JPH0458292A - 楽音波形発生装置 - Google Patents

楽音波形発生装置

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JPH0458292A
JPH0458292A JP2171216A JP17121690A JPH0458292A JP H0458292 A JPH0458292 A JP H0458292A JP 2171216 A JP2171216 A JP 2171216A JP 17121690 A JP17121690 A JP 17121690A JP H0458292 A JPH0458292 A JP H0458292A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、楽音波形発生装置における音源処理方式に関
する。
〔従来の技術〕
ディジタル信号処理技術とLSI処理技術の発達により
性能の良い様々な電子楽器が実現されている。特に、演
奏情報に基づいて生成される入力信号に変調を加えるこ
とにより様々に変調された波形を得て楽音波形として出
力する変調方式の楽音波形発生装置を有する電子楽器の
登場が、プロ・アマチュアを問わず音楽人口の大幅な増
加に貢献している。
電子楽器の楽音波形発生装置は、大量かつ高速のディジ
タル演算が必要なため、従来は、必要とする音源方式に
基づく楽音発生アルゴリズムと等価なアーキテクチャを
ハードウェアで実現した専用の音源回路によって構成さ
れている。このような音源回路により、変調方式に基づ
く音源方式が実現される。
上述のような音源回路は、いずれの音源方式のものもそ
の回路規模が大きい。LSI化した場合、変調用の波形
データ等を記憶するメモリ部分を除いても、汎用のデー
タ処理用のマイクロプロセッサの2倍程度の規模になる
。その理由は、音源回路においては、各種演奏情報に基
づいて波形データをアクセスするための複雑なアドレス
制御が必要になるからである。また、音源生成処理の過
程で得られる中間的なデータを一時的に保持するための
レジスタ等が、音源方式に対応したアーキテクチャで随
所に配置される必要があるためである。
特に、変調方式には楽音発生のアルゴリズムを様々に変
更可能なものがあり、それらに対応したハードウェア構
成も必要となるからである。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように、従来の楽音波形発生装置は、音源方式に
対応した専用の音源回路によって構成されているため、
ハードウェア規模が大きくなってしまい、LSIで実現
した場合におけるLSIチップ製造時の歩留り等の点に
おいて、製造段階でのコストアップを招き、楽音波形発
生装置の大型化を招いてしまうという問題点を有してい
る。
また、音源方式を変更したい場合、ポリフォニック数を
変更したい場合等において、音源回路の大幅な変更を余
儀なくされ、開発段階でのコストアップを招いてしまう
という問題点を有している。
更に、従来の楽音波形発生装置を電子楽器として実現す
るような場合には、演奏操作に対応する演奏情報から音
源回路で処理可能なデータを生成したり、他の楽器との
演奏情報の通信を行ったりするための、マイクロプロセ
ッサ等により構成される118回路が必要となる。そし
て、このような制御回路においては、演奏情報を処理す
るための演奏情報処理プログラムのほかに、音源回路に
演奏情報に対応したデータを供給するための音源回路に
対応した音源制御プログラムが必要となり、しかも、そ
の両方のプログラムを同期させて動作させる必要がある
。このようなプログラムの複雑性から、その開発におい
て多大なコストアップを招いてしまうという問題点を有
している。
その一方、近年においては、汎用のデータ処理を行うた
めΦ高性能なマイクロプロセッサが多く実現されており
、このようなマイクロプロセッサを使用して音源処理を
ソフト的に行う楽音波形発生装置を実現させることも考
えられる。しかし、演奏情報を処理するための演奏情報
処理プログラムと、その演奏情報に基づいて音源処理を
実行するための音源処理プログラムとを同期して動作さ
せるための技術が知られていない、特に、音源方式によ
り音源処理プログラムにおける処理時間が変化するため
、生成された楽音データをD/A変換器へ出力するため
の複雑なタイミング制御プログラムが必要となってしま
う、このように、音源処理を単純にソフト的に行うだけ
では、処理プログラムが非常に複雑になり、処理速度及
びプログラム容量の面から変調方式のような高度な音源
方式の処理ができない。
本発明は、専用の音源回路を必要とすることなく、マイ
クロプロセッサのプログラム制御によって、変調方式に
よる高度な音源処理を可能とすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、まず、演奏情報を処理するための演奏情報処
理プログラムと、楽音信号を得るための変調方式による
音源処理プログラムを記憶するROM等のプログラム記
憶手段を有する。この場合の変調方式は、例えば位相変
調方式又は周波数変調方式等である。
次に、プログラム記憶手段のアドレスを制御するアドレ
ス制御手段を有する。
また、前述の変調方式で楽音信号を生成するために必要
な楽音生成データを記憶するデータ記憶手段を有する。
更に、四則演算処理を実行する乗算器等を含む演算処理
手段を有する。
そして、上述のアドレス制御手段、データ記憶手段及び
演算処理手段を制御しながら、プログラム記憶手段に記
憶された演奏情報処理プログラム又は音源処理プログラ
ムを実行するプログラム実行手段を有する。同手段は、
通常時は前記演奏情報処理プログラムを実行してデータ
記憶手段上の楽音生成データを制御し、所定時間間隔で
音源処理プログラムに制御を移してそれを実行し、その
終了後に再び演奏情報処理プログラムを実行する。
また、プログラム実行手段は、音源処理プログラムの実
行時に、データ記憶手段上の楽音生成データに基づいて
変調方式で楽音信号を生成する。この場合、プログラム
実行手段は、例えば上記所定時間間隔で割り込み信号を
発生する割り込み制御手段を有する。これにより、プロ
グラム実行手段は、演奏情報処理プログラムを実行中に
、割り込み制御手段から割り込み信号が発生したタイミ
ングで演奏情報処理プログラムを中断し、音源処理プロ
グラムに制御を移してそれを実行し、その終了後に割り
込みを解除して演奏情報処理プログラムの実行を再開す
る。
上記構成に加えて、プログラム実行手段が音源処理プロ
グラムを実行して得られた楽音信号を保持し、該保持さ
れた楽音信号を一定の出力時間間隔で例えばD/A変換
器に出力する楽音信号出力手段を有する。この場合の一
定の出力時間間隔は、通常はD/A変換器等のサンプリ
ング周期に等しいが、この時間間隔は前述の所定時間間
隔と同じ間隔か、或いは、音源処理プログラムを複数回
実行して1サンプル分の楽音信号を生成するようにした
場合には、所定時間間隔の複数回分の1の時間間隔とな
る。
〔作  用〕 本発明では、プログラム記憶手段、アドレス制御手段、
データ記憶手段、演算処理手段及びプログラム実行手段
は、汎用のマイクロプロセッサと同様の構成であり、専
用の音源回路は全く必要としない、また、楽音信号出力
手段は、汎用のマイクロプロセッサとは異なる構成であ
るが、楽音波形発生装置という範晴では汎用的である。
これにより、楽音波形発生装置全体の回路規模を大幅に
小型化することができ、LSI化した場合等においても
通常のマイクロプロセッサの製造技術と同じでよく、チ
ップの歩留りも向上するため、製造コストを大幅に低減
させることができる。
なお、楽音信号出力手段は簡単なラッチ回路で構成でき
るため、この部分を付加したことによる製造コストの増
加はほとんどない。
また、変調方式を例えば位相変調方式と周波数変調方式
とで変更したい場合、ポリフォニック数を変更したい場
合等において、プログラム記憶手段に記憶させる音源処
理プログラムを変更するだけで対処でき、新たな楽音波
形発生装置の開発コストを大幅に減少させることが可能
となり、ユーザに対しても例えばROMカード等によっ
て新たな変調方式を提供することが可能となる。
以上のような作用を可能とするのは、本発明が次のよう
なプログラムアーキテクチャ及びデータアーキテクチャ
を実現したからである。
すなわち、本発明では、データ記憶手段上に変調方式で
楽音を生成するために必要な楽音生成デ−夕を記憶させ
るデータアーキテクチャを実現している。そして、演奏
情報処理プログラムが実行される場合は、データ記憶手
段上の楽音生成データが制御され、音源処理プログラム
が実行される場合は、データ記憶手段上の楽音生成デー
タに基づいて楽音信号が生成される。このように演奏情
報処理プログラムと音源処理プログラムとの間のデータ
の通信は、データ記憶手段上の楽音生成データを介して
行われ、各プログラムにおけるデータ記憶手段に対する
アクセスは、相手のプログラムの実行状態に一切関わり
なく行えばよいため、実質的に両プログラムを独立した
モジュール構成とすることができ、簡単かつ効率的なプ
ログラム構造とすることができる。
上記データアーキテクチャに加えて、本発明では、通常
時は演奏情報処理プログラムを実行して、例えば鍵盤キ
ーや各種設定スイッチの走査、デモ演奏制御等を行い、
それに対して所定時間間隔で音源処理プログラムを実行
させ、その処理が終わったら再び演奏情報処理プログラ
ムに戻るというプログラムアーキテクチャを実現してい
る。これにより、音源処理プログラムは、例えば割り込
み制御手段からの所定時間間隔で発生する割り込み信号
に基づいて強制的に演奏情報処理プログラムに割り込め
ばよいため、演奏情報処理プログラムと音源処理プログ
ラムとの間の同期をとる必要はない。
更に、プログラム実行手段が音源処理プログラムを実行
する場合には、変調方式の種類又は変調方式における楽
音生成アルゴリズムの選択等によって処理時間が変化す
るが、この変化は、楽音信号出力手段によって全て吸収
することができる。
従って、楽音信号をD/A変換器等へ出力するための複
雑なタイミング制御プログラムが必要なくなる。
以上のように、演奏情操処理プログラムと音源処理プロ
グラムとの間のデータのリンクをデータ記憶手段上の楽
音生成データを介して行うというデータアーキテクチャ
と、演奏情報処理プログラムに対して所定時間間隔で音
源処理プログラムを実行するというプログラムアーキテ
クチャを実現し、更に、楽音信号出力手段を設けたこと
により、汎用プロセッサとほとんど同じ構成で、効率的
なプログラム制御に基づく音源処理が実現される。
〔実  施  例〕
本割り眩11 まず、本実施例の概要を説明する。
第1図は、本実施例の全体構成図であり、外部メモリ1
16以外は1チツプで構成され、その中のマスターとス
レーブの2つのCPU (中央演算制御装置)が互いに
情報を交換しつつ、楽音作成のための音源処理を分担し
て行う。
例えば16チヤネルのポリフォニックの場合、8チヤネ
ルをマスタCPUl0Iで処理し、残り8チヤネルはス
レーブCPU102の方で処理する。
この音源処理は、ソフトウェアで行われるが、演奏の場
合、発音チャネル毎にPCMやDPCMの音源方式およ
びFMや位相変調などの変調方式による音源方式が割り
当てられる。
この音源方式は、特定の楽器音色、例えばトランペット
とかチューバなどの場合は、自動的に指定されるが、他
の楽器音色では、音源方式を選択スイッチで選択でき、
また演奏の音域や、キータッチなどの演奏強度に応じて
自動的に選択され得る。
その他、例えば1回の押鍵で2チヤネルに同時に、かつ
異なる音源方式を、例えばアタックの部分はPCM方式
で、持続部分はFM方式にするように、割り当てること
も可能である。
さらに、例えばFM方式の場合、音源処理のアリゴリズ
ムに従って、ソフトウェアで処理するのに、汎用CPU
で行うと時間がかかり過ぎるが、本実施例ではその点も
解決した。
以上が本実施例の概要である。
木皇旌■■盈虞 以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図において、まず、外部メモリ116には、エンベ
ロープ値の目標値等の楽音制御パラメータと、PCM(
パルス符号変調)方式における楽音波形またはDPCM
(差分パルス符号変調)方式における楽音差分波形等が
記憶されている。
一方、マスタCPU (以下、M CPUと略称する)
101とスレーブCPU (以下、s cpuと略称す
る)102は、外部メモリ116上の上記各データをア
クセスして、分担して音源処理を行う。これらのCPU
は、ともに外部メモリ116の波形データ等を共用する
ので、このままでは、外部メモリ116からデータを読
み込むときに、競合が発生する恐れがある。そのために
、MCPU 101と5CPU102のそれぞれは、M
 CPt1外部メモリアクセス用アドレスラッチ部10
3およびs cpu外部メモリアクセス用アドレスラッ
チ部104を介して、アクセス用アドレス競合回避回路
105から外部メモリアクセス用のアドレス信号と外部
メモリ制御データを、出力端子111.112から出力
することにより、MCPU 101からのアドレスと5
CPU102からのアドレスの競合を回避することがで
きる。
上記アドレス指定に基づいて外部メモリ116から読み
出されたデータは、外部メモリデータイン端子115か
ら外部メモリセレクタ部106に入力される。外部メモ
リセレクタ部106は、アクセス用アドレス競合回避回
路105からの制御信号に基づいて、上記読み出された
データを、データバスMDを通ってMCPU 101に
入力されるデータと、データバスSDを通って5CPU
102に入力されるデータに分離し、それぞれMCPL
I 101と5CPU102に入力させる。これにより
、データの競合も回避することができる。
その後、それぞれのデータに対して、MCPU 101
および5CPU102で、ソフトウェアによって音源処
理が施された後、発音チャネル分全部が累算され、Le
ft  D/A変換器部107のレフト出力端子113
およびRight D/A変換器部108のライト出力
端子114から、それぞれ楽音信号として、左チャネル
のレフト・アナログ出力と右チャネルのライト・アナロ
グ出力が出力される。
つぎに、第2図はMCPU 101の内部構成を示すブ
ロック図である。
同図において、制御用ROM201には、後述する楽音
制御用のプログラムが記憶されており、ROMアドレス
制御部205からROMアドレスデコーダ202を介し
て指定されたアドレスのプログラム語(命令)を順次出
力する。具体的には、各プログラム語の語長は例えば2
8ビツトであり、プログラム語の一部が次に読み出され
るべきアドレスの下位部(ページ内アドレス)としてR
OMアドレス制御部205に入力されるネタストアドレ
ス方式となっている。なお、当然、通常のプログラムカ
ウンタ方式のCPUで構成してもよい。
コマンド解析部207は、制御用ROM201から出力
される命令のオペコードを解析し、指定されたオペレー
ションを実行するために、回路の各部に制御信号を送る
RAMアドレス制御部204は、制御用ROM201か
らの命令のオペランドがレジスタを指定している場合に
、RAM206内の対応するレジスタのアドレスを指定
する。RAM206には、第11図及び第12図等とし
て後述する各種楽音制御データが8発音チャネル分記憶
されるほか、後述する各種バッファ等が記憶され、後述
する音源処理に使用される。
ALU部208及び乗算器209は、制御ROM31か
らの命令が演算命令の場合に、コマンド解析部207か
らの指示に基づいて、前者は加減算と論理演算、後者は
乗算を実行する。
インクラブド制御部203は、内部の特には図示しない
ハードタイマに基づいて、一定時間毎に、第1図の5C
PU102にリセット解除信号A、 ROMアドレス制
御部205及び第1図の各D/A変換器部107.10
8にインタラブド信号を供給する。
上述の構成のほかに、第2図のMCPU 101には、
つぎの各種のバスに関するインタフェースが設けられて
いる。
すなわち、外部メモリ116をアクセスすべく、そのメ
モリのアドレスを指定するためのアドレスバスMAのイ
ンタフェース215、アクセスされたデータを外部メモ
リセレクタ部106を介してMCPU 101との間で
授受するためのデータバスMDのインタフェース216
.5CPU102とのデータの授受を実行すべく5CP
U102内部のRAMのアドレスを指定するバスMaの
インタフェース212、MCPU 101が5CPU1
02へデータを書き込むためのデータバスDoutのイ
ンタフェース213、MCPU 101が5CPU10
2からデータを読み込むためのデータバスDinのイン
タフェース214、Left  D/A変換器部107
、Right D / A変換器部108に最終出力波
形を転送するためのD/Aデータ転送バスのインタフェ
ース217、および外部のスイッチ部又は鍵盤部(第8
図参照)等との間でデータの授受を行う入出力ボート2
10.211がある。
つぎに、5CPU102の内部構成を第3図に示す。
5CPU102は、MCPU 101からの処理開始信
号を受けて音源処理を行うのみなので、第2図203に
対応するインタラブド制御部、第2図210及び211
に対応する外部回路とのデータの授受を行う入出力ポー
ト、および第2図217に対応するLeft  D/A
変換器部107とRight D/A変換器部108に
楽音信号を出力するためのインタフェースはない。それ
以外の301.302.304〜309の各回路は、第
2図の201.202.204〜209の各回路と同じ
機能を有する。また、各インタフェース303.310
〜313は、第2図の212〜216のそれぞれに対向
して設けられる。なお、MCPU 101からバスMa
を介して指定された5CPU102内部RAMアドレス
は、RAMアドレス制御部304に入力し、対応するア
ドレスがRAM306に対して指定される。これにより
、例えば5CPU102で生成されRAM306内部に
保持されている8発音チャネル分の累算波形データが、
データバスDINを介してMCPU 101に出力され
る。これについては後述する。
以上に示される構成のほか、本実施例では、MCPU 
101の入力ボート210を介して、第8図に示される
ような機能キー801及び鍵盤キー802等が接続され
る。これらの部分が、実質的な楽器操作部を構成する。
つぎに、本発明の特徴の1つであるD/A変換器につい
て説明する。
第6回出)は、第1図のLeftとRfghtのD/A
変換器部107.108(両度換部の内容は同じ)の内
部構成を示すもので、データバスを介して、音源処理で
作成された楽音の1サンプルデータが、ラッチ601に
入力される。そして、ラッチ601のクロック入力にM
CPU I 01のコマンド解析部207(第2図)か
ら音源処理終了信号が入力されると、データバス上の1
サンプル分の楽音データが、第7図に示すようにラッチ
601にラッチされる。
ここで、前述の音源処理に要する時間は、音源処理用の
ソフトウェアにより変化する。そのため、音源方式が異
なる場合は、各音源処理が終了し、ラッチ601に楽音
データがラッチされるタイミングは一定でない。そのた
め、第6図(a)のように、ラッチ601の出力をその
ままD/A変換器603に入力させることはできない。
そこで、本実施例では第6図(ハ)の如く、ラッチ60
1の出力をさらにラッチ602でラッチし、インタラブ
ド制御部203から出力されるサンプリングクロック間
隔に等しいインタラブド信号により、楽音信号をラッチ
602にラッチさせ、−定間隔でD/A変換器603に
出力させるようにしている。
このようにラッチを2つ用いて、音源方式による処理時
間の変化を吸収したので、楽音データをD/A変換器へ
出力させるための複雑なタイミング制御プログラムが不
用になった。
主大旌勇坐主体監立 つぎに、本実施例の全体動作を説明する。
本実施例は、基本的にはMCPU 101が中心となっ
て動作し、第4図(a)のメインフローチャートに示す
ように、S4゜2〜5JI(lの一連の処理を繰り返し
行っている。そして実際の音源処理は割り込み(インタ
ラブド)処理で行っている。具体的には、ある一定時間
毎に、MCPU 101とS CPU102に割り込み
が掛かり、それに基づいてそれぞれのCPUが8チヤン
ネルずつの音を作る音源処理を行う。その処理が終わる
と、それぞれのCPUの8チヤネル、計16チヤネル分
の楽音波形が加算され、LeftD/A変換器部107
、RightD/A変換器部108から出力される。そ
の後、割り込み状態からメインフローに戻る。なお、上
述の割り込みは、第2図のインタラブドa御部203内
のハードタイマに基づき、周期的に行われる。この周期
は、楽音出力時のサンプリング周期に等しい。
以上が、本実施例の概略動作で、つぎに、第4図を用い
て詳細に本実施例の動作を説明する。
第4図(a)のメインフローチャートにおける5aoz
〜54111の処理が繰り返し実行されている間に、イ
ンタラブド制御部203から割り込みが掛かると、同図
(ハ)のM CPUインタラブド処理と同図(C)のS
 CPUインタラブド処理の2つの処理が同時に起動す
る。そして、同図(ロ)と同図(C)の「音源処理」は
、同図(d)に示されている。
さて、第4図(a)のメインフローチャートは、インタ
ラブド制御部203から割り込みが掛からない状態にお
いてMCPU 101において実行される、音源処理以
外の処理の流れを示している。
まず、電源がONされ、MCP[J 101のRAM2
06の内容等の初期設定が行われる(34゜I)。
つぎに、MCPU 101の外部に接続される機能キー
、例えば第27図に示される音色スイッチ等が走査され
(54oz ) 、各スイッチの状態が入力ボート21
0からRAM206内のキーバッファエリアに取り込ま
れる。その走査の結果、状態の変化した機能キーが識別
され、対応する機能の処理がなされる( S a。3)
。例えば、楽音番号のセット、エンベロープ番号のセッ
ト、また、付加機能にリズム演奏がついていれば、リズ
ム番号のセット等が行われる。
その後、押鍵されている鍵盤キーが上記機能キーの場合
と同様に取り込まれ(S404)、変化した鍵が識別さ
れることによりキーアサイン処理が行われる(34(1
5)。
つぎに、機能キー801(第8図参照)でデモ演奏キー
が押されたときは、外部メモリ部116からデモ演奏デ
ータ(シーケンサデータ)が順次読み出されて、キーア
サイン処理などが行われる(S4oi )−また、リズ
ムスタートキーが押されたときは、リズムデータが外部
メモリ116から順次読み出され、キーアサイン処理な
どが行われる(Sa。、)。
その後に、以下に述べるタイマー処理が行われる(S4
゜s)、すなわち、後述するインタラブドタイマー処理
(S4+z )でインクリメントされている時間データ
の時間値が判別され、デモ演奏制御用に順次読み出され
る時間制御用のシーケンサデータまたはリズム演奏制御
用に読み出される時間制御用のリズムデータと比較され
ることにより、S4.6のデモ演奏又はS ao7のリ
ズム演奏を行う場合の時間制御が行われる。
さらに、発音処理S 409では、発音処理されるべき
楽音のピッチにエンベロープを付加し、対応する発音チ
ャネルにピッチデータを設定するというピッチエンベロ
ープ処理等が行われる。
更に、フロー1周準備処理が実行される(S4.。)。
この処理においては、S 405の鍵盤キー処理におい
て押鍵開始となったノート番号の発音チャネルの状態を
押鍵中に変えたり、離鍵となったノート番号の発音チャ
ネルの状態を消音中に変える等の処理が行われる。
つぎに、第4図5)のM CPUインタラブド処理につ
き説明する。
MCPU 101のインタラブド制御部203によりM
CPU 101に割り込みが掛かると、第4図(a)の
メインフローチャートの処理が中断され、第4図(ロ)
のM CPUインタラブド処理の実行が開始される。こ
の場合、MCPUインタラブド処理のプログラムにおい
て、第4図(a)のメインフローのプログラムで書き込
みが行われるレジスタ等については、内容の書き換えが
行われないように制御される。
これにより、通常のインタラブド処理の開始時と終了時
に行われるレジスタの退避と復帰の処理は不要となる。
これにより、第4図(a)のメインフローチャートの処
理とM CPUインタラブド処理との間の移行が迅速に
行われる。
続いて、MCPUインタラブド処理において音源処理が
開始される(5411 )。この音源処理は第4図(d
)に示される。
上述の動作と同時に、MCPU 101のインタラブド
制御部203から5CPU 102 ノR0M7 トレ
ス制御部305に対してSCPυリセット解除信号AC
第1図参照)が出力され、5CPIJIO2において、
第4図(C)のs cpvインタラブド処理の実行が開
始される。
そして、M CPUインタラブド処理における音源処理
(S4++ )とほぼ同時に、S CPLIインタラブ
ド処理において音源処理が開始される(S4+5)。
このように、MCPU 101と5CPUIO2の両者
が同時に8発音チャネルづつの音源処理を実行すること
により、8発音チャンネルの処理時間で16発音チャネ
ルの音源処理を実行することができ、処理速度が約2倍
になる(以上は、第5図を用いて後述する)。
続イテ、MCPt1101t’は、3412のインタラ
ブドタイマー処理の後、5CPtl102からscpυ
インタラブド処理の終了信号が来るのを待っている(S
ag3)。なお、インタラブドタイマー処理では、第4
回し)のインタラブド処理が一定のサンプリング周期毎
に実行されることを利用して、RAM206(第2図)
上の特には図示しない時間データの値がインクリメント
される。すなわち、この時間データの値を見れば時間経
過がわかる。
このようにして得られる時間データは、前述したように
、第4図(a)のメインフローのタイマー処理S 40
11における時間制御に用いられる。
第4図(C)のS CPUインタラブド処理におけるス
テップ3415の音源処理が終了すると、5CPUI0
2のコマンド解析部307からMCPUIOIのROM
アドレス制御部205に、S CPU処理終了信号B(
第1図参照)が入力する。これにより、第4図(b)の
M CPUインタラブド処理におけるステップS4ga
の判定がYESになる。
この結果、第1図のデータバスDinを介して5CPU
 102で作られた波形データがMCPU 101(7
)RAM206に読み込まれる(S414 ) 、 コ
(D場合、波形データは5CPLI 102(7)RA
M306上の所定バッファ領域(後述するバッファB)
に格納されているため、MCPU 101のコマンド解
析部207は、S CPU内部アドレス指定バスMaを
介して、RAMアドレス制御部304に対して上記バッ
ファアドレスを指定することにより、波形データの読み
込みを行う。
そして、341!l’において、上記バッファ領域の内
容がLeft  D/A変換器部107及びRight
 D/A変換器部108のラッチ6o1(第6図参照)
にラッチされる。
つぎに、第4図回のフローチャートを用いて、M CP
Uインクラブド処理のステップs41+または5CPU
インタラブド処理のステップ54I5で実行される音源
処理の動作を説明する。
まず、RAM206又はRAM306(7)波形データ
加算用の領域がクリアされる(3416 )。っぎに、
発音チャネルの1チヤネル毎に音源処理が行われ(S4
1t〜5aza)、最後に8チヤネル目の音源処理が終
了した時点で所定のバッファ領域Bに8チャネル分が加
算された波形データが得られる。これらの詳細な処理に
ついては後述する。
つぎに、第5図は、前述の第4図(a)、ら)、(C)
のフローチャートの処理の関係を概念的に示した流れ図
であり、MCPU 101と5CPU102が、音源処
理をそれぞれ分担して行う様子を示している。
まず、ある処理A(以下、B、C1・・・、Fも同じ)
が行われる(S5゜、)。この「処理」は、第4図(a
)のメインフローチャートの、例えば「機能キー処理」
、や「鍵盤キー処理」などに対応する。その後、MCP
Uインクラブド処理とSCPυCPUインクラブド処理
、同時にMCPU 101と5CPU 102による音
源処理が開始される( S 502.5saz)eそし
て、5CPU102でのS CPUインタラブド処理の
終了時に、s cpu処理終了信号BがMCPU 10
1に入力される。 MCPUインタラブド処理では、s
 cpuインタラブド処理より早(音源処理が終了し、
:)CPUインタラブド処理の終了を待っている。そし
て、MCPLICPUインタラブド処理s cpu処理
終了信号Bが識別されると、5CPU102で生成され
た波形データがMCPU 101に送られてMCPU 
101で生成された波形データとまとめられ、Left
  D/A変換器部107及びRight D/A変換
器部108に出力される。
その後、メインフローチャートの何らかの処理Bに戻る
以上のような動作が、全ての発音チャネル(本実施例で
は、MCPU 101と5CPU102あわせて16チ
ヤネル)に対する音源処理が行われながら繰り返される
( S sea〜S5+i )。そして、この繰り返し
処理は、楽音の発音中続けられる。
° 几 におけるデータ つぎに、第4図(b)の541+及び同図(C)のS4
.5で実行される音源処理の具体例について説明する。
本実施例では、MCP[] 101と5CPU102の
両CPUが、8チヤネルづつの音源処理を分担すること
は前述した。この8チヤネル分の音源処理用のデータは
、第9図に示すように、MCPUIO工、5CPU10
2の各RAM206.306内の発音チャネル別の領域
に設定される。
また、このRAMには、第12図に示すように、BF、
BT、B、Mの各バッファが確保されている。
この場合、第9図の各発音チャネル領域には、後に詳述
するような操作によって、第1O図に概念的に示すよう
に、それぞれの音源方式が設定でき、その音源方式が設
定されたら、第11図に示すような各音源方式のデータ
フォーマットで、第9図の各発音チャネルの各領域にデ
ータが設定される。なお、本実施例では、後述するよう
に、各発音チャネルに異なる音源方式を割り当てること
が可能である。
第11図の各音源方式のデータフォーマットを示すテー
ブル1において、Gは音源方式を識別する番号である音
源方式阻である。つぎのAは、音源処理時に波形データ
が読み出される場合に指定されるアドレスを表し、A 
I、 A +及びA2が現在アドレスの整数部で、外部
メモリ116(第1図)の波形データが格納されている
アドレスに直接対応する。また、AFは現在アドレスの
小数部で、外部メモリ116から読み出された波形デー
タの補間に用いられる。
つぎのAtはエンドアドレス、ALはループアドレスを
それぞれ表す。また、つぎのP+、P+及びP2はピッ
チデータの整数部、PFはピッチデータの小数部を表す
。例を示すと、P+=1、Pr−0は原音のピッチを、
P!=2、Pt=0は1オクターブ上のピッチを、また
、P+=0、Py=0.5は、1オクターブ下のピッチ
をそれぞれ表す。
つぎのXFは前回のサンプルデータを、XNは次回のサ
ンプルデータの格納を表す。また、Dは隣接する2つの
サンプルデータ間の大きさの差分値を表し、Eはエンベ
ロープ値である。さらに、0は出力値であり、また、C
は、後述するが、演奏情報によって発音チャネルに割り
当てる音源方式を変更する時に用いるフラグを表す。
その他の種々の制御データについては、後述の各音源方
式の説明の際に説明する。
このように、第11図に示すようなデータがMCPU 
101.5CPU102のそれぞれのRAM206.3
06に確保され、後述する音源方式が決まると、第9図
に示す各チャネル毎に第11図のフォーマットで、デー
タが設定される。
以下、このようなデータ構成を用いて実行される各音源
方式の音源処理について順次説明する。
なお、これらの音源処理は、MCPU 101又は5c
pu i 02のコマンド解析部207又は307が、
制御用ROM201又は301に格納されている音源処
理用のプログラムを解釈・実行することにより実現され
る。以下、特に言及しないかぎり、この前提のもとて処
理が行われるとする。
まず、第4図(d)のフローチャートにおいて、1チヤ
ネル毎の各音源処理(341?〜5424のいずれか)
に入ると、RAM206.306の対応する発音チャネ
ルに記憶されている第11図に示すデータフォーマット
(テーブル1)のデータのうちの音源方式隘が判別され
、これにより以下に説明するどの音源方式の音源処理が
実行されるかが決定される。
PCM   による ° 几 上記音源方式kがPCM方式を指示している場合、以下
の第13図の動作フローチャートで示されるPCM方式
による音源処理が実行される。フロー中の各変数は、M
CPU 101又は5CPtllO2のRAM206.
306上の第9図のいずれかの発音チャネル領域に記憶
される第11図のテーブル1のPCMフォーマットの各
データである。
外部メモリ116(第1図)上のPCM波形データが記
憶されているアドレスのうち、現在の処理の対象とされ
る波形データが記憶されているアドレスを第15図(a
)に示す(AI、AF)とする。
まず、現在のアドレスにピッチデータ(Pl、PF)が
加算される(31301)。このピッチデータは、第8
図の鍵盤キー801等において押鍵操作された鍵の種類
に対応している。
そして、加算されたアドレスの整数部AIが変わったか
否かが判定される( S 13(+2)。判定がNOな
らば、第15図(a)のアドレス(AI +1)および
AIにおけるそれぞれのサンプルデータXHとXpとの
差である差分値りを用いて、DMA。
なる演算処理により、アドレスの小数部AFに対応する
補間データ値0が計算される(Sl2O3)。
なお、差分値りは、今回以前のインタラブドタイミング
における音源処理により求まっている(後述する513
116参照)。
そして、上記補間データ値Oにアドレスの整数部A、に
対応するサンプルデータXpが加算され、現在のアドレ
ス(A1.AF)に対応する新しいサンプルデータ0(
第15図(6)のXQに相当する)が得られる(S+x
。、)。
この後、このサンプルデータにエンベロープ値Eが乗算
され(51309) 、得られた0の内容がMcpu 
i o iまたは5CPU 101)RAM206また
は306内の波形データバッファB(第12図参照)に
加算される(S+z+。)。
その後、第4図(a)のメインフローに戻り、っぎのサ
ンプリング周期でインタラブドが掛がって、第13図の
音源処理の動作フローチャートがふたたび実行され、現
在アドレス(AI、AF)にピッチデータ(Pl、PF
)が加算される(Sl3O1)。
以上の動作が、アドレスの整数部A1が変わる(313
゜2)まで繰り返される。
この間、サンプルデータXpおよび差分値りは更新され
ず、補間データOのみがアドレスAyに応じて更新され
、その都度サンプルデータXoが得られる。
つぎに、5lff。iで現在アドレス(A1.AF)に
ピッチデータ(Px、Pr)が加算された結果、現在ア
ドレスの整数部A+が変化したら(s13゜2)、アド
レスAIがエンドアドレスAEに達しているかまたは越
えているか否かが判定される(513゜3)。
判定がYESならば、っぎのループ処理が行われる。す
なわち、エンドアドレスAEを越えた分のアドレス(A
I  At)がループアドレスALに加算され、得られ
た新しい現在アドレスの整数部Atからループ再生が開
始される(s、3.4)。
エンドアドレスAEとは、PCM波形データの最後の波
形サンプルデータが記憶されている外部メモリ116(
第1図)上のアドレスである。また、ループアドレスA
、とは、演奏者が波形の出力を繰り返したい位置のアド
レスであり、上記動作により、PCM方式で周知のルー
プ処理が実現される。
513ozの判定がNOならば、上記313114の処
理は実行されない。
つぎに、サンプルデータの更新が行われる。ここでは、
外部メモリ116(第1図)から、新しく更新された現
在アドレスA1と1つ手前のアドレス(AI   1)
に対応する各サンプルデータが、それぞれXN、XFと
して読み出される(Si2゜5)。
さらに、今までの差分値が、更新した上記XNとXpと
の差分値りに更新される(S+3o6)−これ以後の動
作は前述した通りである。
以上のようにして、1発音チャネル分のPCM方式によ
る波形データが生成される。
DPCM   による つぎに、DPCM方式による音源処理について説明する
まず、第15図(b)を用いて、DPCM方式の動作原
理の概略を説明する。
同図において、外部メモリ116(第1図)のアドレス
A+ に対応するサンプルデータXPは、アドレスA1
の1つ前の、特には図示しないアドレス(AI−1)に
対応するサンプルデータとの差分値から求めた値である
外部メモリ116(第1図)のアドレスA+には、つぎ
のサンプルデータとの差分値りが書き込まれているので
、つぎのアドレスのサンプルデータはXP+Dで求まり
、これが新たなサンプルデータXFとしておきかわる。
この場合、現在アドレスを同図に示すように、AFとす
れば、現在アドレスAyに対応するサンプルデータは、
Xp + D X AFで求まる。
このように、DPCM方式では、現在のアドレスと、つ
ぎのアドレスに対応するサンプルデータ間の差分値りが
外部メモリ116(第1図)から読み出され、現在のサ
ンプルデータに加算されて、つぎのサンプルデータが求
められることにより、順次波形データが作成される。
このようなりPCM方式を採用すると、隣接する標本間
の差分値が一般に小さい音声や楽音等のような波形を量
子化する場合、通常のPCM方式に比較して、はるかに
少ないビット数で量子化を行えることは明らかである。
以上のDPCM方式の動作を、第I4図の動作フローチ
ャートを用いて説明する。フロー中の各変数は、MCP
U 101又は5CPU102のRAM206.306
上の第9図のいずれかの発音チャネル領域に記憶される
第11図のテーブル1のDPCMフォーマットの各デー
タである。
外部メモリ116(第1図)上のDPCM差分波形デー
タが記憶されているアドレスのうち、現在の処理の対象
とされるデータが記憶されているアドレスを第15図(
b)に示す(A1.AF)とする。
まず、現在アドレス(A1.AF)にピッチデータ(P
I、PF)が加算される(S!4゜1)。
そして、加算されたアドレスの整数部A+に変化がある
か否かが判定される( S 1462)。判定がNOな
らば、第15図(ハ)のアドレスAJにおける差分値り
を用いて、DXAFなる演算処理により、アドレスの小
数部AFに対応する補間データ値0が演算される(S+
4+4)。なお、差分値りは、今回以前のインタラブド
タイミングにおける音源処理により求まっている(後述
する5Hao6と3110参照)。
つぎに、上記補間データ値Oにアドレスの整数部A1に
対応するサンプルデータXpが加算され、現在アドレス
(AI、AF)に対応する新しいサンプルデータO(第
15図(ハ)のXoに対応)が得られる(Se4ts)
この後、このサンプルデータにエンベロープ値Eが乗算
され(S1416) 、得られた0の内容がMcpu 
t o iまたは5CPU102のRAM206または
306内の波形データバッファB(第12図参照)に加
算される(S141?) −その後、第4図(a)のメ
インフローに戻り、つぎのサンプリング周期でインタラ
ブドが掛かって、第14図の音源処理の動作フローチャ
ートがふたたび実行され、現在アドレス(AI、Ar)
にピッチデータ(PI、PF)が加算される(St4o
+)。
以上の動作が、アドレスの整数部AIに変化が生ずるま
で繰り返される。
この間、サンプルデータX、および差分値りは更新され
ず、補間データ0のみがアドレスAFに応じて更新され
、その都度新たなサンプルデータXsが得られる。
つぎに、S +ao+で現在アドレス(A1.AF)に
ピッチデータ(P+、Py)が加算された結果、現在ア
ドレスの整数部AIが変化したら(514112)、ア
ドレスA+がエンドアドレスAIに達しているかまたは
越えているか否かが判定される(S+4oz) −判定
がNOの場合、以下の51404〜S 5aotのルー
プ処理により、現在アドレスの整数部AIに対応するサ
ンプルデータが計算される。すなわち、まず、旧A+ 
という変数(第11図のテーブル1のDPCMの欄参照
)には、現在アドレスの整数部A1が変化する前の値が
格納されている。これは、後述するS +aobまたは
S 1413の処理の繰り返しにより実現される。この
旧AIの値がSI4゜6で順次インクリメントされなが
ら、31407で旧AIにより指示される外部メモリ1
16(第1図)上の差分波形データがDとして読み出さ
れ、51405において順次サンプルデータXpに累算
される。
そして、旧A+の値が変化後の現在アドレスの整数部A
lに等しくなった時点で、サンプルデータX、の値は変
化後の現在アドレスの整数部A、に対応する値となる。
このようにして、現在アドレスの整数部AIに対応する
サンプルデータXPが求まると、S 1404の判定が
YESとなり、前述の補間値の演算処理(S+4+4)
に移る。
上述の音源処理が各インタラブドタイミング毎に繰り返
され、S 1403の判定がYESに変化したら、つぎ
のループ処理に入る。
まず、エンドアドレスAtを越えた分のアドレス(A+
  At)がループアドレスAtに加算され、得られた
アドレスが新たな現在アドレスの整数部A+ とされる
(S14゜8)。
以下、ループアドレスAtからどれだけアドレスが進ん
だかによって、何回か差分値りを累算する操作が繰り返
されることにより、新たな現在アドレスの整数部Arに
対応するサンプルデータXpが計算される。すなわち、
まず、初期設定としてサンプルデータXPが予め設定さ
れているループアドレスALにおけるサンプルデータX
PL(第11図のテーブル1のDPCMの欄参照)の値
とされ、また、旧AIがループアドレスALの値とされ
る(S14+19)−そして、以下の5I4111”5
1413の処理が繰り返される。すなわち、旧A+の値
が31412で順次インクリメントされながら、S I
41eで旧A+により指示される外部メモリ116(第
1図)上の差分波形データがDとして読み出され、S 
1412において順次サンプルデータXpに累算される
。そして、旧A!の値が新たな現在アドレスの整数部A
tに等しくなった時点で、サンプルデータXpの値はル
ープ処理後の新たな現在アドレスの整数部A+に対応す
る価となる。
このようにして、新たな現在アドレスの整数部A、に対
応するサンプルデータXpが求まると、S+a++の判
定がYESとなり、前述の補間値の演算処理(3141
4)に移る。
以上のようにして、1発音チャネル分のDPCM方式に
よる波形データが生成される。
FM     による     その1)つぎに、FM
変調方式による音源処理について説明する。
FM変調方式では、通常、第18図のOPI〜OP4で
示されるようなオペレータと称する同一内容のハードウ
ェアまたはソフトウェアが用いられ、それらが第18図
のアルゴリズム1〜4として示されるような接続規則で
相互に接続されることにより、楽音の生成が行われる0
本実施例では、ソフトウェアでFM変調方式を実現する
ものである。
つぎに、第16図(a)の動作フローチャートを用いて
、2オペレータで音源処理を行う場合の、l実施例の動
作を説明する。処理のアルゴリズムは同図(ロ)で示さ
れる。また、フロー中の各変数は、MCPU 101又
は5CPU102のRAM206.306上の第9図の
いずれかの発音チャネル領域に記憶される第11図のテ
ーブル1のFMフォーマットの各データである。
最初に、モジュレータであるオペレータ2 (OP2)
の処理が行われる。ピッチ処理については、PCM方式
のように補間が行われないので、整数アドレスA2のみ
である。すなわち、外部メモリ116(第1図)には変
調用の波形データが十分に細かい歩進間隔で記憶されて
いるものとする。
まず、現在アドレスA2にピッチデータP2が加算され
る(Sl&。、)。
つぎに、このアドレスA2にフィードバック出力FO2
が変調入力として加算され、新たなアドレスAH2が得
られる(31602)。フィードバック出力Fozは、
前回のインクラブドタイミングにおいて後述するS +
bosの処理が実行されることにより得られている。
さらに、アドレスAM2(位相)に対応する正弦波の値
が計算される。実際には、外部メモリ116(第1図)
に正弦波データが記憶されており、上記アドレスAM2
でその正弦波データをテーブル引きすることにより得ら
れる(S16゜3)。
続いて、上記正弦波データにエンベロープ値E2が乗算
され出力02が得られる(S16゜4)。
この後、この出力02にフィードバック・レベルF’t
zが乗算されフィードバック出力F’ozが得られる(
31605)。この出力F’ozは、本実施例の場合、
次回のインタラブドタイミングにおけるオペレータ2(
OR3)への入力とされる。
また、02にモジュレーション・レベルML2が乗算さ
れてモジュレーション出力M、2が得られる(3160
6)。このモジュレーション出力M、2は、オペレータ
1(OPI)への変調入力になる。
つぎに、オペレータ1(OPI)の処理に移る。この処
理は、フィードバック出力による変調入力が無い他は、
殆ど上述のオペレータ2の場合と同じである。
まず、オペレータ1の現在アドレスAIにピッチデータ
P+が加算され(S+6o)) 、この値に上述のモジ
ュレーション出力M。2が加算されて新たなアドレスA
 N (が得られる(S16゜、)。
つぎに、このアドレスA?II(位相)に対応する正弦
波の値が外部メモI7116 (第1図)から読み出さ
れ(SI6119) 、これにエンベロープ値EIが乗
算され楽音波形出力0.が得られる(SI610) 。
そして、これがRAM206(第2図)又は306(第
3図)内のバッファB(第12図参照)に加算され(S
I611)、1発音チャネル分のFM変調処理を終了す
る。
TM     による     その1つぎに、TM変
調方式による音源処理について説明する。
まず、TM変調方式の原理について説明する。
前述のFM変調方式は、 e=A−sin (ωct+I(t) # 5ina+
J)なる演算式を基本する。ただし、ここで、ωctは
搬送波位相角(搬送信号) 、sinω、tは変調波位
相角(変調信号)、およびI (t)は変調指数である
これに対し、本実施例でTM変調方式と呼ぶ位相変調方
式は、 e  =A  −1丁 (fc(t)+I(t)  −
sinω1It)なる演算式を基本とする。ここで、i
t (t)は三角波関数であり、各位相角の領域毎につ
ぎのような関数で定義される(ただし、ωは入力)。
fy(ω)=2/π・ω ・・(領域二〇≦ω≦π/2) 1丁(ω)=−1+2/π (3π/2−ω)・・(領
域:π/2≦ω≦3π/2) ft(ω)=−1+2/π(ω−3π/2)・・(領域
:3π/2≦ω≦2π) また、f、は変形サイン波と呼ばれ、各位相角の領域毎
に、異なるサイン波形データの記憶されている外部メモ
リ116(第1図)を、搬送位相角ωctでアクセスし
て得られる搬送信号生成関数である。各位相角の領域毎
のfcは、つぎのように定義される。
fc(t)=π/2sinωct ・・ (領域:0≦ωt≦π/2) fe(t)=π−π/2sinωct ・・ (領域:π≦ωt≦3π/2) fc(t)=2π十π/2 sinωct・・ (領域
: 3π/2≦ωct≦2π)(ただしnは整数) TM変調方式では、上述の如き関数fc(t)で生成さ
れる搬送信号に、変調信号sinω、tを変調指数I 
(t)で示される割合で加算して得た加算信号により、
前述の三角波関数が変調される。これにより、変調指数
I(t)の値が0であれば正弦波を生成することができ
、I (t)の値を大きくしてゆけば非常に深く変調さ
れた波形を生成することができる。
ここで、変調信号sinω、tの代わりに様々な信号を
用いることができ、以下に述べるように、前回演算時の
自分のオペレータ出力を一定のフィードバックレベルで
フィードバックさせたり、他のオペレータの出力を入力
させたりすることができる。
このような原理のTM変調方式による音源処理を、第1
7図(a)の動作フローチャートを用いて説明する。こ
の場合も、第16図のFM変調方式の場合と同様、2オ
ペレータで音源処理を行う場合の例であり、処理のアル
ゴリズムは第17図0))で示される。また、フロー中
の各変数は、MCPU 101又は5CPU102のR
AM206.306上の第9図のいずれかの発音チャネ
ル領域に記憶される第11図のテーブルlの7Mフォー
マットの各データである。
最初に、モジュレータであるオペレータ2 (OF2)
の処理が行われる。ピッチ処理については、PCM方式
のように補間が行われないので、整数アドレスA2のみ
である。
まず、現在アドレスAzにピッチデータP2が加算され
る(S+7゜1)。
つぎに、変形サイン変換fcにより、上記アドレスAz
(位相)に対応する変形サイン波が外部メモリ116(
第1図)から読み出され、搬送信号がO2として生成さ
れる(S、7゜2)。
続いて、搬送信号である上述の02に、変調信号として
フィードバック出力FO2(SIT。6)が加算され、
新たなアドレスが得られて02とされる(SIT。3)
。フィードバック出力FO2は、前回のインタラブドタ
イミングにおいて後述するS+7゜6の処理が実行され
ることにより得られている。
そして、上述の加算アドレス02に対応する三角波の値
が計算される。実際には、外部メモリ116(第1図)
に前述した三角波データが記憶されており、上記アドレ
ス02でその三角波データをテーブル引きすることによ
り得られる(S+tea)。
続いて、上記三角波データにエンベロープ値E2が乗算
され出力02が得られる(S+7゜、)。
この後、この出力Ozにフィードバック・レベルFtz
が乗算されフィードバック出力1”ozが得られる(S
+7゜))、この出力FO2は、本実施例の場合、次回
のインタラブドタイミングにおけるオペレータ2 (O
F2)への入力とされる。
また、02にモジュレーション・レベルML2が乗算さ
れてモジュレーション出力Mozが得られる( S 1
707)。このモジュレーション出力MO2は、オペレ
ータ1(OPI)への変調入力になる。
つぎに、オペレータ1 (OPI)の処理に移る。この
処理は、フィードバック出力による変調入力が無い他は
、殆ど上述のオペレータ2の場合と同じである。
まず、オペレータ1の現在アドレスA+にピッチデータ
Prが加算され(Sst。8)、得られた値に対して前
述の変形サイン変換が行われて搬送信号が01として得
られる(SIT。9)。
つぎに、この01に上述のモジュレーション出力M02
が加算されて新たな0.とされ(517111)、この
値OIが三角波変換され(517+1) 、さらにエン
ベロープ値E、が乗算されて楽音波形出力0゜が得られ
る(S+t+z) @ これがRAM206(第2図)又は306(第3図)内
のバッファB(第12図参照)に加算され(S P?I
3)、1発音チャネル分の7M変調処理を終了する。
以上、PCM、DPCM%FMSTMという4つの方式
による音源処理を説明した。この中でFMとTMの2方
式は変調方式であり、上述の例ではいずれも、第16図
(6)、第17図(b)に示すアルゴリズムに基づく2
オペレータによる処理であるが、実際に演奏時の音源処
理は、オペレータの数がもっと多く、アルゴリズムはよ
り複雑である。
その例が第18図に示されている。同図のアルゴリズム
1では、フィードバック入力も含めて4重の変調が行わ
れ、複雑な波形が得られる。またアルゴリズム2では、
フィードバック入力を有する2組のアルゴリズムが並列
しており、例えばアタックからサスティンに移行する際
の音色変化を表現するのに適している。またアルゴリズ
ム4は、サイン波合成法に近い特徴を有する。
第18図の4オペレータによるFM方式とTM方式の通
常考えられる音源処理の例を、第19図及び第20図を
用いて順次説明する。
FM     による     その2)第19図は、
第18図のアルゴリズム1に対応するFM変調方式に基
づく通常考えられる音源処理の動作フローチャートであ
る。フロー中の各変数は、MCPU 101又は5CP
IJ102のRAM206.306上の第9図のいずれ
かの発音チャネル領域に記憶される。なお、第11図の
テーブルエのFMフォーマットの各データには対応して
いないが、そのデータフォーマットを拡張すれば容易に
実現できることは明らかである。
始めに、オペレータ4 (OP4)の現在アドレスA4
に、ピッチデータP4が加算される(519゜l)。
つぎに、このアドレスA4にフィードバック出力Fo4
(31905)が変調入力として加算され、新たなアド
レスA N aが得られる(Sl、。2)。さらに、ア
ドレスAMa(位相)に対応する正弦波の値が、外部メ
モリ116(第1図参照)がら読み出され(Sl、。3
)、これにエンベロープ値E4が乗算されて出力04が
得られる(519゜4)。この後、上記出力04にフィ
ードバック・レベルFL4が乗算されフィードバック出
力FO4が得られる(Sl9゜5)また、出力04にモ
ジュレーション・レベルML。
が乗算されてモジュレーシッン出力M、4が得られる(
319(+6)。このモジュレーション出力M04は、
つぎのオペレータ3 (OP3)への変調入力になる。
ツキニ、オペレータ3(OP、9)の処理に移る。この
処理は、フィードバック出力にょる変調入力が無い他は
、殆ど上述のオペレータ4の場合と同じである。まず、
オペレータ3(OP3)の現在アドレスAxにピッチデ
ータP3が加算される(sI、。、)、つぎに、アドレ
スA3にモジュレーション出力MO4が変調入力として
加算され、新たなアドレスA N 3が得られる(31
908)。さらにこのアドレスA M 2(位相)に対
応する正弦波の値が、外部メモリ116(第1図)から
読み出され(S 1vov) 、これにエンベロープ値
E3が乗算されて出力03が得られる(Sry+J−こ
の後、この出力o3にモジュレーション・レベルML3
が乗算されてモジュレーション出力03が得られる(3
1911)。このモジュレーション出力MO,は、っぎ
のオペレータ2 (OP2)への変調入力になる。
つぎに、オペレータ2(OP2)の処理が実行されるが
、この処理は変調入力が異なるのみで上述のオペレータ
3の場合と同じであるので、説明を省略する。
最後に、オペレータ1 (OPI)の処理に入るが、こ
れもステップ51920までは、これまでと同様な処理
が行われる。そして、5192+1で得られた楽音波形
出力01は、キャリアとしてバッファB(第12図参照
)に累算される(SrqzI)。
TM     による     その2第20図は、第
18図のアルゴリズム1に対応するTM変調方式に基づ
く通常考えられる音源処理の動作フローチャートである
。フロー中の各変数は、MCPU 101又は5CPU
102のRAM206.306上の第9図のいずれかの
発音チャネル領域に記憶される。なお、第11図のテー
ブル1の7Mフォーマットの各データには対応していな
いが、第11図のデータフォーマットを拡張すれば容易
に実現できることは明らかである。
まず、オペレータ4 (OP4)の現在アドレスA4に
ピッチデータP4が加算される(Sz。。1)、つぎに
、変形サイン変換fcによって、上述のアドレスA4(
位相)に対応する変形サイン波が外部メモリ116(第
1図)から読み出され、搬送信号が04として生成され
る(s2゜。z)、そして、出力04に変調信号として
フィードバック出力FO。
(Sz。o7参照)が加算され、新たなアドレス04が
得られる( S zooz) 、つぎに、このアドレス
。4(位相)に対応する三角波の値が、外部メモIJ 
116(第1図)から読み出され(s2゜。4)、これ
にエンベロープ値E4が乗算されて出力o4が得られる
(S2005) 、この後、この出力o4にモジュL/
−ジョン・L/ ヘア1zMt4カt’X サれてモジ
ュレーション出力Mo4が得られ(S2110&) 、
また、出力04にフィードバック・レベルFL4が乗算
されてフィードバック出力FD4が得られる(Szea
t) 。
上記モジュレーシッン出力Mo4はっぎのオペレータ3
 (OP3)への変調入力になる。
つぎに、オペレータ3(OP3)の処理に入る。この処
理は、フィードバック出力による変調入力が無い他は、
殆ど上述のオペレータ4の場合と同じである。まず、オ
ペレータ3の現在アドレスA3にピッチデータP1が加
算され(Szoos) 、得られた値に対して変形サイ
ン変換が行われて搬送信号が0.として得られる(S2
009)。つぎに、このo2に上述のモジュレーシッン
出力Mo4が加算されて新たな03とされ(32010
) 、この値03が三角波変換され(Szo++) 、
さらにエンベロープ値E、が乗算されて出力03が得ら
れる( 32012)。
さらに、これにモジュレーション・レベルM L 3が
乗算されてモジュレーション出力M。3が得られる(S
Z。I3)、このモジュレーション出力M g 3は、
つぎのオペレータ2(OF2)への変調入力になる。
つぎに、オペレータ2(OF2)の処理が実行されるが
、この処理は変調入力が異なるのみで上述のオペレータ
3の場合と同じであるので、説明を省略する。
最後に、オペレータ1 (OPI)の処理に入るが、こ
れもステップs zozaまでは、これまでと同様な処
理が行われる。そして、S ZO24で得られた楽音波
形出力01は、キャリアとしてバッファB(第12図参
照)に累算される(Szozs)。
以上、変調方式による通常の音源処理の実施例を説明し
たが、この処理は、前述したように1発音チャネル分の
処理で、実際にはMCPUIOIと5CPU102の各
I CPU当たり、8発音チャネル分処理される(第4
図(d)参照)。そして、ある発音チャネルに変調方式
が指定されていれば、上述の変調方式による音源処理が
働く。
i 工の    そのl) つぎに、変調方式による音源処理の第1の改良例を説明
する。
その基本概念は、第21図のフローチャートに示されて
いる。
同図において、オペレータ1.2.3.4処理は、用い
られる変数名が異なるだけでプログラム構造は同じであ
る ここで、各オペレータ処理は、変調入力を決めなければ
、オペレータ処理を行うことはできない。
というのは、第18図に示されるようにアルゴリズムに
よって各オペレータ処理への変調入力が異なるからであ
る。つまり、どのオペレータ処理の出力を変調入力とす
るのか、あるいは他のオペレータ処理でな(自分のオペ
レータ処理の出力をフィードバックして、自分の変調入
力とするのかを決める必要がある。そこで、第21図の
動作フローでは、このような接続関係がアルゴリズム処
理(Sz+as)としてまとめて行われ、これにより得
られる接続関係が次のインタラブドタイミングにおける
各オペレータ処理(52102〜S2□。4)における
変調入力を決定するように動作する。なお、発音開始時
の(すなわち一番始めの)各オペレータ処理への入力と
しては、成る初期値が与えられる。
このように、オペレータ処理とアルゴリズム処理を分離
すれば、いかなるアルゴリズムの場合でも、オペレータ
処理のプログラムは同一でよく、アルゴリズム処理のみ
変更すればよい。従って、変調方式による音源処理全体
のプログラム容量を大幅に減少させることが可能となる
次に、上述の基本概念に基づ<FM変調方式の改良例に
ついて説明する。第21図のオペレータ処理のFM変調
方式による動作フローチャートを、オペレータ1処理を
例にとって第22図(a)に示し、1オペレータあたり
の演算アルゴリズムを同図(ロ)に示す。他のオペレー
タ2〜4処理も変数の添字番号が異なるだけで全く同様
である。なお、フロー中の各変数は、MCPLI 10
1又は5CPU102のRAM206.306上の第9
図のいずれかの発音チャネルに記憶される。
まず、位相角に対応するアドレスA1にピッチデータP
、が加算され、新たなアドレスA1とされる( S 2
201 )。つぎに、このアドレスA1に変調入力M目
が加算され、アドレスA M Iが得られる(SZ□。
2)。変調入力Mllは、前回のインタラブドタイミン
グでのアルゴリズム処理321・5(第21図)によっ
て決定され、アルゴリズムによって、そのオペレータ自
身のフィードバック出力FOIであったり、あるいは他
のオペレータ、例えばオペレータ2の出力M。2であっ
たりする。つぎに、このアドレス(位相)AM+に対応
する正弦波の値が外部メモリ116(第1図)から読み
出され、出力0.が得られる(Sz□03)。その後、
これにエンベロープデータB+が乗算された値が、オペ
レ−タ1の出力0.になる(S2□。4)。また、この
出力01にフィードバック・レベルFLIが乗算されて
フィードバック出力F。1が得られ(SZ□。、)、ま
た、出力OIにモジュレーション・レベルMtが乗算さ
れて、モジュレーション出力M旧が得られる( 322
06)・ 次に、前述の基本概念に基づ<TM変調方式の改良例に
ついて説明する。第21図のオペレータ処理のTM変調
方式による動作フローチャートを、オペレータ1処理を
例にとって第23図(a)に示し、■オペレータあたり
の演算アルゴリズムを同図の)に示す。他のオペレータ
2〜4処理も変数の添字番号が異なるだけで全く同様で
ある。なお、フロー中の各変数は、MCPU 101又
は5CPU102のRAM206.306上の第9図の
いずれかの発音チャネルに記憶される。
まず、現在アドレスA+にピッチデータP1が加算され
る( S zaot )。つぎに、変形サイン変換fc
によって、上述のアドレスAI(位相)に対応する変形
サイン波が外部メモリ116(第1図)から読み出され
、搬送信号が0.とじて生成される(S23゜2)。そ
して、出力01に変調信号として変調入力Ml、が加算
され、新たなアドレス0゜が得られる(S23(+3)
。つぎに、このアドレス01(位相)に対応する三角波
の値が、外部メモリ116から読み出され(32304
) 、これにエンベロープ値EIが乗算され出力01と
される(S23゜5)。
この後、この出力01にフィードバック・レベルFLI
が乗算されてフィードバック出力FOIが得られ(32
306)、また、出力oIにモジュレーション・レベル
M L +が乗算されてモジュレーション出力Mo1が
得られる( S zaot)。
つぎに、上述のFM方式とTM方式の再変調方式でのオ
ペレータ処理における変調入力を決定するための第21
図のアルゴリズム処理52105の具体例を第24図の
動作フローチャートで説明する。
同図のフローは、FM方式とTM方式共通であり、第1
8図のアルゴリズムの1〜4を切り替えて処理する例で
ある。この場合のアルゴリズム1〜4の選択枝は、演奏
者による特には図示しない指示に基づいて選択される(
S24゜。)。
まず、アルゴリズムエは、第18図(a)のように、4
オペレータ(OPと略称する)直列型で、OP4のみフ
ィードバック入力を有する。すなわち、OP4のフィー
ドバック出力FoaがOP4の変調入力M+4とされ(
S24゜l)、 OP4のモジュレーション出力MO4がOP3の変調人
力MI3とされ(S24゜2)、 OP3のモジュレーション出力MO3がOP2の変調人
力M!2とされ(Sz4oz)、 OP2のモジュレーシッン出力MO2がOPIの変調入
力M目とされ(S24゜4)、 OPlの出力OIがキャリア出力としてバッファB(第
12図参照)に加算される(S24゜、)、というアル
ゴリズムである。
アルゴリズム2は、第18図(ロ)のように、OP2と
OP4がフィードバック入力を有する。すなわち、OP
4のフィードバック出力F’o4がOP4の変調入力M
14とされ(S zaob)・ OP4のモジュレーション出力Mo4がOP3の変調入
力M、3とされ(S24゜、)、 OP2のフィードバック出力F’ozがOP2の変調人
力M1□とされ(S24011)、 OP2とOP3のモジュレーション出力M o z 、
 M 63がOPIの変調人力M1.とされ(S24゜
9)、OPIの出力01がキャリア出力としてバッファ
Bに加算される(324111)、 というアルゴリズムである。
アルゴリズム3は、OP2とOP4がフィードバック入
力を有し、2オペレ一タ直列型が2つ並列に構成される
。すなわち、 OP4のフィードバック出力Fo4がOP4の変調入力
M H4とされ(S24目)、 OP4のモジュレーション出力M。4がOP3の変調入
力M+3とされ(32412)、 OP2のフィードバック出力FO2がOP2の変調入力
M+2とされ(52413)、 OP2のモジュレーシッン出力Mo2がOPIの変調入
力M1.とされ(32414)、 OPlとOP3の各出力OIと03がキャリア出力とし
てバッファBに加算される(52415)、というアル
ゴリズムである。
アルゴリズム4は、4オペレ一タ並列型で、全オペレー
タがフィードバック入力を有する。すなわち、 OF2のフィードバック出力FoaがOF2の変調入力
M14とされ(SZJI6)、 OF2のフィードバック出力FO3がOF2の変調入力
M+3とされ(S2417)、 OF2のフィードバック出力F’ozがOF2の変調入
力M+2とされ(524+11)・ OPIのフィードバック出力FOIがOPIの変調人力
MIlとされ(32419)、 全オペレータの出力00.0□、03及び04がバッフ
ァBに加算される(S2420)、というアルゴリズム
である。
以上説明したオペレータ処理と、アルゴリズム処理によ
って1チャネル分の音源処理が終了し、アルゴリズムの
変更が無ければ、このままの状態で発音(音源処理)が
続く。
・量 工゛の    その2 つぎに、変調方式による音源処理の第2の改良例につい
て説明する。
ここまで説明してきた種々の変調方式においては、複雑
なアルゴリズムを組むほど、また、発音チャネル数(ポ
リフォニック数)が多いほど処理に時間がかかる。
そこで、以下に説明する第2の改良例では、オペレータ
処理とアルゴリズム処理を分離した第21図の第1の改
良例をさらに発展させて、あるインタラブドタイミング
ではオペレータ処理のみを行い、つぎのインタラブドタ
イミングではアルゴリズム処理のみを行うというように
、オペレータ処理とアルゴリズム処理を交互に行う。こ
れにより、1インタラブドタイミングあたりの処理負荷
を大幅に減少させることができる。その結果、インタラ
ブド2回に1つのサンプルデータが出力される。
この動作について、第25図の動作フローチャートを用
いて説明する。
まず、オペレータ処理とアルゴリズム処理を交互に行う
ため、変数Sを用いてSがゼロか否かが判定される( 
S 2501 )。この変数Sは、各発音チャネル毎に
設けられ、MCPU 101又は5CPUI02のRA
M206.306上の第9図の各発音チャネル領域に記
憶される。
あるインタラブドタイミングにおいて、SがOのときは
オペレータ処理のルートに入り、変数Sに値lをセット
する(325+12)。続いて、オペレータ1〜4処理
が実行される( S 2503〜SZS。b)。
この処理は、第22図又は第23図等と同様である。
つぎに、オペレータ処理のルートを抜け、バッファBに
、バッファBF (FM方式の場合)又はバッファBT
 (TM方式の場合)の値が設定される出力処理が実行
される(Szita)。バッファBF又はBTは、各発
音チャネル毎に設けられ、MCPLI 101又は5C
PU102のRAM206.306上の第9図の各発音
チャネル領域毎に記憶される。バッファBF又はBTに
は、アルゴリズム処理後の波形出力値が格納されるが、
今回のインタラブドタイミングでは、アルゴリズム処理
は実行されておらずバッファBF又はBTの内容は変更
されていないため、前回のインタラブドタイミングと同
じ波形出力値が出力される。
以上の処理により、今回のインタラブドタイミングにお
ける1発音チャネル分の音源処理を終了する。この場合
、今回のオペレータ1〜4処理で求まった各データは、
次のインタラブドタイミングまで、MCPUIOI又は
5CPU102のRAM206.306上の第9図の各
発音チャネル領域に保持される。
つぎのインタラブドが掛かると、前回のインタラブドタ
イミングで変数Sが1にされているので、ステップ32
50?に進み、アルゴリズム処理のルートに入り、変数
Sに値0をセットする。続いて、アルゴリズム処理が実
行される( S zsos)。
この処理においては、前回のインタラブドタイミングに
おいて、オペレータ1〜4処理で処理され第9図の各発
音チャネル領域に保持されている各データが用いられ、
つぎのオペレータ処理のための変調入力を決める処理が
行われる。そして、この処理においてバッファBF又は
BTの内容が書き替えられ、そのインタラブドタイミン
グにおける波形出力値が求まる。アルゴリズム処理ノ具
体例を第26図の動作フローチャートに示す。このフロ
ーにおいて、第24図の場合と同じ番号を付したステッ
プでは第24図の場合と同じ処理が行われる。第24図
の場合と異なるのは、326゜1〜S 2604の出力
部分である。ここでは、アルゴリズム1およびアルゴリ
ズム2の場合は、オペレータl処理の出力0.の内容が
そのままバッファBF又はBTに保持される(S26゜
I+326゜2)。また、アルゴリズム3の場合には、
出力0+に出力03が加算された値がバッファBF又は
BTに保持される( S zioz)。さらに、アルゴ
リズム4の場合は、出力OIに出力Oz、 03,04
が加算された値がBP又はBTに保持される(S26゜
4)。
以上のように、1インタラブドタイミングおきに、オペ
レータ処理とアルゴリズム処理が交互に実行されるため
、lインタラブドタイミングあたりの音源処理プログラ
ムの処理負荷を著しく減少させることができる。この場
合、インクラブド周期を長くする必要がないため、イン
タラブドにより第4図(a)のメイン動作フローチャー
トが中断する時間が増加することなく、そのプログラム
動作に影響を与えずに処理負荷を低減させる一部とがで
きる。従って、例えば第4図(a)によって実行される
鍵盤キー取り込みの間隔が長くなることもなく、電子楽
器としての応答性能に影響を与えることもない。
以上、種々の音源方式に基づくソフトウェアの音源処理
によって、発音チャネル毎に楽音データを生成する動作
について説明した。
豆址土二処理 つぎに、実際の電子楽器を演奏する場合における第4図
(a)のメイン動作フローチャートの機能キー処理(S
 aas)の具体的動作につき説明する。
上述の発音チャネル毎に行われる音源処理においては、
MCPU 101の入力ボート210(第2図参照)を
介して例えば電子楽器の操作パネル上に接続される第8
図(a)の機能キー801によって、MCPU 101
又は5CPL1102のRAM206又は306(第2
図及び第3図参照)上の各発音チャネル領域(第9図参
照)に、前述した各種音源方式のデータフォーマット(
第11図参照)が設定される。
第27図は、第8図(a)の機能キー801の一部の配
置例を示した図である。同図では、機能キー801の一
部が音色指定スイッチとして実現され、Aグループの「
ピアノ」、「ギター」、・・・「琴」などのスイッチが
押されると、それぞれの楽器音の音色が選択され、ガイ
ドランプが点灯する。そして、DPCM/TM方式選択
スイッチ2701で、これらの楽器音の音色をDPCM
方式とTM方式のいずれの音源方式で生成するかが選択
される。
一方、Bグループの「チューバ」のスイッチが押されれ
ばFM方式により、「ベース」が押されればPCM/T
M両方式により、また、「トランペット」が押されれば
PCM方式により、それぞれの音色が指定され、それら
の音源方式に基づく楽音が生成されることになる。
第28図(a)、(b)に、上記「ピアノ」と「ベース
」のスイッチが押された場合の、RAM206又は30
6上の第9図で示される各発音チャネル領域への音源方
式の割り当て例が示されている。「ピアノ」ノ場合、同
図(a)の如く、MCPU i o i及び5CPU1
02の8音ポリフオニツクの各発音チャネルのすべてに
、DPCM方式が割り当てられ、また、「ベース」の場
合、同図(ロ)の如く、奇数番号の発音チャネルにPC
M方式が、偶数番号の発音チャネルにTM方式が、それ
ぞれ割り当てられる。これにより、PCM方式とTM方
式による2発音チャネルで生成される楽音波形が混合さ
れたものとして1音分の楽音波形が得られる。この場合
には、各CPUあたり4音ポリフオニツク、2CPU合
計で8音ポリフオニツクとなる。
第29図は、第4図(a)のメイン動作フローチャート
におけるS4.3の機能キー処理の動作フローチャート
の一部であり、第27図の音色指定スイッチ群に対する
処理の動作フローチャートである。
まず、演奏者によりDPCM/TMスイッチ2701が
操作されたか否かが判定され(S2.。I)、判定がY
ESの場合は、変数Mがゼロか否かが判定される(S2
.。2)。変数Mは、MCPU i o iのRAM2
06(第2図)上に確保され、DPCM方式のときは値
0、TM方式のときは値1をとる。
Szv。2で変数Mの値が0でその判定がYESの場合
は、変数Mに値1がセットされる(S2903)。
これはDPCM方式が選択されていた状態で、DPCM
/TMスイッチ2701が押圧されてTM方式が選択さ
れる状態に変化したことを意味する。
また、S29゜2で変数Mの値が1で判定がNOの場合
は、変数Mに値0がセットされる(S29゜4)。
これはTM方式が選択されていた状態で、DPCM/T
Mスイッチ2701が押圧されてDPCM方式が選択さ
れる状態に変化したことを意味する。
つぎに、現在、第27図のAグループの音色が指定され
ているか否かが判定される(S2.。5)。
DPCM/TMスイッチ2701はAグループの音色に
対してのみ有効であるため、Aグループの音色が指定さ
れて32905の判定がYESの場合にのみ、Szq。
6〜529゜8のDPCM/TMスイッチ2701に対
応する動作が実行される。
52906では、変数Mが値0であるか否かが判定され
る( S zqob)。
S zqobの判定がYESの場合は、D P CM/
TMスイッチ2701によりDPCM方式が選択された
ため、RAM206及び306(第2図及び第3図参照
)上の各発音チャネル領域に、第11図のDPCMフォ
ーマットでデータが設定される。
すなわち、各発音チャネル領域の先頭領域G(第11図
のDPCMの欄参照)にDPCM方式を示す音源方式陥
、が設定される。つづいて、各発音チャネル領域の第2
番目以降の領域に現在指定されている音色に対応する各
種パラメータがそれぞれセットされる( S zqot
)。
また、3296&の判定がNoの場合は、DPCM/T
Mスイッチ2701によりTM方式が選択されたため、
各発音チャネル領域に、第11図の1Mフォーマットで
データが設定される。すなわち、まず、各発音チャネル
領域の先頭領域GにTM方式を示す音源方式階が設定さ
れる。つづいて、各発音チャネル領域の第2番目以降の
領域に現在指定されている音色に対応する各種パラメー
タがそれぞれセットされる(S2.。8)。
以上は、第27図のDPCM/TMスイッチ2701が
操作された場合であるが、同スイッチが操作されずステ
ップ329@Iの判定がNOとなった場合、またはAグ
ループの音色が指定されておらずステップ32905の
判定がNoになった場合は、スイッチ52909以下の
処理が実行される。
まず、ステップS 2909で、第27図の音色スイッ
チに変化があったか否かが判定される(S2.。、)。
その判定がNOの場合は、音色スイッチに対する処理を
行う必要はないので、そのまま機能キー処理(第4図(
a)S4o:+)を終了する。
音色スイッチに変化があってS 2909の判定がYE
Sの場合には、つぎに、Bグループの音色が指定された
か否かが判定される(Szq+。)。
Bグループの音色が指定されてS2,1゜の判定がYE
Sならば、RAM206及び306(第2図及び第3図
参照)上の各発音チャネル領域に、指定された音色に対
応する音源方式のデータフォーマットでデータが設定さ
れる。そして、各発音チャネル領域の先頭領域G(第1
1図参照)に各音源方式を示す音源方式Nαが設定され
る。また、各発音チャネル領域の第2番目以降の領域に
現在指定されている音色に対応する各種パラメータがそ
れぞれセットされる(S2911)。例えば、第27図
のベーススイッチが選択されている場合には、奇数番号
の各発音チャネル領域にはPCM方式に対応するデータ
が、偶数番号の各発音チャネル領域にはTM方式に対応
するデータが、それぞれセットされる。
また、Aグループの音色スイッチが指定されて3291
Gの判定がNoならば、変数Mが1であるか否かが判定
される(S291□)。そして、現在TM方式が選択さ
れていてS2,1□の判定がYESならば、前述のステ
ップS29゜8の場合と同様にして、各発音チャネル領
域に、第11図のTMフォーマットでデータが設定され
る(32913)。
また、DPCM方式が選択されていて52912の判定
がNOならば、前述のステップS 2907の場合と同
様にして、各発音チャネル領域には、第11図のDPC
Mフォーマットでデータが設定される(32914)口 の   キー   の  1の つぎに、実際の電子楽器を演奏する場合における第4図
(a)のメイン動作フローチャートの鍵盤キー処理(S
 a。、)の具体的動作につき説明する。
まず、押鍵時の鍵盤キー処理の第1の実施例につき説明
する。
押鍵時の鍵盤キー処理の第1の実施例においては、第2
7図のAグループの音色が指定されている場合に、MC
PU 101の入力ポート210(第2図参照)を介し
て接続される第8図(a)又は(5)に示される鍵盤キ
ー802が押鍵された場合の鍵盤のポジションすなわち
楽音の音域により、M CPIJlol又は5CPU1
02のRAM206又は306(第2図及び第3図参照
)上の各発音チャネル領域(第9図参照)に設定される
音源方式が自動的に切り換えられる。この場合は、第8
図ら)に示される鍵盤キー801のキーコード番号31
.32を境にして、押鍵された鍵のキーコードが31番
以下の低音域の場合にDPCM方式が、また、キーコー
ドが32番以上の高音域の場合にTM方式が割り当てら
れる。なお、第27図のBグループの音色が指定されて
いる場合には、特別な鍵盤キー処理は実行されない。
第30図は、第4図(a)のメイン動作フローチャート
におけるS 405の鍵盤キー処理の動作フローチャー
トの一部であり、第8(a)又はら)の鍵盤キー801
の押鍵時の処理の第1の実施例のフローである。
まず、現在、第27図のAグループの音色が指定されて
いるか否かが判定される(S31101) −この判定
がNOで、現在、Bグループの音色が指定されている場
合には、第30図の特別な処理は行わない。
S、。。8の判定がYESで、現在、Aグループの音色
が指定されている場合には、第4図(a)のメイン動作
フローチャートにおける3 404の鍵盤キー取り込み
処理において「押鍵」と判別された鍵のキーコードが、
31番以下であるか否かが判定される( S 3002
)。
31番以下の低音域が押鍵されて33002の判定がY
ESの場合は、変数Mが値1であるか否かが判定される
(53゜o3)。変数Mは、第4図(a)のメイン動作
フローチャートにおけるS4゜3の機能キー処理の一部
である第29図の動作フローチャートにおいて設定され
ており、前述した如く、変数Mの値は、DPCM方式の
ときは値0、TM方式のときは値1をとる。
S :10113の判定がYES(M=1)で、現在、
TM方式の音源方式が指定されている場合は、低音域の
音源方式であるDPCM方式に変更すべく、RAM20
6又は306(第2図及び第3図参照)上の押鍵された
鍵がアサインされる発音チャネル領域に、第11図のD
PCMフォーマットでデータが設定される。すなわち、
各発音チャネル領域の先頭領域G(第11図のDPCM
の欄参照)にDPCM方式を示す音源方式岡が設定され
る。つづいて、各発音チャネル領域の第2番目以降の領
域に現在指定されている音色に対応する各種パラメータ
がそれぞれセットされる(S3゜@4)。その後、フラ
グCに値1がセットされる( 330(15)。
フラグCは、MCPU 101のRAM206(第2図
参照)上の各発音チャネル領域に確保される変数である
が(第11図参照)、このフラグCは第32図で後述す
る離鍵時の処理に用いられる。
一方、S zaozにおいて、31番以上の高音域が押
鍵されてその判定がNoの場合は、更に、変数Mが値1
であるか否かが判定される(Szooi)。
S 3006の判定がNo (M=O)で、現在、DP
CM方式の音源方式が指定されている場合は、高音域の
音源方式であるTM方式に変更すべく、RAM206又
は306上の押鍵された鍵がアサインされる発音チャネ
ル領域に、第11図のTMフオーマットでデータが設定
される。すなわち、各発音チャネル領域の先頭領域G(
第11図のTMの欄参照)にTM方式を示す音源方式N
αが設定される。つづいて、各発音チャネル領域の第2
番目以降の領域に現在指定されている音色に対応する各
種パラメータがそれぞれセットされる(S30゜7)。
その後、フラグCに値2がセットされる(S3゜。、)
上述の処理において、ステップS 3003の判定がN
Oの場合およびステップ5□00&の判定がYESの場
合は、もともと所望の音源方式になっていので、特別な
処理は行われない。
の   キー   の  2の つぎに、押鍵時の鍵盤キー処理の第2の実施例につき説
明する。
押鍵時の鍵盤キー処理の第2の実施例においては、第2
7図のAグループの音色が指定されてし)る場合に、M
CPU 101の入力ボート210(第2図参照)を介
して接続される第8図(a)又は(b)に示される鍵盤
キー802が押鍵された場合の押鍵速度すなわちベロシ
ティにより、MCPU 10 L又は5CPU102の
RAM206又は306(第2図及び第3図参照)上の
各発音チャネル領域(第9図参照)に設定される音源方
式が自動的に切り換えられる。この場合、ベロシティの
値としてMI D I  (Musical Inst
rument Didital Interface)
規格の最大値の127の1/2の64を境にして、押鍵
された鍵のベロシティの値が64以上の速い押鍵操作の
場合にDPCM方式が、また、ベロシティの値が64以
下の遅い押鍵操作の場合にTM方式が割り当てられる。
なお、第27図のBグループの音色が指定されている場
合には、特別な鍵盤キー処理は実行されない。
第31図は、第4図(a)のメイン動作フローチャート
におけるS4.5の鍵盤キー処理の動作フローチャート
の一部であり、第8(a)又はら)の鍵盤キー801の
押鍵時の処理の第2の実施例のフローである。
まず、現在、第27図のAグループの音色が指定されて
いるか否かが判定される(Sz+o+)。
この判定がNOで、現在、Bグループの音色が指定され
ている場合には、第30図の特別な処理は行わない。
S31゜、の判定がYESで、現在、Aグループの音色
が指定されている場合には、第4図(a)のメイン動作
フローチャートにおけるS4゜4の鍵盤キー取り込み処
理において「押鍵」と判別された鍵のベロシティが、6
4以上であるか否かが判定される(Sz+oz)−なお
、このベロシティの64はMIDI規格のmp (メゾ
ピアノ)に相当する。
ベロシティの値が64以上で53iozの判定がYES
の場合は、変数Mが値1であるか否かが判定される(S
3H1d 、変数Mは、第4図(a) (71メイン動
作フローチャートにおけるS 4113の機能キー処理
の一部である第29図の動作フローチャートにおいて設
定されており、前述した如く、変数Mの値は、DPCM
方式のときは値0、TM方式のときは[1をとる。
Sz+*zの判定がYES (M=1)で、現在、TM
方式の音源方式が指定されている場合は、速い押鍵操作
時の音源方式であるDPCM方式に変更すべく、第30
図の第1の実施例の場合の33004の処理と同様に、
RAM206又は3o6(第2図及び第3図参照)上の
押鍵された鍵がアサインされる発音チャネル領域に、第
11図のDPCMフォーマットでデータが設定され(S
3+o4) 、フラグCに値1がセットされる(S3+
a5)。
一方、S :11+12において、ベロシティの値が6
4より小さくその判定がNoの場合は、更に、変数Mが
値1であるか否かが判定される(S3106)。
33106の判定がNo CM=0)で、現在、DPC
M方式の音源方式が指定されている場合は、遅い押鍵操
作時の音源方式であるTM方式に変更すべく第30図の
第1の実施例の場合の33゜。フの処理の場合と同様に
して、RAM206又は306上の押鍵された鍵がアサ
インされる発音チャネル領域に、第11図のTMフォー
マットでデータが設定され(S3+07)、フラグCに
値2がセットされる(S31゜s)。
上述の処理において、ステップ53103の判定がNO
の場合およびステップS31゜6の判定がYESの場合
は、もともと所望の音源方式になっていので、特別な処
理は行われない。
の  キー  の つぎに、離鍵時の鍵盤キー処理の実施例につき説明する
上述の押鍵時の鍵盤キー処理の第1又は第2の実施例に
より、鍵域(音域)やベロシティによって音源方式が自
動的に変更され得るが、離鍵時にはそれらの変更設定が
元の状態に戻される必要がある。それを実現するのが以
下に説明する離鍵時の鍵盤キー処理の実施例である。
第32図は、第4図(a)のメイン動作フローチャート
におけるS 4osの鍵盤キー処理の動作フローチャー
トの一部であり、第8(a)又は0)の鍵盤キー801
の離鍵時の処理のフローである。
まず、第4図(a)のメイン動作フローチャートにおけ
る5aoaの鍵盤キー取り込み処理で「離鍵」と判別さ
れた鍵がアサインされているRAM206又は306(
第2図及び第3図参照)上の発音チャネル領域に設定さ
れているフラグCの値が判別される。今、フラグCは、
第30図の33゜。、及びS 30011又は第31図
の33105又は531011の処理において設定され
、押鍵時の初期値は0であり、押鍵時にTM方式からD
PCM方式に音源方式が変更された場合には値1がセッ
トされ、DPCM方式からTM方式に音源方式が変更さ
れた場合には値2がセットされる。従って、押鍵時に変
更が行われなかった場合には初期値Oのままである。
そして、第32図の離鍵時の処理において、ステップS
 3201での判定により、フラグCの値が0の場合は
、鍵域やベロシティによって音源方式が変更されていな
いので、特別な処理は行わずに通常の離鍵処理を行う。
53201の判定により、フラグCの値が1と判定せた
場合は、押鍵時に音源方式がTM方式からDPCM方式
に変更されている。そこで、TM方式に戻すべく、RA
M206又は306(第2図又は第3図参照)上の押鍵
された鍵がアサインされていた発音チャネル領域に、第
11図の7Mフォーマットでデータが設定される。すな
わち、各発音チャネル領域の先頭領域G(第11図のT
Mの欄参照)にTM方式を示す音源方式階が設定される
。つづいて、各発音チャネル領域の第2番目以降の領域
に現在指定されている音色に対応する各種パラメータが
それぞれセットされる(Ss□。2)。
一方、S3□。1の判定により、フラグCの値が2と判
定された場合は、押鍵時に音源方式がDPCM方式から
TM方式に変更されている。そこで、DPCM方式に戻
すべく、RAM206又は306上の押鍵された鍵がア
サインされていた発音チャネル領域に、第11図のDP
CMフォーマットでデータが設定される。すなわち、各
発音チャネル領域の先頭領域G(第11図のDPCMの
欄参照)にDPCM方式を示す音源方式階が設定される
。つづいて、各発音チャネル領域の第2番目以降の領域
に現在指定されている音色に対応する各種パラメータが
それぞれセットされる( S 3203 )。
以上の動作の後、フラグCの値が0に戻され、第32図
の処理を終了し、つづいて特には図示しない通常の離鍵
処理が実行される。
弛9】口11λ1檄 以上説明してきた本発明の一連の実施例においては、第
1図に示される如く、MCPU I 01と5CPLI
 102という2つのCPUが異なる発音チャネルを分
担して処理するようにしたが、CPU0数は1つでも、
また、3つ以上でもよい。
また、第2図及び第3図の制御用ROM201および3
01、ならびに外部メモリ116をROMカード等で構
成すれば、ROMカードによりユーザに様々な音源方式
を提供することができる。
更に、第2図のMCPU 101の入力ボート210に
は、第8図のような楽器操作部のほかに様々な操作部を
接続することが可能であり、これにより種々の形態の電
子楽器を実現できる。また、他の電子楽器からの演奏情
報を入力して音源処理のみを行う音源モジュールとして
実現することも容易である。
一方、第8図の機能キー801又は鍵盤キー802によ
り各発音チャネルに音源方式が割り当てられる形態は、
音色・音域、ベロシティによるもの以外も含めて、様々
な形態が考えられる。
また、変調方式としては、FM、TM方弐によるもの以
外に、様々なものが適用可能である。
変調方式においては、本実施例では、4オペレータの場
合につき説明したが、オペレータ数はこれに限られるも
のではない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、専用の音源回路は全く必要とせずに、
汎用のプロセッサ構成とすることが可能となる。このた
め、楽音波形発生装置全体の回路規模を大幅に小型化す
ることができ、LSI化した場合等においても通常のマ
イクロプロセッサの製造技術と同じでよく、チップの歩
留りも向上するため、製造コストを大幅に低減させるこ
とが可能となる。なお、楽音信号出力手段は簡単なラッ
チ回路で構成できるため、この部分を付加したことによ
る製造コストの増加はほとんどない。
また、変調方式を例えば位相変調方式と周波数変調とで
変更したい場合、ポリフォニック数を変更したい場合等
において、プログラム記憶手段に記憶させる音源処理プ
ログラムを変更するだけで対処でき、新たな楽音波形発
生装置の開発コスト、を大幅に減少させることが可能と
なり、ユーザに対しても例えばROMカード等によって
新たな音源方式を提供することが可能となる。
この場合、演奏情操処理プログラムと音源処理プログラ
ムとの間のデータのリンクをデータ記憶手段上の楽音生
成データを介して行うというデータアーキテクチャと、
演奏情報処理プログラムに対して所定時間間隔で音源処
理プログラムを実行するというプログラムアーキテクチ
ャを実現したことにより、両プロセッサ間の同期をとる
ための処理が必要なくなり、プログラムを大幅に簡略化
することが可能となる。これにより、変調方式のように
処理が複雑な音源処理も、十分な余裕をもって実行する
ことができる。
更に、変調方式の種類又は変調方式における楽音生成ア
ルゴリズムの選択等による処理時間の変化を楽音信号出
力手段によって全て吸収することができるため、楽音信
号をD/A変換器等へ出力、するための複雑なタイミン
グ制御プログラムが必要なくなるという効果も生まれる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による実施例の全体構成図、第2図は
、マスターCPUの内部構成図、第3図は、スレーブC
PUの内部構成図、第4図(司〜傾は、本実施例の全体
動作フローチャート、 第5図は、メイン動作フローチャートとインクラブド処
理との関係を示す概念図、 第6図(a)は、従来のD/A変換器部の構成図、第6
図(ロ)は、本実施例によるD/A変換器部の構成図、 第7図は、D/A変換におけるタイミングチャート、 第8図(a)は、機能キーと鍵盤キーの配置図、第8図
(ロ)は、鍵盤キーの説明図、 第9図は、RAM上の発音チャネル別の記憶領域を示す
図、 第10図は、各発音チャネルの音源処理方式を選択する
ときの概念図、 第11図は、RAM上の音源方式別のデータフォーマッ
トの構成図、 第12図は、RAM上のバッファ領域を示す図、第13
図は、PCM方式による音源処理の動作フローチャート
、 第14図は、DPCM方式による音源処理の動作フロー
チャート、 第15図(a)、(ロ)は、差分値りと現在アドレスA
Fを用いて補間値X0を求める場合の原理説明図、第1
6図(a)は、FM方式による音源処理(その1)の動
作フローチャート、 第16図(′b)は、FM方式による音源処理(その1
)のアルゴリズムを示す図、 第17図(a)は、TM方式による音源処理(その1)
の動作フローチャート、 第17図Φ)は、TM方式による音源処理(その1)の
アルゴリズムを示す図、 第18図は、変調方式におけるアルゴリズムの例を示し
た図、 第19図は、FM方式による音源処理(その2)の動作
フローチャート、 第20図は、TM方式による音源処理(その2)の動作
フローチャート、 第21図は、変調方式の第1の改良例の動作フローチャ
ート、 第22図(a)は、第1の改良例に係るFM方式による
オペレータ1処理の動作フローチャート、第22(ト)
)は、第1の改良例に係るFM方式によるオペレータ1
処理の1オペレータあたりの演算アルゴリズムを示す図
、 第23図(a)は、第1の改良例に係るTM方弐による
オペレータ1処理の動作フローチャート、第23[ff
1(b)は、第1の改良例に係るTM方式によるオペレ
ータ1処理の1オペレータあたりの演算アルゴリズムを
示す図、 第24図は、第1の改良例に係るアルゴリズム処理の動
作フローチャート、 第25図は、変調方式の第2の改良例の動作フローチャ
ート、 第26図は、第2の改良例に係るアルゴリズム処理の動
作フローチャート、 第27図は、機能キーの一部の配置図、第28図(a)
、0))は、発音チャネルへの音源方式の割り当て例を
示した図、 第29図は、機能キー処理の動作フローチャート、 第30図は、押鍵時の鍵盤キー処理の第1の実施例の動
作フローチャート、 第31図は、押鍵時の鍵盤キー処理の第2の実施例の動
作フローチャート、 第32図は、離鍵時の鍵盤キー処理の実施例の動作フロ
ーチャートである。 101・・・マスターCPU。 102・・・スレーブCPU。 103・・・M CPU外部メモリアクセス用アドレス
ラッチ部、 104・・・s cpu外部メモリアクセス用アドレス
ラッチ部、 105・・・アクセス用アドレス競合回避回路、 106 ・ 107 ・ 108 ・ 109 ・ 110 ・ 111. 113 ・ 114 ・ 115 ・ 116 ・ 201. 202、 ダ、 203 ・ 204. 205. 206. 207. 208、 ・・外部メモリセレクタ部、 −−Left D/A変換器部、 ・・Right D/A変換器部、 ・・入力ポート、 ・・出力ボート、 112・・・出力端子、 ・・レフト出力端子、 ・・ライト出力端子、 ・・外部メモリデータイン端子、 ・・外部メモリ、 301・・・制御用ROM、 302・・・ROMアドレスデコー インタラプト制御部、 304・・・RAMアドレス制御部、 305・・・ROMアドレス制御部、 306・・・RAM。 307・・・コマンド解析部、 308・・・ALU部、 209.309・・・乗算器、 210・・・入力ポート、 211・・・出力ボート、 212・・・s cpu内部RAMアドレス指定バス・
インタフェース、 213・・・s cpuへの書き込みデータバス・イン
タフェース、 214・・・SCPυからの読み込みデータバス・イン
タフェース、 215・・・外部メモリアクセス用アドレスバス・イン
タフェース、 216・・・外部メモリデータバス・インタフェース、 217・・・D/Aデータ転送バス・インタフェース、 303・・・M CPUによるS CPU内部RAMア
ドレス指定バス・インタフェース、 310・・・MCPUよりの書き込みデータバス・イン
タフェース、 311・・・MCPUへの読み出しデータバス・インタ
フェース・ 312・・・外部メモリアクセス用アドレスバス・イン
タフェース、 313・・・外部メモリデータノくス・インタフェース
、 601.602・・・ラッチ、 603・・・D/A変換器、 801・・・機能キー 802・・・鍵盤キー 特許出願人  カシオ計算機株式会社 d、盤キー(64嵯) り1盤キーつ説明図 (b) 渠 図 3訂方式tZお1ブるアルコ′リズムの蓼・]をホした
図第 図 fi@2Xの第1の改良例の!カイ乍フローチャート第 図 第 図 第 区 第 図 リス“ムt!形イ命 (bl 第 図 変調方式の第2の改良例の動作フローチャート第25図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)演奏情報を処理するための演奏情報処理プログラム
    と、楽音信号を得るための変調方式による音源処理プロ
    グラムを記憶するプログラム記憶手段と、 前記プログラム記憶手段のアドレスを制御するアドレス
    制御手段と、 前記変調方式で楽音信号を生成するために必要な楽音生
    成データを記憶するデータ記憶手段と、演算処理手段と
    、 前記アドレス制御手段、前記データ記憶手段及び前記演
    算処理手段を制御しながら、前記プログラム記憶手段に
    記憶された前記演奏情報処理プログラム又は前記音源処
    理プログラムを実行する手段であり、通常時は前記演奏
    情報処理プログラムを実行して前記データ記憶手段上の
    楽音生成データを制御し、所定時間間隔で前記音源処理
    プログラムに制御を移してそれを実行し、その終了後に
    再び前記演奏情報処理プログラムを実行する手段であり
    、前記音源処理プログラムの実行時に、前記データ記憶
    手段上の楽音生成データに基づいて前記変調方式で楽音
    信号を生成するプログラム実行手段と、 前記プログラム実行手段が前記音源処理プログラムを実
    行して得られた前記楽音信号を保持し、該保持された楽
    音信号を一定の出力時間間隔で出力する楽音信号出力手
    段と、 を有することを特徴とする楽音波形発生装置。 2)前記プログラム実行手段は、前記所定時間間隔で割
    り込み信号を発生する割り込み制御手段を含み、 該プログラム実行手段は、前記演奏情報処理プログラム
    を実行中に、前記割り込み制御手段から前記割り込み信
    号が発生したタイミングで前記演奏情報処理プログラム
    を中断し、前記音源処理プログラムに制御を移してそれ
    を実行し、その終了後に割り込みを解除して前記演奏情
    報処理プログラムの実行を再開する、 ことを特徴とする請求項1記載の楽音波形発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5283386A (en) * 1991-08-30 1994-02-01 Casio Computer Co., Ltd. Musical-tone signal generating apparatus and musical-tone controlling apparatus including delay means and automatic reset means

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5283386A (en) * 1991-08-30 1994-02-01 Casio Computer Co., Ltd. Musical-tone signal generating apparatus and musical-tone controlling apparatus including delay means and automatic reset means

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