JPH0460529B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0460529B2 JPH0460529B2 JP61157902A JP15790286A JPH0460529B2 JP H0460529 B2 JPH0460529 B2 JP H0460529B2 JP 61157902 A JP61157902 A JP 61157902A JP 15790286 A JP15790286 A JP 15790286A JP H0460529 B2 JPH0460529 B2 JP H0460529B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- probe
- inclinometer
- inclination
- casing
- indicator
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims description 33
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 19
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 9
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 2
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は地盤調査、地滑り調査、土木工事の施
工管理等に使用する傾斜装置に関し、詳細には地
中に開設したボーリング孔内に傾斜計を挿入して
孔の水平変位量を継続的に計測する挿入型傾斜測
定装置に関するものである。
工管理等に使用する傾斜装置に関し、詳細には地
中に開設したボーリング孔内に傾斜計を挿入して
孔の水平変位量を継続的に計測する挿入型傾斜測
定装置に関するものである。
<従来の技術>
地中の変動を把握する方法としては傾斜計を用
いて計測する方法が存在する。
いて計測する方法が存在する。
この方法は、第3図に示すように計測予定の地
盤にボーリング孔を開設して中空のケーシングa
を挿入し、そして、このケーシングa内にガイド
輪bを有するプローブcを挿入して深度毎に変位
を計測する方法である。
盤にボーリング孔を開設して中空のケーシングa
を挿入し、そして、このケーシングa内にガイド
輪bを有するプローブcを挿入して深度毎に変位
を計測する方法である。
<本発明が解決しようとする問題点>
前記した従来の傾斜の測定技術には次のような
問題点が存在する。
問題点が存在する。
(イ) ケーシングaの内周には、長手方向に溝dが
等間隔に四箇所凹設されている。
等間隔に四箇所凹設されている。
そして、ガイド輪bをこの溝dに係合させて
プローブcを昇降する構造となつている。
プローブcを昇降する構造となつている。
従つて、一本のケーシングaの傾斜量を測定
する場合、傾斜検出器のアライメント誤差を補
正するために、少なくとも二方向(0°方向と
180°方向または90°方向と270°方向)を計測しな
ければならず、そのためにはプローブcの出し
入れ操作を少なくとも四回は行わなければなな
い。
する場合、傾斜検出器のアライメント誤差を補
正するために、少なくとも二方向(0°方向と
180°方向または90°方向と270°方向)を計測しな
ければならず、そのためにはプローブcの出し
入れ操作を少なくとも四回は行わなければなな
い。
特に地下タンクの建設現場のように地下数10
mというような長大孔が多数存在する場合に
は、多大の労力と作業時間を要する。
mというような長大孔が多数存在する場合に
は、多大の労力と作業時間を要する。
(ロ) ケーシングaのX軸方向とY軸方向の二方向
だけについてはある程度正確な計測値が求めら
れるが、この二方向の中間位置については実際
に測定されずに算出されるだけである。
だけについてはある程度正確な計測値が求めら
れるが、この二方向の中間位置については実際
に測定されずに算出されるだけである。
従つて、ケーシングaの最大傾斜方向と溝d
の方向が一致しない場合には、正確な計測値が
得難い。
の方向が一致しない場合には、正確な計測値が
得難い。
(ハ) ケーシングaを一度埋設してしまえば、溝d
の凹設されたX軸方向とY軸方向以外の任意の
方向の変位を計測することが不可能である。
の凹設されたX軸方向とY軸方向以外の任意の
方向の変位を計測することが不可能である。
従つて、測定範囲に制限を受ける。
<本発明の目的>
本発明は以上のような問題点を解決するために
なされたもので、次のような挿入型傾斜測定装置
を提供することを目的とする。
なされたもので、次のような挿入型傾斜測定装置
を提供することを目的とする。
(イ) プローブの一回の挿入操作で任意の方向の傾
きを計測できる、挿入型傾斜測定装置。
きを計測できる、挿入型傾斜測定装置。
(ロ) プローブの出し入れ操作の回数が軽減できて
省力化が図れる、挿入型傾斜測定装置。
省力化が図れる、挿入型傾斜測定装置。
(ハ) 高精度の測定が可能な挿入型傾斜測定装置。
(ニ) プローブをボーリング孔に挿入したまま傾斜
計のアライメント誤差を補正でき、挿入型傾斜
測定装置。
計のアライメント誤差を補正でき、挿入型傾斜
測定装置。
<本発明の構成>
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
本発明に係る挿入型傾斜測定装置は第1,2図
に示すようにプローブ1と指示計6とで構成す
る。
に示すようにプローブ1と指示計6とで構成す
る。
<イ> プローブ
プローブ1は走行手段を備えた棒状体からな
る。
る。
プローブ1の両端近くにアーム12を回転可
能に軸支し、これら両アーム12の両端にガイ
ド輪11を設ける。
能に軸支し、これら両アーム12の両端にガイ
ド輪11を設ける。
そして、各アーム12の両側には二つのバネ
材13を係止させて、アーム12を外方に押し
出す方向に付勢するよう構成する。
材13を係止させて、アーム12を外方に押し
出す方向に付勢するよう構成する。
<ロ> 内部装置
プローブ1内には、同一軸線上にモータ3と
ポテンシヨンメータ4およびサーボ型傾斜計2
を内蔵する。
ポテンシヨンメータ4およびサーボ型傾斜計2
を内蔵する。
[モータ]
モータ3はステツピング信号によつて秒単位の
回転角で回転する公知のステツピングモータ等を
使用できる。
回転角で回転する公知のステツピングモータ等を
使用できる。
このモータ3の回転軸の延長上にはポテンシヨ
ンメータ4を直結して配備する。
ンメータ4を直結して配備する。
[ポテンシヨンメータ]
ポテンシヨンメータ4は、モータ3の回転をサ
ーボ型傾斜計2の回転運動として伝達するととも
に、サーボ型傾斜計2の位置(回転角)を検出す
るための計測器である。
ーボ型傾斜計2の回転運動として伝達するととも
に、サーボ型傾斜計2の位置(回転角)を検出す
るための計測器である。
サーボ型傾斜計2の回転角を計測する方法とし
ては、例えば回転時の抵抗変化を電気的に取り出
してサーボ型傾斜計2の回転角を検知する方式を
採用する。
ては、例えば回転時の抵抗変化を電気的に取り出
してサーボ型傾斜計2の回転角を検知する方式を
採用する。
さらに、ポテンシヨンメータ4から延びる把持
具41によつてサーボ型傾斜計2を回転可能に持
続する。
具41によつてサーボ型傾斜計2を回転可能に持
続する。
[サーボ型傾斜計]
サーボ型傾斜計2は振り子式の公知の計器であ
り、サーボ型傾斜計2内の振り子の動きを検出し
て電気的に出力する構造である。
り、サーボ型傾斜計2内の振り子の動きを検出し
て電気的に出力する構造である。
[その他の機器]
プローブ1内に内蔵された機器類の作動電源と
しては、後述する指示計6に組み込んだ蓄電池等
の電源を利用できる。
しては、後述する指示計6に組み込んだ蓄電池等
の電源を利用できる。
また、プローブ1と指示計6との間は、傾斜出
力信号、モータ3の駆動出力信号、回転角信号等
の各種信号を電送するためのケーブル5で結線す
る。
力信号、モータ3の駆動出力信号、回転角信号等
の各種信号を電送するためのケーブル5で結線す
る。
プローブ1とケーブル5の間の接続はコネクタ
51を介して接続する。
51を介して接続する。
またケーブル5の外周には、深度を計測できる
よう一定間隔に目盛52を付しておく。
よう一定間隔に目盛52を付しておく。
<ハ> 指示計
指示計6は、プローブ1から送信された各種
の信号を内蔵するコンピユータで演算処理する
演算機能と、算出した値を図化または図表化あ
るい数値化してはモニター表示またはプリント
アウトを行う表示機能および、サーボ型傾斜計
2の回転角度の駆動信号を発信する制御機能を
持たせる。
の信号を内蔵するコンピユータで演算処理する
演算機能と、算出した値を図化または図表化あ
るい数値化してはモニター表示またはプリント
アウトを行う表示機能および、サーボ型傾斜計
2の回転角度の駆動信号を発信する制御機能を
持たせる。
指示計6による表示例を次に示す。
A 測定日時
B 簡単なコメント
C 側点番号
D 深度
E 方向
F 測定値等
次に測定方法について説明する。
(1) 計測孔の開設
測定予定の地盤に所定の深さのボーリング孔
を開設する。
を開設する。
次にボーリング孔内にケーシング7を挿入し
た後、ケーシング7と孔壁との間にグラウト材
8等を充填する。
た後、ケーシング7と孔壁との間にグラウト材
8等を充填する。
ケーシング7は内周に多数の溝を凹設して形
成した従来品あるいは平行な溝を二条凹設した
もので充分である。
成した従来品あるいは平行な溝を二条凹設した
もので充分である。
(2) プローブの挿入、測定開始
ケーシング7内にプローブ1を静かに挿入す
る。
る。
このときガイド輪11をケーシング7の内周
の溝に係合させて挿入する。
の溝に係合させて挿入する。
そしてある特定の深度の地点でサーボ型傾斜
計2の0°におけるケーシング7の傾きを測定す
る。
計2の0°におけるケーシング7の傾きを測定す
る。
さらに、深度を変えないでサーボ型傾斜計2
を所定のピツチ角度で回転させて、サーボ型傾
斜計2の各回転角度毎にケーシング7の傾きを
測定する。
を所定のピツチ角度で回転させて、サーボ型傾
斜計2の各回転角度毎にケーシング7の傾きを
測定する。
そして、プローブ1から送信されてきた傾斜
角の信号を指示計6に入力して、指示計6内で
水平方向の変位を速やかに演算する。
角の信号を指示計6に入力して、指示計6内で
水平方向の変位を速やかに演算する。
算出方法は、アーム12を軸支する軸間の距
離と、計測した傾斜角とを基に算出することは
従来と同様である。
離と、計測した傾斜角とを基に算出することは
従来と同様である。
また、水平方向の変位を演算処理するに際し
ては、アライメント誤差と温度補正を行つた後
行う。
ては、アライメント誤差と温度補正を行つた後
行う。
算出した変位は指示計6で表示するか、ある
いは記憶部に記録する。
いは記憶部に記録する。
以上の要領で一定距離毎にケーシング7の変
位を測定する。
位を測定する。
ケーシング7の底部まで計測が終了したらケ
ーブル5を巻取つてプローブ1を撤去する。
ーブル5を巻取つてプローブ1を撤去する。
<本発明の効果>
本発明は以上説明したようになるから次のよう
な効果を得ることができる。
な効果を得ることができる。
(イ) 従来のプローブは、傾斜を検知する計器がプ
ローブに固定されているため、一本の計測予定
の孔の傾きを測定するために、プローブを少な
くとも二回以上出し入れする必要があつた。
ローブに固定されているため、一本の計測予定
の孔の傾きを測定するために、プローブを少な
くとも二回以上出し入れする必要があつた。
これに対し、本発明では傾斜を検知する計器
をプローブ内で回転可能に収納したことによ
り、一回の出し入れ操作で済み、計測作業の大
幅な省力化を図ることができる。
をプローブ内で回転可能に収納したことによ
り、一回の出し入れ操作で済み、計測作業の大
幅な省力化を図ることができる。
(ロ) プローブ内に傾斜を検知する計器を360°の全
範囲に渡つて回転することが可能である。
範囲に渡つて回転することが可能である。
従つて、正確に最大傾斜方向が求められるう
えに、秒単位までの傾斜角を分能できるから、
測定精度が著しく向上した。
えに、秒単位までの傾斜角を分能できるから、
測定精度が著しく向上した。
(ハ) プローブを定位置に位置させたまま、傾斜計
を360°の範囲に亘り回転させて各方向における
傾きを測定できる。
を360°の範囲に亘り回転させて各方向における
傾きを測定できる。
(ニ) プローブを複数回出し入れしなくても、プロ
ーブをボーリング孔に挿入したままで全範囲の
傾斜量を測定することができるから、プローブ
の一回の挿入操作で傾斜計のアライメント誤差
を補正することができる。
ーブをボーリング孔に挿入したままで全範囲の
傾斜量を測定することができるから、プローブ
の一回の挿入操作で傾斜計のアライメント誤差
を補正することができる。
第1図:挿入型傾斜測定装置の全体の説明図、
第2図:プローブの断面説明図、第3図:従来技
術の説明図。
第2図:プローブの断面説明図、第3図:従来技
術の説明図。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ボーリング孔に沿つて走行する走行手段を有
すると共に、内部に傾斜計を収容した棒状のプロ
ーブと、 このプローブに結線する指示計とからなり、 前記プローブは傾斜計の回転角を検出するポテ
ンシヨンメータと、 ポテンシヨンメータを介して傾斜計に回転を与
えるモータとを収容し、 指示計にはモータによる傾斜計の回転角の制御
機能と、 プローブから送信された計測データの信号から
水平変位量を算出する演算機能と、 測定した各種データや変位量等を記憶する機能
と表示する機能とを持たせて構成した、 挿入型傾斜測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15790286A JPS6315111A (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 挿入型傾斜測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15790286A JPS6315111A (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 挿入型傾斜測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6315111A JPS6315111A (ja) | 1988-01-22 |
JPH0460529B2 true JPH0460529B2 (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=15659927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15790286A Granted JPS6315111A (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 挿入型傾斜測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6315111A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2797060B2 (ja) * | 1994-04-22 | 1998-09-17 | 東京電力株式会社 | 傾斜する覆工層の傾斜測定方法及び傾斜測定装置 |
JP6502199B2 (ja) * | 2015-07-15 | 2019-04-17 | 株式会社大阪防水建設社 | 孔経路測定方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5866811A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-21 | Mitsubishi Precision Co Ltd | ボ−リング坑傾斜方位計 |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP15790286A patent/JPS6315111A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5866811A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-21 | Mitsubishi Precision Co Ltd | ボ−リング坑傾斜方位計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6315111A (ja) | 1988-01-22 |
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