JPH0464269B2 - - Google Patents
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- JPH0464269B2 JPH0464269B2 JP63317734A JP31773488A JPH0464269B2 JP H0464269 B2 JPH0464269 B2 JP H0464269B2 JP 63317734 A JP63317734 A JP 63317734A JP 31773488 A JP31773488 A JP 31773488A JP H0464269 B2 JPH0464269 B2 JP H0464269B2
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- light
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Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、静脈の位置を簡単な操作で正確かつ
迅速に確認できるようにした静脈探査装置に関す
るものである。
迅速に確認できるようにした静脈探査装置に関す
るものである。
(従来の技術)
医師または看護婦が患者に対して静脈注射や点
滴を行なうためには、まず注射針やカテーテルを
穿刺する患者の静脈の正確な位置を確認できなけ
ればならない。そして、内腕関節付近は比較的に
脂肪層が薄く、静脈の確認が比較的容易である。
そこで、通常、上腕部をゴムバンド等で絞めて静
脈の血行を停止させ、静脈を血圧により浮き出さ
せてより正確な位置の確認がなされる。
滴を行なうためには、まず注射針やカテーテルを
穿刺する患者の静脈の正確な位置を確認できなけ
ればならない。そして、内腕関節付近は比較的に
脂肪層が薄く、静脈の確認が比較的容易である。
そこで、通常、上腕部をゴムバンド等で絞めて静
脈の血行を停止させ、静脈を血圧により浮き出さ
せてより正確な位置の確認がなされる。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、脂肪層が厚いほど静脈の位置を確認
することが困難であり、上記ゴムバンド等を用い
ても確認できない場合もある。このように単にゴ
ムバンドで上腕部を絞めただけでは静脈の位置が
確認できないときには、従来では腕を温めたり針
先で静脈を探る方法が採用されるが、熟練度を要
求されるとともに患者に大きな苦痛を与えるとい
う不具合があつた。さらに、入院患者に対して夜
間に行なわれる定期的処置のさいには、薄暗がり
の中で行なうために一層の困難さが伴なう。ま
た、緊急に処置を行なうときにも困難が伴なう。
することが困難であり、上記ゴムバンド等を用い
ても確認できない場合もある。このように単にゴ
ムバンドで上腕部を絞めただけでは静脈の位置が
確認できないときには、従来では腕を温めたり針
先で静脈を探る方法が採用されるが、熟練度を要
求されるとともに患者に大きな苦痛を与えるとい
う不具合があつた。さらに、入院患者に対して夜
間に行なわれる定期的処置のさいには、薄暗がり
の中で行なうために一層の困難さが伴なう。ま
た、緊急に処置を行なうときにも困難が伴なう。
本発明は、上記した従来の静脈の位置の確認に
関する事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作
で正確かつ迅速に静脈の位置を確認できる静脈探
査装置を提供することを目的とする。
関する事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作
で正確かつ迅速に静脈の位置を確認できる静脈探
査装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
かかる目的を達成するために、本発明の静脈探
査装置は、以下のごとく構成されている。
査装置は、以下のごとく構成されている。
まず、本発明の静脈探査装置は、皮膚を透過す
るとともに静脈内の血液によつて吸光される波長
光を狭い範囲に照射する発光手段と、この発光手
段を挟んで両側に配置されて反射光を受光する2
つの受光手段と、これらの2つの受光手段の受光
量に応じた出力を比較する比較手段と、この比較
手段の出力に応じて前記2つつの受光手段のいず
れの受光量が強いかまたは同じかを表示する表示
手段と、を備えて構成されている。
るとともに静脈内の血液によつて吸光される波長
光を狭い範囲に照射する発光手段と、この発光手
段を挟んで両側に配置されて反射光を受光する2
つの受光手段と、これらの2つの受光手段の受光
量に応じた出力を比較する比較手段と、この比較
手段の出力に応じて前記2つつの受光手段のいず
れの受光量が強いかまたは同じかを表示する表示
手段と、を備えて構成されている。
そして、前記発光手段が、赤色ないし赤外線領
域の波長光を照射するように構成しても良い。
域の波長光を照射するように構成しても良い。
また、小型で携帯できる細長い筐体の先端部に
前記発光手段と受光手段を配置し、前記筐体内に
駆動電源用の電池を収納し、前記筐体の外周壁に
前記表示手段と電源操作スイツチを配置して構成
しても良い。
前記発光手段と受光手段を配置し、前記筐体内に
駆動電源用の電池を収納し、前記筐体の外周壁に
前記表示手段と電源操作スイツチを配置して構成
しても良い。
さらに、前記発光手段で照射する範囲を前記2
つの受光手段を結ぶ線に対して直交する方向に長
いスリツト状とし、前記比較手段の出力のレベル
を反転して表示するレベル表示手段を設けて構成
しても良い。
つの受光手段を結ぶ線に対して直交する方向に長
いスリツト状とし、前記比較手段の出力のレベル
を反転して表示するレベル表示手段を設けて構成
しても良い。
そしてさらに、前記2つの受光手段の受光量が
同じときに、前記レベル表示手段でレベル表示が
なされるように構成しても良い。
同じときに、前記レベル表示手段でレベル表示が
なされるように構成しても良い。
(作用)
まず、発光手段から照射された光は、皮膚を透
過して静脈内の血液で吸光される。また、静脈に
照射されない光は、脂肪層等の人体組織により反
射され、この反射光が再度皮膚を透過して受光手
段に受光される。そして、静脈に対する2つの受
光手段の位置によつて、反射光の光量が変化し、
2つの受光手段の受光量が相違する。すなわち、
静脈と他の組織との吸光特性の違いによる反射光
の光量の相違で、静脈の位置が確認し得る。そこ
で、この2つの受光手段による受光量が相違すれ
ば、受光量の弱い受光手段に対応する表示手段を
表示して、静脈の位置がずれていることを示す。
また、2つの受光手段による受光量が同じであれ
ば、これを表示手段で表示して静脈の位置が本装
置の中心に一致していることを示す。
過して静脈内の血液で吸光される。また、静脈に
照射されない光は、脂肪層等の人体組織により反
射され、この反射光が再度皮膚を透過して受光手
段に受光される。そして、静脈に対する2つの受
光手段の位置によつて、反射光の光量が変化し、
2つの受光手段の受光量が相違する。すなわち、
静脈と他の組織との吸光特性の違いによる反射光
の光量の相違で、静脈の位置が確認し得る。そこ
で、この2つの受光手段による受光量が相違すれ
ば、受光量の弱い受光手段に対応する表示手段を
表示して、静脈の位置がずれていることを示す。
また、2つの受光手段による受光量が同じであれ
ば、これを表示手段で表示して静脈の位置が本装
置の中心に一致していることを示す。
そして、赤色ないし赤外線領域の波長光を照射
すれば、皮膚表面の反射および表皮と真皮におけ
る光の吸収が少なく、しかも静脈内の血液による
吸光度が高く、静脈と他の組織とによる反射光の
光量が大きく相違し、受光手段で静脈と他の組織
とでは、大きく相違した受光量が得られる。
すれば、皮膚表面の反射および表皮と真皮におけ
る光の吸収が少なく、しかも静脈内の血液による
吸光度が高く、静脈と他の組織とによる反射光の
光量が大きく相違し、受光手段で静脈と他の組織
とでは、大きく相違した受光量が得られる。
また、装置を小型で携帯できる筐体に収納する
とともに、駆動電源用の電池をも収納すれば、持
ち運びに便利であるとともにどこででも本装置を
使用し得る。
とともに、駆動電源用の電池をも収納すれば、持
ち運びに便利であるとともにどこででも本装置を
使用し得る。
さらに、発光手段でスリツト状に照射し、その
反射光を受光手段で受光するらば、静脈の位置が
本装置の中心と一致した状態態で静脈の方向とス
リツト状の方向が平行となつたときに、静脈内の
血液による光の吸収が最大となり、2つの受光手
段の受光量は最小となり、方向がずれると受光量
が増加する。そこで、受光量に応じた出力のレベ
ルを反転して表示すれば、最大のレベルが表示さ
れた状態で、スリツト状の方向に静脈の方向が一
致したことが示される。
反射光を受光手段で受光するらば、静脈の位置が
本装置の中心と一致した状態態で静脈の方向とス
リツト状の方向が平行となつたときに、静脈内の
血液による光の吸収が最大となり、2つの受光手
段の受光量は最小となり、方向がずれると受光量
が増加する。そこで、受光量に応じた出力のレベ
ルを反転して表示すれば、最大のレベルが表示さ
れた状態で、スリツト状の方向に静脈の方向が一
致したことが示される。
そしてさらに、2つの受光手段の受光量が同じ
ときにレベル表示がなされるならば、静脈の位置
が本装置の中心と一致したときにはじめてレベル
表示がなされる。
ときにレベル表示がなされるならば、静脈の位置
が本装置の中心と一致したときにはじめてレベル
表示がなされる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を第1図ないし第7図を
参照して説明する。第1図は、本発明の静脈探査
装置の一実施例の回路図であり、第2図は、本発
明の静脈探査装置の外観斜視図であり、第3図
は、第2図の筐体先端部分A−A矢視断面図であ
り、第4図は、第2図の筐体先端部分のB−B矢
視断面図であり、第5図ないし第7図は、静脈に
対する本装置の位置によつて表示がそれぞれ異な
ることを示す図である。
参照して説明する。第1図は、本発明の静脈探査
装置の一実施例の回路図であり、第2図は、本発
明の静脈探査装置の外観斜視図であり、第3図
は、第2図の筐体先端部分A−A矢視断面図であ
り、第4図は、第2図の筐体先端部分のB−B矢
視断面図であり、第5図ないし第7図は、静脈に
対する本装置の位置によつて表示がそれぞれ異な
ることを示す図である。
まず、第2図ないし第4図において、本発明の
静脈探査装置は、小型で携帯できる細長い筐体1
の先端部に、赤色ないし赤外線領域の波長光
(700nm〜2000nm)を発光する発光手段としての
LEDまたはランプ等の発光素子2が先端前方を
照射するように中央に配置される。また、筐体1
の先端部に、この発光素子2を挟んで両側で、赤
色ないし赤外線領域の波長を受光する受光手段と
してのフオトトランジスタまたはフオトダイオー
ド等の受光素子3,3が配置される。そして、発
光素子2および受光素子3,3は、図示しない光
学レンズを備え、発光素子2は、狭い範囲をスポ
ツト的に照射し、受光素子3,3は、所定方向か
らの反射光のみを受光するよう図られる。これら
の受光素子3,3は、発光素子2の照射方向に対
して交差するように若干の角度を持つて、静脈以
外の他の組織による反射光のみを効率良く受光で
きるように配置される。
静脈探査装置は、小型で携帯できる細長い筐体1
の先端部に、赤色ないし赤外線領域の波長光
(700nm〜2000nm)を発光する発光手段としての
LEDまたはランプ等の発光素子2が先端前方を
照射するように中央に配置される。また、筐体1
の先端部に、この発光素子2を挟んで両側で、赤
色ないし赤外線領域の波長を受光する受光手段と
してのフオトトランジスタまたはフオトダイオー
ド等の受光素子3,3が配置される。そして、発
光素子2および受光素子3,3は、図示しない光
学レンズを備え、発光素子2は、狭い範囲をスポ
ツト的に照射し、受光素子3,3は、所定方向か
らの反射光のみを受光するよう図られる。これら
の受光素子3,3は、発光素子2の照射方向に対
して交差するように若干の角度を持つて、静脈以
外の他の組織による反射光のみを効率良く受光で
きるように配置される。
そして、筐体1には、駆動電源用の電池4が容
易に交換し得るように収納される。また、筐体1
の外周壁には、電池4の駆動電源を供給制御する
ための電源操作スイツチ5と、本装置と静脈との
位置の関係を表示する表示手段としてのLEDま
たはランプ等の表示素子6,6,6が配置され
る。さらに、筐体1の先端部の外周壁中央に本装
置の中心を示す矢印7が刻印されるとともに、本
装置をポケツトやカルテ等に挟むためのクリツプ
8が設けられる。そしてさらに、筐体1は、樹脂
等により成形されるとともに防水構造とされ、容
易に洗浄および消毒できるように構成される。
易に交換し得るように収納される。また、筐体1
の外周壁には、電池4の駆動電源を供給制御する
ための電源操作スイツチ5と、本装置と静脈との
位置の関係を表示する表示手段としてのLEDま
たはランプ等の表示素子6,6,6が配置され
る。さらに、筐体1の先端部の外周壁中央に本装
置の中心を示す矢印7が刻印されるとともに、本
装置をポケツトやカルテ等に挟むためのクリツプ
8が設けられる。そしてさらに、筐体1は、樹脂
等により成形されるとともに防水構造とされ、容
易に洗浄および消毒できるように構成される。
次に、第1図により本装置の回路を説明する。
第1図において、発光素子2としてのLED10
のアノードと受光素子3,3としてのフオトトラ
ンジスタ11,12のコレクタが電圧+Vに接続
される。そして、LED10のカソードは抵抗を
介して接地される。また、フオトトランジスタ1
1,12のエミツタは、それぞれトランジスタ1
3,14のベースに接続される。これらのトラン
ジスタ13,14のコレクタは電圧+Vに接続さ
れる。一方のトランジスタ13のエミツタは、抵
抗を介して接地されるとともに、別の抵抗を介し
て差動アンプ15の−入力端子に接続される。ま
た、他のトランジスタ14のエミツタは、抵抗を
介して接地されるとともに、別の抵抗抗を介して
差動アンプ15の+入力端子に接続される。この
差動アンプ15の+入力端子は、電圧+Vと−V
が両端に接続されたオフセツト調整用の可変抵抗
器の摺動子が接続される。また、差動アンプ15
の−入力端子と出力端子は、帰還抵抗を介して接
続される。なお、LED10とフオトトランジス
タ11,12およびトランジスタ13,14でフ
オトインタラプタ手段16が構成され、差動アン
プ15を含んで比較手段17が構成される。
第1図において、発光素子2としてのLED10
のアノードと受光素子3,3としてのフオトトラ
ンジスタ11,12のコレクタが電圧+Vに接続
される。そして、LED10のカソードは抵抗を
介して接地される。また、フオトトランジスタ1
1,12のエミツタは、それぞれトランジスタ1
3,14のベースに接続される。これらのトラン
ジスタ13,14のコレクタは電圧+Vに接続さ
れる。一方のトランジスタ13のエミツタは、抵
抗を介して接地されるとともに、別の抵抗を介し
て差動アンプ15の−入力端子に接続される。ま
た、他のトランジスタ14のエミツタは、抵抗を
介して接地されるとともに、別の抵抗抗を介して
差動アンプ15の+入力端子に接続される。この
差動アンプ15の+入力端子は、電圧+Vと−V
が両端に接続されたオフセツト調整用の可変抵抗
器の摺動子が接続される。また、差動アンプ15
の−入力端子と出力端子は、帰還抵抗を介して接
続される。なお、LED10とフオトトランジス
タ11,12およびトランジスタ13,14でフ
オトインタラプタ手段16が構成され、差動アン
プ15を含んで比較手段17が構成される。
さらに、差動アンプ15の出力端子は、5Hzを
遮断周波数とするローパスフイルタ18に接続さ
れる。そして、このローパスフイルタ18の出力
端子は、抵抗を介して表示素子6,6としての逆
並列接続されたLED19,20の一端に接続さ
れ、LED19,20の他端は接地される。
遮断周波数とするローパスフイルタ18に接続さ
れる。そして、このローパスフイルタ18の出力
端子は、抵抗を介して表示素子6,6としての逆
並列接続されたLED19,20の一端に接続さ
れ、LED19,20の他端は接地される。
また、ローパスフイルタ18の出力端子は、2
つの差動アンプ21,22の−入力端子と+入力
端子にそれぞれ接続される。これらの差動アンプ
21,22の他方の+入力端子と−入力端子は、
電圧+Vと−Vが両端に接続された検出幅調整用
の可変抵抗器の摺動子がそれぞれ接続される。そ
して、2つの差動アンプ21,22の出力端子
は、ダイオード23,24をそれぞれ順方向に介
して接続され、その接続点がさらに抵抗を介して
トランジスタ25のベースに接続される。このト
ランジジスタ25のベースは抵抗を介して接地さ
れ、エミツタも接地され、コレクタは抵抗を介し
て電圧+Vに接続されるとともに、別の抵抗を介
して表示素子6としてのLED26のアノードに
接続される。LED26のカソードは接地される。
なお、差動アンプ21,22とダイオード23,
24およびトランジスタ25を含んでウインドコ
ンパレータ27が構成される。また、LED26
を中心にして左右にLED19,20が配置ささ
れて表示手段28が構成される。そして、第1図
において、30は皮膚を示し、31は静脈の断面
である。
つの差動アンプ21,22の−入力端子と+入力
端子にそれぞれ接続される。これらの差動アンプ
21,22の他方の+入力端子と−入力端子は、
電圧+Vと−Vが両端に接続された検出幅調整用
の可変抵抗器の摺動子がそれぞれ接続される。そ
して、2つの差動アンプ21,22の出力端子
は、ダイオード23,24をそれぞれ順方向に介
して接続され、その接続点がさらに抵抗を介して
トランジスタ25のベースに接続される。このト
ランジジスタ25のベースは抵抗を介して接地さ
れ、エミツタも接地され、コレクタは抵抗を介し
て電圧+Vに接続されるとともに、別の抵抗を介
して表示素子6としてのLED26のアノードに
接続される。LED26のカソードは接地される。
なお、差動アンプ21,22とダイオード23,
24およびトランジスタ25を含んでウインドコ
ンパレータ27が構成される。また、LED26
を中心にして左右にLED19,20が配置ささ
れて表示手段28が構成される。そして、第1図
において、30は皮膚を示し、31は静脈の断面
である。
かかる構成からなる本発明の静脈探査装置の動
作を、第5図ないし第7図を参照して以下説明す
る。
作を、第5図ないし第7図を参照して以下説明す
る。
まず、筐体1の先端部を例えば内腕関節付近の
静脈31上と思われる皮膚30に当接して、電源
操作スイツチ5を投入する。すると、発光素子2
としてのLED10から赤色ないし赤外線領域の
波長光が皮膚30にスポツト的に照射され、皮膚
30を透過して静脈31または他の組織を照射す
る。ここで、静脈31内を流れる血液に含まれる
還元ヘモグロビンによつて照射された照射光が吸
光される。また、他の組織に照射れた照射光は反
射されて、再び皮膚30を透過して受光素子3,
3としてのフオトトランジスタ11,12に受光
される。
静脈31上と思われる皮膚30に当接して、電源
操作スイツチ5を投入する。すると、発光素子2
としてのLED10から赤色ないし赤外線領域の
波長光が皮膚30にスポツト的に照射され、皮膚
30を透過して静脈31または他の組織を照射す
る。ここで、静脈31内を流れる血液に含まれる
還元ヘモグロビンによつて照射された照射光が吸
光される。また、他の組織に照射れた照射光は反
射されて、再び皮膚30を透過して受光素子3,
3としてのフオトトランジスタ11,12に受光
される。
ところで、皮膚30に照射される光は、波長に
よつて皮膚30を透過しまたは吸収され、さらに
表面で反射される性質が著しく相違する。そし
て、近紫外光では角質層での吸収が大きく、また
可視光では皮膚30の表面での反射が大きい。さ
らに、赤色ないし赤外線領域の波長光(700nm〜
2000nm)は比較的に皮膚30による吸収および
反射が少なく、真皮を透過し易い、そして、波長
が比較的大きい赤外線(3000nm)程度になると、
再び角質層での吸収が大きくなる。ところで、赤
色ないし赤外線領域の波長光に対して、脂肪層等
の他の人体組織は反射特性を有するが、静脈31
内の血液は特異な吸光特性を有する。このため
に、赤外ないし赤外線領域の波長光を照射するこ
とで、静脈31と他の組織からの反射光の光量の
差が最も大きくなる。
よつて皮膚30を透過しまたは吸収され、さらに
表面で反射される性質が著しく相違する。そし
て、近紫外光では角質層での吸収が大きく、また
可視光では皮膚30の表面での反射が大きい。さ
らに、赤色ないし赤外線領域の波長光(700nm〜
2000nm)は比較的に皮膚30による吸収および
反射が少なく、真皮を透過し易い、そして、波長
が比較的大きい赤外線(3000nm)程度になると、
再び角質層での吸収が大きくなる。ところで、赤
色ないし赤外線領域の波長光に対して、脂肪層等
の他の人体組織は反射特性を有するが、静脈31
内の血液は特異な吸光特性を有する。このため
に、赤外ないし赤外線領域の波長光を照射するこ
とで、静脈31と他の組織からの反射光の光量の
差が最も大きくなる。
そこで、仮に本装置が、第5図aのごとく、静
脈31からら若干左にずれており、右側のフオト
トランジスタ11の受光量が、左側のフオトトラ
ンジスタ12の受光量より大幅に小さいと、差動
アンプ15から大きなプラス電圧が出力され、ロ
ーパスフイルタ18を介してウインドコンパレー
タ27と表示素子6,6としてのLED19,2
0に与えられる。ここで、出力電圧の絶対値が大
きいためウインドコンパレータ27のトランジス
タ25のコレクタは“L”レベルであつてLED
26は点灯しない。また、ローパスフイルタ18
の出力がプラス電圧であるので、順方向電圧が与
えられる右側に配置された一方のLED20のみ
が、第5図bのごとく、点灯される。そして、こ
の右側に配置されたLED20の点灯により、本
装置が静脈31から若干左にずれていることが確
認できる。
脈31からら若干左にずれており、右側のフオト
トランジスタ11の受光量が、左側のフオトトラ
ンジスタ12の受光量より大幅に小さいと、差動
アンプ15から大きなプラス電圧が出力され、ロ
ーパスフイルタ18を介してウインドコンパレー
タ27と表示素子6,6としてのLED19,2
0に与えられる。ここで、出力電圧の絶対値が大
きいためウインドコンパレータ27のトランジス
タ25のコレクタは“L”レベルであつてLED
26は点灯しない。また、ローパスフイルタ18
の出力がプラス電圧であるので、順方向電圧が与
えられる右側に配置された一方のLED20のみ
が、第5図bのごとく、点灯される。そして、こ
の右側に配置されたLED20の点灯により、本
装置が静脈31から若干左にずれていることが確
認できる。
そこで、第6図aのごとく、本装置を右側に若
干移動して静脈31と位置が一致すると、2つの
フオトトランジスタ11,12の受光量は等し
く、差動アンプ15からは零または極めて小さい
出力電圧が出力される。このために、ローパスフ
イルタ18からも零または極めて小さ出力電圧が
出力される。そして、LED19,20は印加さ
れる電圧が零または小さ過ぎて点灯しない。ま
た、ウインドコンパレータ27のトランジスタ2
5はOFFとなり、表示素子6としての中央に配
置されたLED26に順方向電圧が与えられて、
第6図bのごとく、点灯する。この中央に配置さ
れたLED26の点灯により、本装置が静脈31
上の位置にあることが簡単に確認できる。
干移動して静脈31と位置が一致すると、2つの
フオトトランジスタ11,12の受光量は等し
く、差動アンプ15からは零または極めて小さい
出力電圧が出力される。このために、ローパスフ
イルタ18からも零または極めて小さ出力電圧が
出力される。そして、LED19,20は印加さ
れる電圧が零または小さ過ぎて点灯しない。ま
た、ウインドコンパレータ27のトランジスタ2
5はOFFとなり、表示素子6としての中央に配
置されたLED26に順方向電圧が与えられて、
第6図bのごとく、点灯する。この中央に配置さ
れたLED26の点灯により、本装置が静脈31
上の位置にあることが簡単に確認できる。
さらに、第7図aのごとく、本装置を静脈31
からさらに若干右側に移動させれば、左側のフオ
トトランジスタ12の受光量が、右側のフオトト
ランジスタ111の受光量より大幅に小さくな
る。このために、差動アンプ15から大きなマイ
ナス電圧が出力され、ローパスフイルタ18を介
してウインドコンパレータ27とLED19,2
0に与えられる。ここで、出力電圧の絶対値が大
きいために、ウインドコンパレータ27のトラン
ジスタ25のコレクタは“L”レベルでLED2
6は点灯しない。また、ローパスフイルタ18の
出力がマイナス電圧であるので、順方向電圧が与
えられる左側に配置された他方のLED19のみ
が、第7図bのごとく、点灯される。そして、こ
の左側に配置されたLED19の点灯により、本
装置が静脈31から若干右にずれていることが確
認できる。
からさらに若干右側に移動させれば、左側のフオ
トトランジスタ12の受光量が、右側のフオトト
ランジスタ111の受光量より大幅に小さくな
る。このために、差動アンプ15から大きなマイ
ナス電圧が出力され、ローパスフイルタ18を介
してウインドコンパレータ27とLED19,2
0に与えられる。ここで、出力電圧の絶対値が大
きいために、ウインドコンパレータ27のトラン
ジスタ25のコレクタは“L”レベルでLED2
6は点灯しない。また、ローパスフイルタ18の
出力がマイナス電圧であるので、順方向電圧が与
えられる左側に配置された他方のLED19のみ
が、第7図bのごとく、点灯される。そして、こ
の左側に配置されたLED19の点灯により、本
装置が静脈31から若干右にずれていることが確
認できる。
このように、本装置を静脈31を横切るように
移動させ、LED26が点灯する位置で停止させ
れば、本装置の矢印7の下に静脈31が存在する
ことが簡単な操作で、正確かつ迅速に確認でき
る。
移動させ、LED26が点灯する位置で停止させ
れば、本装置の矢印7の下に静脈31が存在する
ことが簡単な操作で、正確かつ迅速に確認でき
る。
なお、ローパスフイルタ18は商用周波電圧で
点灯される室内照明灯等の外来光が雑音として出
力されるのを防止するように作用する。
点灯される室内照明灯等の外来光が雑音として出
力されるのを防止するように作用する。
第8図ないし第15図は、本発明の静脈探査装
置の他の実施例を示す図である。第8図は、本発
明の静脈探査装置の他の実施例のブロツク回路図
であり、第9図は、第8図の他の実施例の静脈探
査装置の外観斜視図であり、第10図は、第9図
の筐体先端部分のC−C矢視断面図であり、第1
1図は、第9図の筐体先端部のD矢視のスリツト
の図であり、第12図ないし第15図は、静脈に
対する本装置の位置および方向によつて表示がそ
れぞれ異なることを示す図である。第8図ないし
第15図において、第1図ないし第7図と同一部
材等には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
置の他の実施例を示す図である。第8図は、本発
明の静脈探査装置の他の実施例のブロツク回路図
であり、第9図は、第8図の他の実施例の静脈探
査装置の外観斜視図であり、第10図は、第9図
の筐体先端部分のC−C矢視断面図であり、第1
1図は、第9図の筐体先端部のD矢視のスリツト
の図であり、第12図ないし第15図は、静脈に
対する本装置の位置および方向によつて表示がそ
れぞれ異なることを示す図である。第8図ないし
第15図において、第1図ないし第7図と同一部
材等には同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
まず、第9図ないし第11図において、筐体1
の外周壁にLED等を複数個並べて形成したレベ
ル表示素子群40が配置される。また、発光素子
2が照射する範囲を2つの受光素子3,3を結ぶ
線に対して直光する方向に長いスリツト状とすべ
く、筐体1の先端面にスリツト41が設けられ
る。また、受光素子3,3に臨んで、スリツト4
1と平行なスリツト42,42がそれぞれ設けら
れる。
の外周壁にLED等を複数個並べて形成したレベ
ル表示素子群40が配置される。また、発光素子
2が照射する範囲を2つの受光素子3,3を結ぶ
線に対して直光する方向に長いスリツト状とすべ
く、筐体1の先端面にスリツト41が設けられ
る。また、受光素子3,3に臨んで、スリツト4
1と平行なスリツト42,42がそれぞれ設けら
れる。
次に、第8図により回路を説明する。第8図に
おいて、ローパスフイルタ18の出力電圧が開閉
手段43を介して反転増幅手段44に与えられ
る。この開閉手段43は、常開機能を有し、ウイ
ンドコンパレータ27の出力が“H”レベルとな
ると閉成される。そして、反転増幅手段44で反
転増幅された電圧が、A/D変換回路45に与え
られてデジタル値に変換され、さらにこのデジタ
ル値がレベル表示駆動手段46に与えられる。こ
のレベル表示駆動手段46は、デジタル値に応じ
てレベル表示素子群40のLEDの点灯個数を制
御する。すなわち、開閉手段43が閉成状態で、
ローパスフイルタ18の出力電圧が小さいほどレ
ベル表示素子群40のLEDの点灯個数が多く、
ローパスフイルタ18の出力電圧が大きいほど点
灯個数が少ない。なお、反転増幅手段44とA/
D変換回路45とレベル表示駆動手段46および
レベル表示素子群40により、レベル表示手段4
7が構成される。
おいて、ローパスフイルタ18の出力電圧が開閉
手段43を介して反転増幅手段44に与えられ
る。この開閉手段43は、常開機能を有し、ウイ
ンドコンパレータ27の出力が“H”レベルとな
ると閉成される。そして、反転増幅手段44で反
転増幅された電圧が、A/D変換回路45に与え
られてデジタル値に変換され、さらにこのデジタ
ル値がレベル表示駆動手段46に与えられる。こ
のレベル表示駆動手段46は、デジタル値に応じ
てレベル表示素子群40のLEDの点灯個数を制
御する。すなわち、開閉手段43が閉成状態で、
ローパスフイルタ18の出力電圧が小さいほどレ
ベル表示素子群40のLEDの点灯個数が多く、
ローパスフイルタ18の出力電圧が大きいほど点
灯個数が少ない。なお、反転増幅手段44とA/
D変換回路45とレベル表示駆動手段46および
レベル表示素子群40により、レベル表示手段4
7が構成される。
かかる構成おいて、筐体1の先端部を例えば内
腕関節付近の静脈31上と思われる皮膚30に当
接して、電源操作スイツチ5を投入する。する
と、仮に本装置が第12図のごとく静脈31から
若干左にずれていれば、第12図のごとく、右側
に配置されたLED20のみが点灯する。ここで、
ウインドコンパレータ27の出力は“L”レベル
であり、開閉手段43は閉成されず、レベル表示
駆動手段46により、第12図cのごとく、レベ
ル表示群40は点灯されない。
腕関節付近の静脈31上と思われる皮膚30に当
接して、電源操作スイツチ5を投入する。する
と、仮に本装置が第12図のごとく静脈31から
若干左にずれていれば、第12図のごとく、右側
に配置されたLED20のみが点灯する。ここで、
ウインドコンパレータ27の出力は“L”レベル
であり、開閉手段43は閉成されず、レベル表示
駆動手段46により、第12図cのごとく、レベ
ル表示群40は点灯されない。
また、逆に、第13図aのごとく、本装置が静
脈31から若干右にずれていれば、第13図bの
ごとく、左側に配置されたLED19が点灯する。
そして、第13図cのごとく、レベル表示素子群
40は点灯されない。
脈31から若干右にずれていれば、第13図bの
ごとく、左側に配置されたLED19が点灯する。
そして、第13図cのごとく、レベル表示素子群
40は点灯されない。
さらに、位置を修正して第14図aのごとく本
装置が静脈31と一致すると、第14図bのごと
く中央に配置されたLED26が点灯する。ここ
で、ウインドコンパレータ27の出力は“H”レ
ベルとなり、開閉手段43が閉成され、ローパス
フイルタ18の出力電圧に応じてレベル表示駆動
手段46により第14図cのごとくレベル表示素
子群40の数個のLEDが点灯される。
装置が静脈31と一致すると、第14図bのごと
く中央に配置されたLED26が点灯する。ここ
で、ウインドコンパレータ27の出力は“H”レ
ベルとなり、開閉手段43が閉成され、ローパス
フイルタ18の出力電圧に応じてレベル表示駆動
手段46により第14図cのごとくレベル表示素
子群40の数個のLEDが点灯される。
ところで、第14図aのごとく、本装置の向き
と、静脈31の向きがずれて平行となつていない
状態では、LED10によるスリツト状の照射範
囲が静脈31と交差し、静脈31による吸光が少
なく、他の組織により反射される反射光が多い。
このために、フオトトランジスタ11,12の受
光量が多く、その相違も大きい。したがつて、ロ
ーパスフイルタ18の出力電圧も大きく、第14
図cのごとく、レベル表示素子群40の点灯され
たLEDの個数が少ない。そこで、本装置の位置
をを変えずに向きを修正して、第15図aのごと
く、静脈31の方向と本装置の向きが一致する
と、LED10によるスリツト状の照射範囲が静
脈31と重なり、静脈31による吸光が多くな
り、他の組織により反射される反射光が最も少な
くなる。そして、スリツト42,42により他の
組織による反射光がフオトトランジスタ11,1
2で最も受光しにくい。そこで、フオトトランジ
スタ11,12の受光量は最小となり、その相違
も小さい。したがつて、ローパスフイルタ18の
出力電圧も小さく、第15図cのごとく、レベル
表示素子群40の点灯されたLEDの個数が最大
となる。
と、静脈31の向きがずれて平行となつていない
状態では、LED10によるスリツト状の照射範
囲が静脈31と交差し、静脈31による吸光が少
なく、他の組織により反射される反射光が多い。
このために、フオトトランジスタ11,12の受
光量が多く、その相違も大きい。したがつて、ロ
ーパスフイルタ18の出力電圧も大きく、第14
図cのごとく、レベル表示素子群40の点灯され
たLEDの個数が少ない。そこで、本装置の位置
をを変えずに向きを修正して、第15図aのごと
く、静脈31の方向と本装置の向きが一致する
と、LED10によるスリツト状の照射範囲が静
脈31と重なり、静脈31による吸光が多くな
り、他の組織により反射される反射光が最も少な
くなる。そして、スリツト42,42により他の
組織による反射光がフオトトランジスタ11,1
2で最も受光しにくい。そこで、フオトトランジ
スタ11,12の受光量は最小となり、その相違
も小さい。したがつて、ローパスフイルタ18の
出力電圧も小さく、第15図cのごとく、レベル
表示素子群40の点灯されたLEDの個数が最大
となる。
このように、第15図b,cのごとく、中央に
配置されたLED26が点灯されるとともに、レ
ベル表示素子群40の点灯されたLEDの個数が
最大の状態で、矢印7の下で矢印7の方向に、静
脈31が走つていることが容易に確認できる。
配置されたLED26が点灯されるとともに、レ
ベル表示素子群40の点灯されたLEDの個数が
最大の状態で、矢印7の下で矢印7の方向に、静
脈31が走つていることが容易に確認できる。
なお、上記実施例では、筐体1内に駆動用電源
としての電池4を収納したが、これに限られず、
商用周波電圧を駆動用電源としても良いことは勿
論である。また、他の実施例において、開閉手段
43がウインドコンパレータ27の出力によつて
自動的に制御されるようにしたが、開閉手段43
を開閉制御する手動スイツチを筐体1の外周壁に
設け、位置が一致したときにこの手動スイツチを
操作してレベル表示駆動手段46を駆動させるよ
うにしても良い。さらに、開閉手段43は、レベ
ル表示手段47を駆動させるか否かを制御するも
ので、レベル表示素子群40前段に設けられてい
ればば良い。そしてさらに、開閉手段43を設け
ずに、常時レベル表示素子群40が点灯される状
態であつても良い。
としての電池4を収納したが、これに限られず、
商用周波電圧を駆動用電源としても良いことは勿
論である。また、他の実施例において、開閉手段
43がウインドコンパレータ27の出力によつて
自動的に制御されるようにしたが、開閉手段43
を開閉制御する手動スイツチを筐体1の外周壁に
設け、位置が一致したときにこの手動スイツチを
操作してレベル表示駆動手段46を駆動させるよ
うにしても良い。さらに、開閉手段43は、レベ
ル表示手段47を駆動させるか否かを制御するも
ので、レベル表示素子群40前段に設けられてい
ればば良い。そしてさらに、開閉手段43を設け
ずに、常時レベル表示素子群40が点灯される状
態であつても良い。
(発明の効果)
本発明の静脈探査装置は、以上説明したように
構成されているので、以下に記載するような優れ
た効果を奏する。
構成されているので、以下に記載するような優れ
た効果を奏する。
まず、皮膚に先端部を当接して、静脈を横切る
ように移動させることで、表示手段の表示状態で
静脈の位置が容易に正確かつ迅速に確認し得る。
また、何んら患者に苦痛を与えることがない。
ように移動させることで、表示手段の表示状態で
静脈の位置が容易に正確かつ迅速に確認し得る。
また、何んら患者に苦痛を与えることがない。
そして、赤色ないし赤外線領域の波長光を照射
するならば、静脈と他の組織の吸光特性の違いに
より、他の組織からの強い反射光を受光でき、静
脈の位置を最も確実に確認できる。
するならば、静脈と他の組織の吸光特性の違いに
より、他の組織からの強い反射光を受光でき、静
脈の位置を最も確実に確認できる。
また、本装置を、電池を収納して小型で携帯で
きるようにすれば、持ち運びに便利であるととも
にどこででも使用でき、パーソナルユースとして
実用上有益である。
きるようにすれば、持ち運びに便利であるととも
にどこででも使用でき、パーソナルユースとして
実用上有益である。
さらに、レベル表示手段によつて、静脈の方向
も確認できるようにすれば、注射針やカテーテル
を穿刺する方向が明らかとなり、より確実に静脈
への穿刺が可能である。
も確認できるようにすれば、注射針やカテーテル
を穿刺する方向が明らかとなり、より確実に静脈
への穿刺が可能である。
そしてさらに、2つの受光手段の受光量が同じ
で本装置が静脈の位置と一致したときに、レベル
表示を行なうならば、位置がずれている状態では
不必要にレベル表示がなされて表示手段の見誤り
や電池の不要な消耗がない。
で本装置が静脈の位置と一致したときに、レベル
表示を行なうならば、位置がずれている状態では
不必要にレベル表示がなされて表示手段の見誤り
や電池の不要な消耗がない。
第1図は、本発明の静脈探査装置の一実施例の
回路図であり、第2図は、本発明の静脈探査装置
の外観斜視図であり、第3図は、第2図の筐体先
端部分のA−A矢視断面図であり、第4図は、第
2図の筐体先端部分のB−B矢視断面図であり、
第5図ないし第7図は、静脈に対する本装置の位
置によつて表示がそれぞれ異なることを示す図で
あり、第8図は、本発明の静脈探査装置の他の実
施例のブロツク回路図であり、第9図は、第8図
の他の実施例の静脈探査装置の外観斜視図であ
り、第10図は、第9図の筐体先端部分のC−C
矢視断面図であり、第11図は、第9図の筐体先
端部のD矢視のスリツトの図であり、第12図な
いし第15図は、静脈に対する本装置の位置およ
び方向によつて表示がそれぞれ異なることを示す
図である。 1……筐体、2……発光素子、3……受光素
子、4……電池、5……電源操作スイツチ、1
0,19,20,26……LED、11,12…
…フオトトランジスタ、17……比較手段、27
……ウインドコンパレータ、28……表示手段、
30……皮膚、31……静脈、40……レベル表
示素子群、41,42……スリツト、43……開
閉手段、44……反転増幅手段、46……レベル
表示駆動手段、47……レベル表示手段。
回路図であり、第2図は、本発明の静脈探査装置
の外観斜視図であり、第3図は、第2図の筐体先
端部分のA−A矢視断面図であり、第4図は、第
2図の筐体先端部分のB−B矢視断面図であり、
第5図ないし第7図は、静脈に対する本装置の位
置によつて表示がそれぞれ異なることを示す図で
あり、第8図は、本発明の静脈探査装置の他の実
施例のブロツク回路図であり、第9図は、第8図
の他の実施例の静脈探査装置の外観斜視図であ
り、第10図は、第9図の筐体先端部分のC−C
矢視断面図であり、第11図は、第9図の筐体先
端部のD矢視のスリツトの図であり、第12図な
いし第15図は、静脈に対する本装置の位置およ
び方向によつて表示がそれぞれ異なることを示す
図である。 1……筐体、2……発光素子、3……受光素
子、4……電池、5……電源操作スイツチ、1
0,19,20,26……LED、11,12…
…フオトトランジスタ、17……比較手段、27
……ウインドコンパレータ、28……表示手段、
30……皮膚、31……静脈、40……レベル表
示素子群、41,42……スリツト、43……開
閉手段、44……反転増幅手段、46……レベル
表示駆動手段、47……レベル表示手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 皮膚を透過するとともに静脈内の血液によつ
て吸光される波長光を狭い範囲に照射する発光手
段と、この発光手段を挟んで両側に配置されて反
射光を受光する2つの受光手段と、これらの2つ
の受光手段の受光量に応じた出力を比較する比較
手段と、この比較手段の出力に応じて前記2つの
受光手段のいずれの受光量が強いかまたは同じか
を表示する表示手段と、を備えて構成したことを
特徴とする静脈探査装置。 2 前記発光手段が、赤色ないし赤外線領域の波
長光を照射するように構成したことを特徴とする
請求項1記載の静脈探査装置。 3 小型で携帯できる細長い筐体の先端部に前記
発光手段と受光手段を配置し、前記筐体内に駆動
電源用の電池を収納し、前記筐体の外周壁に前記
表示手段と電源操作スイツチを配置して構成した
ことを特徴とする請求項1または2記載の静脈探
査装置。 4 前記発光手段で照射する範囲を前記2つの受
光手段を結ぶ線に対して直光する方向に長いスリ
ツト状とし、前記比較手段の出力のレベルを反転
して表示するレベル表示手段を設けて構成したこ
とを特徴とする請求項1ないし3記載のいれかの
静脈探査装置。 5 前記2つの受光手段の受光量が同じときに、
前記レベル表示手段でレベル表示がなされるよう
に構成したことを特徴とする請求項4記載の静脈
探査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63317734A JPH02161956A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 静脈探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63317734A JPH02161956A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 静脈探査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02161956A JPH02161956A (ja) | 1990-06-21 |
JPH0464269B2 true JPH0464269B2 (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=18091447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63317734A Granted JPH02161956A (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 静脈探査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02161956A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2429056B (en) * | 2005-08-10 | 2008-01-02 | Toshiba Res Europ Ltd | A medical device |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59211430A (ja) * | 1983-05-18 | 1984-11-30 | 住友電気工業株式会社 | 反射率分布測定装置 |
JPS60108043A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-13 | キヤノン株式会社 | 血管位置指示装置 |
JPS61293434A (ja) * | 1985-06-21 | 1986-12-24 | 住友電気工業株式会社 | 反射スペクトル測定装置の較正方法 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP63317734A patent/JPH02161956A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59211430A (ja) * | 1983-05-18 | 1984-11-30 | 住友電気工業株式会社 | 反射率分布測定装置 |
JPS60108043A (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-13 | キヤノン株式会社 | 血管位置指示装置 |
JPS61293434A (ja) * | 1985-06-21 | 1986-12-24 | 住友電気工業株式会社 | 反射スペクトル測定装置の較正方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02161956A (ja) | 1990-06-21 |
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