JPH0456882B2 - - Google Patents

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JPH0456882B2
JPH0456882B2 JP10567884A JP10567884A JPH0456882B2 JP H0456882 B2 JPH0456882 B2 JP H0456882B2 JP 10567884 A JP10567884 A JP 10567884A JP 10567884 A JP10567884 A JP 10567884A JP H0456882 B2 JPH0456882 B2 JP H0456882B2
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port
flow path
switching valve
supply
hydraulic
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Hideki Uno
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KOOSHIN RASHIN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明に係る流路切換弁は、各種液圧機械に
組込まれる液圧シリンダ、液圧モーータ等の液圧
式アクチユエータへの液圧の給排を制御するのに
使用される。
(従来の技術) クレーン、工作機械、プレス機械、その他各種
液圧機械には液圧シリンダ、液圧モータ等の液圧
式アクチユエータが組み込まれている。この様な
液圧式アクチユエータの作動方向を変える為に
は、別途設けた流路切換弁により、液圧の給排方
向を切り換える。
ところが、この様にして圧液の給排方向を切り
換える場合、急に流路を切り換えると、アクチユ
エータに急激な液圧変化に伴なう衝撃が発生し、
液圧機械の動作が円滑に行なわれないだけでな
く、アクチユエータや液圧機械を損傷する原因と
もなる。
この為従来から、流路切換弁を第9図に示す様
に構成し、圧液の給排方向を切り換える際に、液
圧式アクチユエータに衝撃が発生しない様にして
いる。
この流路切換弁は、ソレノイド1a,1bの働
きにより流路を切り換えられる、電磁式切換弁2
と、この電磁式切換弁2を通じて送り込まれる圧
液により流路を切り換えられる、液圧式切換弁3
とから成つている。
液タンク4からポンプ5により吸引され、圧力
上昇した圧液は、第一の流路6を介して電磁式切
換弁2の第一のポート7に、第二の流路8を介し
て液圧式切換弁3の第一のポート9に、それぞれ
通じている。
例えば、液圧シリンダ10に内嵌したピストン
11を右行させ、ロツド12を突出させようとす
る場合、電磁式切換弁2の左側のソレノイド1a
に通電する事により、この切換弁2のスプールを
右側の圧縮ばね13bに抗して右行させ、流路を
左端の状態に切り換えて、第一のポート7と第三
のポート14とを、第二のポート15と第四のポ
ート16とを、それぞれ通じさせる。
この結果圧液が、第三のポート14に一端を接
続された第三の流路17の途中の絞り弁28aと
並列に設けた逆止弁61aを通じて、液圧式切換
弁3の左側の第一のシリンダ部18aに送り込ま
れ、この液圧式切換弁3のスプールを右側の圧縮
ばね19bに抗して右行させ、流路を左端の状態
に切り換える。この際、右側の第二のシリンダ部
18b内の液は、第四の流路20、電磁式切換弁
2の流路を通じて、液タンク4に戻される。
第四の流路20の途中には絞り弁28bが設け
られている為、液圧式切換弁3のスプールの移動
は緩徐に行なわれ、この液圧式切換弁3の第一の
ポート9と第三のポート21と、第二のポート2
2と第四のポート23とは、それぞれ緩徐に連通
し、第五の流路24を通じて、液圧シリンダ10
に設けた第一の給排口62aより、この液圧シリ
ンダ10の左室25に、圧液を少しずつ送り込
む。この際、液圧シリンダ10の右室33内の液
は、第二の給排口62bより排出され、第六の流
路26、液圧式切換弁3、第七の流路27を通じ
て、液タンク4に戻される。
液圧シリンダ10のロツド12を引き込む場合
は、上述の場合と逆に、電磁式切換弁2の右側の
ソレノイド1bに通電して、この切換弁2の流路
を右端の状態に切り換え、これに伴なつて液圧式
切換弁3の流路を、右端の状態に切り換える。
液圧式切換弁3は、第10図に示す様に、大径
部29と小径部30とを交互に連続させて成るス
プール31を、シリンダ筒の内側に液密かつ軸方
向の摺動自在に嵌合させたもので、スプール31
の位置を調整する事により、シリンダ筒に開口さ
せた第一〜第四のポート9,22,21,23の
連通を制御する様にしている。
大径部29の各端縁部には、小径部30に向け
て次第に断面積の広くなる、V字溝32を形成
し、スプール31の移動時に各ポートが、先ずこ
のV字溝32を介して連通し、ポート間に最初か
ら勢い良く圧液が流通しない様にしている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の様に構成され作用する従来の
流路切換弁に於いては、流路切換時に於ける衝撃
防止作用が未だ十分とは言えず、液圧式アクチユ
エータに若干の衝撃が加わる事が避けられなかつ
た。
本発明は、この様なスプール切換時に於ける衝
撃の発生を極めて小さく出来る流路切換弁を提供
する事を目的としている。
(課題を解決する為の手段) 本発明の流路切換弁は、電磁式切換弁から吐出
された圧液を液圧式切換弁の第一、第二のシリン
ダ部に送り込む流路の途中にそれぞれの一端を接
続した、第一、第二の分岐流路の他端を、それぞ
れ液圧式切換弁を介さずに液圧式アクチユエータ
の第一の給排口或は第二の給排口に通じさせ、各
分岐流路の途中に、圧液を液圧式アクチユエータ
に向けてのみ流す逆止弁と、圧液の流通に対する
抵抗となる制御部分とを互いに直列に設け、必要
に応じて上記シリンダ部への圧液送り込み用の流
路と分岐流路との一方に、圧力補償型流量制御弁
を、上記逆止弁及び制御部分に対して直列に設け
た事を特徴としている。
即ち、第1図に示す様に、電磁式切換弁2の圧
液吐出側の第三のポート14と液圧式切換弁3の
一方の第一のシリンダ部18aとを連通させる第
三の流路17の途中にその一端を接続した、第一
の分岐流路34の他端を、この液圧式切換弁3の
圧液吐出側の第三のポート21と、液圧シリンダ
10等の液圧式アクチユエータに設けた第一、第
二の給排口62a,62bの内、上記第一のシリ
ンダ部18aへの圧液供給に伴なつて圧液を送り
込まれる第一の給排口62aとを結ぶ、第五の流
路24の途中に接続している。
同様に、電磁式切換弁2の圧液吐出側の第四の
ポート16と前記液圧式切換弁3の第二のシリン
ダ部18bとを連通させる第四の流路20の途中
にその一端を接続した第二の分岐流路35の他端
を、液圧式切換弁3の圧液吐出側の第四のポート
23と、上記第二のシリンダ部18bへの圧油供
給に伴なつて圧液を送り込まれる第二の給排口6
2bとを結ぶ、第六の流路26の途中に接続して
いる。
第三、第四の流路17,20の途中の絞り弁2
8a,28bと並列に逆始弁61a,61bを設
ける場合、各逆止弁61a,61bの方向は第9
図に示した従来の場合と逆にするが、この逆止弁
61a,61bは省略しても良い。
第一、第二の各分岐流路34,35の途中に
は、圧液を液圧式アクチユエータに向けてのみ流
す逆止弁37a,37b、各分岐流路34,35
を流通する圧液に対して抵抗となる制御部分38
a,38b、更に、必要に応じて圧力補償型流量
制御弁36a,36bを、互いに直列に設けてい
る。各圧力補償型流量制御弁36a,36bは、
一定圧以下の圧液のみを後方に流すもので、各分
岐流路34,35内に一定圧以上の圧液が送り込
まれた場合には流路を閉じ、圧液を液圧シリンダ
10等の液圧式アクチユエータに送り込まない様
に作用する。
但し、圧力補償型流量制御弁36a,36bを
設ける場合は、第三、第四の流路17,20の途
中で電磁式切換弁2の第三、第四のポート14,
16と第一、第二の分岐流路34,35の分岐部
分との間に設けても良く、この場合、絞り弁28
a,28bを省略出来る。
その他の構成部分に就いては第9図に示した従
来の流路切換弁と同様であるが、次に従来と同等
部分の説明を加えつつ本発明の流路切換弁の作用
に就いて説明する。
(作 用) 液圧シリンダ10等の液圧式アクチユエータを
停止させておく場合には、電磁式切換弁2の何れ
のソレノイド1a,1bにも通電せず、この切換
弁2を第1図に示した状態に保持する。この為、
第一の流路6を介して電磁式切換弁2の第一のポ
ート7に送られた圧液は、他の何れのポート1
4,15,16にも送られず、その結果、液圧式
切換弁3の第一、第二のシリンダ部18a,18
bの何れにも圧液が送られる事はなく、この液圧
式切換弁3の第一〜第四のポート9,22,2
1,24が何れも、第1図に示した閉じられた状
態となる。この為、液圧シリンダ10の左右の室
25,33内の液が給排される事はなく、液圧シ
リンダ10のピストン11が動く事はない。
次に、液圧シリンダ10のピストン11を右行
させ、ロツド12を突出させる場合は、電磁式切
換弁2の左側のソレノイド1aに通電し、この切
換弁2のスプールを、右側の圧縮ばね13bの弾
力に抗して右行させる。
この結果、電磁式切換弁2の第一のポート7と
第三のポート14とが、第二のポート15と第四
のポート16とが、それぞれ連通し、第一の流路
6を通じて上記第一のポート7に送られた圧液
が、第三のポート14から第三の流路17を通じ
て、液圧式切換弁3の左側の第一のシリンダ部1
8aに送り込まれる。
これによつて、液圧式切換弁3のスプールが右
側の圧縮ばね19bに抗して右行し、第一のポー
ト9と第三のポート21とが、第二のポート22
と第四のポート23とが、それぞれ連通する。但
し、上記スプールの右行は、このスプールの右行
に伴なつて右側の第二のシリンダ部18b内の液
を排出する第四の流路20の途中に設けた、絞り
弁28b(絞り弁28bを省略した場合は圧力補
償型流量制御弁36b)の作用により、緩徐に行
なわれる。この為、左側の第一のシリンダ部18
aに圧液を送り込まれてから上記各ポートが連通
する迄には、若干の時間を要する。
一方、第三の流路17の途中から分岐した第一
の分岐流路34を介して、圧液が液圧式切換弁3
を介する事なく、直接第一の給排口62aより液
圧シリンダ10の左室25内に送り込まれる。
但し、分岐流路34の途中には、液の流通に対
して抵抗となる制御部分38aと、場合により圧
力補償型流量制御弁36aとが設けられている
為、この分岐流路34を通じて左室25に送り込
まれる圧液は流量が僅かずつで、しかも制御弁3
6aを設けた場合は圧力も一定値以下となる。こ
の為、液圧シリンダ10のピストン11は、液圧
による衝撃を受ける事なく、緩徐に右行を開始す
る。
電磁式切換弁2の切り換え直後の僅かな時間が
経過したならば、液圧式切換弁3のスプールの右
行が完了して、第二の流路8からこの切換弁3の
第一のポート9に送り込まれた圧液が、第三のポ
ート21から第五の流路24、第一の給排口62
aを介して、上記左室25に送り込まれ、ピスト
ン11を迅速に右行させる。
ピストン11の右行に伴つて、液圧シリンダ1
0の右室33から第二の給排口62bを通じて押
し出された液は、第六の流路26、液圧式切換弁
3、第七の流路27を介して、液タンク4に戻さ
れる。又、液圧式切換弁3のスプールの右行に伴
なつて右側の第二のシリンダ部18bから押し出
された液は、第四の流路20、電磁式切換弁2を
介して液タンク4に戻される。
液圧シリンダ10のピストン11を左行させ、
ロツド12を引込ませる為には、上述の場合と逆
に、電磁式切換弁2の右側のソレノイド1bに通
電し、この切換弁2のスプールを左行させる。ス
プールの左行に伴なつて液圧式切換弁3のスプー
ルが左行し、第二の流路8を通じて送られる圧液
が、液圧式切換弁3、第六の流路26、第二の給
排口62bを介して、液圧シリンダ10の右室3
3内に送り込まれ、ピストン11を左行させる。
この際にも、電磁式切換弁2の切り換え直後に
は、第二の分岐流路35を通じて右室33内に、
一定圧以下の圧液が少量ずつ送り込まれ、ピスト
ン11の左行を緩徐に開始する。
(実施例) 次に、図示の実施例に就いて説明する。
第2〜8図は本発明の流路切換弁の実施例を示
している。
左右両端にソレノイド1a,1bを設けた電磁
式切換弁2の中央には、内側に5個所の大径部を
4個所の小径部とを交互に連続させて成るシリン
ダ部39を設け、このシリンダ部39の内側にス
プール40を、左右方向の摺動自在に嵌合してい
る。
このスプール40の外周面の2個所位置には、
上記シリンダ部39の小径部の内径とほぼ等しい
外径を有する大径部を、互いに間〓をあけて設け
ており、両端面を圧縮ばね13a,13bによ
り、中央に向けて弾圧している。
この為、何れのソレノイド1a,1bにも通電
しない場合、スプール40は第2図に示した中央
位置で停止している。
シリンダ部39の5個所の大径部には、左側の
大径部から順に、排出流路60、第三の流路1
7、第一の流路6、第四の流路20、排出流路6
0の一端がそれぞれ開口しており、これら各流路
60,17,6,20,60の内、排出、第一の
各流路60,6,60の他端は、液圧式切換弁3
のシリンダ部41に開口し、第三、第四の各流路
17,20の他端は、圧力補償型流量制御弁36
a,36bに、それぞれ通じている。
上記液圧式切換弁3のシリンダ部41は、6個
所の小径と5個所の大径部とを交互に連続させた
もので、上記排出流路60,60は左右両端の大
径部に、第一の流路は中央の大径部に、それぞれ
開口している。
又、左から2番目の大径部には、液圧式アクチ
ユエータの一方の圧液給排口(第1図に於ける第
一の給排口62a)に通じる第五の流路24が、
右から2番目の大径部には、液圧式アクチユエー
タの他方の圧液給排口(第1図に於ける第二の給
排口62b)に通じる第六の流路26が、中央の
大径部には第一の流路6と共に第二の流路8が、
それぞれ開口している。
更に、このシリンダ部41には、上記6個所の
小径の内径と一致する外径を有する、円管状のス
リーブ42を内嵌して、このスリーブ42の外周
面と前記5個所の大径部の内周面との間に、短円
筒状の間〓43a〜43eを形成している。
スリーブ42には、第7図に示す様に大小多数
の通孔44,44が穿設されており、この通孔4
4,44によつて、上記間〓43a〜43eとス
リーブ42の内側とを連通させている。又、スリ
ーブ42の内側には、通液路切換用のスプール4
5が、左右方向の摺動自在に嵌合されている。
このスプール45の外周面の2個所位置には、
小径46a,46bが、互いに間隔をあけて形成
されており、各小径部46a,46bに一端を開
口した細通路47a,47b(第1図に於ける分
岐流路34,35に相当する。)の他端が、それ
ぞれスプール45の両端面に開口している。両細
通路47a,47bの断面積は、他の流路の断面
積よりも小さく、液が通過する際の抵抗となるも
ので、第1図に於ける制御部分38a,38bに
相当する。両細通路47a,47bの両端開口部
近くは内径を少し大きく形成し、この大径部分に
奥から順に、圧縮ばね48、鋼球49を挿入し、
最後に円管状のスリーブ50を圧入し固定して、
逆止弁37a,37bを、それぞれ構成してい
る。
この様な逆止弁37a,37bを内蔵したスプ
ール45の左右両端部分を囲む様にして設けた、
第一、第二のシリンダ部18a,18bの端面
と、スプール45の両端部分に遊嵌した環体51
との間には、圧縮ばね19a,19bを、それぞ
れ設け、第一、第二のシリンダ部18a,18b
の何れにも圧液が送り込まれない場合、スプール
45が第2図に示した中立位置に保持される様に
している。
この様な第一、第二の両シリンダ部18a,1
8bと隣接して、第8図に詳示する様な圧力補償
型流量制御弁36a,36bが設けられている。
この流量制御弁36a(33bも同構成)は、第
三(又は第四)の流路17(又は20)の端部が
開口したシリンダ部52に、左右方向の摺動自在
に嵌合させたピストン53により、液圧式切換弁
3の第一のシリンダ部18a(又は第二のシリン
ダ部18b)に通じる、通孔54の開閉を制御す
るものである。
全体を円筒状に形成され、一端開口部にオリフ
イス状部55を設けたピストン53と、上記シリ
ンダ部52の端部開口に螺着した中空のブラケツ
ト56の端面との間に圧縮ばね57を設け、ピス
トン53に流路17に向けて通孔54を開く方向
の弾力を付与している。ブラケツト56の中心孔
58には、先端を先細にテーパさせたニードル5
9が螺入されている。このニードル59の先端の
先細テーパ部分は、上記ピストン53のオリフイ
ス状部55の内側に挿入されている。
この様に構成される圧力補償型流量制御弁36
aに、第三の流路17の側から圧液が送り込まれ
ると、ニードル59の先端部外周面とオリフイス
状部55の内周縁との間の〓間が狭い為、ピスト
ン53の左側の圧力が上昇するのに少し時間を要
し、圧液に押される事によりピストン53が左行
して、通孔54が閉じられる。少し時間が経過す
ると、ピストン53の左側の圧力が上昇し、この
ピストン53は圧縮ばね57の弾力により右行し
て、通孔54が開かれる。
この為、ピストン53の左側の圧液が、通孔5
4を通つて第一のシリンダ部18aに送られる
が、この通孔54の断面積は、上記したニードル
59の先端部外周面とオリフイス状部55の内周
縁との間の〓間の断面積よりも大きい為、通孔5
7が全開すると、ピストン53の左側からの圧液
の排出に流路17側からの圧液の供給が追いつか
ず、ピストン53の左側の圧力が降下して、再び
ピストン53が左行しようとする。
この様な動作を行なつた後、ピストン53は、
ニードル59とオリフイス状部55との間の〓間
の断面積と、通孔54の開口面積と圧縮ばね57
の弾力とを釣り合わせた状態で、ほぼ停止し、通
孔54からは一定圧の圧液が少量ずつ、第一のシ
リンダ部18aに向けて送られる。第一のシリン
ダ部18aに向けて送られる圧液の量の調節は、
ニードル59を回転させ、図面左右方向に移動さ
せる事で、容易に行なえる。
この様に構成され作用する圧力補償型流量制御
弁36a,36bを組込んだ、流路切換弁の作用
は、次の通りである。
先ず、液圧式アクチユエータを停止状態に保持
する場合、何れのソレノイド1a,1bにも通電
せず、電磁式切換弁2のスプール40を第2図の
状態に保持する。これにより、圧液は第一、第二
の流路6,8の先の何れの流路にも送られず、液
圧式アクチユエータは停止状態に保持される。
次に、液圧式アクチユエータを動かす場合(第
1図に於ける液圧シリンダ10のロツド12を引
込める場合)、何れかのソレノイド1bに通電し、
電磁式切換弁2のスプール40を第3図に示す様
に右行させる。
これにより、第一の流路6と第四の流路20と
が連通し、圧液が第一の流路6から第四の流路2
0、圧力補償型流量制御弁36b、第二のシリン
ダ部18b、逆止弁37b、細通路47b、スリ
ーブ42の通孔44、第六の流路26を通つて、
液圧式アクチユエータに送られ、このアクチユエ
ータを緩徐に起動させる。
第二のシリンダ部18bに圧液が送り込まれる
事により、液圧式切換弁3のスプール45が左側
の圧縮ばね19aの弾力に抗して左行し、それに
伴なつてこの切換弁3の左側の第一のシリンダ部
18a内の液が、第4図に矢印で示す様に、一部
は圧力補償型流量制御弁36a、第三の流路1
7、排出流路60を介して液タンクに戻され、残
部が逆止弁37a、第五の流路24を介して液圧
式アクチユエータに送られる。但し、第五の流路
24内の圧力は、直ちに第一のシリンダ部18a
内の圧力よりも高くなる為、逆止弁37aは早期
に閉じられる。
液圧式切換弁3のスプール45が第5図に示す
様に更に左行すると、このスプール45の小径部
外周面とスリーブ42の内周面との間の〓間、及
びスリーブ42に穿設した通孔44,44を介し
て、第二の流路8と液圧式アクチユエータの一方
の給排口(第1図に於ける第二の給排口62b)
に通じる第六の流路26とが連通すると同時に、
液圧式アクチユエータの他方の給排口(第1図に
於ける第一の給排口62a)に通じる第五の流路
24と液タンクに通じる第七の流路27とが連通
する。これにより、液圧式アクチユエータの一方
の給排口(第1図に於ける第二の給排口62b)
から圧液が送り込まれ、他方の給排口(第1図に
於ける第一の給排口62a)から液が排出され
て、上記アクチユエータが迅速に駆動される。
液圧式アクチユエータを、移動させた後の状態
で停止された場合、それ迄継続していた電磁式切
換弁2のソレノイド1bへの通電を停止し、この
切換弁2のスプール40を、第6図に示す様に中
立位置に復帰させる。これにより、それ迄液圧式
切換弁3の右側の第二のシリンダ部18b内に送
り込まれていた圧液が、圧力補償型流量調整弁3
6b、第四の流路20、電磁式切換弁2、排出流
路60を介して液タンクに戻される。又、左側の
シリンダ室18a内には、排出流路60、第三の
流路17、圧力補償型流量制御弁36aを介し
て、液が送り込まれる。
この為、液圧式切換弁3のスプール45が直ち
に第2図に示した状態に複位し、液圧式アクチユ
エータの給排口(第1図に於ける第一、第二の給
排口62a,62b)に通じる第五、第六の流路
24,26と他の流路との連通を断つ。
液圧式アクチユエータを他の方向に移動させる
場合、電磁式切換弁2の他のソレノイド1aに通
電すれば要い。
(発明の効果) 本発明の流路切換弁は、以上に述べた通り構成
され作用するので、液圧式アクチユエータの起動
時に流路の切り換えに伴つて発生する衝撃を僅少
に抑える事が出来、各種液圧機械の動きを円滑に
して耐久性を向上させる事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の流路切換弁の回路図、第2〜
6図は本発明の流路切換弁の実施例を、作動行程
別に示す断面図、第7図は円管状のスリーブを展
開して示す図、第8図は圧力補償型流量制御弁を
拡大して示す図、第9図は従来の流路切換弁の回
路図、第10図は従来のスプールの部分斜視図で
ある。 1a,1b:ソレノイド、2:電磁式切換弁、
3:液圧式切換弁、4:液タンク、5:ポンプ、
6:第一の流路、7:第一のポート、8:第二の
流路、9:第一のポート、10:液圧シリンダ、
11:ピストン、12:ロツド、13a,13
b:圧縮ばね、14:第三のポート、15:第二
のポート、16:第四のポート、17:第三の流
路、18a:第一のシリンダ部、18b:第二の
シリンダ部、19a,19b:圧縮ばね、20:
第四の流路、21:第三のポート、22:第二の
ポート、23:第四のポート、24:第五の流
路、25:左室、26:第六の流路、27:第七
の流路、28a,28b:絞り弁、29:大径
部、30:小径部、31:スプール、32:V字
溝、33:右室、34:第一の分岐流路、35:
第二の分岐流路、36a,36b:圧力補償型流
量制御弁、37a,37b:逆止弁、38a,3
8b:制御部分、39:シリンダ部、40:スプ
ール、41:シリンダ部、42:スリーブ、43
a〜43e:間〓、44:通孔、45:スプー
ル、46a,46b:小径部、47a,47b:
細通路、48:圧縮ばね、49:鋼球、50:ス
リーブ、51:環体、52:シリンダ部、53:
ピストン、54:通孔、55:オリフイス状部、
56:ブラケツト、57:圧縮ばね、58:中心
孔、59:ニードル、60:排出流路、61a,
61b:逆止弁、62a:第一の給排口、62
b:第二の給排口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1側に設けた第一のポート及び第二のポート
    と他側に設けた第三のポート及び第四のポートと
    の連通をソレノイドにより制御し、第一のポート
    に送られた圧液を第三、第四のポートの何れかに
    送るか、或は何れのポートにも送らない状態に切
    り換える電磁式切換弁の第三、第四のポートに、
    それぞれ一端を接続した流路の他端を、液圧によ
    りスプールを移動させる事で、液圧式アクチユエ
    ータの第一の給排口及び第二の給排口と圧液供給
    装置との連通状態を切り換える液圧式切換弁のス
    プール両端に対向させて設けた、第一のシリンダ
    部及び第二のシリンダ部に接続して成る流路切換
    弁に於いて、上記第一の給排口への圧油供給時に
    上記第三のポートより圧油を送り込む第一のシリ
    ンダ部と上記第三のポートとを結ぶ流路の途中に
    その一端を接続した、第一の分岐流路の他端を、
    上記液圧式切換弁を介さずに上記第一の給排口に
    連通させると共に、上記第二の給排口への圧油供
    給時に上記第四のポートより圧油を送り込む第二
    のシリンダ部と上記第四のポートとを結ぶ流路の
    途中にその一端を接続した、第二の分岐流路の他
    端を、上記液圧式切換弁を介さずに上記第二の給
    排口に連通させ、第一、第二の両分岐流路の途中
    にそれぞれ、圧液を第一、第二の給排口に向けて
    のみ流す逆止弁と、各分岐流路を流通する圧液に
    対する抵抗となる制御部分とを互いに直列に設け
    た事を特徴とする流路切換弁。 2 1側に設けた第一のポート及び第二のポート
    と他側に設けた第三のポート及び第四のポートと
    の連通をソレノイドにより制御し、第一のポート
    に送られた圧液を第三、第四のポートの何れかに
    送るか、或は何れのポートにも送らない状態に切
    り換える電磁式切換弁の第三、第四のポートに、
    それぞれ一端を接続した流路の他端を、液圧によ
    りスプールを移動させる事で、液圧式アクチユエ
    ータの第一の給排口及び第二の給排口と圧液供給
    装置との連通状態を切り換える液圧式切換弁のス
    プール両端に対向させて設けた、第一のシリンダ
    部及び第二のシリンダ部に接続して成る流路切換
    弁に於いて、上記第一の給排口への圧油供給時に
    上記第三のポートより圧油を送り込む第一のシリ
    ンダ部と上記第三のポートとを結ぶ流路の途中に
    その一端を接続した、第一の分岐流路の他端を、
    上記液圧式切換弁を介さずに上記第一の給排口に
    連通させると共に、上記第二の給排口への圧油供
    給時に上記第四のポートより圧油を送り込む第二
    のシリンダ部と上記第四のポートとを結ぶ流路の
    途中にその一端を接続した、第二の分岐流路の他
    端を、上記液圧式切換弁を介さずに上記第二の給
    排口に連通させ、第一、第二の両分岐流路の途中
    にそれぞれ、圧液を第一、第二の給排口に向けて
    のみ流す逆止弁と、各分岐流路を流通する圧液に
    対する抵抗となる制御部分とを互いに直列に設
    け、更に上記第一、第二の分岐流路と上記第三、
    第四のポートに通じる流路との一方に圧力補償型
    流量制御弁を、上記逆止弁及び制御部分に対して
    直列に設けた事を特徴とする流路切換弁。
JP10567884A 1984-05-26 1984-05-26 流路切換弁 Granted JPS60249708A (ja)

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