JPH0462018B2 - - Google Patents

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JPH0462018B2
JPH0462018B2 JP25173483A JP25173483A JPH0462018B2 JP H0462018 B2 JPH0462018 B2 JP H0462018B2 JP 25173483 A JP25173483 A JP 25173483A JP 25173483 A JP25173483 A JP 25173483A JP H0462018 B2 JPH0462018 B2 JP H0462018B2
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/10Photometry, e.g. photographic exposure meter by comparison with reference light or electric value provisionally void
    • G01J1/16Photometry, e.g. photographic exposure meter by comparison with reference light or electric value provisionally void using electric radiation detectors
    • G01J1/18Photometry, e.g. photographic exposure meter by comparison with reference light or electric value provisionally void using electric radiation detectors using comparison with a reference electric value

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この出願の発明は、赤外線領域における測定ガ
スの赤外線吸収の強度から測定ガス濃度を測定す
る赤外線式ガス分析計に関し、特に赤外線式ガス
分析計の感度変化、測定セル自体の温度変化によ
る感度変化、検出器の感度変化、光源の光量変化
などによる分析計の感度変化の補正を自動的に行
なえる赤外線式ガス分析計に関するものである。
(ロ) 従来の技術 赤外線式ガス分析計は測定セルと比較セルの透
過光量の差から測定ガスの濃度を測定するもので
あるが、従来、この種の分析計を連続使用する場
合に、周囲の温度変化、光源の劣化、検出器の感
度変化などにより分析計の零点とスパン点に変動
を生じるのが常であつた。このような事態に対処
するため、従来の赤外線式ガス分析計は光学系を
含めた分析計部分を熱絶縁材料で構成されたカバ
ーで被覆し、その内部温度が常に一定温度を維持
するように温度制御を行なつていた。このような
温度制御を行なうための装置が付設されているた
め、赤外線式ガス分析計のコストは高いものであ
り、また温度制御が精密に行なわれていない限
り、測定誤差の誘発は避け得ないものであつた。
さらに、光源の経年変化などの劣化により検出器
の感度変化も生じるので、赤外線式ガス分析計は
サンプルの入つていないガスである零ガス、例え
ばN2ガスと、サンプルの入つているスパンガス
とを測定セルに流し、分析計の零点とスパン点と
の目盛校正を定期的に行なつていた。
特に、高感度の赤外線式ガス分析計において
は、校正周期を短かくしているが、このために使
用される零ガスとスパンガスの消費量が大とな
り、メンテナンス費用が増大する欠点があり、ま
た校正のための作業は煩わしいものとなつてい
た。
(ハ) 目的 この出願の第1の発明は、前記した従来技術の
有する欠点を消するもので、赤外線式ガス分析計
において、周囲の温度変化、光源の劣化、検出器
の感度変化による分析計の感度変化に対し、赤外
線式ガス分析計の出力信号処理回路の増幅器のゲ
インを自動的に変えることにより自動補正の行な
える赤外線式ガス分析計を提供することを目的と
する。
第2の発明は、第1の発明の目的に加え、測定
セル自体の温度変化による測定ガスの膨張,収縮
を原因とする赤外線式ガス分析計の感度変化に対
し、赤外線式ガス分析計の出力信号処理回路のゼ
ロスパン調整器の出力側に設けられた電圧電流変
換器のゲインを自動的に変えて自動補正の行なえ
る赤外線式ガス分析計を提供することを目的とす
る。
第3の発明は、第1の発明の目的において、光
源に印加される電圧を自動的に変えて自動補正の
行なえる赤外線式ガス分析計を提供することを目
的とする。
(ニ) 構成 この出願の第1の発明は、比較セルに光源の光
を減光させずに入射させる開口部と光源の光を減
光させて入射させる開口部とを備えるホトチヨツ
パを回転駆動させ、光源の光を減光させない場合
と減光させた場合の検出器からの振幅値の差を基
準電圧値とし、この基準電圧値と光源の光を減光
させない場合と減光させた場合との検出器からの
振幅値の差とを比較し、その差が零となるように
その差電圧を交流増幅器にフイードバツクしてそ
のゲインを変えることにより、光源の光量変化、
検出器の感度変化、周囲温度の変動による分析計
の感度を自動補正することができ、そして第2の
発明によると第1の発明の構成に加えて、測定セ
ルに温度センサを設け、温度センサの出力電圧を
基準電圧と比較し、その偏差電圧を電圧電流変換
器に加えてそのゲインを変え、測定セル自体の温
度変動による分析計の感度変化を自動補正するこ
とができ、さらに第3の発明によると、第1の発
明における交流増幅器のゲインを変えて自動補正
する代りに、比較器の偏差出力を光源の電圧調整
装置に加え、その偏差が零となるように制御する
ことにより自動補正することができる。
(ホ) 実施例 第1図はこの出願の第1の発明の赤外線式ガス
分析計の実施例における分析計本体を示すもの
で、1は光源、2は比較セル、3は測定セルで矢
印方向から試料ガスが流入し、矢印方向に向けて
排出される。6はホトチヨツパで、モータ7によ
り回転駆動され、光源1からの断続光が検出器5
に入射される。4は集光器で、比較セル2と測定
セル3を透過した光を集光するためのものであ
る。5は前後室型検出器又は一方向圧力差検出器
であり、検出器5により検出された比較セル2と
測定セル3の圧力差信号は、コンデンサマイクロ
ホン型センサ又はフローセンサなどの差動検出器
8から出力される。なお、gは赤外線を通す窓材
を示す。
第2図は、第1図に示す赤外線式ガス分析計に
使用されるホトチヨツパを示す。
同図において、ホトチヨツパ6の後部には比較
セル2と測定セル3とが位置している。ホトチヨ
ツパ6を、説明の便宜上a,b,c,dの4つの
領域に分割して示す。61は測定セル3に光源1
からの光を通すための開口部で、領域bにおいて
幅lを持つて孔設されている。そして、領域c〜
aには比較セル2に対して光源1からの光を通す
ための開口部62,63,64が設けられており、
それらのうち領域aと領域cにおける開口部61
と62の開口幅はlであるが、領域dにおける開
口部63の開口幅l′は前記した開口幅lより狭く形
成されており、このため比較セル2には光源1か
らの光が一定量減光されて入射されることにな
る。
なお、72′は光電検出器であり、ホトチヨツ
パ6の領域cとdが光電検出器72′の近傍を通
過するときに、光源1からの光を受けてパルスを
出力し、後述の第6図に示す切換器72の切換え
付勢を行なうものである。
第3図はホトチヨツパ6の開口部61〜64によ
り比較セル2、測定セル3に光源1からの断続光
を与えたときの領域a〜dにおいて検出される出
力波形を示し、またその下方に示されるパルスは
ホトチヨツパ6の領域cとdにおいて光電検出器
72′がオンとなり、その出力パルスを示す。
さて、前記したホトチヨツパ6が図示の状態か
ら矢印方向に回転すると、比較セル2はホトチヨ
ツパ6の領域bにより遮断されるが、測定セル3
は開口部61を通して光源1からの光を入射され、
検出器5から第3図bに示す波形を出力する。領
域cが比較セル2と測定セル3の位置する所に来
ると測定セル3は遮光されるが、比較セル2は開
口62を通して光源1からの光を入射され、検出
器5からは第3図cに示す波形を出力する。領域
dが比較セル2と測定セル3の位置する所に来る
と、開口部lよりも狭い幅l′を持つ開口部63を通
して光源1からの光を一定量減光して比較セル2
に入射され、振幅の小さな第3図dに示す波形が
出力される。領域aが比較セル2と測定セル3の
位置する所に来ると、開口部64を介して光源1
からの光が比較セル2に入射され、第3図aに示
す波形が出力される。
第4図Aは零ガスを測定セル3に流した場合、
同図Bは測定ガスを含む試料ガスを測定セル3に
流した場合、同図cは光源1が光量変化を生じた
場合のホトチヨツパ6の領域a〜dにおいて検出
されて振幅変化を示すものである。
第4図Aについて説明すると、測定セル3に零
ガスを流し、ホトチヨツパ6の回転により断続光
を比較セル2と測定セル3に与える。領域aとc
における同一の開口幅lを持つ開口部64と62
通して光源1の光を比較セル2に入射され、同図
Aのa,cに示すように同一の振幅値が検出され
る。次に、ホトチヨツパ6の領域bの開口部61
が測定セル3に対し光源1からの光を入射させ
て、同図Aのbに示す振幅値がが検出される。さ
らに、ホトチヨツパ6の領域dにおいて狭い開口
幅l′を持つ開口部63が比較セル2に位置すると、
光源1からの光が一定量減光されて入射されるた
め、同図AAのdに示すように同図Aのaとcの
振幅値よりもRだけ減少した振幅値を出力する。
第4図Bについて説明する。測定ガスを含む試
料ガスを測定セル3に流すと、測定セル3におい
て光源1からの光の特定波長が測定ガスにより吸
収されるため、その分のMだけ減少した振幅値が
出力されるが、他の領域a,c,dにおける振幅
値は変化せず、第4図Aに示すものと同じになつ
ている。なお、Rは領域cとdにおける振幅値の
差を示す。
次に、第4図Cについて説明する。光源1から
の光が減光すると、検出器の感度が低下し、ホト
チヨツパ6の領域において検出される比較セル
2、測定セル3の振幅値が減少し、第4図Cの領
域b、即ち測定セル3からの振幅値は第4図Aに
示すものよりもM′だけ減少して出力される。そ
して、第4図Cに示す領域a,c,d、即ち比較
セル2からの検出器により検出される振幅値は減
少する。また、領域d、即ち狭い開口幅l′を持つ
開口部63を通し比較セル2に入射され、検出さ
れた振幅値と領域Cにおける振幅値との差は
R′で示される。
ここで、光源1の光量の減少によるホトチヨツ
パ6の領域cとdに設けられた開口部62と63
介して比較セル2に入射されたときの出力変化に
ついて考えてみる。
比較セル2に対しホトチヨツパ6の領域cにお
ける開口幅lを持つ開口部62と狭い開口幅l′を持
つ開口部63を通して入射され、そして光源1に
減光を生じないときの検出器5からの出力振幅値
をそれぞれ1と0.9とする。この場合、領域cと
dにおける出力振幅値の差、即ちRは0.1である。
ここで、光源1の光量が10%減少したとすると、
領域cとdにおける開口部62と63を通して比較
セル2に入射された検出器5の出力はそれぞれ10
%減少することになるから、領域cとdにおける
出力振幅値はそれぞれ0.9と0.81となり、それら
の差、即ちR′=0.09となる。このことは、検出器
の感度に変化を生じ、測定値に誤差を生じる事を
意味する。そこで、R′=0.09を0.1とする補正を
行なえば、検出器の感度はもとに復帰し、正常な
測定値を出力することができるが、この補正回路
については第6図において説明する。
次に、比較セルと測定セルの配列を変えた場合
のホトチヨツパの変形例を第5図A,Bに示す。
同図Aにおいて、ホトチヨツパ56の後部にお
いては比較セル52は測定セル53の内側に位置
している。ホトチヨツパ56についてもa,b,
c,dの4領域に分けて示すと、領域bにおいて
は測定セル53に光源1からの光を入射させるた
めの幅lを持つ開口部561が設けられている。
領域aとcには比較セル52に光源1からの光を
入射させるための幅lを持つ開口部562と564
が設けられている。領域dにおいては、光源1か
らの光を一定量減光させて比較セル52に入射さ
せるための、幅lよりも狭い幅l′を持つ開口563
が設けられている。なお、光電検出器72′は領
域aとbにより遮蔽されているときは、光電検出
器72′が遮光されているためパルスを発生せず、
領域cとdが光電検出器72′の位置する所にく
ると、光電検出器72′に光源1からの光が入射
されるため、パルスを発生するもので、後述の第
6図において説明する切換器のスイツチの切換の
付勢に使用する。
第5図Bは、ホトチヨツパの変形例を示す。
同図において、2は比較セル、3は測定セルで
ある。6はホトチヨツパであり、6′は測定セル
3に光源1からの光を入射させるための開口部で
ある。61と62は、比較セル2に光源1からの減
光されない光を入射させるための開口部であり、
3は開口部61と62の幅lよりも狭い幅l′を持つ
開口部で、比較セル2に光源1からの光を一定量
減光させて入射させるものである。6′はホトチ
ヨツパ6に設けられた切欠部で、測定セル3に光
を入射させるためのものである。
次に、第4図Bに示す領域cとdにおける振幅
値の差Rを基準値とし、この基準値Rと、第4図
Cに示す領域cとdにおける振幅値の差R′とを
比較し、その差が零となるように自動補正する回
路について説明する。
第6図において、70は入力端子であり、第1
図に示す検出器5に接続されており、71はゲイ
ンを調整することのできる交流増幅器である。7
1は切換器で、可動接片721と2個の固定接点
722と723とを有し、第3図および第4図に説
明したように、ホトセル72′がホトチヨツパ6
の領域cとdに位置するときにパルスを発生し、
可動接片721を固定接点723に接続させ、パル
スを発生しないときには可動接片721を固定接
点722に接続するように作動される。73と7
5は、交流を直流に変換する交直変換器である。
74はゼロスパン調整器で、分析開始前に零ガス
とスパンガスを測定セル3に流し、内蔵された抵
抗器を調整し、ゼロスパンの校正を行なう。76
は比較器であり、2個のサンプルホールド回路を
備え、その前段にはホトチヨツパ6の回転と同期
し、検出器5が領域cにおける検出を行なつたと
きに一方のサンプルホールド回路に接続され、領
域dにおける検出を行なつたときに他方のサンプ
ルホールド回路に切換接続されるスイツチが設け
られており、さらに両者のサンプルホールド回路
の差を求める減算回路と、減算回路からの差出力
と基準電圧発生回路77の基準電圧値Rとの比較
部を備えている。比較器76は基準電圧発生回路
77の基準値Rとホトチヨツパ6の領域cとdに
おける振幅値の差を比較し、その偏差電圧をリー
ド78を介して交流増幅器71にフイードバツク
し、両者の差が零となるように制御を行なう。な
お、80は分析計側へ出力するための電圧電流変
換器である。
点線で示す部分は測定セル3自体の温度変化に
よる分析計の感度誤差を自動補正するためのもの
で、この出願の第2の発明について述べるときに
説明するので、ここでは省略する。
次に、その作用を説明する。
ここで、第2図に示す光電検出器72′がホト
チヨツパ6の領域aとbにより遮蔽されていると
きは、第3図に示すようにパルスは発生していな
いから、切換器72の可動接片721は固定接点
722に接続される。この状態のときに、検出器
5により検出されたホトチヨツパ6の領域aとb
における出力信号は交流増幅器71により増幅さ
れ、切換器72を介して交直変換器73に加えら
れ、直流信号を出力する。この直流信号はゼロス
パン調整器74と電圧電流変換器80をして分析
計の表示部に出力される。次に、光電検出器7
2′がホトチヨツパ6の領域cとdに位置すると
きは、第3図に示すようにパルスを発生し、切換
器72を付勢し、可動接片721を固定接点723
に接続する。これにより、ホトチヨツパ6の領域
cとdにおいて検出された検出器5からの出力は
交流増幅器71により交流増幅され、切換器72
を介して交直変換器75に入力される。交直変換
器75は交流を直流に変換し、比較器76内の不
図示の並列接続された2個のサンプルホールド回
路にホトチヨツパ6の領域cとdにおける振幅値
をサンプルホールドし、その差を検出し、基準電
圧発生装置77の基準値Rとの比較を行ない、そ
の偏差分をリード78を介して交流増幅器71に
フイードバツクし、その偏差分が零となるように
ゲインの調整を行なう。
このようにして、光源1の減光による感度変化
を自動補正することができるのであるが、検出器
の感度変化、周囲温度による感度変化などに対し
てもすべて同様にして自動補正をすることができ
る。
次に、この出願の第2の発明について説明す
る。第2の発明は第1の発明の目的に加えて、測
定セル自体の温度変化による測定誤差を自動補正
することがきるものである。これを詳しく説明す
ると、測定セル3自体に温度変動が生じると、測
定セル3内に存在する測定ガスを含めた試料ガス
の体積も変動する。測定セル3自体の温度が上昇
すると、試料ガスは膨張し、これに伴なつて測定
ガスの密度が減少し、光源からの光吸収量が減少
し、検出器からの出力は校正時よりも低い値を示
し、逆に測定セル3自体の温度が低下すると、試
料ガスは収縮し、測定ガスの密度が増大し、光源
からの光吸収量が増大し、検出器からの出力は校
正時よりも高い値を示す。このような測定セル3
自体の温度変動による分析計の感度を自動補正す
る装置について、再び第6図を参照して説明す
る。
第6図において、測定セル3の内部にサーミス
タ81が設けられている。82は比較器であり、
サーミスタ81からの検出電圧が入力される。8
3は基準電圧発生回路で、ゼロスパンの校正を行
なつたときの測定セル3の温度に対応する電圧を
基準電圧値として設定する。比較器82はサーミ
スタ81からの検出電圧と基準電圧発生回路83
の基準電圧値と比較し、その偏差出力を電圧電流
変換器80に加え、そのゲインを調整して出力電
圧値の調整を行なう。
次に前記した回路の作用を説明する。いま、測
定セル3自体の温度が上昇し、測定ガスの密度、
即ち濃度が減少し、濃度減少により光源1からの
光吸収量も減少し、従つて検出器5からの出力も
減少する。この減少された出力は交流増幅器7
1、切換器72、交直変換器73を介し、直流に
変換された検出出力はゼロスパン調整器74と電
圧電流変換器80を経て分析計側に出力される。
一方、サーミスタ81は測定セル3自体の温度
上昇によりその抵抗値は減少するが、抵抗値の減
少によりその出力電圧は増大し、比較器82に入
力される。比較器82は基準電圧発生回路83の
基準電圧値と比較し、その偏差電圧を電圧電流変
換器80に入力し、そのゲインを上げて交流増幅
器71から電圧電流変換器80を経て分析計測に
出力される値を大にする。逆に、測定セル3自体
の温度が低下すると、サーミスタ81の抵抗は増
大し、その出力電圧は小となり、比較器82に入
力され、基準電圧発生回路83の基準電圧値との
比較を行ない、その偏差電圧を電圧電流変換器8
0に加え、そのゲインを下げ、電圧電流変換器8
0からの出力を減少させる。このようにして、測
定セル3自体の温度変動による分析誤差を自動補
正することができる。
次に、この出願の第3の発明を第7図に基いて
説明する。
第3の発明は、第1の発明が光源の減光による
感度変化を交流増幅器のゲインで調整する代り
に、光源の電源電圧を制御して調整しようとする
ものである。
第7図において、90は第1図に示す検出器5
からの出力電圧入力端子であり、90は交流増幅
器、92は切換器である。切換器92は第2図に
示す光電検出器72′がホトチヨツパ6の領域c
とdとに位置し、光源1からの光が照射されてい
るときに第3図に示すようにパルスを発生し、切
換器92の可動接片921を固定接点923に接続
し、パルスを発生しないときは可動接片921
固定接点922に接続する。93と96は交流を
直流に変換する交直変換器であり、94はゼロス
パン調整器、95は電圧電流変換器で分析計側に
出力する。
97は比較器で、2個のサンプルホールド回路を
備え、その前段にはホトチヨツパ6の回転と同期
し、領域cとdにおいて比較セル2に光源1から
の光が入射し、検出器5が領域cにおける検出を
行なつているときに一方のサンプルホールド回路
側に接続され、領域dにおける検出を行なつてい
るときに他方のサンプルホールド回路側に切換接
続されるスイツチが設けられている。そして、ス
イツチの切換えにより一方のサンプルホールド回
路に領域cにおける検出出力をサンプルホールド
し、他方のサンププルホールド回路に接続されて
いるときには領域dにおける検出出力をサンプル
ホールドする。さらに、比較器97には、一方の
サンプルホールド回路にサンプルホールドされた
領域cにおける検出出力と他方のサンプルホール
ド回路にサンプルホールドされた領域dにおける
検出出力との差を求める減算回路と、この出力と
基準電圧発生回路98からの基準電圧値との比較
を行なう比較部を備えている。99は光源1に与
えられる電圧を制御する電圧調整装置で、比較器
97からの偏差電圧が零となるように光源1に与
えられる電圧の制御を行なう。なお、基準電圧発
生回路98の基準電圧値の大きさは第6図につい
て説明したものと同様に、第4図Bにおける比較
セル2に入射される減光されない光と減光された
光とによる振幅値cとdの差Rに設定しておく。
このように構成された回路装置において、第2
図に示す光電検出器72′がホトチヨツパ6の領
域aとbにより遮蔽されているときは、光電検出
器72′が遮光されているため、パルスは発生せ
ず、従つて切換器92の可動片921は固定接点
922に接続されている。検出器からの出力が入
力端子90に加えられ、交流増幅された後に切換
器92を介して交直変換器93に入力され、直流
に変換された後にゼロスパン94を介し電圧電流
変換回路95に入力され、その出力を分析計側に
出力する。次に、第2図に示す光電検出器72′
がホトチヨツパ6の領域cとdに位置するとき
は、光電検出器72′に光が入射されるため、第
3図に示すパルスを発生し、切換器92を付勢
し、可動接片921を固定接点923に接続する。
入力端子90に加えられた検出器の出力は交流増
幅器91により交流増幅された後に、切換器92
を介し交直変換器96に入力される。交直変換器
96の直流出力の領域cとdにおける振幅は比較
器97の2個のサンプルホールド回路にそれぞれ
サンプルホールドされ、減算回路によりその差分
を検出し、この差分と基準電圧発回路98の基準
電圧値Rとの比較を行ない、その偏差分を光源の
電圧調整装置99に入力する。光源の電圧調整装
置99は、比較器97の偏差出力が零となるま
で、光源1に加えられる電圧の制御を行なう。
なお、この実施例においては光源の光量が減少
したときの検出器の感度変化を自動補正する場合
について説明してあるが、比較器97に入力され
る電圧は検出器の出力変化、周囲温度の変動によ
る出力変化と直接関係して変動するものであるか
ら、これらの場合おいても光源の光量を増減して
その出力変化を自動補正することができるもので
ある。
(ヘ) 効果 以上説明したように、この出願の第1の発明に
よると、ホトチヨツパに測定セルと比較セルに光
源からの光を入射させるための開口部を設け、さ
らに光源からの光を減光させて比較セルに入射さ
せるための開口部を設けると共に、比較セルに減
光されない光源の光を入射したときと減少された
光源の光を入射したときの検出出力の差を比較器
の基準電圧値とし、ホトチヨツパの回転駆動によ
り比較セルに減光されない光源の光と減光された
光源の光とを入射させ、このときの検出器の出力
をそれぞれ比較器に入力させ、その検出器の出力
の差を求め基準電圧と比較し、その偏差出力が零
となるように交流増幅器のゲインを変えることに
より、常に周囲温度変化、検出器の感度変化、光
源の光量変化による分析計の感度を簡単に自動補
正することができると共に、第2の発明によると
第1の発明の作用効果に加えて、測定セル自体の
温度変化に基づく分析計の感度変化を、測定セル
に設けられた温度センサからの出力を基準電圧と
比較し、直流増幅器のゲインを調整して分析計側
に出力される出力値の調整を行なうことにより容
易に自動補正することがき、さらに第3の発明に
よると、第1の発明における交流増幅器のゲイン
を調整する代りに、光源の電源電圧を制御するこ
とにより第1の発明と同様の効果を達成すること
ができる。
従つて、従来のように赤外線ガス分析計に熱絶
縁材によりカバーを設け、その内部の温度を精密
に制御する装置を不要とするばかりではなく、校
正用の零ガス、スパンガスを消費することなく分
析計の感度変化に対する校正を自動調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本発明の赤外線式ガス分析
計の実施例、ホトチヨツパ、出力波形と回路装置
を示すもので、第1図は本発明の赤外線式ガス分
析計の実施例の断面図、第2図はホトチヨツパの
上面図、第3図と第4図は第2図に示されるホト
チヨツパを用いて得られる出力波形図、第5図
A,Bはホトチヨツパの変形例の上面図、第6図
は光源の光量変化などや測定セル自体の温度変化
による分析計の感度変化を自動補正する回路のブ
ロツク図、第7図は光源の光量変化などによる分
析計の感度変化を光源の印加電圧を制御すること
により自動補正するための回路のブロツク図を示
す。 図中、1は光源、2は比較セル、3は測定セ
ル、4は集光器、5は検出器、6はホトチヨツ
パ、7はモータ、8は前後室型検出器、71と9
1は交流増幅器、72と92は切換器、73,7
5,93,96は交直変換器、74と94はゼロ
スパン設定器、76.82,97は比較器、7
7,82,98は基準電圧発生回路、80,95
は電圧電流変換器、81は温度センサ、99は光
源電圧調整装置を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単光源と、比較セルと、測定セルと、測定セ
    ルと比較セルに光源からの光を減光せずに入射さ
    せるための開口部および光源からの光を減光させ
    て入射させるたための開口部を有するホトチヨツ
    パと、前後室型検出器又は一方向圧力差検出器
    と、前記検出器からの出力を増幅する交流増幅器
    と、交流増幅器の出力を分析計側と比較側とに交
    互に入力する切換器と、分析計側にはゼロスパン
    調整器と電圧電流変換器とが接続された回路装置
    と、比較側には比較器と、比較セルに入射される
    光源の光を減光しない場合と減光した場合との前
    記検出器の出力値の差を基準電圧値とする基準電
    圧発生回路と、比較器の偏差出力を前記交流増幅
    器にフイードバツクしそのゲインを変える回路装
    置とを備える赤外線式ガス分析計。 2 単光源と、比較セルと、測定セルと、測定セ
    ルと比較セルに光源からの光を減光せずに入射さ
    せるための開口部および光源からの光を減光させ
    て入射させるための開口部を有するホトチヨツパ
    と、前後室型検出器又は一方向圧力差検出器と、
    前記検出器からの出力を増幅する交流増幅器と、
    交流増幅器の出力を分析計側と比較側とに交互に
    入力する切換器と、分析計側にはゼロスパン調整
    器と電圧電流変換器とが接続された回路装置と、
    比較側には比較器と、比較セルに入射される光源
    の光を減光しない場合と減光した場合との前記検
    出器の出力値の差を基準電圧値とする基準電圧発
    生回路と、比較器の偏差出力を前記交流増幅器に
    フイードバツクしそのゲインを変える回路装置
    と、測定セルに設けられた温度センサと、温度セ
    ンサの出力電圧と基準電圧とを比較する比較器
    と、比較器の偏差出力を前記した電圧電流変換器
    に加えそのゲインを変える回路装置とを備える赤
    外線式ガス分析計。 3 単光源と、比較セルと、測定セルと、測定セ
    ルと比較セルに光源からの光を減光せずに入射さ
    せるための開口部および光源からの光を減光させ
    て入射させるための開口部を有するホトチヨツパ
    と、前後室型検出器又は一方向圧力差検出器と、
    前記検出器からの出力を増幅する交流増幅器と、
    交流増幅器の出力を分析計側と比較側とに交互に
    入力する切換器と、分析計側にはゼロスパン調整
    器と電圧電流変換器が接続された回路装置と、比
    較側には比較器と、比較セルに入射される光源の
    光を減光しない場合と減光した場合との前記検出
    器の出力値の差を基準電圧値とする基準電圧発生
    回路と、比較器の偏差出力を光源電圧調整装置に
    加えて光源の電源電圧を調整する回路装置とを備
    える赤外線式ガス分析計。
JP58251734A 1983-12-28 1983-12-28 赤外線式ガス分析計 Granted JPS60142232A (ja)

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