JPH0463115A - 炭酸ガスの光還元電極および還元装置 - Google Patents

炭酸ガスの光還元電極および還元装置

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JPH0463115A
JPH0463115A JP2171245A JP17124590A JPH0463115A JP H0463115 A JPH0463115 A JP H0463115A JP 2171245 A JP2171245 A JP 2171245A JP 17124590 A JP17124590 A JP 17124590A JP H0463115 A JPH0463115 A JP H0463115A
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carbon dioxide
layer
electrode
solid electrolyte
photoreduction
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Toshikatsu Mori
利克 森
Ryota Doi
良太 土井
Toshio Ogawa
敏雄 小川
Hiroshi Hida
飛田 紘
Osamu Kuroda
修 黒田
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Hitachi Ltd
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光エネルギーを利用し炭酸ガスをメタノール
、メタン、−酸化炭素等へ還元する光還元電極並びに該
電極を用いた還元装置に関する。
[従来の技術〕 近年、液化天然ガス、石油、石炭等の炭素を含む化石燃
料の燃焼によって、生成される炭酸ガスによる地球の温
暖化が懸念されている。このため、エネルギーの節約と
熱効率の向上による化石燃料の消費量の抑制と化石エネ
ルギーの節約、または、発生した炭酸ガスをメタノール
、メタン、−酸化炭素等へ還元することにより、再資源
化を図ることが提案されている。
炭酸ガスをメタノール、メタン、−酸化炭素などに還元
する方法として、 (1)銅、クロム、亜鉛、鉄、ニッケル等の固体触媒の
存在下、高温、高圧で水素添加することにより還元する
方法。
(2)銅、水銀、カドミウム、金、亜鉛、錫等の金属を
電極とし、電気エネルギーにより還元する方法。
(3) T i Ozのような半導体物質に白金あるい
はルテニウムを担持させた粉末状の光触媒を用いて太陽
光で還元する方法[指宿;人工光合成;バイオインダス
トリイ(B io  I ndustry) 7 。
No、 1 、第63−70頁(1990年);特集「
環境とバイオテクノロジー」]、[安保:光触媒;機能
材料、1990年2月号、第30〜37頁]。
等が知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前記(1)の方法では、水添用の水素は化石燃
料から作られ必然的に炭酸ガスを副生ずるので、実質的
に炭酸ガスを抑制したことにならない。また、前記(2
)の方法でも、同様に電気エネルギーは主に化石燃料か
ら得ているので、根本的な解決策にはならない。従って
、前記(3)の方法が注目される。
これは、二酸化チタンのような半導体物質が光を吸収す
ると、価電子帯の電子が伝導帯に励起され、該電子によ
って炭酸ガスを還元するもので、このとき白金は還元反
応のサイトになるとされている。前記半導体物質の電子
が抜けた後は、正の電荷をもったホールが生成し、そこ
が酸化反応のサイトとなって水が酸化される。
しかし、実際の触媒では、これら2つのサイトが極めて
接近しているため、電荷の再結合が起こり易いために炭
酸ガスの還元反応速度は極めて小さく、還元能力を得る
ことができなかった。
この欠点を解消するため、光触媒を平板状に成形し光電
極として用いることにより、励起された電子を電流とし
て外部回路を通して他の電極、すなわちカソードへ送り
、そこで炭酸ガスの還元反応に使用する方法が考えられ
る。前記光電極はアノードとして働き、そこで水の酸化
反応が起こる。
上記の反応は次式で表わされる。
H2O+ 2h → 2H+    02 ・・・(I
I)Go、+  6H+  6 e   −+CH,O
H+H,O・・・(III) このとき、アノードとカソードの間にプロトン(H)の
移動媒体となる固体電解質を挾み、式(It)の反応で
生成したH をアノードからカソードへ移動させる。
しかし、この方法においても反応速度がまだまだ小い。
その主な原因は、光電極の三層に積層された光触媒、還
元触媒および固体電解質のうち特に光触媒粒子間に空隙
が形成され、アノードで生成したH+の固体電解質への
移動が阻害されることにある。
本発明の目的は、アノードからカソードへのHの移動を
促進し、炭酸ガスの光還元性を向上した光還元電極並び
に該電極を用いた炭酸ガスの還元装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成する本発明の要旨は、 (1)半導体物質に担持させた水の酸化反応に対して触
媒活性を有する光触媒層と、炭酸ガスの還元反応に対し
て触媒活性を有する還元触媒層とが、固体電解質層を挾
んで積層されており、前記光触媒層および還元触媒層が
、前記固体電解質層に接する側の触媒の含有濃度が低く
なるよう構成されていることを特徴とする炭酸ガスの光
還元電極にある。また、 (2)炭酸ガスまたは炭酸ガスを含むガスの導入。
排出手段と、該ガスに光を照射できる光透過手段を備え
たガス室と、 該ガス室内の光照射部に前記(1)記載の光還元電極が
設置されていることを特徴とする炭酸ガスの還元装置に
ある。さらにまた、 (3)前記光透過手段を介して前記光還元電極に照射さ
れる光が太陽光であることを特徴とする炭酸ガスの還元
装置にある。
前記光触媒層の活性成分を担持させる半導体物質として
は、炭酸ガスのメタンへの還元電位よりも負に大きいエ
ネルギー準位を有するものが好ましい。例えば、二酸化
チタン、酸化亜鉛、二酸化タングステン、二酸化錫、炭
化ケイ素、リン化ガリウムがあり、特に、二酸化チタン
および炭化ケイ素が耐光性の上からも好ましい。
前記光触媒層の活性成分としては、Ib、Va、VIa
、VIIa、■元素、具体的には、銀、バナジュウム、
クロム、マンガン、鉄、コバルト、白金、ルテニウムが
使用できる。これらのうち、特に銀および白金が好まし
い。なお、これら光触媒層の粒子径は0.1μm以下に
すると量子効果が現われて、光エネルギーの利用率が増
大する。
前記還元触媒は、  Ib、 IIb、rVb、VIa
、■族の元素、例えば銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、クロム
、ニッケル、白金、ルテニウムを単独あるいは導電性の
担体に担持させたもので、特に銅、鉛、白金が好ましい
。上記導電性担体としては、特に10〜300m”/g
  の比表面積を有するカーボンブラック、アセチレン
ブラック、ファーネスブラックが好ましい。
前記還元触媒は撥水性物質と混合して用いると、炭酸ガ
スが接触し易くなるので効果的である。特に、水の表面
張力(73dyn/am)よりも小さな臨界表面張力を
有するものが好ましい。
該撥水性物質としては、ポリテトラフルオロエチレン(
PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロア
ルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(F
EP)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(
ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVdF)
 、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)等
があり、特に、PTFEが好ましい。
前記固体電解質は、炭酸ガスの還元によって生成される
メタノール等の安定性を考慮すると、100℃以下でH
伝導性を示すスルホン基を有するもの、例えば、パーフ
ルオロスルホン酸膜(商品名ナフィオン:デュポン社製
)が好ましいが、100℃よりも高温で作動する酸素イ
オン伝導体も使用可能で、例えば、ジルコニア、イツト
リア、ガルシアまたはこれらの混合物等がある。
これらは目的に応じて選択する。
光還元電極の製法は、前記固体電解質膜を加熱し、光触
媒と半導体物質および還元触媒の微粒子の分散液の濃度
を調節しながら、スプレー等により吹付けて積層し、該
触媒の含有量に濃度勾配が形成できるよう電極膜を製造
する。また、固体電解質膜に、前記分散液の濃度の異な
るものを調製し、順次塗布することによっても該触媒の
濃度勾配を有する電極膜を製造することができる。
例えば、第1図に示すように、前記電極膜1は、ガスの
導入手段2、排出手段3を備え、太陽光等を照射できる
光透過g4、水供給手段5および酸素排出手段6をガス
室7内に設置した還元装置18を、化石燃料の燃焼装置
(例えば石炭または重油ボイラー)の排ガス系統に、炭
酸ガスの収集。
または、濃縮装置と併設することによって、炭酸ガスの
再資源化を図ることができる。
例えば、第2図のフロー図に例示すように、火力発電所
において使用することが考えられる。
火力発電所の燃料10はボイラー12で燃焼されその排
ガスはエコノマイザ13→脱硝装置14→エアヒータ1
5→脱硫装置16を経て煙突19から排出される。
この排出ガス19の全部または一部を炭酸ガス分離装置
17に導いて炭酸ガスを分離、濃縮し、これを本発明の
炭酸ガスの還元装W118によりメタノール、メタン、
−酸化炭素等のリサイクル燃料11に変換し、前記燃料
10の一部として利用することができる6なお、前記に
おいて炭酸ガス分離装置17は必ずしも必要としないが
、高g度の炭酸ガスの方がトータルとして還元効率がよ
い。
[作用コ 本発明が炭酸ガスの光還元性が向上できるのは、前記光
触媒層および還元触媒層の固体電解質との接触面積を増
大させ、かつ、触媒層に前記のように触媒に濃度勾配を
持たせたことによって、H+移動の駆動力を大きくする
ことができるためと考える。
[実施例コ 次に本発明を実施例により具体的に説明する。
〔実施例1〕 テトラフルオロエチレンとパーフルオロスルホニルエト
キシビニルエーテルの共重合体を加水分解して作成され
た厚さ 0.18mmのパーフルオロスルホン酸膜(デ
ュポン社製、商品名ナフィオン117)を不活性雰囲気
(窒素ガス)下で50℃に加熱しながら、一方の面に。
■ナフィオン117の5重量%有機溶剤分散液、■ナフ
ィオン117の5重量%分散液に白金/二酸化チタン触
媒を2重量%分散させた液、■ナフィオン117の5重
量%分散液に白金/二酸化チタン触媒を5重量%を分散
させた液、■ナフィオン117の2重量%分散液に白金
/二酸化チタン触媒を5重量%を分散させた液、■白金
/二酸化チタン触媒5重量%を分散させたエタノール液
、 を順次スプレーして乾燥後、加圧成型し、アノードを形
成した。
同様にして反対側の面に、 ■ナフィオン117の5重量%分散液に白金/ルテニウ
ムブラック(原子比1/l)を2重量%分散させた液、 ■ナフィオン117の5重量%分散液に白金/ルテニウ
ムブラック(原子比1/1)を5重量%分散させた液、 ■ナフィオン117の2重量%分散液に白金/ルテニウ
ムブラック(原子比1/1)を5重量%分散させた液、 ■白金/ルテニウムブラック(原子比1/1)を5重量
%分散させたエタノール液。
の順にスプレーして乾燥後、加圧成型し、カソードを形
成して、最終厚さが0.31mmの電極を作製した。
上記電極を5 c m X 5 c mの大きさに切出
し、H型セルに挾んで、白金/二酸化チタン側に濃度1
モル/Qの希硫酸を入れ、白金/ルテニウム側に 7.
8X10−2モル/時で炭酸ガスを接触させた。
アノードとカソードを白金線で結び、100W高圧水銀
ランプで照射しながら、50℃で10時間反応させたと
ころ、メタンが0.6μモル/時、ホルムアルデヒドが
0.5μモル/時、メタノールが1.0μモル/時、蟻
酸が3.8μモル/時、−酸化炭素が5.3μモル/時
の速度で生成した。
〔比較例1〕 ナフィオン117の5重量%分散液に、白金/二酸化チ
タン触媒を5重量%分散させた液のみをスプレーして作
製した以外は、実施例1と同様にして炭酸ガスを反応さ
せたところ、蟻酸が0.8μモル/時、−酸化炭素が1
.0μモル/時で生成した。前記実施例1に比べて触媒
の濃度勾配がない本例は、炭酸ガスの還元速度が極めて
小さいことが分かる。
〔実施例2〕 実施例1と同じパーフルオロスルホン酸膜に、■ナフィ
オン117の5重量%分散液、■ナフィオン117の5
重量%分散液にアナターゼ型の二酸化チタンを2重量%
分散させた液、 ■ナフィオン117の5重量%分散液にアナターゼ型の
二酸化チタンを5重量%分散させた液、 ■ナフィオン117の2重量%分散液にアナターゼ型の
二酸化チタンを5重量%分散させた液、 ■エタノールに二酸化チタンを5重量%分散させた液。
の順にスプレーして乾燥後、加圧成型した。次いで、塩
化白金酸および硝酸銀の0.1モル/Q水溶液を含浸し
、さらにホルマリンで還元してアノードを形成した。
次に反対側の面に、 ■ナフィオン117の5重量%分散液に白金/銅/クロ
ムブラック(原子比1/1/1)を2重量%分散させた
液、 ■ナフィオン117の5重量%分散液に同じブラックを
5重量%分散させた液。
■ナフィオン117の2重量%分散液に同じブラックを
5重量%分散させた液、 ■同じブラックを5重量%分散させたエタノール、 の順にスプレーして乾燥後加圧成型し、カソードを形成
した。最終の厚さが0 、35 m mの電極を作製し
た。
この電極をH型セルに挾んで、アノード側に濃度1モル
/Qの希硫酸を入れ、カソード側に0.1モル/時で炭
酸ガスを接触させた。アノードとカソードを白金線で結
び、100W高圧水銀ランプで照射しながら、50℃で
10時間反応させたところ、メタンが0.2μモル/時
、ホルムアルデヒドが0.5μモル/時、メタノールが
0.8μモル/時、蟻酸が2.8μモル/時、酸化炭素
が5.3μモル/時の速度で生成した。
〔実施例3〕 二酸化チタンの代りに炭化ケイ素を用いた以外は実施例
1と同じ方法で電極を作成し、その性能を調べたところ
、メタンが0.2μモル/時、ホルムアルデヒドが0.
3μモル/時、メタノールが1.2μモル/時、蟻酸が
1.8μモル/時、−酸化炭素が5.0μモル/時の速
度で生成した。
〔実施例4〕 二酸化チタンの代りに炭化ケイ素を用いた以外は実施例
2と同じ方法で電極を作成し、その性能を調べたところ
、メタンが0.4μモル/時、ホルムアルデヒドが0.
8μモル/時、メタノールが1.2μモル/時、蟻酸が
1.4μモル/時、−酸化炭素が5.0μモル/時の速
度で生成した。
〔実施例5〕 実施例1で作製した電極の両面にポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)を5 m g / c m 2含浸
して撥水化した電極を作製し、その性能を調べたところ
、メタンが0.5μモル/時、ホルムアルデヒドが0.
5μモル/時、メタノールが2.0μモル/時、蟻酸が
3.0μモル/時、−酸化炭素が5.0μモル/時の速
度で生成し、実施例1と比較してメタノールの生成速度
が増大した。
〔実施例6〕 前記のパーフルオロスルホン酸膜(商品名ナフィオン1
17)を不活性雰囲気下で50℃に加熱しながら、片方
の面に、順次、 ■ナフィオン117の5重量%分散液、■ナフィオン1
17の5重量%分散液に白金/銀/二酸化チタン触媒を
2重量%分散させた液、 ■ナフィオン117の5重量%分散液に白金/銀/二酸
化チタン触媒を5重量%を分散させた液、 ■ナフィオン117の2重量%分散液に白金/銀/二酸
化チタン触媒を5重量%を分散させた液、 ■白金/銀/二酸化チタン触媒5重量%を分散させたエ
タノール、 をスプレーして乾燥後加圧成型し、アノードを形成した
同様にして反対側の面に、 ■ナフィオン117の5重量%分散液、■ナフィオン1
17の5重量%分散液に白金/ルテニウム/鉛ブラック
(原子比1/1/1)を2重量%分散させた液、 ■ナフィオン117の5重量%分散液に白金/ルテニウ
ム/鉛ブラック(原子比1/1/1)を5重量%分散さ
せた液、 ■ナフィオン117の2重量%分散液に白金/ルテニウ
ム/鉛ブラック(原子比1/1/1)を5重量%分散さ
せた液、 ■白金/ルテニウム/銀ブラック(原子比1/1/1)
を5重量%分散させたエタノール、の順にスプレーして
乾燥後加圧成型してカソードを形成し、厚さ 0.35
μmの電極を作製した。
該電極を5cmX5cmに切り出し、H型セルに挾んで
、アノード側に濃度1モル/Qの希硫酸を入れ、白金/
ルテニウム側に 7.8X10−”モル/時で炭酸ガス
を接触させた。
アノードとカソードを白金線で結び、50℃で10時間
反応させたところ、メタンが1.6μモル/時、ホルム
アルデヒドが0.5μモル/時。
メタノールが0.9μモル/時、蟻酸が3.0μモル/
時、−酸化炭素が5.3μモル/時の速度で生成した。
〔実施例7〕 カソードの作製において、白金/ルテニウムブラックの
代わりに、白金/ルテニウム/カーボンブラックを用い
た以外は、実施例1と同様にして炭酸ガスを反応させた
ところ、メタンが0.9μモル/時、ホルムアルデヒド
が0.6μモル/時、メタノールが1.1μモル/時、
蟻酸が5.0μモル/時、−酸化炭素が5.0μモル/
時の速度で生成した。
〔実施例8〕 100W高圧水銀ランプの代りに、真夏の改正の日を選
んで太陽光を集光して照射した以外は実施例1と同様に
して炭酸ガスを反応させたところ、メタンが0.3μモ
ル/時、ホルムアルデヒドが0.2μモル/時、メタノ
ールが0.3μモル/時、蟻酸が2.0μモル/時、−
酸化炭素が2.3μモル/時の速度で生成した。
[発明の効果] 本発明の光還元電極によれば、還元反応と酸化反応との
電荷の再結合を抑制する効果あり、炭酸ガスの還元反応
の効率がよい光還元電極および還元装置が得られる。
また、前記還元触媒として撥水性物質を混合したものを
用いると、酸性溶液中でも炭酸ガスが該触媒表面によく
接触するため、炭酸ガスの還元反応の効率のよい光還元
電極および還元装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光還元電極を備えた炭酸ガスの還元
装置の模式断面図、第2図は火力発電所の燃焼系統本発
明のに炭酸ガスの還元装置を適用した場合のフロー図で
ある。 1・・・電極膜、2・・・ガスの導入手段、3・・・ガ
スの排出手段、4・・・光透過窓、5・・・水供給手段
、6・・・酸素排出手段、7・・・ガス室、9・・・光
、10・・・燃料、11・・・リサイクル燃料、12・
・・ボイラー、13・・・エコノマイザ、14・・・脱
硝装置、15・・・エアヒータ、16・・・脱硫装置、
17・・・炭酸ガス分離装置、18・・・還元装置、1
9・・・煙突。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水の酸化反応に対して触媒活性を有する光触媒層と
    、炭酸ガスの還元反応に対して触媒活性を有する還元触
    媒層を固体電解質層を挾んで積層し、 前記光触媒層および還元触媒層の前記固体電解質層に近
    い側が該触媒の濃度が低くなるよう構成されていること
    を特徴とする炭酸ガスの光還元電極。 2、前記光触媒層は半導体物質に I b、Va、VIa、
    VIIa族から選ばれる元素の少なくとも1種を担持させ
    たものであり、 前記還元触媒層は I b、IIb、IVb、VIII族から選ば
    れる元素の少なくとも1種を単独あるいは導電性の担体
    に担持させたものであり、 前記固体電解質層はプロトン伝導体で構成されているこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の炭酸ガスの光還元電
    極。 3、前記光触媒は半導体物質に I b、Va、VIa、VI
    Ia族から選ばれる元素の少なくとも1種を担持させた
    ものであり、 前記還元触媒は I b、IIb、IVb、VIII族から選ばれ
    る元素の少なくとも1種を単独あるいは導電性の担体に
    担持させたものであり、 前記固体電解質は酸素イオン伝導体で構成されているこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の炭酸ガスの光還元電
    極。 4、前記光触媒は銀、バナジウム、クロム、マンガン、
    鉄、コバルト、白金、ルテニウムから選ばれる少なくと
    も1種を二酸化チタンまたは炭化ケイ素に担持させたも
    のであり、前記還元触媒は銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ク
    ロム、ニッケル、白金、ルテニウムから選ばれる少なく
    とも1種を単独あるいは導電性の担体に担持させたもの
    であり、 前記固体電解質はスルホン基を含むことを特徴とする請
    求項第1項記載の炭酸ガスの光還元電極。 5、前記半導体物質が粒径0.1μm以下の二酸化チタ
    ン、酸化亜鉛、三酸化タングステン、二酸化スズ、炭化
    珪素から選ばれた半導体物質であることを特徴とする請
    求項第1項記載の炭酸ガスの光還元電極。 6、炭酸ガスまたは炭酸ガスを含むガスの導入、排出手
    段と、該ガスに光を照射できる光透過手段を備えたガス
    室と、 該ガス室内の光照射部に光還元電極が設置されており、 前記光還元電極が水の酸化反応に対して触媒活性を有す
    る光触媒層と、炭酸ガスの還元反応に対して触媒活性を
    有する還元触媒層を固体電解質層を挾んで積層し、前記
    光触媒層および還元触媒層の前記固体電解質層に近い側
    が触媒の含有濃度が低くなるよう濃度勾配を持たせて構
    成されていることを特徴とする炭酸ガスの還元装置。 7、前記光触媒層は半導体物質に I b、Va、VIa、
    VIIa族から選ばれる元素の少なくとも1種を担持させ
    たものであり、 前記還元触媒層は I b、IIb、IVb、VIII族から選ば
    れる元素の少なくとも1種を単独あるいは導電性の担体
    に担持させたものであり、 前記固体電解質層はプロトン伝導体で構成されているこ
    とを特徴とする請求項第6項記載の炭酸ガスの還元装置
    。 8、前記光透過手段を介して前記光還元電極に照射され
    る光が太陽光であることを特徴とする炭酸ガスの還元装
    置。
JP2171245A 1990-06-28 1990-06-28 炭酸ガスの光還元電極および還元装置 Pending JPH0463115A (ja)

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