JPH0463523A - 茶の木等花木の栽培方法 - Google Patents

茶の木等花木の栽培方法

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JPH0463523A
JPH0463523A JP17363490A JP17363490A JPH0463523A JP H0463523 A JPH0463523 A JP H0463523A JP 17363490 A JP17363490 A JP 17363490A JP 17363490 A JP17363490 A JP 17363490A JP H0463523 A JPH0463523 A JP H0463523A
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JP
Japan
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tea
ground
hot water
plants
water supply
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JP17363490A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Ono
利幸 小野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、茶の木・さつきつつじ等の花木の栽培方法に
関するもので、詳しくは、それ等花木の冷凍害・霜害を
防止すると共に、発芽育成の促進を図る栽培方法に関す
るものである。
「従来の技術」および「発明が解決しようとする課題」 寒冷地の茶畑の茶の木は、霜による新芽の損傷を防ぐた
め、地表部分より暖かい空気が存在する地上約6メート
ルの高さに防霜ファンを取付け、その暖空気を茶の木群
に吹きつけて霜の発生を防止する霜害防止手段が普及し
ており、応分の効果があるものとされている。
しかし、この防霜ファンによる霜害防止手段は、地上6
メートル付近の自然発生の暖空気を利用するため、その
暖空気が発生し難い2月〜3月の早春率や地形・地域、
および寒冷日等には効果がなく、使用期間が春暖季に限
定されると共に、この防霜ファンを施設しておいても、
霜害・冷害を受けて新芽にダメージを与えることがある
そして、この防霜ファンは茶畑の立設物となるので、自
動茶摘みのときの障害物となって作業能率を損なうと共
に、畑美観を害する不具合がある。
本発明は以上の従来の難点を解消すると共に。
寒冷期や寒冷地域における花木の発芽育成の促進を図る
栽培方法を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本発明の栽培方法は「茶の木
等の花木の根の近傍の地中に、地表から近距離位置に給
湯管を埋設して温水を循環供給し、地温を上昇させて栽
培することを特徴とする栽培方法」の第一発明と、 r前記の栽培方法において、給湯管の上方地中に散水管
を埋設し、該給湯管による地温加熱と共に、該散水管か
ら水分または液肥混合水を徐放散することを特徴とする
栽培方法」の第二発明からなっている。
「作用」 以上の本発明の栽培方法は、地中埋設の給湯管によって
花木の根の近傍の地温が上昇すると共に、その地温上昇
に伴って地表温度が上昇して地表空気を暖めるので、そ
の暖空気が上昇して茶の木等の花木を包み込み発露と冷
凍害を防止する作用がある。
そして、この給湯管による地温上昇手段は、使用期間や
地形等に制限されず、その上、温水の温度制御によって
人為的に地温制御が自在にできるので、従来の防霜ファ
ンが使用できない2月頃(本州中部地方において)から
使用可能であり、充分にして効果的な防霜・冷凍害防止
手段として有効に活用できる。そして、この地温上昇は
花木の根を活性化させる発芽促進作用を伴うので、発芽
時期が早くなると共に発芽率が向上する。
一方、前記第二発明は、給湯管の上方に施設した散水管
から水分が地中に徐放散されて地中湿度が向上するので
、地中水分による熱伝導によって。
前記の給湯管による地温上昇作用が一段と促進され地温
均一化がなされると共に、地中熱容量が増加し、さらに
、その地中水分が寒冷な地表空中に活発に気化するので
、例えば茶の木をm目網体でカバーしておくと、そのカ
バー内にその暖い気化水が充満して包み込み、冷凍害防
止作用が一段と顕著になる特有作用がある。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まづ、茶畑に
応用した本発明一実施例を第1図に基づいて説明する。
この実施例は本発明の栽培方法の作用効果確認のために
、三重県#鹿市内の茶畑の所要スペースを実験区になし
、その実験区の隣接茶畑を従来手段の防霜ファンを用い
た対象区になして対比栽培したものである。即ち、茶の
木の畝間隔り、=1.5メートルの畝溝1の中間に深さ
L2=30cnの地中に、ループをなす直径25粍内径
の給湯管2を埋設し、温水槽4から25〜30℃の温水
を再循環給湯して地温を加熱し、茶の木酢の防霜と冷害
防止ならびに発芽促進を図った。なお、図中の4は温水
槽、5は給湯ポンプ、8は自動温度調節弁である。
以上の地温加熱処理を、茶の木が発芽活動を開始し、か
つ、霜害・冷害のおそれのある2月頃から摘芽時期の4
〜5月に亘って施したところ、地中温度は対象区と対比
して常に4〜5℃高く(同一測定場所対比)保持されて
前記の作用を奏し、霜害が全く発生せず、発芽時期が対
象区と比較して相当早くなると共に、新芽の発生密度が
良く、一番茶の摘み取りが対象区より7日早くなると共
に、単位茶の本当りの茶菓収量が約10%増加する極め
て良好な栽培効果が確認された。
つぎに、第2図に基づいて前記第2発明の一実施例を説
明する。この第2図実施例は前記第1図実施例の実験区
において、給湯管2の直上地中に、給湯管2と平行する
散水管6を埋設し、その散水管6の側壁に徐散水ノズル
7(スポンジ装着の散水口からなり管内水圧によって水
を徐々に散水する公知のノズル)を取付け、給湯管2の
送湯と同時に、その散水管6に給水して地中に散水した
この実施例によると、給水管6からの放散水によって地
中水分が増加するので給湯管2による地中熱伝導率が向
上すると共に、地中熱容量が増し、さらに、加熱された
地中水分が地表付近に上昇するので、地表温度が一段と
高くなり、夜間の放射冷却のとき、寒冷な地表空中に暖
かい気化水発性が活発に起り、極めて有効に茶の木酢を
保護する作用がある。
即ち、この散水管6を用いた場合の地温上昇の実測結果
は第2図(B)のとおりであり、実験区と対象区の地温
対比は、深さ3oαにおいて概ね4〜5℃、深さ15a
nにおいて概ね8〜9℃、それぞれ実験区が高く、実験
区は外気温に対して相当高い地表温度を有する事実が明
白であり、前記の気化水発生現象が裏付けされる。
以上のこの第2図実施例によると、前記第1図実施例の
作用が増幅されて一段と顕著になると共に、茶の木酢を
太陽光線透過性の細目網カバ一体で包み込んでおくと、
地表からの発生気化水がカバ一体に充満し、防霜・冷害
防止が一段と効果的になる。
なお、本発明の栽培方法は冷害・凍害を受は易い「さつ
きつつじ」にも極めて有効であり、冷凍害を受は易い他
の花木植物や一般植物の冷凍害防止と発芽成育の促進と
して広く応用するものである。
「発明の効果」 以上の説明のとおり、本発明の茶の木等の花木の栽培方
法は、地温加熱手段を要旨となすので、時期や地形等に
拘束されない有効な防霜・冷凍害防止と、地温上昇によ
る活発な発芽・成長を促進する栽培効果を有し、さらに
、それ等が畑の立設物ではなく地中埋設施設によって達
成され、茶摘み作業を妨害したり茶畑等の美観を害しな
い等の多大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図二本発明−実施例の茶畑を示し、(A)はその平
面図、(B)はその給湯管の埋設状態の断面図、第2図
:本発明の他の実施例を示し、(A)はその給湯管と散
水管の埋設状態の断面図、(B)はこの実施例の地温実
測図 符号、1:茶の来航、2:給湯管、3:温水器、4:温
水槽、5:給湯ポンプ、6:散水管、7:徐散水ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)茶の木等花木の根の近傍地中に、地表から近距離
    位置に給湯管を埋設して温水を循環供給し、地温を上昇
    させて栽培することを特徴とする茶の木等花木の栽培方
    法。
  2. (2)給湯管の上方地中に散水管を埋設し、該給湯管に
    よる地温加熱と共に、該散水管から水分または液肥混合
    水を地中に徐放散する特許請求の範囲第(1)項記載の
    茶の木等花木の栽培方法。
JP17363490A 1990-06-29 1990-06-29 茶の木等花木の栽培方法 Pending JPH0463523A (ja)

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