JPH0455093Y2 - - Google Patents

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JPH0455093Y2
JPH0455093Y2 JP1986192025U JP19202586U JPH0455093Y2 JP H0455093 Y2 JPH0455093 Y2 JP H0455093Y2 JP 1986192025 U JP1986192025 U JP 1986192025U JP 19202586 U JP19202586 U JP 19202586U JP H0455093 Y2 JPH0455093 Y2 JP H0455093Y2
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JP
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slope
drainage
drainage gutter
gutter
framework
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JP1986192025U
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  • Sewage (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鉄道線路、道路、堤防、土地造成或
は災害復旧により形成された傾斜面、すなわち法
面の土砂崩れや侵食等を防止するために、法面上
に格子状に配設して法面土留用枠組を形成するた
めの法面用排水枠に関するものである。
(従来の技術) この種の法面土留用枠組を形成するための法面
用排水枠は、通常次のような要件が必要とされて
いる。
法面は人里離れた箇所に多いから、そこまで
の搬入を容易に行なうことができるように、軽
量かつ分解可能でなければならない。
運搬時の積み込みが容易に行なえるような形
状となつていなければならない。
法面上に設置された後は、その状態を長期間
維持しなければならないから、簡単に腐食して
しまうものであつてはならない。
枠組にするための組み立てを容易に行なえる
形状のものでなければならない。
以上のような各種の要件を満たすべく、出願人
は既に特公昭56−41769号公報等においてその具
体的解決策を提案しているが、この種の法面用排
水枠においては次のような条件をも満たすことが
必要になつてきている。すなわち、 法面上にあつては、雨等によつて発生する水
を短期間内にしかも確実に排水する必要があ
る。法面を構成している土砂が水とともに流出
してしまえば法面の保護にはならないからであ
る。
また法面の養生のために、草の種子やそのた
めの肥料を法面上に散布することが多くなつて
きているが、この種子や肥料が水とともに流出
してしまつてはいけないものである。
雨等が降る状態は種々あり、これに充分対応
するためには排水量を多くしなければならな
い。
以上のような排水を確実に行なえるような機能
が法面用排水枠に要求されてきているのである。
そこで、以上のような条件をも満たすような法面
用排水枠について、本考案者等が鋭意研究してき
た結果、法面用排水枠自体が排水としての機能を
有するものであれば、上記〜の各条件はもと
より、〜の各条件をも同時に満たすことがで
きることを新規に知見し、本考案を完成したので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上のような実状に鑑みてなされたも
ので、その解決しようする問題点は、組付作業の
容易化及び法面上における排水である。
そして、本考案の目的とするところは、組付作
業を容易に行うことができて、法面の保護を充分
行なうことができることは勿論のこと、法面上の
水の排水を大量に行なうことのできる排水樋を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために、本考案が採つ
た手段は、実施例に対応する各図を参照して説明
すると、 「法面30上に配置される枠組基板20と、こ
れに連結されて法面30上にて土留用の枠組を構
成する複数の排水樋10とにより構成される法面
用排水枠において、 排水樋が、法面30上に載置される底面部11
と、この底面部11の両側から立ち上がる側面部
12と、これら各側面部12の上端から互いに対
向して延出しかつ底面部11に対して略平行に位
置する延出部13と、これら両延出部13間に形
成される開口部14とにより構成され、かつその
両端部が開放されたものであり、 枠組基板20が、その縁部に各法面排水樋10
を十字状に挿入するためのフランジ部21を形成
して、これらのフランジ部12によつて各法面用
排水樋10の挿入部を構成するとともに、この枠
組基板20に止め孔22、及び法面用排水樋10
の端部が当接し得て挿入した法面用排水樋10の
底面部11と略同じ高さを有する突起24を設け
たものであることを特徴とする法面用排水枠」 である。
(考案の作用及び使用の態様) 以上のように構成した本考案に係る法面用排水
枠においては、これを構成している法面用排水樋
10を、第3図に示したように、法面30上に配
置される枠組基板20を介してそれぞれ多数連結
することにより土留用の枠組を構成する。この場
合、各法面用排水樋10の底面部11が傾斜して
いる法面30上に配置されるから、当該底面部1
1自体は第4図に示すように傾斜するとともに、
各法面用排水樋10は第3図に示したような斜め
の格子状に配置されるから、この法面用排水樋1
0を構成している底面部11も法面30に対して
斜めに配置される。いずれにしても、各法面用排
水樋10の底面部11は水平面に対して傾斜する
のである。
また、各法面用排水樋10は枠組基板20を介
して互いに連結されるのであるが、この連結は第
1図に示したような状態で行なわれる。すなわ
ち、各法面用排水樋10の端部を枠組基板20の
中心に位置する突起24に対向させた状態で突き
合わせ、法面用排水樋10に形成した開口部14
と、枠組基板20に形成した接続穴23とにボル
ト等を挿通し、これを固定することにより連結さ
れる。従つて、この法面用排水枠の組付作業は、
各法面用排水樋10を枠組基板20のフランジ部
21によつて案内しながら突起24に当接するま
で挿入あるいは収納すればよいから、枠組基板2
0に対する各法面用排水樋10の位置決めは非常
に容易となつているのである。
また、各枠組基板20の中心部においては、第
5図及び第6図に示したように、各法面用排水樋
10を案内するフランジ部21、及び法面用排水
樋10の位置決めするための突起24を有しては
いるが、これらフランジ部21及び突起24の高
さは法面用排水樋10の底面部11厚さ程度であ
り、それ以上の高さの突起を有してはいないもの
である。これにより、各法面用排水樋10はその
開放された端部にて互いに対向することになり、
また各法面用排水樋10は排水に適した通路を形
成することになるのである。
さらに、各法面用排水樋10の延出部13は、
第4図に示したように、その上面が法面30以上
となるように埋設される。このようにするのは、
法面30上を流れてきた水のみを当該各法面用排
水樋10によつて形成される通路内に完全に流れ
込むようにする必要があるからである。もし、各
法面用排水樋10の延出部13が法面30よりも
下方に位置していると、法面30上を流れてきた
水とともに法面30を構成している土砂が各法面
用排水樋10の通路内に流れ込み、法面30の保
護にはならないからである。
以上のようにして、各法面用排水樋10を法面
30上に配置しておけば、法面30上に雨等が降
つた場合に、その水の一部は法面30を構成して
いる土砂内に浸み込むと同時に、浸み込まなかつ
た他の水は法面30上を流れて各法面用排水樋1
0の開口部14から法面用排水樋10によつて構
成された通路内に流れ込む。各法面用排水樋10
においてはその底面部11が上述したように傾斜
しているから、各法面用排水樋10によつて構成
された通路内に流れ込んだ水は、最大限第4図に
示したような状態の水面を形成することになる。
勿論、第4図に示したような水面を形成するに
は法面30上を相当大量の水が流れてこなければ
ならないものであり、通常は水面が第4図に示し
たような状態になる前に水は流下してしまつてい
る。
しかし、各法面用排水樋10が構成する通路内
に最大限第4図に示したような状態になるまで水
が溜つてもよいようにしておけば、各法面用排水
樋10が構成する通路の排水作用は充分である。
(実施例) 次に、本考案の構成を、図面に示した実施例に
基づいて詳細に説明する。
第1図には本考案に係る法面用排水枠の法面用
排水樋10を枠組基板20によつて連結し、これ
を法面30上に配置した状態が示してあり、これ
は第3図の−線部を拡大して示したものであ
る。枠組基板20は法面30上に配置されるとと
もに、その止め穴22に杭等を挿通してこれを法
面30側に固定することにより法面30に対して
固定されるものであり、第5図及び第6図に示す
ように、法面用排水樋10の位置決め及び案内を
するためのフランジ部21をその一部に有してい
るものである。
また、当該枠組基板20の中心部には各法面用
排水樋10の端部の位置決め行なう突起24が形
成してあり、この突起24の高さは各法面用排水
樋10の側面部12の高さよりも低くしてある。
さらに、当該枠組基板20の一部には、第1図
及び第5図に示したように止め穴22が形成して
あるが、この止め穴22にこの止め穴22より充
分径の小さい杭等が挿通されるものであり、杭等
を挿通した後の空間内にはモルタルを入れて法面
30に対する固定を確実に行なうものである。
各法面用排水樋10は、第1図〜第3図に示す
ように、法面30上に載置される底面部11と、
この底面部11の両側から立ち上がる側面部12
と、これら各側面部12の上端から互いに対向し
て延出しかつ底面部11に対して略平行に位置す
る延出部13と、これら両延出部13間に形成さ
れる開口部14とにより構成され、かつその両端
部が開放されたものである。
底面部11の大きさは当該法面用排水樋10全
体の大きさを決めるのに重要な要素であるが、本
実施例にあつては5〜10cmの幅を有し、その長さ
は100〜150cm程度のものである。底面部11と一
体的に形成される各側面部12の高さは底面部1
1の幅の約1/2程度のものであり、本実施例にあ
つては3〜5cmである。また、側面部12と一体
的に形成される延出部13はこの側面部12の幅
の約1/2程度のものである。これにより、両延出
部13間に形成される開口部14は底面部11の
幅の約1/2程度のものとなる。さらに、各法面用
排水樋10の両端は、当該法面用排水樋10を枠
組基板20を介して連結した場合に通路を形成で
きるように開放されている。なお、各法面用排水
樋10の端部には、当該法面用排水樋10を枠組
基板20に連結するための枠組基板20が形成し
てある。
以上のような構成を有する当該法面用排水樋1
0は金属または樹脂を材料として形成される。各
法面用排水樋10が以上のような構成となつてい
るから、その製造は金属あるいは樹脂の押し出し
成形によつて簡単に形成することができるもので
ある。また、このような法面用排水樋10は、各
延出部13が各側面部12の上端から互いに対向
して延出しかつ底面部11に対して略平行に位置
するものであるから、そのトラツク等に対する積
み込みは容易に行なうことができるものである。
すなわち、当該法面用排水樋10は隙間無く積み
重ねたり、箱詰めしたりすることが容易に行なえ
るものなのである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る法面用排水
枠は、上記実施例にて例示した如く、 「法面30上に配置される枠組基板20と、こ
れに連結されて法面30上にて土留用の枠組を構
成する複数の排水樋10とにより構成される法面
用排水枠において、 排水樋が、法面30上に載置される底面部11
と、この底面部11の両側から立ち上がる側面部
12と、これら各側面部12の上端から互いに対
向して延出しかつ底面部11に対して略平行に位
置する延出部13と、これら両延出部13間に形
成される開口部14とにより構成され、かつその
両端部が開放されたものであり、 枠組基板20が、その縁部に各法面排水樋10
を十字状に挿入するためのフランジ部21を形成
して、これらのフランジ部21によつて各法面用
排水樋10の挿入部を構成するとともに、この枠
組基板20に止め孔22、及び法面用排水樋10
の端部が当接し得て挿入した法面用排水樋10の
底面部11と略同じ高さを有する突起24を設け
たものであることを特徴とする法面用排水枠」 にその構成上の特徴があり、これにより、法面の
保護を充分行なうことができることは勿論のこ
と、組付作業を容易に行うことができて法面上の
水の排水を大量に行なうことのできる排水枠を簡
単な構成によつて提供することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る法面用排水枠を連結して
法面上に配置した状態を示す第3図の−線に
沿つた部分拡大正面図、第2図は第1図の−
線に沿つて見た部分拡大断面図、第3図は多数の
法面用排水枠を組付けて法面上に配置した状態を
示す正面図、第4図は第3図の−線に沿つて
見た拡大断面図、第5図は枠組基板の平面図、第
6図は第5図の−線に沿つて見た断面図であ
る。 符号の説明、10……法面用排水樋、11……
底面部、12……側面部、13……延出部、14
……開口部、15……接続穴、20……枠組基
板、21……フランジ部、24……突起、30…
…法面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 法面上に配置される枠組基板と、これに連結さ
    れて前記法面上にて土留用の枠組を構成する複数
    の排水樋とにより構成される法面用排水枠におい
    て、 前記排水樋が、前記法面上に載置される底面部
    と、この底面部の両側から立ち上がる側面部と、
    これら各側面部の上端から互いに対向して延出し
    かつ前記底面部に対して略平行に位置する延出部
    と、これら両延出部間に形成される開口部とによ
    り構成され、かつその両端部が開放されたもので
    あり、 前記枠組基板が、その縁部に前記各法面排水樋
    を十字状に挿入するためのフランジ部を形成し
    て、これらのフランジ部によつて前記各法面用排
    水樋の挿入部を構成するとともに、この枠組基板
    に止め孔、及び前記法面用排水樋の端部が当接し
    得て挿入した前記法面用排水樋の底面部と略同じ
    高さを有する突起を設けたものであることを特徴
    とする法面用排水枠。
JP1986192025U 1986-12-12 1986-12-12 Expired JPH0455093Y2 (ja)

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JP1986192025U JPH0455093Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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JPS6356743U JPS6356743U (ja) 1988-04-15
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641769A (en) * 1979-09-12 1981-04-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> One transistor type converter
JPS57197327A (en) * 1981-05-27 1982-12-03 Tenryu Kogyo Kk Sheathing work and framework therefore

Patent Citations (2)

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JPS5641769A (en) * 1979-09-12 1981-04-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> One transistor type converter
JPS57197327A (en) * 1981-05-27 1982-12-03 Tenryu Kogyo Kk Sheathing work and framework therefore

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JPS6356743U (ja) 1988-04-15

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