JPH0456632A - ドライバーの操舵特性測定装置 - Google Patents

ドライバーの操舵特性測定装置

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JPH0456632A
JPH0456632A JP2165921A JP16592190A JPH0456632A JP H0456632 A JPH0456632 A JP H0456632A JP 2165921 A JP2165921 A JP 2165921A JP 16592190 A JP16592190 A JP 16592190A JP H0456632 A JPH0456632 A JP H0456632A
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JP
Japan
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steering
amount
driver
vehicle
lateral
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JP2165921A
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English (en)
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Katsuhiko Fukui
勝彦 福井
Masashi Mizukoshi
雅司 水越
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドライバーの操舵特性測定装置に関し、さら
に詳しくはドライバーのハンドル(ステアリングホイー
ル)操舵量、車速ならびに車両の横方向の運動に関する
状態量に基づき操舵特性を検出するドライバーの操舵特
性測定装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のドライバーの操舵特性を検出する装置としては、
居眠り運転警報装置としてドライバーのステアリングホ
イール操舵のパターンから異常操舵を検出し、警報を発
する装置がある(特開昭59−153627号公報など
)。この装置は居眠り運転時の異常操舵の特、微的なパ
ターンを抽出しているため特定の現象の判定は可能であ
るが、正常な状態から異常な状態へ移行していくような
途中の経過状態を連続的に判定することは困難であり、
またドライバーの時々刻々変化する過渡的な操舵特性を
定量的に示すことも困難である。また、ドライバーの個
々の操舵が適切な操舵かどうかといった判定は不可能で
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はドライバーの操舵動作が目標位置からの偏差に
応じて行われることに着目し、ドライバーの操舵量、操
舵によって車両に生ずる横方向の運動に関する状態量お
よび車速に対応した物理量などから目標位置から逸脱し
ないために必要となる修正操舵量を予測し、この予測し
た修正操舵量と実際のドライバーの操舵量との関係から
、ドライバーの操舵の時間的な応答遅れ、修正操舵の量
などを求め、これらの値により正常な状態から異常な状
態までのドライバーの操舵能力を定量的に検出し、ドラ
イバーに提示することにより操舵の状態を認識させるこ
と、また、この測定結果により、個人個人のドライバー
の操舵動作の特徴の識別、疲労、意識低下、いねむりな
どによる操舵能力の変化を定量的に示すことなどを可能
にすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために第1の発明は、ドライバーの
ハンドル操作によって横方向および回転方向の運動状態
が定まる車両のドライバーの操舵特性を測定するドライ
バーの操舵特性測定装置において、ドライバーのハンド
ル操作による操舵量およびドライバーのハンドル操作に
よる車両の横方向の運動に関する状態量の少なくとも一
方と車速に関連した物理量とを検出する状態量検出手段
と、車両の現在の横方向位置と将来の横方向位置または
変位とのいずれか一方と、予め設定された目標位置との
偏差量に応じた修正操舵量を、前記操舵量および状態量
の少なくとも一方と前記物理量とに基づいて予測する操
舵量予測手段と、前記修正操舵量に対する前記操舵量の
遅れに相当する量を算出してドライバーの操舵能力を検
出する操舵能力検出手段と、を設けたことを特徴とする
〔作用〕
水弟1の発明は、ドライバーの操舵状態を表す量として
のドライバーのハンドル操作による操舵量およびハンド
ル操作によって生じた車両の横方向の運動に関する状態
量の少なくとも一方と、ドライバーの操舵および車両運
動の状態を規定する指標である車速に関連した物理量と
を検出する状態量検出手段を有している。
操舵量予測手段では、状態量検出手段からの状態量信号
である操舵量および状態量の少なくとも一方と車速に関
連した物理量とに基づき車両の現在または将来の位置(
または変位)を算出し、予め設定された目標位置(また
は変位)からの車両の偏差量を算出する。さらに、算出
した車両の偏差量より、目標位置(または偏差)を逸脱
しないためにドライバーが操舵すべき修正操舵量を予測
する。
ドライバーの操舵能力が高い状態では予測された修正操
舵量に対し、実際のドライバーの操舵は遅れなく行われ
る。しかし、例えば、ドライバーの居眠り状態の開始ま
たは進行による操舵能力の低下に伴い、目標位置からの
偏差量の認知が遅れたり、操舵動作の遅れなどから実際
のハンドル操作に遅れが生じ、修正操舵量に対する操舵
量の時間的な遅れが増加する。また、操舵能力の低下に
よりこのような時間遅れの増加や修正操舵量に対する不
適切な操舵量のために、目標位置からの偏差量の増加や
増加した偏差量に対する操舵量の増加などが発生する。
したがって、操舵能力検出手段では、操舵量予測手段か
らの修正操舵量に対する検出された操舵量の遅れに相当
する量を算出してドライバー〇操舵能力を検出する。修
正操舵量に対する操舵量の遅れに相当する量として、ド
ライバーの操舵時間遅れ、車両の目標位置(または変位
)からの偏差量および操舵量のいずれか1つまたは2つ
以上の組合せを算出することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ドライバーの操舵
状態を表す量と車両の運動を表す量とドライバーの操舵
および車両運動の状態を規定する指標である量とにより
算出した車両の現在または将来の位置に基づき目標位置
から逸脱しないために必要となる修正操舵量を予測し、
その予測値からの実際の操舵量の遅れに相当する量を算
出しているので、ドライバーの操舵能力を定量的に検出
することが可能になる。したがって、従来のように居眠
り状態という特定の状態のみを判定するだけでなく、正
常な操舵状態から異常な操舵状態に至るまで広範囲にわ
たって時々刻々変化する過渡的な操舵特性を連続的に表
示することができる。
[その他の発明の説明] 上記目的を達成するために第2の発明は、ドライバーの
ハンドル操作によって横方向および回転方向の運動状態
が定まる車両のドライバーの操舵特性を測定するドライ
バーの操舵特性測定装置において、ドライバーのハンド
ル操作による操舵量、ドライバーのハンドル操作による
車両の横方向の運動に関する状態量および車速に関連し
た物理量を検出する状態量検出手段と、車両の現在の横
方向位置と将来の横方向位置または変位とのいずれか一
方と、予め設定された目標位置との偏差量に応じた修正
操舵量を、前記状態量と前記物理量とに基づいて予測す
る操舵量予測手段と、前記修正操舵量に対する前記操舵
量の遅れ時間を少なくとも算出してドライバーの操舵能
力を検出する操舵能力検出手段と、を設けたことを特徴
とする。
第2の発明は、第1図に示すように、ドライバーの操舵
量Δを検出した操舵量信号と、前記車両の横方向の運動
に関する状態量yを検出した状態量信号と、車速に関連
した物理量Uを検出した物量信号を出力する状態量検出
手段Aを有している。
操舵量としては、操舵角、操舵力および操舵速度のいず
れか1つを検出することができ、状態量としては、ヨー
角、ヨーレート、横方向変位、横方向速度、横方向加速
度、車速とヨーレートの積、および車速と横方向加速度
との積のいずれか1つまたは2以上の組合せを検出する
ことができる。
また、操舵量に代えて前輪実舵量および後輪実舵量の少
なくとも一方を検出して操舵量相当量に換算してもよい
。また、状態量信号は前記操舵量信号および物理量信号
から推定してもよい。状態量信号および物理量信号は、
修正操舵量Δeを予測する操舵量予測手段已に人力され
る。この修正操舵量Δeは次のaXbScのいずれかに
よって予測することができる。なお、以下の現在または
将来の横方向位置は座標系における位置、すなわち絶対
位置を表し、将来の横方向変位は現在の横方向位置を基
準とした将来の横方向位置の変位、すなわち相対位置を
表す。
a:前記状態量yと前記物理量Uとに基づいて車両の現
在の横方向位置Yを演算し、該現在の横方向位置Yと前
記目標位置Y。との偏差量Yeを演算し、該偏差量Ye
と前記物理量Uとによって前記修正操舵量Δeを予測す
る。
bコ前記状態量yに基づいて車両の横方向の運動に関す
る現在の状態量を演算し、該現在の状態量、前記物理量
、および状態量検出手段で検出された前記状態量に基づ
いて将来の横方向変位Ypを演算し、該将来の横方向変
位Ypと前記目標位置Y。との偏差量を演算し、該偏差
量と前記物理量とによって前記修正操舵量を予測する。
C:前記状態量と前記物理量とに基づいて車両の現在の
横方向位置を演算すると共に前記状態量に基づいて車両
の横方向の運動に関する現在の状態量を演算し、該現在
の横方向位置と該現在の状態量とに基づいて将来の横方
向位置を演算し、該将来の横方向位置と前記目標位置と
の偏差量を演算し、該偏差量と前記物理量とによって前
記修正操舵量を予測する。
前記操舵量、状態量、物理量、現在の横方向位置、将来
の横方向変位、将来の横方向位置、偏差量、修正操舵量
は操舵能力を測定するためのデータとして適宜メモリに
記憶される。
ドライバーの操舵能力が高い状態では目標位置からの偏
差量によって予測される修正操舵量Δeに対し、実際の
操舵は遅れなく行われる。しかし、操舵能力の低下にと
もない目標位置からの偏差量の認知の遅れ、操舵動作の
遅れなどから実際の操舵に遅れが生じ、修正操舵量に対
する操舵量の時間遅れの増加となって現れる。また、操
舵能力の低下によりこのような時間遅れの増加や修正操
舵量に対し適切な操舵量が加えられないことにより、目
標位置からの偏差量の増加や、増加した偏差量に対する
操舵量の増加などが発生する。
上記の理由により、操舵能力検出手段Cでは、以下のd
、eおよびfのいずれかによってドライバーの操舵能力
を示す種々の特性値の少なくとも1つを算出する。
d:前記修正操舵量および前記操舵量から有効な成分を
抽出し、抽出された修正操舵量成分Δefに対する抽出
された操舵量成分Δfの遅れ時間Tdを算出する。また
、積分値、例えば操舵量の絶対値の時間に関する積分値
または操舵量の2乗の時間に関する積分値、または修正
操舵量の絶対値の時間に関する積分値を算出してもよい
e:検出に必要な時間Ts間の前記修正操舵量および前
記操舵量を選択し、選択された修正操舵量および操舵量
から有効な成分を抽出し、抽出された修正操舵量成分Δ
efおよび抽出された操舵量成分Δfに基づいて相互相
関関数を算出し、この相互相関関数から遅れ時間、およ
び相関値を算出する。この相互相関関数は畳み込み積分
またはフーリエ変換によって求めることができる。
f:検出に必要な時間Tsの前記修正操舵量および前記
操舵量を選択し、選択された修正操舵量および操舵量か
ら有効な成分を抽出し、抽出された修正操舵量成分Δe
fおよび抽出された操舵量成分Δfに基づいて周波数伝
達関数を算出し、この周波数伝達関数より位相遅れと修
正操舵量に対する操舵量の比とを算出する。
以下、第2の発明を第4図、第5図および第6図を参照
して詳細に説明する。たとえば、上記aによって現在の
横方向位置Yに基づいた修正操舵量を予測し、第4図に
示すように上記dによって遅れ時間および操舵量の積分
値を算出する場合は下記のとおりである。この現在の横
方向位置Yは、ヨーレートrと車速Vとの積と横方向加
速度Vとの和を時間に関して2重積分することにより、
または2次遅れ処理することにより求めることができる
。修正操舵量は、現在の横方向位置Yの目標位置Y。か
らの偏差量Yeに、車速Vが大きくなるに従って小さく
なるゲインを乗算することにより求めることができる。
上記の処理はステップP1〜P4で実行される。次に、
測定に必要となる有効なデータ成分を抽出するフィルタ
処理を施しくステップP5)、修正操舵量成分Δefと
操舵量成分Δfを算出する。
データの成分は、早い操舵が必要となるような走行条件
では早い操舵成分を抽出し、遅い操舵が必要となる走行
条件では遅い操舵成分を抽出する。
この操舵成分は、前記物理量に応じて最適な成分を抽出
することができる。
操舵能力の測定は、まずこれらのデータの時間波形の時
間軸での比較により相関関係を抽出して行う(ステップ
P6)。この比較において、修正操舵量と操舵量との対
応が良く、かつドライバーの応答遅れとして妥当な遅れ
時間Td (例えば、第5図(1)、(2))を測定す
る。また、操舵量の積分値δd(例えば、操舵量の絶対
値の積分値または操舵量の2乗の積分値)または修正操
舵量の積分値δedを算出する。
このように算出した遅れ時間Tdは、ドライバーが操舵
の目標とする修正操舵量に対する実際の操舵量の応答遅
れの度合を表し、その値が小さい程ドライバーの応答性
が早いと判定し、逆に大きくなるに連れて遅いと判定す
る。各々の積分値は、偏差量、操舵量の特性値を表し、
値が小さいほど偏差量、操舵量が少ないと判定し、逆に
太きくなるに連れて多いと判定する(ステップP7、ス
テップP8)。
これらのドライバーの操舵能力に関する特性値を定量的
に測定し、ドライバーに提示することにより、現在の状
態を認識させる(ステップP9)。
たとえば、上記すまたはCによって将来の横方向位置ま
たは横方向変位に基づいた修正操舵量を予測し、第6図
に示すように、上記eによって遅れ時間および相関値を
算出する場合は下記の通りである。将来の横方向変位は
、ヨーレートrがら求めたヨー角Rと、予測光までの規
定時間Tuまたは規定距離Luとから求めることができ
る。この規定時間Tuまたは規定距離Luは、車速V1
または車速Vとヨーレートr1または車速Vとヨーレー
)rと横方向加速度Vによって定めることがでる。また
、将来の横方向位置は、上記のようにして求めた現在の
横方向位置Yに上記の横方向変位の加算すればよい。修
正操舵量は、将来の横方向位置または変位の目標位置か
らの偏差量Yeに車速か大きくなるに従って小さくなる
ゲインを乗算することにより求めることができる。上記
の処理は、ステップP21〜ステップP26で実行され
る。
本発明では、ドライバーの操舵能力を示す特性値として
操舵量の応答遅れ時間、修正操舵量に対する操舵量の比
率などを測定するため、記憶したデータに以下のような
処理を加える。
ドライバーの操舵能力を測定する目的に応じ、−次処理
を行うために必要となる時間Tsのデータをメモリから
選択しくステップP27、P28)、測定に必要となる
データ成分を抽出するフィルタ処理を施した修正操舵量
成分Δefと操舵量成分Δfを算出する(ステップP2
9)。
ドライバーの操舵の平均的な特性値を測定する場合は時
間Tsはそれに応じて長くなり、逆に個々の操舵の特性
値を測定する場合はデータの時間Tsは短くなる。この
時間Tsは前記物理量に応じて最適時間を設定すること
ができる。
抽出するデータの成分は、早い操舵が必要となるような
走行条件では早い操舵成分を抽出し、遅い操舵が必要と
なる走行条件では遅い操舵成分を抽出する。この操舵成
分は、前記物理量に応じて最適な成分を抽出することが
できる。
操舵能力の測定は、まずこれらのデータの相互相関関数
を算出する(ステップP30)。相互相関関数は、操舵
の目標となる修正操舵量とドライバーの操舵量の相関関
係を表すため、修正操舵量と操舵量との相関が高く、か
つドライバーの応答遅れとして妥当な遅れ時間Tdでの
相互相関関数のピークとなる相関値δd (Td)を判
定し測定する(ステップP31、P32)。
このように測定した遅れ時間はドライバーが操舵の目標
とする修正操舵量に対する実際の操舵量の応答遅れの度
合を表し、その値が小さい程ドライバーの応答性が早い
と判定し、逆に大きくなるに連れて遅いと判定する。相
関値は目標位置からの偏差量に対応した修正操舵量と実
際の操舵量との積で得られ、偏差量、操舵量の増加を強
調した特性値を表し、その値が小さいほどドライバーの
操舵成績が高いと判定し、逆に大きくなるに連れて低い
と判定する。
これらのドライバーの操舵能力に関する特性値を定量的
に測定し、ドライバーに提示することにより、現在の状
態を認識させる(ステップP34)。
以上説明したように第2の発明によれば、目標位置から
逸脱しないために必要となる修正操舵量と操舵量との関
係からドライバーの操舵能力を定量的に測定しているた
め、時々刻々変化する過渡的な操舵特性を連続的に表示
することができる、という効果が得られる。
上記目的を達成するために第3の発明は、ドライバーの
ハンドル操作によって横方向および回転方向の運動状態
が定まる車両のドライバーの操舵特性を測定するドライ
バーの操舵特性測定装置において、ドライバーのハンド
ル操作による操舵量および車速に関連した物理量を検出
する状態量検出手段と、前記物理量に基づいて車両の横
方向の運動に関する現在の状態量を推定し、車両の将来
の横方向位置または変位と予め設定された目標位置との
偏差量に応じた修正操舵量を、前記推定された状態量と
前記物理量とに基づいて予測する操舵量予測手段と、前
記修正操舵量に対する前記操舵量の遅れ位相を少なくと
も算出してドライバーの操舵能力を検出する操舵能力検
出手段と、を設けたことを特徴とする。
第3の発明は、第2図に示すように、ドライバーの操舵
量Δを検出した操舵量信号と、車速に関連した物理量U
を検出した物理量信号とを出力する状態量検出手段Aを
有している。操舵量信号および物理量信号は、操舵量予
測手段已に人力される。本発明では、ドライバーのハン
ドル操作による車両の横方向の運動に関する状態量を検
出しないため、操舵量予測手段Bはこの状態量を前記操
舵量と前記物理量とに基づいて推定する。また、操舵量
予測手段Bは、上記第2の発明で説明したa、bおよび
Cのいずれかによって修正操舵量Δeを算出する。
前記操舵量、推定された状態量、物理量、将来の横方向
位置または変位、偏差量、修正操舵量は操舵能力を測定
するためのデータとして適宜メモリに記憶される。
ドライバーの操舵能力が高い状態では目標位置からの偏
差量によって予測される修正操舵量に対し実際の操舵は
遅れなく行われる。しかし、操舵能力の低下にともない
目標位置からの偏差量の認知の遅れ、操舵動作の遅れな
どから実際の操舵に遅れが生じ、修正操舵量に対する操
舵量の時間遅れの増加となって現れる。また、操舵能力
の低下によりこのような時間遅れの増加や修正操舵量に
対し適切な操舵量が加えられないことにより目標位置か
らの偏差量の増加や、増加した偏差量に対して操舵量の
増加などが発生する。
上記の理由により、操舵能力検出手段Cでは、前記d、
eおよびfのいずれかによりドライバーの操舵能力を示
す種々の特性値の少なくとも1つを算出する。
以下、第3の発明の詳細について、たとえば、操舵量予
測手段Bでは上記のbを、操舵能力検出手段では上記の
fを夫々用いた場合について第7図を参照して詳細に説
明する。本発明の将来の横方向位置または将来の横方向
変位は、操舵量Δと物理量とから推定したヨー角Rhと
、予測光までの規定時間Tuまたは規定距離Luとから
求めることができる。この規定時間Tuまた は規定距離Luは、上記で説明したように、車速V、ま
たは車速Vとヨーレー)r、または車速Vとヨーレー)
rと横方向加速度Vとによって定めることができる。そ
して、上記と同様にして修正操舵量を予測する(ステッ
プP40〜ステップP46)。
本発明では、ドライバーの操舵能力を示す特性値として
操舵量の位相遅れ、修正操舵量に対する操舵量の比率な
どを測定するため記憶したデータに以下のような処理を
加える。
ドライバーの操舵能力を測定する目的に応じて、−次処
理を行うために必要となる時間Tsのデータをメモリか
ら選択しくステップP47、P48)、測定に必要とな
るデータ成分を抽出するフィルタ処理を施しくステップ
P49>、修正操舵量成分Δefと操舵量成分Δfを算
出する。
ドライバの操舵の平均的な特性値を測定する場合は時間
Tsはそれに応じ長くなり、逆に個々の操舵の特性値を
測定する場合はデータの時間は短くなる。この時間Ts
は、前記物理量に応じて最適時間が設定される。
抽出するデータの成分は、早い操舵が必要となるような
走行条件では早い操舵成分を抽出し、遅い操舵が必要と
なる走行条件では遅い操舵成分を抽出する。この操舵成
分は前記物理量に応じて最適な成分を抽出することがで
きる。
操舵能力の測定は、まずこれらのデータの周波数伝達関
数を算出する(ステップP50)。周波数伝達関数は操
舵の目標となる修正操舵量とドライバーの操舵量との関
係を周波数領域で表すため、特定の周波数成分での修正
操舵量と操舵量との関係を示すことができる。位相特性
からドライバーの応答遅れとしての遅れ位相Pdを測定
し、ゲイン特性からドライバーの修正操舵量に対する操
舵量の比率(ゲイン値)Gdを測定する。
二のように測定した位相遅れは、ドライバーが操舵の目
標とする修正操舵量に対する実際の操舵量の応答遅れの
度合を操舵周波数での遅れとして表しており、その値が
小さい程ドライバーの応答性が早いと判定し、逆に大き
くになるに連れて遅いと判定する。ゲイン値Gdは目標
位置からの偏差量に対応した修正操舵量に対する実際の
操舵量の比率を表しており、その値が小さいほど偏差量
に対する実際の操舵量が少ないと判定し、逆に大きくな
るに連れて多いと判定する(ステップP51、Pb0)
これらのドライバーの操舵能力に関する特性値を定量的
に測定し、ドライバーに提示することにより、現在の状
態を認識させる(ステップP53)。
以上説明したように本発明によれば、操舵量と物理量と
に基づいて車両の横方向運動に関する状態量を推定する
ため、状態量検出手段の検出部を少なくすることができ
る。また、車両運動に関する状態量の測定が困難となる
ような状況下でのドライバーの操舵特性を測定できる、
という効果が得られる。
そして、上記目的を達成するために第4の発明は、ドラ
イバーのハンドル操作によって横方向および回転方向の
運動状態が定まる車両のドライバーの操舵特性を測定す
るドライバーの操舵特性測定装置において、ドライバー
のハンドル操作による車両の横方向の運動に関する状態
量および車速に関連した物理量を検出する状態量検出手
段と、車両の将来の横方向位置または変位と予め設定さ
れた目標位置との偏差量に応じた修正操舵量を、前記状
態量と前記物理量とに基づいて予測すると共に、前記状
態量および前記物理量に基づいてドライバーのハンドル
操作による操舵量を推定する操舵量予測手段と、前記修
正操舵量に対する前記推定された操舵量の遅れ時間を少
なくとも算出してドライバーの操舵能力を検出する操舵
能力検出手段と、を設けたことを特徴とする。
第4の発明は、第3図に示すように、前記車両の横方向
の運動に関する状態量を検出した状態量信号と、車速に
関連した物理量Uを検出した物理量信号とを出力する状
態量検出手段Aを有している。状態量信号および物理量
信号は、操舵量予測手段已に入力される。本発明では、
ドライバーのハンドル換作による操舵量を検出していな
いため、操舵量予測手段Bは、この操舵量を前記状態量
および前記物理量に基づいて推定する。また、操舵量予
測手段Bは、上記第2の発明で説明したa、bおよびC
のいずれかによって修正操舵量Δeを算出する。
前記推定された操舵量、状態量、物−埋置、将来の横方
向位置または変位、偏差量、修正操舵量は操舵能力を測
定するためのデータとして適宜メモリに記憶される。
ドライバーの操舵能力が高い状態では目標位置からの偏
差量によって予測される修正操舵量に対して実際の操舵
は遅れなく行われる。しかし、操舵能力の低下にともな
い目標位置からの偏差量の認知の遅れ、操舵動作の遅れ
などから実際の操舵に遅れが生じ、修正操舵量に対する
操舵量の時間遅れの増加となって表れる。また、操舵能
力の低下によりこのような時間遅れの増加や修正操舵量
に対し適切な操舵量が加えられないことにより目標位置
からの偏差量の増加や、増加した偏差量に対する操舵量
の増加などが発生する。
上記の理由により、操舵能力検出手段Cでは、前記d、
eおよびfのいずれかによりドライバーの操舵能力を示
す種々の特性値の少なくとも1つを算出する。
以下、第4の発明の詳細について、たとえば、操舵量予
測手段Bでは上記のbを、操舵能力検出手段では上記の
eを夫々用いた場合について第8図を参照して詳細に説
明する。本発明の将来の横方向位置または将来の横方向
変位は、現在のヨー角Rと、予測光までの規定時間Tu
または規定距離Luとから求めることができる。この規
定時間Tuまたは規定距離Luは、上記で説 明したように、車速V、または車速Vとヨーレートr、
または車速Vとヨーレー)rと横方向加速度Vによって
定めることができる。そして、上記と同様にして修正操
舵量を予測する(ステップP60〜P66)。
本発明では、ドライバの操舵能力を示す特性値として操
舵量の遅れ時間、修正操舵量成分、操舵量成分などを測
定するため記憶したデータに以下のような処理を加える
ドライバの操舵能力を測定する目的に応じ、次処理を行
うために必要となる時間Tsのデータをメモリから選択
し、測定に必要となるデータ成分を抽出するフィルタ処
理を施した修正操舵量成分△efと操舵量Δfhを算出
する(ステップP67〜P69)。
ドライバーの操舵の平均的な特性値を測定する場合は、
時間Tsはそれに応じ長くなり、逆に個々の操舵の特性
値を測定する場合は時間Tsは短くなる。この時間Ts
は前記物理量に応じて最適時間が設定される。
データの成分は、早い操舵が必要となるような走行条件
では早い操舵成分を抽出し、遅い操舵が必要となる走行
条件では遅い操舵成分を抽出する。
この操舵成分は、前記物理量に応じて最適な成分が抽出
される。
操舵能力の測定はまずこれらのデータの相互相関関数を
算出する(ステップP70)。相互相関関数は、操舵の
目標となる修正操舵量と前記状態量と物理量より推定し
たドライバの推定操舵量との相関関係を表すため、修正
操舵量と推定操舵量との相関が高く、かつドライバの応
答遅れとして妥当な遅れ時間Tdでの相互相関関数のピ
ークとなる相関値δd(Td、)を判定し測定する。
このように測定した遅れ時間はドライバーが操舵の目標
とする修正操舵量に対する実際の操舵量の応答遅れの度
合を表し、その値が小さい程ドライバーの応答性が早い
と判定し、逆に大きくなるにつれて遅いと判定する。相
関値は目標位置からの偏差量に対応した修正操舵量と実
際の操舵量との積で得られ、偏差量、操舵量の増加を強
調した特性値を表し、その値が小さいほどドライバーの
操舵成績が高いと判定し、逆に大きくなるにつれて低い
と判定する(ステップP71、P72)。
これらのドライバーの操舵能力に関する特性値を定量的
に測定し、ドライバーに提示することにより、現在の状
態を認識させる(ステップP73)。
以上説明したように本発明によれば、ドライバーのハン
ドル操作による操舵量を検出することなく推定している
ため、状態量検出手段の検出部を少なくすることができ
る。また、操舵量の測定が困難となるような状況下での
ドライバーの操舵特性を測定できる。また、操舵量の測
定が困難となるような状況下でのドライバーの操舵特性
を測定できる、という効果が得られる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1実施例 本実施例は、第9図に示すように、車両に搭載された状
態量検出装置10を備えている。状態量検出装置10は
、ハンドルの操舵量である操舵角δに比例した操舵角信
号を出力する操舵角センサ11、車両の横方向運動に関
する状態量であるヨーレートrに比例したヨーレート信
号を出力するヨーレートセンサ13、車両の横方向運動
に関する状態量である横方向加速度Vに比例した加速度
信号を出力する加速度センサ14、および車速に関連し
た物理量である車速Vそのものに比例した車速信号を出
力する車速センサを備えている。なお、操舵角δ、ヨー
レートr、横方向加速度V、および車速Vは第10図の
ように定義される。操舵角信号、ヨーレート信号、加速
度信号、および車速信号は、アナログデータをディジタ
ルデータに変換して収録するデータ収録装置20に入力
される。このデータ収録装置20は、データを処理する
データ処理装置30に接続されている。データ処理装置
30は、以下で説明する処理ルーチンのプログラムを記
憶したプログラム領域41およびデータを記憶するデー
タ領域42を備えている。
なお、50は操作特性を表示するデイスプレィ装置であ
る。
次に本実施例の操舵特性値測定ルーチンを第11図を参
照して説明する。
ステップP011において、操舵角信号、ヨーレート信
号、横方向加速度信号、および車速信号を取込み、ステ
ップPO41において以下の(1)式に示すデジタルフ
ィルタリング処理により各信号のノイズ成分を除去する
。このデジタルフィルタリング処理はデータ収録装置2
0で行われる。
F、□:フィルタ入力信号 F out  :フィルタ出力信号 Sニラプラス演算子 上記のように処理された各信号は操舵角δ、ヨーレー)
r、横方向加速度V、車速Vとしてデータ領域42に記
憶される。
次のステップPO51では、車両の現在の横方向位置Y
をヨーレー)r、横向き加速度V、車速Vから次の(2
)式のように算出し、つぎに目標位置Y、からの偏差量
Yeを(3)式のように算出し、つぎに目標位置Y。か
ら逸脱しないためにドライバーが操舵すべき修正操舵角
δeを(4)式のように算出する。(4)式の操舵ゲイ
ンGδ(例えば、ldeg/m (100km/ hの
とき))は車速の関数f(V)として事前に設定しプロ
グラム領域41に記憶された値を使用する。第12図に
車速Vと操舵ゲインGδとの関係を示す。また、目標位
置Yo、偏差量Ye、修正操舵角δeは第10図のよう
に定義される。
Y−f(V−r−tv) d t2=(2)(f ()
dt2 :2重積分) Ye=Y○−Y・・・(3) δe=Gδ・Ye・・・(4) Gδ−f  (V) ・・・(5) 次のステップPO71では、以下の〔6〕式に示す、処
理の目的に応じたデジタルフィルタリング処理により、
有効なデータ成分を抽出する。
l田5+1  1″&S+1 F、9;フィルタ入力信号 Fout:フィルタ出力信号 Sニラプラス演算子 上記のようにフィルタリング処理されて抽出された修正
操舵角成分δef、i舵角成分δfはデータ領域42に
記憶される。次のステップPO31では、次の(7)式
に従ってドライバーの操舵量としての操舵角の積分値δ
dたとえば操舵角の絶対値の積分値または操舵角の2乗
積分値を求める。
δd=f (lδ1)dtまたは δd=4  (δ2 )di・・・(7)次のステップ
P091では、第13図に示すように、フィルタ処理後
の修正操舵角成分δefに対する操舵角成分δfの時間
的な遅れを求めるため、例えば各々の波形が増加から減
少または減少から増加へ変化する時間Tδe、Tδを求
める。
これらの時間の差が目標となる修正操舵角に対する実際
のドライバーの操舵の遅れに相当し、ドライバーの操舵
応答遅れ時間Tdを検出できる。この遅れ時間Tdは次
のようにして求められる。すなわち、各々のピーク値を
δern、δmとする。
もし、δefの絶対値がδemより大きければ絶対値δ
efをδemとする。もし、δefの絶対値がδemに
等しいか小さければそのデータの時間をTdeとする。
もし、δefの絶対値がδmより大きければ絶対値δf
をδmとする。もし、δfの絶対値がδmに等しいか小
さければそのデータの時間をTdとする。そして、(7
′)式に示すように時間Tδから時間Tδeを減算して
遅れ時間Tdを演算する。
Td=Tδ−Tde−<7’) 次のステップP101では、上記のように演算した遅れ
時間Tdおよび積分値δdをデータ領域42に記憶し、
遅れ時間Tdおよび積分値δdの両方またはいずれか一
方をデイスプレィ装置50に表示してドライバーに知ら
せる。
上記の処理は、ステップP111で処理終了と判断され
るまで繰返される。
なお、上記では横方向運動に関する状態量としてヨーレ
ート、横方向加速度を検出したが、車速とヨーレートと
の積V−rまたはこの積V−rと横方向加速度との和(
V−r+v)を横方向運動に関する状態量として検出し
てもよい。
本実施例では車両の目標位置からの横変位の推定に横向
き加速度を用いているため、横方向の並進による変位が
大きくなるような場合にも横変位を精度良く求めること
ができる。また、修正操舵角の予測を車両の現在の横方
向位置から行なっているため、修正操舵角の予測が容易
である。更に、操舵波形の時々刻々のデータを比較する
ため操舵周期が大きく変化してもその影響を受けること
なく遅れを検出できる、などの効果がある。
第2実施例 本実施例は、状態量検出手段10により、操舵角δ、ヨ
ーレートr、車速Vを検出し、ヨーレートrと規定距離
Luとから将来の横方向変位Ypを予5測し、相互相関
関数を演算して遅れ時間Tdと相関値δd、(Td)と
を求めるようにしたものである。
第14図を参照して本実施例の操舵特性値を測定するル
ーチンを説明する。ステップP012で操舵角信号、ヨ
ーレート信号および車速信号を取込み、ステップPO4
2において上記(1)式に基づいてデジタルフィルタリ
ング処理を行なう。そして、次のステップPO52にお
いて車両の現在のヨー角Rと、将来の横方向変位ypと
をヨーレ−)r、車速Vから次の(8)、(9)、00
式のように算出することにより、現在の状態を維持する
ことにより将来到達するであろう位置の変位を予測する
次に、00式に示すように目標位置Y。からの偏差量Y
eを算出する。将来の横方向変位を予測する規定距離L
u (例えば、100m (100km/hにおいて)
)は、第10図のように定義され、第15図の例に示す
ような車速Vとヨーレートrのいずれかまたは両方の関
数として事前に設定しプログラム領域41に記憶された
値を使用する。次に目標位置を逸脱しないためにドライ
バーが操舵すべき修正操舵角δeを叩式に基づいて算出
する。
操舵ゲインGδ(例えば、2deg/m(100km/
hにおいて))は、第12図に示すように、車速の関数
として事前に設定された値を使用する。
R=f  (r)  d t−・−(8)Yp=Lu−
s i n  (R) −(9)Lu−f、 (V−r
)・・・αQ Ye=Yo−Yp・−・Ql) δe=Gδ・Ye・・・面 Gδ=f(V)  ・・・αつ 次のステップP072では、(6)式に基づいたディジ
タルフィルタリング処理を行い修正操舵角成分δef、
i舵角成分dfを抽出して記憶する。
次のステップPO62では、時間Ts経過したか否かを
判断することにより、データ量が所定量以上になったか
否かを判断し、フィルタ処理後のδefとδfとのデー
タの量が処理の目的、車速により定まる時間Ts (例
えば、10秒(100km/hにおいて))を満たすと
、ステップPO32においてδefとδfとの相互相関
関数を算出し、波形の比較を行なう。時間Tsの例を第
16図に示す。個々の操舵の特性を検出する場合(処理
1)では、時間Tsは操舵周期に応じた時間に設定され
、特定の時間範囲での平均的な特性を検出する場合(処
理2)では、時間Tsは平均的な特性を検出する時間に
応じた長さとなる。また、応答性を考慮して、時間Ts
は車速Vが速くなるに従って短くされる。
相互相関関数δd(τ)は以下のような畳み込み積分に
より算出する。
δf  (t+τ))dt・・・αり また、相関関数δC(τ)は相互相関関数δd(τ)を
次のように正規化することにより算出する。
δea (0):δef(t)の自己相関関数の最大値
(時間遅れ0の値) δa (0)  :δf (t)の自己相関関数の最大
値(時間遅れ0の値) 第17図に示されるように、修正操舵角と操舵角との相
互相関関数δd(τ)が、δcl(例えjfO,5)よ
り高く、各々の波形に相関かあ、す、かつドライバーの
応答遅れとして妥当な時間遅れの範囲Tdl(例えば、
0.5秒(100km/hにおいて))からTdh(例
えば、2秒(100km/hにおいて))に含まれる相
互相関関数のピークとなる相関値δd (Td)を判定
し検出する。
この相関値がピークとなる時間Tdが操舵の目標となる
修正操舵角に対するドライバーの操舵の時間的な遅れで
ありδd (Td>が修正操舵角に相当し、Tdがドラ
イバーの応答遅れ時間に相当する。この相関値δd (
Td) 、遅れ時間TdはステップP092で演算され
る。δC1は処理の条件に応じて事前に設定された値を
使用する。また、Tdl、Tdhは第18図に示すよう
に車速Vの関数として事前に設定されて、プログラム領
域41に記憶された値を使用する。
ステップP102において、遅れ時間Td、相関値δd
 (Td)を記憶すると共に、これらの両方かいずれか
をデイスプレィ装置50に表示する。
そして、ステップP112で処理終了と判定されるまで
以上の処理を繰り返す。
本実施例は車両の状態量をヨーレートから算出するため
、横方向への並進よりヨー角による横方向への移動が大
きくなる高速道路のような直線路での判定に適している
。車両の将来の横方向の変位を予測することにより修正
操舵角を予測しているので修正操舵角の精度が高い。ま
た、ドライバーの操舵能力を検出するのに相互相関関数
を求めることにより処理の対象となる操舵系全体の比較
を行っているため、その算出結果の精度が高く、判定結
果の信頼性が高い、などの効果がある。
第3実施例 本実施例は、状態量検出手段10により、操舵角δ、ヨ
ーレー)r、横方向加速度V、および車速Vを検出し、
ヨーレートr1車速Vおよび横方向加速度Vから現在の
横方向位置Y1ヨーレートrからヨー角Rを演算すると
共に、現在の横方向位置Y、ヨー角Rおよび規定距離L
uから将来の横方向位置(絶対位置)Yfを予測し、フ
ーリエ変換により遅れ時間Tdおよび相関値δd (T
d)を求めるものである。
第19図を参照して本実施例の操舵特性量を測定するル
ーチンを説胡する。ステップP013で車速Vを読込み
、ステップPO23において車速Vに対応したサンプリ
ング時間Tsd  (例えば、20m5ec (100
km/ hにおいて)〉を設定する。
このサンプリング時間Tsdは、第20図に示すように
車速Vが速くなるに従って短くなるように定められてお
り、これにより高速時の応答遅れを防止している。
次のステップPO33では、操舵角δ、ヨーレートr、
および横方向加速度Vを読込み、ステップPO43にお
いて上記(1〕式に従ってディジタルフィルタリング処
理を行う。そして、次のステップPO53において車両
の現在の横方向位置Y、現在のヨー角Rを次の00.0
71式に従って演算する。
Ky 、KR:補正係数 TYI、TY2、TR二時定数 Sニラプラス演算子 補正係数Ky 、KRおよび時定数TYI、 Ty2、
TRは事前に設定した値を使用する。つぎに現在の状態
を維持することにより将来到達するであろう将来の横方
向位置Yfをα0式により予測し、目標位置Y。からの
偏差量Yeを(至)式により算出する。将来の横方向位
置 を予測する規定距離Luは車速Vと、ヨーレートrと、
横向き加速度Vのすべて若しくはいずれかの関数として
事前に設定された値を使用する。次に目標位置Y。を逸
脱しないためにドライバーが操舵すべき修正操舵角δe
を(21)式より算出する。
操舵ゲインGδは、第12図のように、車速の関数とし
て事前に設定された値を使用する。
Y f =Y+Lu + s i n (R) ・・・
QEILu=fL (vlrlv) ・・・αglYe
=Yo−Yf−In δe=Gδ−Y e−(21) Gδ=f(V)・・・(22) 修正操舵角δeと操舵角δのデータの量が処理の目的、
車速により定まる時間TsをみたすとステップP063
からステップP073へ進み、修正操舵角δeSa舵角
δは処理の目的に応じ(23)、(24)、(25)式
に示すフィルタ処理により有効なデータ成分が抽出され
る。個々の操舵の特性を検出する場合では、時間Tsは
操舵周期に応じた時間に設定され、特定の時間範囲での
平均的な特性を検出する場合では、時間Tsはその時間
に応じた長さとなる(第16図)。
なお、フィルタ処理は後述の相互相関関数の算出手段に
おいて同時に処理することも可能である。
FDB=F (Fi、、(t))・・・(23)(23
)式の有効データ以外の項を0におきかえて(24)式
を得る。
FDO−FDB・・・(24) F、、t  (t) −F−’ (FDO)−・・(2
5)Fih:フィルタ入力信号 F out  :フィルタ出力信号 F:フーリエ変換 F−1:フーリエ逆変換 このようにして予測された修正操舵量等はデータ領域に
記憶される。
次のステップPO33では、修正操舵角成分δefと操
舵角成分δfとの相互相関関数を算出し、波形の比較を
行なう。
上記相互相関関数δd(τ)は以下のく26)、(27
)、(28)式のようなフーリエ変換により算出する。
Sδe=F (δe f  (t ) ) −(26)
Sδ=F (δf(t))・・・(27)δd  (r
) =F ’ (Sδ・Sδe” ) −(28)F:
フーリエ変換 F−1:フーリエ逆変換 :共役複素数 そして、ステップP093で上記第2実施例で説明した
ように、δd (τ)〉δC1かつTdl≧Td≧Td
hの範囲内で相互相関関数δd(τ)が最大となる遅れ
時間Tdと相互相関関数の最大値(相関値)δd (T
d)とを求める。ステップP103では上記の結果を記
憶すると共に少なくとも一方をデイスプレィ装置50に
表示し、ステップP113で処理終了と判定されるまで
上記処理を繰返す。
本実施例は、将来の車両の横方向位置をヨー角と将来の
横方向変位とから算出するため、どのような走行条件に
おいても精度良く修正操舵角を推定できる。またヨーレ
ート、横方向加速度をフィルタ処理することにより算出
するため、データの定常成分によるドリフトの影響が積
分により求める方法に比べ少ない、などの効果がある。
第4実施例 本実施例は、状態量検出手段10により、操舵角δおよ
び車速Vを検出する。車両の横方向運動に関する状態量
であるヨー角は操舵角δにより推定する。そして、この
推定されたヨー角Rhから将来の横方向変位Yphを演
算し、操舵特性量として遅れ位相Pdおよび操舵ゲイン
Gdを演算する。
第22図を参照して本実施例の操舵特性量を測定するル
ーチンを説明する。ステップP014およびステップP
O24では、第3実施例のステップP013およびステ
ップPO23と同様に、車速Vを読込み、サンプリング
時間Tsdを設定する。ステップPO34で操舵角δを
読込み、ステップPO44で上記(1)式に従って操舵
角δのノイズ除去用のフィルタリング処理を行い、車両
の現在の推定ヨー角Rhと、将来の横方向変位Yphと
を操舵角δ、車速Vから次の(29−1)、(29−2
)、(30)式のように算出する。補正係数Krおよび
時定数Trl、Tr2は第21図の例に示すように車速
の関数として事前に設定された値を使用する。補正係数
に、および時定数TRも事前に設定した値を使用する。
Kr5KR:補正係数 Tr2、T、、ST、:時定数 Sニラプラス演算子 Yph=Lu −s i n (Rh) ”・(30)
Lu=fL (V)・・・(31) 次に現在の状態を維持することにより将来到達するであ
ろう位置の目標位置Y。からの偏差Yehを(32)式
より算出する。将来の横方向変位を予測する規定距離L
uは車速の関数として第15図のように事前に設定しプ
ログラム領域41に記憶された値を使用する。つぎに目
標位置を逸脱しないためにドライバーが操舵すべき修正
操舵角δehを(33)式より算出する。操舵ゲインG
δは車速の関数として第12図のように事前に設定し、
プログラム領域41に記憶された値を使用する。
Ye h=Yo−Yp b・・・(32)δeh=Gδ
−Y e h −= (33)Gδ=f(V) ・・・
(33’) 上記のように予測した修正操舵角はデータ領域に記憶さ
れる。
上記では修正操舵量を横方向変位に応じて予測したが、
前記第3実施例のように修正操舵角を横方向位置Yfh
に応じて予測する場合は、現在の横方向位置Yfを次の
ように推定し、修正操舵角δehを予測してもよい。す
なわち、補正係数Kvおよび時定数TV2、TVIは第
21図の例に示すように車速の関数として事前に設定さ
れた値を使用する。また、補正係数に、および時定数T
V2、TYIも事前に設定された値を使用する。
(V−r h + v h )  −(29a−2)Y
f h=Yh+Lu−5in(Rh)”・(30a)Y
eh=Yo−Yfh  ・132a)δeh=Gδ・Y
 e h  −(33a)Gδ= f  (v)   
   −(33a ’)データの量が処理の目的、車速
により定まる時間Tsを満たすとステップP064から
ステップPO74へ進み、修正操舵角δeh、操舵角δ
は処理の目的に応じフィルタ処理により有効なデータ成
分を抽出する。個々の操舵の特性を検出する場合には、
Tsは操舵周期に応じた時間に設定され、特定の時間範
囲での平均的な特性を検8する場合では、TSはその時
間に応じた長さとなる(第16図)。そして、ステップ
PO34でこれらの周波数伝達関数を算出する。
この周波数伝達関数δdfは以下のようなフーリエ変換
により算出される。
Sδe=F (δe h/f  (t ) ) ・(3
4)Sδ=F(δf(t))・・・(35)第23図に
示されるように、周波数伝達関数から必要となる周波数
領域f1からfhにおけるドライバーの遅れ位相Pdと
操舵ゲインGdをステップP094で判定し検出する。
遅れ位相Pdは操舵の目標となる修正操舵角に対するド
ライバーの操舵遅れの特性を操舵周波数に対する位相遅
れ角で検出したもので、操舵ゲインGdは目標となる修
正操舵角に対するドライバーの操舵角の特性を操舵周波
数毎にその比率で検出したものである。
第24図に示されるように周波数f1、fhは処理の目
的、走行状態に応じて車速Vの関数として事前に設定し
、プログラム領域4Iに記憶された値を使用する。
ステップP104で遅れ位相Pd、i舵ゲインGdを記
憶すると共にこれらの両方またはいずれかをデイスプレ
ィ装置50に表示する。そして、ステップP114で処
理終了と判定されるまで以上の処理を繰り返す。
本実施例では車両の状態量を操舵量から推定するため状
態量の検出手段が少なくても判定できる。
また、操舵能力を操舵周波数毎に検出することが可能に
なるため、その操舵の目的に応じた判定が可能になる、
などの効果がある。
第5実施例 本実施例は、状態量検出手段10により、ヨ〜レー)r
および車速■を検出する。ハンドルの操舵量である操舵
角δはヨレートrと車速Vとにより推定する。そして、
この推定された操舵角δhを用いて操舵特性量を求める
ための相互相関関数が求められる。
第25図を参照して本実施例の操舵特性量を測定するル
ーチンを説明する。ステップP015でヨーレートrお
よび車速Vを読込み、ステップPO45で(1)式に基
づいて上記と同様のフィルタリング処理を行い、ステッ
プPO55でドライバーの推定操舵角δhと、車両の現
在のヨー角Rと、将来の横方向変位Ypとをヨーレー)
r、車速Vから次の(37)式、(39)式、(40)
式のように算出し、つぎに(42)式に基づいて目標位
置Y。からの偏差量Yeを算出する。操舵角を予測する
にδ。、Kal、Ka2は第26図に示されるように車
速Vの関数として事前に設定された値を使用する。将来
の横方向変位Ypを予測するLuは車速とヨーレートの
いずれかまたは両方の関数として事前に第15図のよう
に設定し、プログラム領域41に記憶された値を使用す
る。つぎに目標位置を逸脱しないためにドライバーが操
舵すべき修正操舵角δeを算出する。操舵ゲインGδは
車速Vの関数として第12図のように事前に設定し、プ
ログラム領域4Iに記憶された値を使用する。
δh=(Ka 2  ・S2+に& +  ・S2+K
ao) I r・・・(37) Ka。=f、  δ。 (V)  ・・・(3B−1)
Kal  −fk  δ、 (V)・・・(38−2)
Ka2  = f k  δ2 (V)・・・(38−
3)Yp=Lu−s i n  (R) −(40)L
u= fL (V、  r)−(41)Ye=Yo−Y
p=−(42) δe=Gδ・Y e −(43) Gδ=f(V) ・・・(44) Kδ。、Kδ1 、Kδ2 、KY  、K。
:補正係数 TYI、T Y 2、T、二時定数 Sニラプラス演算子 データの量が処理の目的、車速により定まる時間Tsを
みたすと、ステップP065からステップP075へ進
み、上記(6)式に基づいて修正操舵角δe、推定操舵
角δhから処理の目的に応じフィルタ処理により有効な
データ成分を抽出する。
個々の操舵の特性を検出する場合では、Tsは操舵周期
に応じた時間に設定され、特定の時間範囲での平均的な
特性を検出する場合では、Tsはその時間に応じた長さ
となる。これらの値はデータ領域42に記憶される。
ステップPO35では上記と同様にして相互相関関数を
算出し、波形の比較を行なう。
この相互相関関数δd(τ)は以下のような差の畳み込
み積分により算出する。
δhf(t÷τ)l)dt・・・(45)ドライバーの
応答遅れとして妥当な時間遅れの範囲TdlからTdh
に含まれ、かつ最小となる相関値δd (Td)を判定
し検出する。この最小となる時間Tdが操舵の目標とな
る修正操舵角に対するドライバーの操舵の時間的な遅れ
であり、δd  (Td)が修正操舵角に相当し、Td
がドライバーの応答遅れ時間に相当する。
Tdl、Tdhは車速Vの関数として第18図のように
事前に設定された値を使用する。
ステップP105で遅れ時間T、d、相関関数値δdを
記憶すると共に、これらの両方かいずれかをデイスプレ
ィ装置50に提示するステップP115で処理終了と判
定されるまで以上の処理を繰り返す。
本実施例は車両の状態量から操舵角を推定するためセン
サが少ない状態量検出装置によりドライバーの操舵能力
を検出できる。また、能力検出手段として相関関数を用
いているため処理の演算が簡単になる、などの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2の発明を説明するためのブロック図、第2
図は第3の発明を説明するためのブロック図、第3図は
第4の発明を説明するためのブロック図、第4図は第2
の発明を説明するための流れ図、第5図(1)、(2)
は第2の発明の遅れ時間等を示す線図、第6図は第2の
発明を説明するための流れ図、第7図は第3の発明を説
明するための流れ図、第8図は第4の発明を説明するた
めの流れ図、第9図は第1実施例のブロック図、第10
図は操舵角、ヨー角等を説明する説明図、第11図は第
1実施例の測定ルーチンの流れ図、第12図は操舵ゲイ
ンを示す線図、第13図は第1実施例の遅れ時間等を示
す線図、第14図は第2実施例の測定ルーチンの流れ図
、第15図は規定距離を示す線図、第16図は車速Vに
対する時間Tsを示す線図、第17図は相互相関関数を
示す線図、第18図は遅れ時間の適正範囲を示す線図、
第19図は第3実施例の測定ルーチンを示す流れ図、第
20図はサンプリング時間を示す線図、第21図はヨー
角補正係数の変化を示す線図、第22図は第4実施例の
測定ルーチンを示す流れ図、第23図は周波数伝達関数
による判定を示す線図、第24図は判定周波数領域を示
す線図、第25図は第5実施例の測定ルーチンを示す流
れ図、第26図は操舵補正係数を示す線図である。 20・・・データ収録装置、 30・・・データ処理装置、 41・・・プログラム領域、 42・・・データ領域、 50・・・デイスプレィ装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ドライバーのハンドル操作によって横方向および
    回転方向の運動状態が定まる車両のドライバーの操舵特
    性を測定するドライバーの操舵特性測定装置において、 ドライバーのハンドル操作による操舵量およびドライバ
    ーのハンドル操作による車両の横方向の運動に関する状
    態量の少なくとも一方と車速に関連した物理量とを検出
    する状態量検出手段と、車両の現在の横方向位置と将来
    の横方向位置または変位とのいずれか一方と、予め設定
    された目標位置との偏差量に応じた修正操舵量を、前記
    操舵量および状態量の少なくとも一方と前記物理量とに
    基づいて予測する操舵量予測手段と、 前記修正操舵量に対する前記操舵量の遅れに相当する量
    を算出してドライバーの操舵能力を検出する操舵能力検
    出手段と、 を設けたことを特徴とするドライバーの操舵特性測定装
    置。
  2. (2)ドライバーのハンドル操作によって横方向および
    回転方向の運動状態が定まる車両のドライバーの操舵特
    性を測定するドライバーの操舵特性測定装置において、 ドライバーのハンドル操作による操舵量および車速に関
    連した物理量を検出する状態量検出手段と、 前記物理量に基づいて車両の横方向の運動に関する現在
    の状態量を推定し、車両の将来の横方向位置または変位
    と予め設定された目標位置との偏差量に応じた修正操舵
    量を、前記推定された状態量と前記物理量とに基づいて
    予測する操舵量予測手段と、 前記修正操舵量に対する前記操舵量の遅れ位相を少なく
    とも算出してドライバーの操舵能力を検出する操舵能力
    検出手段と、 を設けたことを特徴とするドライバーの操舵特性測定装
    置。
  3. (3)ドライバーのハンドル操作によって横方向および
    回転方向の運動状態が定まる車両のドライバーの操舵特
    性を測定するドライバーの操舵特性測定装置において ドライバーのハンドル操作による車両の横方向の運動に
    関する状態量および車速に関連した物理量を検出する状
    態量検出手段と、 車両の将来の横方向位置または変位と予め設定された目
    標位置との偏差量に応じた修正操舵量を、前記状態量と
    前記物理量とに基づいて予測すると共に、前記状態量お
    よび前記物理量に基づいてドライバーのハンドル操作に
    よる操舵量を推定する操舵量予測手段と、 前記修正操舵量に対する前記推定された操舵量の遅れ時
    間を少なくとも算出してドライバーの操舵能力を検出す
    る操舵能力検出手段と、 を設けたことを特徴とするドライバーの操舵特性測定装
    置。
  4. (4)前記操舵量は、操舵角、操舵力および操舵速度の
    いずれか1つである請求項(1)〜(3)のいずれか1
    項記載のドライバーの操舵特性測定装置。
  5. (5)前記操舵量に代えて、前輪実舵量および後輪実舵
    量の少なくとも一方を検出し前記操舵量相当量に換算す
    る請求項(1)〜(4)のいずれか1項記載のドライバ
    ーの操舵特性測定装置。
  6. (6)前記状態量は、ヨー角、ヨーレート、横方向変位
    、横方向速度、横方向加速度、車速とヨーレートの積、
    および車速と横方向加速度との積の2以上の組合せまた
    はいずれか1つである請求項(1)〜(5)のいずれか
    1項記載のドライバーの操舵特性測定装置。
JP2165921A 1990-06-25 1990-06-25 ドライバーの操舵特性測定装置 Pending JPH0456632A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265892A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Daihatsu Motor Co Ltd 運転状態判定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265892A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Daihatsu Motor Co Ltd 運転状態判定装置

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