JPH0454782Y2 - - Google Patents

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JPH0454782Y2
JPH0454782Y2 JP11286888U JP11286888U JPH0454782Y2 JP H0454782 Y2 JPH0454782 Y2 JP H0454782Y2 JP 11286888 U JP11286888 U JP 11286888U JP 11286888 U JP11286888 U JP 11286888U JP H0454782 Y2 JPH0454782 Y2 JP H0454782Y2
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rod
rod holder
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、釣竿を舷縁に設定する釣竿受台に関
する。
〔従来の技術〕
従来、沖へ出た釣船において、タイ、イサキ、
アジなどのコマセ釣を行うには、竿先を海面上に
突き出した姿勢で横置するため、舷縁に固着する
釣竿受台が各種使用されており、例えば第5図に
示すように構成されたものが多い。
この釣竿受台Uは、舷縁Gに取付用のシヤコ万
力を具備した基台Dと、これに載設される竿保持
具Hとからなる。
竿保持具Hは、その本体Hhと、Y字型の竿支
持具Yと、釣竿Sを挟持して俯仰方向に回動可能
な竿挟持回動具Kとからなり、本体Hhは、基台
Dに植設された固定ボルトBと調節ねじN1とに
より、基台D頂面に形成された放射状溝を有する
台座Dzに取り付けられ、横方向の回動位置決め
を可能としている。そして本体Hhの先端部では
U字形に突設された軸支部Hjに竿支持具Yが、
調節ねじN2により俯仰姿勢を設定されるように
軸支されており、また、竿挟持回動具Kは、第6
図に示されるように、上面長手方向にほぼ半円形
の竿乗せ溝Tmを形成し、他端部下面に軸脚Tfを
突設した回動体Tと、前記竿乗せ溝Tmに対向
し、左右一組の挟持用ボルトBl,Br及び蝶ねじ
Nl,Nrにより取り付けられるΩ型の竿押えカバ
ーCとからなる。
一方、回動体Tは、前記本体Hhの後端左右に
対向して形成された一組の軸受板部Hl,Hrにほ
ぼ90度の回動可能に軸脚Tfを軸支される。
なお、軸脚Tfと両軸受板部Hl,Hrとには、軸
ピンJpを嵌挿する軸孔At,Al,Arとピンpを嵌
挿する俯仰姿勢設定用のピン孔at,a1,a2,a3
がそれぞれ穿設されている。また、軸受板部Hr
の外面には軸ピン取付部Jが突出形成されてい
る。
該軸ピン取付部Jは、右の軸受板部Hr外面に
突出した円筒部Jeの先端に螺着された蓋Jcを貫通
して突出する一方、他端部は前記軸孔Ar,At,
Alに嵌挿する軸ピンJpを内設しており、該軸ピ
ンJpは、その中間に形成したつばJtと蓋Jcとの間
に介装するコイルばねJbにより、常に回動体T
を軸支しているように付勢されている。また、蓋
Jcからの突出部分には、ピンpを鎖cで連結した
リングRを具備している。
さらになお、前記左の挟持用ボルトBlは、回
動体Tの竿乗せ溝Tm左の頂面に植設されている
一方、右の挟持用ボルトBrは、竿乗せ溝Tm右の
頂面に刻設されたU字形切欠きTk内に横倒し可
能に軸支されている。また、竿押えカバーCに
は、左の挟持用ボルトBl用のバカ孔Caが穿設さ
れ、右の挟持用ボルトBr用には、外側面からの
U字形切欠きCkが刻設してある。(第7図参照) 叙上の構成となつているので、魚釣を始めるに
際しては、まず、釣竿受台Uを、基台Dのシヤコ
万力の締付ボルトDbを海側にして舷縁Gに固定
する。続いて竿支持具Yを所要の傾斜に調節ねじ
N2を締め付けて設定するとともに、ピンpをピ
ン孔a1,at,a1に嵌挿して回動体Tを俯姿勢に設
定する。次に釣竿Sを竿支持具Yの竿乗せ溝Tm
とに架載し、竿押えカバーCを挟持用ボルトBl,
Br及び蝶ねじNl,Nrにより釣竿Sに圧接しこれ
を挟持した後、竿保持具Hを基台Dに対し平行姿
勢をとらせ、調節ナツトN1により位置決めする。
そこで、ピンpをピン孔a1,at,a1から抜き出
して釣竿Sを回動体Tとともに回動して直立さ
せ、ピンpをピン孔a3,at,a3に嵌挿して固定し
てから図外の天秤(てんびん)にコマセや餌を取
り付けた後、ピンpを抜き出すとともに、軸ピン
取付部JのリングRをコイルばねJbの弾力に抗
して外方へ引き、軸ピンJpによる軸支を解いて
釣竿S挟持のままの竿挟持回動具Kを取りはず
す。そして釣竿Sを片手に持ち、他の手で天秤を
海中に放り込み、釣竿Sをゆすりつつコマセを散
らしてから再び竿挟持回動具Kを、リングRを操
作して本体Hhの軸受板部Hl,Hrに軸支させ、ピ
ンpにより俯姿勢に設定するとともに、釣竿Sを
竿支持具Yにも架載して魚釣を開始する。
〔考案が解決しようとする課題〕 従来の釣竿受台は以上のように構成されている
ので、釣竿の姿勢を細かに調整できる反面、構造
が複雑で形状も大きく運搬が不便であるだけでな
く、コストも高くなる。それに、使用に際しても
それほど微細な調整をする必要はなく、また、釣
竿挟持のままの竿挟持具を竿保持具本体に脱着す
る操作においても一々軸ピンとピンとの出し入れ
を行わなければならない。コマセ時や魚が掛かり
魚の引きに合わせるやりとりは、やはり釣竿を手
に持つて対応動作する必要があるので、この点、
極めて面倒で好ましくない。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、構
造が簡単で全体の形状も小さく運搬し易いばかり
かコストも安く、釣竿と一体化した竿挟持具の脱
着も簡易迅速に片手だけで行うことのできる釣竿
受台を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る釣竿受台は、舷縁に既設の竿立て
穴に臨む円錐状の側面により、前記穴に固着され
る基台に竿保持具を載設してなるものであつて、
該竿保持具は、その本体の先端部に二又の竿支持
具を立設するとともに、後端に対向して形成され
た一対の軸支板部にばね付きボールストツパによ
り俯仰位置決め可能な回動体を軸支し、該回動体
に脱着自在の竿挟持具を嵌着したものである。
〔作用〕
本考案における釣竿受台は、基台を舷縁の竿立
て穴にその円錐状側面を利用して場所をとらずに
確乎とした取付けができ、また、魚釣りに際し、
釣竿挟持のままの竿挟持具を回動体に対し脱着す
る動作も、釣竿の俯仰位置設定も片手だけで迅速
簡易に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
に基づいて説明する。
まず、構成を述べる。
本実施例の釣竿受台1は、第1図に示すよう
に、舷縁Gに既設の竿立て穴Gaに取り付ける基
台2と、該基台2に一体的に固着される竿保持具
3とからなる。
基台2は、竿立て穴Gaの穴径に対応して当接
できる円錐状の側面2sを有する円錐台部を下方
に、円盤台部を上方にそれぞれ形成した本体2H
と、該本体2Hと竿保持具3とを一体化するよう
に本体2Hを摺動可能に貫通する結合ボルト2B
及び固着用蝶ねじ2N1と、結合ボルト2Bに螺
入される取付用蝶ねじ2N2と、該蝶ねじ2N2
より竿立て穴Gaの下面に圧接される挟持用部材
としての取付用円盤2Eとからなる。
竿保持具3は、第2図にも見られるように、本
体3Hの先端部に着脱可能に立設されるY字型の
竿支持具4と、本体3Hの後端に対向して形成さ
れる一対の軸支板部3jに俯仰回動可能に軸支さ
れる回動体5と、該回動体5に脱着自在に嵌着さ
れる竿挟持具6とからなる。
回動体5は、第4図にも見られるように先端方
向に開口したアリミゾ5mを有する載設台部5D
と、該台部5Dの後部下面に垂設された脚部5F
とで形成されており、該脚部5Fを前記軸支板部
3jに軸支され、載設台部5Dを本体3Hの頂面
に当接した俯姿勢においては、該頂面左右に立設
された側壁3s,3sに挟まれてガタを生ずるこ
となく、竿立てのため90度回動した二点鎖線で示
す仰姿勢の場合には、一方の軸支板部3jに設け
られたばね付きボールストツパ3Sと、該ストツ
パ3Sのボールに嵌合するように前記脚部5Fの
基部に穿設されたボール穴5aとによりその仰姿
勢を保つようにしてある。
竿挟持具6は、第3図にも見られるように、前
記アリミゾ5mに嵌挿される横断面T字形の嵌合
部6kを下面に、上面には半円形の竿乗せ溝6m
をそれぞれ形成する台座6Zと、該台座6Zの頂
面に左右に並んで植設した挟持用ボルト6Bl,
6Br及び蝶ねじ6Nl,6Nrとにより取り付けら
れる竿押えカバー6Cとからなり、該カバー6C
には、固定ボルト6Bl用のバカ孔6Caが穿設さ
れている一方、挟持用ボルト6Br用には前記カ
バー6Cの後面からU字形切欠き(図示省略)が
刻設されている。
なお、竿保持具3の本体3H基部頂面には、前
記一対の側壁3s,3sに続く凸部3tが突設さ
れており、また、頂面には所要深さの六角孔3A
及び円孔3aが穿設されており、基台2と竿保持
具3との一体化に際し、六角穴3Aには前記結合
ボルト2Bの頭部が嵌挿され、円穴3aには回り
止めビス3bを挿入して、基台2の取付用円盤2
Eの頂面に螺入する。
次に、使用方法について述べる。
まず、回動体5を仰姿勢に位置決めし、六角穴
3Aに結合ボルト2Bを嵌挿するとともに基台2
を貫通させ固着用蝶ねじ2N1により基台2と竿
保持具3とを一体的に結合し、回り止めを行う。
次に、基台2の円錐台部を所望の竿立て穴Ga
に挿入し、円錐状の側面2sを該穴Gaの上部側
縁に当接させた後、その穴Ga下方へ突出した結
合ボルト2Bに取付用円盤2Eを遊挿し、取付用
蝶ねじ2N2により締め付け、該円盤2Eと本体
2Hとで舷縁Gを挟持させて取り付ける。
そして、回動体5のアリミゾ5mに嵌合部6m
を嵌挿して竿挟持具6を回動体5に取り付けてか
ら該回動体5を前方へ回動し俯姿勢をとらせる。
この際、片手で回動体5を回動すると、ばね付
きボールストツパ3Sのボールは、ボール穴5a
の移動を軽易に許し、俯姿勢となつた場合には、
両側壁3s,3sによりガタツキを制止されると
ともに竿挟持具6のアリミゾ5mからの抜け出し
は、前記凸部3tにより防がれる。
そこで、竿支持具4を本体3H先端部に取り付
け、釣竿Sを竿支持具4と竿挟持具6とに架載し
竿押えカバー6Cを用いて竿挟持具6とで挟持さ
せ、魚釣準備を整える。
魚釣に際する釣竿操作においては、釣竿Sを挟
持した竿挟持具6の回動体5からの脱着や竿立て
の仰姿勢、あるいは竿支持具4へ架載した俯姿勢
もすべて片手だけで行うことができる。
また、竿挟持具6に対する釣竿Sの脱着も蝶ね
じ6Nl,6Nrを弛めるだけで挟持用ボルト6Bl
を中心に竿押えカバー6Cを後面からのU字形切
欠きにより回動して行うことが可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、竿立て穴
を利用して舷縁に取り付けるように円錐状の側面
を有する受台を形成し、釣竿姿勢の微調節を必要
としない竿保持具と受台とを一体化し、また、竿
挟持具と回動体とを簡易に脱着することができ、
回動体の仰姿勢のばね付きボールストツパによる
構成としたため、各部の構造が簡単化するばかり
か全体の形状も小型となるので、携行が容易とな
るとともにコストも低減する。また、釣竿の竿挟
持具への取付け取外しも簡易となり、釣竿と一体
化したときの竿挟持部の俯仰姿勢の位置決めや回
動体に対する脱着も片手だけで行うことができる
だけでなく簡便迅速になる。さらに舷縁への取り
付けは、場所をとらず、しかも安定した設置がで
きる。なお、竿挟持具の俯姿勢を竿保持具本体に
立設した両側壁及び凸部により確実に規正する構
成としたため、設定した釣竿が安定し、また、竿
立てした場合にもばね付きボールストツパにより
ガタつくこともないなど数々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る一実施例の縦断面図、
第2図は、同じく竿保持具本体を示す図で、同図
は平面図、同図は側面図、同図は底面図、
同図は背面図、第3図は、竿挟持具を示す図
で、同図は側面図、同図は、同図における
−線断面図、第4図は、回動体を示す図で、
同図は側面図、同図は背面図、第5図は、従
来の釣竿受台の側面図、第6図は、同じく軸ピン
取付部の縦断面図、第7図は、同じく竿押えカバ
ーの平面図である。 1……釣竿受台、2……基台、2H……本体、
2s……円錐状の側面、2E……取付用円盤、3
……竿保持具、3H……本体、3j……軸支板
部、3s……側壁、3t……凸部、3S……ばね
付きボールストツパ、4……竿支持具、5……回
動体、6……竿挟持具、G……舷縁、Ga……竿
立て穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舷縁既設の竿立て穴に臨む円錐状の側面を有す
    る本体と、挟持用部材とで舷縁を挟持して取り付
    けられる基台に、竿保持具をその基部で結合する
    ことにより一体化してなる釣竿受台であつて、竿
    保持具は、その本体の先端部に二又の竿支持具を
    立設する一方、後端に対向して形成された一対の
    軸支板部に、ばね付きボールストツパにより俯仰
    位置決め可能な回動体を軸支し、該回動体に脱着
    自在の竿挟持具を嵌着し、さらに、前記基部の頂
    面に俯位置にある回動体を両側から挟持する一対
    の側壁と、竿挟持具の抜け出しを防止する凸部と
    を突設したことを特徴とする釣竿受台。
JP11286888U 1988-08-30 1988-08-30 Expired JPH0454782Y2 (ja)

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JPH0234172U JPH0234172U (ja) 1990-03-05
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