JPH0455310A - 高耐熱水性遷移金属含有ゼオライト及びその製造方法 - Google Patents

高耐熱水性遷移金属含有ゼオライト及びその製造方法

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JPH0455310A
JPH0455310A JP16131590A JP16131590A JPH0455310A JP H0455310 A JPH0455310 A JP H0455310A JP 16131590 A JP16131590 A JP 16131590A JP 16131590 A JP16131590 A JP 16131590A JP H0455310 A JPH0455310 A JP H0455310A
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JP
Japan
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zeolite
transition metal
molar ratio
hot water
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Application number
JP16131590A
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Inventor
Senji Kasahara
泉司 笠原
Shuji Okazaki
岡崎 修二
Kazuhiko Sekizawa
関沢 和彦
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、触媒、吸着分離剤として有用な耐熱水性の高
い遷移金属含有ゼオライトに関し、更に詳細には、水分
の存在する高温雰囲気下で使用しても、結晶の崩壊しな
い遷移金属含有ゼオライト及びその製造方法に関する。
(従来の技術) 遷移金属含有ゼオライトは、石油精製5石油化学、環境
浄化等の触媒として、また、ガス等の分子の吸着分離剤
として広く使用されている。これらの用途において、ゼ
オライトの使用される環境が高温になる場合も多く、耐
熱性、耐熱水性に優れた遷移金属含有ゼオライト開発の
要望が強い。
遷移金属含有ゼオライトの耐熱性は、ゼオライト種類、
S i 02 /AN 203モル比等によって影響さ
れることが知られており、特にSt、2/AN20*モ
ル比の高いもの程高い耐熱性を示す。
しかしながら、触媒、吸着剤等として使用する場合には
、活性点である遷移金属を多くイオン交換し含有させる
必要があり、S i 02 /AM 20:1モル比の
低いものが要求されることが多い。
このように、遷移金属を含有したゼオライトは、耐熱性
、耐熱水性が低く、特に高温かつ水蒸気の存在する環境
下では使用ができないという問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、高温でかつ水蒸気の存在する環境下で
、触媒、吸着剤等として使用可能な遷移金属含有ゼオラ
イトを提供するものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明者らは、上記課題について鋭意検討を重ねた結果
、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、酸化物のモル組成で表わして、a Cs
 20.  bM2/m O,AN 20s +csi
o2.dB20 (aは0.2〜1.0.bは0より大きくかつ1.5以
下、Cは10以上、dは任意の数2Mは遷移金属、nは
金属Mの原子砺) である高耐熱水性遷移金属含有ゼオライト、及び、S 
iO,/A、Q 203モル比が少なくとも10以上で
あるゼオライトを、Csの中性塩を用いたイオン交換処
理、及び、遷移金属の中性塩を用いたイオン交換処理す
ることを特徴とする高耐熱水性遷移金属含有ゼオライト
の製造方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において用いられるゼオライトとしては、S L
 02 /AN 203モル比が10以上であることを
必須とする。S i 02 / AX’ 203モル比
はその上限が限定されるものではない。5i02/AX
1203モル比が10未満であると、十分な耐熱水性が
得られない。
本発明で用いられるゼオライトの種類は特に限定されな
いが、例えば、モルデナイト、フェリエライト、ZSM
−5、ZSM−8、ZSM−11、ZSM−12、ZS
M−20、ZSM−35等のゼオライトが使用できるが
、その中でも28M5が好適に用いられる。またこれら
のゼオライトの製造方法は限定されるものではない。ま
たY型ゼオライト、L型ゼオライト等のゼオライトを脱
アルミニウムしたものであっても良い。
また、本発明で用いられるゼオライトの結晶径は特に限
定されないが、1μm以上であることが望ましい。結晶
径が1μm未満であると結晶自体の耐熱性が悪くなり、
耐熱水性が低くなる恐れがある。 本発明の高耐熱水性
遷移金属含有ゼオライトは、セシウムをCS 20/ 
AN 203モル比で表わして0.2〜1.0、遷移金
属をM2/−0/A!I20sモル比で表わして1.5
以下含有することが必須である。セシウムが0.2未満
であると十分な耐熱水性が得られない。また、セシウム
が1.0を越えると、あるいは、遷移金属が1.5を越
えると、セシウムあるいは遷移金属が酸化物等でゼオラ
イト表面に存在し、耐熱水性が低(なる。また、(CS
 20 +M 2/a O) /Al2O5モル比が2
.0を越えると、セシウムあるいは遷移金属が酸化物等
でゼオライト表面に存在し品くなり、耐熱水性が低くな
る恐れがある。
また、本発明の高耐熱水性遷移金属含有ゼオライトのN
aの含有量としては特に限定されないが、N a 20
/ Ai) 203モル比で表わして0.01以下であ
ることが好ましい。0.01を越えると、耐熱水性に悪
影響を及ぼす恐れがある。
遷移金属としては、特に限定されないが、例えばFe、
Cu、Co、Ni、Cr、Mnなどが使用できる。
本発明の製造方法は、S i 02 /Al+ 203
モル比が少なくとも10以上であるゼオライトを、Cs
の中性塩を用いたイオン交換処理、及び、遷移金属の中
性塩を用いたイオン交換処理することが必須である。
原料ゼオライトは合成品あるいはそのか焼品等が用いら
れるが、ゼオライトの耐熱性に悪影響を及ぼす原料ゼオ
ライト中のNa等のイオンを、アンモニア処理等で除去
してから用いることが望ましい。
アンモニア処理は、アンモニアを含む水溶液に原料ゼオ
ライトを混合、攪拌し、洗浄して行われる。アンモニア
としては塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、アンモニア水等が用いられる。アンモニア
の添加量、処理条件は特に限定されないが、原料ゼオラ
イトのイオン交換サイトに存在するNa等のイオンをN
a2O/AF20iモル比で表わして0.01以下にす
ることが望ましい。Na等のイオンが0.01を越える
と、耐熱水性が低くなる恐れがある。
アンモニアの添加量としては、特に限定されないが、ゼ
オライト中のAρに対し2〜10倍当量が望ましい。2
倍当量未満ではNa等のイオンがN a 20/ Al
’ 20sモル比で表わして0.01以下にならない恐
れがあり、10倍を越えてもそれに見合うだけの効果が
得られない。アンモニア処理のスラリー濃度は、通常行
われる5%〜50%が好ましい。
また、処理条件は特に限定されないが、通常行われる室
温〜100℃の温度、1時間〜3日の時間であることが
望ましい。室温未満の温度、1時間未満の時間では、N
a等のイオンがNa2O/AN 203モル比で表わし
て0.01以下とならない恐れがあり、100℃を越え
る温度、3日を越える時間では、それに見合うだけの効
果が得られない。
また、Na等のイオンを除去する方法として、鉱酸で処
理する方法も用いることができる。
原料ゼオライトは、C5及び遷移金属でイオン交換され
る。イオン交換の順序としては特に限定されることはな
く、Csまたは遷移金属のイオン交換のどちらを先にや
ってもよく、また同時に行なってもよいが、Csイオン
交換した後遷移金属イオン交換することが望ましい。遷
移金属イオン交換した後Csイオン交換すると、イオン
交換された遷移金属イオンがCs交換時に交換サイトか
ら脱離し、酸化物等でゼオライト表面に多く存在するよ
うになるため、耐熱水性が低くなる恐れがある。 Cs
イオン交換方法は特に限定されないが、原料ゼオライト
をCsの中性塩を含む水溶液に混合し、攪拌、洗浄して
行われる。
Csの中性塩としては、特に限定されない。
Csの塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の中性塩が好
適に用いられる。
Csイオンの添加量は、特に限定されないが、ゼオライ
ト中のAIIに対し1〜30倍当量が望ましい。1倍当
量未満ではCsイオンが十分に交換されず、CS 20
/Ai) 203モル比で表わして0.2未満になる恐
れがあり、また、30倍を越えてもそれに見合うだけの
効果が得られない。イオン交換のスラリー濃度は、通常
行われる5%〜50%が好ましい。
また、処理条件は通常行われる室温〜100℃の温度、
1時間〜3日の時間であることが望ましい。室温未満の
温度、1時間未満の時間では、Csイオンが十分に交換
されず、C820/Al2O3モル比で表わして0.2
未満になる恐れがあり、100℃を越える温度、3日を
越える時間では、それに見合うだけの効果が得られない
また、必要に応じて、イオン交換操作を繰返し行うこと
もできる。
遷移金属イオン交換方法は特に限定されないが、セシウ
ムイオン交換したゼオライトを遷移金属のの中性塩を含
む水溶液に混合し、攪拌、洗浄して行うことが好ましい
。             今遷移金属の中性塩とし
ては、特に限定されない。
遷移金属の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の中性塩
が好適に用いられる。
遷移金属イオンの添加量は、特に限定されないが、ゼオ
ライト中のAllに対し20倍当量以下が望ましい。2
0倍を越えるとM2/−0/AU20iモル比で表わし
て1.5を越える恐れがある。イオン交換のスラリー濃
度は、通常行われる5%〜50%が好ましい。
また、処理条件は通常行われる室温〜100”Cの温度
、3日以下の時間であることが望ましい。
100℃を越える温度、3日を越える時間では、M2/
、0/Af1203モル比で表わして1.5を越える恐
れがある。また、必要に応じて、イオン交換操作を繰返
し行うこともできる。
本発明の高耐熱水性遷移金属含有ゼオライトのS i 
02 /All 203モル比は、使用したゼオライト
基材のS i O2/ A I) 203モル比と実質
的に変わらない。また、高耐熱水性遷移金属含有ゼオラ
イトの結晶構造もイオン交換前後で本質的に異なるもの
ではない。
本発明の高耐熱水性遷移金属含有ゼオライトは、粘土鉱
物等のバインダーと混合し成形して使用することもでき
る。また、予めゼオライトを成形し、その成形体にCs
及び遷移金属をイオン交換して含有させることもできる
。ゼオライトを成形する際に用いられるバインダーとし
ては、カオリン、アタパルガイド、モンモリロナイト、
ベントナイト、アロフェン、セピオライト等の粘土鉱物
である。あるいは、原料ゼオライトが、バインダーを用
いずに成形体を直接合成したバインダレスゼオライト成
形体であっても良い。
(作用) 本発明の高耐熱水性遷移金属含有ゼオライトは、水蒸気
下、高温で処理しても結晶性の低下が殆どない。本発明
の遷移金属含有ゼオライトが高耐熱水性を示す理由につ
いては詳しくは分らないが、Csを共存させることによ
り、脱AΩを起こしにくくなる為と考えられる。
通常の遷移金属含有ゼオライトは、耐熱水性が低く、ま
た、遷移金属含有28M−5型ゼオライトのように熱水
処理すると晶系が斜方晶系から単斜晶系へ転移する場合
がある。しかしながら、本発明の高耐熱水性遷移金属含
有ゼオライトは、驚くべきことに、水蒸気下、高温で熱
水処理した後においても、斜方晶の晶系を保ち、転移を
起こさない。
(発明の効果) 本発明の高耐熱水性遷移金属含有ゼオライトは、非常に
高い耐熱水性を示し、石油精製、石油化学、環境浄化等
の触媒、あるいは、吸着分離剤として、特に高温で水蒸
気の存在する環境下での使用の際に、その効果を発揮で
きる。
(実施例) 以下、実施例において本発明を更に詳細に説明する。し
かし、本発明はこれら実施例のみに限定されるものでは
ない。
実施例1 攪拌状態にある実容積2gのオーバーフロータイプの反
応槽に、珪酸ソーダ水溶液(Sin2 ;250g/D
、Na2O;82g/N。
Al)20*  ; 2.8g/N )と、硫酸アルミ
ニウム水溶液<Af120g  ; 8. 8 g/l
) 。
H2SO4: 370g/N )とをそれぞれ3fl/
h「、1Ω/hrの速度で連続的に供給した。反応温度
は30〜32℃、排出されるスラリーのpHは6.7〜
7.0であった。
排出スラリーを固液分離し十分水洗した後、Na2o;
o、75wt%、Ai)20i;0.77wt%、Si
O□ ;36.1wt%。
H2O;62.5wt%の粒状無定形アルミノ珪酸塩均
一化合物を得た。該均一化合物2,860gと3.2w
t%のNaOH水溶液6,150gとをオートクレーブ
に仕込み、160℃で72時間攪拌下で結晶化した。生
成物を固液分離、水洗、乾燥してZSM−5類似ゼオラ
イトTS21を得た。TSZIの結晶径は2〜3μmで
あり、また、化学分析の結果、その組成は無水ベースに
おける酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた
1.4Na20.Ag30x、41.lSiO2このゼ
オライト100gを、NH4CΩ20.0gを含む水溶
液1000ccに添加し、60℃にて20時間攪拌した
後、洗浄、乾燥してN H4型T S 2.1を得た。
得られたNH4型TSZ1のNa含有量はN a 20
/ A、Q 203モル比で表わして0.01以下であ
った。
このNHJ型TSZ1 50gを、C5Ci)32.8
gを含む水溶液500ccに添加し、60℃にて20時
間攪拌した後、洗浄し、Csイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥してCs型TSZIを
得た。
得られたCs型TSZI  20gを0.1mofI/
it酢酸銅水溶液76CCに添加し、室温で20時間攪
拌した後、洗浄し、Cuイオン交換操作を行った。この
操作を2回繰返した後、乾燥して(Cu+C,s)型T
SZIを得た。化学分析の結果、その組成は無水ベース
における酸化物のモル比で表わして次の組成を有してい
た。
0.60C820,0,43CuO,An! 203 
41、l5iO□ また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例2 攪拌状態にある実容積2gのオーバーフロータイプの反
応槽に、珪酸ソーダ水溶液(Sin2 ;153g/I
)、Na20 ; 50g/l)。
AD 203  : 0. 8 g/N )と、硫酸ア
ルミニウム水溶液(Aff 203  ; 38.4 
g /I 。
H2SO4;275g/#)とをそれぞれ3.21)/
hr、0.8fl/hrの速度で連続的に供給した。反
応温度は30〜32℃、排出されるスラリーのp)(は
6.4〜6.6であった。
排出スラリーを固液分離し十分水洗した後、Na2O;
 1.72wt%、 AN 20*  ;2.58wt
%、5i02  ;39.3wt%。
H20; 56.4 w t%の粒状無定形アルミノ珪
酸塩均一化合物を得た。該均一化合物2,840gと1
.39wt%のNaOH水溶液5,160gとをオー)
・クレープに仕込み、160℃で72時間攪拌下で結晶
化した。生成物を固液分離、水洗、乾燥してZSM−5
類似ゼオライトTSZ2を得た。TSZ2の結晶径は0
,1〜0,5μmであり、また、化学分析の結果、その
組成は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次
の組成を有していた。
1.1Na2o、AI! 209,23.3S t02
このゼオライト100gを、NH4CF34.0gを含
む水溶液1000ccに添加し、60℃にて20時間攪
拌した後、洗浄、乾燥してNH4型TSZ2を得た。得
られたNH4型TSZ2のNa含有量はNa20/AN
 203モル比で表わして0.01以下であった。
コ(7) N H4型TS22 50gを、Cs Cf
156、Ogを含む水溶液500ccに添加し、60℃
にて20時間攪拌した後、洗浄し、Csイオン交換操作
を行った。この操作を2回繰返した後、乾燥してCs型
TSZ2を得た。
得られたCs型TSZ2 20gを0. 1mail/
ρ酢酸銅水溶液120ccに添加し、室温で20時間攪
拌した後、洗浄し、Cuイオン交換操作を行った。この
操作を2回繰返した後、乾燥して(Cu+Cs)型TS
Z2を得た。化学分析の結果、その組成は無水ベースに
おける酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた
0.61Cs20,0,53CuO,Al 20s23
.3SiO2 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例3 特開昭56−45819号公報実施例6に従ってZSM
−5型ゼオライトであるTSZ3を合成した。TSZ3
の結晶径は3〜5μmであり、また、化学分析の結果、
その組成は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わし
て次の組成を有していた。
0、 4Na2  o、  All  2 03 、 
73. 2S  102530℃で5時間か焼しt: 
T S Z 3 100 gを、NH4Cl112、O
gを含む水溶液1000ccに添加し、60℃にて20
時間攪拌した後、洗浄、乾燥してNH4型TSZ3を得
た。
得られたNH4型TSZ3のNa含有量はN a 20
/A11203モル比で表わして0.01以下であった
、:17)NH4’5TSZ3 50gを、C5Cj7
18.8gを含む水溶液500ccに添加し、60℃に
て20時間攪拌した後、洗浄し、Csイオン交換操作を
行った。この操作を2回繰返した後、乾燥してCs型T
SZ3を得た。
得られたCs型TS23 20gを0.05moil/
N酢酸銅水溶液90ccに添加し、室温で20時間攪拌
した後、洗浄し、Cuイオン交換操作を行った。この操
作を2回繰返した後、乾燥して(Cu十Cs)型TSZ
3を得た。化学分析の結果、その組成は無水ベースにお
ける酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた。
0、 62Cs、o、  o、  48CuO,AI!
2 03  。
72. 9Si02 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例4 実施例1で得られたCs型TSZI  20gを、酢酸
コバル) (II)4永和物10.1gを含む水溶液2
00ccに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄
し、Coイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥して(Co十Cs)型
TSZ1を得た。化学分析の結果、その組成は無水ベー
スにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を有して
いた。
0.50Cs20,1.12CoO,Ap 203゜4
1.0SiO。
また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例5 実施例2で得られたCs型TSZ2 20gを、酢酸コ
バルト(■)4水和物15.7gを含む水溶液200c
cに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄し、C
oイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥してCCo十Cs)型
TSZ2を得た。化学分析の結果、その組成は無水ベー
スにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を有して
いた。
0.51C520,1,05COO,AI!203 。
23.2Si02 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例6 実施例3で得られたCs型TSZ3 20gを、酢酸コ
バルト(■)4水和物5.9gを含む水溶液200cc
に添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄し、Co
イオン交換操作を行った。この操作を2回繰返した後、
乾燥して(Co十Cs)型TSZ3を得た。化学分析の
結果、その組成は無水ベースにおける酸化物のモル比で
表わして次の組成を有していた。
0.52CB20,0.96Coo、AlI203゜7
3.2SiO□ また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例7 実施例1で得られたCs型TSZI  20gを、酢酸
ニッケル(■)4水和物10.2gを含む水溶液200
ccに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄し、
Niイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥して(N i +Cs
)型TSZIを得た。化学分析の結果、その組成は無水
ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を有
していた。
0.50Cs20,1,23NtO,A11203゜4
1.0SiO2 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例8 実施例1〜7で得られた(Cu+Cs)型ゼオライト、
(Co+Cs)型ゼオライト及び(Ni十Cs)型ゼオ
ライトを用いて耐熱水性評価を行つt二。
水分10%を含む空気、流通下、900℃で5時間熱水
処理を行い、熱水処理前後の結晶化度をX線回折によっ
て評価した。耐熱水性は、熱水処理前の結晶化度に対す
る熱水処理後の結晶化度の比で表わした。第1表に耐熱
水性及び熱水処理後の結晶系を示す。
第1表 耐熱水性(%) 結晶系 (Cu+Cs)型TSZI   82    斜方晶(
Cu十Cs)型TS22  84    斜方晶(Cu
+Cs)型TSZ3  86    斜方晶(Co十C
s)型TSZI   85    斜方晶(Co十Cs
)型TSZ2  87    斜方晶(Co+Cs)型
TSZ3  89    斜方晶(Ni十Cs)型TS
ZI   91    斜方晶実施例9 実施例1において、アンモニア処理を行わなかったこと
以外は実施例1と同様にして(Cu+Cs十Na)型T
SZIを得た。化学分析の結果、その組成は無水ベース
における酸化物のモル比で表わして次の組成を有してい
た。
0.48Cs20,0.53CuO。
0.03Na20.Al)203゜ 41.08i02 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることか示
された。
実施例8と同様にして耐熱水性を評価した結果、耐熱水
性は78%であった。また、熱水処理後の結晶は斜方晶
系であることが示された。
実施例10 実施例1において、Csイオン交換操作とCuイオン交
換操作の順序を逆にした以外は実施例1と同様にして(
Cs+Cu)型TSZIを得た。
化学分析の結果、その組成は無水ベースにおける酸化物
のモル比で表わして次の組成を有していた。
0.81Cu0,0.89Cs20.Al720.。
41.2SiO。
また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例8と同様にして耐熱水性を評価した結果、耐熱水
性は72%であった。また、熱水処理後の結晶は斜方晶
系であることが示された。
比較例1 実施例1,4及び7において、Csイオン交換操作を行
わなかったこと以外は実施例1.4及び7と同様にして
、Cu型TSZI、Co型TSZ1及びNi型TSZI
を得た。化学分析の結果、その組成は無水ベースにおけ
る酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた。
Cu型TSZI O,82CuO,Ail203゜ 40.9SiO2 Co型TSZ1 1.35CoO,Al 20.。
41.0SiO2 Ni型TSZ1 1.41NiO,Ail 203 。
40.89 i 02 また、X線回折の結果、全て斜方晶系の結晶であること
が示された。
比較例2 比較例1で得られたCu型TSZI、Co型TSZI及
びNi型TSZIを用いて、実施例7と同様にして耐熱
水性を評価した。耐熱水性及び熱水処理後の結晶系を第
2表に示す。
第2表 耐熱水性(%) 結晶系 Cu型TSZI    60    単斜晶Co型TS
ZI    65    単斜晶Ni!42TSZ1 
  69    単斜晶比較例3 実施例1で得られたCs型TSZ120gを、酢酸コバ
ルト(II) 4水和物5.0gを含む水溶液100c
cに混合し、90℃で蒸発乾固を行い比較ゼオライトを
得た。化学分析の結果、その組成は無水ベースにおける
酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた。
2.5CoO,0,88C820,AI’ 20s 。
41、 2SiO2 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例8と同様にして耐熱水性を評価した結果、耐熱水
性は47%であった。また、熱水処理後の結晶は単斜晶
系であることが示された。
実施例及び比較例より明らかなように、本発明の高耐熱
水性遷移金属含有ゼオライトは、水蒸気の存在する高温
においても結晶性の低下の殆どない耐熱水性に非常に優
れた性能を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化物のモル組成で表わして、 aCs_2O、bM_2_/_nO、Al_2O_3、
    cSiO_2、dH_2O (aは0.2〜1.0、bは0より大きくかつ1.5以
    下、cは10以上、dは任意の数。 Mは遷移金属、nは金属Mの原子価) である高耐熱水性遷移金属含有ゼオライト。
  2. (2)SiO_2/Al_2O_3モル比が少なくとも
    10以上であるゼオライトを、Csの中性塩を用いたイ
    オン交換処理、及び、遷移金属の中性塩を用いたイオン
    交換処理することを特徴とする高耐熱水性遷移金属含有
    ゼオライトの製造方法。
JP16131590A 1990-06-20 1990-06-21 高耐熱水性遷移金属含有ゼオライト及びその製造方法 Pending JPH0455310A (ja)

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