JPH0455394Y2 - - Google Patents

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JPH0455394Y2
JPH0455394Y2 JP2363787U JP2363787U JPH0455394Y2 JP H0455394 Y2 JPH0455394 Y2 JP H0455394Y2 JP 2363787 U JP2363787 U JP 2363787U JP 2363787 U JP2363787 U JP 2363787U JP H0455394 Y2 JPH0455394 Y2 JP H0455394Y2
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、操作装置、例えば操作スイツチ等、
の節度機構に関し、特に該装置の操作部材(可動
部材、例えばスイツチノブ)のガタつきを防止す
るようにした節度機構に関する。
従来技術 一般に、スイツチ等のように、固定部材に対し
て可動部材(スイツチノブ)を摺動させるように
した操作装置においては、固定部材と可動部材間
に、可動部材の固定部材に対する位置決めを行う
ために、節度機構が採用される。
第4,5図は、この種の従来の操作装置の一例
として、ロータリー式操作スイツチを示してい
る。このスイツチは、固定部材13と、該固定部
材に対して回転自在の可動部材14即ち回転ノブ
14と、該可動部材と一体であつて固定部材13
を貫通する回転自在の回転軸15とを備える。そ
して、可動部材14と固定部材13との間には次
のような構成の節度機構が組み込まれている。
即ち、可動部材14の摺動面に一つの節度子収
納保持穴16を形成し、該節度子収納保持穴に上
記摺動面に対し直交方向に摺動自在な節度子即ち
節度ピン11と、該節度ピンを節度子収納保持穴
16の外方向に付勢するスプリング12とを収納
している。
一方、固定部材13の摺動面には、上記節度ピ
ン11が嵌合する節度溝18を備える。該節度溝
18は、夫々可動部材14の摺動方向に対して直
交方向に延在するとともに協働て大略V字状をな
す一対の傾斜面19a,19bを備えている。
上記構成において、第5図に示した中立位置
(節度ピン先が節度谷18aに嵌り込んだ状態)
から、回転ノブ14を何れかの方向へ回せば、回
転ノブ側摺動面に備えられた可動接点17aが、
固定部材の摺動面に備えられた固定接点17bと
短絡するようになつている。
一方、回転ノブ14を開放すれば、上記節度機
構により回転ノブ14は中立位置へ復帰せしめら
れる。即ち、回転ノブ14を何れかの方向に回せ
ば、節度ピン11は節度谷18aを乗り上げて傾
斜面19a,19b上をスプリング12により付
勢されながら移動する。この移動状態を第5図2
点鎖線で示している。この状態で回転ノブ14を
解放すれば、スプリング12の反力が、傾斜面1
9a,19bより節度ピン11に作用し、その反
力の節度溝底18a方向の分力により、回転ノブ
14は中立位置へ回転復帰する。
ところで、上記従来例において、節度ピン11
は節度子収納保持穴16内に遊嵌されており、両
者間には間隙が存在する。これは節度ピン11が
円滑に節度子収納保持穴16内を移動するために
必要だからである。ところが、この間隙が存在す
るために、回転ノブ14の中立位置において、固
定部材13に対して、操作方向において回転ノブ
14がガタつくと言う問題が生じる。即ちガタつ
きは、部品寸法精度上の問題ではなく、構造上の
問題である。
本考案の技術的課題 従つて、本考案の解決すべき技術的課題は、可
動部材と固定部材とのそれぞれの摺動面間に節度
機構を備えた操作装置において、上記節度機構の
操作方向のガタつきを防止することである。
本考案の要旨(構成・作用・効果) 上記技術的課題を達成するため、本考案は以下
の如く構成される。
即ち、本考案に係る節度機構付操作装置は、節
度子収納保持穴を1つではなく都合2個備え、節
度子およびスプリングを該各節度子収納保持穴に
収納し、可動部材の中立位置において、各節度子
を節度溝の相異なる傾斜面に夫々圧接させること
により、可動部材の固定部材に対する操作方向の
ガタつきを防止しようとするものである。
以下に細部を詳述すると、固定部材又は可動部
材の何れか一方の部材の摺動面には、一対の節度
子収納保持穴を形成し、該各節度子収納保持穴に
上記摺動面に対し直交方向に摺動自在な節度子
と、該節度子をその節度子収納保持穴の外方向に
付勢するスプリングとを収納する。そして、夫々
の節度子収納保持穴は可動部材の摺動方向に沿つ
て偏位して設けられる。
一方何れか他方の部材の摺動面に上記節度子が
嵌合する節度溝を形成する。該節度溝は、夫々可
動部材の摺動方向に対して直交方向に延在すると
ともに、協働して大略V字状をなす一対の傾斜面
を備える。
斯かる節度子と節度溝にあつて、節度状態(可
動部材の中立位置)において、一方の節度子収納
保持穴より突出した節度子の先端が節度溝の一方
の傾斜面に圧接し、他方の節度子収納保持穴より
突出した節度子の先端が節度溝の他方の傾斜面に
圧接するように構成する。
上記構成によれば、節度状態においては、一方
の節度子が傾斜面より受ける反力の水平分力と他
方の節度子が傾斜面より受ける反力の水平分力と
は、夫々相対する方向に働く。これらの、傾斜面
から受ける、反力は夫々の節度子を節度溝底方向
へ移動させる力として作用する。つまり、各傾斜
面から受ける反力は相反する方向に働く。従つ
て、可動部材は、傾斜面からの反力によつて、一
対の節度子を介し、中立位置にて固定部材に対し
て、静止拘束される。即ち可動部材の、固定部材
に対する、摺動方向のガタつきが効果的に防止で
きることになる。
本考案は、従来の節度機構に、その構成要素の
一部であるところの節度子、スプリング、及びそ
れらを収納する節度子収納保持穴等を1個追加す
る、と言う構成により、簡単な構成変更で、技術
的課題の解決、達成を図るものである。従つて本
考案の節度機構自体は、従来技術と比較しても、
何ら複雑化する事なく、又従来の節度機構と同一
の部品を使用することで前記技術的課題を達成す
ることができる。
尚上記構成における操作部材は、摺動動作を伴
う操作装置であればよく、摺動形態を特定するも
のではない。即ち回転摺動(ロータリー式スイツ
チ)や直線摺動(スライド式スイツチ)、その他
の摺動方式であつてもよい。又節度子の外観形状
を限定するものではない。ピン状節度子や、球状
節度子を用いることも可能である。
実施例 以下に、第1〜3図に基いて本考案の一実施例
を具体的に説明する。
第1図に回転式操作スイツチ特にモメンタリー
式スイツチの要部を示している。4は固定部材で
あつて、該固定部材4に対向して回転ノブ5が配
置されるとともに回転軸6を介して回転自在に構
成されている。回転ノブ5はその摺動面に可動接
点7aを備える。該可動接点7aは何れかの方向
へ回転ノブ5を回せば、固定部材4の摺動面に備
えられた固定接点7bと短絡するようになつてい
る。
ところで、回転ノブ5は、その摺動面に直交方
向に一対の節度子収納保持穴3a,3bを形成
し、該各節度子収納保持穴に、摺動面に対し直交
方向に摺動自在な第1節度子1a、第2節度子1
bと該各節度子を上記各節度子収納保持穴3a,
3bの外方向に付勢するスプリング2a,2bと
を収納している。
一方、固定部材4の摺動面には、上記各節度子
1a,1bが嵌合する節度溝8を形成しており、
該節度溝は、夫々回転ノブ5の摺動方向に対して
直交方向に延在するとともに、協働して大略V字
状をなす一対の傾斜面9a,9bを備える。
一対の節度子1a,1bの節度溝8に対する関
連は、節度状態(第3図)において、一対の節度
子収納保持穴3a,3bが回転ノブ5の摺動方向
に沿つて互いに偏位して形成され、第1節度子収
納保持穴3aより突出した第1節度子1aの先端
が、節度溝8の傾斜面9aに圧接し、第2節度子
収納保持穴3bより突出した第2節度子1bの先
端が、節度溝8の傾斜面9bに圧接するように構
成された関係を形成する。節度子1a,1bの外
径は、該各節度子が節度子収納保持穴3a,3b
内を上下可動出来るように、該各節度子収納保持
穴3a,3bの内径よりも小さくなつている。
節度状態(回転ノブ5の中立位置)において、
第1節度子1aは、傾斜面9aへスプリング2a
で圧接されるので、該傾斜面よりの反力が第1節
度子1aへ作用する。その結果、該節度子は第1
節度収納保持穴3aの内周壁によつて拘束される
まで上記反力により、第1節度子1aは移動す
る。
一方同様に、第2節度子1bは傾斜面9bへス
プリング2bで圧接されるので、上述と同様に、
第2節度子1bは、第2節度子収納保持穴3bの
内周壁によつて拘束されるまで、移動する。傾斜
面9a,9bは相向い合つて形成されているの
で、第1節度子1aと第2節度子1bの移動方向
は、相対する向きである。固定部材4の摺動面に
形成された節度溝8と、回転ノブ5の摺動面に形
成された節度子収納保持穴3a,3bとは、節度
子1a,1bを介して、拘束される。即ち固定部
材4と回転ノブ5は、操作ノブ中立位置にて、節
度子1a,1bを介し拘束され、回転ノブ5は節
度位置に静止する。以上説明したように、上記構
成による節度機構は、付勢するスプリング力の反
力により、回転ノブ5と固定部材4とが、ある一
定の力で、操作ノブ中立位置で、拘束され静止す
る。即ち操作ノブの、操作開始時のガタが防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜3図は本考案の一実施例を示し、第1
図は回転式スイツチの要部の断面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図は第2図の−
線拡大断面図、第4図は、従来の回転式スイツチ
の要部断面図、第5図は、第4図の要部拡大断面
図である。 1a……第1節度子、1b……第2節度子、2
a,2b……スプリング、3a……第1節度子収
納保持穴、3b……第2節度子収納保持穴、4…
…固定部材、5……可動部材(回転ノブ)、6…
…回転軸、7a……可動接点、7b……固定接
点、8……節度溝、8a……節度溝底、9a,9
b……節度溝傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定部材4に対して可動部材5を一定方向に摺
    動するようにした操作装置の上記固定部材4又は
    可動部材5の何れか一方の部材の摺動面に一対の
    節度子収納保持穴3a,3bを形成し、該節度子
    収納保持穴3a,3bに上記摺動面に対し直交方
    向に摺動自在な節度子1a,1bと、該各節度子
    を節度子収納保持穴3a,3bの外方向に付勢す
    るスプリング2a,2bとを収納する一方、何れ
    か他方の部材の摺動面に上記節度子1a,1bが
    嵌合する節度溝8を形成してなり、該節度溝8
    は、夫々可動部材5の摺動方向に対して直交方向
    に延在するとともに協働して大略V字状をなす一
    対の傾斜面9a,9bを備えるようにした節度機
    構であつて、 上記一対の節度子収納保持穴3a,3bは可動
    部材5の摺動方向に沿つて互いに偏位して形成さ
    れ、節度状態において、一方の節度子収納保持穴
    より突出した節度子の先端が節度溝8の一方の傾
    斜面に圧接し、他方の節度子収納保持穴より突出
    した節度子の先端が節度溝8の他方の傾斜面に圧
    接することを特徴とする操作装置の節度機構。
JP2363787U 1987-02-19 1987-02-19 Expired JPH0455394Y2 (ja)

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JPH10162692A (ja) * 1996-11-26 1998-06-19 Niles Parts Co Ltd スイッチ装置のノブ構造
JP5737035B2 (ja) * 2011-04-19 2015-06-17 レシップホールディングス株式会社 スイッチ装置およびそれを用いた照明装置
JP6403270B2 (ja) * 2015-03-16 2018-10-10 アルプス電気株式会社 節度機構

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