JPH0464167B2 - - Google Patents
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- JPH0464167B2 JPH0464167B2 JP22680284A JP22680284A JPH0464167B2 JP H0464167 B2 JPH0464167 B2 JP H0464167B2 JP 22680284 A JP22680284 A JP 22680284A JP 22680284 A JP22680284 A JP 22680284A JP H0464167 B2 JPH0464167 B2 JP H0464167B2
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- Japan
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- winding
- foil
- lead
- sheet
- wound
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 38
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 25
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/2876—Cooling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、鉄心のまわりに金属シートと絶縁シ
ートとを重ねて巻回して成る箔状巻線を有する箔
巻変圧器に関するもので、特に巻線の巻始めに配
設される口出し導体の基礎絶縁筒への取付け手段
に改良を施した箔巻変圧器に係る。
ートとを重ねて巻回して成る箔状巻線を有する箔
巻変圧器に関するもので、特に巻線の巻始めに配
設される口出し導体の基礎絶縁筒への取付け手段
に改良を施した箔巻変圧器に係る。
[発明の技術的背景とその問題点]
箔巻変圧器は巻線の占積率が良いので小形軽量
化を実現できる特長がある。すでに数KV、数
100KVA程度の比較的電圧の低い、小容量の変圧
器では実用化されている。最近に至り、その優れ
た長所に鑑み、より高電圧・大容量の変圧器への
応用が研究されているが、箔巻変圧器の高電圧・
大容量化をはかる上での技術的問題点の1つとし
て下記の点が上げられる。箔状巻線の巻始めと巻
終りは、箔状巻線への電力の取り入れあるいは箔
状巻線からの電力の取出しを容易にするため、一
般には第3図に示すように矩形断面の平板状口出
し導体1,2が電気的に固着されている。
化を実現できる特長がある。すでに数KV、数
100KVA程度の比較的電圧の低い、小容量の変圧
器では実用化されている。最近に至り、その優れ
た長所に鑑み、より高電圧・大容量の変圧器への
応用が研究されているが、箔巻変圧器の高電圧・
大容量化をはかる上での技術的問題点の1つとし
て下記の点が上げられる。箔状巻線の巻始めと巻
終りは、箔状巻線への電力の取り入れあるいは箔
状巻線からの電力の取出しを容易にするため、一
般には第3図に示すように矩形断面の平板状口出
し導体1,2が電気的に固着されている。
大容量変圧器の箔状巻線では、金属シート3の
断面は例えば1mm×1500mmというような大きなも
のとなるがこれが固着される巻始めの口出し導体
1は一般には断面積を金属シート3と同じかそれ
以上とするため、その断面は例えば10mm×150mm
というような大きさとなる。これまでの箔状巻線
では、基礎絶縁筒5に、金属シート3端部に取付
けられた上記寸法の口出し導体1を、例えば接着
テープなどで固定して金属シート3及び絶縁シー
ト4を重ねて巻いて行き、箔状巻線6を構成して
いた。
断面は例えば1mm×1500mmというような大きなも
のとなるがこれが固着される巻始めの口出し導体
1は一般には断面積を金属シート3と同じかそれ
以上とするため、その断面は例えば10mm×150mm
というような大きさとなる。これまでの箔状巻線
では、基礎絶縁筒5に、金属シート3端部に取付
けられた上記寸法の口出し導体1を、例えば接着
テープなどで固定して金属シート3及び絶縁シー
ト4を重ねて巻いて行き、箔状巻線6を構成して
いた。
しかし乍ら、上記の様な厚さ10mmもある、巻始
めの口出し導体1を、基礎絶縁筒5上に置いて巻
線を巻回すると、第4図に示した様に、口出し導
体1の厚さだけ箔状巻線6が外側にふくらんだ形
となり、最終的に巻上つた箔状巻線6は外径が上
記寸法分だけ出張つた形となる。例えば、これが
第4図に示した様に、内側に巻回される低圧巻線
7において生じたことであれば、外側に巻回され
る高圧巻線8との間の絶縁距離が短かくなつてし
まうので、巻始めの口出し導体1によつて出張つ
た部分の角部9の絶縁は構造上、非常にむずかし
いものであつた。一方、低圧巻線7の最外周に配
設される巻終りの口出し導体2も、その厚さ分だ
け高圧巻線8側へ出張るが、端部を丸めるなどし
て、絶縁性能を保持することができる。
めの口出し導体1を、基礎絶縁筒5上に置いて巻
線を巻回すると、第4図に示した様に、口出し導
体1の厚さだけ箔状巻線6が外側にふくらんだ形
となり、最終的に巻上つた箔状巻線6は外径が上
記寸法分だけ出張つた形となる。例えば、これが
第4図に示した様に、内側に巻回される低圧巻線
7において生じたことであれば、外側に巻回され
る高圧巻線8との間の絶縁距離が短かくなつてし
まうので、巻始めの口出し導体1によつて出張つ
た部分の角部9の絶縁は構造上、非常にむずかし
いものであつた。一方、低圧巻線7の最外周に配
設される巻終りの口出し導体2も、その厚さ分だ
け高圧巻線8側へ出張るが、端部を丸めるなどし
て、絶縁性能を保持することができる。
また大容量の変圧器では箔状巻線6自体の重量
が1トン以上にもなることがあるがこの重量を基
礎絶縁筒5へのシートの締付力(巻付力)で持た
せなければならないため、基礎絶縁筒5と金属シ
ート3あるいは絶縁シート4との密着性ができる
だけ良いことが望ましい。さらに上記の理由から
金属シート3や、絶縁シート4の巻付け時の引張
りテンシヨンをかなり大きくする必要がある。そ
のため、基礎絶縁筒5に配設された巻始めの口出
し導体1の両側に、第5図に示した様なテーパー
部を有する絶縁詰物10を挿入して、金属シート
3あるいは絶縁シート4との密着性を高め、さら
に、巻付け時の引張りテンシヨンにより、金属シ
ート3や絶縁シート4が口出し導体1の角部によ
つて破損しないように構成されている。しかし乍
ら、このテーパー部を有する絶縁詰物10を口出
し導体1の両側に挿入する作業は、作業性が悪
く、信頼性に欠ける点もあつた。
が1トン以上にもなることがあるがこの重量を基
礎絶縁筒5へのシートの締付力(巻付力)で持た
せなければならないため、基礎絶縁筒5と金属シ
ート3あるいは絶縁シート4との密着性ができる
だけ良いことが望ましい。さらに上記の理由から
金属シート3や、絶縁シート4の巻付け時の引張
りテンシヨンをかなり大きくする必要がある。そ
のため、基礎絶縁筒5に配設された巻始めの口出
し導体1の両側に、第5図に示した様なテーパー
部を有する絶縁詰物10を挿入して、金属シート
3あるいは絶縁シート4との密着性を高め、さら
に、巻付け時の引張りテンシヨンにより、金属シ
ート3や絶縁シート4が口出し導体1の角部によ
つて破損しないように構成されている。しかし乍
ら、このテーパー部を有する絶縁詰物10を口出
し導体1の両側に挿入する作業は、作業性が悪
く、信頼性に欠ける点もあつた。
さらに、大容量箔巻変圧器においては、基礎絶
縁筒5への口出し導体1の固定構造として、第6
図に示す様な構造が考えられている。即ち、箔状
巻線6を巻付ける基礎絶縁筒5の外側面に、箔状
巻線6の巻始め部分に固着された口出し導体1を
はめ込むことのできる溝11を設け、この溝11
に口出し導体1をはめ込むことによつて強固に固
定するものである。
縁筒5への口出し導体1の固定構造として、第6
図に示す様な構造が考えられている。即ち、箔状
巻線6を巻付ける基礎絶縁筒5の外側面に、箔状
巻線6の巻始め部分に固着された口出し導体1を
はめ込むことのできる溝11を設け、この溝11
に口出し導体1をはめ込むことによつて強固に固
定するものである。
しかしながら、前述のような大容量変圧器の箔
状巻線では、絶縁筒5上に例えば11mm×155mm×
1500mmという大きな溝をつける必要があり、工作
性が悪く、コスト高となる。また、大容量変圧器
の箔状巻線では、短絡機械力の半径方向成分は、
例えば数千トンもの大きさであり、しかも内側巻
線では中心方向に向つて働くため、この基礎絶縁
筒5は、内部圧縮応力に耐えるよう厚くする必要
がある。このため上記の如く基礎絶縁筒5に溝を
入れた場合、厚さ数10mmの基礎絶縁筒が必要とな
り、その製作も容易でなく、さらにコスト高とな
る。また、この溝部では応力集中が起こるため短
絡機械力によつて基礎絶縁筒が割れる恐れもあ
る。
状巻線では、絶縁筒5上に例えば11mm×155mm×
1500mmという大きな溝をつける必要があり、工作
性が悪く、コスト高となる。また、大容量変圧器
の箔状巻線では、短絡機械力の半径方向成分は、
例えば数千トンもの大きさであり、しかも内側巻
線では中心方向に向つて働くため、この基礎絶縁
筒5は、内部圧縮応力に耐えるよう厚くする必要
がある。このため上記の如く基礎絶縁筒5に溝を
入れた場合、厚さ数10mmの基礎絶縁筒が必要とな
り、その製作も容易でなく、さらにコスト高とな
る。また、この溝部では応力集中が起こるため短
絡機械力によつて基礎絶縁筒が割れる恐れもあ
る。
また、従来、大容量箔巻変圧器の巻線内で発生
した熱は、熱伝導によつて、金属シートと絶縁シ
ートを半径方向に伝わつて冷却されていた。しか
し乍ら、巻線の巻始めでは、内側に基礎絶縁筒が
配設されているため、内側への熱伝導率は小さ
く、特に基礎絶縁筒が厚い場合は、熱は、基礎絶
縁筒側へは伝わらない為、巻線の外側への熱伝導
による冷却のみとなつていた。また、箔状巻線で
は、巻線もれ磁束の関係から、金属シートの幅方
向の両側端部に渦電流が流れるため、その両側端
部では、損失が大きく、発熱量が大幅に増加して
局所的過熱を引き起こすが、この渦電流は、低圧
巻線7の最内周側と高圧巻線8の最外周側に夫々
位置する金属シートの両側端部で最も大きくな
る。さらに金属シートを流れる負荷電流は、口出
し導体と金属導体との接合部において、口出し導
体の引出し側の金属シート側端部に偏在して流れ
るため、この部分で局所過熱が生じることにな
る。上述の様に、低圧巻線の巻始め部は、他の部
分と比べて、局所的な過熱状態にあり、その上、
基礎絶縁筒へ熱が伝導されないので、冷却効率が
悪く、巻線を巻始めてすぐに冷却路を設けなけれ
ばならず、箔状巻線製作上、作業性が非常に悪い
ものとなつていた。
した熱は、熱伝導によつて、金属シートと絶縁シ
ートを半径方向に伝わつて冷却されていた。しか
し乍ら、巻線の巻始めでは、内側に基礎絶縁筒が
配設されているため、内側への熱伝導率は小さ
く、特に基礎絶縁筒が厚い場合は、熱は、基礎絶
縁筒側へは伝わらない為、巻線の外側への熱伝導
による冷却のみとなつていた。また、箔状巻線で
は、巻線もれ磁束の関係から、金属シートの幅方
向の両側端部に渦電流が流れるため、その両側端
部では、損失が大きく、発熱量が大幅に増加して
局所的過熱を引き起こすが、この渦電流は、低圧
巻線7の最内周側と高圧巻線8の最外周側に夫々
位置する金属シートの両側端部で最も大きくな
る。さらに金属シートを流れる負荷電流は、口出
し導体と金属導体との接合部において、口出し導
体の引出し側の金属シート側端部に偏在して流れ
るため、この部分で局所過熱が生じることにな
る。上述の様に、低圧巻線の巻始め部は、他の部
分と比べて、局所的な過熱状態にあり、その上、
基礎絶縁筒へ熱が伝導されないので、冷却効率が
悪く、巻線を巻始めてすぐに冷却路を設けなけれ
ばならず、箔状巻線製作上、作業性が非常に悪い
ものとなつていた。
[発明の目的]
本発明は、上記の様な従来の箔巻変圧器の問題
点に鑑み提案されたもので、その目的は、巻始め
の口出し導体の基礎絶縁筒への固定を強固なもの
とし、巻始めの口出し導体による箔状巻線外径の
出張りをなくし、且つ巻線の巻始め部の冷却効率
の優れた、工作性及び信頼性の高い箔巻変圧器を
提供することにある。
点に鑑み提案されたもので、その目的は、巻始め
の口出し導体の基礎絶縁筒への固定を強固なもの
とし、巻始めの口出し導体による箔状巻線外径の
出張りをなくし、且つ巻線の巻始め部の冷却効率
の優れた、工作性及び信頼性の高い箔巻変圧器を
提供することにある。
[発明の概要]
本発明の箔巻変圧器は、基礎絶縁筒の外周に口
出し導体とほぼ同じ厚さの間隔片を適当な間隔を
おいて複数個配置し、この間隔片と間隔片の間に
口出し導体を納めて基礎絶縁筒に固着し、隣接す
る間隔片あるいは口出し導体の間に冷却路を形成
して冷却媒体を通すことによつて、箔状巻線が外
側に出張るのを防ぎ、巻線の巻付力を強め、さら
に、巻線の巻始め部に生ずる発熱を冷却すること
ができる様にしたものである。
出し導体とほぼ同じ厚さの間隔片を適当な間隔を
おいて複数個配置し、この間隔片と間隔片の間に
口出し導体を納めて基礎絶縁筒に固着し、隣接す
る間隔片あるいは口出し導体の間に冷却路を形成
して冷却媒体を通すことによつて、箔状巻線が外
側に出張るのを防ぎ、巻線の巻付力を強め、さら
に、巻線の巻始め部に生ずる発熱を冷却すること
ができる様にしたものである。
[発明の実施例]
以下、本発明の一実施例を第1図に基づいて具
体的に説明する。なお、第3図乃至第6図に示し
た従来型と同一の部材については、同一の符号を
付し説明は省略する。
体的に説明する。なお、第3図乃至第6図に示し
た従来型と同一の部材については、同一の符号を
付し説明は省略する。
本実施例においては、箔状巻線6を巻付ける基
礎絶縁筒5の外周に、箔状巻線6の巻始めに固着
された口出し導体1の厚さと同じか、少し厚い厚
みを有する棒状の間隔片20が適当な間隔をあけ
て複数個固着されている。この様に配設された間
隔片20と間隔片20の間に、巻始めの口出し導
体1が配置されて、基礎絶縁筒に固着され、巻線
6がそのまわりに巻回される。また、この間隔片
20と間隔片20、あるいは間隔片20と口出し
導体1との間には、冷却路21が形成され、この
冷却路21に冷却媒体が通じている。
礎絶縁筒5の外周に、箔状巻線6の巻始めに固着
された口出し導体1の厚さと同じか、少し厚い厚
みを有する棒状の間隔片20が適当な間隔をあけ
て複数個固着されている。この様に配設された間
隔片20と間隔片20の間に、巻始めの口出し導
体1が配置されて、基礎絶縁筒に固着され、巻線
6がそのまわりに巻回される。また、この間隔片
20と間隔片20、あるいは間隔片20と口出し
導体1との間には、冷却路21が形成され、この
冷却路21に冷却媒体が通じている。
この様な構成を有する本実施例の箔巻変圧器に
おいては、口出し導体1と同じ厚みを有する間隔
片20を基礎絶縁筒5の外周に配設したことによ
り、巻線を巻回する際に、口出し導体1によつて
箔状巻線6が外側に出張ることが無くなる。ま
た、金属シート3及び絶縁シート4を、基礎絶縁
筒5に均一な巻付力で巻回することができるの
で、密着性が増し、金属シート3及び絶縁シート
4が口出し導体1の角部によつて破損する恐れも
無くなる。さらに、隣接する間隔片20あるいは
口出し導体1の間に形成される冷却路21には、
冷却媒体が通じているので、低圧巻線の巻始め部
に生ずる局所的な過熱状態を十分に冷却すること
ができるので、他の部分と同様の巻回数を施すこ
とができ、箔状巻線を製作する上で作業性が著し
く向上する。また、本発明で用いた間隔片20
は、簡単な構成であるため、製作が簡単であり、
その取付けも容易である。
おいては、口出し導体1と同じ厚みを有する間隔
片20を基礎絶縁筒5の外周に配設したことによ
り、巻線を巻回する際に、口出し導体1によつて
箔状巻線6が外側に出張ることが無くなる。ま
た、金属シート3及び絶縁シート4を、基礎絶縁
筒5に均一な巻付力で巻回することができるの
で、密着性が増し、金属シート3及び絶縁シート
4が口出し導体1の角部によつて破損する恐れも
無くなる。さらに、隣接する間隔片20あるいは
口出し導体1の間に形成される冷却路21には、
冷却媒体が通じているので、低圧巻線の巻始め部
に生ずる局所的な過熱状態を十分に冷却すること
ができるので、他の部分と同様の巻回数を施すこ
とができ、箔状巻線を製作する上で作業性が著し
く向上する。また、本発明で用いた間隔片20
は、簡単な構成であるため、製作が簡単であり、
その取付けも容易である。
なお、本発明は第1図の実施例に限定されるも
のではなく、第2図に示した様に、間隔片20を
適当な間隔をあけて間隔片シート22に固着し、
その間隔片シート22を基礎絶縁筒5上に巻付け
固定しても良い。
のではなく、第2図に示した様に、間隔片20を
適当な間隔をあけて間隔片シート22に固着し、
その間隔片シート22を基礎絶縁筒5上に巻付け
固定しても良い。
[発明の効果]
以上述べた様に、本発明によれば、巻始めの口
出し導体による箔状巻線の外側への出張りがなく
なり、基礎絶縁筒への箔状巻線の巻付力が強くな
る。また、低圧巻線の巻始め部に生ずる局所的な
過熱状態も十分に冷却されるので、他の部分と同
様の巻回数を施すことができ、作業性及び信頼性
の高い箔巻変圧器を提供できる効果がある。
出し導体による箔状巻線の外側への出張りがなく
なり、基礎絶縁筒への箔状巻線の巻付力が強くな
る。また、低圧巻線の巻始め部に生ずる局所的な
過熱状態も十分に冷却されるので、他の部分と同
様の巻回数を施すことができ、作業性及び信頼性
の高い箔巻変圧器を提供できる効果がある。
第1図は、本発明の箔巻変圧器の一実施例を示
す断面図、第2図は本発明の他の実施例に用いら
れる間隔片シートの斜視図、第3図及び第4図
は、従来の箔巻変圧器における口出し導体の取付
け構造を示す断面図、第5図は、従来の箔巻変圧
器に取付けられる口出し導体の要部拡大断面図、
第6図は、従来の箔巻変圧器への口出し導体の固
定構造の一例を示す斜視図である。 1……巻始めの口出し導体、2……巻終りの口
出し導体、3……金属シート、4……絶縁シー
ト、5……基礎絶縁筒、6……箔状巻線、7……
低圧巻線、8……高圧巻線、9……出張り部分の
角部、10……テーパー部を有する絶縁詰物、1
1……溝、20……間隔片、21……冷却路、2
2……間隔片シート。
す断面図、第2図は本発明の他の実施例に用いら
れる間隔片シートの斜視図、第3図及び第4図
は、従来の箔巻変圧器における口出し導体の取付
け構造を示す断面図、第5図は、従来の箔巻変圧
器に取付けられる口出し導体の要部拡大断面図、
第6図は、従来の箔巻変圧器への口出し導体の固
定構造の一例を示す斜視図である。 1……巻始めの口出し導体、2……巻終りの口
出し導体、3……金属シート、4……絶縁シー
ト、5……基礎絶縁筒、6……箔状巻線、7……
低圧巻線、8……高圧巻線、9……出張り部分の
角部、10……テーパー部を有する絶縁詰物、1
1……溝、20……間隔片、21……冷却路、2
2……間隔片シート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基礎絶縁筒の周囲に金属シートと絶縁シート
とを重ねて巻いて成る巻線を巻装し、前記金属シ
ートの巻始めと巻終りに口出し導体を電気的に固
着した箔状巻線を有する箔巻変圧器において、 前記基礎絶縁筒の外周に、口出し導体とほぼ同
じ厚さの間隔片を適当な間隔をおいて複数個配置
し、前記間隔片と間隔片の間に、口出し導体を納
めて基礎絶縁筒に固着し、さらに隣接する間隔片
あるいは口出し導体の間に冷却路が形成され、前
記冷却路内に冷却媒体が通じていることを特徴と
する箔巻変圧器。 2 間隔片を、適当な間隔をおいて間隔片シート
に固着し、この間隔片シートを基礎絶縁筒に巻付
け固定した特許請求の範囲第1項に記載の箔巻変
圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22680284A JPS61105815A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 箔巻変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22680284A JPS61105815A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 箔巻変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61105815A JPS61105815A (ja) | 1986-05-23 |
JPH0464167B2 true JPH0464167B2 (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=16850837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22680284A Granted JPS61105815A (ja) | 1984-10-30 | 1984-10-30 | 箔巻変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61105815A (ja) |
-
1984
- 1984-10-30 JP JP22680284A patent/JPS61105815A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61105815A (ja) | 1986-05-23 |
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