JPH0454704Y2 - - Google Patents
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- JPH0454704Y2 JPH0454704Y2 JP1338588U JP1338588U JPH0454704Y2 JP H0454704 Y2 JPH0454704 Y2 JP H0454704Y2 JP 1338588 U JP1338588 U JP 1338588U JP 1338588 U JP1338588 U JP 1338588U JP H0454704 Y2 JPH0454704 Y2 JP H0454704Y2
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- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 6
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 5
- 230000005405 multipole Effects 0.000 description 8
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 7
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は例えばLSIのような大規模集積回路
を被接続体とする多極ソケツトに用いることがで
きるソケツトコンタクトに関する。
を被接続体とする多極ソケツトに用いることがで
きるソケツトコンタクトに関する。
「従来の技術」
半導体集積回路はLSI化によつて引き出される
ピンの数が多くなつて来ている。パツケージから
多くのピンを引き出すための構造としてPGA(ピ
ン・グリツト・アレー)と呼ばれるピン引出構造
がある。
ピンの数が多くなつて来ている。パツケージから
多くのピンを引き出すための構造としてPGA(ピ
ン・グリツト・アレー)と呼ばれるピン引出構造
がある。
このピン引出構造は平板状のパツケージの一方
の板面にピンを格子状に配置して突出させた構造
を指す。この構造によつて数100ピンに及ぶ数の
ピンを引き出すことができる。
の板面にピンを格子状に配置して突出させた構造
を指す。この構造によつて数100ピンに及ぶ数の
ピンを引き出すことができる。
ピンの数が多いことからピンを構成する線材は
直径が細い線材が用いられる。このためにピンの
強度はピンの数に反比例して弱くなる傾向にあ
る。この傾向はICに限らず他の多ピン型部品に
共通した傾向である。
直径が細い線材が用いられる。このためにピンの
強度はピンの数に反比例して弱くなる傾向にあ
る。この傾向はICに限らず他の多ピン型部品に
共通した傾向である。
ソケツトコンタクトの一般的なものとしてピン
の挿入力によつて接片を押し拡げ、ピンを接片間
に圧入する型式のコンタクトがあるが、このよう
な型式のソケツトコンタクトを用いたとすると、
ピンを接片間に圧入する際にピンが折曲がつてし
まう事故が起き易くなる。
の挿入力によつて接片を押し拡げ、ピンを接片間
に圧入する型式のコンタクトがあるが、このよう
な型式のソケツトコンタクトを用いたとすると、
ピンを接片間に圧入する際にピンが折曲がつてし
まう事故が起き易くなる。
このために第14図に示すように被接続体1の
ピン2とコンタクト3の位置を相対的にずらして
接触させる構造のソケツトが考えられている。
ピン2とコンタクト3の位置を相対的にずらして
接触させる構造のソケツトが考えられている。
「考案が解決しようとする問題点」
第14図に示した構造とした場合、コンタクト
3をピン2に安定に接触させておくにはピン2に
コンタクト3を圧接させておかなければならな
い。この圧接させておく力はピン2の数が多いこ
とからかなり大きな力が必要となる。然もコンタ
クト及びピンを支持する部材は長期にわたつて変
形しないことが要求されるから実際に作ることは
むずかしい。
3をピン2に安定に接触させておくにはピン2に
コンタクト3を圧接させておかなければならな
い。この圧接させておく力はピン2の数が多いこ
とからかなり大きな力が必要となる。然もコンタ
クト及びピンを支持する部材は長期にわたつて変
形しないことが要求されるから実際に作ることは
むずかしい。
「問題点を解決するための手段」
この考案では、
短尺形導電性バネ板の一方の短辺から長手方向
の軸芯に沿つて所定の深さ位置まで切込まれ、被
接続体のピンの直径より小さい幅のスリツトと、
このスリツトによつて分離されて形成された一対
のバネ部と、この一対のバネ部の先端部の板面を
それぞれ互に逆向に折曲げて形成した二枚の折曲
片と、 二枚の折曲片の上記スリツトで切離された辺の
遊端側に形成された二つの切欠部と、 この切欠部の形成により、折曲片の連結部側に
設けられた傾斜部又は段部とによつてソケツトコ
ンタクトを構成し、 二つの切欠部の傾斜部又は段部以外の辺間の間
隙を上記ピンの直径より大とし、 かつ一対のバネ部のバネ力に抗して二つの切欠
部が近づく方向に折曲片を変位させて上記ピンの
接触部を一対の傾斜部又は段部間に挿入接触させ
た状態で、そのピンの遊端が一対のバネ部と接触
しないように一対のバネ部の長さを選定したもの
である。
の軸芯に沿つて所定の深さ位置まで切込まれ、被
接続体のピンの直径より小さい幅のスリツトと、
このスリツトによつて分離されて形成された一対
のバネ部と、この一対のバネ部の先端部の板面を
それぞれ互に逆向に折曲げて形成した二枚の折曲
片と、 二枚の折曲片の上記スリツトで切離された辺の
遊端側に形成された二つの切欠部と、 この切欠部の形成により、折曲片の連結部側に
設けられた傾斜部又は段部とによつてソケツトコ
ンタクトを構成し、 二つの切欠部の傾斜部又は段部以外の辺間の間
隙を上記ピンの直径より大とし、 かつ一対のバネ部のバネ力に抗して二つの切欠
部が近づく方向に折曲片を変位させて上記ピンの
接触部を一対の傾斜部又は段部間に挿入接触させ
た状態で、そのピンの遊端が一対のバネ部と接触
しないように一対のバネ部の長さを選定したもの
である。
この考案のソケツトコンタクトによれば、二枚
の折曲片を移動させ、これに形成した切欠部を互
に対向させることによつて二枚の折曲片によつて
被接続体のピンの直径より大きい幅を持つ間隙部
分を形成する。
の折曲片を移動させ、これに形成した切欠部を互
に対向させることによつて二枚の折曲片によつて
被接続体のピンの直径より大きい幅を持つ間隙部
分を形成する。
この二枚の折曲片によつて形成された間隙部分
に被接続体のピンを挿入し、二枚の折曲片に与え
ていた偏倚力を開放すると、二枚の折曲片はバネ
部のバネ力によつて元に戻ろうとする。このとき
切欠部の形成により、折曲片の連結部側に設けら
れた傾斜部又は段部が互にピンに係合したピンを
挾持する。従つてピンに対して傾斜部又は段部が
弾性的に接触した状態に維持される。
に被接続体のピンを挿入し、二枚の折曲片に与え
ていた偏倚力を開放すると、二枚の折曲片はバネ
部のバネ力によつて元に戻ろうとする。このとき
切欠部の形成により、折曲片の連結部側に設けら
れた傾斜部又は段部が互にピンに係合したピンを
挾持する。従つてピンに対して傾斜部又は段部が
弾性的に接触した状態に維持される。
このようにしてこの考案のソケツトコンタクト
によればコンタクトがピンに接触している状態で
はコンタクト自体のバネ力によつて接触圧が与え
られ、外部からの接触圧を与え続ける必要はな
い。従つて長期にわたつて安定に接触圧を与える
ことができ、安定な接触状態を維持することがで
きる。
によればコンタクトがピンに接触している状態で
はコンタクト自体のバネ力によつて接触圧が与え
られ、外部からの接触圧を与え続ける必要はな
い。従つて長期にわたつて安定に接触圧を与える
ことができ、安定な接触状態を維持することがで
きる。
また駆動手段としては、被接続体のピンを折曲
片によつて形成される間隙部分に挿入するまでの
間、折曲片をバネ部のバネ力に抗して互に逆向に
可動させるだけの構造のものでよいため、長期に
わたつて力を与え続ける必要はない。よつて極度
の強い強度と耐久性を要求されないから比較的簡
単に作ることができる。
片によつて形成される間隙部分に挿入するまでの
間、折曲片をバネ部のバネ力に抗して互に逆向に
可動させるだけの構造のものでよいため、長期に
わたつて力を与え続ける必要はない。よつて極度
の強い強度と耐久性を要求されないから比較的簡
単に作ることができる。
「実施例」
第1図乃至第4図にこの考案の一実施例を示
す。図中100はこの考案によるソケツトコンタ
クトの全体を指すものとする。この考案によるソ
ケツトコンタクト100は短尺形の導電性バネ材
の一方の短辺側から長辺方向の軸芯に沿つて切込
んだスリツト101と、このスリツト101の形
成によつて分離されて形成された一対のバネ部1
02A,102Bと、この一対のバネ部102
A,102Bの板面を遊端側から所定の距離の位
置において互に逆向に折曲げて形成した折曲片1
03A,103Bと、この折曲片103A、10
3Bのスリツト101によつて分離された辺の遊
端側に形成した切欠部104A,104B(第2
図参照)と、この切欠部104A,104Bの形
成により、折曲片103A,103Bの連結部側
に設けられた傾斜部(又は段部)105A,10
5Bとによつて構成される。尚この例では折曲片
103A,103Bの各端部を上方に折返して折
返部106A,106Bを形成し、この折返部1
06A,106Bに後で説明する駆動手段を係合
させるように構成した場合を示す。また108は
後に説明する絶縁板400に形成したスリツト内
にソケツトコンタクト100を圧入して固定する
際に絶縁板400に喰い込む動作を行う突起を示
す。
す。図中100はこの考案によるソケツトコンタ
クトの全体を指すものとする。この考案によるソ
ケツトコンタクト100は短尺形の導電性バネ材
の一方の短辺側から長辺方向の軸芯に沿つて切込
んだスリツト101と、このスリツト101の形
成によつて分離されて形成された一対のバネ部1
02A,102Bと、この一対のバネ部102
A,102Bの板面を遊端側から所定の距離の位
置において互に逆向に折曲げて形成した折曲片1
03A,103Bと、この折曲片103A、10
3Bのスリツト101によつて分離された辺の遊
端側に形成した切欠部104A,104B(第2
図参照)と、この切欠部104A,104Bの形
成により、折曲片103A,103Bの連結部側
に設けられた傾斜部(又は段部)105A,10
5Bとによつて構成される。尚この例では折曲片
103A,103Bの各端部を上方に折返して折
返部106A,106Bを形成し、この折返部1
06A,106Bに後で説明する駆動手段を係合
させるように構成した場合を示す。また108は
後に説明する絶縁板400に形成したスリツト内
にソケツトコンタクト100を圧入して固定する
際に絶縁板400に喰い込む動作を行う突起を示
す。
短尺形の導電性バネ材の他端側は端子部107
とされ、この端子部107が例えばプリント基板
の配線導体上に半田付或はスポツト溶接等によつ
て電気的に接続される。
とされ、この端子部107が例えばプリント基板
の配線導体上に半田付或はスポツト溶接等によつ
て電気的に接続される。
スリツト101は被接続体200のピン201
(第4図参照)の直径より小さい間隙に選定され、
このスリツト101の形成によつて一対のバネ部
102A,102Bを形成し、バネ部102A,
102Bの弾性によつて折曲片103Aと103
Bを互に逆向に移動できる構造としている。
(第4図参照)の直径より小さい間隙に選定され、
このスリツト101の形成によつて一対のバネ部
102A,102Bを形成し、バネ部102A,
102Bの弾性によつて折曲片103Aと103
Bを互に逆向に移動できる構造としている。
折曲片103A,103Bにはスリツト101
の形成によつて分離された辺の遊端側に切欠部1
04A,104Bを形成する。この切欠部104
A,104Bの傾斜部(又は段部)105A,1
05B以外の辺間の間隔はピン201の直径より
大とされる。従つて、切欠部104A,104B
の切欠量はスリツト101の幅が極く小さい場合
には被接続体200のピン201の直径の1/2よ
りわずかに大きい値に選定する。
の形成によつて分離された辺の遊端側に切欠部1
04A,104Bを形成する。この切欠部104
A,104Bの傾斜部(又は段部)105A,1
05B以外の辺間の間隔はピン201の直径より
大とされる。従つて、切欠部104A,104B
の切欠量はスリツト101の幅が極く小さい場合
には被接続体200のピン201の直径の1/2よ
りわずかに大きい値に選定する。
このように切欠部104A,104Bの切込量
を選定することによつて第3図Aに示すように折
曲片103Aと103Bを互に逆向に移動させ相
互が隣接して対向する状態にすると、その間にピ
ン201の直径より大きい幅を持つ間隙が形成さ
れる。
を選定することによつて第3図Aに示すように折
曲片103Aと103Bを互に逆向に移動させ相
互が隣接して対向する状態にすると、その間にピ
ン201の直径より大きい幅を持つ間隙が形成さ
れる。
この間隙部分に被接続体200のピン201を
挿入し、折曲片103Aと103Bに与えている
偏倚力を除去すると、折曲片103Aと103B
はバネ部102A,102Bのバネ力によつて元
に戻ろうとする。このときピン201の接触部は
傾斜部105A,105Bに係合し、第3図Bに
示すように折曲片103A,103Bがピン20
1に接触した状態になる。この状態で、第4図に
示すようにピン201の遊端がバネ部102A,
102Bと接触しないように、バネ部102A,
102Bの長さが選定されている。
挿入し、折曲片103Aと103Bに与えている
偏倚力を除去すると、折曲片103Aと103B
はバネ部102A,102Bのバネ力によつて元
に戻ろうとする。このときピン201の接触部は
傾斜部105A,105Bに係合し、第3図Bに
示すように折曲片103A,103Bがピン20
1に接触した状態になる。この状態で、第4図に
示すようにピン201の遊端がバネ部102A,
102Bと接触しないように、バネ部102A,
102Bの長さが選定されている。
尚第5図に示すように傾斜部105A,105
Bの代りに段部105C,105Dを形成した場
合には、この段部105Cと105Dによつてピ
ン201を挟み付ける状態で接触し、この場合も
安定な接触状態を維持することができる。
Bの代りに段部105C,105Dを形成した場
合には、この段部105Cと105Dによつてピ
ン201を挟み付ける状態で接触し、この場合も
安定な接触状態を維持することができる。
「応用例」
以下にこの考案によるソケツトコンタクト10
0を用いた多極ソケツトの一例を第6図乃至第1
3図を用いて説明する。
0を用いた多極ソケツトの一例を第6図乃至第1
3図を用いて説明する。
第6図に多極ソケツト300の平面状を示す。
多極ソケツト300は外周を覆う枠301と、こ
の枠301の上面に被せた天井板302と、この
天井板302に形成したピン挿入孔303とによ
つて構成される。
多極ソケツト300は外周を覆う枠301と、こ
の枠301の上面に被せた天井板302と、この
天井板302に形成したピン挿入孔303とによ
つて構成される。
天井板302に形成するピン挿入孔303は被
接続体200のピン201の配列と同等の配列で
形成される。
接続体200のピン201の配列と同等の配列で
形成される。
この考案によるソケツトコンタクト100はス
リツト101の軸芯がピン挿入孔303の軸芯と
一致する位置に植設される。このために枠301
の内部に絶縁板400を設け、この絶縁板400
に形成したスリツトにソケツトコンタクト100
の端部107を圧入し、絶縁板400によつてソ
ケツトコンタクト100を植設保持する。
リツト101の軸芯がピン挿入孔303の軸芯と
一致する位置に植設される。このために枠301
の内部に絶縁板400を設け、この絶縁板400
に形成したスリツトにソケツトコンタクト100
の端部107を圧入し、絶縁板400によつてソ
ケツトコンタクト100を植設保持する。
端子部107の下端は絶縁板400の下面から
突出し、その先端が第9図、第11図および第1
2図に示すようにプリント配線板500に半田付
け等によつて接続される。
突出し、その先端が第9図、第11図および第1
2図に示すようにプリント配線板500に半田付
け等によつて接続される。
一方600はソケツトコンタクト100の折曲
片103A,103Bを互に逆向に移動させる駆
動手段を示す。この駆動手段600は枠301の
側板間に差渡した偏芯カム軸601と、この偏芯
カム軸601を回動操作するハンドル602と、
偏芯カム軸601の回動によつてソケツトコンタ
クト100の配列方向に互に逆向に移動されるス
ライダ603,604とによつて構成される。
片103A,103Bを互に逆向に移動させる駆
動手段を示す。この駆動手段600は枠301の
側板間に差渡した偏芯カム軸601と、この偏芯
カム軸601を回動操作するハンドル602と、
偏芯カム軸601の回動によつてソケツトコンタ
クト100の配列方向に互に逆向に移動されるス
ライダ603,604とによつて構成される。
スライダ603と604は互に対向する面に逆
向に向いた鉤部AとBを有し、この鉤部AとBに
ソケツトコンタクト100の折返部106A,1
06Bを係合させる。
向に向いた鉤部AとBを有し、この鉤部AとBに
ソケツトコンタクト100の折返部106A,1
06Bを係合させる。
第8図及び第9図は無偏倚状態を示し、この状
態からハンドル602を時計廻り方向に回動する
ことによつて各ソケツトコンタクト100の折曲
片103Aと103Bが互に逆向に移動し、第1
0図及び第11図に示すように各ソケツトコンタ
クト100の折曲片103Aと103Bが互に対
向し、その間にピン201の直径より大きい幅の
間隙を形成した状態に付勢される。
態からハンドル602を時計廻り方向に回動する
ことによつて各ソケツトコンタクト100の折曲
片103Aと103Bが互に逆向に移動し、第1
0図及び第11図に示すように各ソケツトコンタ
クト100の折曲片103Aと103Bが互に対
向し、その間にピン201の直径より大きい幅の
間隙を形成した状態に付勢される。
この状態でピン挿入孔303から被接続体20
0のピン201を差し込むことによつて、被接続
体200のピン201は無抵抗で各ソケツトコン
タクト100の折曲片103A,103Bの間に
形成される間隙の間に挿入される。
0のピン201を差し込むことによつて、被接続
体200のピン201は無抵抗で各ソケツトコン
タクト100の折曲片103A,103Bの間に
形成される間隙の間に挿入される。
ピン201を挿入した後でハンドル602を元
の位置に戻すと折曲片103Aと103Bは互に
離れる方向に移動し、このとき傾斜部105A,
105B又は段部105C,105Dがピン20
1と係合し、ピン201と弾性的に接触し一定の
接触圧を与えた状態に維持される。
の位置に戻すと折曲片103Aと103Bは互に
離れる方向に移動し、このとき傾斜部105A,
105B又は段部105C,105Dがピン20
1と係合し、ピン201と弾性的に接触し一定の
接触圧を与えた状態に維持される。
「考案の効果」
以上説明したようにこの考案のソケツトコンタ
クトによれば被接続体のピンを挿抜する際にはピ
ンに対して何等挿抜力が掛らない。従つて数100
ピンに及ぶピン数の多極ソケツト用いたとして
も、ピンの挿抜時にピンに無理な力が与えられる
ことはなく、よつてピンを折曲げてしまうような
事故が起きるおそれはない。
クトによれば被接続体のピンを挿抜する際にはピ
ンに対して何等挿抜力が掛らない。従つて数100
ピンに及ぶピン数の多極ソケツト用いたとして
も、ピンの挿抜時にピンに無理な力が与えられる
ことはなく、よつてピンを折曲げてしまうような
事故が起きるおそれはない。
また接触状態ではバネ部102Aと102Bの
バネ力によつて傾斜部105A,105B又は段
部105C,105Dがピンに対して弾性的に圧
接されて接触した状態を維持するから、ピンとの
接触は安定に維持される。
バネ力によつて傾斜部105A,105B又は段
部105C,105Dがピンに対して弾性的に圧
接されて接触した状態を維持するから、ピンとの
接触は安定に維持される。
またこの接触状態を維持する場合にスライダ6
03と604に偏倚力を与え続けなくて済むから
スライダ603と604に対して強度を要求しな
くてよい。よつて製造が容易な多極ソケツトを提
供することができる。
03と604に偏倚力を与え続けなくて済むから
スライダ603と604に対して強度を要求しな
くてよい。よつて製造が容易な多極ソケツトを提
供することができる。
第1図はこの考案によるソケツトコンタクトの
一例を示す斜視図、第2図はその平面図、第3図
A及び第3図Bはピンの挿入及びピンとの接触状
態を説明するための平面図、第4図はピンを挾持
した状態を説明するための側面図、第5図は折曲
片の部分の変形例を説明するための平面図、第6
図はこの考案によるソケツトコンタクトを利用し
た多極ソケツトの一例を説明するための平面図、
第7図はその側面図、第8図は多極ソケツトの内
部構造及び動作を説明するために天井板302を
取外した状態で示す平面図、第9図はその側面か
ら見た断面図、第10図はピンを挿入することが
できる状態にソケツトコンタクトを駆動した状態
を説明するための平面図、第11図はその側面か
ら見た断面図、第12図及び第13図は多極ソケ
ツトの内部構造を説明するための拡大断面図、第
14図は従来の技術を説明するための側面図であ
る。 100……ソケツトコンタクト、101……ス
リツト、102A,102B……バネ部、103
A,103B……折曲片、104A,104B…
…切欠部、105A,105B……傾斜部、10
5C,105D……段部。
一例を示す斜視図、第2図はその平面図、第3図
A及び第3図Bはピンの挿入及びピンとの接触状
態を説明するための平面図、第4図はピンを挾持
した状態を説明するための側面図、第5図は折曲
片の部分の変形例を説明するための平面図、第6
図はこの考案によるソケツトコンタクトを利用し
た多極ソケツトの一例を説明するための平面図、
第7図はその側面図、第8図は多極ソケツトの内
部構造及び動作を説明するために天井板302を
取外した状態で示す平面図、第9図はその側面か
ら見た断面図、第10図はピンを挿入することが
できる状態にソケツトコンタクトを駆動した状態
を説明するための平面図、第11図はその側面か
ら見た断面図、第12図及び第13図は多極ソケ
ツトの内部構造を説明するための拡大断面図、第
14図は従来の技術を説明するための側面図であ
る。 100……ソケツトコンタクト、101……ス
リツト、102A,102B……バネ部、103
A,103B……折曲片、104A,104B…
…切欠部、105A,105B……傾斜部、10
5C,105D……段部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 A 短尺形導電性バネ板の一方の短辺から長手方
向の軸芯に沿つて所定の深さ位置まで切込ま
れ、被接続体のピンの直径より小さい幅のスリ
ツトと、 B このスリツトによつて分離されて形成された
一対のバネ部と、 C この一対のバネ部の先端部の板面をそれぞれ
互に逆向に折曲げて形成した二枚の折曲片と、 D 二枚の折曲片の上記スリツトで切離された辺
の遊端側に形成された二つの切欠部と、 E この切欠部の形成により、上記折曲片の連結
部側に設けられた傾斜部又は段部とを具備し、 上記二つの切欠部の上記傾斜部又は段部以外の
辺間の間隔は上記ピンの直径より大とされ、 かつ上記一対のバネ部のバネ力に抗して上記二
つの切欠部が近づく方向に上記折曲片を変位させ
て上記ピンの接触部を上記一対の傾斜部又は段部
間に挿入接触させた状態で、そのピンの遊端が上
記一対のバネ部と接触しないように上記一対のバ
ネ部の長さが選定されているソケツトコンタク
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1338588U JPH0454704Y2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1338588U JPH0454704Y2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01117076U JPH01117076U (ja) | 1989-08-08 |
JPH0454704Y2 true JPH0454704Y2 (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=31223647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1338588U Expired JPH0454704Y2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0454704Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-03 JP JP1338588U patent/JPH0454704Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01117076U (ja) | 1989-08-08 |
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