JPH0462764B2 - - Google Patents
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- JPH0462764B2 JPH0462764B2 JP6323785A JP6323785A JPH0462764B2 JP H0462764 B2 JPH0462764 B2 JP H0462764B2 JP 6323785 A JP6323785 A JP 6323785A JP 6323785 A JP6323785 A JP 6323785A JP H0462764 B2 JPH0462764 B2 JP H0462764B2
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- Japan
- Prior art keywords
- air filter
- peaks
- filter device
- corrugated
- inclined surface
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- Expired
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Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、エアフイルタ装置、特に波形材
と平形材とを交互に積層してなるエアフイルタ
装置に関連する。
と平形材とを交互に積層してなるエアフイルタ
装置に関連する。
従来の技術
現在種々の型式のエアフイルタ装置が公知であ
り、その中で過効率の高いハニカム式エアフイ
ルタ装置が広く使用されている。ハニカム式エア
フイルタ装置は、例えばアメリカ合衆国特許第
4410427号公報又は特開昭59−127618号公報に示
される通り、並置された多数の通気孔を流入口で
1つおきに密閉材で充填すると共に、流出口では
流入口で充填されない通気孔を密封材で充填した
構造を有する。即ち、波形材と平形材とを交
互に積層したエアフイルタでは、流入口で山部の
みを密封材で充填すると共に流出口で谷部のみが
密封材で充填される。このようなハニカム式エア
フイルタ装置では、過すべき空気は、流入口と
流出口との間で複数回の方向変換が行われ、フイ
ルタエレメントへの付着又はふるい効果と共に空
気中に含まれた粒子の慣性力を利用して流れの方
向を急変され粒子を捕捉できるので、良好な過
性能が得られる。
り、その中で過効率の高いハニカム式エアフイ
ルタ装置が広く使用されている。ハニカム式エア
フイルタ装置は、例えばアメリカ合衆国特許第
4410427号公報又は特開昭59−127618号公報に示
される通り、並置された多数の通気孔を流入口で
1つおきに密閉材で充填すると共に、流出口では
流入口で充填されない通気孔を密封材で充填した
構造を有する。即ち、波形材と平形材とを交
互に積層したエアフイルタでは、流入口で山部の
みを密封材で充填すると共に流出口で谷部のみが
密封材で充填される。このようなハニカム式エア
フイルタ装置では、過すべき空気は、流入口と
流出口との間で複数回の方向変換が行われ、フイ
ルタエレメントへの付着又はふるい効果と共に空
気中に含まれた粒子の慣性力を利用して流れの方
向を急変され粒子を捕捉できるので、良好な過
性能が得られる。
発明が解決しようとする問題点
しかし、従来のハニカム式エアフイルタ装置
は、有効過面積が小さい点で種々の欠点が生ず
る。この点を図面について詳述する。第6図に示
される通り、エアフイルタ装置50は、アルミニ
ウム製ケース51を有し、ケース51内には、平
形材52及び波形材53が交互に積層され
る。これらの材は、綿及びケミカルパルプ等を
原料として精製及び形成された布が使用され
る。波形材53は、流入口では山部のみがエポ
キシ樹脂等の接着性合成樹脂からなる密封材54
で充填され、逆に流出口では谷部のみが同一樹脂
の密封材55で充填される。含塵空気は、矢印D
方向から波形材53の各谷部に流入し、波形
材53又は場合により平形材52を通過して、
波形材53の谷部から流出する。
は、有効過面積が小さい点で種々の欠点が生ず
る。この点を図面について詳述する。第6図に示
される通り、エアフイルタ装置50は、アルミニ
ウム製ケース51を有し、ケース51内には、平
形材52及び波形材53が交互に積層され
る。これらの材は、綿及びケミカルパルプ等を
原料として精製及び形成された布が使用され
る。波形材53は、流入口では山部のみがエポ
キシ樹脂等の接着性合成樹脂からなる密封材54
で充填され、逆に流出口では谷部のみが同一樹脂
の密封材55で充填される。含塵空気は、矢印D
方向から波形材53の各谷部に流入し、波形
材53又は場合により平形材52を通過して、
波形材53の谷部から流出する。
ところで、波形材53の山部及び谷部は、一
直線状に隣接する平形材52と接触する頂部5
6と底部57とを有する。これらの頂部56と底
部57では、平形材52と密着しているので、
殆ど空気が通過せず過作用が行われていない。
このため、従来のエアフイルタ装置では、有効
過面積が実質的に減少すると共に、空気の流入口
と流出口間の圧力損失が増大するので、流入口で
の空気圧力を非常に高いレベルに維持しなければ
ならない。更に有効過面積の減少に伴い、過
部での目詰りが短時間で発生し、このため、通気
抵抗が急激に増加するので、材の寿命が非常に
短かかつた。本発明者による測定結果では、頂部
56と底部57が直線状に接触しているため、有
効過面積が全波形材面積の23%減少すること
が判明した。特に軟質波形材を使用すると、平
形材との接触面積が著しく増加し、最終的に有
効過面積が41%以上減少することも判明した。
このため従来では、軟質材例えばグラスフアイ
バをハニカム式エアフイルタ製造に使用して、
過性能の向上及び装置の軽量化を図ることができ
なかつた。
直線状に隣接する平形材52と接触する頂部5
6と底部57とを有する。これらの頂部56と底
部57では、平形材52と密着しているので、
殆ど空気が通過せず過作用が行われていない。
このため、従来のエアフイルタ装置では、有効
過面積が実質的に減少すると共に、空気の流入口
と流出口間の圧力損失が増大するので、流入口で
の空気圧力を非常に高いレベルに維持しなければ
ならない。更に有効過面積の減少に伴い、過
部での目詰りが短時間で発生し、このため、通気
抵抗が急激に増加するので、材の寿命が非常に
短かかつた。本発明者による測定結果では、頂部
56と底部57が直線状に接触しているため、有
効過面積が全波形材面積の23%減少すること
が判明した。特に軟質波形材を使用すると、平
形材との接触面積が著しく増加し、最終的に有
効過面積が41%以上減少することも判明した。
このため従来では、軟質材例えばグラスフアイ
バをハニカム式エアフイルタ製造に使用して、
過性能の向上及び装置の軽量化を図ることができ
なかつた。
発明の目的
この発明の一目的は、平形材に対し波形材
を点接触させる新規な材構造により、圧力損失
が小さくかつ長寿命のエアフイルタ装置を提供す
ることにある。この発明の他の一目的は、グラス
フアイバ等軟質材を使用できる構造のエアフイ
ルタ装置を提供することにある。
を点接触させる新規な材構造により、圧力損失
が小さくかつ長寿命のエアフイルタ装置を提供す
ることにある。この発明の他の一目的は、グラス
フアイバ等軟質材を使用できる構造のエアフイ
ルタ装置を提供することにある。
実施例
以下この発明の実施例を図面について説明す
る。第1図に示されるこの発明によるエアフイル
タ装置に使用されるエアフイルタ10は、第6図
と同様にアルミニウム製ケース内に収容される。
エアフイルタ10は、グラスフアイバ等の無機繊
維で作つた布からなる平形材11と波形材
12とを交互に積層して、ほぼハニカム状に形成
されるが、図示の例では、ハニカム形状の一部分
が示される。波形材12は、連続する山部Hと
谷部Lとを有する。山部には、互いに一定間隔分
離して形成されかつ上方の平形材11と点接触
する複数の頂部13と、隣接する頂部13間に形
成されたV形傾斜面14とを有する。又、谷部L
は、互いに一定間隔分離して形成されかつ下方の
平形材11と点接触する底部15と、隣接する
底部15間に形成された逆V形傾斜面16とを有
する。
る。第1図に示されるこの発明によるエアフイル
タ装置に使用されるエアフイルタ10は、第6図
と同様にアルミニウム製ケース内に収容される。
エアフイルタ10は、グラスフアイバ等の無機繊
維で作つた布からなる平形材11と波形材
12とを交互に積層して、ほぼハニカム状に形成
されるが、図示の例では、ハニカム形状の一部分
が示される。波形材12は、連続する山部Hと
谷部Lとを有する。山部には、互いに一定間隔分
離して形成されかつ上方の平形材11と点接触
する複数の頂部13と、隣接する頂部13間に形
成されたV形傾斜面14とを有する。又、谷部L
は、互いに一定間隔分離して形成されかつ下方の
平形材11と点接触する底部15と、隣接する
底部15間に形成された逆V形傾斜面16とを有
する。
山部Hは、空気流入口ではエポキシ樹脂等の密
封材17で充填され、空気流出口では、谷部Lは
同様の密封材18で充填される。上記山部Hと谷
部Lとの間には、不連続の傾斜面19が形成され
る。
封材17で充填され、空気流出口では、谷部Lは
同様の密封材18で充填される。上記山部Hと谷
部Lとの間には、不連続の傾斜面19が形成され
る。
この発明で使用するエアフイルタ10は、波形
材12が、頂部13、V形傾斜面14、底部1
5、逆V形傾斜面16及び不連続傾斜面19を含
む点で従来の材より複雑な形状を有する。この
ようなエアフイルタ10は、相補的形状を有する
一対のロールで平形材をロール成形すると共に
ロール成形後、平形材と連続的に部分接着する
ことにより量産が可能である。
材12が、頂部13、V形傾斜面14、底部1
5、逆V形傾斜面16及び不連続傾斜面19を含
む点で従来の材より複雑な形状を有する。この
ようなエアフイルタ10は、相補的形状を有する
一対のロールで平形材をロール成形すると共に
ロール成形後、平形材と連続的に部分接着する
ことにより量産が可能である。
この発明の上記実施例は、ハニカム式エアフイ
ルタの例として説明されたが、平形材に対し直
角方向に含塵空気を通過させる多層エアフイルタ
装置又はロール式エアフイルタ装置にも実施でき
ることは明らかである。更に必要に応じて、波形
材の折曲部に部分的に接着剤を塗布して、形状
を固定させてもよい。
ルタの例として説明されたが、平形材に対し直
角方向に含塵空気を通過させる多層エアフイルタ
装置又はロール式エアフイルタ装置にも実施でき
ることは明らかである。更に必要に応じて、波形
材の折曲部に部分的に接着剤を塗布して、形状
を固定させてもよい。
発明の効果
上述の通りこの発明では、平形材に対し波形
材を点接触させる材構造が得られるので、波
形材の有効過面積が事実上拡大される。本発
明者の測定の結果、波形材と平形材の接触面
積は、この発明では、従来の約1/10ないし1/5に
減少した。従つてエアフイルタ装置を使用する場
合、この発明では、圧力損失が小さいため、流入
口圧力を流出口圧力に対し、従来のように高いレ
ベルに保持する必要がない。具体的には、流入口
圧力は、従来使用された圧力の約20〜80%減少し
たレベルでも充分過作用を行うことができる。
材を点接触させる材構造が得られるので、波
形材の有効過面積が事実上拡大される。本発
明者の測定の結果、波形材と平形材の接触面
積は、この発明では、従来の約1/10ないし1/5に
減少した。従つてエアフイルタ装置を使用する場
合、この発明では、圧力損失が小さいため、流入
口圧力を流出口圧力に対し、従来のように高いレ
ベルに保持する必要がない。具体的には、流入口
圧力は、従来使用された圧力の約20〜80%減少し
たレベルでも充分過作用を行うことができる。
又、有効過面積の事実上拡大されることによ
り、材の目詰りが短時間では発生せず、エアフ
イルタ装置の寿命を延長することができる。更に
この発明では、波形材が平形材と点接触する
ので、軟質材を使用することができる。
り、材の目詰りが短時間では発生せず、エアフ
イルタ装置の寿命を延長することができる。更に
この発明では、波形材が平形材と点接触する
ので、軟質材を使用することができる。
第1図は、この発明のエアフイルタ装置に使用
するエアフイルタの斜視図;第2図はこの平面
図;第3図は、第2図のA−A線断面図;第4図
は、第2図のB−B線断面図;第5図は、第2図
のC−C線断面図;第6図は従来のエアフイルタ
装置の斜視図で;第7図は、このエアフイルタの
断面図を示す。 H……山部、L……谷部、10……エアフイル
タ、11……平形材、12……波形材、13
……頂部、14……V形傾斜面、15……底部、
16……逆V形傾斜面、17,18……密封材、
19……不連続傾斜面。
するエアフイルタの斜視図;第2図はこの平面
図;第3図は、第2図のA−A線断面図;第4図
は、第2図のB−B線断面図;第5図は、第2図
のC−C線断面図;第6図は従来のエアフイルタ
装置の斜視図で;第7図は、このエアフイルタの
断面図を示す。 H……山部、L……谷部、10……エアフイル
タ、11……平形材、12……波形材、13
……頂部、14……V形傾斜面、15……底部、
16……逆V形傾斜面、17,18……密封材、
19……不連続傾斜面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 山部及び谷部を有する波形材と平形材と
を交互に積層してなるエアフイルタ装置におい
て、上記山部は、互いに一定間隔分離して形成さ
れかつ上方の平形材と点接触する複数の頂部
と、隣接する該頂部間に形成されたV形傾斜面と
を有し、上記谷部は、互いに一定間隔分離して形
成されかつ下方の平形材と点接触する複数の底
部と、隣接する該底部間に形成された逆V形傾斜
面とを有することを特徴とするエアフイルタ装
置。 2 上記山部及び谷部の一方は、空気流入口で密
封材により閉鎖され、この他方は、流出口で密封
材により閉鎖されたハニカム形エアフイルタを有
する特許請求の範囲第1項記載のエアフイルタ装
置。 3 上記波形材は、ロール成形により山部及び
谷部が一体成形されたグラスフアイバである特許
請求の範囲第1項記載のエアフイルタ装置。 4 上記波形材の山部と谷部との間に不連続傾
斜面が形成される特許請求の範囲第1項記載のエ
アフイルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323785A JPS61222520A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | エアフイルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323785A JPS61222520A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | エアフイルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61222520A JPS61222520A (ja) | 1986-10-03 |
JPH0462764B2 true JPH0462764B2 (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=13223409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6323785A Granted JPS61222520A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | エアフイルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61222520A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03105911U (ja) * | 1990-02-20 | 1991-11-01 | ||
JP2575732Y2 (ja) * | 1991-11-15 | 1998-07-02 | 日本バイリーン株式会社 | フィルター材 |
JP2575731Y2 (ja) * | 1991-11-15 | 1998-07-02 | 日本バイリーン株式会社 | フィルター材 |
US6273938B1 (en) * | 1999-08-13 | 2001-08-14 | 3M Innovative Properties Company | Channel flow filter |
BR112016015907B1 (pt) | 2014-01-07 | 2022-02-08 | Donaldson Company, Inc | Pacote de meios de filtragem com chapa canelada e chapa de revestimento apresentando protuberâncias |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP6323785A patent/JPS61222520A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61222520A (ja) | 1986-10-03 |
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