JPS62101986A - 形状記憶合金アクチユエ−タの制御方法 - Google Patents

形状記憶合金アクチユエ−タの制御方法

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JPS62101986A
JPS62101986A JP24064785A JP24064785A JPS62101986A JP S62101986 A JPS62101986 A JP S62101986A JP 24064785 A JP24064785 A JP 24064785A JP 24064785 A JP24064785 A JP 24064785A JP S62101986 A JPS62101986 A JP S62101986A
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shape memory
memory alloy
actuator
engagement
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JP24064785A
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Isami Kondou
近藤 伊三巳
Toshiaki Ito
敏明 伊藤
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Kojima Industries Corp
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、形状記憶合金を利用したアクチュエータに関
する。該アクチュエータは、たとえば中筒のヒータコン
トロールモードの切換駆動源に適用可能である。
[従来の技術] 従来一般に用いられていた形状記憶合金の作動手段は、
大ぎくわけで、(1)外気温感知タイプの作動手段、(
2)に−夕加熱タイブの作動手段、(3)通電加熱タイ
プの作動手段、に分類される。
このうち、外気温感知タイプの作動手段は、第8図に示
すように、エンジン冷7.1系の自動車用ラジエータリ
ーモスタットに見られる。図中、101は外気温を感知
して変位する形状記憶合金コイル、102はバイアスば
ね、103は弁であり、エンジンが暖かい間だけ冷却水
をラジェータに通し、低温時は閉回路内を循環させる切
換バルブとして作動する。
ヒータ加熱タイプの作動手段は、第9図に示すように、
自動乾燥庫に見られる。ぞこでは、自動乾燥庫104に
ヒータ105で加熱されて動く形状記憶素子106が利
用されている。形状記憶索子106はドア107.10
8の開閉に用いられ、吸湿剤109の吸湿を効果的なら
しめている。
通電加熱タイプの作動手段は、従来第10図に示すよう
になっている。図中、110はパルス入力、111は比
較回路、112は保持回路、113は出力増幅器、11
4は形状記憶合金のアクチュエータ、115は抵抗検出
器、116は比較回路制御器、117は駆動・検出選択
回路であり、パルス状の電流か比較回路111で設定値
と実際値とか比較され、保11回路112で保持され、
出力増EiJ器113T’増11]されて、形状記憶ア
クチュエータ114にじかに流れて形状記憶合金を加熱
変位さUるようになっている。そして、形状記憶合金を
常に一定の形状に保持するため温度が常に一定になるよ
うに通電を制御するJ、うになっている。したがって、
形状記憶合金の形状保持中には通電は常にオンオフ制御
となり常+157JQ力を要づる。
しかし、上記作動手段のうら、外気温感知タイプとヒー
タ加熱タイプの作動手段は、形状記憶合金の迅速な加熱
、冷却ができず、作動応答性が遅いという問題があった
また、通電加熱タイプの作動手段は、形状記・旧合金素
子自体に通電するので、加熱はノ[常に迅速に行なうこ
とができるが、冷却自体は前二者と同様有効な方法がな
く、室温Cの冷却時の作動が遅いという問題があった。
また、加熱通電制御に第10図に示すような複雑な制御
回路が必要となり、コストアップを招いてしまうという
問題もあった。
そこで、上記の従来技術に存在していた問題を軽減する
ために、まだ出願公開前の段階ではあるが、ロック手段
を備えた一連の新しいタイプのアクチュエータが先に本
出願人によって提案されている。すなわち、加熱時、冷
却時双方の作動を迅速化させると共に、通電加熱時の温
度調整制御回路ら不要とした、通電タイプの形状記憶合
金アクチュエータが、まず第1の機構として先に本出願
人により提案されている(特願昭60−14402号)
この提案の第1の機構は、第11図および第12図に示
すように、形状記憶合金からなる第1のばね1と通常の
スプリングからなる第2のばね2の間に介在されたアク
チュエータ出力手段3を、通電手段4から第1のばね1
に電流を流すことにより、作動させるようにしたもので
ある。そして、第11図に示すようなハート状の溝部5
が形成されかつ支点6を中心にして回動ばね7により回
動付勢されたハートカム本体8により、第1のばね1変
位時にアクチュエータ出力手段3を溝部5aにてロック
覆るとともに、ロック解除時には、一旦第1のばね1に
通電した後アクチュエータ出力手段3を溝5に沿わぜて
元の位置に戻1ようにしている。このようなロック手段
を設(プることにより、第1のばね1の変位が所定位置
で確実にロックされるため、第1のばね1に瞬間的(大
音量の通電を行うことが可能になるとともに人容吊の通
電を行うため小線径のばねでよいことになり、ばねの熱
容量が小とされて冷却の応答性が畠められる。
ところが、上記の先に提案した構造においては次のよう
な問題が残されている。
つまり、上記の構造では、ロック解除のために形状記憶
合金を一旦変位させる程度の通電が必要であり、それに
よる発熱により、形状記憶合金が冷却によって元の状態
(図の実施例では伸ばされた状態)になるのに時間がか
かる。しが・し、通電による発熱回数が多くなると形状
記憶合金の温度が高くなりすぎるおそれがあり、いわゆ
る記憶ボケの温度に達づるおぞれがあり、形状記憶合金
の耐久性上、アクチュエータの信頼性上望ましくない。
そこで同じく本出願人により、ロック解除時に形状記憶
合金に通電しなくてもよい第2の機構が提案されている
この(定業は、第1図に示ずように、機械的構造としで
は本発明を実施するための装置と同様の構造を有してい
る。
づなわら、形状記憶合金から成る第1のばね21と、第
1のばね21によって付勢されたアクチュエータ出力手
段23と、第1のばね21にオンオフ可能に通電する通
電手段28と、アクチュエータ出力手段23が第1のば
ね21によって変位されたときにアクチュエータ出力手
段23をロックするロック手段と、を備え、該ロック手
段を、アクチュエータ出力手段23に設けられた第1の
係合部t、129、第1の係合部材29に係合可能で識
係合の保持によりアクチュエータ出力手段23の位置を
固定可能な第2の係合部材32、および第2の係合部材
32を固定することにより第2の係合部vJ32の第1
の係合部材29との係合の保持を可能にし第2の係合部
材332の固定を解除することにより前記係合の解除を
可能にづるロック制御手段36から構成したものから成
っている。
このような構成にJ、す、[Iツク解除時には、単に第
1の係合部材29と第2の係合部+′A32との係合を
解除するだけでよくなり、形状記憶合金21に通電しな
くても温度の低下した形状記憶合金21の復元力を利用
して(形状記憶合金21が2方向竹のものである場合)
、あるいはバイアスばねの力により(形状記憶合金21
が17′j向性のものである場合)、ロックの解除と形
状記憶合金21の元の状]mへの復元が行われる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上記第2の機構においても、まだ次のような
問題が残されている。
つまり、ロック解除時に形状記憶合金21に通電しなく
てもよいので、発熱が抑えられ、十分に温度の下った形
状記憶合金21の復元力によりアクチュエータ出力手段
23を迅速に元の位置に戻づことはでさるものの、その
動作にいきおいがありすぎて、アクチュエータ出力手段
23が激しく側板22に当たって大きな当を発生するお
それがあるという問題がある。また、このような激しい
動作はアクチュエータの位置ずれを招くおそれがあり、
かつ速い動作を続けて何度も行うことは、アクチュエー
タ本体の耐久性上好ましくないという問題かある。
本発明は、前述の従来の公知の装置の問題点に加え上記
のような本出願人が先に提案した第1の機構および第2
の機構の残された問題点に着目し、加熱0)の作動の迅
速化および冷却による形状戻り時の作動速度を向上させ
るとともに、作動速度を低下させることなく音の発生、
アクチュエータの位置ずれを防止し、装置の耐久性、信
頼性を向上覆ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的に沿う本発明の形状記憶合金アクチュエータの
制御方法は、形状記憶合金から成る第1のばねと、第1
のばねによって付勢されたアクチュエータ出力手段と、
第1のばねにオンオフ可能に通電する通電手段と、アク
チュエータ出力手段が第1のばねによって変位されたと
ぎに該アクチュエータ出力手段をロックJるロック手段
と、を備え、このロック手段を、アクチュエータ出力手
段に設けられた第1の係合部材、第1の係合部材に係合
可能で該係合の保持によりアクチュエータ出力手段の位
置を固定可能な第2の係合部材、おJ、び第2の係合部
材を固定することにより第2の係合部材の第1の係合部
材との係合の保持を可能にし第2の係合部材の固定を解
除づることにJ、り前記係合の解除を可能にJるロック
制御手段から構成した形状記憶合金アクチュエータの制
御方法であって、ロック手段によるロックを解除すると
きに、第1のばねへの前回通電からの時間を確認し、該
確認時間が設定り間より・し長い場合には、ロック解除
前に第1のばねに対して該第1のばねの前記変位に対重
る復元力を弱める程度の電気量にて予備通電を行い、確
認]1)間が設定時間よりも短い場合には、予備通電を
行うことなくロックを解除して第1のばねの変位を復元
させる方法から成っている [作用] 上記のにうに構成された形状記憶合金アクチュエータの
制御方法においては、形状記憶合金の第1のばね自体に
通電覆ることにより第1のばねを加熱して変位させるの
で、加熱変形側の作動は迅速に行われる。また、加熱変
形俊第1の係合部材と第2の係合部材との係合の保持に
よりロックされ、そのロックの解除は単に第2の係合部
材との係合の保持を解除するだけでよいので、容易にか
つ迅速に行われる。このロック解除時には、形状記憶合
金の温度は下っているので、形状記憶合金自体に元の位
置に戻ろうとする復元力が発生しているかあるいは形状
記憶合金を元の位置に戻す方向に作用するバイアスばね
による復元力が働いている。形状記憶合金(第1のばね
)への前回通電から時間が十分に経過している場合には
、形状記憶合金の温度が十分に低下しているため、形状
記憶合金を元の状態に戻そうとする復元力は大きくなり
復元方向の作動速度も速くなろうとするが、その場合に
は予備通電が行われる。この予備通電は、前述の第1の
機構のように第1のばねに変形を生じさせる程大きなも
のではなく、第1のばね自体の復元力を弱めるかあるい
は第1のばねを復元さμようとJるバイアスばねに対し
復元方向のツノを弱めるよう第1のばね内に力を蓄える
ためのものである。したがって、第1のばねの瀉磨をと
くに高める程大ぎな通電ではないので、第1のばねの冷
却側作動速度がとくに遅くなることはない。
そして、上記予備通電によって、第1のばねの復元速度
が適当に遅くされ、アクチュエータ出力手段の動きが適
当な速度に調整されて、激しい衝突、音の発生が抑制さ
れる。
一方、形状記憶合金(第1のばね)への前回通電から時
間が十分に経過していない場合には、形状記憶合金にま
だ復元力を弱める力が残っているので、予備通電を行わ
ないでも作動速度は自然に適切な速度となる。
このように、加熱側のレスポンスを高い性能に維持でき
ることは勿論のこと、経過時間に応じた予備通電の制御
により、冷却側のレスポンスを低ドさけることなく音の
発生、アクチュエータの位置ずれ等の問題が解消される
[実施例] 以下に、本発明の形状記憶合金アクチュエータの制御方
法の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図(イ) (ロ)(ハ)は本発明の一実施例に係る
方法を実施するための形状記憶合金アクチュエータを示
しており、第2図ないし第4図はその制御装置および制
御フローを示しており、第5図ないし第7図はアクチュ
エータの作動状態を示している。
第1図に示した機械的構成は、前述の如く先に本出願人
が提案した第2の機構と実質的に同じである。図中、2
1は形状記憶合金(たとえばNi−Ti合金)から成る
第1のばねを示しており、]イルスプリングに形成され
た第1のばね21は、変態点よりも加熱されることによ
り縮むように形状記憶されCいる1、第1のばね21は
、ぞの両端が側板22、a3J、びアクチュエータ出力
手段としてのスライド板23に固定されている。両側の
側板22.22間には、ガイドロッド24.24がわた
されており、スライド板23はガイドロッド24.24
上に1呂動自在に支持されている。ガイドロッド24.
2/1の側板22とスライド板23との間には、コイル
スプリングに形成されたバイアスばねとしての第2のば
ね25.26がそれぞれ設けられている。、第2のばね
25.26は、圧縮コイルスプリングからなっており、
形状記憶合金21が変態点以下の場合これを引き伸ばす
方向に作用づる。スライド板23には、外部に向りて延
びる作用棒27が連結されており、作用棒27はスライ
ド板23の動きを外界に作用させる。
なお、上記の第1のばね21は一方向に形状が記憶され
たばねとしたが、第1のばね21は2方向性を有する形
状記憶合金から成るものであってもよく、その場合は、
第2のばねは不要である。
第1のばね21の両端には、通電手段28が接続されて
おり、第1のばね21に電流を流すと共に、該通電をオ
ンオフできるようになっている。通電時には第1のばね
21が加熱されて、第1のばね21は縮み、温度が冷え
ると元の第1図の長さの状態に戻ろうとする。
スライド板23には、先端部が鉤状に形成された第1の
係合部材29が取付けられている。第1の係合部材29
は、スライド板23上に若干の回転の自由度をもって組
付けられており、捩りコイルばね30により図の右回り
に回動イ」勢されている。31は第1の係合部材29用
の回転ストッパである。
32は、本アクチュエータの固定部分に回動自在に取付
けられた第2の係合部材を示しており、第2の係合部材
32は、その上端部が第1の係合部材29と係合可能な
形状に形成されている。この第2の係合部’t′A32
は、ソレノイド33の可動鉄心33aに取付Cノられて
いるスライド棒34に固定された係止片35に係止可能
となっており、該係止により第1の係合部材29と第2
の係合部+432との停台状態を保持できるようになっ
ている。したがって、ソレノイド33、スライド棒34
および係止片35は、第2の係合部trA32を固定す
ることにより第2の係合部材32の第1の係合部材29
との係合の保持を可能にし、第2の係合部+A32の固
定を解除することににり前記係合の解除を可能にするロ
ック制御手段36を構成している。このソレノイド33
への通電はリード線37を介して行われる。38は圧縮
ばねであり、スライド棒34を図の左側へ付勢リ−るこ
とにJ、り可動鉄心33aをソレノイド33により保持
可能な位置に戻す作用をする。39は圧縮ばね38の右
端を固定するストッパであるとともにスライド棒3/1
の移動をガイドする。なお、32aは第2の係合部材3
2用の回転ストッパである。
次に本装置の制御回路について説明する。
第2図は本装置の制御回路を示している。図中40はア
クチュエータへの動作指令用押ボタンスイッヂを示して
おり、形状記憶合金21(第1のばね)の縮み側あるい
は伸び側への動作をコントローラ(図示路)に指示する
。41はパワートランジスタであり、形状記憶合金21
へ通電すべき電流値を制御する。42はサーミスタであ
り、形状記憶合金21の温度を感知する。43は、形状
記憶合金21が縮み側において、ある所定位置まで到達
したことを検出する到達確認用リミットスイッヂである
。44はソレノイド33のコイル部を示し−でいる。こ
れらの回路における信号は、信¥′i処理部45にて処
理される。信号処理部45にお【ノる信号処理について
は第3図および第4図に示1が、これについては以下の
本発明の詳細な説明とともに説明する。
上記のように構成された実施例装置を用いて本発明の方
法は次のように実施される。
まず装置の作動について説明する。第5図ないし第7図
に本実施例装置の作動状態を示す。第5図は、元の状態
を示しており、第2のばね25.26(バイアスばね)
により第1のばね21は伸ばされ、スライド板23、作
用棒27を介して外界に対して図の左方向に作用してい
る。このときには、ソレノイド33のiす動鉄心33a
は左方向に保持されており、スライド棒34に固定され
た係止片35により第2の係合部材32は図の状態にロ
ックされている。
次に、第3図のノD−ヂr−トに示すように、動作指令
が入力され第1のばね21に通電される。
第1のばね21に通電手段28を介して電流が送られる
と、第1のばね21のもつ電気抵抗にJ:り迅速に第1
のばね21は加熱され、第1のばね21は瞬時に縮んで
第2のばね25.26のイ」勢力に抗して第6図の状態
まで変位し、スライド板23を第5図の右方向に移動さ
せる。
この第1のばね21の収縮変形は第1のばね21自体へ
の通電によるものであるから、第1のばね21は瞬時に
効率よく加熱され、変形される。
また、第1のばね21の動作開始■、1には、第3図に
示すように同n)にタイマがスタートする。そして、第
1のばね21の収縮変形に伴なうスライド板23の到達
位置(つまり第1のばね21の変位ににる第1のばね2
1のスライド板23側端部の到達位置)が、到達確認用
リミットスイッチ43によって検出される。信@処理部
45では、到達確認用リミツ1〜スイッチ43からの信
号に基きスライド板23が所定の位置に到達したか否か
を判断する。
スライド板23が所定の位置に到達すると、第1の係合
部材29は、その先端部が一旦第2の係合部材32にの
りあげた俊第2の係合部材32に係合する。この状態で
第1のばね21への通電が切られる。形状記憶合金であ
る第1のばね21は、通電停止による温度低下にしたが
い第2のばね25.26により図の左側に戻されようと
するが、ソレノイド33のロック力によって第1の係合
部材29、第2の係合部材32を介してロックされてい
るので、そのままの状態(第5図の状態)に保持される
一方スライド板23が所定の位置に到達しない場合には
、タイマの設定上限時間までの通電の後、第1のばね2
1への通電が停止される。スライド板23が所定の位置
に到達できない理由としては、予期せぬ外力がIJll
わった場合等が考えられるが、その状態のまま通電しつ
づけると、通電時間が艮くなって第1のばね21の温度
か高くなりずきるおそれがある。しかし上述の如く通電
時間に上限を設Cプることにより、第1のばね21の過
熱が防止される。
また、第1のばね21への通電の頻度が高くなったり、
上述の上限時間までの通電動作が反復された場合にも、
第1のばね21は徐々に蓄熱されていわゆる記憶ボケ温
度に達するおぞれがある。
しかし、第3図に示すにうに、スライド板23が所定の
位置に到達したか否かが判断された後には、第1のばね
21が設定温度よりも高いか否かが判断される。この判
断は、形状記憶合金21の温度を感知するり°−ミスタ
42からの信号に基づいて行われる。そして第1のばね
21が設定温ffjよりも高い場合には通電がインタロ
ックされる。したがって、第1のばね21が記憶ボケ温
度に達することは防止される。
次に、ロックの解除についてでおるが、第7図に示づよ
うに、ソレノイド33の可動鉄心33aの保持を加除す
ることによりスライド棒34は右方向へ移動し、それま
で固定されていた第2の係合部材32の固定状態が解除
される。このとき、第1のばね21はずでに温度が下っ
ており、その収縮力はほとんど作用しておらず、第2の
ばね25.26によってスライド板23は図の左方向に
イ・1勢されているので、スライド板23の移動に伴な
い第1の係合部材29と第2の係合部材32との係合は
自然に解除される。そしてスライド板23の移動により
再び第5図の元の状態に戻る。この第1の係合部材29
と第2の係合部vJ32との係合の解除においては、第
1の係合部材29の移動に伴ない第2の係合部材32が
単に回動するたりてよく、解除のために大きな力は不要
であるとともに解除も円滑に行われる。
このロック解除時においては、第4図に示すように、ソ
レノイド33による第2の係合部材32の固定解除前に
、第1のばね21への前回通電からの時間が確認される
。前回通電からの時間が設定11.1間よりし艮< 1
1;”i間が1−分に経過している場合には、第1のば
ね21は十分に冷却されているので、もはや第1図にお
()る右Ij向に作用する力はほとんど蓄えられておら
ず、第2のばね25.26の付勢力によってスライド板
23は大きなツノで図の左方向に付勢されていることに
なる。もしこの状態にて、第1の係合部材29と第2の
係合部+332との係合を解除すると、スライド板23
が速い速度で元の位置に戻され、前述の如き問題が生じ
る。しかし本発明においては、L1ツク解除前に形状記
憶合金21に予備通電が行われる。この予備通電は、形
状記憶合金21を収縮方向に変形  。
ざUる稈大きな電流ではなく、バイアスばねておる第2
のばね25.26の作用方向と反対方向に第1のばねに
力が蓄えられる程度の電流にて行われる。また、第1の
ばねが2方向ヤ1の形状記憶合金からなっている場合に
は、第1のばね自体の復元力を単に弱める程度に予備通
電される。。
したがって、とくに第1のばね21の7m1Mを上昇さ
せることなく、予備通電によりスライド板23の元の位
置に戻ろうとする復元力が弱められる。
この状態でロックが解除されるので、スライド板23の
作動速度は適当に低く抑えられ、側板22との衝突速度
が小に抑えられて富の発生が抑えられるとともに、その
位置ずれも防止される。しかも、予備通電は形状記憶合
金21の変形を伴なう程大きなものではないので、形状
記憶合金21の不都合な発熱はなくレスポンスは十分に
高い状態にキ11持される。
逆に第1のばね21への前回通電からの時間が設定In
間よりも短い場合には、形状記憶合金21にまだバイア
スばね25.26に対抗覆る力が残っているので、予備
通電は行われず、そのままロックか解除される。形状記
憶合金21に残゛つている力によりスライド板23の作
動速度が適当に低く抑えられるのは、上述の作用におけ
る場合と同じである。
[二発明の効果] 以上説明したように、本発明によるときは、形状記憶合
金から成る第1のばねとロック機構を備え、加熱側、冷
、IJI側共に高い作動速度を右型るアクチュエータに
LJ3い−C1【」ツクを解除してアクチュエータ出力
手段を元の位置に復元ゴる際に、第1のばねへの前回通
電からの時間が長い場合には予備通電を行うようにした
ので、アクチュエータに望まれる作動速度をとくに低下
さけることなく、アクチュエータ出力手段作動に伴なう
音の発生を抑えることができ、ロック解除時のアクチュ
エータ出力手段の作動速度を適切に抑えることにより、
位置ずれおよび激しい衝突を防止することができ、装置
の信頼性、耐久性を向上することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本発明の一実施例に係る方法を実施する
ための形状記憶合金アクチュエータの元の状態におりる
平面図、 第1図(ロ)は第1図(イ)の装置の側面図、第1図(
ハ)は第1図(イ)の装置のへ方向からみた側面図、 第2図は第1図のアクチュエータの制御回路図、第3図
は第1図のアクチュエータの制御フロー図、 第4図は第1図のアクチュエータのロック解除時に43
ける制御フ[1−図、 第5図ないし第7図は第1図のアクチュエータの各作動
状態にお(プる側面図、 第8図は従来の外気温度作動タイプの自動車用ラジェー
タサーモスタットの断面図、 第9図は従来のヒータ加熱タイプの自動乾燥庫の断面図
、 第10図は従来の通電加熱タイプアクチュエータの制御
システムのブロック図、 第11図は先に本出願人が提案した形状記憶合金アクチ
ュエータの断面図、 第12図は第11図の装置のハートカムの斜視図、 である。 21・・・・・・第1のばね 23・・・・・・アクチュエータ出力手段としてのスラ
イド板 24・・・・・・ガイド1コツト 25.26・・・・・・第2のばね 27・・・・・・作用棒 28・・・・・・通電手段 29・・・・・・第1の係合部材 32・・・・・・第2の係合部材 33・・・・・・ソレノイド 33a・・・・・・可動鉄心 34・・・・・・スライド棒 35・・・・・・係止片 36・・・・・・ロック制御手段 38・・・・・・圧縮ばね 40・・・・・・動作指令用押ボタンスイッヂ41・・
・・・・パワートランジスタ 42・・・・・・サーミスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)形状記憶合金から成る第1のばねと、該第1のば
    ねによつて付勢されたアクチュエータ出力手段と、第1
    のばねにオンオフ可能に通電する通電手段と、アクチュ
    エータ出力手段が第1のばねによって変位されたときに
    該アクチュエータ出力手段をロックするロック手段と、
    を備え、該ロック手段を、前記アクチュエータ出力手段
    に設けられた第1の係合部材、該第1の係合部材に係合
    可能で該係合の保持により前記アクチュエータ出力手段
    の位置を固定可能な第2の係合部材、および該第2の係
    合部材を固定することにより第2の係合部材の前記第1
    の係合部材との係合の保持を可能にし該第2の係合部材
    の固定を解除することにより前記係合の解除を可能にす
    るロック制御手段から構成した形状記憶合金アクチュエ
    ータの制御方法であって、前記ロック手段によるロック
    を解除するときに、前記第1のばねへの前回通電からの
    時間を確認し、該時間が設定時間よりも長い場合には、
    ロック解除前に第1のばねに対して該第1のばねの前記
    変位に対する復元力を弱める予備通電を行い、前記確認
    時間が設定時間よりも短い場合には、前記予備通電を行
    うことなくロックを解除して第1のばねの変位を復元さ
    せることを特徴とする形状記憶合金アクチュエータの制
    御方法。
JP24064785A 1985-10-29 1985-10-29 形状記憶合金アクチユエ−タの制御方法 Pending JPS62101986A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114224A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 いすゞ自動車株式会社 サーモスタット及びサーモスタットの制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016114224A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 いすゞ自動車株式会社 サーモスタット及びサーモスタットの制御方法

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