JPH0456729A - 一方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents

一方向性珪素鋼板の製造方法

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JPH0456729A
JPH0456729A JP16278190A JP16278190A JPH0456729A JP H0456729 A JPH0456729 A JP H0456729A JP 16278190 A JP16278190 A JP 16278190A JP 16278190 A JP16278190 A JP 16278190A JP H0456729 A JPH0456729 A JP H0456729A
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JP
Japan
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slab
annealing
secondary recrystallization
temperature
concentration
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Pending
Application number
JP16278190A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yamada
茂樹 山田
Akinori Ishida
石田 章憲
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、鋼板を構成する結晶がfllol  <00
1〉方位を有し、圧延方向に磁化され易い一方向性珪素
鋼板の製造方法に係わり、特に高温焼鈍工程における2
次再結晶温度を特定した一方向性珪素鋼板の製造方法に
関するものである。
〈従来の技術〉 一方向性珪素ait仮では、線状細粒が発生するとその
部分の電磁特性、特に鉄損の劣化を来すので、この綿状
細粒を防止することが望ましい。従来の技術として、特
公昭50−37009号公報、特公昭60−37172
号公報には熱延工程の前に予め加熱、圧延を行い、圧延
中のパス次に960〜1190°Cの温度範囲で1パス
当たり30%以上の圧下率で再結晶化高圧下圧延を少な
くとも1回施し、これに続く熱延工程でスラブの高温加
熱時の結晶粗大化を防止する技術が開示されている。
また本発明者らは特開昭63−57724号公報にて、
コイルのほぼ全面における2次再結晶温度の最大値を決
定し、その温度以上の2次再結晶焼鈍fiI域に保持す
ることにより線状細粒を防止する一方向性珪素鋼板の製
造方法について提案している。
しかしながら、熱間圧延工程で再結晶化圧延を行うため
の適正温度領域を実圧機で捜すのに時間と労力がかかる
ばかりでなく、近年圧延機のスピードは益々速くなり、
動的再結晶を起こす時間が確保できなくなっている。
またコイル全面における2次再結晶温度の最大値はコイ
ル単位でハラついているので、最大値の決定にあたって
はコイル単位で測定して決定せねばならないので、その
負荷は大きく、工業的規模の実施には適さない。
〈発明が解決しようとする課題〉 そこで本発明は、簡便な2次再結晶保持温度の決定を伴
う一方向性珪素鋼板の製造方法を提案することを目的と
するものである。
〈課題を解決するだめの手段〉 すなわち本発明は、Si:2〜4重景%並びにインヒビ
ター成分を含み、残余はFeおよび不可避的不純物元素
よりなるスラブを加熱し、粗圧延した後ホットストリッ
プミルにて熱間圧延し、次いで冷間圧延し、脱炭焼鈍、
2次再結晶焼鈍ならびに高温純化焼鈍を施す一方向性珪
素鋼板の製造方法において、2次再結晶焼鈍の保持温度
を下記式にて決定する2次再結晶最適温度(T)の±1
0°Cの範囲に設定して焼鈍することを特徴とする一方
向性硅素鋼板の製造方法である。
T=aX  [c)+bx  (Mn)+cX  [S
)+dX (Se)+eX  (Ti)+fX  CA
l] +gX  (Sbl +hX (RDT)+ i
ただし、 T   :2次再結晶最適保持温度 [C]   ニスラブ中の炭素濃度 (Mnl    ニスラブ中のマンガン濃度〔S〕  
 ニスラブ中のイオウ濃度 (Se)ニスラブ中のセレン濃度 (Ti )    ニスラブ中のチタン濃度(AI) 
   ニスラブ中のアルミニウム濃度(sb)    
ニスラブ中のアンチモン濃度(RDT):熱間圧延時に
おける粗圧延機出側での温度 a、b、c、d、eS f、g、h、i:定数 である。
〈作 用〉 以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、一方向性珪素鋼板の製造において、連続鋳造
工程、熱間圧延工程に引き続く冷間圧延工程の中で、最
終高温焼鈍温崩を素材の製造された条件から計算した範
囲の2次再結晶温度とすることを特徴とするものであり
、その結果として、線状細粒のない2次再結晶の完全な
製品とバラツキの少ない磁気特性を安定して製造するも
のである。
本発明の対象とする珪素鋼スラブは、Si:2〜4重量
%、並びにインヒビター成分例えばC,Mn、S、Se
、AI、sb等を適宜含み、残余は鉄および混入不純物
元素から成る。
Siの限定理由は、4重量%を超えると冷間圧延が困難
となり好ましくない、また2重量%未満では磁気特性上
不利となる。従って2〜4重量%とする。
本発明の出発素材はすでに公知の技術である製鋼方法、
連続鋳造法、熱間圧延法で得られる熱延板である。この
熱延板は通常1回以上の冷延と中間焼鈍により最終板厚
とする。冷延後は脱炭焼鈍および鋼板表面にMgOを塗
布したのち、最終焼鈍に供される。最終焼鈍後の平坦化
焼鈍は公知の方法をそのまま行えばよい。
上記工程において本発明の特徴は特に最適焼鈍温度にあ
る。最終焼鈍は、第1図に示すように2次再結晶焼鈍領
域Aと更に高温での純化焼鈍領域Bよりなる。
2次再結晶領域Aで、鋼板は+1101  <001〉
方位をもった2次再結晶粒で覆われるので、ここでの焼
鈍温度Tが極めて重要な役割を果たす。
本発明はこの最適焼鈍温度Tを測定することなしに計算
式で決定するもので、本発明法により容易にバラツキの
少ない一方向性珪素!lI板を製造できる。
さて本発明者らは、最適2次再結晶温度が何によって決
定されているかを訓査解析した。
ここで最適2次再結晶温度とは、鉄損が最小値になる温
度である。その結果、2次結晶温度は連続鋳造された時
の特定成分の濃度と熱間圧延時の温度に大きく依存する
ことをつきとめた。
特定成分とは、炭素、マンガン、イオウ、チタン、セレ
ン、アンチモン、アルミニウムの7元素である。その結
果を第2図に模式的に示した。
まず炭素であるが、炭素の含有量が増えると鋼板中の炭
化物の量が増え、2次再結晶温度は上昇する。
マンガンは、インヒビターとなるMnSあるいはMnS
eの析出物を形成する。従って、マンガンの量が増える
と析出物が粗大化し、抑制効果は減少し2次再結晶温度
は低下する。
セレンはインヒビターとなるMnSeの主要元素である
。セレンの量が増えると−nSe析出物の絶対量が増加
し2次再結晶温度は上昇する。
アンチモンも粒界に偏析し粒成長を妨げるインヒビター
である。そこでアンチモンの量を増すと2次再結晶温度
は上昇する。
チタン、アルミニウム、イオウは、窒化物、硫化物を形
成する元素である。従ってこれらの元素により窒化物、
硫化物が形成されると、そこが析出サイトとなりMnS
eの析出が起こり微細均一に分散したマトリックスは得
られない。その結果として、チタン、アルミニウム、イ
オウが増加すると2次再結晶温度が低下する。
熱間圧延中の様々な条件の中で影響が大きいものは、粗
圧延機出側での温度即ちRDTである。
この温度が高いということはスラブ加熱が十分に行われ
、インヒビター成分が固溶していることを表す。従って
RDTが高いほど2次再結晶温度は上昇する。
これからの8つの影響因子を取り込み、鉄…が最小とな
るように回帰式を求めたのが次式である。
T=aX (C)+bX (Mn) 十cX (S)+
dX (Se) +eX (Ti) +f X (A/
) +gX (Sb) +hX (RDT) + iた
だし、 T   :2次再結晶最適保持温度 〔C〕   ニスラブ中の炭素濃度 (Mn)   ニスラブ中のマンガン濃度〔S〕   
ニスラブ中のイオウ濃度 (Se)    ニスラブ中のセレン濃度(Ti ) 
  ニスラブ中のチタン濃度〔AI〕ニスラブ中のアル
ミニウム濃度(sb)    +スラブ中のアンチモン
濃度(RDT] :熱間圧延時における粗圧延機出側で
の温度 a、b、c、d、e、f、g、h、i :定数 である。
この式で計算した2次再結晶保持温度を実測値と比較す
ると、第3図に示すようによく一致していることを確認
した。
本発明においては2次再結晶保持温度をT±10°Cの
範囲外とすると、磁気特性のバラツキが象、増するため
この範囲に限定した。
〈実施例〉 C: 0.04重景%、Si:3.3重量%、Se :
  0.030重量%、Mn : 0.09重置%、S
 :  0.005重量%、sb:  0.030重量
%、Ti : 0.0015重量%、A7 : 0.0
020重量%を含むホントコイルを最終板厚0.23W
aとした。その時のRD T =1200°Cであった
。そして840°Cで脱炭焼鈍し、コイルをlO分割し
、それぞれ2次再結晶温度を変えて最終焼鈍を施した。
削代から求めた2次再結晶温度Tは865“Cであった
。また10コイル中最も鉄損の低い2次再結晶温度は8
65°Cであった。
〈発明の効果〉 最終焼鈍の温度を計算し、その温度の±10’Cの範囲
で保持することにより、磁気特性のバラツキは低減し線
状細粒もなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は最終焼鈍のヒートパターンを示すグラフ、第2
図は成分と2次再結晶温度との関係を示すグラフ、第3
図は計算で求めたT値と実測したT値との関係を示すグ
ラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 Si:2〜4重量%並びにインヒビター成分を含み、残
    余はFeおよび不可避的不純物元素よりなるスラブを加
    熱し、粗圧延した後ホットストリップミルにて熱間圧延
    し、次いで冷間圧延し、脱炭焼鈍、2次再結晶焼鈍なら
    びに高温純化焼鈍を施す一方向性珪素鋼板の製造方法に
    おいて、2次再結晶焼鈍の保持温度を下記式にて決定す
    る2次再結晶最適温度(T)の±10℃の範囲に設定し
    て焼鈍することを特徴とする一方向性珪素鋼板の製造方
    法。 T=a×〔C〕+b×〔Mn〕+c×〔S〕+d×〔S
    e〕+e×〔Ti〕+f×〔Al〕+g×〔Sb〕+h
    ×〔RDT〕+i ただし、 T:2次再結晶最適保持温度 〔C〕:スラブ中の炭素濃度 〔Mn〕:スラブ中のマンガン濃度 〔S〕:スラブ中のイオウ濃度 〔Se〕:スラブ中のセレン濃度 〔Ti〕:スラブ中のチタン濃度 〔Al〕:スラブ中のアルミニウム濃度 〔Sb〕:スラブ中のアンチモン濃度 〔RDT〕:熱間圧延時における粗圧延機出側での温度 a、b、c、d、e、f、g、h、i :定数 である。
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