JPH0238007Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0238007Y2
JPH0238007Y2 JP18607684U JP18607684U JPH0238007Y2 JP H0238007 Y2 JPH0238007 Y2 JP H0238007Y2 JP 18607684 U JP18607684 U JP 18607684U JP 18607684 U JP18607684 U JP 18607684U JP H0238007 Y2 JPH0238007 Y2 JP H0238007Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
additive
trap
fuel tank
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18607684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61101618U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18607684U priority Critical patent/JPH0238007Y2/ja
Publication of JPS61101618U publication Critical patent/JPS61101618U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0238007Y2 publication Critical patent/JPH0238007Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は内燃機関の排気微粒子処理装置に関す
る。
〈従来の技術〉 デイーゼルエンジン等の内燃機関においては、
排気中に含まれる排気微粒子をトラツプにより捕
集して大気中への排気微粒子の放散を防止するよ
うにしている。かかる従来例を第4図に示す
(SAEペーパー1984年発行840078参照)。
すなわち、機関1の排気通路2には排気中の微
粒子(煤)を捕集するセラミツク製のトラツプ3
が介装されている。一方、機関1には燃料タンク
4から燃料フイルタ5が介装された燃料供給通路
6を介して燃料が供給される。
また、燃料供給通路6の途中には添加剤供給通
路7が接続されており、添加剤タンク8から電磁
式流量制御弁9を介して燃料に添加剤が混入され
る。前記電磁式流量制御弁9は機関回転速度と機
関トルクとに基づく制御回路10からの駆動信号
により開度制御され、添加剤を燃料中に機関の消
費燃料量に見合つた量供給し、燃料中の添加剤濃
度を略一定に制御するようにしている。
ここで、添加剤はMn,Cu,Pb,Zn,Ca若し
くはFe等を有機溶剤に混入させて形成されてい
る。
このようにして、燃料中に添加剤が混入される
と、添加剤が機関1の燃料室内で燃焼させて添加
剤中の金属成分が排気微粒子と共に排出される。
これらの排気微粒子がトラツプ3に捕集されると
前記金属成分の作用により排気微粒子が添加剤を
混入しないときに較べて低い排気温度から燃焼
し、トラツプ3の再生が図れる。これにより、ト
ラツプ3の排気微粒子を加熱燃焼させるバーナ或
いはヒータを不要とし、またそれらを簡略化させ
てトラツプ3の再生を排気温度の低い運転域から
可能にするようにした。
尚、添加剤タンク8には排気ターボチヤージヤ
11から所定の過給圧が導入されこの過給圧にて
添加剤を燃料供給通路6に圧送供給するようにし
ている。また、機関1の余剰燃料は燃料戻し通路
12を流通した後冷却用通路13を通過して冷却
され再び燃料供給通路6に戻される。
〈考案が解決しようする問題点〉 しかしながら、このような従来の排気微粒子処
理装置においては、機関回転速度と機関トルクと
から機関の燃料消費量を算出するようにしている
ので、算出された燃料消費量と実際の機関の燃料
消費量とに誤差が生じていた。このため、燃料中
の添加剤濃度を略一定に制御することが難かしく
添加剤濃度にバラツキが発生してトラツプの再生
性能にバラツキが発生していた。これにより、例
えば添加剤濃度が希薄になるとトラツプの再生性
能が低下してトラツプ3に多量の排気微粒子が捕
集され排圧上昇を招き、また添加剤濃度が過濃に
なると多量の排気微粒子が短時間に燃焼してトラ
ツプ内温度が上昇しトラツプの焼損を招くという
問題点があつた。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたも
ので、機関の燃料消費量の変化に拘わらず燃料中
の添加剤濃度を高精度に制御しトラツプの再生性
能を安定化させる排気微粒子処理装置を提供する
ことを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、トラツプに捕集された排
気微粒子の燃焼を促進させる添加剤を貯留する貯
留タンクと、給油開始時の前記燃料タンクの残存
燃料液面と給油終了時の燃料液面とのレベル変化
を検出するレベル変化検出手段と、前記貯留タン
クから添加剤が供給され前記レベル変化検出手段
の検出レベル変化に同期し給油された燃料量に略
比例する添加剤量を計量する計量装置と、該計量
装置により計量された添加剤を燃料タンクの燃料
中に供給する供給手段と、を備えるようにしたも
のである。
〈作用〉 これにより、燃料タンクに給油された実際の燃
料量に比例させて添加剤を燃料タンク内の燃料中
に供給することにより機関に供給される燃料中の
添加剤濃度を一定にし、もつてトラツプの再生性
能を安定させるようにした。
〈実施例〉 以下に、本考案の一実施例を第1図〜第3図に
基づいて説明する。尚、従来例と同一要素には第
4図と同一符号を付して説明を省略する。
図において、機関1の燃料噴射ポンプ1aには
燃料供給通路6を介して直方体状の燃料タンク2
1から燃料が供給され、燃料タンク21には燃料
戻し通路12を介して余剰燃料が戻されるように
構成されている。
燃料タンク21内には中空状のフロート22が
燃料に浮遊させて設けられている。添加剤を貯留
する添加剤タンク23が設けられ、この添加剤タ
ンク23の内部と前記フロート22の内空部とを
連通させる添加剤供給通路24が設けられてい
る。添加剤供給通路24には添加剤タンク23に
貯留された添加剤を前記フロート22に圧送供給
する添加剤供給ポンプ25が介装されている。添
加剤タンク23の内部とフロート22内部とが添
加剤戻し通路26により連通されており、添加剤
戻し通路26の端部は第2図に示すようにフロー
ト22内にその底部から上方に向かつて所定量l
突出させてある。
また、燃料タンク21の側方には筒状の計量シ
リンダ27が立設され、この計量シリンダ27の
底部は前記燃料タンク21の底部と略水平に配設
されその上部は燃料タンク21の上部と略水平に
配設されている。計量シリンダ27の底部には電
磁三方弁28が取付けられ、該三方弁28の一ポ
ートは連結パイプ29をして前記フロート22底
部と連通されまた他のポートは混合用通路30を
介して燃料タンク21の底部と連通されている。
混合用通路30には添加剤を燃料タンク21に圧
送供給する混合用ポンプ31が介装されている。
ここで、添加剤供給通路24と添加剤戻し通路2
6と連結パイプ29の燃料タンク21内に臨む部
位は可撓性部材により構成されている。
燃料タンク21の給油口21aには該給油口2
1aから燃料が燃料タンク21内に供給されると
きにONとなる給油動作開始を検出する検出スイ
ツチ32が設けられている。この検出スイツチ3
2の検出信号は制御装置33に入力されている。
制御装置33は、前記検出スイツチ32から検
出信号が入力されたとき第1タイマが計時を開始
して所定時間(給油時間より長い)計時しつづけ
ると共に第1タイマの計時終了時から第1タイマ
に連続して第2タイマが計時を開始して所定時計
時しつづけるように構成されている。そして、制
御装置33は、第1タイマが計時している時間添
加剤供給ポンプ25を動作させると共に前記電磁
式三方弁28を切換えて計量シリンダ27内と連
結パイプ29内とを連通させるように構成されて
いる。また、制御装置33は、第2タイマが計時
している時間混合用ポンプ31を動作させるよう
に、構成されている。更に、前記三方弁28は、
前記第1タイマが計時していない時間例えばリタ
ーンスプリングの付勢力により切換えられ計量シ
リンダ27内と混合用通路30とを連通させるよ
うに構成されている。
ここで、前記フロート22によりレベル変化検
出手段が構成され、フロート22と計量シリンダ
27とにより計量装置が構成されている。また、
混合用ポンプ31と混合用通路30とにより供給
手段が構成される。
尚、34は消音器、35は空気逃し孔、36は
空気逃し通路である。
次に作用を第3図に示すタイムチヤートを参照
しつつ説明すると、エンジンキースイツチ(図示
せず)をOFFさせた後給油口21aから燃料を
燃料タンク21に供給開始すると、検出スイツチ
32がONとなりこのON信号が制御装置33に
入力される。これにより、制御装置33は給油動
作が開始されたと判断し第1タイマが計時を開始
する。そして、第1タイマが計時している時間、
制御装置33は、添加剤供給ポンプ25を動作さ
せて添加剤タンク23から添加剤をフロート22
内に圧送供給する一方、電磁式三方弁28に通電
して切換え三方弁28を介して計量シリンダ27
内と連結パイプ29内とを連通させる。
この三方弁28の切換動作直前には三方弁28
を介して計量シリンダ27内と混合用通路30内
とが連通されているので、混合用通路30を介し
て燃料タンク21内の燃料が計量シリンダ27に
導入され燃料タンク21内の残存燃料の液面レベ
ルAと計量シリンダ27内の燃料の液面レベルと
が略水平状態になる(第2図一点鎖線示)。
そして、給油期間が終了すると燃料タンク21
の燃料量が増加してその液面レベルが第2図中B
に示すように上昇する。この液面レベルの上昇に
伴つてフロート22も上昇する。
このとき、三方弁28を介して計量シリンダ2
7内と連結パイプ29内とが連通されているの
で、フロート22の上昇に伴つて添加剤供給通路
24からフロート22内に導入される添加剤は連
結パイプ29及び三方弁28を介して計量シリン
ダ27内に導入され、計量シリンダ27内の液面
レベルが上昇し、フロート22内の添加剤の液面
レベルと計量シリンダ27内の液面レベル略水平
状態になる。
したがつて、燃料タンク21と計量シリンダ2
7との水平面内における断面積が比例しかつ燃料
タンク21内の燃料の液面レベルの上昇に伴つて
フロート22が上昇するので、燃料タンク21内
の燃料増加量に略比例する量の添加剤が計量シリ
ンダ27内に導入される。
そして、第1タイマの計時期間が経過すると第
2タイマが計時を開始し制御装置33は添加剤供
給ポンプ25の作動を停止させると共に三方弁2
8への制御出力を停止し三方弁28を介して計量
シリンダ27内と混合用通路30とを連通させ
る。また、制御装置33は、第2タイマが計時し
ている間混合用ポンプ31を動作させる。
これにより、計量シリンダ27に計量されて燃
料タンク21の燃料増加量に略比例する量の添加
剤が計量シリンダ27から混合用ポンプ31によ
り圧送されて燃料タンク21に供給され燃料と添
加剤が混合されるので、燃料タンク21内の燃料
中の添加剤濃度は常時略一定に維持される。した
がつて、機関に供給される燃料中の添加剤濃度は
機関の燃料消費量に拘わらず略一定に維持される
ので、排気中における添加剤の金属成分は機関の
燃料消費量に略比例する。このため、金属成分の
触媒作用によるトラツプ中の排気微粒子燃焼性能
を機関の運転状態に拘わらず略一定にできトラツ
プの再生性能を安定させることができ、もつて従
来発生していたトラツプの再生性能の低下による
排圧上昇を防止できる。また、添加剤過濃による
トラツプ内温度の急激な上昇を抑制でき、トラツ
プの焼損を防止できる。
尚、燃料タンク21内の水平面内における断面
積が徐々に変化する場合には計量シリンダ27の
水平面内における断面積を燃料タンク21の前記
断面積に略比例させて変化させる必要がある。
〈考案の効果〉 本考案は、以上説明したように、燃料タンクに
給油される燃料増加量に略比例する量の添加剤を
計量装置により計量した後計量された添加剤を燃
料タンクに供給するようにしたので、燃料タンク
内の燃料中の添加剤濃度を略一定に制御できる。
このため、機関の燃料消費量の変化に拘わらず略
一定濃度の添加剤が混入された燃料を機関に供給
できトラツプの再生性能を安定させることがで
き、もつてトラツプの目詰まりによる排圧上昇及
び添加剤過濃によるトラツプ内温度上昇に基づく
トラツプの焼損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は第1図の要部拡大図、第3図は同上のタイム
チヤート、第4図は内燃機関の排気微粒子処理装
置の従来例を示す構成図である。 2……排気通路、3……トラツプ、21……燃
料タンク、22……フロート、23……添加剤タ
ンク、27……計量シリンダ、31……混合用ポ
ンプ、32……検出スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気通路に排気中の微粒子を捕集するトラツプ
    を備える内燃機関において、前記トラツプに捕集
    された排気微粒子の燃焼を促進させる添加剤を貯
    留する貯留タンクと、給油開始時の前記燃料タン
    クの残存燃料液面と給油終了時の燃料液面とのレ
    ベル変化を検出するレベル変化検出手段と、前記
    貯留タンクから添加剤が供給され前記レベル変化
    検出手段の検出レベル変化に応じて添加剤量を計
    量する計量装置と、該計量装置により計量された
    添加剤を燃料タンクの燃料中に供給する供給手段
    と、を備えたことを特徴とする内燃機関の排気微
    粒子処理装置。
JP18607684U 1984-12-10 1984-12-10 Expired JPH0238007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18607684U JPH0238007Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18607684U JPH0238007Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61101618U JPS61101618U (ja) 1986-06-28
JPH0238007Y2 true JPH0238007Y2 (ja) 1990-10-15

Family

ID=30743537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18607684U Expired JPH0238007Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0238007Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61101618U (ja) 1986-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102032087B (zh) 为微粒过滤器再生而控制点火的方法
CN102052179B (zh) 用于在再生微粒过滤器的同时控制火花点火发动机的燃料的方法
CN202017540U (zh) 用于处理汽油发动机的微粒物质的系统
KR100613646B1 (ko) 내연기관의 배기가스 정화장치와 그 배기가스 정화방법
JPH04128509A (ja) 内燃機関の排ガスから微粒子物質を除くためのシステムおよびその方法
JPH09504853A (ja) 加熱可能な触媒付き内燃機関への燃料供給制御方法
US9194272B2 (en) Power system
CN101208505B (zh) 用于内燃机的排气净化系统
US4715179A (en) Method and device for the removal of solid components contained in the exhaust gases of internal combustion engines
JPH0238007Y2 (ja)
WO2012014316A1 (ja) 排気昇温装置及び燃料供給弁の詰まり除去方法
JP2004044515A (ja) 排気ガス浄化装置
JP2003035130A (ja) 煤煙低減装置の再生方法とこれを用いた再生装置
KR200235760Y1 (ko) 디젤엔진의매연제거를위한촉매화합물주입장치
JPS6115205Y2 (ja)
JP4400843B2 (ja) エマルション燃料供給システム
JPS61164018A (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
JP2002227677A (ja) ディーゼル・エンジンシステム
CN101210533A (zh) 燃料喷射式发动机的进气装置
JP2002227703A (ja) ディーゼル・エンジンシステム
JP2010101216A (ja) ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置
JPH0534485B2 (ja)
JPH0455246Y2 (ja)
JPS61164022A (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
JPH0625535B2 (ja) エンジンの排気ガス浄化装置