JPH046007Y2 - - Google Patents

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JPH046007Y2
JPH046007Y2 JP1985075713U JP7571385U JPH046007Y2 JP H046007 Y2 JPH046007 Y2 JP H046007Y2 JP 1985075713 U JP1985075713 U JP 1985075713U JP 7571385 U JP7571385 U JP 7571385U JP H046007 Y2 JPH046007 Y2 JP H046007Y2
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JP
Japan
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stage
micromanipulation
microscope
optical axis
axis direction
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JP1985075713U
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JPS61193418U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、細胞微細操作を行なうための顕微鏡
に関するものである。
(考案の背景) 細胞微細操作は、細胞の切断等を行なうマイク
ロマニピユレーシヨンと、細胞への薬品等の注入
等を行なうマイクロインジエクシヨンとに大別さ
れる。前者の場合は、マイクロマニピユレーシヨ
ン装置と載物台上の試料とを光軸方向に相対移動
させないでピント合せが可能なこと(条件1)、
後者の場合は、マイクロインジエクシヨン用のガ
ラス針先端へのピント合せと、試料のピント合せ
とを単独にできること(条件2)が操作性の点か
ら重要な条件である。
載物台を移動してピント合せを行なう顕微鏡は
公知であり、この顕微鏡は条件2を満足するので
マイクロインジエクシヨンには適しているが、条
件1を満足しないのでマイクロマニピユレーシヨ
ン用としては不適である。条件1を満足するため
に載物台にマイクロマニピユレーシヨン装置を取
り付けることもできるが、強度及び振動に関して
不利である。他方、対物レンズを移動してピント
合せを行なう顕微鏡も公知であり、この顕微鏡は
条件1を満足するのでマイクロマニピユレーシヨ
ンには適しているが、条件2を満足しないのでマ
イクロインジエクシヨン用としては不適である。
このように、従来の顕微鏡では、マイクロインジ
エクシヨン及びマイクロマニピユレーシヨンを行
なう場合、どちらかの操作性に不具合を生じてい
た。
(考案の目的) 本考案は、前述の不具合を解決し、マイクロイ
ンジエクシヨン及びマイクロマニピユレーシヨン
の両方の操作性に優れた顕微鏡を提供することを
目的とする。
(考案の概要) 本考案では、マイクロインジエクシヨン装置と
マイクロマニピユレーシヨン装置とが交換可能な
顕微鏡において、対物レンズと載物装置とを独立
して光軸方向へ移動させる2つの駆動装置が設け
てあり、これによれば上述の条件1と条件2を満
足してマイクロインジエクシヨン及びマイクロマ
ニピユレーシヨンの両方の操作性に優れた顕微鏡
を得ることができる。
(実施例) 第1図は本考案の第1実施例の透過照明型倒立
顕微鏡であつて、載物装置が固定された台6と可
動な台7とから成り、マイクロインジエクシヨン
装置を取り付けた様子を示した側面図、第2図は
本考案の第2実施例の透過照明型倒立顕微鏡であ
つて、載物装置は単一の可動な台15から成り、
マイクロマニピユレーシヨン装置を取り付けた様
子を示した側面図である。
第1図において、顕微鏡本体1には接眼鏡筒2
が斜設され、またレボルバ5に取り付けられた対
物レンズ4が操作ハンドル3aを有する対物レン
ズ駆動装置3によつて光軸方向(第1図中上下方
向)へ移動できるように設けられている。本体1
に固設した固定載物台6が対物レンズ4の上方に
設けられ、固定載物台6上には試料8を載置する
付加載物台7が駆動装置9を介して取り付けられ
ている。この付加載物台7は操作つまみ9aを有
する付加載物台駆動装置9によつて光軸方向へ移
動自在である。本体1にはさらに、透過照明用の
スタンド10が取り付けられ、スタンド10には
コンデンサ11がダイアル11aの回転によつて
光軸方向へ移動自在に設けられると供に、照明光
源を有する照明装置12が設けられている。
さらに、ガラス針13aを有するマイクロイン
ジエクシヨン装置13がスタンド10に取り付け
られている。このマイクロインジエクシヨン装置
13は不図示の操作部材を有し、その操作によつ
てガラス針13aを光軸方向に移動できる移動機
構を有する。尚、マイクロインジエクシヨン装置
13は、後述するマイクロマニピユレーシヨン装
置16(第2図参照)と交換することができる。
本実施例はこのような構造であるから、光源か
らの射出光は反射鏡等を介して照明装置12を出
射し、下方に反射されてコンデンサ11のコンデ
ンサレンズに入射し、試料8を照明する。試料
8、載物台7,6を通過した光は対物レンズ4に
入射し、不図示の光学系等を介して斜め上方に反
射されて接眼鏡筒2に達する。そして、試料8の
所望部位を中心に持つてきた後、マイクロインジ
エクシヨンを行なう場合には以下の如く操作す
る。
まず、操作つまみ9aによつて駆動装置9のピ
ニオン、ラツク機構等を作動し、付加載物台7即
ち試料8を所定量下降させる(この量は対物レン
ズ4の倍率にもよるが例えばミリメートル以下の
オーダである)。次に、マイクロインジエクシヨ
ン装置13の操作部材によつてガラス針13aを
降下し、その先端にピントを合わせる。次いで付
加載物台7を上述の所定量だけ上昇させると、試
料8の所望部位にガラス針13aが突きささるこ
とになる。なお、試料8の中で複数の細胞にイン
ジエクシヨンしなければならない時に、各細胞毎
に上述の操作を繰り返すのは煩わしいので、その
場合は、ガラス針13aを所定量上昇させ(操作
部材の目盛等を目印とする)、細胞にピントを合
わせた後、ガラス針13aを所定量下降させるよ
うにすれば良い。それによつて各細胞毎のピント
合せ及びその都度ガラス針13aにピント合せす
る操作が省略される。このように、第1図の実施
例では前述の条件2を満足しているから、ガラス
針13aの破損を防止でき、かつ操作性が良い。
更に、マイクロインジエクシヨン装置13の代わ
りにマイクロマニピユレーシヨン装置を取り付
け、かつピント合せを対物レンズ4の光軸方向へ
の移動で行なうようにすれば、条件1も満足でき
る(これについては第2実施例で詳述する)。
次に第2図によつて第2実施例を説明するが、
第2図で第1図と同じ機能を有する部材には同一
の符号を付して詳細な説明は省略する。第2図の
実施例が第1図の実施例と異なる点は、第1図で
は固定載物台6と付加載物台7によつて載物装置
を構成したが、第2図では操作ハンドル14aを
有する載物台駆動装置14によつて光軸方向に移
動される移動載物台15で載物装置が構成されて
おり、また第2図の実施例では第1図の実施例の
マイクロインジエクシヨン装置13の代わりにマ
イクロマニピユレーシヨン装置16をスタンド1
0に取り付けたことである。
第1図及び第2図の載物装置6,7及び15は
試料を光軸方向へ移動自在に保持する機能におい
て同一であつて、相互に交換可能である。そし
て、マイクロマニピユレーシヨンのためには前述
の条件1を満足する必要があるから、例えば第2
図の実施例では、移動載物台15もしくは対物レ
ンズ4を光軸方向へ移動して試料8にピントを合
わせた後、移動載物台15を不図示のクランプ装
置によつてクランプする等して(対物レンズ4を
移動してピント合せをする場合にはあらかじめ載
物台15をクランプしておいても良い。第1図の
実施例では、マイクロインジエクシヨン装置13
の代わりにマイクロマニピユレーシヨン装置16
を取り付ける場合、付加載物台7と付加載物台駆
動装置9を共に取り外し、試料8を固定載物台6
上に置けば、第2図の実施例であらかじめ移動載
物台15をクランプした場合と同じことになる。
すなわち共に条件1を満足できる。)固定し、以
降の微妙なピント合せは対物レンズ4の移動で行
なうようにすれば良い。即ちマイクロマニピユレ
ーシヨン装置16の触針16aによつて試料8の
切断等を接眼鏡筒2を眺きながら行なう。触針1
6aの移動は操作部材16bの操作によつて行な
う。この際、顕微鏡は前記条件1を満足している
から、触針16aが試料8を載置している不図示
のガラス板に当接して破損することもなく、操作
性の良いものである。
なお、マイクロマニピユレーシヨン装置16は
載物装置上の試料8と常に一定の関係にあれば良
いから、顕微鏡本体1の固定部分に固設するか、
顕微鏡本体1を載置したテーブル上にスタンド等
を介して配設しても良い。また、第2実施例にお
いてマイクロインジエクシヨンを行なうために
は、装置16を前記マイクロマニピユレーシヨン
装置13と交換すれば良い。
また、第1図の実施例は、固定載物台6を有す
る従来の顕微鏡をそのまま用い、光軸方向へ移動
自在な付加載物台7を付加するだけで条件1及び
2を満足させられるからきわめて効率的である
が、従来の顕微鏡として対物レンズは固定して載
物台の光軸方向への移動によりピント合せを行な
うものを前提とすれば、対物レンズを光軸方向へ
移動するアダプタを用意することにより条件1と
条件2を満足する本考案の顕微鏡が同様に得られ
る。
さらに、以上の実施例では倒立顕微鏡に本考案
を応用した例を上げたが、実体顕微鏡、作動距離
の大きい正立顕微鏡等にも同様に用いることがで
きる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、対物レンズの移
動によるピント合せと、載物台即ち試料の移動に
よるピント合せとが単独に行なえるので、1台の
顕微鏡で種々の細胞微細操作(マイクロインジエ
クシヨン、マイクロマニピユレーシヨン)が容易
に行なえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の透過照明型倒立
顕微鏡であつて、マイクロインジエクシヨン装置
を取り付けた様子を示した側面図、第2図は本考
案の第2実施例の透過照明型倒立顕微鏡であつ
て、マイクロマニピユレーシヨン装置を取り付け
た様子を示した側面図、である。 主要部分の符号の説明、3……対物レンズ駆動
装置、3a……操作ハンドル、4……対物レン
ズ、5……レボルバ、6……固定載物台、7……
付加載物台、9……付加載物台駆動装置、9a…
…操作つまみ、13……マイクロインジエクシヨ
ン装置、15……移動載物台、16……マイクロ
マニピユレーシヨン装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 マイクロインジエクシヨン装置とマイクロマニ
    ピユレーシヨン装置とが交換可能に装置本体に取
    付けられる細胞微細操作用顕微鏡において、 ピント合わせのために対物レンズを光軸方向に
    移動させる第1の合焦用駆動装置と、 固定載物台と、 該固定載物台に対して光軸方向に移動自在に支
    持され、試料が載置される付加載物台と、 ピント合わせのために前記付加載物台を光軸方
    向へ移動させる第2の合焦用駆動装置と、 を有することを特徴とする細胞微細操作用顕微
    鏡。
JP1985075713U 1985-05-23 1985-05-23 Expired JPH046007Y2 (ja)

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JP1985075713U JPH046007Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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JP1985075713U JPH046007Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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Publication Number Publication Date
JPS61193418U JPS61193418U (ja) 1986-12-02
JPH046007Y2 true JPH046007Y2 (ja) 1992-02-19

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JP1985075713U Expired JPH046007Y2 (ja) 1985-05-23 1985-05-23

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JP4094108B2 (ja) * 1998-03-23 2008-06-04 オリンパス株式会社 倒立顕微鏡装置

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JPS61193418U (ja) 1986-12-02

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