JPH0455050Y2 - - Google Patents

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JPH0455050Y2
JPH0455050Y2 JP1986048295U JP4829586U JPH0455050Y2 JP H0455050 Y2 JPH0455050 Y2 JP H0455050Y2 JP 1986048295 U JP1986048295 U JP 1986048295U JP 4829586 U JP4829586 U JP 4829586U JP H0455050 Y2 JPH0455050 Y2 JP H0455050Y2
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frame
grinding
rail
hydraulic cylinder
movable
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、回転する砥石を用いてレールの頭
部の輪郭を修正するレール頭部削正装置に関し、
特に、簡単な構成でレールの長手方向に直交する
横断面内において削正ユニツトの傾きを変えるこ
とが可能なレール頭部削正装置に関する。
[従来の技術] 上記のレール頭部削正装置としては、特開昭56
−100902号公報に示されているように、油圧ジヤ
ツキと枢軸によつて台枠に対する削正ユニツト支
持部材の傾きを変え、かつ、別の油圧ジヤツキと
枢軸によつて削正ユニツト支持部材に対する削正
ユニツトの傾きを変えることによつて、レールに
対する削正ユニツトの角度を変えることができ、
そして、削正ユニツト支持部材を上下に移動させ
ることによつて、レール頭部表面への押圧力を調
整するものや、特開昭60−55103号公報に示され
ているように、連結螺杆と誘導レールによつて削
正ユニツトのレールに対する角度及び押圧力を変
えるものがある。
[考案が解決しようとする問題点] 前者のレール頭部削正装置においては、削正ユ
ニツトの傾斜に伴なう砥石とレールとの間隔の変
動を削正ユニツト支持部材の回転によつて補正す
る。このように、全体の要素を連動させることに
よつて角度及び押圧力を調整するので、ガタが発
生しやすいとともにそのガタが大きい。また、押
圧は支持部材を介して行なうので、削正ユニツト
の傾斜時には補正ができない。このために砥石が
突起部に乗り上げた際の対応が遅れるので、モー
タに異常電流が流れたり、砥石の破壊が起きやす
い。
次に、後者のレール頭部削正装置においては、
レールの側縁の曲率半径に対応する中心点と同心
円の円弧状に形成された誘導レールに沿つて、削
正ユニツトの支持板を回転させる。ところがレー
ル頭部の表面は3種類の中心点及び半径によつて
構成されているので、適応しない他の2つのアー
ル部分については手動によつて修正せざるを得な
い。また、誘導レールと支持板との間に隙間が生
ずることが避けられないので、支持板が摺動する
際にガタの発生が避けられない。さらに、削正ユ
ニツトの傾斜に伴なつて砥石の押圧力が変化する
が、これに対応する補正機構が設けられていない
ので、モータ過電流、砥石破損の危険があるとと
もに、補正のための要員が必要となる。
そこで、本考案は、液圧シリンダーを利用した
簡単な構成にして、削正ユニツトのガタを減少さ
せ、砥石の押圧力の補正を簡便にさせるととも
に、突起部乗り上げ時の応答性に優れ、よつて、
モータの過電流及び砥石の破損の防止を図り得る
レール頭部削正装置の提供を目的とするものであ
る。
[本考案の解決手段] 本考案のレール頭部削正装置は、レール削正車
の台車の下方において、台車下面に上下動可能に
支持された箱枠状をなす台枠の側枠部に、レール
長手方向とは直角の台枠内方に向つて延びる複数
本のガイド軸が配され、これらのガイド軸に移動
枠が摺動移動可能に架設されるとともに、この移
動枠と側枠との間に移動用液圧シリンダーが配さ
れ、さらにこの移動枠より台枠内方に位置する回
転枠が、その下端部を前記移動枠の下部に枢着し
てレール長手方向と直交する平面内で回転可能に
設けられるとともに、該回転枠と移動枠との間に
液圧シリンダーが介設され、この液圧シリンダー
の作動により回転枠が回転可能とされ、この回転
枠には、レール頭部表面を研削する削正ユニツト
が、回転枠に有するガイド軸に沿つて回転枠と平
行な上下方向に移動可能に設けられ、この削正ユ
ニツトは、砥石駆動用モータの回転軸方向が前記
移動方向と一致し、回転枠に設けられた液圧シリ
ンダーによつて該回転軸方向に移動可能に設けら
れてなることを特徴とする。
[作用] 本考案に係るレール頭部削正装置は、ガイド軸
に架設された移動枠を、移動用液圧シリンダーの
作動により前記ガイド軸に沿つてレール長手方向
と直交する方向に移動させて、削正ユニツトをレ
ールの上方に位置させ、さらにこの移動枠の下部
に枢着した回転枠を、移動枠と回転枠の間に介設
した傾斜用の液圧シリンダーの作動によつて、前
記枢着部を中心にしてレール長手方向と直交する
平面内で回転させて所定の角度にし、次に回転枠
に設けた液圧シリンダーによつて削正ユニツトを
上下に移動させて砥石をレールの所定の個所に当
接させるようにするとともに、この削正ユニツト
の移動調整により、砥石の押圧力の調整及び砥石
の摩耗の補正を行なつて削正を行なう。
このように、それぞれ液圧シリンダーによる移
動枠の水平移動と、回転枠の回転傾動と、削正ユ
ニツトの上下移動との組合せによつて、レール頭
部に対する砥石の当接位置や角度および押圧力の
調整を行なえるものであり、その調整が三つの液
圧シリンダーの作動を制御することによつて簡単
に行なうことができ、しかも突起部乗り上げに対
する応答性にも優れる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。10はレール頭部削正装置であつて、前車輪
12と後車輪14によりレール上を走行するレー
ル削正車16の台車18の下方に配されている。
20は台車18の下面に収納設定用液圧シリンダ
ー22を介して上下移動可能に取付けられた台枠
2の側枠部であつて、レールの長手方向にやや長
い長方形をなして左右両側部に位置している。側
枠20の前後部には、複数本の横材21が設けら
れて、全体として箱枠状の台枠2を構成してお
り、作業時に前後の案内車輪2a,2bによりレ
ール上を走行するように設けられている。側枠部
20の上、下材23,24を両端に位置する縦材
が連結し、その縦材の間にはほぼ等間隔で複数本
の中間縦材26が配されている。
一方、上下の前記横材21には、側端より中央
側においてガイド軸支持材27,28が上、下材
23,24と平行に取付けられている。上、下材
23,24とガイド軸支持材27,28との間に
は、中間縦材26の前後において円柱状の複数本
のガイド軸31,32,33,34が架設されて
いる。
40は、側枠部20とガイド軸支持材27,2
8の間で、かつ、前後のガイド軸31,32,3
3,34の間において側枠部20と平行に配され
た縦長の長方形状の移動枠である。この移動枠4
0は、上辺材43、下辺材44及び縦辺材42,
42によつて構成されており、上辺材43は上材
23よりも少し上に突出し、下辺材44は下材2
4とほぼ同じ高さになるように形成されている。
また、移動枠40の縦辺材42,42の間には
高さ方向のほぼ中央において帯状の横桟46が架
設されている。この横桟46のほぼ中央部と、こ
の中央部と対向する中間縦材26との間には移動
用の液圧シリンダー36が介設されている。移動
枠40の外側には、ガイド軸31,32,33,
34と対応する位置において円筒状ガイド47,
48が設けられており、このガイド47,48の
中空部をガイド軸31,32,33,34が貫通
するように形成されている。液圧シリンダー36
の作動によりガイド47,48がガイド軸31,
32,33,34に対し摺動することによつて、
移動枠40が側枠20と平行状態を維持したまま
ガイド軸に沿つて移動するようになつている。
50は移動枠40よりも台枠内方側に配された
やや縦長の長方形状の回転枠である。この回転枠
50の上部は、中央部が突出して突部52を形成
している平板であり、下部は帯状の平板であつ
て、上下の平板の両端部は円柱状のガイド軸5
4,54によつて連結されている。回転枠50の
下部は連結板56を介して移動枠40の下部に枢
着され、この枢着部51を支点として回転枠50
はレール長手方向と直交する平面、つまりレール
の横断面において回転可能に支持されている。ま
た回転枠50の突部52の上面と、移動枠40の
上辺材43の中央部との間には傾斜用液圧シリン
ダー58が枢着されており、この液圧シリンダー
58の作動によつて回転枠50が前記枢着部51
を支点に回転するようになつている。
60は、回転枠50に対して直角方向に配され
た台形柱状のモータ保持部材であつて、両側に円
筒状のガイド64,64を有する長方形状のガイ
ド板62のほぼ中央部に取付けられている。ガイ
ド64,64の中空部をガイド軸54,54が貫
通することによつて、ガイド板62及びモータ保
持部材60は回転枠50と平行な上下方向に摺動
し移動し得る。
70は削正ユニツトであつて、レール頭部表面
を削正する砥石72と、この砥石72を保持する
円板状の砥石取付部材と、駆動軸を介して砥石7
2を回転させるモータ74とによつて構成されて
いる。モータ74の胴部は前記モータ保持部材6
0に固着されており、これによつて削正ユニツト
70はモータ保持部材60とともに上下方向に移
動可能に設けられている。モータ74の回転軸方
向は前記移動方向に一致している。75は削正ユ
ニツト70を上下動させるための液圧シリンダー
で、回転枠50の上部とモータ保持部材60との
間に介設されており、この液圧シリンダー75の
作動により、削正ユニツト70がモータの回転軸
方向に移動するようになつている。
なお、上記の実施例においては、移動枠40は
長方形状であり、複数本のガイド軸31,32,
33,34によつて平行移動し得るように形成さ
れているが、この形状は適宜変更し得るととも
に、ガイド軸31,32,33,34の本数も移
動枠40が側枠20に対して平行移動し得る範囲
内の複数本に減らすことが可能である。
さらに、前記実施例においては、回転枠50の
形状は長方形で、2本のガイド軸54,54にそ
つて削正ユニツト70が摺動し得るように形成さ
れているが、この形状は適宜変更し得るととも
に、ガイド軸54,54の本数は1本であつても
良い。その場合モータ保持部材60を直接ガイド
64に取付ければ良いが、ガイド軸54の形状を
変更して削正ユニツト70が回転しないように形
成する必要がある。
[考案の効果] 本考案のレール頭部削正装置によれば、移動枠
の水平移動と、回転枠の回転傾動と、削正ユニツ
トの上下移動を行なう三つの液圧シリンダーの作
動を制御することによつて、レール頭部に対する
砥石の当接位置や角度および押圧力の調整を簡単
に行なうことができる。そして削正用の砥石を液
圧シリンダーによつて直接押圧するから、押圧力
の補正が簡便であり、突起部乗り上げ時の応答性
にも優れている。よつてモータの過電流の発生及
び砥石の破損を有効に防止し得る。
また、レールの長手方向と直交する方向の移動
枠の移動と、削正ユニツトを保持する回転枠の回
転傾動、さらに削正ユニツトの上下移動をそれぞ
れ液圧シリンダーで行なつて、砥石をレールの所
定の個所に当接させるので、全体の機構および制
御機構が単純化され、組立て構成が容易になり、
また、削正時の削正ユニツトのガタが減少し防振
性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図であつ
て、第2図はその側面図であつて、第3図はレー
ル削正車の側面図及びレール削正装置の正面図で
ある。 符号の説明、10……レール頭部削正装置、2
0……側枠、36……移動用液圧シリンダー、4
0……移動枠、50……回転枠、58……傾斜用
液圧シリンダー、60……モータ保持部材、70
……削正ユニツト、72……砥石、74……モー
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レール削正車の台車の下方において、台車下面
    に上下動可能に支持された箱枠状をなす台枠の側
    枠部に、レール長手方向とは直角の台枠内方に向
    つて延びる複数本のガイド軸が配され、これらの
    ガイド軸に移動枠が摺動移動可能に架設されると
    ともに、この移動枠と側枠との間に移動用液圧シ
    リンダーが配され、さらにこの移動枠より台枠内
    方に位置する回転枠が、その下端部を前記移動枠
    の下部に枢着してレール長手方向と直交する平面
    内で回転可能に設けられるとともに、該回転枠と
    移動枠との間に液圧シリンダーが介設され、この
    液圧シリンダーの作動により回転枠が回転可能と
    され、この回転枠には、レール頭部表面を研削す
    る削正ユニツトが、回転枠に有するガイド軸に沿
    つて回転枠と平行な上下方向に移動可能に設けら
    れ、この削正ユニツトは、砥石駆動用モータの回
    転軸方向が前記移動方向と一致し、回転枠に設け
    られた液圧シリンダーによつて該回転軸方向に移
    動可能に設けられてなることを特徴とするレール
    頭部削正装置。
JP1986048295U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0455050Y2 (ja)

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JPS62172701U JPS62172701U (ja) 1987-11-02
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52100693A (en) * 1976-02-18 1977-08-23 Speno International Method of modifying surface of railhead of railroad on track and device for carrying out this method
JPS60119801A (ja) * 1983-11-16 1985-06-27 スペノ・インターナシヨナル、エス・アー レール頭部の連続的再型取り装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52100693A (en) * 1976-02-18 1977-08-23 Speno International Method of modifying surface of railhead of railroad on track and device for carrying out this method
JPS60119801A (ja) * 1983-11-16 1985-06-27 スペノ・インターナシヨナル、エス・アー レール頭部の連続的再型取り装置

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JPS62172701U (ja) 1987-11-02

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