JPH0461596B2 - - Google Patents

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JPH0461596B2
JPH0461596B2 JP60014402A JP1440285A JPH0461596B2 JP H0461596 B2 JPH0461596 B2 JP H0461596B2 JP 60014402 A JP60014402 A JP 60014402A JP 1440285 A JP1440285 A JP 1440285A JP H0461596 B2 JPH0461596 B2 JP H0461596B2
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JP
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spring
driven body
shape memory
memory alloy
support rod
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JP60014402A
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Masahisa Isaji
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Kojima Industries Corp
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication of JPH0461596B2 publication Critical patent/JPH0461596B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G7/00Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
    • F03G7/06Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for using expansion or contraction of bodies due to heating, cooling, moistening, drying or the like
    • F03G7/065Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for using expansion or contraction of bodies due to heating, cooling, moistening, drying or the like using a shape memory element

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、形状記憶合金を利用したアクチユエ
ータに関する。該アクチユエータは、たとえば車
両のヒータコントロールモードの切換駆動源に適
用可能である。
〔従来の技術〕
従来一般に用いられていた形状記憶合金の作動
手段は、大きくわけて、外気温感知タイプの作動
手段、ヒータ加熱タイプの作動手段、通電加熱タ
イプの作動手段、に分類される。
このうち、外気温感知タイプの作動手段は、第
16図に示すように、エンジン冷却系の自動車用
ラジエータサーモスタツトに見られる。図中、1
01は外気温を感知して変位する形状記憶合金コ
イル、102はバイアスばね、103は弁であ
り、エンジンが暖かい間だけ冷却水をラジエータ
に通し、低温時は閉回路内を循環させる切換バル
ブとして作動する。
ヒータ加熱タイプの作動手段は、第17図に示
すように、自動乾燥庫に見られる。そこでは、自
動乾燥庫104にヒータ105で加熱されて動く
形状記憶素子106が利用されている。形状記憶
素子106はドア107,108の開閉に用いら
れ、吸湿剤109の吸湿を効果的ならしめてい
る。
通電加熱タイプの作動手段は、従来第18図に
示すようになつている。図中、110はパルス入
力、111は比較回路、112は保持回路、11
3は出力増幅器、114は形状記憶合金のアクチ
ユエータ、115は抵抗検出器、116は比較回
路制御器、117は駆動・検出選択回路であり、
パルス状の電流が比較回路111で設定値と実際
値とが比較され、保持回路112で保持され、出
力増巾器113で増巾されて、形状記憶アクチユ
エータ114にじかに流れて形状記憶合金を加熱
変位させるようになつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記作動手段のうち、外気温感知タイ
プとヒータ加熱タイプの作動手段は、形状記憶合
金の迅速な加熱、冷却ができず、作動応答性が遅
いという問題があつた。
また、通電加熱タイプの作動手段は、形状記憶
合金素子自体に通電するので、加熱は非常に迅速
に行なうことができるが、冷却自体は前二者と同
様有効な方法がなく、室温での冷却時の作動が遅
いという問題があつた。また、加熱通電制御に第
18図に示すような複雑な制御回路が必要とな
り、コストアツプを招いてしまうという問題もあ
つた。
本発明は、上記の従来技術の問題に着目し、加
熱時、冷却時双方の作動を迅速化させると共に、
温度調整制御回路を用いることなく形状記憶合金
の変形量を一定に保つことが可能な、通電タイプ
の形状記憶合金アクチユエータを提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を沿う本発明形の状記憶合金アクチユ
エータは、 形状記憶合金からなり、支持棒12に変位可能
に支持される第1ばね1と、 前記支持棒12に摺動自在に支持され、前記第
1のばね1によつて付勢される被駆動体3と、 前記第1のばね1と接続され、該第1のばね1
への通電により該第1のばね1を前記支持棒12
の軸方向に収縮させる通電手段4と、 前記第1のばね1の収縮により前記被駆動体3
が所定量移動したのを検知し、前記通電手段4に
よる第1ばね1への通電を停止する検知手段11
と、 前記第1のばね1の収縮によつて移動した前記
被駆動体3と係合し、第1のばね1によつて付勢
される該被駆動体3の前記支持棒12の軸方向へ
の動きをロツクするロツク手段8aと、 前記被駆動体3とロツク手段8aとの係合を解
除するロツク解除手段10と、 を具備したことから成つている。
上記形状記憶合金アクチユエータにおいては、
そのロツク手段は、ロツク位置が単段であつて
も、複数段であつてもよい。
形状記憶合金からなる第1のばねを支持する支
持棒には、ヒートパイプ、または外側で吸熱、内
側で発熱するペルチエ効果を有するパイプを用い
るのが望ましい。
〔作用〕
上記のように構成された形状記憶合金アクチエ
エータにおいては、通電手段によつて第1のばね
への通電が行なわれ、第1のばねは、通電に伴な
う加熱により支持棒の軸方向に収縮変形される。
そのため、第1のばねによつて付勢される被駆動
体も支持棒に沿つて移動することになり、この被
駆動体の動きがアクチユエータの駆動出力とな
る。
この場合、形状記憶合金の第1のばねの加熱は
素子自体への通電であるので、迅速に加熱され、
瞬時に形状記憶合金は縮み、加熱側のレスポンス
は早い。
被駆動体は、第1のばねが縮んだ時点でロツク
手段によつてロツクされると共に、検出手段によ
つて第1のばねへの通電が停止される。この状態
では、第1のばねの通電が停止されても被駆動体
のロツクにより、第1のばねの変位状態がそのま
ま保持される。
このように、ロツク手段を設けたことにより、
第1のばねをある一定位置に保持するよう形状記
憶合金の加熱を制御する、複雑な温調制御回路は
不要となる。
被駆動体を元の位置に戻すときは、ロツク解除
手段により、たとえば再度形状記憶合金の第1の
ばねに通電し、被駆動体の位置を変位させること
によりロツク手段と被駆動体とのロツクを解除す
る。これにより、被駆動体は第1のばねの付勢力
によつて元の位置に戻される。
第1のばねの加熱は大電流瞬時加熱であるの
で、小電流徐加熱に比べて高応力を第1のスプリ
ングに発生させることができ、これによつて断面
が小径の形状記憶合金スプリングを使用すること
ができ、熱容量の軽減によつて、冷却効果を早め
ることができる。従来は通電加熱であつても、ロ
ツク手段がないため常時の比較的小電流による加
熱であり、形状記憶合金のばねに発生する応力が
小で断面径の大のスプリングを用いなければなら
ないため冷却に時間がかかるが、本発明ではその
ようなことがないため、従来の通電加熱に比べ
て、冷却のレスポンスが早い。また、常時加熱の
場合は、形状記憶合金の記憶ぼけを招くが、本発
明ではそのような不具合もない。
ロツク位置が単段のときは上記の作動を行なう
が、複数段のときは、第1のロツク位置でロツク
された後、瞬時加熱によつて第2のロツク位置、
第3のロツク位置へと位置を変え、最終加熱で元
の位置に戻る。この場合も、冷却レスポンスが早
いことは前記と同様である。
なお、冷却性能をより一層早めたいときには、
形状記憶合金の第1のばねを支持する支持棒を、
ヒートパイプ、ペルチエ効果を有するパイプから
構成するとよい。このようにすることによつて、
形状記憶合金の熱は、ヒートパイプまたはペルチ
エ効果を有する支持棒に伝わり、そこで室温冷却
以上に早く冷却される。
〔実施例〕
以下に、本発明の形状記憶合金アクチユエータ
の望ましい実施令を図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第7図は本発明の第1実施例を示
している。図中、1は形状記憶合金(たとえば
Ni−Ti合金)からなるコイル状の第1のばねを
示している。第1のばね1は、このコイル状の第
1のばねを貫通して延びる支持棒12によつて支
持されている。支持棒12には、第1のばね1に
対向してコイルスプリングに形成された第2のば
ね2が支持されている。
第1のばね1と第2のばね2の間には、支持棒
12に摺動自在に支持された被駆動体3が設けら
れている。被駆動体3は、第1のばね1と第2の
ばね2によつて互に反対方向に付勢されている。
本実施例では、第1のばね1の収縮動作をさらに
迅速化させるため、被駆動体3を第のばね1と第
2のばね2との双方によつて付勢しているが、第
1のばね1のみの付勢でも本発明は成立する。第
1のばね1の両端には、通電手段4が接続されて
おり、第1のばね1に電流を流すと共に、該通電
をオンオフできるようになつている。通電時には
第1のばね1が加熱されて、第1のばね1は縮
み、温度が冷えると元の第1図の長さの状態に戻
る。被駆動体3は、被作動手段5と係合可能とな
つており、支持棒12の軸方向への移動時の被作
動手段5を作動させる。
6は第2図に示すようなハートカム本体であ
り、該ハートカム本体6は支点7を中心にして回
動ばね9により第2図中時計方向に回動付勢され
ている。回動ばね9の一端は、固定部9aによつ
てハートカム本体6に固定されている。ハートカ
ム本体6には、第2図のようなハート状の溝部8
が形成されており、被駆動体3は該溝部8に摺動
自在に係合している。ハートカムの溝部は、単段
の場合1つのロツク位置を有するロツク手段8a
を有している。ロツク手段8aは、ハート状の溝
の中央の凹状の壁から成る。
ロツク手段8aより支点7側に近い位置には、
検知手段11が配設されている。検知手段11
は、被駆動体3が第1のばね1の収縮によつてロ
ツク位置側に変位してきたときに、被駆動体3に
よつて移動される被作動手段5と接触して被駆動
体3の変位を検知し、通電手段4による第1のば
ね1への通電を停止する機能を有している。
アクチユエータには、ロツク手段8aと被駆動
体3との係合を解除するロツク解除手段10が設
けられている。本実施令では、ロツク解除手段1
0は、通電手段4と、ハートカム本体6を支点7
を中心に時計回り方向に付勢させる回動ばね9と
から構成されている。つまり、通電手段4による
第1のばね1への再通電によつて第1のばね1を
収縮させ、ロツク手段8aから離れた被駆動体3
を回動ばね9の付勢力によつてハートカム本体6
の他の山8c側に変位させることにより、ロツク
手段8と被駆動体3との係合が解除されるように
なつている。
上記のように構成された第1実施例において
は、アクチユエータは次のように作動する。まず
第1図および第2図の状態が元の冷却された状態
になる。第1のばね1に通電手段4を介して電流
が送られると、第1のばねのもつ電気抵抗により
迅速に第1のばね1は加熱され、第1のばね1は
瞬時に縮んで第2のばね2の付勢力と協働して第
3図および第4図の状態に変位する。このとき、
被駆動体3はハート状の肩の山8bに移動し、こ
こで検知手段11を押して、通電が解除される。
通電の解除により第1のばね1は雰囲気によつ
て冷却され第1のばね1は伸長するが、被駆動体
3はハートカム本体6が時計方向に回動付勢され
ているため、ハート状の中央の溝を通つてロツク
位置に至り、第5図および第6図に示すように、
ロツク手段8aによつてロツクされる。第1のば
ね1が冷却されて元の温度に戻つても、被駆動体
3の位置はロツク手段8aによつて定められたロ
ツク位置に保持される。
被駆動体3の位置を元の第1図および第2図の
状態に戻す場合は、ロツク解除手段10を構成す
る通電手段4により第1のばね1への再通電を行
なわれる。第1のばね1への再通電が行なわれる
と、第1のばね1は再び加熱されて縮み、第7図
に示すように、被駆動体3をハート状の肩の他の
山8cに変位させ、検知手段11を押す。これに
よつて、通電が解除され、第1のばね1は冷却さ
れて伸長する。ここで、ハートカム本体6がロツ
ク解除手段10を構成する回動ばね9により時計
方向に付勢されているので、被駆動体3は、元と
は反対側の溝を通つて第1図および第2図に示す
元の位置に戻る。後は上記の繰り返しとなる。
形状記憶合金の加熱速度と応力特性は、第15
図に示す通りである。第15図ロは、TiNi記憶
合金の径0.6mm×30mmの線材を用いた場合におい
て、電流を1秒間に形状記憶合金が100°K温度上
昇する割合の電流100K/Sから50K/S、30K/
S、10K/Sと変化させたときの形状記憶合金の
温度上昇カーブを示している。第15図イは、そ
のときの形状記憶合金に生じる回復力(応力)を
示している。図に示すように、加熱割合が
100°K/secのとき、すなわち大電流瞬時加熱の
ときの応力σ2は、加熱割合が10°K/secのとき、
すなわち小電流徐加熱のときの応力σ1の約2倍と
なる。大電流瞬時加熱のときには、第1のばねに
大きな応力を発生させることができるため、アク
チユエータ出力手段3の変位させる力を発生させ
るのに小断面径の低剛性のスプリングを用いるこ
とができ、加熱されても小断面径のものは熱容量
が小さいため、その時点で通電をきると、早く冷
却を行なうことができる。
本実施例においては、ロツク手段8aで被駆動
体3をロツク位置にロツクしておき、元の位置に
戻すときに、大電流瞬時加熱によつてロツクを外
すようにしてあるので、小断面径の第1のばね1
への通電を解除すると、従来の小電流徐加熱で大
断面径スプリングに比べて短時間のうちに第1の
ばね1は冷え、元の位置に戻ることができる。
このように、本実施例では、第1のばね1への
直接通電による加熱性および通電停止後の第1の
ばね1冷却性の向上により、第1のばね1の伸縮
動作が迅速化され、従来のアクチユエータに比べ
て作動応答性が高められる。
また、従来の常時加熱では、変位位置をコント
ロールするための温調制御回路が必要であつた
が、本発明では機械的にロツクされるので、第1
のばね1の変位を一定に保つ温度制御回路は不要
となり、大幅なコストダウンがはかれる。
第2実施例 第8図は、本発明の第2実施例を示している。
本実施例においては、第1実施例の支持棒12が
ヒートパイプ13から構成されている。その他は
第1実施例に準じる。
このようにすることによつて、第1のばね1の
熱はヒートパイプ13が奪われ、第1のばね1の
冷却性能が上がり、冷却のレスポンスがさらに早
くなる。
第3実施例 第9図は、本発明の第3実施例を示している。
本実施例においては、第1実施例の支持棒12が
ペルチエ効果を有するパイプ14から構成されて
いる。パイプ14はセラミツク等から構成され、
外側で吸熱し、内側で発熱する。パイプ14は送
風パイプ15に接続され、発熱した内側の熱は送
風パイプ15内を流れてくる風によつて奪われ
る。その他は第1実施例に準じる。
このようにすることによつて、第1のばね1の
熱はペルチエ効果を有するパイプ14によつて奪
われ、第1のばね1の冷却性能が上がり、冷却レ
スポンスがさらに早くなる。
第4実施例 第10図は、本発明の第4実施例を示してい
る。本実施例においては、ハートカム本体6の溝
部8が複数の(図では2段の)ロツク手段8a,
8dを有している。検知手段11はそれぞれのロ
ツク手段8a,8dに対応して、ロツク手段8
a,8dより少し支点7側の位置に設けられる。
その他の構成は第1実施例に準じる このようにすることによつて、被駆動体3は、
複数の位置にロツクされ得る。
第5実施例 第11図ないし第13図は、本発明の第5実施
例を示している。本実施例において、第11図
イ,ロ、ないし第13図に示すように、第1実施
例の第1のばね1が複数の形状記憶合金ばね1
a,1b,1c,1dによつて構成され、第1実
施例における第2のばね2がつるまきばね16に
よつて構成され、第4実施例における複数のロツ
ク手段8a,8dがのこ歯状のロツク手段17
a,17b,17c,17dによつて構成されて
いる。被駆動体3には、ロツク手段17a,17
b,17cと係合可能な上下動片19が設けられ
ている。被駆動体3には、上下動片19を上下さ
せるロツク解除手段としての形状記憶合金から成
る第3のばね18が設けられている。18′は第
3のばね18とバランスして被駆動体3の上下動
片19を常に下方に付勢する通常のばねであり、
被駆動体3の上下動片19は第3のばね18とば
ね18′とのバランスによつて上下位置を定めら
れる。その他の構成は第1実施例に準じる。
第5実施例においては、第1のばね1a,1
b,1c,1dのいくつかに通電することによつ
て変位位置が決まり、それに対応した位置にある
ロツク手段17a,17b,17c,17dによ
つて被駆動体3はロツクされる。このとき第1の
ばね1a,1b,1c,1dへと通電と同時に第
3のばね18も通電され、T字状の被駆動体3の
上下動片19を上方に持ち上げのこ歯状のロツク
手段17a,17b,17c,17dを乗り越え
ることができる。
第1のばね1a,1b,1c,1dおよび第3
のばね18への通電を解除すると、被駆動体3の
上下動片19がばね18′の付勢力によつて第1
3図の状態に下げられ、上下動片19とロツク手
段17a,17b,17c,17dとの係合によ
つて被駆動体3の動きがロツクされる。
第6実施例 第14図は、本発明の第6実施例を示してい
る。本実施例においては、第5実施例のロツク手
段17a,17d,17c,17dが被駆動体3
の作動方向に直角方向に出没するプツシユボタン
式のロツク手段20a,20b,20c,20d
から構成されている。各ロツク手段20a,20
b,20c,20dは、ロツク解除手段23と連
動されている。21は被駆動体3に回動可能に取
付けられた緩衝用のアームであり、スプリング2
2によつて付勢されている。このようにすること
によつて、第5実施例の第3のばね18は不要に
なる。その他の構成は第5実施例に準じる。
第6実施例においては、第1のばね1への通電
によつて変位した被駆動体3はプツシユボタン式
のロツク手段20a,20b,20c,20dと
の係合によつてロツクされ、ロツク解除は、ロツ
ク解除手段23により、ロツク手段20a,20
b,20c,20dを被駆動体3の移動方向に対
して直角方向でかつ被駆動体3から離れる方向に
作動させることによつて行なわれる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、つぎのような効果が得られ
る。
(1) 支持棒に変位可能に支持される第1のばねへ
の通電手段による通電により、第1のばねを支
持棒の軸方向に収縮させ、第1のばねの収縮に
よつて移動した被駆動体をロツク手段によつて
ロツクし、ロツク手段によつてロツクされた被
駆動体をロツク解除手段によつて解除するよう
にしたので、第1のばねの加熱性および冷却性
を高めることができる。したがつて、第1のば
ねの伸縮変形動作が迅速化され、アクチユエー
タの作動応答性を高めることができる。
(2) 第1のばねによつて付勢される被駆動体をロ
ツクするロツク手段を設けたことにより、形状
記憶合金からなる第1のばねを一定位置に保持
するための加熱制御回路も不要となり、アクチ
ユエータの構成を簡素化することができる。
(3) 第1のばねの収縮によつて被駆動体が所定量
移動したのを検知手段によつて確認してから、
第1のばねへの通電を停止するようにしたの
で、最小限の消費電力で第1のばねによる被駆
動体の移動が可能となる。したがつて、バツテ
リを電源とする車両への搭載も著しく有利とな
る。
(4) 第1のばねを支持する支持棒を、ヒートパイ
プまたはペルチエ効果を有するパイプから構成
すれば、第1のばねの冷却性能を高めることが
でき、アクチユエータの作動応答性をさらに向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る形状記憶合
金アクチユエータの元の状態における側面図、第
2図は第1図のアクチユエータのハートカムの斜
視図、第3図は第1図のアクチユエータにおいて
第1のばねが瞬時加熱で縮んだときの側面図、第
4図は第3図のアクチユエータのハートカムの斜
視図、第5図は第3図のアクチユエータにおいて
は第1のばねへの通電を停止しアクチユエータ出
力手段がロツク手段によりロツクされたときの側
面図、第6図は第5図のアクチユエータのハート
カムの斜視図、第7図は第5図のアクチユエータ
において再び第1のばねに通電したときのハート
カムの斜視図、第8図は本発明の第2実施例に係
るものであつて第1のばねの支持棒に利用される
ヒートパイプの側面図、第9図は本発明の第3実
施例に係るものであつて第1のばねの支持棒に利
用されるペルチエ効果を有するパイプの側面図、
第10図は本発明の第4実施例に係るものであつ
て複数段のロツク手段を有するハートカムの斜視
図、第11図イは本発明の第5実施例に係る形状
記憶合金アクチユエータの全体斜視図、第11図
ロはイにおけるアクチユエータ出力手段の部分斜
視図、第12図は第11図のアクチユエータの平
面図、第13図は第11図のアクチユエータの側
面図、第14図は本発明の第6実施例に係る形状
記憶合金アクチユエータの要部側面図、第15図
イは通電加熱割合と形状記憶合金スプリングの回
復力との関係図、第15図ロは通電加熱割合と形
状記憶合金の昇温割合との関係図、第16図は従
来の外気温度作動タイプの自動車用ラジエータサ
ーモスタツトの断面図、第17図は従来のヒータ
加熱タイプの自動乾燥庫の断面図、第18図は従
来の通電加熱タイプの作動手段の制御システムの
ブロツク図、である。 1……形状記憶合金からなる第1のばね、1
a,1b,1c,1d……形状記憶合金からなる
第1のばね、3……被駆動体、4……通電手段、
6……ハートカム本体、8a,8b……ロツク手
段、10……ロツク解除手段、11……検知手
段、12……支持棒、13……支持棒としてのヒ
ートパイプ、14……支持棒としてのペルチエ効
果を有するパイプ、17a,17b,17c,1
7d……ロツク手段、18……ロツク解除手段、
20a,20b,20c,20d……ロツク手
段、23……ロツク解除手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 形状記憶合金からなり、支持棒12に変位可
    能に支持される第1ばね1と、 前記支持棒12に摺動自在に支持され、前記第
    1のばね1によつて付勢される被駆動体3と、 前記第1のばね1と接続され、該第1のばね1
    への通電により該第1のばね1を前記支持棒12
    の軸方向に収縮させる通電手段4と、 前記第1のばね1の収縮により前記被駆動体3
    が所定量移動したのを検知し、前記通電手段4に
    よる第1ばね1への通電を停止する検知手段11
    と、 前記第1のばね1の収縮によつて移動した前記
    被駆動体3と係合し、第1のばね1によつて付勢
    される該被駆動体3の前記支持棒12の軸方向へ
    の動きをロツクするロツク手段8aと、 前記被駆動体3とロツク手段8aとの係合を解
    除するロツク解除手段10と、 を具備したことを特徴とする形状合金アクチユエ
    ータ。 2 ロツク手段は単段のロツク位置を有する特許
    請求の範囲第1項記載の形状記憶合金アクチユエ
    ータ。 3 ロツク手段は複数のロツク位置を有する特許
    請求の範囲第1項記載の形状記憶合金アクチユエ
    ータ。 4 支持棒はヒートパイプから構成される特許請
    求の範囲第1項記載の形状記憶合金アクチユエー
    タ。 5 支持棒は外側で吸熱、内側で発熱するペルチ
    エ効果を有するパイプから構成されており、該パ
    イプは内側を冷却されている特許請求の範囲第1
    項記載の形状記憶合金アクチユエータ。
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