JPH0456825B2 - - Google Patents

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JPH0456825B2
JPH0456825B2 JP14071785A JP14071785A JPH0456825B2 JP H0456825 B2 JPH0456825 B2 JP H0456825B2 JP 14071785 A JP14071785 A JP 14071785A JP 14071785 A JP14071785 A JP 14071785A JP H0456825 B2 JPH0456825 B2 JP H0456825B2
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acid
stirred
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JP14071785A
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JPS6156162A (ja
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Merukure Hansu
Myuraa Aruburehito
Hamupurehito Geeruharuto
Raisenuebaa Gerunoto
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BASF SE
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BASF SE
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Publication date
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Publication of JPS6156162A publication Critical patent/JPS6156162A/ja
Publication of JPH0456825B2 publication Critical patent/JPH0456825B2/ja
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  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、N−フエニル(ピリジル)−スルホ
ニルジアミドを、2−アミノ−安息香酸(ニコチ
ン酸)誘導体を三酸化硫黄、クロルスルホン酸、
又は第三級アミンへの三酸化硫黄の付加物と、希
釈剤及び第三級アミンの存在で反応させかつこう
して得られたスルフアミド酸塩を第一級アミン及
び燐ハロゲン化物と反応させることによつて製造
するか、ないしは2−アミノ−安息香酸(ニコチ
ン酸)誘導体をN−アルキル(シクロアルキル)
−スルフアミド酸又はこの酸の塩と、希釈剤及び
燐ハロゲン化物の存在で反応させることによつて
製造する方法に関する。
従来技術: N−(2−メトキシカルボニル−フエニル)−
N′−イソプロピル−スルホニルジアミドを、ア
ントラニル酸メチルエステルをクロルスルホン酸
と、希釈剤としても使用されるピリジン塩基の存
在で反応させ、こうして得られたスルフアミド酸
塩をイソプロピルアミンと、脱水剤としての五酸
化燐の存在で反応させることによつて製造するこ
とは、公知である(欧州特許出願公開第0070467
号明細書)。この方法は、殊に工業的規模での実
施が困難であるという一連の欠点を有する。反応
混合物の後処理は、反応成分の不都合な量比に制
約されて装置の費用がかかり、損失が大きい。更
に、五酸化燐を使用することにより不均一な反応
混合物が導かれ;五酸化燐を遊離水で加水分解す
ることによつて塊状の沈殿物が生成され、この沈
殿物は、装置の閉塞を導きかつ最適な反応進行を
不可能にする。
作 用: ところで、式(): 〔式中、 R1は水素原子又はC1〜C5−アルキル基を表わ
し、 R2はC1〜C5−アルキル基又はC3〜C8−シクロ
アルキル基を表わし、 R3は水素原子、C1〜C10−アルキル基又はC1
C4−ハロゲン化アルキル基を表わし、 YはCH基又はN原子を表わす〕で示されるN
−フエニル(ピリジル)−スルホニルジアミドは、
2−アミノ−安息香酸(ニコチン酸)誘導体から
出発し、好ましくは式(): 〔式中、R1,R3及びYはそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示される2−アミノ−安息香酸(ニ
コチン酸)誘導体を、 a) 三酸化硫黄、クロルスルホン酸、又は第三
級アミンへの三酸化硫黄の付加物と、第三級ア
ミンA及び希釈剤の存在で反応させ、相当する
スルフアミド酸塩に変え、このスルフアミド酸
塩を、式(): R2−NH2 () 〔式中、R2は前記のものを表わす〕で示さ
れる第一級アミンと、脱水剤としての燐ハロゲ
ン化物の存在で反応させるか、或いは b) 式(): R2−NH−SO3H () 〔式中、R2は前記のものを表わす〕で示さ
れるスルフアミド酸又はこの酸の塩と、第三級
アミンA、希釈剤及び脱水剤としての燐ハロゲ
ン化物の存在で反応させることにより得られる
ことが見い出された。
五酸化燐を脱水剤として使用するような公知技
術水準に属する方法に比して、本発明方法は、N
−フエニル−スルホニルジアミドならびにN−ピ
リジル−スルホニルジアミドを高純度及び高収率
で供給する。殊に、オキシ塩化燐を脱水剤として
使用する場合には、低い収率ならびに燐酸アミド
形成による副反応及びそれによつて開始される後
続反応を予想することができたであろう〔フーベ
ン−ワイル(Honben−Weyl),“メトーデン・デ
ル・オルガニツシエン・ヒエミー(Methoden
der organ.Chemie)”、第12/2巻、第386頁、第
版、1964年〕。
変法a)は、次の反応過程によつて記載するこ
とができる: 変法b)は、次の反応過程によつて記載するこ
とができる: 第三級アミンAとしては、トリアルキルアミ
ン、特にC1〜C4−アルキル基を有するトリアル
キルアミン、例えばトリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、ジメチルエチルアミン、ジメチル−n
−プロピルアミン、トリ−n−プロピルアミン、
トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミ
ン、トリイソブチルアミン、ジメチル−n−ブチ
ルアミン、N,N−ジアルキル−N−シクロアル
キル−アミン、特にC1〜C4−アルキル基及びC6
〜C8−シクロアルキル基を有するN,N−ジア
ルキル−N−シクロアルキル−アミン、例えば
N,N−ジメチル−N−シクロヘキシル−アミ
ン、N,N−ジアルキルアニリン、特にC1〜C4
−アルキル基、殊にメチル基又はエチル基を有す
るN,N−ジアルキルアニリン、例えばN,N−
ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、
N−メチル−N−エチル−アニリン、複素環式第
三級アミン、例えば特にそれぞれC1〜C4−アル
キル置換基、殊にメチル基又はエチル基を有する
N−アルキル−モルホリン、N−アルキル−ピペ
リジン、N−アルキル−イミダゾール、N−アル
キル−ピロール、アルキル−ピリジン、ジアルキ
ル−ピリジン、例えばN−メチルモルホリン、N
−エチルモルホリン、N−メチル−ピペリジン、
N−エチル−イミダゾール、N−メチル−ピロー
ル、α−、β−、γ−ピコリン、2,4−ルチジ
ン、2,6−ルチジンならびにキノリン、キナル
ジン又はピリジンがこれに該当する。また、これ
らの第三級アミンの混合物を使用することができ
る。好ましいアミンは、トリアルキルアミン及び
N,N−ジアルキル−N−シクロアルキルアミン
である。
脱水剤として適当な燐ハロゲン化物は、五塩化
燐、三塩化燐及びオキシ塩化燐、殊にオキシ塩化
燐である。
適当な希釈剤は、極性化合物であつても非極性
化合物であつてもよく、例えばハロゲン化炭化水
素、例えば塩化メチレン、1,1−ジクロルエタ
ン及び1,2−ジクロルエタン、1,2−シス−
ジクロルエチレン、1,1−、1,2−、1,3
−ジクロルプロパン、1,4−ジクロルブタン、
四塩化炭素、テトラクロルエタン、1,1,1
−、1,1,2−トリクロルエタン、トリクロル
エチレン、ペンタクロルエタン、トリクロルフル
オルメタン、クロルベンゾール、ジクロルベンゾ
ール、例えばo−、m−、p−ジクロルベンゾー
ル、クロルトルオール、例えばo−、m−、p−
クロルトルオール、ジクロルトルオール、例えば
2,4−ジクロルトルオール、トリクロルベンゾ
ール、例えば1,2,4−トリクロルベンゾー
ル、エーテル、例えばエチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、ジ−n−プロピ
ルエーテル、メチル−第三級ブチルエーテル、ニ
トロ化炭化水素、例えばニトロメタン、ニトロベ
ンゾール、o−、m−、p−クロルニトロベンゾ
ール、o−、p−ニトロトルオール、炭化水素、
例えばベンゾール、トルオール、キシロール、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、テトラアルキル尿
素、N,N−ジアルキルアミド、例えばジメチル
ホルムアミド、又はこのような希釈剤からの混合
物が適当である。好ましくは、ハロゲン化炭化水
素又はエーテル、殊にジクロルエタン、クロルベ
ンゾール又はエチレングリコールジメチルエーテ
ルが使用される。希釈剤の量は、式()の原料物
質1モル当り1500〜3000重量部で変動するのが好
ましい。
付加的な希釈剤の代りに第三級アミンAの過剰
量を希釈剤として使用することもできる。このた
めには、特に第三級アミン、例えばα−ピコリ
ン、β−ピコリン、γ−ピコリン、2,4−ルチ
ジン、2,4−ルチジンが適当である。
変法a)の場合、スルフアミド酸中間段階を得
るためには、三酸化硫黄及びクロルスルホン酸以
外の第三級アミンへの三酸化硫黄の付加物が適当
である。この場合には、上記第三級アミンAの1
つへの三酸化硫黄の付加物、特にα−ピコリン、
ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチル
−N−シクロヘキシル−アミンへの三酸化硫黄の
付加物、例えばトリエチルアミン−SO3−付加
物、N,N−ジメチル−N−シクロヘキシルアミ
ン−SO3−付加物が当てはまる。この付加物は、
三酸化硫黄又はクロルスルホン酸を上記希釈剤の
1つ中の第三級アミンの溶液に−20℃〜+50℃、
特に−10℃〜+30℃の温度で添加することによつ
て得ることができる。全く同様に、三酸化硫黄又
はクロルスルホン酸の溶液を装入しかつ第三級ア
ミンを前記の温度範囲内で添加することもでき
る。
変法a)による反応は、三酸化硫黄又はクロル
スルホン酸1〜2.2モル、特に1.3〜2モルを第三
級アミン2〜6モル、特に2.5〜5モルと、−20℃
〜+100℃、特に−10℃〜+60℃の範囲内の温度
で希釈剤の存在で反応させるようにして実施する
のが好ましい。次に、三酸化硫黄−アミン−付加
物(ないしはクロルスルホン酸−アミン−付加
物)のこうして生成される溶液ないしは懸濁液に
−20℃〜+100℃、特に+10℃〜+60℃の範囲内
の温度で物質中の式()の2−アミノ−安息香酸
(ニコチン酸)誘導体又は反応に適当な希釈剤中
に溶解したかないしは懸濁させた2−アミノ−安
息香酸(ニコチン酸)誘導体1モルを添加する。
数分後、反応条件に応じて懸濁液又は溶液として
存在する、相当するスルフアミド酸と塩基との塩
が形成される。全く同様に、スルフアミド酸は、
物質中のSO3−付加物を上記希釈剤の1つ中の2
−アミノ−安息香酸(ニコチン酸)誘導体の懸濁
液又は溶液に添加することによつて得ることもで
きる。
燐ハロゲン化物の脱水作用下でのスルフアミド
酸塩と式()の第一級アミンとの縮合は、0℃〜
+100℃、特に+10℃〜+80℃の温度で行なうの
が好ましい。第一級アミンの量は、式()の酸誘
導体1モルに対して1〜4モル、特に1.2〜3.8モ
ルである。アミンは、+10℃〜+100℃、特に+20
℃〜+70℃の反応混合物の温度で緩徐に供給する
ことができ、次に0℃〜+100℃、特に+10℃〜
+80℃の温度で燐ハロゲン化物0.7〜3モル、特
に1〜3モル、殊に1.3〜2.5モルは添加される。
室温と沸騰温度との間の短い反応時間後、反応混
合物は水で加水分解されかつ後処理される。全て
の反応は、非連続的又は連続的に常圧又は加圧下
で行なうことができる。
変法b)の場合には、出発物質は、化学量論的
量又は過剰量で、特に式()の酸誘導体1モルに
対して式()のスルフアミド酸塩1.1〜3モル、殊
に1.1〜2モルの比で相互に反応させることがで
きる。
また、式()のスルフアミド酸又は特に式:R2
−NH−SO3H−A(但し、Aは前記の第三級アミ
ンを表わす)の塩である式()のスルフアミド酸
の塩の代りに、式()の第一級アミン、三酸化硫
黄又はクロルスルホン酸及び第三級アミンAから
の反応混合物を使用することができる。この混合
物は、式()のアミン1モル当り三酸化硫黄又は
クロルスルホン酸0.5〜2.5モル、特に0.6〜1.5モ
ル及び第三級アミンA1〜5モル、特に1.5〜4モ
ルを含有する。式()のスルフアミド酸塩の形成
は、一般に−20℃〜+100℃、特に−10℃〜+60
℃の温度で行なわれ、この場合反応は、非連続的
又は連続的に常圧又は加圧下で実施することがで
きる。この場合、式()のアミンは、上記希釈剤
の1つ中のスルホニル化剤の溶液又は懸濁液に有
利に供給することができるが、添加は反対の順序
で実施することもできる。
こうして得られたスルフアミド酸又はその塩を
単離する必要はなく、反応混合物は、むしろ直接
に式()の2−アミノ−安息香酸(ニコチン酸)
誘導体と反応させるのが有利であり、したがつて
スルフアミド酸又はその塩は、その場でのみ形成
される。
式()の酸誘導体と式()のスルフアミド酸塩
との縮合は、一般に+10℃〜+100℃、特に+20
℃〜+80℃の温度で連続的又は非連続的に実施さ
れる。このためには、エステルをスルフアミド酸
塩の溶液又は懸濁液に+20℃〜+45℃の温度で供
給することができ、+45℃〜+60℃に加熱し、燐
ハロゲン化物を添加し、+60℃〜+80℃に加熱し、
かつ1〜2時間さらに撹拌する。
反応の終結後、式()のN−フエニル(ピリジ
ル)−スルホニルジアミドは、水と混合可能な希
釈剤を使用しながら乾燥のために蒸発濃縮しかつ
引き続き残渣を水又は希塩酸で処理することによ
つて極めて容易に反応混合物から単離されること
ができる。水と混合不可能な希釈剤を使用する場
合には、例えば希塩酸又は水で抽出することがで
き、場合によつてはクロマトグラフイー処理後に
乾燥のために濃縮することができる。しかし、第
1に濃縮し、次に残渣を順次に希塩酸で洗浄し、
かつ水で洗浄することもできる。
式()の出発物質として必要な2−アミノ−安
息香酸(ニコチン酸)誘導体及び式()の第一級
アミンは、刊行物から公知であるか、ないしは公
知方法により合成させることができる〔バイルシ
ユタイン(Beilstein)、第14巻、第318頁、第22
巻、第542頁〕。
式()のスルフアミド酸又はその塩は、式()
の第一級アミンを三酸化硫黄又はクロルスルホン
酸と、第三級アミンの存在で反応させることによ
る以外にアルキルイソシアネートを硫酸と反応さ
せることによつても得ることができる〔アンゲヴ
アンテ・ヒエミー(Angew.Chem.),第93巻、第
151頁〜第163頁(1981年)〕。
本発明方法により製造可能なN−フエニル(ピ
リジル)−スルホニルジアミドは、植物保護のた
めの有効物質及び製薬学的に有効な化合物を合成
する際の重要な中間生成物である。すなわち、N
−(2−アルコキシカルボニル−フエニル)−
N′−イソプロピルスルホニルジアミドは、除草
作用を有する有効物質3−イソプロピル−1H−
2,1,3−ベンゾチアジアジン−(4)−3H−オ
ン−2,2−ジオキシドに対する前駆物質であ
り、この場合この有効物質は、このジアミドから
ナトリウムアルコラートで環化することによつて
得ることができる(ドイツ連邦共和国特許出願公
開第2357063号明細書)。N−(3−アルコキシカ
ルボニル−ピリド−2−イル)−N′−イソプロピ
ルスルホニルジアミドは、ナトリウムアルコラー
トと反応させることによつて3−イソプロピル−
1H−ピリジノ〔3,2−e〕−2,1,3−チア
ジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシド
を生じる(ドイツ連邦共和国特許出願公開第
2430353号明細書)。
本発明により製造すべきスルホニルジアミドの
式()中の置換基は、次の意味を有する:R1は、
水素原子を表わすか又は非分枝鎖状もしくは分枝
鎖状C1〜C5−アルキル基、特にC1〜C5−アルキ
ル基、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、第二級ブチ
ル基、n−ペンチル基、イソペンチル基を表わ
し、R2は、非分枝鎖状もしくは分枝鎖状C1〜C5
−アルキル基又はC3〜C8−シクロアルキル基、
例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、n−ペンチル基、シクロヘキシル
基、シクロオクチル基を表わし、R3は、水素原
子、非分枝鎖状もしくは分枝鎖状C1〜C10−アル
キル基、特にC1〜C4−アルキル基、又は非分枝
鎖状もしくは分枝鎖状C1〜C4−ハロゲン化アル
キル基、特にハロゲン化メチル基、例えばメチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
n−ヘキシル基、n−デシル基、トリフルオルメ
チル基を表わし、かつYは、CH基又はN原子を
表わす。N−フエニル−スルホニルジアミドの場
合には、置換基R3は、フエニル環のアミン官能
基に対してオルト−又はメタ位のアルキル基又は
ハロゲン化アルキル基を表わす。N−ピリジル−
スルホニルジアミドの場合には、R3は、特に水
素原子を表わす。
置換基R1,R2,R3及びYは例示的に記載した
意味は、出発物質の式,及びにも当てはま
る。
実施例: 次に本発明方法を実施例につき詳説する。「部」
は「重量部」を表わす。
実施例 1 クロルベンゾール220部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシル−アミン63.5部及びイソプロ
ピルアミン19.3部を装入する。この溶液に−10℃
〜0℃で30分間でクロルスルホン酸23.3部を滴加
する。30分間の後撹拌後(この場合、温度は約10
℃に調節する)、アントラニル酸メチルエステル
15.1部を15分間で滴加し、引続きこの混合物を50
℃〜55℃で30分間後撹拌する。
次に、この反応混合物を室温に冷却し、これに
オキシ塩化燐30.6部を添加する。85℃〜90℃でこ
の混合物を30分間後撹拌する。この反応混合物を
50℃に冷却し、この温度で水300部と一緒に15分
間撹拌する。分離後、有機相を回転蒸発器で濃縮
する。この残渣を水1500部で処理し、濾別し、か
つ乾燥する。融点106℃の99.5%(HPLC)のN
−(2−メトキシカルボニル−フエニル)−N′−
イソプロピルスルホニルジアミド27部が得られる
(理論値の98.7%)。
実施例 2 クロルスルホン酸17.5部を−10℃〜0℃で30分
間でエチレングリコールジメチルエーテル173部
及びα−ピコリン141部の溶液に滴加する。30分
間の撹拌後(この場合、温度は約10℃に調節す
る)、15分間でアントラニル酸メチルエステル
15.1部を滴加する。この場合には、温度を25℃に
上昇させる。次に、30分間でイソプロピルアミン
19.3部を滴加し(この場合には、温度を30℃〜35
℃に上昇させる)、引続きこの混合物を50℃〜55
℃で30分間後撹拌する。
この反応混合物を室温に冷却し、これにオキシ
塩化燐23部を添加する。次に、この混合物を85℃
〜90℃でさらに30分間後撹拌し、次いで約30℃に
冷却し、エチレングリコールジメチルエーテルを
回転蒸発器を留去する。得られた残渣を10%の塩
酸800部中で処理し、引続き水1000部で処理し、
濾別し、かつ乾燥する。含有量95.1%のN−(2
−メトキシカルボニル−フエニル)−N′−イソプ
ロピルスルホニルジアミド26.3部が得られる(融
点104℃)。収率は、理論値の91.9%である。
実施例 3 クロルスルホン酸17.5部を−10℃〜0℃で30分
間でエチレングリコールジメチルエーテル173部、
α−ピコリン93.1部及びイソプロピルアミン17.7
部の溶液に滴加する。30分間の撹拌後(この場
合、温度は約10℃に調節する)、アントラニル酸
メチルエステル15.1部を15分間で滴加する。次
に、この混合物を50℃〜55℃で30分間後撹拌す
る。次に、室温でオキシ塩化燐23部を添加し、こ
の混合物を85℃〜90℃で再び30分間撹拌する。
約30℃への冷却後、エチレングリコールジメチ
ルエーテルを回転蒸発器で留去する。得られた残
渣を10%のHCL 800部で処理し、引続き水1000
部で処理する。濾過及び乾燥の後、91.3%の含有
量を有するN−(2−メトキシカルボニルフエニ
ル)−n′−イソプロピルスルホニルジアミド27.8
部(融点101℃)が得られる。収率は、理論値の
93.3%である。
実施例 4 クロルベンゾール220部、トリエチルアミン
50.5部及びイソプロピルアミン19.3部の溶液に−
10℃〜0℃で30分間でクロルスルホン酸23.3部を
滴加する。30分間の撹拌後(この場合、温度は約
10℃に調節する)、アントラニル酸メチルエステ
ル15.1部を15分間で滴加する。その後に、この混
合物を50℃〜55℃でさらに30分間後撹拌する。
次に、オキシ塩化燐23部を室温で添加し、この
反応混合物を85℃〜90℃でなお30分間撹拌する。
約50℃への冷却後、水300部を添加し、かつ15分
間撹拌する。分離後、有機相を回転蒸発器で濃縮
する。
50℃で水100部中での撹拌後、理論値の96.6%
の含有量を有するN−(2−メトキシカルボニル
−フエニル)−N−イソプロピルスルホニルジア
ミド26.8部が得られる(融点103℃)。収率は、理
論値の95.1%である。
実施例 5 1,2−ジクロルエタン250部、α−ピコリン
93.1部及びイソプロピルアミン17.7部からの溶液
に−10℃〜0℃で30分間で三酸化硫黄12部を滴加
する。30分間の撹拌後(この場合、温度は約10℃
に調節する)、アントラニル酸メチルエステル
15.1部を15分間で滴加する。その後に、この混合
物を50℃〜55℃で30分間後撹拌する。次に、オキ
シ塩化燐23部を室温で添加し、この反応混合物を
85℃〜90℃でなお30分間撹拌する。約50℃への冷
却後、水300部を添加し、かつ15分後に撹拌する。
分離後、有機相を回転蒸発器で濃縮する。この残
渣を水1200部で処理し、濾過し、かつ乾燥する。
融点103℃の96%のN−(2−メトキシカルボニル
−フエニル)−N′−イソプロピルスルホニルジア
ミド25.4部が理論値の89.6%の収率に相当して得
られる。
実施例 6 1,2−ジクロルエタン250部、α−ピコリン
93.1部及びイソプロピルアミン17.7部からの溶液
に−10℃〜0℃で30分間でクロルスルホン酸17.5
部を滴加する。30分間の撹拌後(この場合、温度
は約10℃に調節する)、アントラニル酸メチルエ
ステル15.1部を15分間で滴加する。その後に、こ
の混合物を50℃〜55℃でさらに30分間後撹拌す
る。次に、オキシ塩化燐23部を室温で添加し、こ
の反応混合物85℃〜90℃でなお30分間撹拌する。
約50℃への冷却後、水300部を添加し、かつなお
15分間撹拌する。分離後、有機相を硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、かつ回転蒸発器で濃縮する。
この残渣を水1000部で処理し、濾過し、かつ乾
燥する。融点102℃の95%のN−(2−メトキシカ
ルボニル−フエニル)−N′−イソプロピルスルホ
ニルジアミド25.4部が得られ、このことは、理論
値の88.7%の収率に相当する。
実施例 7 クロルベンゾール220部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシルアミン40.6部及びイソプロピ
ルアミン7.1部からの溶液に−10℃〜0℃で30分
間でクロルスルホン酸14部を滴加する。30分間の
撹拌後(この場合、温度は約10℃に調節する)、
アントラニル酸メチルエステル15.1部を15分間で
滴加する。その後に、この混合物を50℃〜55℃で
30分間で後撹拌する。オキシ塩化燐15.3部を室温
で添加し、この反応混合物を85℃〜90℃でなお30
分間撹拌する。約50℃への冷却後、水300部を添
加し、かつなお15分間撹拌する。分離後、有機相
を硫酸ナトリウムで乾燥し、かつ濃縮する。
この残渣を水1000部で処理し、濾過し、かつ乾
燥する。融点105℃の96%のN−(2−メトキシカ
ルボニル−フエニル)−N′−イソプロピルスルホ
ニルジアミド23.8部が得られる。収率は、理論値
の84%である。
実施例 8 クロルベンゾール220部、α−ピコリン93.1部
及びイソプロピルアミン19.3部からの溶液に−10
℃〜0℃で30分間でクロルスルホン酸17.5部を滴
加する。30分間の撹拌後(この場合、温度は約10
℃に調節する)、アントラニル酸メチルエステル
15.1部を15分間で滴加する。その後に、この混合
物を50℃〜55℃で30分間後撹拌する。オキシ塩化
燐23部を室温で添加し、かつ85℃〜90℃でなお30
分間後撹拌する。約50℃への冷却後、水300部を
添加し、かつなお15分間撹拌する。分離後、有機
相を硫酸ナトリウムで乾燥し、引続き濃縮する。
この残渣をH2O1500部に引き取り、濾過し、
かつ乾燥する。融点107℃の95%のN−(2−メト
キシカルボニル−フエニル)−N′−イソプロピル
スルホニルジアミド25.8部が得られる。収率は、
理論値の90%である。
実施例 9 クロルベンゾール110部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシル−アミン63.5部及びイソプロ
ピルアミン19.3部の溶液に−10℃〜0℃で30分間
でクロルスルホン酸23.3部を滴加する。30分間の
撹拌後(この場合、温度は約10℃に上昇する)、
アントラニル酸メチルエステル15.1部を15分間で
滴加する。その後に、この混合物を50℃〜55℃で
後撹拌する。オキシ塩化燐30.6部を室温で添加
し、かつ85℃〜90℃でなお30分間後撹拌する。約
50℃への冷却後、水300部を添加し、かつなお15
分間後撹拌する。分離後、有機相を硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、かつ濃縮する。
50℃で水1000部中での撹拌によつて乾燥後に
97.9%の含有量を有するN−(2−メトキシカル
ボニル−フエニル)−N′−イソプロピルスルホニ
ルジアミド27.5部が得られる。(融点107℃)。収
率は、理論値の98.9%である。
実施例 10 クロルベンゾール220部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシル−アミン63.5部及びイソプロ
ピルアミン19.3部からの溶液に10℃で30分間でク
ロルスルホン酸23.3部を滴加する。30分間の撹拌
後(この場合、温度は約20℃に上昇する)、アン
トラニル酸メチルエステル15.1部を15分間で滴加
する。その後に、この混合物を室温でなお30分間
後撹拌する。次に、オキシ塩化燐30.6部を添加
し、かつ85℃〜90℃で30分間後撹拌する。約50℃
への冷却後、水300部を添加し、かつなお15分間
後撹拌する。分離後、有機相を硫酸ナトリウムで
乾燥し、かつ濃縮する。
この残渣を水1000部中で撹拌することによつて
乾燥後に95.1%の含有量を有するN−(2−メト
キシカルボニル−フエニル)−N′−イソプロピル
スルホニルジアミド27部が得られる(融点107
℃)。収率は、理論値の94.3%である。
実施例 11 クロルベンゾール110部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシル−アミン63.5部及びイソプロ
ピルアミン19.3部を装入する。この溶液に10℃で
クロルスルホン酸23.3部を30分間で滴加する。30
分間の撹拌後(この場合、温度は約20℃に上昇す
る)、15分間でアントラニル酸メチルエステル
15.1部を滴加し、引続きこの混合物を室温で30分
間後撹拌する。
次に、オキシ塩化燐30.6部を添加し、かつ85℃
〜90℃で30分間後撹拌する。約50℃への冷却後、
水300部を添加し、かつ15分間後撹拌する。引続
き、分離して有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、
かつ濃縮する。この残渣を水1000部中で50℃で1
時間撹拌する。吸引濾過及び乾燥の後、含有量
95.6%のN−(2−メトキシカルボニル−フエニ
ル)−N′−イソプロピルスルホニルジアミド23.7
部が得られる(融点106℃)。収率は、理論値の
96.2%である。
実施例 12 クロルベンゾール220部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシル−アミン38.1部及びイソプロ
ピルアミン19.3部の溶液に0℃でジメチルシクロ
ヘキシルアミン−SO3−付加物41.4部を加える。
この混合物を10℃で30分間後撹拌する。次に、ア
ントラニル酸メチルエステル15.1部を15分間で滴
加する。この反応混合物を50℃〜55℃で30分間後
撹拌する。冷却後、オキシ塩化燐30.6部を添加
し、かつ85℃〜90℃でなお30分間後撹拌する。次
に、水300部を約50℃で添加し、かつ15分間後撹
拌する。
分離後、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、か
つ回転蒸発器で濃縮する。得られた残渣を50℃で
水1000部中で1時間撹拌する。吸引濾過及び乾燥
の後、90.9%の含有量を有するN−(2−メトキ
シカルボニル−フエニル)−N′−イソプロピルス
ルホニルジアミド26.3部が得られる(融点103
℃)。収率は、理論値の87.9%である。
実施例 13 クロルベンゾール270部、トリエチルアミン
30.3部及びイソプロピルアミン19.3部からの溶液
に0℃でトリエチルアミン−SO3−付加物36.2部
を加え、かつ10℃で30分間後撹拌する。次に、ア
ントラニル酸メチルエステル15.1部を15分間で滴
加し、かつ50℃〜55℃で30分間後撹拌する。冷却
後、オキシ塩化燐30.6部を添加し、かつ85℃〜90
℃でなお30分間後撹拌する。次に、水300部を約
50℃で添加し、かつ15分間撹拌する。分離後、有
機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、かつ濃縮する。
得られた残渣を50℃で水1000部中で1時間撹拌す
る。吸引濾過及び乾燥の後、94.7%の含有量を有
するN−(2−メトキシカルボニル−フエニル)−
N′−イソプロピルスルホニルジアミド27.3部が得
られる(融点108℃)。収率は、理論値の95%であ
る。
実施例 14 エチレングリコールジメチルエーテル173部、
N,N−ジメチル−シクロヘキシル−アミン63.5
部及びイソプロピルアミン19.3部からの溶液に−
10℃〜0℃で30分間でクロルスルホン酸23.3部を
滴加する。30分間の後撹拌後(この場合、温度は
約10℃に上昇する)、アントラニル酸メチルエス
テル15.1部を15分間で滴加し、かつ50℃〜55℃で
さらに30分間後撹拌する。次に、この反応混合物
を室温に冷却し、これにオキシ塩化燐30.6部を添
加する。この混合物を85℃〜90℃で30分間後撹拌
する。エチレングリコールジメチルエーテルを減
圧下で留去し、この残渣を水800部中で室温で撹
拌する。吸引濾過後、この濾渣を50℃でなお1時
間水1000部中で撹拌する。吸引濾過及び乾燥の
後、97.8%の含有量を有するN−(2−メトキシ
カルボニル−フエニル)−N′−イソプロピルスル
ホニルジアミド26.4部が得られる(融点108℃)。
収率は、理論値の94.9%である。
実施例 15 エチレングリコールジメチルエーテル173部、
N,N−ジメチル−N−シクロヘキシルアミン
38.1部及びイソプロピルアミン19.3部からの溶液
に0℃でN,N−ジメチル−N−シクロヘキシル
アミン−SO3−付加物41.4部を加える。この反応
混合物を10℃で30分間後撹拌する。次に、15分間
でアントラニル酸メチルエステル15.1部を滴加
し、かつ50℃〜55℃で後撹拌する。次に、この反
応混合物を室温に冷却し、これにオキシ塩化燐
30.6部を添加する。この混合物を85℃〜90℃で30
分間後撹拌する。エチレングリコールジメチルエ
ーテルを減圧下で留去する。この残渣を水800部
中で室温で撹拌する。吸引濾過後、この残渣を50
℃でなお1時間水1000部中で撹拌する。吸引濾過
及び乾燥の後、96.8%の含有量を有するN−(2
−メトキシカルボニル−フエニル)−N′−イソプ
ロピルスルホニルジアミド25.1部が得られる(融
点107℃)。収率は、理論値の89.3%である。
実施例 16 n−ヘキサン132部、N,N−ジメチル−N−
シクロヘキシル−アミン38.1部及びイソプロピル
アミン19.3部からの溶液に0℃でジメチルシクロ
ヘキシルアミン−SO3−付加物41.4部を加える。
10℃で30分間の撹拌の後、15分間でアントラニル
酸メチルエステル15.1部を滴加する。引続き、こ
の混合物を50℃〜55℃で30分間後撹拌する。次
に、この反応混合物を室温に冷却し、これにオキ
シ塩化燐30.6部を添加する。引続き、この混合物
を70℃で1時間後撹拌する。n−ヘキサンを減圧
下で留去し、引続きこの残渣を水1000部で処理す
る。濾別及び乾燥の後、90.2%の含有量を有する
N−(2−メトキシカルボニル−フエニル)−
N′−イソプロピルスルホニルジアミド23.8部が得
られる(融点103℃)。収率は、理論値の78.9%で
ある。
実施例 17 クロルスルホン酸25.6部を−5℃〜2℃で撹拌
しながら15分間でα−ピコリン55.9部と1,2−
ジクロルエタン100部との混合物に供給する。こ
の混合物を18℃で15分間後撹拌し、かつ26℃で5
分間後撹拌する。引続き、イソプロピルアミン
11.8部を15分間で温度が42℃にまで上昇する際に
添加する。15分間の後撹拌後、35℃〜42℃で15分
間でアントラニル酸メチルエステル22.7部を添加
し、これを50℃〜55℃で30分間撹拌する。次に、
オキシ塩化燐24.6部を5分間で供給し、これを70
℃〜75で1時間撹拌する。この反応混合物を30℃
に冷却し、氷水900部中に撹拌混入し、分離した
水相をなお1回1,2−ジクロルエタンで抽出す
る。有機抽出液を2回0.5N塩酸で洗浄し、水で
洗浄し、かつ乾燥のために濃縮する。融点89℃〜
101℃のN−(2−メトキシカルボニル−フエニ
ル)−N′−イソプロピルスルホニルジアミド35部
(=理論値の85.7%)が得られる。
実施例 18 1,2−ジクロルエタン80部中の三酸化硫黄
17.6部を−5℃〜+2℃でα−ピコリン41部に15
分間の撹拌後、イソプロピルアミン11.8部を15分
間で供給し、この場合温度は、35℃にまで上昇す
る。15分間の撹拌後、35℃で15分間でアントラニ
ル酸メチルエステル30.2部を添加し、かつ50℃〜
55℃で30分間撹拌する。次に、オキシ塩化燐21.5
部を30℃〜40℃で5分間で供給し、かつ70℃〜75
℃でなお1時間撹拌する。この反応混合物を40℃
に冷却し、かつ氷水1000部中に撹拌混入する。分
離した相をなお2回1,2−ジクロルエタンで抽
出する。有機抽出液を0.5N塩酸で3回抽出し、
乾燥し、かつクロマトグラフイー処理する。濃縮
後、融点96℃〜102℃のN−(2−メトキシカルボ
ニル−フエニル)−N′−イソプロピルスルホニル
ジアミド41部(理論値の75.3%)が得られる。
メタノール150部に溶解した、このN−(2−メ
トキシカルボニル−フエニル)−N′−イソプロピ
ルスルホニルジアミドの40部に30重量%のナトリ
ウムメチラート溶液53部を20℃〜30℃で添加す
る。この反応混合物を還流下に1時間撹拌し、次
いで減圧下に濃縮する。この残渣を水に引き取り
かつ2N塩酸200部中に撹拌混入する。吸引濾過、
水での洗浄及び乾燥の後、融点127℃〜132℃の3
−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチア
ジアジン−(4)−3H−オン−2,2−ジオキシド
31.5部(=理論値の89.2%)が得られる。
実施例 19 アントラニル酸メチルエステル15.1部をα−ピ
コリン141g中に装入し、これに0℃でイソプロ
ピルスルフアミド酸21g(0.15モル)を添加し、
かつ30分間撹拌する。その後に、30℃でイソプロ
ピルアミン10.4gを滴加し、30分間後撹拌し、オ
キシ塩化燐53.7gを添加し、引続き80℃で2時間
維持する。次に、水1.2を添加し、30分間撹拌
し、かつ室温に冷却する。沈殿した沈殿物を吸引
濾過し、水で洗浄し、かつ乾燥する。融点106℃
〜107℃のN−(2−メトキシカルボニル−フエニ
ル)−N′−イソプロピルスルホニルジアミド23g
(84.5%)が得られる。
実施例 20 アントラニル酸メチルエステル15.1g、α−ピ
コリン32.6g及びジクロルエタン200mlからの溶
液に0℃でイソプロピルスルフアミド酸21gを加
え、かつ室温で30分間撹拌する。次に、オキシ塩
化燐24.5gを添加し、かつ85℃で90分間撹拌す
る。引続き、この反応混合物を2回水で洗浄し、
有機相を濃縮し、残留する残渣を水中に懸濁さ
せ、この懸濁液を吸引濾過し、かつ乾燥する。融
点102℃〜105℃のN−(2−メトキシカルボニル
−フエニル)−N′−イソプロピルスルホニルジア
ミド25.2g(92.6%)が得られる。
実施例 21 1,2−ジクロルエタン130部中の三酸化硫黄
25.45部を−3℃で15分間で1,2−ジクロルエ
タン80部中のα−ピコリン61.8部に加える。この
混合物を15分間後撹拌し、この場合温度は、15℃
にまで上昇する。引続き、15分間でイソプロピル
アミン17.2部を添加し、この場合温度は、40℃に
達する。35℃で15分間の撹拌後、2−アミノ−ニ
コチン酸メチルエステル31.35部を添加し、かつ
50℃〜55℃で30分間撹拌する。次に、オキシ塩化
燐34部を25℃〜35℃で4分間で供給し、かつ70℃
〜75℃で1時間後撹拌する。この反応混合物を30
℃に冷却し、かつ氷水1000部に撹拌混入する。分
離した水相をなお2回1,2−ジクロルエタンで
抽出する。合せた有機抽出液を2回0.5N塩酸と
一緒に撹拌し、次に水で洗浄する。硫酸マグネシ
ウム上での乾燥及び濃縮の後、融点98℃〜108℃
のN−(3−メトキシカルボニル−ピリド−2−
イル)−N′−イソプロピルスルホニルジアミド
51.5部(理論値の91.6%)が得られる。
このN−(3−メトキシカルボニル−ピリド−
2−イル)−N′−イソプロピルスルホニルジアミ
ドを25℃〜30℃で30%のナトリウムメチラート
67.8部を添加しながらメタノール280部に溶解し、
この溶液を65℃で11/2時間撹拌する。この反応
混合物を減圧下で濃縮し、水に引き取り、かつジ
メチルエーテルでの1回の抽出後に2N塩酸240部
に撹拌混入する。沈殿した沈殿物を吸引濾過し、
水で洗浄し、かつ乾燥する。融点192℃〜200℃の
3−イソプロピル−ピリド(3,2−e)−2,
1,3−チアジアジン(4)オン−1,1−ジオキシ
ド35.9部(理論値の79%)が得られる。
実施例 22 1,2−ジクロルエタン130部中の三酸化硫黄
25.45部を−5℃〜0℃で15分間で1,2−ジク
ロルエタン80部中のα−ピコリン61.8部に加え
る。この混合物を15分間で後撹拌し、この場合温
度は、15℃にまで上昇する。引続き、15分間でイ
ソプロピルアミン17.2部を添加し、この場合温度
は、40℃に達する。35℃で15分間の撹拌後、3−
メチルアントラニル酸メチルエステル34部を添加
し、かつ50℃〜55℃で30分間後撹拌する。次に、
オキシ塩化燐34部を25℃〜35℃で5分間で供給
し、かつ70℃〜75℃で1時間後撹拌する。この反
応混合物を30℃に冷却し、かつ氷水1000部に撹拌
混入する。分離した水相をなお2回1,2−ジク
ロルエタンで抽出する。合せた有機抽出液を2回
0.5N塩酸と一緒に撹拌し、次に水で洗浄する。
硫酸マグネシウム上での乾燥及び濃縮の後、融点
86℃〜94℃のN−(2−メトキシカルボニル−6
−メチル−フエニル)−N′−イソプロピル−スル
ホニルジアミド52.5部(理論値の89.1%)が得ら
れる。
実施例 23 1,2−ジクロルエタン85部中の三酸化硫黄
17.6部を1.2−ジクロルエタン45部中のα−ピコ
リン51.2部の混合物に−2℃〜0℃で15分間で加
える。この混合物を15間後撹拌し、この場合温度
は、11℃にまで上昇する。次に、15分間でアント
ラニル酸メチルエステル27.2部を供給し、この場
合温度は、30℃に達する。15分間の撹拌後、15分
間でイプロピルアミン23.6部を添加し、この場合
温度は、50℃にまで上昇する。この混合物を50℃
〜55℃で30分間撹拌し、次いで35℃に冷却する。
次に、オキシ塩化燐30.7部を5分間で添加し、か
つ70℃〜75℃で1時間後撹拌する。この反応混合
物を30℃に冷却し、かつ氷水1000部に撹拌混入す
る。分離した水相をなお2回1,2−ジクロルエ
タンで抽出する。合せた有機抽出液を2回0.5N
塩酸と一緒に撹拌し、次に水で洗浄する。硫酸マ
グネシウム上での乾燥及び濃縮の後、融点95℃〜
103℃のN−(2−メトキシカルボニル−フエニ
ル)−N′−イソプロピルスルホニルジアミド42.3
部(理論値の86.3%)が得られる。
実施例 24 クロルベンゾール220部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシル−アミン63.5部及びイソプロ
ピルアミン19.3部からの溶液に−10℃〜0℃で30
分間でクロルスルホン酸23.3部を滴加する。30分
間の撹拌後(この場合、温度は、約10℃に調節す
る)、アントラニル酸メチルエステル16.5部を15
分間で滴加する。その後に、この混合物を50℃〜
55℃で30分間後撹拌する。オキシ塩化燐30.6部を
20℃〜25℃で添加し、引続きこの混合物を85℃〜
90℃でなお30分間後撹拌する。約50℃への冷却
後、水300部を添加し、かつ15分後に撹拌する。
分離後、有機相を濃縮する。得られた残渣を水
1000部で50℃で処理する。濾別及び乾燥後、95.9
%の含有量を有するN−(2−エトキシカルボニ
ル−フエニル)−N′−イソプロピル−スルホニル
ジアミド28.3部が得られる(融点99℃)。収率は、
理論値の94.9%である。
実施例 25 クロルベンゾール220部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシル−アミン63.5部及びイソプロ
ピルアミン19.3部からの溶液に30分間でクロルス
ルホン酸23.3部を滴加し、この場合温度は、55℃
にまで上昇する。55℃で30分間の後撹拌後、アン
トラニル酸メチルエステル15.1部を15分間で滴加
する。その後に、この混合物を70℃でなお30分間
後撹拌する。次に、オキシ塩化燐30.6部を10分間
で滴加し、この場合温度は、110℃にまで上昇す
る。この混合物を131℃で15分間後撹拌する。約
50℃への冷却後、水300部を添加し、かつ15分間
撹拌する。分離後、有機相を硫酸ナトリウムで乾
燥し、かつ濃縮する。得られた残渣を水1000部で
処理する。濾過及び乾燥の後、93.5%の含有量を
有するN−(2−メトキシカルボニル−フエニル)
−N′−イソプロピル−スルホニルジアミド20.4部
が得られる(融点102℃)。収率は、理論値の70%
である。
実施例 26 クロルベンゾール220部、N,N−ジメチル−
N−シクロヘキシルアミン63.5部及びイソプロピ
ルアミン19.3部からの溶液に−10℃〜0℃で30分
間でクロルスルホン酸23.3部を滴加する。30分間
の撹拌後(この場合、温度は、約10℃に調節す
る)、アントラニル酸−n−ブチルエステル19.3
部を15分間で滴加する。その後に、この混合物を
50℃〜55℃で30分間後撹拌する。オキシ塩化燐
30.6部を20℃〜25℃で添加し、引続きこの混合物
を85℃〜90℃でなお30分間後撹拌する。約50℃へ
の冷却後、水300部を添加し、かつなお15分間撹
拌する。分離後、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥
し、かつ濃縮する。粗収量35.1g(純度85.4%)
=理論値の95.5%。分取薄層クロマトグラフイー
によつて得られた試料(無色の油)の屈折率は、
n25 D=1.5189である。得られた残渣(青色の油)
を水1000部で処理する。濾別及び乾燥の後、91.9
%の含有量を有するN−(2−n−ブトキシカル
ボニル−フエニル)−N′−イソプロピル−スルホ
ニルジアミド29.5部が得られる(n25 D=1.5200)。
N−(2−n−ブトキシカルボニル−フエニル)−
N′−イソプロピル−スルホニルジアミドの収率
は、理論値の86.3%である。
実施例 27 無水α−ピコリン140部にクロルスルホン酸
17.5部を30分間で滴加する。この場合、温度は、
−5℃〜+5℃に維持しなければならない。この
混合物を15分間後撹拌し、この場合温度は、20℃
にまで上昇することができる。次に、アントラニ
ル酸メチルエステル15.1部を10分間で添加し、こ
の場合温度は、30℃にまで上昇することができ
る。引続き、モノイソプロピルアミン19.3部を30
分間で添加する。その間、この反応混合物の温度
は、30℃〜40℃で維持する。この反応混合物を50
℃〜60℃で1時間後撹拌し、室温に冷却し、これ
にオキシ塩化燐23gを(0.15モル)を添加する。
この混合物を85℃〜90℃で30分間撹拌する。冷却
後、この反応混合物を氷水1で希釈する。この
残渣を吸引濾過し、冷たい水で洗浄し、かつ乾燥
する。融点103℃のN−(2−メトキシカルボニル
−フエニル)−N′−イソプロピル−スルホニルジ
アミドの収量は、理論値の93%に相当する25.3部
である(純度97.5%)。
実施例 28 テトラメチル尿素200部、ジメチルシクロヘキ
シルアミン63.5部及びイソプロピルアミン19.3部
を装入する。次に、この溶液に−10℃〜0℃で30
分間でクロルスルホン酸23.3部を滴加する。30分
間の後撹拌後(この場合、温度は、約10℃に調節
する)、アントラニル酸メチルエステル15.1部を
15分間で滴加し、引続きこの混合物を50℃〜55℃
で30分後撹拌する。次に、この反応混合物を室温
に冷却し、これにオキシ塩化燐30.6部を添加す
る。この混合物を85℃〜90℃で30分間後撹拌す
る。この反応混合物を室温に冷却し、かつ氷水
2000部に撹拌混入する。吸引濾過後、この反応混
合物を水で後洗浄し、かつ乾燥する。96.3%の含
有量を有するN−(2−メトキシカルボニル−フ
エニル)−N′−イソプロピル−スルホニルジアミ
ド25.7部が得られる(融点104℃)。収率は、理論
値91%である。
実施例 29 クロルベンゾール220部、β−ピコリン93.1部
及びイソプロピルアミン19.3部を装入する。この
溶液に−10℃〜0℃で30分間でクロルスルホン酸
23.3部を滴加する。30分間の後撹拌後(この場
合、温度は、約10℃に調節する)、15分間でアン
トラニル酸メチルエステル15.1部を滴加し、引続
きこの混合物を50℃〜55℃で30分間後撹拌する。
室温への冷却後、オキシ塩化燐30.6部を添加す
る。次に、この混合物を85℃〜90℃で30分間後撹
拌する。この反応混合物を約50℃に冷却し、かつ
この温度で15分間水300部と一緒に撹拌する。分
離後、有機相を回転蒸発器で濃縮する。この残渣
を水1000部中で50℃で撹拌する。吸引濾過及び乾
燥の後、62.8%の含有量を有するN−(2−メト
キシカルボニル−フエニル)−N′−イソプロピル
−スルホニルジアミド32.6部が得られる(融点86
℃)。収率は、理論値の75.3%である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(): 〔式中、 R1は水素原子又はC1〜C5−アルキル基を表わ
    し、 R2はC1〜C5−アルキル基又はC3〜C8−シクロ
    アルキル基を表わし、 R3は水素原子、C1〜C10−アルキル基又はC1
    C4−ハロゲン化アルキル基を表わし、 YはCH基又はN原子を表わす〕で示されるN
    −フエニル(ピリジル)−スルホニルジアミドの
    製造法において、式(): 〔式中、R1,R3及びYはそれぞれ前記のもの
    を表わす〕で示される2−アミノ−安息香酸(ニ
    コチン酸)誘導体を、 a) 三酸化硫黄、クロルスルホン酸、又は第三
    級アミンへの三酸化硫黄の付加物と、第三級ア
    ミンA及び希釈剤の存在で反応させ、相当する
    スルフアミド酸塩に変え、このスルフアミド酸
    塩を式(): R2NH2 () 〔式中、R2は前記のものを表わす〕で示さ
    れる第一級アミンと、脱水剤としての燐ハロゲ
    ン化物の存在で反応させるか、或いは b) 式(): R2−NH−SO3H () 〔式中、R2は前記のものを表わす〕で示さ
    れるスルフアミド酸又はこの酸の塩と、第三級
    アミンA、希釈剤及び脱水剤としての燐ハロゲ
    ン化物の存在で反応させることを特徴とする、
    式()のN−フエニル(ピリジル)−スルホニ
    ルジアミドの製造法。 2 式: R2−NH−SO3H.A 〔式中、R2及びAは前記のものを表わす〕で
    示されるスルフアミド酸塩を使用する、特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 式()のスルフアミド酸を使用するか或いは
    式()の第一級アミンを三酸化硫黄又はクロルス
    ルホン酸と、第三級アミンA及び希釈剤の存在で
    反応させることによつて得られた、式()のスル
    フアミド酸の塩を使用する、特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 4 燐ハロゲン化物はオキシ塩化燐である、特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
JP14071785A 1984-06-30 1985-06-28 N―フェニル(ピリジル)―スルホニルジアミドの製造法 Granted JPS6156162A (ja)

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