JPH0462285A - スライドドアの自動開閉装置 - Google Patents

スライドドアの自動開閉装置

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JPH0462285A
JPH0462285A JP2170139A JP17013990A JPH0462285A JP H0462285 A JPH0462285 A JP H0462285A JP 2170139 A JP2170139 A JP 2170139A JP 17013990 A JP17013990 A JP 17013990A JP H0462285 A JPH0462285 A JP H0462285A
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sliding door
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Muneshichi Takara
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、車両のスライド式ドアを自動的に開閉させる
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、例えば特開昭61−36
480号公報に開示されているように、車体の下面に枢
支した巻取りドラムに両端末部分を巻きつけたケーブル
の中間部分を、スライドドアの移動軌跡に沿って往復回
走しうるように案内するとともに、ケーブルの一部を、
スライドドアより車体の内方に向かって延出するブラケ
ットの先端部に止着し、かつ巻取りドラムを、電磁クラ
ッチ及び減速機構を介して、車体に装着した正逆回転可
能のモータに連係し、電磁クラッチを接続状態としてい
るときに、モータを所要方向に回転させることにより1
巻取りドラムを回転させ、かつケーブルを回走させて、
スライドドアを閉じる方向、又は開く方向に強制的に移
動させるようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような装置において、巻掛伝動手段であるケーブ
ルのたるみを防止するには、車体にテンションローラを
設けて、これをケーブルに圧接させることが好ましい。
しかし、このようなテンションローラを、ブラケットの
先端部との結合部がある方のケーブルの回走部分に圧接
させるようにすると、スライドドアの開閉時に、上記結
合部分がテンションローラに必ず1回は当接し、しかも
上記結合部分は、結合のためのボルトの頭部や接続用の
金具等がケーブルの外周面より突出しているため、テン
ションローラの摩耗や破損のおそれが大きく、耐久性が
悪くなるとともに、スライドドアの開閉作動が不円滑と
なり、また上記結合部がテンションローラに当接して通
過する際に異音が発生する等の問題点がある。
え期 本冬遺は、従来の技術が有するこのような問題点を解決
したスライドドアの自動開閉装置を提供することを目的
としている。
手段に止着したスライドドア側のブラケットの先端部の
移動軌跡が、スライドドアを案内するガイドレールの形
状と同様に、一部が湾曲していることに着目し、テンシ
ョンローラの配置と移動範囲を、ブラケットの先端部の
移動軌跡に関連させて制限することにより、巻掛伝動手
段とブラケットとの結合部分が、テンションローラに対
向する部分を通過する際だけ、テンションローラが巻掛
伝動手段及びブラケットに当接せず、それ以外は、テン
ションローラが巻掛伝動手段に圧接して、そのたるみを
除去しうるようにしたことを特徴とし置は、車体(1)
の側面に固着され、かつ車体(1)の側面と平行な直線
部(2a)と、該直線部(2a)の−端に連続し、かつ
車体(1)の内方に向かって湾曲する湾曲部(2b)と
を備えるガイドレール(2)に沿って移動するようにし
たスライドドア(3)用の自動開閉装置(A)であって
、 ガイドレール(2)の両端の内側に近接して車体(1)
に枢支した1対の(17) (20)プーリ間に、スラ
イドドア(3)より車体(1)の内方に向かって延出す
るブラケット(23)の先端部に一部を止着した巻掛伝
動手段(22)を、所要のたるみを持たせて掛け回し、
前記プーリ(17)(20)の少なくとも一方(17)
を、車体(1)に設けた正逆回転可能のモータ(11)
に連係し、車体(1)における巻掛伝動手段(22)の
回走軌跡の内方に1巻掛伝動手段(22)の内面に圧接
しうるテンションローラ(28)を、スライドドア(3
)の移動軌跡と平行をなす前記ブラケット(23)の先
端部の移動軌跡における直線部(T1)と湾曲部(T2
)との間の中間部(T3)と交差する方向に移動可能と
して装着し、かつ車体(1)に、テンションローラ(2
8)を巻掛伝動手段(22)の内面に向かつて付勢する
付勢手段(31)と、テンションローラ(28)におけ
る巻掛伝動手段(22)の内面に向う方向の移動を、前
記ブラケット(23)の先端部の移動軌跡の中間部(T
3)から内方に適宜の間隔(D)を置いた位置で阻止す
るストッパ(32)とを設けたことを特徴としている。
〔作用〕
モータ(11)を正逆回転させると、プーリ(17)が
回転させられ、プーリ(17)に掛け回された巻掛伝動
手段(22)が回走させられ、それによって、ブラケッ
ト(23)を介して巻掛伝動手段(22)に連係された
スライドドア(3)は、ガイドレール(2)に沿って開
閉させられる。
スライドドア(3)の開閉時において、スライドドア(
3)がガイドレール(2)の直線部(2a)と湾曲部(
2b)との中間部(2c)を通過する際には、ブラケッ
ト(23)の先端部も、ガイドレール(2)と平行をな
す移動軌跡における直線部(T1)と湾曲部(T2)と
の中間部(T3)を通過し、このとき、テンションロー
ラ(28)は、ストッパ(32)に当接して、ブラケッ
ト(23)の先端部より内方に適宜の間隔(D)を置い
た位置で停止させられ、ブラケット(23)の先端部及
び巻掛伝動手段(22)に接触することはない。
なお、このときは、巻掛伝動手段(22)におけるブラ
ケット(23)との結合部分が、両プーリ(17)(2
0)の中心軸線を結ぶ線(L)より最も離れ、巻掛伝動
手段(22)が最も緊張する状態にあるので、テンショ
ンローラ(28)が巻掛伝動手段(22)に圧接しなく
とも1巻掛伝動手段(22)にたるみが生じることはな
い。
スライドドア(3)が、ガイドレール(2)の中間部(
2c)から直線部(2a)又は湾曲部(2b)の方向に
離れると、ブラケット(23)の先端部と巻掛伝動手段
(22)との結合部分は、両プーリ(17) (20)
の中心軸線を結ぶ線(L)に漸次接近し、巻掛伝動手段
(22)の一部がテンションローラ(z8)に当接し、
テンションローラ(28)により巻掛伝動手段(22)
のたるみが除去される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
第1図において、(1)は自動車の車体、(2)は、車
体(1)の側面下部に固着され、かつ車体(1)の側面
と平行な直線部(2a)と、その前端部より車体(1)
の内方に向かって湾曲する湾曲部(2b)と、それらの
間の中間部(2c)とからなるガイドレール、(3)は
、ガイドレール(2)及び車体(1)の上部と中位部と
に設けた他のガイドレール(図示時)により案内され、
車体(1)の側面より外側方に若干移動した後、車体(
1)の側面と平行に後方に開き、かつ逆方向に閉じるよ
うにしたスライドドア(以下単にドアという)である。
ドア(3)の内面における前下部には、車体(1)に向
かってほぼ水平に延出するブラケット(4)が固着され
ており、ブラケット(4)の先端部には、ガイドレール
(2)に沿って転動するようにした垂直ローラ(5)及
び水平ローラ(6)が装着されている。
車体(1)の底面には、前後方向に長く、かつ上面と車
外側を向く側面とが開口する浅い箱状をなす自動開閉装
置(A)のケース(7)が、その上縁適所に設けた取付
片(7a)をボルト(図示時)止めすることにより固着
されている。
ケース(7)の底板(7b)の前部上面には、駆動装置
(8)が取付けられている。
駆動装置(8)は、ケース(9)とその上端を閉塞する
蓋板(10)とを備え、ケース(9)内には、正逆回転
可能のモータ(11)が設けられている。モータ(11
)より上方に突出する回転軸(lla)には、平歯車よ
りなる第1ギヤ(12)が固嵌され、この第1ギヤ(1
2)は、ケース(9)と蓋板(10)との間に軸承され
た大径の平歯車よりなる第2ギヤ(13a)に噛合して
いる。
第2ギヤ(13a)の下面側に同軸をなして固着された
小径の平歯車よりなる第3ギヤ(13b)は、ケース(
9)の前部に枢支された上下方向を向く出力軸(14)
の上部に固着された大径の平歯車よりなる第4ギヤ(1
5)に噛合している。
かくして、第1ギヤ(12)、第2ギヤ(13a)、第
3ギヤ(13b)及び第4ギヤ(15)により、平歯車
列からなる減速機構(16)が形成されている。
ケース(7)の底抜(7b)の上面より若干上位に位置
するケース(9)の前部底壁(9a)を貫通して下方に
突出する出力軸(14)の下部には、外周にスプライン
状の歯(17a)を形成した駆動プーリ(17)が、キ
ー(18)により回り止めされて嵌合されている。
(19)は、ケース(7)の底板(7b)上に固着した
台座で、その上面中央に設けた軸孔(19a)により、
出力軸(14)の下端を軸承し、かつ前後部より起立す
る脚片(19b) (19c)の上端部で、ケース(9
)の前部底壁(9a)を支持している。
ケース(7)の底板(7b)の後部における駆動装置(
8)より若干側方に寄った部分の上面には、従動プーリ
(20)が、上下方向を向く軸(21)をもって枢支さ
れている。従動プーリ(20)の外周面には、駆動プー
リ(17)におけるのと同様のスプライン状の歯(20
a)が形成されている。
前方の駆動プーリ(17)と後方の従動プーリ(20)
とのまわりには、内面にラック状の歯(22a)を有す
る歯付ベルト(巻掛伝動手段022)が、所要のたるみ
を持たせて掛け回されている。
第2図及び第4図に示すように、ベルト(22)の一部
は、ドア(2)より車体(1)の内方に向かって延出し
てきたベルト連結用のブラケット(23)の先端部に形
成された起立片(23a)に止めねじ(図示時)等をも
って止着されている。
ブラケット(23)の基部(23b)は、ローラ(5)
(6)を支持するブラケット(4)に、ボルト(24)
をもって固着され、ブラケット(23)における中間部
(23c)は、基部(23b)よりブラケット(4)の
下方を通って車体(1)の内方に向けてほぼ水平に延出
し、ケース(7)の外側面に形成した開口(25)より
ケース(7)内に突入している。
ケース(7)の底板(7b)の上面には、水平板状の前
後1対のアーム(26)の基部が、上下方向を向く軸(
27)をもってそれぞれ枢着され、各アーム(26)の
先端部上面には、テンションローラ(28)が、上下方
向を向く軸(29)をもって枢支されている。
各アーム(26)の基部から側方に延出するばね掛け片
(26a)の先端と、底板(7b)の適所に設けた突片
(30)とには、引張りコイルばね(付勢手段)(31
)の各端部がそれぞれ係止されている。
各アーム(26)は、引張りコイルばね(31)により
、第2図において時計方向にそれぞれ付勢され、前方の
テンションローラ(28)は、ベルト(22)における
外側の同走部の前部の内面に、また後方のテンションロ
ーラ(28)は、ベルト(22)における内側の回走部
の後部の内面にそれぞれ圧接し、ベルト(22)のたる
みを吸収するようになっている。
(32)は、ケース(7)の底板(7b)上に突設され
、かつ各アーム(26)の第2図における時計方向の回
動を規制するストッパである。
各アーム(26)の第2@における反時計方向の回動は
、アーム(26)が突片(30)に当接することにより
規制される。
カくシて、前方のテンションローラ(28)は、スライ
ドドア(3)の移動軌跡、すなわちガイドレール(2)
の中心軸線と平行をなすブラケット(23)の起立片(
23a)の移動軌跡(T)における直線部(TI)と湾
曲部(T2)との間の中間部(T3)と交差する方向に
移動可能として車体(1)に装着され、かつ引張りコイ
ルばね(31)により、ベルト(22)の内面に向かつ
て付勢されるとともに、ストッパ(32)により、ベル
ト(22)の内面に向かう方向の移動が、ブラケット(
23)の起立片(23a)の移動軌跡(T)の中間部(
T3)から内方に適宜の間隔(D)を置いた位置で阻止
されるようになっている。
その結果、前方のテンションローラ(28)は、ブラケ
ット(4)がガイドレール(2)における直線部(2a
)と湾曲部(2b)との間の中間部(2c)を通過する
際に、ブラケット(23)の起立片(23a)と対向す
るが接触せず、適宜の間隔を隔て、かつブラケット(2
3)の起立片(23a)が前方のテンションローラ(2
8)から前後に離れることにより、ベルト(22)の内
面に圧接する。
後方のテンションローラ(28)は、常時ベルト(22
)に圧接するようにしである。
(33)は、ケース(7)の底抜(7a)の−側部中央
に軸(34)をもって枢支され、ベルト(22)の内側
走行部分の中間部外面に常時圧接するようにしたガイド
ローラである。
第1図に示すように、ドア(3)内には、ドアロック(
35)と、自動開閉装置(A)の作動に先立って、ドア
ロック(35)のロックを解除する公知のモータ駆動式
アクチュエータよりなるロック解除装置(36)と、ド
ア(3)が予め定めたハーフラッチ位置まで閉じたとき
、ドアロック(35)におけるラッチプレート(図示時
)を、モータ等の駆動手段(図示時)により強制的に回
動させて、ドア(3)をハーフラッチ位置から完全閉止
状態であるフルラッチ位置まで強力に閉め込むクロージ
ャ(37)と、ドア(3)がハーフラッチ位置の直前ま
で閉じたとき。
車体(1)に設けた固定側給電コネクタ(38)と接触
して、車体(1)側からドア(3)内のロック解除装置
(36)及びクロージャ(37)への給電を行なう可動
側給電コネクタ(39)とが設けられている。
次に、この実施例の作用について説明する。
ドア(3)が完全に閉じているときは、ブラケット(4
)(23)及びベルト(22)等は、第2図に実線で示
す状態となっている。このときのブラケット(4)(2
3)の位置を符号(xl)で示す。このとき、各テンシ
ョンローラ(28)は、ベルト(22)の内面にそれぞ
れ圧接し、かつ各アーム(26)は、ストッパ(32)
に当接している(ベルト(22)の張り方によっては、
アーム(26)はストッパ(32)に当接しないことも
ある)。
この状態から、運転席等に設けた自動開扉スィッチ(図
示略)を閉じると、まず給電コネクタ(38)(39)
を介してロック解除装置(36)に給電され、ドアロッ
ク(35)がロック解除される。
すると、ドア(3)は、ドアシールの復元力やドアロッ
ク(35)におけるラッチの回動付勢力等により若干開
かれる。
このとき、ベルト(22)のブラケット(23)への止
着部は後方へわずかに移動するが、このときのベルト(
22)の局部の微小な移動は、ベルト(22)のたるみ
により吸収することができる。
ロック解除装置(36)の作動後に、モータ(11)を
予め定めた正転方向に回動させると、減速機構(16)
を介して、駆動プーリ(17)が第2図における反時計
方向へ回転させられる。
駆動プーリ(17)の反時計方向の回転により、まずベ
ルト(22)における駆動プーリ(17)の巻回部から
車体(1)の内方寄りの走行部を通り、従動プーリ(1
7)を半周して、ブラケット(23)の起立片(23a
)への止着部に至るまでの部分が緊張するまで、ベルト
(22)は駆動プーリ(17)によりたぐり寄せられ、
ベルト(22)の上記部分のたるみが除去される。
ベルト(22)の上記部分が漸次緊張させられるのに伴
って、各テンションローラ(28)は、引張りコイルば
ね(31)の付勢力に抗して、第2図における反時計方
向に向かって徐々に押し戻される。
この間、ブラケット(23)及びドア(3)全体はまだ
停止したままである。
ベルト(22)の上記部分が緊張した後、駆動プーリ(
17)の回転力がベルト(22)を介してブラケット(
23)に伝達され、ブラケット(23)及びドア(3)
は後方に向かって開き始める。
モータ(11)の作動開始から実際にドア(3)が動き
始めるまでの間に、ベルト(22)のたるみを除去する
だけの時間的な余裕があるので、ロック解除装置(36
)の作動のタイミングが若干遅れたとしても、そのタイ
ミングの狂いを吸収することができる。
したがって、モータ(11)を、ロック解除装置(36
)の作動と同時か、又はそれより若干早く作動させるこ
ともできる。
モータ(11)とロック解除装置(36)とを同時に作
動させると、制御が簡単となる。
また、モータ(11)を先に作動させ、ベルト(22)
のたるみを除去している途中で、ロック解除装置(36
)を作動させて、ドアロック(35)をロック解除する
と、ドアシールの復元力やドアロックのラッチの回動付
勢力をドア(3)の初期移動力として利用して、引き続
きベルト(22)の回走によりドア(3)を後方へ開く
ことができる。
ドア(3)が開き初めてしばらくすると、ベルト(22
)は、前方のテンションローラ(28) (このときア
ーム(26)はストッパ(32)に当接している)から
離れ、第2図に想像線(xl)で示すように、ブラケッ
ト(4)がガイドレール(2)の中間部(2C)を通過
する際には、ブラケット(23)の起立片(23a)は
、その移動軌跡(T)の中間部(T3)を通過し、この
とき、前方のテンションローラ(28)は、ストッパ(
32)により、移動軌跡(T)の中間部(T3)から間
隔(D)を置いた位置で停止させられているので、ブラ
ケット(23)の起立片(23a)及びベルト(22)
が前方のテンションローラ(28)に接触することはな
い。
なお、このときは、ベルト(22)とブラケット(23
)との結合部分は、両プーリ(17) (20)の中心
軸線を結ぶ線(L)より最も離れ、ベルト(22)が最
も緊張しているので、テンションローラ(28)がベル
ト(22)に圧接しなくとも、ベルト(22)がたるむ
ことはない。
その後、第2図に想像線(x3)で示すように、ブラケ
ット(4)がガイドレール(2)の直線部(2a)に入
り、線(L)に漸次接近すると、ベルト(22)は、再
度前方のテンションローラ(28)に接触し、それ以後
、ブラケット(4)(及びドア(3))が第2図に想像
線(x4)で示す全開位置に達するまで、テンションロ
ーラ(28)はベルト(22)に接触しつづけ、ベルト
(22)のたるみを除去する。
ドア(3)及びブラケット(4)が全開位It!(X4
)まで開き、リミットスイッチ(図示II)が作動する
か、又はドア(3)が開いている途中で、自動開扉スィ
ッチを開くと、モータ(11)の作動は停止し、ドア(
3)はその位置で停止する。
ドア(3)の停止後、テンションローラ(28)は、引
張りコイルばね(31)の付勢力により、アーム(26
)とともに時計方向に回動させられ、ベルト(22)を
押動して、ベルト(22)のたるみを除去する。
このとき、駆動プーリ(17)、減速機構(16)及び
モータ(11)の回転軸(Ila)が若干従動させらる
ことがある。
ドア(3)が全開位置又は途中の適宜の位置まで開いて
いる状態から、運転席等に設けた自動閉扉スィッチ(図
示部)を閉じると、モータ(11)が逆転させられ、減
速機構(16)を介して、駆動プーリ(17)が第2図
における時計方向へ回転させられる。
駆動プーリ(17)の時計方向の回転により、ベルト(
22)は、最初に前方のテンションローラ(28)によ
り外側方に張り出された分のたるみが除去された後、全
体が回走させられ、それによってブラケット(23)及
びドア(3)は上述の場合と逆の作動態様で前方へ、す
なわち閉じる方向へ移動させられる。
ドア(3)が予め定めた位置まで閉じると、可動側給電
コネクタ(39)が固定側給電コネクタ(38)に接触
し、ドア(3)内のクロージャ(37)に給電され、ド
ア(3)がさらに予め定めたハーフラッチ位置まで閉じ
ると、クロージャ(37)が作動し、ドアロック(35
)内のラッチが、車体(1)側のストライカ(図示部)
と係合した状態で強制的に回動させられることにより、
ドア(3)はモータ(11)の駆動力とは別のクロージ
ャ(37)の駆動力により、全閉位置まで強力に閉め込
まれる。
このときのクロージャ(37)の作動によりドア(3)
を閉じる速度が、モータ(11)の駆動によりドア(3
)を閉じる速度より大きい場合は、ベルト(22)にお
ける駆動プーリ(17)とブラケット(23)との間の
部分がたるむことにより、上記速度の差が吸収される。
ドア(3)が全開位置か、又は全開位置から全開位置ま
での途中の適宜の位置で停止している状態から、ドア(
3)を手動で閉じる際は、最初に、ドア(3)とベルト
(22)の一部のみが移動させられる。
すなわち、後方のテンションローラ(28)により外側
方に張り出されたベルト(22)のたるみ分が除去され
るまでは、ドア(3)とベルト(22)の一部のみが移
動させられ、ベルト(22)における上記部分が緊張さ
せられた時点で、始めて駆動プーリ(17)、減速機構
(16)及びモータ(11)の回転軸(lla)がドア
(3)の移動に従動させられる。
したがって、手動によりドア(3)を閉じるときの初期
においては、ドア(3)を静止状態から軽力で移動させ
ることができ、ドア(3)の慣性力がついた時点で、駆
動プーリ(17)、減速機構(16)及びモータ(11
)の回転軸(ILa)が従動させられ、それがドア(3
)の移動に対する適度のチエツク力となり、手動により
ドア(3)を閉じる際の操作性が向上する。
ドア(3)が完全に閉じている状態から、手動でドア(
3)を開く際には、まずドアハンドル(図示部)により
ドアロック(35)をロック解除とするのと同時に、ド
ア(3)は、ドアシールの復元力等により若干押し開か
れるので、そのときのドア(3)の慣性を利用して、そ
のままドア(3)を後方へ開けば、ドア(3)の初期移
動に大きな操作力を要しないで楽に開けることができる
このドア(3)の開き始め時において、ブラケッ)−(
23)の起立片(23a)と駆動プーリ(17)との間
にベルト(22)のたるみがある場合は、そのたるみが
除去された後、またたるみがない場合は即座に、駆動プ
ーリ(17)及び減速機構(16)等がドア(3)の移
動に従動させられるが、上述のように、ドアロック解除
時のドアシールの復元力等を利用して、ドア(3)を開
き始めれば、ドア(3)の初期移動時にそれほど大きな
操作力を必要としない。
本発明は、上記実施例のみに限定されるものではなく、
例えば次のように変形して実施することもできる。
(1)巻掛伝動手段としては、上記の歯付ベルト(22
)の他に、ワイヤ、チェーン等を用いることができる。
(2)本発明においては、実施例中の前方のテンション
ローラ(28)さえあればよいので、必要に応じて、後
方のテンションローラを省略して実施したり、又は別の
個所に別のテンションローラを設けてもよい。
(3)ケース(7)に対するテンションローラ(28)
の支持構造は、テンションローラ(28)がベルト(2
2)に対して圧接することにより、ベルト(22)のた
るみを除去できるものであれば、どのような構造のもの
でもよい。
例えば、テンションローラの軸を、ケース(7)に穿設
したベルト(22)と直交する方向を向く長孔に摺動自
在に装着し、該軸を、圧縮コイルはねにより、ベルトに
向かつて付勢するような構造としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によると、スライドドア(3)の開閉時において
、ブラケット(23)の先端部と巻掛伝動手段(22)
との結合部が、テンションローラ(28)に対向する部
分を通過するときだけ、テンションローラ(28)は、
ブラケット(23)及び巻掛伝動手段(22)に接触せ
ず、それ以外は、巻掛伝動手段(22)に圧接して、そ
のたるみを除去することができる。
したがって、テンションローラ(28)は、ブラケット
(23)に当接することがないので、摩耗や破損のおそ
れが少なく、耐久性を向上することができるとともに、
異音が発生することもない。
また、巻掛伝動手段は円滑に回走することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を備えた自動車の概略斜視
図、 第2図は、同じく要部の一部切欠平面図、第3図は、第
2図のm−m線断面図、 第4図は、第2図のIV−IV線断面図である。 (A)自動開閉装置 (1)車体 (2a)直線部 (2c)中間部 (4)ブラケット (6)水平ローラ (7a)取付片 (8)駆動装置 (9a)前部底壁 (11)モータ (12)第1ギヤ (13b)第3ギヤ (15)第4ギヤ (17)駆動プーリ (18)キー (19a)軸孔 (20)従動プーリ (2)ガイドレール (2b)湾曲部 (3)スライドドア(ドア) (5)垂直ローラ・ (7)ケース (7b)底抜 (9)ケース (10)蓋板 (lla)回転軸 (13a)第2ギヤ (14)出力軸 (16)減速機構 (17a)歯 (19)台座 (19b) (19c)脚片 (20a)歯 (21)軸 (22a)歯 (23a)起立片 (23c)中間部 (25)開口 (26a)はね掛け片 (28)テンションローラ (30)突片 (31)引張りコイルばね(付勢手段)(32)ストッ
パ        (33)ガイドローラ(34)軸 
          (35)ドアロック(36)ロッ
ク解除装置     (37)クロージャ(38)固定
側給電コネクタ   (39)可動側給電コネクタ(2
2)ベルト(巻掛伝動手段) (23)ブラケット (23b)基部 (24)ボルト (26)アーム (27)軸 (29)軸 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車体の側面に固着され、かつ車体の側面と平行な直線部
    と、該直線部の一端に連続し、かつ車体の内方に向かっ
    て湾曲する湾曲部とを備えるガイドレールに沿って移動
    するようにしたスライドドア用の自動開閉装置であって
    、 ガイドレールの両端の内側に近接して車体に枢支した1
    対のプーリ間に、スライドドアより車体の内方に向かっ
    て延出するブラケットの先端部に一部を止着した巻掛伝
    動手段を、所要のたるみを持たせて掛け回し、前記プー
    リの少なくとも一方を、車体に設けた正逆回転可能のモ
    ータに連係し、車体における巻掛伝動手段の回走軌跡の
    内方に、巻掛伝動手段の内面に圧接しうるテンションロ
    ーラを、スライドドアの移動軌跡と平行をなす前記ブラ
    ケットの先端部の移動軌跡における直線部と湾曲部との
    間の中間部と交差する方向に移動可能として装着し、か
    つ車体に、テンションローラを巻掛伝動手段の内面に向
    けて付勢する付勢手段と、テンションローラにおける巻
    掛伝動手段の内面に向う方向の移動を、前記ブラケット
    の先端部の移動軌跡の中間部から内方に適宜の間隔を置
    いた位置で阻止するストッパとを設けたことを特徴とす
    るスライドドアの自動開閉装置。
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