JPH045776Y2 - - Google Patents

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JPH045776Y2
JPH045776Y2 JP1985130700U JP13070085U JPH045776Y2 JP H045776 Y2 JPH045776 Y2 JP H045776Y2 JP 1985130700 U JP1985130700 U JP 1985130700U JP 13070085 U JP13070085 U JP 13070085U JP H045776 Y2 JPH045776 Y2 JP H045776Y2
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armature
gap
suction surface
shaft body
leaf spring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電磁クラツチ・電磁ブレーキ等の電磁
アマチユア作動装置において、アマチユア釈放
時、アマチユアとロータ等の吸着面との空隙を常
に一定に調整するための自動空隙調整装置に関す
る。
〔従来の技術〕
電磁クラツチ・ブレーキのアマチユア釈放時に
はアマチユアとアマチユア吸着面との空隙は常に
一定値に保持し、コイル励磁によるアマチユア吸
引時間を常に一定にしておく必要がある。これは
電磁クラツチ・ブレーキの連結・制動回数の増加
によつて摩擦面が摩耗して空隙が広くなると、コ
イル励磁によるアマチユア吸引時間が長くなり連
結・制動の作動が遅くなり、さらに、空隙が広く
なつた場合は、コイルを励磁してもアマチユアに
吸引力が及ばず、連結・制動の作動をしなくなる
という欠陥を生ずるため、これを防止する必要が
あるからである。
従来、このような欠陥の発生を防止し空隙を自
動的に調整する装置として、実公昭58−13143号
公報に示されるものが公知である。この装置は、
駆動部にバツクラツシユによるガタが生じないよ
うに、一枚の板ばねを用いており、該板ばねは、
アマチユア・吸着面間の摩耗に伴つてたわみ量が
増大するように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従つて、上記板ばねのたわみ量の増大に応じ
て、アマチユアの復帰弾力も増大することとな
り、アマチユアは、大きなばね力で保持される。
そのため、アマチユアは磁力による吸引時、この
大きなばね力に抗して吸着面方向に移動すること
となり、応答性が悪くなるという欠陥が存した。
本考案は上記欠陥を除去することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決する手段〕
アマチユア吸着面8aに対するアマチユア21
の間隙が所定の大きさより増大した状態のとき、
アマチユア吸着面8aにアマチユア21が吸着す
ると、間隙調整用の軸体18の上記間隙増大分の
移動により、前記アマチユア21の復帰位置が前
記アマチユア吸着面8a方向に移動するようにし
た装置において、アマチユア吸着面8aに所定の
隙間G1を存してアマチユア21を対向させ、該
アマチユア21を板ばね17に固定し、前記軸体
18の近傍において前記板ばね17に、前記板ば
ね17より原形保持力が大きく、しかも変形した
とき元に戻らない塑性変形部材19を固定し、該
塑性変形部材19をアマチユアホルダー12の適
所に固定し、前記軸体18の前記間隙増大分の移
動と連動すべく、該軸体18に前記塑性変形部材
19を係合したものである。
〔作用〕
上記した構成において、アマチユア21と吸着
面8aとの隙間が増大すると、アマチユア21が
吸着面8aに磁力によつて吸着するとき、軸体1
8は、塑性変形部材19をたわませて、吸着面8
a方向に、上記隙間増大分だけ移動する。塑性変
形部材19はたわみ変形した状態を保持する。吸
着面8aに作用する磁力が消去すると、アマチユ
ア21は、板ばね17により吸着面から離反し、
塑性変形部材19に対して元位置に復帰する。こ
のとき、塑性変形部材19は吸着面8a方向に変
形した状態を保持しているので、アマチユア21
は、吸着面に対して、最初に設定した隙間G1を
存して対向し、上部隙間増大分は自動的に補正さ
れる。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を
参照して説明する。
第1図において、2は電磁クラツチ4のステー
タであり、コイル6を内蔵している。8はロータ
であり、これにライニングから成るアマチユア吸
着面8aが形成されている。10はハブであり、
これに盤状のアマチユアホルダー12が固定され
ている。17はリング状の板ばねであり、3点位
置a,b,cにおいて、リベツト14によつてア
マチユア21に固定されている。前記板ばね17
には、該板ばね17よりも剛性即ち原形保持力が
大きく、しかも変形したとき、該変形状態を保持
する材料例えば鉛、銅から成る塑性変形部材19
a,19b,19cが一体的に固設されている。
前記部材19は、それぞれ、2点位置d,eにお
いて、リベツト16により前記アマチユアホルダ
ー12に固定されている。18は前記ホルダー1
2に透設された穴に遊嵌配置された外周部にねじ
が切られた軸体であり、これに前記塑性変形部材
19a,19b,19cに透設された穴が嵌挿し
ている。部材19a,19b,19cは、軸体1
8に螺合する菅体20によつて軸体18の頭部に
圧着固定されている。前記軸体18の頭部18a
は、前記アマチユア21に透設された段付き穴2
6に遊嵌し、該頭部18aに形成された鍔部18
bの一側面は、前記穴26の大径部の底面に対向
している。
次に本実施例の作用について説明する。
アマチユア吸着面8aが摩耗する前の状態にお
いて、アマチユア21とアマチユア吸着面8aと
は、所定のギヤツプG1を存して対向し、軸体1
8の鍔部18b背面と、穴26の大径部の底面と
は、上記ギヤツプG1と同一のギヤツプG2を存
して対向する。コイル6に電流が流れると、ロー
タ8のアマチユア吸着面8aに磁束が発生し、ア
マチユア21が磁力によつて、ロータ8の吸着面
8aに密着し、ロータ8側とハブ10側は連結す
る。アマチユア21が吸着面8aに吸着すると
き、吸着面8aに摩耗がなければ、アマチユア2
1のみが板ばね17のたわみによつてロータ8方
向に移動するだけで、軸体18は、アマチユアホ
ルダー12に対して移動しない。しかるに、アマ
チユア21と吸着面8aとの間に摩耗が生じる
と、両者のギヤツプは、G1+α(摩耗量)とな
り、最初に設定した隙間G1より大きくなる。従
つて、該状態でアマチユア21が吸着面8aに磁
気吸引されると、アマチユア21の段付き穴26
の大径部の底面は、軸体18の鍔部18bの背面
に衝突し、軸体18を、板ばね17の弾力に抗し
て、上記摩耗量αだけ、吸着面8a方向に引き出
す。軸体18のこの移動に伴い、塑性変形部材1
9a,19b,19cの軸体18との固定部が吸
着面8a方向に突出わん曲し、該わん曲状態を保
持する。従つて、コイル6への通電が解除され、
アマチユア21が板ばね17の弾力によつて吸着
面8aから離反しても、塑性変形部材19a,1
9b,19cのわん曲状態は、保持され、軸体1
8は、アマチユアホルダー12側に引戻されず
に、アマチユアホルダー12から突出した状態を
保持する。従つて、アマチユア21は、板ばね1
7によつて復帰したとき、上記摩耗量αが補正さ
れ、吸着面8aに対して、最初に設定した隙間G
1を存して対向する。
〔効果〕
本考案は上述の如く隙間調整用の軸体とアマチ
ユアとを板ばねによつて連結し、上記軸体とアマ
チユアホルダーとを塑性変形部材によつて連結し
たので、駆動部にバツクラツシユが発生せず、し
かも上記塑性変形部材が塑性変形しても、この変
形が、上記板ばねのアマチユア保持弾力に影響す
ることがなく、常に適正な復帰弾力でアマチユア
を作動させることができ、アマチユアの応答性を
損うことがないという効果が存する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の好適な実施例を示し、第1図は断
面図、第2図は側面図、第3図は断面図、第4図
は側面図である。 2……ステータ、4……電磁クラツチ、6……
コイル、8……ロータ、8a……吸着面、10…
…ハブ、12……アマチユアホルダー、17……
板ばね、14,16……リベツト、19a,19
b,19c……塑性変形部材、18……軸体、1
8b……鍔部、20……管体、26……段付き
穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アマチユア吸着面8aに対するアマチユア21
    の間隙が所定の大きさより増大した状態のとき、
    アマチユア吸着面8aにアマチユア21が吸着す
    ると、間隙調整用の軸体18の上記間隙増大分の
    移動により、前記アマチユア21の復帰位置が前
    記アマチユア吸着面8a方向に移動するようにし
    た装置において、アマチユア吸着面8aに所定の
    隙間G1を存してアマチユア21を対向させ、該
    アマチユア21を板ばね17に固定し、前記軸体
    18の近傍において前記板ばね17に、前記板ば
    ね17より原形保持力が大きく、しかも変形した
    とき元に戻らない塑性変形部材19を固定し、該
    塑性変形部材19をアマチユアホルダー12の適
    所に固定し、前記軸体18の前記間隙増大分の移
    動と連動すべく、該軸体18に前記塑性変形部材
    19を係合したことを特徴とする電磁アマチユア
    作動装置における自動空隙調整装置。
JP1985130700U 1985-08-27 1985-08-27 Expired JPH045776Y2 (ja)

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JP1985130700U JPH045776Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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JPS6239031U JPS6239031U (ja) 1987-03-09
JPH045776Y2 true JPH045776Y2 (ja) 1992-02-18

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JP1985130700U Expired JPH045776Y2 (ja) 1985-08-27 1985-08-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57127929U (ja) * 1981-02-05 1982-08-10

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JPS6239031U (ja) 1987-03-09

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