subsurface structure onto an object's surface
US6556858B1 (en) 2000-01-19 2003-04-29 Herbert D. Zeman Diffuse infrared light imaging system
US7239909B2 (en) 2000-01-19 2007-07-03 Luminetx Technologies Corp. Imaging system using diffuse infrared light
JP4548076B2 (ja) * 2003-10-02 2010-09-22 パナソニック電工株式会社 光式生体情報測定装置
US8135447B2 (en) * 2003-10-02 2012-03-13 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Optical biological information measuring apparatus, optical biological information measuring method, biological information decision apparatus, program and recording medium
CN100352402C (zh) * 2004-06-23 2007-12-05 游秀珍 使用led光源定位身体表浅静脉或特定组织的装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59211430A (ja) * 1983-05-18 1984-11-30 住友電気工業株式会社 反射率分布測定装置
JPS60108043A (ja) * 1983-11-18 1985-06-13 キヤノン株式会社 血管位置指示装置
JPS61293434A (ja) * 1985-06-21 1986-12-24 住友電気工業株式会社 反射スペクトル測定装置の較正方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453889U (ja) * 1977-09-22 1979-04-13

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59211430A (ja) * 1983-05-18 1984-11-30 住友電気工業株式会社 反射率分布測定装置
JPS60108043A (ja) * 1983-11-18 1985-06-13 キヤノン株式会社 血管位置指示装置
JPS61293434A (ja) * 1985-06-21 1986-12-24 住友電気工業株式会社 反射スペクトル測定装置の較正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02172472A (ja) 1990-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040015158A1 (en) Transilluminator device
US6490466B1 (en) Interconnect circuit between non-compatible oximeter and sensor
US9198593B2 (en) Electrocardiogram monitoring
US9114184B2 (en) Device for the hygienisation of medical instruments
JP2009532140A (ja) 静脈ナビゲーション装置
EP2739205A2 (en) Disposable light source for enhanced visualization of subcutaneous structures
JPH02172473A (ja) 静脈探査装置
JPH0464270B2 (ja)
CN105664372A (zh) 黄疸检测蓝光治疗仪
WO2017026393A1 (ja) 血流障害検出装置
JPH02174854A (ja) 静脈探査装置
CN101810482B (zh) 血管显影仪
JPH0442945B2 (ja)
CN109821104B (zh) 一种输液港港座穿刺辅助定位装置
JPH0464271B2 (ja)
CN102599890A (zh) 便携式远红外四肢血管穿刺辅助系统
RU176530U1 (ru) Устройство для неинвазивной визуализации поверхностных подкожных вен
CN212211452U (zh) 一种内科护理用服药监督装置控制电路
AU2017245351A1 (en) Systems and methods for mitigating the effects of tissue blood volume changes to aid in diagnosing infiltration or extravasation in animalia tissue
JPH0464269B2 (ja)
US20220104718A1 (en) Reflective photoplethysmogram sensor and biological information measurement apparatus
CN215136019U (zh) 一种光疗装置
CN215585380U (zh) 适用于帕金森病步态障碍患者的声光辅助步态训练器
CN201668392U (zh) 血管显影仪
CN204652496U (zh) 一种具有血氧检测功能的手机