JPH046121Y2 - - Google Patents

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JPH046121Y2
JPH046121Y2 JP1984168560U JP16856084U JPH046121Y2 JP H046121 Y2 JPH046121 Y2 JP H046121Y2 JP 1984168560 U JP1984168560 U JP 1984168560U JP 16856084 U JP16856084 U JP 16856084U JP H046121 Y2 JPH046121 Y2 JP H046121Y2
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JP
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positive electrode
negative electrode
electrode mixture
battery
separator
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JP1984168560U
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JPS6183264U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Primary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、一般にコイン型あるいはボタン型
と称されている偏平形の非水電解液電池に関す
る。
《従来の技術》 ボタン型リチウム電池で代表されるこの種の偏
平形非水電解液電池の従来の構造を第2図に示し
ている。
第2図において、二酸化マンガンなどの活物質
に導電剤及びバインダを加えて混練・成形してな
る円板型の正極合剤16と、ポリプロピレン不織
布などからなる多孔質なセパレータ18と、円板
状に裁断されたリチウムからなる負極20と、そ
れに非水電解液とで発電要素が構成される。正極
合剤16、セパレータ18、負極20はこの順で
積層され、正極缶10、負極缶12、封口ガスケ
ツト14からなる偏平形電池ケース内に密封入さ
れている。
正極缶10及び負極缶12はステンレススチー
ル板などのプレス成形により、浅いコツプ状ない
しは皿状に形成されている。封口ガスケツト14
は適宜な弾性を有する合成樹脂で環状に形成さ
れ、負極缶12の周縁部を包み込むように装着さ
れ、さらに正極缶10の内周面に嵌合されてい
る。正極缶10の開口端縁部分は内側へカール成
形され、これにより封口ガスケツト14が圧縮さ
れ、電池ケース内が密閉されている。
《考案が解決しようとする問題点》 リチウムなどの軽金属を負極活物質とする非水
電解液電池は、高い理論エネルギー密度を得るこ
とができるので、小さい偏平形電池で長寿命かつ
高放電性能のものを実現可能である。この電池の
内部抵抗を小さくし、大きな短絡電流を得ること
ができるようにするには、電池構成上特に次のよ
うな配慮が重要である。
まず、正極缶と正極合剤、負極缶と負極のそれ
ぞれの電気的接触状態を良好かつ安定に保つこと
が必要である。そのために、正極合剤と正極缶の
間、負極缶と負極の間にそれぞれ金属ネツトやエ
キスパンデツドメタルなどの集電体を介在させる
ことが一般的に行われている(第2図では省略し
ている)。
次に重要なことは、正極合剤と負極との対向面
積をできるだけ大きくし、しかも極間距離を十分
に小さくすることである。第2図の構造では、正
極合剤16と負極20との対向面積は電池ケース
(正極缶10、負極缶12)の寸法によつて大き
く規制され、限られた寸法内で対向面積を飛躍的
に大きくするということはできない。従つて電池
の内部抵抗を下げるためには、セパレータ18を
薄くするしか方法がなかつた。セパレータ18を
余りに薄くしすぎると、内部短絡や自己放電が起
きやすくなるので、これにも限界がある。
また、電池の放電反応に伴つて負極20の体積が
減少して薄くなる。これは負極20とセパレータ
18と正極合剤16との接触性を低下させる原因
になる。反対に、正極合剤16の体積は放電反応
に伴つて増加し、その厚みを増す。これは、負極
20の厚み減少による発電要素相互間の接触性の
低下をある程度補う。しかし、正極合剤16の体
積増加はその径の増大となつても表われるので、
負極20の厚み減少による悪影響を完全には補う
ことができない。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、特にセパレータの厚
さ寸法を変更することなく、限られた電池ケース
の寸法内で正、負極の対向面積を従来より明らか
に大きくし、また放電反応によつて負極の厚みが
減少しても発電要素相互間の接触性がそれほど低
下しないようにし、内部抵抗の小さい優れた放電
性能を長期にわたつて維持できるようにした偏平
形非水電解液電池を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 そこで、この考案に係る偏平形非水電解液電池
は、偏平形電池ケースの対向する一方の内平面上
に該ケースの内側面との間に空隙部を残して密着
配置された正極合剤と、該正極合剤の遊端面及び
外周面の一部を覆うような凹部が形成されて該正
極合剤を嵌合可能であり、かつ、上記ケースの他
方の内平面に密着配置された軽金属製の負極と、
該正極合剤と負極との間に挟持されたセパレータ
とを備えてなる。
《作用》 この考案の構造では、上記正極合剤の端面と負
極の凹部底面、正極合剤の外周面と負極の凹部内
周面とがセパレータを介して対向し、これら全体
が電池反応に伴うイオンの経路となる。従つて同
じ寸法の電池ケース内で、正、負極の対向面積を
従来より大きくすることができる。
また、電池反応に伴って正極合剤の径が大きく
なると、該正極合剤がケースの内平面上に密着配
置されており、しかも、負極が正極合剤の遊端面
及び外周面の一部を覆つているため、正極合剤と
負極との接触面積の低下を補うことができる。
この場合、セパレーターの厚さ寸法を特に変更
するものではないため、極間距離が大きくなって
電池の内部抵抗が大きくなつたり、極間距離が小
さくなつて内部短絡等が生じることはない。
《実施例》 第1図はこの考案の一実施例による偏平形非水
電解液電池を示している。偏平形電池ケースは、
径の大きな正極缶10と、径の小さな負極缶12
と、この両者の間に介在された環状の封口ガスケ
ツト14とから構成され、その内部に、二酸化マ
ンガンあるいはフツ化黒鉛などを主体とする正極
合剤16と、ポリプロピレン不織布などからなる
薄肉平板状のセパレータ18と、リチウムからな
る負極20とがほぼ積層状態で装填されている。
特に本考案の電池では、正極合剤16が正極缶
10の内底面上に正極缶10の内側面との間に空
隙部を残して密着配置され、負極20のセパレー
タ18を介した正極合剤16との接触面側が該正
極合剤16の上面(遊端面)及び外周面の一部を
覆うようにその周囲を残してコップ状に窪んだ凹
部になつていて、この凹部内に正極合剤16が嵌
合して負極20と正極合剤16との間にセパレー
タ18が挟持されている。ここで、第1図におけ
る20aは上記凹部の内部の平面(凹部内平面と
称す)であり、20bは上記凹部の内周面(凹部
内周面と称す)を示している。
セパレータ18は負極20の凹部内平面20a
及び凹部内平面20bの両方に接している。正極
合剤16は、負極20の凹部内周面20bの径よ
り若干小さい外径の円板状に加圧成形されてい
て、その厚みの半分以上が負極20の凹部内にセ
パレータ18を介して嵌合している。
従つて、負極20の凹部内平面20aが電池反
応に関与する正極合剤16との対向面となるだけ
でなく、負極20の凹部内周面20bもセパレー
タ18を挾んで正極合剤16の周面と対向してお
り、この対向部分も電池反応に関与する。
また、前述のように負極20の厚みは電池反応
に伴つて減少し、そのことが発電要素相互間の接
触性を低下させる要因になる。反対に正極合剤1
6は電池反応に伴つて体積が増加し、その厚み及
び外径ともに増加する。正極合剤16の厚みの増
加は負極20の凹部内平面20aの後退(体積減
少による)を補い、正極合剤16の外径の増加は
負極20の凹部内周面20bの後退を補う。その
結果、電池反応が進んでも発電要素相互間の接触
性は殆ど低下しない。
なお、負極20に上述の凹部20a,20bを
形成するのは、例えば、負極缶12の内部にリチ
ウム板を圧着した後、上記凹部に相当する形状の
パンチ(プラスチツク製がよい)でリチウム板の
表面を加圧することによつて行なう。これで、柔
軟なリチウムは容易に変形し、凹部が形成され
る。そして例えば、負極20の凹部20a,20
b内にセパレータ18を拡げ、さらにその上に円
板形の正極合剤16を嵌合する、という手順で電
池を組立てる。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る偏
平形非水電解液電池では、従来と同じ寸法の電池
ケースを用いても、正、負極の対向面積を従来よ
り大きくすることができ、また電池反応が進んで
も発電要素相互間の接触性の低下が起きにくくな
る。そのため、電池の内部抵抗を小さくできると
ともに、良好な放電性能を長期にわたって維持す
ることができる。しかも、セパレータの厚さ寸法
を変更するものではないため、極間距離が変動せ
ず電池の内部抵抗が大きくなつたり内部短絡等が
生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による偏平形非水
電解液電池の断面図、第2図は従来の偏平形非水
電解液電池の断面図である。 10……正極缶、12……負極缶、14……封
口ガスケツト、16……正極合剤、18……セパ
レータ、20……負極、20a……凹部内平面、
20b……凹部内周面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 偏平形電池ケースの対向する一方の内平面上に
    該ケースの内側面との間に空隙部を残して密着配
    置された正極合剤と、該正極合剤の遊端面及び外
    周面の一部を覆うような凹部が形成されて該正極
    合剤を嵌合可能であり、かつ、上記ケースの他方
    の内平面に密着配置された軽金属製の負極と、該
    正極合剤と負極との間に挟持されたセパレータと
    を備えてなる偏平形非水電解液電池。
JP1984168560U 1984-11-08 1984-11-08 Expired JPH046121Y2 (ja)

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JP1984168560U JPH046121Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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JP1984168560U JPH046121Y2 (ja) 1984-11-08 1984-11-08

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JPS6183264U JPS6183264U (ja) 1986-06-02
JPH046121Y2 true JPH046121Y2 (ja) 1992-02-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5398038A (en) * 1977-02-07 1978-08-26 Yuasa Battery Co Ltd Battery

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58134864U (ja) * 1982-03-06 1983-09-10 日立マクセル株式会社 有機電解質電池

Patent Citations (1)

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JPS5398038A (en) * 1977-02-07 1978-08-26 Yuasa Battery Co Ltd Battery

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JPS6183264U (ja) 1986-06-02

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