JPH0460063B2 - - Google Patents

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JPH0460063B2
JPH0460063B2 JP14318486A JP14318486A JPH0460063B2 JP H0460063 B2 JPH0460063 B2 JP H0460063B2 JP 14318486 A JP14318486 A JP 14318486A JP 14318486 A JP14318486 A JP 14318486A JP H0460063 B2 JPH0460063 B2 JP H0460063B2
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
weight
chlorinated polyethylene
concrete
impact resistance
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14318486A
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English (en)
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JPS632848A (ja
Inventor
Yukio Tanaka
Takamasa Kawabe
Tsuneo Nakajiri
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Daiso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiso Co Ltd filed Critical Daiso Co Ltd
Priority to JP14318486A priority Critical patent/JPS632848A/ja
Publication of JPS632848A publication Critical patent/JPS632848A/ja
Publication of JPH0460063B2 publication Critical patent/JPH0460063B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐衝撃性の改善されたレジンコンクリ
ートに関する。 (従来技術) レジンコンクリートは有機高分子材料(レジ
ン)を結合材として骨材、充填材及びレジンの硬
化剤等を混練りして硬化させたものである。 レジンコンクリートは、セメントを結合材とし
て骨材を混合した、いわゆるセメントコンクリー
トに比べて下記のような特徴を持つている。 (イ) 圧縮強度、曲げ強度及び引張強度が大きい。 (ロ) 従つて材料の薄肉化が可能であり軽量化でき
る。 (ハ) 耐薬品性が優れている。 (ニ) 速硬化性であり生産性が高い。 (ホ) 外観性に優れる。 上記のような特性を利用してレジンコンクリー
トは地下埋設用マンホール、工場排水路用パイ
プ、電線電纜用トラフ、通信ケーブル用トラフ、
排水トラフ、化粧内装材などに既に使用されてい
る。 レジンコンクリートのレジンとしては、従来主
に不飽和ポリエステルが使用されているが、上記
のような優れた特性を有するにかかわらず、耐衝
撃性の点ではまだ不十分であつた。高強度を生か
し製品を薄肉化して軽量化すればする程耐衝撃性
は小さくなり、レジンコンクリートの成形現場や
製品の輸送途上あるいは施行現場などでの取扱い
不注意による破損や欠け等のトラブル発生が避け
られなかつた。 従来レジンコンクリートの耐衝撃性を改善する
目的でレジンに天然ゴム、ブタジエンゴム、スチ
レン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム、エチレン−プロピレンターポリマ
ー、クロロプレンゴム等のゴムや酢酸ビニル樹
脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステ
ル樹脂、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を溶解し
てレジン自体を改質する方法やレジンコンクリー
トに補強材として普通丸鋼、異形丸鋼、高張力異
形鋼、ガラスフアイバー等を埋め込む方法が提案
されたが、レジン自体を改質する方法は溶解のた
めの設備機器を必要とするため経済性に問題があ
る他、改質材を均一に溶解させて品質を安定に保
持することが実際上困難なため殆んど実用化され
ていない。また上記鋼材等で補強する方法は、レ
ジンコンクリートの成形現場での対応性には優れ
ているが、その埋め込みに手間が掛ること、また
鋼材等が表面に出て美粧性を損ねること、フアイ
バーの場合には分散が均一に行われ難いこと、な
どの欠点がある。 (発明の目的) 本発明の目的は、現有の機械設備及び現行の作
業条件をそのまま利用しうる耐衝撃性の改善され
たレジンコンクリートを提供することである。 (発明の構成) 本発明者らは、上記目的に沿つて鋭意検討を行
つた結果、改質材として粉末状の塩素化ポリエチ
レンを用いるとレジンコンクリートの耐衝撃性が
著しく改善されるという知見を得たものである。 すなわち、本発明は、粉末状塩素化ポリエチレ
ンを混合したことを特徴とする耐衝撃性の改善さ
れたレジンコンクリートである。 本発明に用いられる塩素化ポリエチレンはポリ
エチレンを水性懸濁下または有機溶剤に溶解せし
めた溶液中で塩素ガスと反応させることにより得
られるが、特に水性懸濁法による塩素化ポリエチ
レンは粉末状で得られるため本発明において好ま
しく用いられる。原料のポリエチレンは、分子量
が15×104〜30×104のものが本発明の目的のため
には特に好ましい。塩素化ポリエチレンの塩素含
量は通常20〜60重量%のもので、残存結晶が10%
以下のゴム弾性を有しているものがよい。上記範
囲外のものは、通常ゴム弾性を失い耐衝撃性改善
効果が低下する。塩素化ポリエチレンは、これを
粉末の状態でレジンコンクリート内に均一に分散
させるためにはその粒径がタイラー篩20メツシユ
パスの出来るだけ細かい粒子のものを用いること
が望ましい。 粉末状塩素化ポリエチレンの添加量は、レジン
100重量部に対して0.5重量部以上、多くとも10重
量部の範囲である。0.5重量部未満では耐衝撃性
改善効果が乏しく、10重量部を超えるとレジンコ
ンクリート自体の強度低下の原因となる。 本発明の対象となるレジンコンクリートは従来
知られているものであり、レジンとしては不飽和
ポリエステル、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、フエノール樹脂等の熱硬化性樹
脂、タールエポキシ樹脂、タールウレタン樹脂等
のタール変性樹脂、アスフアルト、エポキシアス
フアルト、ゴムアスフアルト等のアスフアルトも
しくは変性アスフアルト、メタクリル酸メチル、
スチレン等のビニル系モノマーが挙げられる。こ
れらレジンの中でも特にオルソフタル酸系もしく
はイソフタル酸系の不飽和ポリエステル又はメタ
クリル酸メチルをレジン成分としたものが塩素化
ポリエチレンによる耐衝撃性改善効果が特に優れ
る。その他の成分、充填材、骨材及び硬化剤は通
常使用されているものが用いられる。例えば充填
材としては炭酸カルシウム、シリカ、フライアツ
シユ等、骨材としては川砂、ケイ砂、川砂利等、
硬化剤としては不飽和ポリエステル、ビニル系モ
ノマーの場合には有機過酸化物が用いられる。そ
の他当該技術分野において行われているような他
の添加剤、例えば硬化促進剤、離型剤、収縮低減
剤等の使用は自由である。またシランカツプリン
グ剤、炭素繊維、ガラス繊維等の混入は圧縮強
度、曲げ強度等の機械的特性を向上させるので好
ましい。 レジンコンクリートにおける各成分割合は既に
知られており、経済性や耐久性、強度、その他の
性能を考慮して定められる。本発明においてはレ
ジン100重量部に対して充填材100〜250重量部、
骨材500〜1200重量部の範囲が本発明の耐衝撃性
効果をより一層発揮せしめることができる。硬化
剤は使用するレジンを硬化せしめるに必要な量が
用いられる。 レジンコンクリートへの粉末状塩素化ポリエチ
レンの配合には種々の方法があるが、塩素化ポリ
エチレンをレジンコンクリート内に細かな粒子状
で分散させるためには、骨材や充填材と予め混合
しておき、使用時これをレジン及び硬化剤等と共
にコンクリートミキサーなどで混練する方法がよ
い。 上記混練された配合物は、型枠等に充填して所
定時間(通常は常温)で硬化させた後、更に高温
で後硬化による養生を行つて成形物とする。 (発明の効果) 本発明は、従来行われている設備、作業条件を
変えることなくレジンコンクリート自体の本来有
する機械的強度を低下させずに耐衝撃性を著しく
改善することができる。従つて成形物の薄肉化が
でき、軽量化された素材として各種用途に期待で
きる。 (実施例) 実施例 1 下記成分よりなる配合物に塩素化ポリエチレン
(塩素含量35重量%、残存結晶0%、粒度60メツ
シユパス、原料ポリエチレンのメルトインデツク
ス0.04)を3,5及び10重量部混合した配合物を
調製した。 配合 重量部 オルソフタル酸系不飽和ポリエステル 100 ナフテン酸コバルト 0.5 メチルエチルケトンパーオキサイド(55%溶
液) 1.0 粗骨材(直径2〜5mm粗砂) 600 細骨材(直径2mm以下砂) 300 微粉炭酸カルシウム 100 まず骨材と炭酸カルシウム微粉末に塩素化ポリ
エチレンを加えてコンクリートミキサーでよく混
合した。これにレジン及び硬化剤等を混入して十
分混練りした後、型枠にバイブレーターを用いて
隙間なく充填し、25℃で1時間硬化後70℃で20時
間養生して成形物を得た。 得られた成形物についてJISK6911によるシヤ
ルピー衝撃試験、JISR5201による圧縮強度試験
及び曲げ強度試験を行い、その結果を表1に示し
た。 実施例 2 レジン及び硬化剤として、メチルメタクリレー
ト100重量部及びベンゾイルパーオキサイド(50
%ペースト)2重量部を用い、粗骨材、細骨材、
炭酸カルシウム及び塩素化ポリエチレンは実施例
1と同じものを同量用いて実施例1と同様に混練
りし、バイブレーターを用いて同様な型枠に隙間
なく充填して25℃で1時間硬化させ、次いで90℃
で5時間養生した。得られた成形物について実施
例1と同様に試験を行つて結果を表1に示した。
尚、表1において比較例1,2は、実施例1,2
における塩素化ポリエチレン無添加の配合物の結
果である。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉末状塩素化ポリエチレンを混合したことを
    特徴とする耐衝撃性の改善されたレジンコンクリ
    ート。
JP14318486A 1986-06-19 1986-06-19 耐衝撃性の改善されたレジンコンクリ−ト Granted JPS632848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14318486A JPS632848A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 耐衝撃性の改善されたレジンコンクリ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14318486A JPS632848A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 耐衝撃性の改善されたレジンコンクリ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS632848A JPS632848A (ja) 1988-01-07
JPH0460063B2 true JPH0460063B2 (ja) 1992-09-25

Family

ID=15332834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14318486A Granted JPS632848A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 耐衝撃性の改善されたレジンコンクリ−ト

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5106376B2 (ja) 2008-12-25 2012-12-26 Tpr株式会社 内燃機関用ピストン装置

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Publication number Publication date
JPS632848A (ja) 1988-01-07

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