JPH0463816A - ビニルシランと2塩基酸ジアリルエステルを含有する水性共重合体エマルジョン及びその製造方法 - Google Patents

ビニルシランと2塩基酸ジアリルエステルを含有する水性共重合体エマルジョン及びその製造方法

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JPH0463816A
JPH0463816A JP17439290A JP17439290A JPH0463816A JP H0463816 A JPH0463816 A JP H0463816A JP 17439290 A JP17439290 A JP 17439290A JP 17439290 A JP17439290 A JP 17439290A JP H0463816 A JPH0463816 A JP H0463816A
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acid diallyl
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明のビニルシランと2塩基酸ジアリルエステルを含
有する水性共重合体エマルジョンは耐熱性と耐溶剤性に
優れた特徴を有し、成形、被覆や表面処理に使用される
[従来の技術J 2塩基酸ジアリルエステルを含有する重合体は優れた成
形性、寸法安定性、電気的性質を有しており、広く利用
されている。
一般に、2塩基酸ジアリルエステルのアリル基はビニル
基と同様に重合性を有しているがラジカル重合開始荊を
使用して重合を行っても、スチレン、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル等のモノエチレン性不飽和単
量体とはほとんど共重合しない、ところか、モノエチレ
ン性不飽和カルボン酸を存在させて乳化重合すると2塩
基酸ジアリルエステルを高含有量で含む共重合体か得ら
れる。
この2塩基酸ジアリルエステルの性能を生かして使用に
便利な水性エマルジョンを製造することは例えば特公昭
45−35914号等に記載されているように、かって
試みられた。
しかしながら近年耐熱性や耐溶剤性が強く要求されるよ
うになり、従来の2塩基酸ジアリルエステルを含有する
重合体や共重合体ではこの要求に十分に応じることが出
来なかっな。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は2塩基酸ジアリルエステルを含有する重合体の
優れた性能を生かしさらに耐熱性、耐溶剤性等の諸性質
を飛躍的に向上させ、上記の要求をすべて解決した水性
エマルジョンを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は r  L、   (a)ビニルシラン0.5%〜10%
、(b)2塩基酸ジアリルエステル0.5%〜20%、
(c)モノエチレン性不飽和カルボン酸5%未満、(d
)残部がモノエチレン性モノマーからなるモノマーを水
性媒体中で乳化剤を用いて乳化重合してなる、ビニルシ
ランと2塩基酸ジアリルエステルを含有する水性共重合
体エマルジョン。
2、  (a>ビニルシラン0.5%〜10%、(b)
2塩基酸ジアリルエステル0.5%〜20%、(c)モ
ノエチレン性不飽和カルボン酸5%未満、(d)N−メ
チロール不飽和カルボン酸アミド0.5〜5%、(e)
M部が他のモノエチレン性モノマー からなるモノマーを水性媒体中で乳化剤を用いて乳化重
合してなる、ビニルシランと2塩基酸ジアリルエステル
を含有する水性共重合体エマルシラン。
3、2塩基酸ジアリルエステルがフタル酸ジアリルエス
テル、テレフタル酸ジアリルエステル、イソフタル酸ジ
アリルエステルから選んだ1又は2以上である、請求項
1または2に記載されたビニルシランと2塩基酸ジアリ
ルエステルを含有する水性共重合体エマルジョン。
5、 乳化剤が重合性乳化剤である、請求項1ないし4
のいずれが1項に記載されたビニルシランと2塩基酸ジ
アリルエステルを含有する水性共重合体エマルジョン。
6、 コロイダルシリカをエマルジョン固形分100f
ij1部に対して5〜100重量部配合した、請求項1
ないし5のいずれが1項に記数されたビニルシランと2
塩基酸ジアリルエステルを含有する水性共重合体エマル
ジョン。
7、   (a)ビニルシラン0.5%〜10%、(b
)2塩基酸ジアリルエステル0.5%〜20%、(c)
残部が不飽和カルボン酸を5%未満含むモノエチレン性
モノマー からなるモノマーを乳化剤を用いて水性媒体中に乳化さ
せ予め乳化モノマーを形成して重合することを特徴とす
る、ビニルシランと2塩基酸ジアリルエステルを含有す
る水性共重合体エマルジョンの製造方法、」 に関する。
[作 用コ 本発明の第1の特徴は、2塩基酸ジアリルエステルを含
有する共重合体中にビニルシランを含有させたことであ
る9本発明者は、2塩基酸ジアリルエステルを含有する
重合体の耐熱性と耐溶剤性を飛躍的に向上させるべく種
々研究の結果ビニルシランを共重合させることが極めて
有効であることを解明した。しかもビニルシランを共重
合させることにより、エマルジョン樹脂のガラスm+維
等のガラス製品との結合性が良好となり、ガラス製品の
処理に極めて有効であり、また電気的性質も良好となる
ほか、機械的強度、耐溶剤性も向上する。
本発明のエマルジョンは耐溶剤性が非常に良好である。
この性能により本発明のエマルジョンでガラス繊維を処
理して形成したガラスペーパーは、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂を含浸してプリント回路基板などの成形体を
製造する際にカラスペーパーのパインターが溶剤による
影響を受はカラス繊維が移動して変形する問題が全く発
生しない。
また化粧板原紙やフィルムの表面のコートは溶剤による
影響を防ぐため高い耐溶剤性が要求されるが本発明のエ
マルジョンは耐溶剤性に優れているのでこれらの用途に
も極めて好適である。
2塩基酸ジアリルエステルの使用量は0.5〜20%が
好ましく、0.5%以下では配合量か少ないので効果が
十分に発揮されない、また20%以上使用しても、耐熱
性や耐溶剤性が向上しないばかりでなく、重合性が悪く
なり成膜性も低下するので好ましくない。
ビニルシランの使用量は0.5〜10%が好ましく、0
.5%以下では配合量が少ないので効果が十分発揮され
ない傾向がみられる。また10%以上では耐熱性や耐溶
剤性が向上しないばかりでなく、重合性が悪くなり成膜
性も低下するので好ましくない。
特に2塩基酸ジアリルエステルが存在する系でビニルシ
ランを使用すると重合性が問題となり10%以上使用す
ると乳化重合途中において乳化系が破壊し、水性エマル
ジョンを得ることが出来なかった。
本発明の第2の特徴は、モノエチレン性不飽和カルボン
酸の使用量を5%未満の少量にしたことである。前述の
ように、2塩基酸ジアリルエステルのアリル基はビニル
基と同様に重合性を有しているがラジカル重合開始剤を
使用して重合を行っても、スチレン、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル等のモノエチレン性不飽和単
1体とはほとんど共重合しないが、モノエチレン性不飽
和カルボン酸を存在させて乳化重合すると2塩基酸ジア
リルエステルを高含有量で含む共重合体が得られる。し
かしながらカルボン酸基が導入されるとエマルジョンの
粘度が高くなり、さらにアルカリの影響が大きくなり使
用上不都合が多い0本発明者はこの2塩基酸ジアリルエ
ステルの共重合性とカルボン酸基の導入によるエマルジ
ョンの粘度が高くなり、アルカリの影響が大きくなる点
について検討し、上記の問題を解決するためにはモノエ
チレン性不飽和カルボン酸の使用量を5%未満に抑える
必要があることを解明したのである。
このようにモノエチレン性不飽和カルボン酸の使用量を
5%未満に抑える必要があるか、モノエチレン性不飽和
カルボン酸を使用しないと、前述のように2塩基酸ジア
リルエステルを高含有量で含む共重合体の形成が困難と
なるばかりでなく、エマルジョンの機械的安定性やコロ
イダルシリカとの混和性か低くなるので、0.1%以上
使用することが好ましい、好ましい配合量は0.1〜4
%である。
本発明の第3の特徴は、2塩基酸ジアリルエステルとし
て芳香族2塩基酸のジアリルエステルを使用することで
ある。2塩基酸ジアリルエステルは芳香族2塩基酸のエ
ステルや脂肪族2塩基酸のエステル等多くのものがある
が、電気的、機械的、化学的の諸性質からみて芳香族2
塩基酸のエステルが好ましく脂肪族2塩基酸のエステル
は悪影響を発生しない範囲で併用することができる。
芳香族2塩基酸ジアリルエステルとしてはフタル酸ジア
リルエステル、テレフタル酸ジアリルエステル、イソフ
タル酸ジアリルエステルが好ましく、単独又は併用する
ことができる。その中で重合性と耐熱性の点からテレフ
タル酸ジアリルエステルが最適である。
本発明の第4の特徴は、乳化剤として重合性乳化剤を使
用したときに発揮される耐水性の向上である。エマルジ
ョンより得られた被膜は乳化剤の影響で耐水性が劣る傾
向があり、電気的、機械的性能に影響を受けるが、重合
性乳化剤を使用するとこの探な悪影響を除くことができ
る。したがって耐水性を要求される用途には重合性乳化
剤の使用が好ましい。
重合性乳化剤と非イオン性界面活性剤及び/またはアニ
オン性界面活性剤を併用することもできる。
本発明の第5の特徴は、N−メチロール不飽和カルボン
酸アミドを共重合する事により熱処理によってさらに耐
熱性と耐溶剤性を向上させることが出来ることである。
好ましい使用量は0.5〜5%であり、0.5%以下で
は加える効果かなく、5%以上では性能の向上が認めら
れず、乳化重合の安定性に悪い影響が生じる。
本発明の第6の特徴は、コロイダルシリカを使用したと
きに発揮される成膜性と耐熱性の向上である9本発明者
は耐熱性をさらに向上させるべく研究した結果コロイダ
ルシリカを添加したエマルジョンは耐熱性が非常に向上
する事を知った。そして驚くべきことにはエマルジョン
の常識に反し耐熱性の向上と同時に成膜性も向上する。
コロイダルシリカの配合量はエマルジョン中の樹脂分の
5%〜100%が好ましく、5%以下では配合した効果
が少なく、また100%以上ではバインダー力が劣る。
特に高い耐熱性を要求される用途にはこのコロイダルシ
リカを配合したエマルジョンが好ましい。
また本発明は上記のエマルジョンの製造方法にも関する
0本発明のエマルジョンを製造するにはモノマーを予め
乳化剤を用いて水性jX体中に乳化させ、乳化コモノマ
ーを形成させて重合するのが好ましい。また、滴下重合
等の方法を適宜使用することができる。
本発明で使用する2塩基酸ジアリルエステルの芳香族2
塩基酸は前述の通りであるが、これと併用することが出
来る脂肪族2塩基酸はマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、コハク酸、アジピン酸、七パチン酸、ビスシクロ(
2・2・1)−5−へブテン−2・3−ジカルボン酸等
である。
本発明で使用するビニルシランとしては、加水分解型の
ものが好適であり、例えばビニルトリメトオキシシラン
、ビニルトリエトオキシシラン、ビニルトリス(2−メ
トキシ−エトキシ)シラン、ビニルトリアセトオキシシ
ラン、γ−メタクリロオキシグロピルトリメトオキシシ
ラン、ビニルトリクロロシラン、γ−メタクリロオキシ
プロビルトリス(メトオキシ−エトオキシ)シラン、な
どであるか、重合性の点からγ−メタクリロオキシプロ
ピルトリメトオキシシランやビニルトリアルコオキシシ
ランが最も好ましい。
本発明で使用するモノエチレン性不飽和カルボン酸とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸等である。
本発明で使用するモノエチレン性モノマーとしては、ス
チレン、ビニルトルエン、アクリル酸メチル、エチル、
ブチル、グリシジル等の各エステル、メタクリル酸メチ
ル、エチル、ブチル、グリシジル等の各エステル、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、
メタクリルアミド等である。
特にメタクリル酸メチル、スチレン、アクリロニトリル
等の硬い樹脂を作るモノマーとアクリル酸ブチル、アク
リル酸2エチルヘキシル等の柔い樹脂を作るモノマーと
を併用して用いるのが好ましい。
本発明で使用する重合性乳化剤としては、アリルアルキ
ルスルホコハク酸のアルカリ塩、ソジウム(グリセリン
nアルケニルサクシノイルグリセリン)ボラート、スル
ホプロピルマレイン酸モノアルキルエステルのアルカリ
塩、アクリル酸またはメタクリル酸のポリオキシエチレ
ンアルキルエステル、ジ(メタクリル酸アルキレン)フ
ォスフェート、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレ
ングリコールジアクリレート等である。
本発明で使用するコロイダルシリカは、コロイド状に分
散させた超微粒子シリカゾルまたは超微粒子粉末シリカ
等である。
本発明のエマルジョンは金属、ガラス、陶磁器、m維製
品、木材、等の処理剤、コーティング剤、バインダーに
好適であり、耐熱性、耐溶剤性に優れているので、プリ
ント回路基板製造用のガラスペーパーバインダーや建材
用のガラスペーパーバインダーに非常に適している。ま
た、感熱記録紙用コート剤、建材のトップコート剤、可
塑剤を含むポリ塩化ビニルフィルム等の表面コート剤に
も極めて有効である。
次に実施例と性能試験を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
[実施例コ 実施例、比較例で使用する用語についてまとめて次に示
す。
MMA t N :メタアクリル酸メ チル :スチレン :アクリロニトリル BA ニアクリル酸ブチル EHA BA AA DATP ニアクリル酸2エチ ルへキシル :アクリル酸 :メタクリル酸 :テレフタル酸ジア リルエステル −MAM :N−メチロールア クリルアミド PS :過硫酸カリウム ワラカーシランGF31 :γ−メタクリロキ シプロピルトリメ トキシシラン (ワラカー社登録 商標) ワラカーシランGF58 ニトリ(エトキシ、 メトキシ)ビニル シラン(ワラカー 社登録商標) エレミノールJS−2 :アリルアルキルス ルホコハク酸ナト リウム(三洋化成 株式会社登録商標) エマルゲン950 ハイテノールNEO5 :ポリオキシエチレ ンノニルフェニル エーテル (花王株式会社登 録商標) :ポリオキシエチレ ンアリルエーテル 硫酸エステル (第一工業製薬株 大会社登録商標) 実施例1 水200gに乳化剤(三洋化成株式会社製エレミノール
JS−24,5g、第−工業製株式会社製ハイテノール
NEO53g)を溶解し、N−MAM  6gを添加溶
解後、MMA  120g、BA  180g−A、A
  4.5g、MMA  4゜5g−DATP  15
g、 ワラカーシランGF−316gを加え、撹拌し乳化モノ
マーを作成する。
重合容器に水240g、乳化剤(花王株式会社製エマル
ゲン950)6g及び上記乳化モノマーの5%を加え、
撹拌しながら70℃に加熱した後4%KPS水溶液2g
を加えて初期重合を行う。
15分後、残りの乳化モノマーを70〜75℃で3時間
重合を行ない、4%KPS水溶液5gを同時に添加する
5、50°Cに冷却後、10%アンモニア水を添加して
pHを6,5に調節した。
こうして濃度42.5%、粘度500cps、相粒子量
(X#/EMI OOg)10>の共重合体エマルジョ
ンを得た。
実方麺 例 2〜1 0 表1に示す組成で実施例1と同様にして共重合体エマル
ジョンを得た。
比較例1〜5 表1に示す組成で実施例1と同様にして共重合体エマル
ジョンを得た。
(註) (1)耐熱性 上質紙(坪量 70g/rrf)に試作したエマルジョ
ンをLog/rr?(dry)塗工し、120″C×3
0秒乾燥後、塗工面同志のブロッキング限界温度を熱傾
斜試験機(東洋精機株式会社製)を用いて測定した。背
圧1.5kt/cj、時間5秒でおこなった。
(2)耐溶剤性 (a)硝化綿インキで印刷した化粧板原紙に試作したエ
マルジョンをLog/rrr(dry)塗工し、180
℃×1分間乾燥後、塗工面にMEKを滴下、ラビングし
、塗膜が溶解するまでの回数を測定した。
(b)コロナ処理したPETフィルムに試作したエマル
ジョンを5sr/rd(dry)塗工し、150℃×3
分間乾燥後、塗工面にMEKを滴下、ラビングし、塗膜
が溶解するまでの回数を測定した。
(3)ガラスペーパー含浸紙 市販のガラスr紙(東洋r紙株式会社製 GC90>に
試作したエマルジョンをり、P、U約25%含浸し、1
50℃×3分間乾燥後、180℃×3分間キユアリング
を行い、試料を作成した。
試験方法 試験片の作成:巾15關、つかみ間隔100市、試験方
向 タテ 引張強度測定: 100 rtnn / 旧n(a)常
態強度 室温において引張強度を測定し、湿度の調整はしない。
(b)耐溶剤性 i)試験片を室温のアセトン中に5分間浸漬後、引張強
度を測定した。
it)試験片を室温のメチルセロソルブ中に5分間浸漬
後、i)と同様の測定を行なった。
fit)試験片を室温のスチレンモノマー中に5分間浸
漬後、i)と同様の測定を行なった(c)耐熱性 試験片を180 ”Cの温度下に約2分間放置し、その
まま引張強度を測定した。
く評 価〉 比較例に比べて本発明のエマルジョンの耐熱性は2倍以
上優れており、また耐溶剤性は100倍以上優ているこ
とが理解される。
[効 果] 本発明のエマルジョンは耐熱性、耐溶剤性に優れ特にガ
ラスベーパーの処理剤、紙、合成樹脂フィルムの塗工剤
として極めて有効である。
特許出願人 ヘキスト合成株式会社 代理人 弁理士 渡 辺 秀 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)ビニルシラン0.5%〜10%、 (b)2塩基酸ジアリルエステル0.5%〜20%、 (c)モノエチレン性不飽和カルボン酸5%未満、 (d)残部がモノエチレン性モノマー、からなるモノマ
    ーを水性媒体中で乳化剤を用いて乳化重合してなる、ビ
    ニルシランと2塩基酸ジアリルエステルを含有する水性
    共重合体エマルジョン。 2、(a)ビニルシラン0.5%〜10%、 (b)2塩基酸ジアリルエステル0.5%〜20%、 (c)モノエチレン性不飽和カルボン酸5%未満、 (d)N−メチロール不飽和カルボン酸アミド0.5〜
    5%、 (e)残部が他のモノエチレン性モノマー、 からなるモノマーを水性媒体中で乳化剤を用いて乳化重
    合してなる、ビニルシランと2塩基酸ジアリルエステル
    を含有する水性共重合体エマルジョン。 3、2塩基酸ジアリルエステルがフタル酸ジアリルエス
    テル、テレフタル酸ジアリルエステル、イソフタル酸ジ
    アリルエステルから選んだ1又は2以上である、請求項
    1または2に記載されたビニルシランと2塩基酸ジアリ
    ルエステルを含有する水性共重合体エマルジョン。 5、乳化剤が重合性乳化剤である、請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載されたビニルシランと2塩基酸ジア
    リルエステルを含有する水性共重合体エマルジョン。 6、コロイダルシリカをエマルジョン固形分100重量
    部に対して5〜100重量部配合した、請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載されたビニルシランと2塩基酸
    ジアリルエステルを含有する水性共重合体エマルジョン
    。 7、(a)ビニルシラン0.5%〜10%、 (b)2塩基酸ジアリルエステル0.5%〜20%、 (c)残部が不飽和カルボン酸を5%未満含むモノエチ
    レン性モノマー、 からなるモノマーを乳化剤を用いて水性媒体中に乳化さ
    せ予め乳化モノマーを形成して重合することを特徴とす
    る、ビニルシランと2塩基酸ジアリルエステルを含有す
    る水性共重合体エマルジョンの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0731207A1 (de) 1995-03-09 1996-09-11 Wacker-Chemie GmbH Bindemittel für textile Flächengebilde
WO1997004016A1 (fr) * 1995-07-17 1997-02-06 Daiso Co., Ltd. Emulsion aqueuse contenant de fines particules de copolymeres allyliques reticules
CN116875120A (zh) * 2023-08-02 2023-10-13 亚士创能科技(上海)股份有限公司 耐洗刷内墙乳液及其制备方法、应用、耐洗刷内墙涂料

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CN116875120A (zh) * 2023-08-02 2023-10-13 亚士创能科技(上海)股份有限公司 耐洗刷内墙乳液及其制备方法、应用、耐洗刷内墙涂料

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