JPH0463138A - 椎茸栽培の廃木を用いた消臭材 - Google Patents

椎茸栽培の廃木を用いた消臭材

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Publication number
JPH0463138A
JPH0463138A JP2173786A JP17378690A JPH0463138A JP H0463138 A JPH0463138 A JP H0463138A JP 2173786 A JP2173786 A JP 2173786A JP 17378690 A JP17378690 A JP 17378690A JP H0463138 A JPH0463138 A JP H0463138A
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JP
Japan
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sawdust
waste wood
deodorizing
cat
wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2173786A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunii Nakada
邦位 中田
Norihide Uchiyama
内山 則秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIMURII KK
Nakata Giken KK
Original Assignee
TAIMURII KK
Nakata Giken KK
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Publication date
Application filed by TAIMURII KK, Nakata Giken KK filed Critical TAIMURII KK
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Publication of JPH0463138A publication Critical patent/JPH0463138A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は椎茸栽培の廃木を用いた消臭材に関する。
(背景技術) 原木を用いた椎茸栽培では、椎茸を収穫した後の使用済
みのほだ木は廃棄処分とされるが、これら廃木の利用方
法として、廃木をチッピングしておがくずとし、これを
きのこ栽培の培基材として用いる等の方法が従来提案さ
れている。しかし、従来のおがくずは培基材等のように
基材として用いるのみであって、おがくず自体の機能性
に着目してとくにその機能を利用しようとするものでは
ない。
椎茸栽培では原木に菌を植え付けた後、適当な環境条件
下において発茸させ、複数回の収穫を経た後、ふつうは
4〜5年でほだ木は廃棄される。
使用済みのほだ木は椎茸菌が原木の内部全体にくい込ん
で多孔質のポーラス状になっているものである。
本発明者はこのような多孔質状となったほだ木の材質に
着目し、その機能を有効に発揮し得るものとして、はだ
木のおがくずを消臭材として利用することについて研究
を行い本発明に至った。
従来、猫等のペットで室内で飼育しているもので室内の
一定場所で用便をさせるようにしているものでは、用便
場所に砂などを敷いて排尿などさせるようにするのがふ
つうである。ところで、このように室内で用便させた場
合は悪臭が発生するという問題がある。このため、たと
えば、多孔質で吸水性のよいゼオライトを砂に混ぜて吸
水性を向上させたり、水分を吸収すると固まる性質のあ
るベントナイトを混ぜ、排尿した部分だけを捨てるよう
にしたもの、吸水材としておがくずをペレット状にした
もの等の商品が提供されている。
しかしながら、このような従来商品は吸水性は改善され
るものの、有効な消臭効果を本来有するものではなく、
用便の臭いを解消するうえでは有効といえず、また、用
便後の砂の廃棄なども面倒であるといった問題点があっ
た。
そこで、本発明は上記問題点を解消するものとしてなさ
れたものであり、その目的とするところは、すぐれた消
臭機能を有するとともに吸水性等にもすぐれ、とくに猫
等のペットの用便用として有用である椎茸栽培の廃木を
用いた消臭材を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。
すなわち、椎茸栽培で使用したほだ木をチッピングして
得たおがくずを含有することを特徴とし、また、椎茸栽
培で使用したほだ木をチッピングして得たおがくずと、
檜のおがくずを含有することを特徴とする。
(発明の概要) 本発明は、椎茸栽培において使用済みのほだ木の廃木を
利用し、はだ木をチッピングしておがくずとしこれを消
臭材として利用することを特徴としている。
原木に植え付けられた椎茸菌は原木全体にまわって発茸
するが、木材への寄生筒のうちで椎茸菌は原木中の繊維
素、リグニン、タンニン質を分解するという特徴があり
、何回か収穫を経た後のほだ木では繊維素、リグニン、
タンニン質が完全に分解され、これによってほだ木の材
質はきわめて多孔質のポーラス状になる。椎茸菌はその
繁殖の際にしゆう酸を生成することが知られており、こ
の還元力による化学的作用によっても分解される。
このように、椎茸栽培で使用済みの廃木は椎茸菌によっ
て分解されて多孔質状になっている点に特徴があり、こ
れはふつうの木材から得られるおがくずとはその性質に
おいて大きく異なっている点である。そして、この多孔
質状に形成されていることが有効な消臭効果を有する理
由となる。
木材をチッピングして得られるおがくずは一定の吸水性
を有するものとなるが、単に機械的操作によって木材を
粉砕して得たものと、上記のように椎茸菌の作用によっ
てポーラス状にしたものとでは機能面で基本的に相違し
たものとなっており、椎茸栽培のほだ木によるおがくず
は通常のおがくずでは得られないきわめて顕著な消臭効
果を発揮するものとなる。
したがって、椎茸栽培の廃木によるおがくずは消臭を目
的として冷蔵庫内の消臭などきわめて多種用途に利用可
能であるが、とくに猫などのペットの用便用として好適
に利用できる。これはおがくずの吸水性と消臭効果をあ
わせ利用することができることと、自然物であるから動
物が違和感なく使用するということによる。
以下、椎茸栽培の廃木によるおがくずを利用した実施例
について説明する。
(実施例1) 椎茸栽培で使用済みの廃木をおがくず製造機でおがくず
にし、得られたおがくずを乾燥機に入れて105℃で完
全乾燥した。
乾燥後のおがくずを猫の用便用の箱内に、約5cm程度
の厚さに敷き、排尿させて発生する悪臭および尿の吸水
能力について試験した。
本実施例の椎茸廃木のおがくずの効果をみるため、市販
のおがくずを用便用の箱に敷いたものを比較例として排
尿させその効果の相違をみた。
消臭性については、市販のおがくずを用いたものでは1
日で悪臭が発生したが、本実施例のおがくずを用いたも
のでは4日間経過したところでやや臭いが出た程度で、
顕著な消臭効果の相違が確かめられた。
また、吸水性について比較すると、本実施例のおがくず
は市販のおがくずに比較して約2倍程度の吸水性がある
ことがわかった。
椎茸廃木のおがくずは無臭のものであり、ふつうの木材
のおがくずとくらべるとかなり軽量である。これは椎茸
廃木のおがくずがポーラス状になっていることによるも
ので、吸水性がすぐれているのも多孔質状であることに
よっている。
(実施例2) 上記実施例1と同様に椎茸栽培で用いた廃木を用いてつ
くったおがくずを105℃で完全乾燥し、これに檜のお
がくずを混合して用便用のおがくずとした。檜のおがく
ずは全体量の約lO%程度の割合で添加した。
得られたおがくずを上記例と同様に用便用の箱に敷いて
排尿させ臭いの発生状態を試験したところ、上記例と同
様な有効な消臭効果があった。
この実施例のおがくずは、檜のおがくずを一部分使用し
ているから、檜のよい香りがして室内の雰囲気を良好に
できるという利点がある。また、檜にはヒノキチオール
が含まれており、これは殺菌効果があることから雑菌の
繁殖が抑えられて排尿場所を清潔に保つことができると
いう有用な効果がある。
なお、前述したように椎茸廃木を用いたおがくずは非常
にポーラスであるから吸水性が高く、大気中の水分を非
常にとり込みやすいという性質があるが、反面、椎茸廃
木のおがくずに水分がとり込まれると雑菌が繁殖しやす
い条件となるため、これを抑制する必要がある。上記実
施例2のように檜のおがくずを混入させた場合は、この
雑菌の繁殖を抑えることができるという大きな効果を発
揮する。椎茸廃木のおがくずの場合は水分を吸収すると
かたまるという性質がみられたが、上記のように檜のお
がくずを加えるとおがくずがかたまることが防止され、
きわめて効果的であった。
また、用便に用いたおがくずは簡単に焼却処分できると
いう利点があり、廃棄処分が容易で完全に処分すること
ができるという利点がある。これは砂等を利用する場合
とくらべて取り扱いが容易であるという利点である。
また、用便用としておがくずを利用することは、おがく
ずが自然物であることから猫などがまったく違和感なく
使用するという利点がある。消臭剤としでは活性炭など
が従来あるが1本実施例のおがくずは有機物であり、天
然素材である点で、動物などに好適に利用できて有用で
ある。
なお、上記の猫以外の各種ペットに対して利用できるこ
とはもちろんである。
また、上述したような顕著な消臭効果を有することから
、用便用などの他に各種用途に利用することが可能であ
る。
椎茸栽培でほぼだ木の廃木が大量に出ており、ふつうは
そのまま廃棄されているだけであるが。
上記のように廃木が有する機能性に着目することによっ
て有効利用を図ることができる。また、おがくずは容易
に製造できるから消費に応じて生産することが容易であ
る。
なお、上記実施例では椎茸栽培の廃木のみ、あるいは椎
茸廃木のおがくずと檜のおがくずを混ぜた例について説
明したが、他の市販のおがくずと椎茸廃木のおがくずと
を適宜混合して用いてもかまわない。この場合も一定の
消臭効果等を発揮させることができる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが1本発明はこの実施例に限定されるものではなく1
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。
(発明の効果) 本発明に係る椎茸栽培の廃木を用いた消臭材によれば、
上述したように、椎茸菌の作用によってきわめて好適な
消臭効果を得ることができ、たとえば猫等のペットの用
便用として好適に利用することができる等の著効を奏す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、椎茸栽培で使用したほだ木をチッピングして得たお
    がくずを含有することを特徴とする椎茸栽培の廃木を用
    いた消臭材。 2、椎茸栽培で使用したほだ木をチッピングして得たお
    がくずと、檜のおがくずを含有することを特徴とする椎
    茸栽培の廃木を用いた消臭材。
JP2173786A 1990-06-30 1990-06-30 椎茸栽培の廃木を用いた消臭材 Pending JPH0463138A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2173786A JPH0463138A (ja) 1990-06-30 1990-06-30 椎茸栽培の廃木を用いた消臭材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2173786A JPH0463138A (ja) 1990-06-30 1990-06-30 椎茸栽培の廃木を用いた消臭材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0463138A true JPH0463138A (ja) 1992-02-28

Family

ID=15967127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2173786A Pending JPH0463138A (ja) 1990-06-30 1990-06-30 椎茸栽培の廃木を用いた消臭材

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JP (1) JPH0463138A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09157531A (ja) * 1995-12-06 1997-06-17 Tomietsu Kogyo:Kk 汚物清掃処理剤
KR20020030500A (ko) * 2000-10-18 2002-04-25 최정희 악취 흡착자재 및 이의 제조방법과, 이를 이용한 탈취조

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09157531A (ja) * 1995-12-06 1997-06-17 Tomietsu Kogyo:Kk 汚物清掃処理剤
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