JPH0455246Y2 - - Google Patents

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JPH0455246Y2
JPH0455246Y2 JP1986011723U JP1172386U JPH0455246Y2 JP H0455246 Y2 JPH0455246 Y2 JP H0455246Y2 JP 1986011723 U JP1986011723 U JP 1986011723U JP 1172386 U JP1172386 U JP 1172386U JP H0455246 Y2 JPH0455246 Y2 JP H0455246Y2
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fuel
additive
tank
filter
return
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は燃料に添加剤を混合して供給するよう
にした内燃機関の燃料供給装置に関する。
〔従来の技術〕
デイーゼルエンジンから排出するデイーゼルパ
テイキユレートを補集するために、排気通路にフ
イルタを配置することは公知である。このフイル
タは時間の経過とともに目詰りしていくので適当
な時期にフイルタの再生を行わなければならな
い。フイルタの再生はフイルタに付着したパテイ
キユレートを燃焼処理することによつて行われ
る。燃料中に添加剤を混合しておくことにより低
温でパテイキユレートを燃焼せしめることができ
る。このようにして、燃料に添加剤を混合する例
がSAE84 0078に示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
添加剤の量は燃料の量に比べると非常に少い。
添加剤が工場において燃料中に混合されていれば
問題がないが、燃料タンクと添加剤タンクとを備
えた自動車上で両者を混合する場合には添加剤の
計量において問題が生じてくる。低温時には添加
剤の粘度が大きくなり、添加剤濃度のコントロー
ルがねらい通りにいかなくなり易い。極低温にな
ると添加剤が凍結する。しかしながら、添加剤は
燃料成分を含んでいるので強制的に加熱を行う訳
にはいかないという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案によれば、燃
料タンクからの燃料に対し、添加剤タンクから供
給される添加剤を添加してエンジンに供給するよ
うにした燃料供給装置において、エンジン側で余
剰となつたリターン燃料を上記燃料タンクに戻す
リターン燃料ラインの少なくとも一部を、上記添
加剤タンク内部に設け、リターン燃料により添加
剤タンク内の添加剤を温めるようにしたことを特
徴とする燃料供給装置が提供される。
〔作用〕
エンジンに供給された燃料はエンジン内で昇温
するため、エンジン側で余剰となつたリターン燃
料も又、高温になる。本考案は燃料タンクへのリ
ターン燃料ラインの少なくとも一部を添加剤タン
クに設けることで、そのリターン燃料の熱量を以
て添加剤を温め、添加剤の低温化を防ぐ。
〔実施例〕 第1図及び第2図において、デイーゼルエンジ
ン本体10には吸気マニホールド12及び排気マ
ニホールド14が連結され、さらに燃料噴射ポン
プ16が取付けられる。排気マニホールド14に
は排気管18が連結され、排気管18にはセラミ
ツク製のハニカムフイルタ20が配置される。こ
のフイルタ20のすぐ上流には、フイルタ再生の
ための電気ヒータ22が配置される。さらに、フ
イルタ20及び電気ヒータ22をバイパスして、
排気管18にバイパス管24が連結される。バイ
パス管24にはバイパス弁26が配置される。さ
らに、フイルタ20の上流には背圧センサ28が
取付けられ、背圧の高まりによつてフイルタ20
の目詰り状態を検出し、フイルタの再生時期を定
めるようになつている。
バイパス弁26は通常は閉じられており、従つ
て全ての排気ガスがフイルタ20を通ることによ
つてデイーゼルパテイキユレートが補集される。
背圧センサ28によつてフイルタ20が再生すべ
きときが検出されると、バイパス弁26が開か
れ、且つ電気ヒータ22が通電される。それによ
つてフイルタ20の壁面に付着していた可燃性の
パテイキユレートに着火し、パテイキユレートの
燃焼処理によつてフイルタ20を再生させる。こ
の場合、バイパス弁26を開くことによつて、フ
イルタ20上の火種が排気ガスの急速な流れによ
つて吹き消されないようにしているのである。
尚、フイルタ20の再生時期は背圧センサ28以
外の手段、例えば通算走行距離や積算回転数等に
よつて知ることができる。又、排気温度がフイル
タ20に付着したパテイキユレートに着火せしめ
る値になれば電気ヒータ22は不用である。いず
れにしても、より低い温度でパテイキユレートを
燃焼処理できることが、フイルタ20の耐久性を
確保する上で重要である。
より低い温度でパテイキユレートを燃焼処理す
るためには、金属成分を含む添加剤を燃料に混合
するのが有効である。この目的のために、本考案
においては、燃料タンク30と添加剤タンク32
とが備えられる。第2図に示されるように、添加
剤タンク32は燃料タンク30の頂上に取付けら
れる。燃料タンク30は燃料給油パイプ34を有
するとともに、燃料噴射ポンプ16へ向かつて延
びる燃料供給ライン36と燃料噴射ポンプ16か
ら燃料タンク30へ向かつて延びる燃料リターン
ライン38とを有する。燃料タンク30内にはさ
らにセンダゲージ40が配置される。一方、添加
剤タンク32も添加剤供給口42を有するととも
に、添加剤供給ライン44を有する。添加剤供給
ライン44は燃料タンク30に取付けた噴射弁4
6に連結される。さらに、添加剤タンク32はエ
アポンプ48に連結されて添加剤油面に圧力を加
えるようになつており、従つて、噴射弁46の開
弁時間を制御することにより計量された量の添加
剤を燃料タンク30に供給することができる。添
加剤は燃料の給油の度毎に燃料タンク30に供給
される。このときに、センダゲージが追加された
燃料量を検出できることから、その量に応じた添
加剤の量が定められることができる。かくして、
エアポンプ48及び噴射弁46によつて計量され
た添加剤が供給される。
本考案においては、燃料タンク30へ向かう燃
料リターンライン38が添加剤タンク32を通る
ように構成される。実施例においては、燃料リタ
ーンライン38を構成するパイプがジグザグに添
加剤溶液に接するようになつている。周知のよう
に、燃料噴射ポンプ16内では、燃料はフイード
ポンプにより加圧されるとともにプランジヤその
他により攪拌されて高温となる。燃料リターンラ
イン38は高温の燃料を燃料タンク30に戻すも
のである。従つて、燃料リターンライン38が添
加剤タンク32を通るときに熱交換が行なわれ
る。それによつて、添加剤の温度が常時ある温度
範囲(40〜50℃)に維持されるので、添加剤の計
量値の誤差が小さくなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば低温時に
も添加剤の温度をある温度範囲に維持することが
できるので、供給すべき添加剤の量を正確に計量
することができる。またリターン燃料により、添
加剤タンク内にて添加剤が温められるため、添加
剤の流動性が悪化するような低温時にも良好な流
動性を保ち、添加剤を燃料に添加することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は第
1図の燃料タンクと添加剤タンクを示す斜視図で
ある。 30……燃料タンク、32……添加剤タンク、
38……燃料リターンライン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 燃料タンクからの燃料に対し、添加剤タンクか
    ら供給される添加剤を添加してエンジンに供給す
    るようにした燃料供給装置において、 エンジン側で余剰となつたリターン燃料を上記
    燃料タンクに戻すリターン燃料ラインの少なくと
    も一部を、上記添加剤タンク内部に設け、リター
    ン燃料により添加剤タンク内の添加剤を温めるよ
    うにしたことを特徴とする燃料供給装置。
JP1986011723U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0455246Y2 (ja)

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JPS62126551U JPS62126551U (ja) 1987-08-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5791358A (en) * 1980-11-26 1982-06-07 Nippon Tokkyo Kanri Kk Increase of output of fuel injection type internal combustion engine and reduction of nox
JPS60108555A (ja) * 1983-10-19 1985-06-14 トウンアツプ インドウストリー ケミー ゲーエムベーハー ウント カムパニー カーゲー 内燃機関及び/又は補機類等の添加剤、及び内燃機関及び/又は補機類等に添加剤を連続的に供給する方法並びにその装置

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