JPH0457982A - トウモロコシ、大豆、バレイショの茎から繊維を採取する方法 - Google Patents

トウモロコシ、大豆、バレイショの茎から繊維を採取する方法

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JPH0457982A
JPH0457982A JP16120090A JP16120090A JPH0457982A JP H0457982 A JPH0457982 A JP H0457982A JP 16120090 A JP16120090 A JP 16120090A JP 16120090 A JP16120090 A JP 16120090A JP H0457982 A JPH0457982 A JP H0457982A
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秦 興世
Toshiyuki Maruoka
俊之 丸岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、世界的農産物として、集約的かつ多量栽培さ
れているトウモロコシ(1987年収穫量5億トン弱)
、大豆(1987年収穫量1aトン弱)、バレイショ(
1987年収穫量3億トン弱)の茎部の外層部に存在す
る比較的丈夫な繊維を化学的および物理的処理によって
安易かつ経済的に採取する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
特開昭63−50589号公報には過酸化水素、アルカ
リ、キレート剤、アントラキノン類および水の5成分か
らなる薬液を用い、セルロース原料を130〜200℃
で蒸解する方法、ならびに、こうして得られた蒸解物質
を過酸化水素のアルカリ溶液で20〜110℃で処理し
、より高品質のバルブを製造する方法が開示されている
。また特開昭63−264991号公報には蓚酸、過酸
化水素、アルカリ金属の炭酸塩、キレート剤および水か
らなる混合液、またはこれに更にアントラキノンを添加
した混合液を用い、靭皮繊維を60〜130℃の温度で
蒸解を行う方法が開示されている。そしてこの方法に従
えば、従来の方法では良質のパルプが得られないとの理
由から、はとんど利用されず、捨てられたり、燃やされ
たりしていた稲わら、麦わら等のわら類、バガス、竹類
、マニラ麻、ジュート、サイザル等の麻類、こうぞ、み
つまた等の靭皮に至るまで蒸解可能としている。
〔発明の解決すべき問題点〕
しかしながらこの公知の方法では、1年生草本であるト
ウモロコシ、大豆、ハレイショの白皮2からは出来ても
、茎そのものからは良質の繊維を得ることができない。
これら草本からの良質繊維の工業的方法による採取が実
用化されていない最大の理由は、木材の繊維含有量が約
50%であるのに対して、これらの草本の繊維含有量は
2〜4%に過ぎず、これを採取するのに、競争力のある
適当な方法が見出されていなかったからである。
申白皮:茎を煮て、機械的に剥離せしめた靭皮の外皮の
荒い黒皮と、その下の緑色のあま皮を削り取ったものを
流水中でさらし、水溶性の物質を除外したものを云う。
〔問題点を解決すべき手段・作用〕
本発明方法は、各々草本の茎部に化学的処理と物理的処
理を行い、先づ外層部のみを剥離して繊維の高含有物を
得、次にこの物については先の化学的処理の際の薬剤濃
度や反応条件と同じか幾分異なる化学的処理と物理的処
理を行うことにより、高純度の繊維を極めて少ない損傷
および高い収率で採取する方法を提供するものである。
すなわち本発明に従えば、トウモロコシの場合、乾燥茎
重量の約3%量の白色の繊維が採取可能で、中級の紙や
使い捨てパンツ又は、にじみにくいので封筒紙、包装紙
として使用して遜色ない繊維が得られる。さらに、大豆
の場合には乾燥茎重量の約2.5%量の僅かに黄色を帯
びた白色の繊維が採取出来て、封筒、包装紙、新聞雑誌
等には充分使用可能な紙になった。またバレイショの場
合は、乾燥茎重量の約4%量の美しく光沢を放つ白色度
の高い繊維が採取出来、上級の紙として、また、布地と
しても通用しろる繊維が容易に採取できる。
本発明方法においては、トウモロコシ、大豆およびバレ
イショを収穫後、その茎部を現場で間車な装置で化学的
処理および物理的(機械的)処理して繊維を含有する靭
皮のみを、繊維を傷めることなく剥離して、繊維含有率
を約20〜30%に高める(第1段階)。次いで、こう
して得た繊維含有率の高い靭皮を工場に運搬して、繊維
の損傷が極めて少ないように化学的並びに物理的処理を
行う(第2段階)。
以下に技術完成に到った実験内容を順次記載する。
く第1段階 靭皮の採取法〉 トウモロコシ、大豆およびハレイショの茎の靭皮を採取
するために、夫々次の(イ)、(ロ)。
(ハ)の条件で、化学処理を行なった。すなわち蒸解薬
液としては、 (イ)液; NaOH0,05モルとH2O20,01
モルの混液(ロ)液; NaOH0,1モルと1120
.0.02モルの混液(ハ)液; NaOHO,2モル
とH,Oto、04モルの混液を使用し、微加温で処理
時間30〜240分および常温で3日、5日、7日間処
理した結果を表1〜3に示す。なお表中の記号は下記の
意味を持つ。
(上記処理条件の決定に当っては、これ等を行なう事に
より、靭皮を剥離せしめる適格な条件を検索しうる事が
判明したからである。) 示す。
第1表 トウモロコシ茎の靭皮の採取実験 第2表 大豆茎の靭皮の採取実験 第1表から明らかな如く、トウモロコシ茎からの靭皮の
採取は、(イ)液の場合は加温温度を高めても良い成績
は得られない。(ロ)液の場合は、65〜80゛Cの範
囲で処理時間を掛ければ良い成績が得られる事が判明し
た(記号0)(温度を高めるに従い処理時間は短かくて
良い)。(ハ)液の場合は、50〜80℃の範囲で、処
理時間を適当に選べば、良い成績が得られる事が判明し
た。特に60℃の時240分間で、65℃、70℃、及
び75℃の時210分間で、80℃の時180分間の処
理時間で非常に良い結果が得られた(記号◎)。
また85℃の場合は、何れの薬液濃度でも、余り良い成
績は得られず、特に薬液濃度が比較的濃い場合は、処理
時間が長くなるに従い繊維が半溶解状になることが判明
した。
なお、常温で処理する場合は、日数をかければ、割合容
易に剥離するが、靭皮の脱ペクチン、脱リグニンの進み
場合や白色度の点で、加温したものに比し、少し劣るが
第2段階処理で充分補える。
第2表から明らかな様に、大豆茎からの靭皮の採取は、
(イ)液の場合は、70〜80℃の範囲で、処理時間1
50分から、180分間の間で良い成績が得られた(記
号O)。(ロ)液の場合は、50〜80’Cの範囲で、
加温温度を高めるに従い処理時間は短かくても良い成績
が得られた(記号○)。(ハ)液の場合も、50〜80
℃の範囲で良い成績が得られ、特に60〜75℃の時1
20分間の処理時間で非常に良い成績が得られた(記号
◎)。しかし、加温温度を高めるに従い、至適処理時間
をオーバーすれば(例えば80℃の場合180分間)繊
維が少し傷む事が判った。なお常温処理の場合は、日数
を掛ければ、割合容易に剥離するが靭皮の白色度の点で
加温したものに比べ劣る事が判明した。これは第2段階
処理で充分美しく出来る。
第3表 バレイシ!!茎の靭皮の採取実験 次に第3表から明らかな様に、ハレイショ茎からの靭皮
の採取は、薬剤濃度に関係なく、加温温度を55℃以上
にすれば、内層と靭皮が癒着し、また繊維同志が癒着し
て、剥離が困難となった。50℃の場合に良い成績が得
られたのは、(ロ)液で180分の処理時間、(ハ)液
で120分以上の処理時間(記号○)、特に180分間
処理すると、非常に良い成績が得られた(記号◎)。な
お、常温処理の場合は、時間を掛ければ、割合容易に剥
離することが判明した。白色度の点も、充分クリアーし
た。
例えば、(ロ)液15時間で、(ハ)液では12時間の
処理時間で、良い事が明らかになった。常温で処理出来
れば装置は極めて簡単となる。
上記の実験結果を踏まえて、種々検討し、より良い処理
条件を求めて、最終的に以下の実験を行ない第4表にま
とめた。
脱ペクチン、脱リグニンがかなり進み、繊維間のバイン
ダー様物質もかなり溶解し、また脱色状態も良く、高水
圧を吹き付けるか又は茎をローラーにて押し潰すと容易
に剥離するもの(記号◎)の最短時間を記載(時間の下
にアンダーラインを引いた)した。また記号◎には到ら
ぬが、上記作用が少し進んでいる状態で、高水圧を吹き
付けるか又はローラーにて押し潰し水中で揺すって剥離
するもの(記号○)の最短時間を記載した。
第1段階処理した茎(○又は◎の状態のもの)から高水
圧で靭皮のみを引き剥がす実験の一部を以下に示す。
第 表 第1表〜第3表及び第4表から明らかな如く、繊維を傷
めずに容易に靭皮を剥離せしめる、ここに言う第1段階
処理の条件とは、 ウモロコシ支の6A 薬剤濃度: NaOH0,02〜0.3モル、H20t
 O,02〜0.2、好ましくはNaOH0,05〜0
.2モル、11,0゜0.1〜0.2モルである。加温
する場合は50〜80℃1好ましくは55〜70℃であ
る。
去j」しvL合 薬剤濃度: NaOHO,05〜0.2モル、H,0,
0,01〜0.2モル、好ましくはNaOHO,1〜0
.2モル、820□0.02〜0.2モルである。加温
温度は50〜80゛C1好ましくは55〜75℃である
ハレイショ のロム 薬剤濃度: NaOHO,02〜0.2モル、HzOz
 0.02〜0.2−E/I/、好ましくはNaOH0
,1〜0.2モル、HiOzo、05〜0.2モルであ
る。加温温度は、常温〜55℃1好ましくは常温〜50
℃である。
なお、物理的処理としては、茎をローラーで押し潰す機
械的処理の外に、高圧水を茎に吹付けて靭皮を剥離させ
る水圧的処理などを行うことができる。
く第2段階処理のための条件の模索〉 次に、上記のようにして剥離した靭皮から繊維を採取す
る方法を以下に説明する。脱ペクチン、脱リグニンおよ
び繊維間に存在するバインダー様物質が、前記の靭皮剥
離の過程で溶解除去される程度は概ね明らかとなったが
、この靭皮から繊維を極めて少ない損傷で経済的に有利
に採取するのに必要な薬液濃度、加温温度、処理時間を
検討した。
処理時間については、適切な時間を選択しく4時間以内
)、薬剤濃度(NaOHO,05〜0.3モル、H,O
□0.05〜0.3モル)及び加温温度55〜80゛C
を種々変えて、実験を行なった結果を以下の第5表に示
す。なお、美麗な繊維が採取出来たもの口、美麗とは言
い難いが良い繊維が採取出来たちの2、良いとは言い難
いが、そんなに悪(はないもの区、良くないもの(傷み
が激しいもの)園と表現した。
第 表 第5表から明らかな如く、靭皮から良質の繊維を経済的
に採取し得る為の第2段階処理の条件は、トウモロコシ
の6人 薬液濃度: NaOH0,05〜0.2モル、H,0,
0,1〜0.3モル、好ましくはNaOHO,1〜0.
2モル、H,0゜0.1〜0.2モル、加温温度は55
℃〜70℃、好ましくは60〜70℃にある。
大豆夏l金 薬液濃度: NaOH0,1〜0.3モル、u2o□0
.1〜0.3モル、加温温度は55〜80℃1好ましく
は60〜75゛Cにある。
へ2工之l■隻金 薬液濃度: Na0)10.1〜0.3モル、Blot
 O,05〜0゜2モル、加熱温度は55〜so’cの
範囲にある。
何れの草本も、美麗な繊維を採取しえる条件は限定され
た極めて狭い範囲内に存在するものである。
以下の実施例によって本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 トウモロコシの場合二次の処理を行う。
■ トウモロコシの乾燥茎100gをNaOHO,1モ
ル、H20□0,1モルから成る蒸解薬液2000dに
投入、65℃,120分間加温した。
■ 次いでこのものを引き上げ、直径3.5mのノズル
から5気圧の加圧水を10秒間茎に吹付けて靭皮のみを
引き剥す(靭皮の乾燥重量15g)。
■ 該靭皮を、NaOHO,2モル、HtOz O,2
モルから成る蒸解薬液500dに投入、70℃180分
間加温した所、脱ペクチン、脱リグニンが行われ て白
色の繊維になった。
■ この繊維をフラットスクリーンで集め水洗した所、
白色度の高い繊維3gを得た。
実施例2 第1段処理を常温にして行なった。
■ トウモロコシの乾燥茎100gをNaOH0,15
モル、H20□0.06モルの混液200(ldに浸し
、常温にて4.5日間放置した。
■ 次にこれを引き上げ、高水圧を吹きつけて靭皮のみ
を引き剥がす(靭皮の乾燥重量25g)。
■ 該靭皮をNaOH0,2モル、HzOz 0.2モ
ルから成る蒸解薬液500dに投入し、70℃で180
分加温した所、脱ペクチン、脱リグニンがさらに進み、
また繊維間バインダー様物質もほぼ溶解した。
■ この繊維をフラットスクリーンで集め、水洗した所
、僅かに黄味を帯びた封筒などに使用し得る繊維を得た
(乾燥重量3.1g)。
■ また、ワイヤーブラシなど機械的処理を第1段処理
の後に採用して粗繊維を得た場合には、第2段処理の条
件はより穏やかで良い。(Na08001モル、HzO
t O,1モル、65℃、120分)実施例3 大豆の場合二次の処理を行う。
■ 大豆の乾燥茎100gをNa1l(0,1モル、H
z(h 0.1モルから成る蒸解薬液1000at1に
投入し、55℃で100分間加温した。繊維が傷つく事
が少なく、木質部と靭皮との境界に存在するバインダー
様物質が溶解し、同時に靭皮の脱ペクチン、脱リグニン
が進行し、繊維間のバインダー物質も幾分か溶解した。
■ これを引き上げ、高水圧にて、靭皮のみを剥離せし
めた(靭皮の乾燥重量12g)。
■ 該靭皮を再びNaOHO,1モル、HtOz O,
1モルから成る蒸解薬液500dに投入、65℃で15
0分間加温した所、繊維主体の物質が採取出来た。
■ この繊維を、フラットスクリーンで集め、水洗した
所、僅か黄色を帯びた白色の繊維を得た(乾燥重量2.
5g)。
実施例4 実施例3に比較して、繊維の白色度を更に高めるには、
粗繊維を経る方が容易である。
大豆の場合:次の処理を行う。
■ 大豆の乾燥茎100gをNaOHO,15モル、H
2O20,1モルから成る蒸解薬液1000dに投入、
70℃で60分間、加温した。
■ 次いで、これを引き上げ、高水圧にて靭皮のみを剥
離せしめた。
■ 該靭皮をワイヤーブラシで擦すると繊維が分離した
(粗繊維)。
■ 粗繊維を再び、NaOH0,1モル、HzOz 0
.2モルから成る蒸解薬液50M!に投入、70゛Cで
150分加温した所、完全に脱ペクチンと脱リグニンし
た繊維を得た。
■ この繊維をフラットスクリーンで集め、水洗した所
、殆んど着色のない、白色の繊維2.5gを得た。但し
、繊維の強度は、実施例3で得られたものに比較して、
少し劣っていた。
実施例5 バレイショの場合: ■ バレイショの乾燥茎1 oogを、Na0)I O
,1モル、H,O□0.05モルから成る蒸解薬液50
00dに投入、37℃で17時間放置した。
■ 次いでこれを引き上げ、ローラーにて押し潰すと、
内層部は半溶解除去され、靭皮のみ残る(靭皮の乾燥重
量18g)。
■ 該靭皮をNaOHO,1モル、H,0,0,1モル
から成る蒸解薬液1000I11に投入し、70℃で1
20分加温した所、繊維が分離した。
■ 次にこの繊維を水流中でもみ洗いした所、衣服とし
ても充分に適用するが如き美しい光沢を放つ、白色度の
高い丈夫な繊維を得た(乾燥重量4g)。
〔発明の効果〕
本発明方法において使用する原材料は、従来、焼却され
ていたか、捨てられていた物で、いわば廃物であった。
この廃物と思われていたものを利用する事により、危機
に瀕する森林の保護ひいては、環境浄化にも貢献する所
大である。
本発明の効果を列挙すると次の通りである二本方法の特
長を、かいつまんで記載すれば、(a)  原材料は毎
年、世界中で多量作られる穀物の茎であり、従って毎年
半永久的に常に供給可能である。
[有])処理は2段で行うので薬剤は2種類のみ、かつ
希薄で済み、温度も比較的低温度で行えるため、野外で
も処理可能で、公害発生も少ない。
(C)  茎全部を工場迄運搬すると、その費用のみで
も莫大でかつ広大な資材置場が必要であるのみならず、
茎全部に占める繊維含有量が少ないので採算が悪い。し
かしながら少ない薬剤使用と加温という最低の経費と安
易さの特徴を有する本発明方法を採用することにより原
材料に占める繊維含有量は茎の2〜4%から、靭皮主体
の20〜30%程度に増加し、セルロース含有量の高い
製造原料が得られる。
(d)  次いで、本発明の第2段階の処理により損傷
がなく美麗な繊維が採取出来る。
(e)  なお、工場は、特に設備投資せずに、従来の
施設の1部がそのまま使用できる利点がある。
げ)また、本発明の技術上の最大の特徴は、僅かの薬剤
と温度条件を見出す事により繊維が傷まずかつ水圧やロ
ーラーで靭皮が簡単に剥がれるよう草本の茎を変性せし
め得た点にある。(大量生産を可能とする。)加うるに
、得られた靭皮中の繊維含量は20〜30%と一見木材
のそれよりも少ないかに見えるが、木材に於ては、結合
力が非常に強固であるに対し、得られた靭皮に於ては、
少量の薬剤と加温で(第2段階)容易に良質の繊維が得
られ、木材よりの従来法に対して競争力の生じて来た点
にある。
以上述べた通り本発明方法に従うならば、トウモロコシ
の靭皮の約20%が繊維として、大豆の靭皮の約20%
が繊維として、バレイショの靭皮の約22%が繊維とし
て採取出来る。
かくて、本発明が消耗品である紙の厖大な供給を補い、
再生産力の遅い森林の破壊の回避に連がれば意味合いは
大きい。FAOの試算では1995年、世界の紙需要2
億5千万トン、日本のそれは2922万トン。この様な
自然破壊は地球上の生物の生存の否定に運かり、草本の
茎の活用が大切になる。
世界で生産される3種類の草本の茎全部を繊維にすると
、おおよそ900万トンに達し、日本の需要増さえ補填
出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、トウモロコシ、大豆、バレイショの茎部を、常温な
    いし80℃の温度で、水酸化ナトリウム0.02〜0.
    3モルおよび過酸化水素0.01〜0.2モルからなる
    溶液に投入して処理し茎部から靭皮を剥離し、所望によ
    り物理的処理により靭皮から粗繊維を得ることを特徴と
    するトウモロコシ、大豆、バレイショから靭皮または粗
    繊維を採取する方法。2、請求項1で取得した靭皮また
    は粗繊維を55〜80℃の温度で水酸化ナトリウム0.
    05〜2モルおよび過酸化水素0.05〜0.3モルか
    らなる溶液に投入して処理することを特徴とするトウモ
    ロコシ、大豆、バレイショから良質繊維を採取する方法
JP16120090A 1990-06-21 1990-06-21 トウモロコシ、大豆、バレイショの茎から繊維を採取する方法 Pending JPH0457982A (ja)

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