JPH0454554Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0454554Y2
JPH0454554Y2 JP8193889U JP8193889U JPH0454554Y2 JP H0454554 Y2 JPH0454554 Y2 JP H0454554Y2 JP 8193889 U JP8193889 U JP 8193889U JP 8193889 U JP8193889 U JP 8193889U JP H0454554 Y2 JPH0454554 Y2 JP H0454554Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
switch
line
power
regular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8193889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0321199U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8193889U priority Critical patent/JPH0454554Y2/ja
Publication of JPH0321199U publication Critical patent/JPH0321199U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0454554Y2 publication Critical patent/JPH0454554Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、交通信号機に対して常用電源を供
給している配電線路の工事を行なう時、この交通
信号の電源を予備電源に切り替えるのに用いる交
通信号機用工事時電源切替器に関する。
[従来の技術] 交通信号機に対して常用電源を供給している配
電線路の工事を行う場合、従来はこの交通信号機
の作動を停止し、工事の間、交通巡査等により人
的に交通整理を行うようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、交通巡査等により人的な交通整
理は、殊に交通量が多い場所等では極めて大きな
困難を伴い、安全且つ確実な交通の流れを作り出
すことができないという問題があつた。また、こ
のような交通整理に人手を要するということは多
大な人件費を費やすことになるという問題もあつ
た。
このような問題を解決するためには、こうした
常用電源の配電線路の工事を行う間は、何等かの
予備電源により交通信号機を動かすようにしてお
けばよい。
ところが、一般に交通信号機は停電による誤動
作で運転者等に混乱が生じないように、停電後
10msec以内に停電状態が回復しないと点滅動作
となつて正しく作動していないことを知らしめる
ようにしている。しかも一旦この点滅動作に入る
と、停電状態が回復しても復旧に手間をかけなけ
ればならない。したがつて、常用電源と予備電源
の切り替えは、手作業により順次線路切替作業を
行うことによつて行うことができず、交通信号機
に対して10msec以内に両電源の線路を切り替え
ることのできる電源切替器を用いる必要がある。
また、上記と同様の理由により、上記のような
電源切替器の配電線路に対する接続作業において
は、これにより停電状態が生じないようにするた
めに以下のような作業手順をとる必要があつた。
すなわち、元来常用電源と負荷線路を接続してい
た配電線路に対し、接続する電源切替器を介して
常用電源を負荷に接続するバイパス線路を形成
し、元の配電線路を介してと同時にこのバイパス
線路を介して負荷すなわち交通信号機に常用電源
の電圧を送ることができるようにしてから、元の
配電線路を常用電源から切り離すのである。しか
しながら、このように作業過程において同一電源
に接続されるバイパス線路が形成される場合、元
の配電線路とバイパス線路の相が一致していない
と、両者は短絡してしまうという問題があつた。
この考案は上記のような事情に鑑みなされたも
のであつて、配電線路への接続過程、及び常用電
源と予備電源との間の切り替え時に、全く交通信
号機の動作を停止させることがなく、しかも配電
線路に対して安全且つ確実に接続させることので
きる交通信号機用工事時電源切替器を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] この考案による交通信号機用工事時電源切替器
は上記目的を達成するために、手動切替部を切り
替え操作することにより10msec以内に負荷線路
に対し接続される電源線路を切り替える線路切替
スイツチと、常用電源接続端子と線路切替スイツ
チの接点間に介設された常用電源スイツチと、こ
の常用電源スイツチの一次側と線路切替スイツチ
の二次側との間に接続された異相警報回路とを備
えることを特徴としている。
[作用] 上記のように構成した交通信号機用工事時電源
切替器によれば、手動切替部を操作することによ
り負荷線路に接続される常用電源と予備電源の電
源線路を10msec以内に無停電で切り替えること
ができる。また、常用電源スイツチを投入する前
に異相警報回路を作動状態とすることにより、こ
の切替器の負荷端子に接続された負荷線路と、負
荷すなわち交通信号機に直接接続されていた元の
常用電源の配電線路が相を一致させているか否か
を知ることができる。
[実施例] 以下、本考案を図示した実施例に基づいて説明
する。
第1図は交通信号機用工事時電源切替器の結線
図を示している。
図において、1は常用電源接続端子、2は予備
電源接続端子、3は負荷接続端子であつて、それ
ぞれメタルコンセントにより構成されている。
上記常用電源接続端子1には常用電源線路10
1,102が接続され、予備電源接続端子2には
予備電源線路201,202が接続され、また負
荷接続端子3には負荷線路301,302が接続
されている。そして、常用電源線路101,10
2には常用電源スイツチたる2Pのノーヒユーズ
ブレーカ4が接続され、一方、予備電源線路20
1,202には予備電源スイツチたる同じく2P
のノーヒユーズブレーカ5が接続されている。ま
た、ノーヒユーズブレーカ4,5の二次側にはそ
れぞれ常用電源線路111,112もしくは予備
電源線路211,212が接続されている。
上記常用電源と予備電源は、負荷すなわち交通
信号機との接続を2Pの線路切替スイツチ6を操
作することによつて切り替えることができるよう
になつている。つまり、線路切替スイツチ6の各
極のコモン端子61c,62cにはそれぞれ負荷
線路301,302が接続され、線路切替スイツ
チ6の一方の固定接片61a,62aにはそれぞ
れ常用電源線路111,112が接続され、線路
切替スイツチ6の他方の固定接片61b,62b
にはそれぞれ予備電源線路211,212が接続
されている。そして、前記コモン端子61cと固
定接片61aを接続し且つコモン端子62cと固
定接片62aを接続するように線路切替スイツチ
6の可動接片61,62を操作することにより、
負荷線路301,302に常用電源線路111,
112が接続される。また逆に、コモン端子61
cと接片61bを接続し且つコモン端子62cと
固定接片62bを接続するように線路切替スイツ
チ6の可動接片61,62を操作することによ
り、負荷線路301,302に予備電源線路21
1,212が接続される。
前記常用電源前記111には、手動切替部たる
セレクトスイツチ10のコモン端子が接続されて
いる。また、このセレクトスイツチ10の常用電
源側となる一方の端子にソレノイド8のコイル8
1が、また予備電源側となる他方の端子にソレノ
イド9のコイル91が接続されている。また、前
述したノーヒユーズブレーカ4の二次側に接続さ
れた常用電源線路112と前記コイル81,91
との間には、共に常時閉接点のリミツトスイツチ
11,11′が並列に接続されている。これらの
リミツトスイツチ11,11′は、ソレノイド8,
9のコイル81,91が必要以上に長時間励磁さ
れたままにならないようにするために設けられた
もので、前記線路切替スイツチ6と機械的に連動
してスイツチングする。すなわち、線路切替スイ
ツチ6の可動接片61,62が固定接片61a,
62aに接触する位置まで移動すると、これら可
動接片61,62のいずれかに押されてリミツト
スイツチ11が開き、可動接片61,62が固定
接片61b,62bに接触する位置まで移動する
と、これら可動接片61,62のいずれかに押さ
れてリミツトスイツチ11′が開くようになつて
いる。
線路切替スイツチ6の操作は、上記ソレノイド
8,9のコイル81,91を励磁することにより
その駆動部(不図示)によつてなされる。すなわ
ち、ソレノイド8はコイル81が励磁されるとそ
の駆動部により線路切替スイツチ6の操作部(不
図示)を操作し、可動接片61,62を固定接片
61a,62aに接触させ、一方、ソレノイド9
はコイル91が励磁されるとその駆動部(不図
示)により、可動接片61,62を固定接片61
a,62aから離間させて固定接片61b,62
bに接触させる。これらソレノイド8,9の作動
による線路切替スイツチ6の切替時間は10msec
以内となるように設定されている。
前記ノーヒユーズブレーカ4一次側の常用電源
線路102とこれと同相となるべき負荷線路30
2間には、異相警報回路12が介装されている。
この異相警報回路12は、警報ランプ121と警
報ブザ122の並列回路に検相スイツチ123を
直列に接続してなる。したがつて、常用電源線路
102と負荷線路302が異相となつていること
によりこの間に電圧が発生していると、検相スイ
ツチ123を投入すれば警報ランプ121が点灯
し且つ警報ブザ122が鳴動する。一方、常用電
源線路102と負荷線路302が同相であれば、
この間には電位差が発生しないから、検相スイツ
チ123を投入しても警報ランプ121は点灯せ
ず警報ブザ122も鳴動しない。
尚、第1図に示すように、常用電源側のノーヒ
ユーズブレーカ4の一時側には常用電源電圧計1
3が設けられ、ノーヒユーズブレーカ5の一次側
には予備電源電圧計14が設けられている。ま
た、ノーヒユーズブレーカ4,5の二次側にはそ
れぞれ電源表示灯15,16が接続されており、
負荷線路301,302間には負荷表示灯17が
接続されている。18,19は常用電源端子1及
び予備電源端子2のそれぞれの線間に設けられた
サージアブゾーバである。
以上のようにしてなる交通信号機用工事時電源
切替器は、次のようにして交通信号機の電源供給
配電線路に接続される。
第1図に一点鎖線で示すように、上記電源切替
器接続前においては、負荷となる交通信号機Sの
入力端子v1,v2には電源供給配電線路a1,
a2が直接接続されている。
上記交通信号機用工事時電源切替器は、その接
続前に、ノーヒユーズブレーカ4,5をOFFと
し、且つセレクトスイツチ10及び線路切替スイ
ツチ6を常用電源側にセツトしておく。
そして、このようにした上記電源切替器の常用
電源端子1に二点鎖線で示すように常用電源供給
線路b1,b2を接続するとともに、負荷端子3
と交通信号機Sの入力端子v1,v2との間に負
荷線路c1,c2を接続する。一方、予備電源端
子2には予備電源供給線路d1,d2を接続す
る。ここで、もし常用電源線路102と負荷線路
302が常用電源の異相線路に接続された状態と
なつていると、ノーヒユーズブレーカ4を投入し
た時点で信号機Sの入力端子v1で短絡が発生し
てしまう。したがつて、各接続端子1,2,3に
対する線路の接続が終了すると、ノーヒユーズブ
レーカ4,5を投入する前に検相スイツチ123
を投入し、上記電源切替器の常用電源線路102
と負荷線路302が同一相側に接続されているこ
とを確認する。そして、異相警報回路12の警報
ランプ121が点灯し且つ警報ブザ122が鳴動
した場合は、検相スイツチ123を開いてから常
用電源供給線路b1,b2もしくは負荷線路c
1,c2の接続を修正し、再度検相スイツチ12
3を投入して前記ランプ121及びブザ122が
作動しないのを確かめてからノーヒユーズブレー
カ4,5を投入する。
ノーヒユーズブレーカ4の投入により、交通信
号機Sには電源供給配電線路a1,a2を介して
常用電源の電圧が供給されると同時に、電源供給
線路b1,b2、上記電源切替器、負荷線路c
1,c2を介しても常用電源の電圧が供給され
る。したがつて、この時点で元からあつた電源供
給配電線路a1,a2を交通信号機Sから切り離
しても、この交通信号機Sには全く途切れなく常
用電源の電圧が供給される。
以上のようにして電源供給配電線路に接続され
た上記交通信号機用工事時電源切替器は、常用電
源の工事を行う場合、その工事前にセレクトスイ
ツチ10を操作することにより無停電で電源を常
用電源から予備電源に切り替えることができる。
また、工事完了後は予備電源から常用電源に切り
替えることができる。
すなわち、工事開始前にセレクトスイツチ10
を常用電源側から予備電源側に切り替えると、ソ
レノイド9のコイル91が励磁されその駆動部に
より線路切替スイツチ6の可動接片61,62が
固定接片61a,62aから離間して10msec以
内に固定接片61b,62bに接触する。したが
つて、負荷線路301,302間に常用電源に代
わつて無停電で予備電源の電圧が供給され、交通
信号機Sは点滅状態に入ることなく正常に作動し
続ける。尚、可動接片61,62が固定接片61
b,62bに接触すると、この可動接片61,6
2に押圧されてリミツトスイツチ11′が開き、
ソレノイド9のコイル91に対する通電が停止さ
れる。また、可動接片61,62が線路切替スイ
ツチ6の固定接片61a,62aから離間すると
リミツトスイツチ11に対する開保持力がなくな
り、このリミツトスイツチ11は閉状態に復帰す
る。
工事が完了すれば、セレクトスイツチ10を再
度常用電源側へ切り替えることにより、ソレノイ
ド8のコイル81が励磁され、線路切替スイツチ
6は10msec以内の切替時間で負荷線路301,
302に対す供給電源を予備電源から常用電源に
切り替える。
以上のように、第1図に示したような交通信号
機用工事時電源切替器によれば、電源配電線路に
対する接続時、及び接続後の常用電源と予備電源
の切替時のいずれにおいても、交通信号機を誤動
作させることなく作動させ続けることができる。
尚、予備電源は、常用電源とは異なるバンクか
ら取るようにしてもよいし、バツテリを充当する
ようにしてもよい。
[考案の効果] この考案のよる交通信号機用工事時電源切替器
によれば、配電線路への接続過程においても、常
用電源と予備電源との間の電源切替時において
も、全く交通信号機の動作を停止させることがな
いから、電源工事の際にも通常通り交通整理を行
うことができるという効果を奏する。また、電源
工事の度に交通整理員を必要とすることがなく、
人件費の低減にも効果を奏する。さらに、配電線
路への接続時に、この切替器の負荷端子に接続さ
れた負荷線路と、元の負荷すなわち交通信号機に
直接接続されていた常用電源の配電線路が相を一
致させているか否かを知ることができるから、配
電線路に対する接続を安全且つ確実になすことが
できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は交通信号機用工事時電源切替器の結線
図である。 1……常用電源接続端子、2……予備電源接続
端子、3……負荷接続端子、6……線路切替スイ
ツチ、10……セレクトスイツチ(手動切替部)、
12……異相警報回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常用電源と予備電源を切り替える電源切替器で
    あつて、手動切替部を切り替え操作することによ
    り10msec以内に負荷線路に対し接続される電源
    線路を切り替える線路切替スイツチと、常用電源
    接続端子と線路切替スイツチの間に介設された常
    用電源スイツチと、この常用電源スイツチの一次
    側と線路切替スイツチの二次側との間に接続され
    た異相警報回路とを備えることを特徴とする交通
    信号機用工事時電源切替器。
JP8193889U 1989-07-11 1989-07-11 Expired JPH0454554Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8193889U JPH0454554Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8193889U JPH0454554Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0321199U JPH0321199U (ja) 1991-03-01
JPH0454554Y2 true JPH0454554Y2 (ja) 1992-12-21

Family

ID=31628311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8193889U Expired JPH0454554Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0454554Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0321199U (ja) 1991-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7795756B2 (en) Portable generator interconnection device for traffic signal
JPH0454554Y2 (ja)
KR100374988B1 (ko) 차단기의 자동 투입회로
SU1022255A2 (ru) Устройство дл защиты трехфазной нагрузки
CN210608536U (zh) 一种三锁两匙机构的钥匙锁定控制电路和配电柜
JP2535725Y2 (ja) 移動変圧器の無電圧タップ切換装置
JPH0418188Y2 (ja)
JPH0136251Y2 (ja)
JP2805572B2 (ja) 配電盤の制御回路
JPS6314799B2 (ja)
JPH0749254B2 (ja) 鉄道車両用電灯制御装置
JP2910353B2 (ja) 配電用開閉器制御装置
JP2680064B2 (ja) 鉄道車両
JPS5834525Y2 (ja) 電子キヤツシユレジスタ−インラインシステムにおける電源開閉回路
JPS59132592A (ja) 切替信号発生回路
JPH0527791Y2 (ja)
JPS6334440Y2 (ja)
SU1502265A1 (ru) Устройство дл аварийного отключени автоматической линии
JPH0237041Y2 (ja)
JPH02294238A (ja) 無停電電源装置の負荷給電経路切替え方法
JPS6330784Y2 (ja)
SU1651304A1 (ru) Устройство дл приема команд телеуправлени
JPS5910914Y2 (ja) 電気機器状態表示回路
JPH0131556Y2 (ja)
JPH0419953Y2 (ja)