JPH0463740A - 自動車用カードホルダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は自動車の天井に取付けて使用される自動車用カ
ードホルダに関し、特に、テレホンカードまたは給油カ
ードなどの比較的小形のカードを保持できるように構成
した自動車用カードホルダに関するものである。

［従来の技術］ 従来のこの種の自動車用カードホルダとして、実開昭５
７−１８４０４０号公報に掲載された技術が知られてい
る。

第１０図は前掲公報に開示された従来の自動車用カード
ホルダを示す断面図である。

自動車の天井１にはルーフコンソール３１が取付けられ
、その下面には、保持箱３２が嵌め込まれるとともに、
この保持箱３２を下側から覆うようにコ字形のカバー３
３が固着されている。保持箱３２には、ばね舌片３４が
カバー３３に弾接するように一体形成されている。そし
て、従来の自動車用カードホルダは、ばね舌片３４の弾
力により通行券等の比較的大形のカードＬＣをカバー３
３に押圧して保持できるように構成されている。

なお、自動車のインスツルメントパネルに装備される自
動車用カードホルダとしては、例えば、実公昭５３−４
８４２１号公報に開示された従来技術がある。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、第１０図に示した従来の自動車用カードホル
ダによると、保持箱３２またはカバー３３にカードＬＣ
の保持位置を規制する手段が設けられていないため、カ
ードＬＣの格納状態が雑然とし、特に複数枚のカードＬ
Ｃを保持した場合に、ルーフコンソール３１が見苦しく
なるという不都合があった。また、テレホンカードなど
の小形のカードを深く差し込んだ場合、カードの全体が
カバー３３に接合して、その取出しに不便をきたすこと
もあった。

そこで、本発明の課題は、自動車の天井にカードを整然
と収納できるとともに、カードの取出しを容易に行うこ
とができる自動車用カードホルダを提供することにある
。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決するために、本発明の自動車用カード
ホルダにおいては、自動車の天井に下向きに取付けられ
るホルダ本体の下面に、カードと略同大のカード接合面
を有する収納凹部が形成され、その収納凹部の一側面に
収納凹部内のカードをカード接合面に押圧する弾性保持
片が突設されるとともに、その収納凹部のカード接合面
の一部には指入れ自在な挿脱凹部が切欠形成される。

［作用コ 本発明の自動車用カードホルダにおいて、カードを収納
凹部内に挿入すると、そのカードは収納凹部の周面で位
置規制された状態で、弾性保持片の弾力によってカード
接合面に抑圧保持される。

このため、複数枚のカードを収納凹部内に整然と格納す
ることができる。また、指入れ自在な挿脱凹部が弾性保
持片とは反対側の位置でカード接合面の一部に形成され
ているので、その挿脱凹部に指を入れて、カードを容易
に摘み出すことができる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した実施例を図面に基づいて説明
する。

第１図乃至第９図は本発明による一実施例の自動車用カ
ードホルダを示し、第１図は天井のルームランプの近傍
に装備した状態を示す斜視図、第２図は蓋ガバーを開い
てカードの収納状態を示す斜視図、第３図は取付構成を
示す断面図、第４図は蓋カバーを開いてホルダ本体を示
す斜視図、第５図は第４図の正面図、第６図は第５図の
右側面図、第７図は第５図のＡ−Ａ線断面図、第８図は
第５図のＢ−Ｂ線断面図、第９図は第５図のＣ−Ｃ線断
面図である。

第１図及び第２図に示すように、自動車の天井１の前部
には、バックミラー２、サンバイザ３、ルームランプ４
が配設され、本実施例ではルームランプ４に隣接して自
動車用カードホルダ５が取付けられている。

第３図及び第４図に示すように、自動車用カードホルダ
５は、合成樹脂材料により薄箱状に成形されたホルダ本
体７と、そのホルダ本体７を開閉可能に覆う合成樹脂製
の蓋カバー８とから構成されている。ホルダ本体７の内
部には一対のビス筒９が突設され、それらにはビス１０
により金属製の取付板１１が固定されている。前記取付
板１１の先端はホルダ本体７から突出し、その突出端部
はルームランプ４と共通のねじ１２により天井１に固定
され、これによって、ホルダ本体７が天井１に下向きに
取付けられている。

第４図、第５図、及び第８図に示すように、前記ホルダ
本体７の下面には左右一対の収納凹部１３が設けられ、
その底部にはテレホンカードまたは給油カードなどの小
形のカードＣ（第２図に図示）と略同大のカード接合面
１３ａが前下りの傾斜状に形成されている。各収納凹部
１３の後側面中央部には、収納凹部１３内のカードＣを
前記カード接合面１３ａに押圧する弾性保持片１４がホ
ルダ本体７と一体に突設され、その突端部はカード接合
面１３ａから離間する方向に彎曲形成されている。なお
、前記弾性保持片１４と対応する部分のカード接合面１
３ａには開口部１５が透設されている。

一方、第４図、第５図、及び第９図に示すように、各弾
性保持片１４の反対側つまり各収納凹部１３の前側にお
いて、カード接合面１３ａの一部には、Ｕ字状の指入れ
自在な挿脱凹部１６がホルダ本体７の前側面に開口する
ように切欠形成されている。

第３図、第６図、及び第７図に示すように、前記蓋カバ
ー８は、ホルダ本体７の後部に突設した軸１８に上下に
開閉回動可能に支持されていて、蓋カバー８の突起１９
とホルダ本体７の凸部２０との係合により閉鎖保持でき
るように構成されている。蓋カバー８の中央部前面には
、開放操作時に指を当てる指当突部２１が形成され、ま
た、蓋カバー８の中央部下面には、通行券などの比較的
大形のカードＬＣ（第１図に図示）を前方から差し込ん
で弾性保持する側面形り字状のクリップ２２が固着され
ている。

次に、上記のように構成された本実施例の自動車用カー
ドホルダ５の使用方法を説明する。

第３図に示すように、ホルダ本体７は取付板１１を介し
ルームランプ４と共通のねじ１２により天井１に下向き
に取付けられる。指当突部２１に指を当てて下方へ引く
と、突起１９と凸部２０との係合が解除されて、蓋カバ
ー８が自重で第３図に鎖線で示す垂下位置に開放回動し
て、ホルダ本体７の下面が第２図に示すように露出する
。

この状態で、テレホンカードまたは給油カードなどの小
形のカードＣを、収納凹部１３の前方からカード接合面
１３ａと弾性保持片１４との間に挿入する。このとき、
カードＣは面下がりの傾斜状をなすカード接合面１３ａ
に沿ってスムーズに挿入案内されたのち、弾性保持片１
４の弾力によりカードＣと略同大のカード接合面１３ａ
にきっちりと接合保持される。これと同様に操作して、
収納凹部１３内に複数枚のカードＣを順次重ねて整然と
収納することができる。収納後は、第１図に示すように
、蓋カバー８を上方へ回動して、ホルダ本体７を閉鎖す
る。必要に応じ、蓋カバー８のクリップ２２に通行券な
どの大型のカードＬＣを保持しておくこともできる。

カードＣを取出す場合には、蓋カバー８を開き、指入れ
自在な挿脱凹部１６に指を入れてカードＣの前縁部を摘
み、弾性保持片１４の弾力に抗してカードＣを収納凹部
１３から引き出す。こうすれば、敢えて上を向かなくて
も、指先だけの操作でカードＣを容易に取出すことがで
きる。

このように、本実施例の自動車用カードホルダ５は、自
動車の天井１に下向きに取付けられるホルダ本体７の下
面に、カードＣと略同大の面下がりの傾斜状をなすカー
ド接合面１３ａを有する収納凹部１３を形成し、その収
納凹部１３の後側面には、収納凹部１３内のカードＣを
カード接合面１３ａに押圧する弾性保持片１４をホルダ
本体７と一体に突設し、その弾性保持片１４の反対側の
カード接合面１３ａの一部にＵ字状の指入れ自在な挿脱
凹部１６を切欠形成するとともに、ホルダ本体７には蓋
カバー８を開閉回動可能に支持し、その蓋カバー８の下
面に大形のカードＬＣを弾性保持するクリップ２２を設
けたものである。

したがって、本実施例の自動車用カードホルダ５におい
ては、カードＣを収納凹部１３内に挿入したときに、そ
のカードＣが収納凹部１３の周面で位置規制された状態
で、弾性保持片１４０弾力によりカードＣと略同大のカ
ード接合面１３ａにきっちりと接合保持されるため、カ
ードＣの枚数が増えた場合でも、それらを収納凹部１３
内に整然と収納することができる。また、指入れ自在な
挿脱凹部１６が弾性保持片１４とは反対側の位置でカー
ド接合面１３ａの一部に形成されているので、その指入
れ自在な挿脱凹部１６に指を入れて、カードＣを容易に
摘み出すことができる。

更に、本実施例の自動車用カードホルダ５によれば、カ
ード接合面１３ａが面下がりの傾斜状に形成されている
ので、カードＣを収納凹部１３内へスムーズに挿入でき
るとともに、取出し操作も容易になる。しかも、非使用
時には、ホルダ本体７が蓋カバー８により閉鎖されるた
め、内部のカードＣを隠蔽して、盗難を防止できるばか
りでなく、全体の見栄えも向上し、そのうえ、カードＣ
を塵埃から保護することもできる。しかも、蓋カバー８
にはクリップ２２が設けられているので、通行券などの
大形のカードＬＣの保管に際しても大変便利である。

なお、上記実施例では、ホルダ本体７が取付板１１を介
しルームランプ４に隣接する状態で天井ｌに取付けられ
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、取
付板１１にかえて両面接着テープを使用してもよく、ま
た、ホルダ本体を側窓の上方の天井、或いは、その他の
任意の位置の天井に取付けて実施することも可能である
。

［発明の効果］ 以上のように、本発明の自動車用カードホルダは、自動
車の天井に下向きに取付けられるホルダ本体の下面に、
カードと略同大−のカード接合面を有する収納凹部を形
成し、その収納凹部の一側面にはカードをカード接合面
に押圧する弾性保持片を突設し、その弾性保持片の反対
側のカード接合面の一部に指入れ自在な挿脱凹部を切欠
形成したものであるから、カードを位置規制した状態で
収納凹部内に整然と格納できるとともに、指入れ自在な
挿脱凹部に指を入れてカードを容易に摘み出すことがで
きるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第９図は本発明による一実施例の自動車用カ
ードホルダを示し、第１図は天井に装備した状態を示す
斜視図、第２図はカードの収納状態を示す斜視図、第３
図は取付構成を示す断面図、第４図はホルダ本体を示す
斜視図、第５図は第４図の正面図、第６図は第５図の右
側面図、第７図は第５図のＡ−Ａ線断面図、第８図は第
５図のＢＢ線断面図、第９図は第５図のＣ−Ｃ線断面図
である。第１０図は従来の自動車用カードホルダを示す
断面図である。 図において、 １：天井　　　　　５：自動車用カードホルダ７：ホル
ダ本体　　８：蓋カバー １３：収納凹部　１３ａ：カード接合面１４：弾性保持
片　１６：挿脱凹部 ２２：クリップ　　　Ｃ：カード ＬＣ：大形のカード である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一また、は相当
部分を示すものである。 特許出願人　豊田合成　株式会社 代理人　弁理士　樋口　武尚　外１名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 自動車の天井に下向きに取付けられるホルダ本体と、 前記ホルダ本体の下面に形成され、カードと略同大のカ
   ード接合面を有する収納凹部と、前記収納凹部の一側面
   に突設され、収納凹部内のカードを前記カード接合面に
   押圧する弾性保持片と、 前記収納凹部のカード接合面の一部に切欠形成された指
   入れ自在な挿脱凹部と を具備することを特徴とする自動車用カードホルダ。